JPH07304228A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH07304228A
JPH07304228A JP12325294A JP12325294A JPH07304228A JP H07304228 A JPH07304228 A JP H07304228A JP 12325294 A JP12325294 A JP 12325294A JP 12325294 A JP12325294 A JP 12325294A JP H07304228 A JPH07304228 A JP H07304228A
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JP
Japan
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carriage
link mechanism
print head
ink ribbon
arm
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JP12325294A
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English (en)
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Yoshimasa Yokoyama
佳正 横山
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のものよりも必要とされるモータを少な
くすることができ、かつ構造が簡単で部品点数の削減を
図ることができる結果、製造コストおよび運転コストの
低減化を図ることが可能となる印刷装置を得る。 【構成】 装置本体20に走行自在に設けられたキャリ
ッジ25に、プラテン22に向けて進退自在に設けられ
た印字ヘッド31と、この印字ヘッドを進退させるリン
ク機構34、36と、インクリボンの巻取機構27、4
0、44とを設け、装置本体に、キャリッジの走行方向
一端部においてリンク機構と係合し、これを揺動させて
印字ヘッドを後退方向に移動させる第1の爪部材28
と、他端部においてリンク機構と係合し、これを揺動さ
せて印字ヘッドを突出方向に移動させる第2の爪部材2
9とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に熱転写式のプリン
タ等に用いて好適な印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー熱転写式のプリンタ等の
各種の印刷装置においては、被印刷媒体を支持するプラ
テンに沿って走行自在に設けられ、上記被印刷媒体に対
する印刷を行うためのキャリッジが内装されている。図
3は、従来のこの種のキャリッジが内装された熱転写式
のプリンタの要部を示すものである。図3において、図
中符号1は、上記プリンタの装置本体に設けられた紙送
りモータを示すもので、この紙送りモータ1は、紙送り
ギア列2を介して送りローラ3を回転駆動するようにな
っている。また、この装置本体には、上記送りローラ3
に沿ってプラテン4が配設されており、さらにサーマル
ヘッド(印字ヘッド)5および巻取ユニット6を有する
キャリッジ7が、装置本体に設けられたステッピングモ
ータ9によって回転する移動ベルト10に取り付けられ
て、上記プラテン4に沿って走行自在に設けられてい
る。
【0003】このキャリッジ7は、内部にDCモータ1
1が配設されており、このDCモータ11には、減速ギ
ヤ12を介して遊星ギヤ13が歯合されている。この遊
星ギヤ13には、円板状のカムギヤ14が配設されてお
り、このカムギヤ14には、支点15に対して揺動自在
に設けられたアーム16の一端部が係合されている。そ
して、このアーム16の他端部に、上記サーマルヘッド
5がキャリッジ7から進退自在に設けられている。ま
た、上記DCモータ11には、減速ギア17を介して上
記巻取ユニット6が歯合されている。なお、図中符号1
8は、一端部がアーム16に取付けられてサーマルヘッ
ド5をキャリッジ7内方に付勢するばねを示すものであ
る。
【0004】このようなキャリッジ7が設けられたプリ
ンタにおいては、DCモータ11を回転させ、減速ギヤ
12および遊星ギヤ13を介してカムギヤ14を時計回
りに回転させると、このカムギヤ14に係合しているア
ーム16は、支点15を中心にして揺動し、サーマルヘ
ッド5をキャリッジ7から突出させる。そして、これと
並行して、減速ギア17を介して巻取ユニット6が回転
してインクリボンの巻取りが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプリ
