JPH073042Y2 - 制御弁のケース構造 - Google Patents

制御弁のケース構造

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JPH073042Y2
JPH073042Y2 JP1988137054U JP13705488U JPH073042Y2 JP H073042 Y2 JPH073042 Y2 JP H073042Y2 JP 1988137054 U JP1988137054 U JP 1988137054U JP 13705488 U JP13705488 U JP 13705488U JP H073042 Y2 JPH073042 Y2 JP H073042Y2
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hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は制御弁のケース構造に関し、詳しくは、ケース
に形成されるポンプポートの改良に関する。
〔従来の技術〕
コンバインを例に挙げると、コンバインは刈取部を昇降
するための油圧アクチュエータ、繰向制御を行うための
油圧アクチュエータ等が夫々専用の制御弁と共に備えら
れ、コンバインの機種によっては単一の油圧ポンプから
の作動油を前記夫々の油圧アクチュエータに供給するも
のと、2つの独立した油圧ポンプからの作動油を独立し
た油圧経路を介して夫々の油圧アクチュエータに供給す
るものとの2種のものが存在する(参考文献引用せ
ず)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、前記2種の油圧系のうち単一の油圧ポンプを用
いたものについて考えるに、単一の油圧ポンプを用いる
ものでは夫々の油圧系を直列に配置し、一方の制御弁キ
ャリーオーバ油を他方の制御弁に供給することが油圧系
を単純化してコストの低廉化にも繋がるものになる。
又、このように一方の制御弁のキャリーオーバ油を他方
の制御弁に供給する場合には、例えば、一方の制御弁の
側にキャリーオーバポートを形成し、他方の制御弁の側
にキャリーオーバポートからの作動油が供給されるポン
プポートを形成し、これらのポートが連通するよう夫々
の制御弁を連結することによつて、配管による油路を介
さずに一方の制御弁からのキャリーオーバ油を他方の制
御弁に供給することも、コストの低廉化のために有用な
構成となる。
しかし、このように連結によってキャリーオーバ油の供
給を行うよう制御弁を構成したものでは、前述したよう
に2種の油圧アクチュエータ夫々に対して専用の油圧ポ
ンプを備える機種を製作する場合には、キャリーオーバ
油が供給される制御弁の分離を図り、そのポンプポート
に対して油圧ポンプからの作動油の供給を行うことを必
要とすることとなることから、単一の油圧ポンプを有す
る機種と、2つの油圧ポンプを有する機種との夫々の機
種における構造上の差異が大きくなり改善の余地があ
る。
本考案の目的はキャリーオーバ油が供給される場合と、
油圧ポンプからの作動油が直接供給される場合との夫々
の場合に対しても、その構造を大きく変更すること無く
対応できる制御弁を合理的に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、油圧アクチュエータを制御するための
第1制御弁を内装した油圧ハウジングと、前記油圧アク
チュエータと異なる油圧アクチュエータを制御するため
の第2制御弁のケースとを中間プレートを介して分離自
在に連結すると共に、このケースの連結面に対し前記油
圧ハウジングからのキャリーオーバ油が供給される第1
ポンプポートを形成し、又、このケースの連結面と異な
る面に対し前記第1ポンプポートと互いに連通し、か
つ、専用の油圧ポンプからの圧油が供給される第2ポン
プポートを形成し、更に、前記中間プレートを前記油圧
ハウジングからのキャリーオーバ油を前記第1ポンプポ
ートに供給する油路を穿設した案内プレートと、前記油
圧ハウジングからのキャリーオーバ油を前記油圧ハウジ
ングのドレンポートに戻す油路を形成した戻しプレート
とのいずれかに取換え自在に構成してある点にあり、そ
の作用、及び効果は次の通りである。
〔作用〕 上記特徴によると、単一の油圧ポンプが備えられている
場合には、中間プレートに案内プレートを用いることに
より、油圧ハウジング内の第1制御弁からのキャリーオ
ーバ油を案内プレートの油路、及び、ケースの第1ポン
プポートを介して第2制御弁に供給できるものとなり、
又、独立した2つの油圧ポンプを用いる場合には、中間
プレートに戻しプレートを用いることにより、油圧ハウ
ジング内の第1制御弁からのキャリーオーバ油を戻しプ
レートを介して該油圧ハウジングのドレンポートに戻す
と共に、第2ポンプポートからの作動油をケースの第2
の制御弁に供給できるものとなる。
つまり、本考案は単一の油圧ポンプを用いる場合と、独
立した2つの油圧ポンプを用いる場合とで中間プレート
を変更することにより油圧ハウジング、ケース夫々に共
通の構成のものを用いながら夫々の形態に対応した制御
系の構成を可能にする。
〔考案の効果〕
従って、キャリーオーバ油が供給される場合と、油圧ポ
ンプからの作動油が直接供給される場合との夫々の場合
に対して、その基本的な構造を変更すること無く対応で
き、しかも、制御弁の配置を変更すること無く対応でき
る制御弁が合理的に構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第8図に示すように左右一対のクローラ走行装置(1)
を備えた車体(2)の前部に油圧シリンダ(3)(油圧
アクチュエータの一例)駆動によって昇降自在に刈取前
処理部(4)を設けると共に、刈取前処理部(4)から
の刈取殻稈が供給される脱穀装置(5)及び、脱穀装置
(5)からの穀粒が貯留されるグレンタンク(6)夫々
を車体(2)に設けてコンバインを構成する。
第7図及び第8図に示すように、左右のクローラ走行装
置(1),(1)の駆動スプロケット(1a),(1a)に
動力を伝えるミッションケース(7)が車体前部中央に
設けられると共に、このミッションケース(7)の前面
には左右の駆動スプロケット(1a),(1a)に対する動
力を遮断する状態、及び、制動する状態を作り出す繰向
用のラムシリンダ(8))(油圧アクチュエータの一
例)が一対設けられ、このコンバインでは、第4図に示
す如くエンジン(9)に駆動される単一の油圧ポンプ
(10)からの作動油が、前記油圧シリンダ(3)を制御
する油圧ハウジング(11)を介してラムシリンダ
(8),(8)に供給されるように構成されている。
第1図及び第2図に示す如く、前記油圧ハウジング(1
1)には前記油圧シリンダ(3)を制御するための第1
制御弁(12)がそのタンクケース(11t)に内装され、
更に、油圧ハウジング(11)の一側面には第1制御弁
(12)からのキャリーオーバ油を送り出すキャリーオー
バポート(11a)とドレンポート(11b)とが開口形成さ
れ、ラムシリンダ制御用の第2制御弁(13)のケースの
連結面(13S)にキャリーオーバポート(11a)からの油
が送られる第1ポンプポート(13a)と排油ポート(13
b)とが開口形成され、油圧ハウジング(11)と第2制
御弁(13)とをボルト(14)で連結した状態では、管路
を形成すること無く、夫々の間に挟み込まれた中間プレ
ートとしての案内プレート(15)に穿設された油路を介
して刈取前処理部(4)の昇降制御系からのキャリーオ
ーバ油を繰向制御系に供給し、又、第2制御弁(13)の
排油ポート(13b)からの排油を案内プレート(15)に
穿設された油路を介して油圧ハウジング(11)のドレン
ポート(11b)に戻すように構成されている。
尚、第2図及び第8図に示すように第2制御弁(13)を
操作する繰向レバー(16)が車体(2)の前部に配置さ
れ、走行時に、繰向レバー(16)を左右に操作すことで
ラムシリンダ(8),(8)が先ず作動し、更に、同方
向に繰向レバー(16)を操作するとラムシリンダ
(8),(8)の側面に挿通する排油路に介装されたリ
リーフ弁(17)のリリーフ圧が上昇操作されるため、そ
のリリーフ圧に対応して左右の駆動スプロケット(1
a),(1a)が制動されるようになっている。
このコンバインでは、以上に説明したように単一の油圧
ポンプ(10)を備えた機種以外に、第5図に示す如く、
繰向制御専用の油圧ポンプ(18)を備えた機種に対応し
て前記第2制御弁(13)を用いるように第2制御弁(1
3)のケースの上部には第2ポンプポート(13c)が形成
され、専用の油圧ポンプ(18)が備えられた場合には第
1図及び第5図に示す如く、この油圧ポンプ(18)と第
2ポンプポート(13c)との間に管路(19)を形成する
と共に、前記キャリーオーバポート(11a)とドレンポ
ート(11b)とを連通させるよう油路溝(20a)を形成し
た中間プレートとしての戻しプレート(20)を、前記案
内プレート(15)に代えて挟み込む状態で、油圧ハウジ
ング(11)と第2制御弁(13)のケースとを連結するよ
う構成されている。そして、この構成では油圧ポンプ
(18)からの作動油を第2制御弁(13)に直接供給する
と共に、第2制御弁(13)の排油ポート(13b)からの
排油、及び、油圧ハウジング(11)のキャリーオーバポ
ート(11a)からの油を戻しプレート(20)を介して油
圧ハウジング(11)のドレンポート(11b)に戻すもの
となる。