ンタにあっては、紙を送りつつ印字するために、紙送り
を行うための紙送りモータ1、キャリッジ7を駆動する
ためのステッピングモータ9およびキャリッジ7内に設
けられたDCモータ11といった、3つのモータを必要
とするために、プリンタ全体としての消費電流が大きく
なってしまうという問題点があった。加えて、サーマル
ヘッド5の進退と巻取ユニット6といった互いに動作の
異なるものを上記DCモータ11によって駆動している
ために、複雑なギア列およびリンク機構が必要となり、
よって部品点数が多くなって製造コストの高騰化を招来
してしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来のプリンタが有
する課題を解決すべくなされたもので、部品点数が少な
くかつ消費電流を低減化することができる印刷装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る印刷装置は、プラテンが設けられた装置本体に、
キャリッジがキャリッジ駆動手段により上記プラテンに
沿って走行自在に設けられた印刷装置であって、上記キ
ャリッジに、上記プラテンに向けて進退自在に設けられ
た印字ヘッドと、この印字ヘッドを進退させるリンク機
構と、インクリボンの巻取機構とを設け、他方上記装置
本体に、上記キャリッジの走行方向一端部において上記
リンク機構と係合し、上記キャリッジの移動に伴い上記
リンク機構を揺動させて上記印字ヘッドを後退方向に移
動させる第1の爪部材と、上記キャリッジの走行方向他
端部において上記リンク機構と係合し、上記キャリッジ
の移動に伴い上記リンク機構を揺動させて上記印字ヘッ
ドを突出方向に移動させる第2の爪部材とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の印刷装置は、請求
項1に記載の上記キャリッジに、上記リンク機構が上記
印字ヘッドを進退させる両方向に揺動する際に、上記リ
ンク機構を介して上記印字ヘッドを上記両方向に付勢
し、かつこれら両方向に中間部において自らの付勢力が
最大になるとともに上記印字ヘッドに対する付勢力が0
になる付勢手段を設けたものである。
【0009】さらに、請求項3に記載の印刷装置は、上
記請求項1または2に記載の上記印字ヘッドに、上記リ
ンク機構の端部を相対的に摺動自在に連結し、上記リン
ク機構の揺動に対する上記印字ヘッドの進退運動を遅延
させるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の印刷装置は、上記
請求項1〜3に記載の上記インクリボンの巻取機構が、
上記装置本体に上記キャリッジの走行方向に沿って設け
られたラックと、上記キャリッジ内に設けられて上記ラ
ックと歯合するピニオンと、このピニオンとインクリボ
ンの巻取ユニットとの間に設けられて、上記ピニオンの
一方への回転を上記インクリボン巻取ユニットに伝達し
て当該インクリボン巻取ユニットを回転駆動するギアと
を有してなることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の印刷装置によれば、装置本体
に設けられた第1および第2の爪部材を用い、キャリッ
ジの移動に伴ってキャリッジ内のリンク機構を揺動させ
ることにより印字ヘッドの進退操作をしているので、上
記キャリッジ内に印字ヘッドの駆動用のモータを備える
必要がない。
【0012】また、請求項2に記載の印刷装置にあって
は、上記付勢手段により、印字ヘッドの進退方向への移
動を円滑に行うことが可能となるとともに、他の動力を
必要とすることなく当該印字ヘッドの後退状態および突
出状態を保持しておくことができる。
【0013】さらに、請求項3に記載の印刷装置によれ
ば、リンク機構の揺動に対する上記印字ヘッドの進退運
動を遅延させることができるために、リンク機構の動作
と印字ヘッドの動作との間に時間差がある場合に、この
ような動作の時間差を吸収することができる。
【0014】加えて、請求項4に記載の印刷装置にあっ
ては、キャリッジの直線方向移動を、ラックおよびピニ
オンにより回転方向の駆動力に変換し、これによりキャ
リッジ内のインクリボンの巻取ユニットを回転駆動させ
ているので、結局請求項1の発明に加えて上記インクリ
ボンの巻取ユニット用にもモータを必要とせず、よって
従来にものに比べて1のモータを削減することができ
る。また、これら印字ヘッドの駆動とインクリボンの巻
取ユニットとの駆動を、各々一組のリンク機構とラック
およびピニオン等により行うことができるため、構造が
簡単で部品点数の削減を図ることが可能となる。
【0015】
【実施例】図1および図2は、本発明の印刷装置を熱転
写式のプリンタに適用した一実施例における要部を示す
ものである。図2において、図中符号20は、このプリ
ンタの装置本体である。この装置本体20には、紙送り
用モータ21が取付けられており、これによって回転駆
動されるローラに沿ってプラテン22が設けられてい
る。そして、この装置本体20には、キャリッジ移動用
モータ23およびタイミングベルト24を有するキャリ
ッジ駆動手段により、キャリッジ25が上記プラテン2
2に沿って往復移動自在に設けられている。このキャリ
ッジ25の上面には、内部にインクリボンが巻回された
インクリボンカートリッジ26が取付けられている。ま
た、上記装置本体20の、キャリッジ25に対して上記
プラテン22と反対側の位置には、上記キャリッジ25
の移動方向に沿ってラック27が取付けられている。そ
して、このラック27の上面両端部には、ヘッドUP用
爪(第1の爪部材)28と、ヘッドDOWN用爪(第2
の爪部材)29とが設けられている。
【0016】上記キャリッジ25内には、図1に示すよ
うに、裏面に放熱板30が一体に設けられたサーマルヘ
ッド(印字ヘッド)31が、このキャリッジ25から進
退自在に設けられている。この放熱板30には、その進
退方向に向けて溝部32が穿設されており、この溝部3
2に、支点33まわりに揺動自在に設けられたL字状の
第1のアーム34の短辺部の先端が摺動自在に連結され
ている。この第1のアーム34の長辺部の先端部は、支
点35まわりに揺動自在に設けられた第2のアーム36
の先端部に形成された長溝部37に摺動自在に連結され
ている。これにより、上記第2のアーム36が支点35
まわりに図中b方向に回動すると、第1のアーム34が
支点33まわりに反時計方向に回動してサーマルヘッド
31がキャリッジ25側に後退し、逆に上記第2のアー
ム36が支点35まわりに図中a方向に回動すると、第
1のアーム34が支点33まわりに時計方向に回動して
サーマルヘッド31がキャリッジ25側から突出するよ
うになっている。そして、これら第1のアーム34およ
び第2のアーム36により、上記サーマルヘッド31を
進退させるためのリンク機構が構成されている。
【0017】また、これら第1のアーム34の長辺部先
端と第2のアーム36とには、コイルばね(付勢手段)
38の両端部が固定されている。このコイルばね38
は、上記第2のアーム36が図中b方向に回動した際
に、その中間位置においてその撓み量が最大となり、か
つ当該コイルばね38の両端部と支点33、35とが一
直線状に位置することにより、これら第1および第2の
アーム34、36に対する付勢力が0になるように配設
されている。この結果、上記コイルばね38は、上記中
間位置の図中a側およびb側においては、それぞれ第1
のアーム34を介してサーマルヘッド31をその進退方
向に付勢するようになっている。さらに、上記第2のア
ーム36の裏面側には、このキャリッジ25がラック2
7に沿って移動する際に、上記ヘッドUP用爪28また
はヘッドDOWN用爪29と係合するリブ39が設けら
れている。
【0018】また、このキャリッジ25内には、上記ラ
ック27と歯合するピニオン40が回転自在に設けられ
ており、このピニオン40には、ギア41が歯合してい
る。このギア41には、アーム42を介して小ギア43
が回動自在に設けられていて、この小ギア43に臨む位
置に、先端部が上記インクリボンカートリッジ26内の
巻取穴内に挿入される巻取ユニット44が回転自在に設
けられている。そして、上記ラック27、ピニオン4
0、ギア41、アーム42、小ギア43および巻取ユニ
ット44により、インクリボンの巻取機構が構成されて
いる。
【0019】次に、以上の構成からなるプリンタの作用
について説明する。先ず、図1に示す印字状態において
キャリッジ移動用モータ23を回転させると、タイミン
グベルト24によりキャリッジ25は図中矢印で示す印
字方向に移動する。この際に、サーマルヘッド31は、
第1のアーム34を介してコイルばね38の付勢力によ
りプラテン22側に押圧されて、図示されない紙に対す
る印字が行われる。これと並行して、キャリッジ25の
移動に伴い、ラック27と歯合しているピニオン40が
回転し、ギア41および小ギア43を介して巻取ユニッ
ト44が回転することによりインクリボンカートリッジ
26内のインクリボンが巻取られて行く。
【0020】次いで、印字が終了してキャリッジ25が
図中右方まで移動すると、第2のアーム36の裏面に設
けられたリブ39が、ラック27上に固定されているヘ
ッドUP用爪28に当接する。この状態から、さらにキ
ャリッジ25が図中右方に移動すると、リブ39と係合
しているヘッドUP用爪28により第2のアーム36
は、支点35を中心に図中b方向に回動を始める。これ
により、第1のアーム34も支点33を中心にして反時