尚、第3図に示す如く、第2制御弁(13)のスプール
(21)を収める空間(S)が鋳造により形成され、ケー
ス側のランド部(13d)に抜き勾配を有するため、スプ
ール(21)の操作時にスプール(21)の側面への偏った
圧力の作用を抑制するためスプール(21)の側面の2箇
所に切削面(21a),(21a)によってスプール(21)の
ランド部(21b),(21b)を形成し、スプール(21)の
操作時には両切削面(21a),(21a)に対し均等な圧力
を作用させるよう構成してある。
因みに、第2制御弁(13)を備えた油圧ハウジング(11
は第7図に示すように、ブラケット(22)を介して前記
ミッションケース(7)の上部に設けられ、第2図に示
すように、油圧ハウジング(11)には刈取前処理部
(4)を昇降制御するための第1操作アーム(23)が設
けられ、第2制御弁(13)には操作軸(24)を介してス
プール(21)と連係する第2操作アーム(26)が設けら
れ、リリーフ弁(17)には調圧アーム(27)が設けら
れ、前記繰向レバー(16)と連係するプッシュプルワイ
ヤ(28)のインナワイヤ(28a)が第2操作アーム(2
6)に、アウタワイヤ(28b)が調圧アーム(27)に夫々
係止されている。
因みに、繰向用の油圧ポンプ(18)が備えられた場合に
は、第6図に示すように油圧ハウジング(11)からのキ
ャリーオーバ油が専用の合流プレート(図示せず)を介
して、グレンタンク(6)のオーガ(29)を昇降するた
めの制御弁(30)、油圧シリンダ(31)に供給すること
も可能に構成されている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、例えば農用トラクタ、運搬
車に適用しても良く、又、制御弁をロータリ型に構成す
る等、様々に実施できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る制御弁のケース構造の実施例を示
し、第1図は油圧ハウジングと第2制御弁との連結構造
を表す分解斜視図、第2図は操向制御系を表す図、第3
図は第2制御弁のスプール端部の断面図、第4図は単一
の油圧ポンプが用いられた油圧回路図、第5図は2つの
油圧ポンプが用いられた油圧回路図、第6図は2つの油
圧ポンプを用いた油圧回路の変形例、第7図はミッショ
ンケースの正面図、第8図はコンバインの全体側面図で
ある。 (3),(8)……油圧アクチュエータ、(11)……油
圧ハウジング、(11b)……ドレンポート、(12)……
第1制御弁、(13a)……第1ポンプポート、(13c)…
…第2ポンプポート、(13S)……連結面、(15)……
案内プレート、(18)……油圧ポンプ、(20)……戻し
プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧アクチュエータ(3)を制御するため
    の第1制御弁(12)を内装した油圧ハウジング(11)
    と、前記油圧アクチュエータ(3)と異なる油圧アクチ
    ュエータ(8)を制御するための第2制御弁(13)のケ
    ースとを中間プレートを介して分離自在に連結すると共
    に、このケースの連結面(13S)に対し前記油圧ハウジ
    ング(11)からのキャリーオーバ油が供給される第1ポ
    ンプポート(13a)を形成し、又、このケースの連結面
    (13S)と異なる面に対し前記第1ポンプポート(13a)
    と互いに連通し、かつ、専用の油圧ポンプ(18)からの
    圧油が供給される第2ポンプポート(13c)を形成し、
    更に、前記中間プレートを前記油圧ハウジング(11)か
    らのキャリーオーバ油を前記第1ポンプポート(13a)
    に供給する油路を穿設した案内プレート(15)と、前記
    油圧ハウジング(11)からのキャリーオーバ油を前記油
    圧ハウジング(11)のドレンポート(11b)に戻す油路
    を形成した戻しプレート(20)とのいずれかに取換え自
    在に構成してある制御弁のケース構造。
JP1988137054U 1988-10-20 1988-10-20 制御弁のケース構造 Expired - Lifetime JPH073042Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58104404U (ja) * 1982-01-12 1983-07-15 東芝機械株式会社 油圧制御弁

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JPH0258103U (ja) 1990-04-26

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