計方向に回動して、その短辺の先端が溝32の端部に当
接した後に、放熱板30とともにサーマルヘッド31が
プラテン22から離間する方向、すなわちキャリッジ2
5側に後退する方向に移動する。
【0021】この際に、第2のアーム36の回動範囲の
中央部(回動角度が約15°の位置)までは、コイルば
ね38の付勢力により上記第2のアーム38には、回動
方向に抗する反力が作用する。そして、上記中央部にお
いて上記コイルばね38の撓み量が最大になるととも
に、当該コイルばね38の両端部と支点33、35とが
一直線状に位置することにより、これら第1および第2
のアーム34、36に対する付勢力が0になる。次い
で、第2のアーム36が上記中間部を通過すると、逆に
コイルばね38の付勢力が上記第2のアーム38の回動
方向に作用するようになる。そして、このコイルばね3
8の付勢力により、第2のアーム38のリブ39とヘッ
ドUP用爪28との係合が解けた後も、サーマルヘッド
31は、キャリッジ25側に後退した位置に保持され
る。
【0022】このようにして、サーマルヘッド31がキ
ャリッジ25方向に後退した後に、キャリッジ25を図
中左方に移動させると、第2のアーム38のリブ39と
ヘッドUP用爪28との係合が解け、上述したようにコ
イルばね38の付勢力により、サーマルヘッド31はキ
ャリッジ25側に後退した位置に保持された状態にな
る。他方、ラック27と歯合しているピニオン40は、
その回転が逆方向になり、これによってギア41が逆回
転するため、アーム42が時計回りに回動して小ギア4
3と巻取ユニット44との間の歯合が解け、インクリボ
ンの巻取が行われなくなる。
【0023】ちなみに、上記インクリボンが、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の3原色の
色素をもつインクがフィルムベースの走行方向(長さ方
向)に縞模様状に配されたカラーインクリボンである場
合には、このサーマルヘッド31をキャリッジ25側に
後退させた状態で、キャリッジ25を左右方向に移動さ
せることにより、各色Y、M、Cの頭出しを行うことが
できる。すなわち、キャリッジ25を図中右方に移動さ
せてインクリボンの不要部分の巻取を行う。この際に、
インクリボン中の識別マークがセンサによって検出され
なかった場合には、一端キャリッジ25を図中左方に所
定距離だけ移動させ、再びキャリッジ25を図中右方に
移動させてインクリボンの巻取を行う。この巻取中に、
上記識別マークが検出された場合には、その時点でキャ
リッジ25が停止し、次いで図中左方に移動して次の印
刷状態に入る。
【0024】すなわち、印字または上記色の検出が終了
してキャリッジ25が図中左方まで移動すると、第2の
アーム36の裏面に設けられたリブ39が、ラック27
上に固定されているヘッドDOWN用爪29に当接す
る。この状態から、さらにキャリッジ25が図中左方に
移動すると、リブ39と係合しているヘッドDOWN用
爪29により第2のアーム36は、支点35を中心に図
中a方向に回動を始める。これにより、第1のアーム3
4も支点33を中心にして時計方向に回動して、その短
辺の先端が溝32の上端部に当接した後に、放熱板30
とともにサーマルヘッド31がプラテン22側に向け
て、すなわちキャリッジ25から突出する方向に移動す
る。
【0025】この際に、上述したように第2のアーム3
6の回動範囲の中央部(回動角度が約15°の位置)ま
では、コイルばね38の付勢力により上記第2のアーム
38には、回動方向に抗する反力が作用する。そして、
上記中央部において上記コイルばね38の撓み量が最大
になるとともに、当該コイルばね38の両端部と支点3
3、35とが一直線状に位置することにより、これら第
1および第2のアーム34、36に対する付勢力が0に
なる。次いで、第2のアーム36が上記中間部を通過す
ると、逆にコイルばね38の付勢力が上記第2のアーム
38の回動方向に作用するようになる。そして、このコ
イルばね38の付勢力により、第2のアーム38のリブ
39とヘッドDOWN用爪29との係合が解けた後も、
サーマルヘッド31は、プラテン22に押圧された状態
に保持される。
【0026】次いで、この状態からキャリッジ25を図
中右方に移動させると、第2のアーム38のリブ39と
ヘッドDOWN用爪29との係合が解け、上述したよう
にコイルばね38の付勢力により、サーマルヘッド31
はプラテン22に押圧された状態で印刷が行われて行
く。これと並行して、ラック27と歯合しているピニオ
ン40は、その回転がこれまでとは逆方向になり、これ
によってギア41が逆回転するため、アーム42が反時
計回りに回動して小ギア43と巻取ユニット44とが互
いに歯合し、巻取ユニット44が回転してインクリボン
の巻取が行われて行く。
【0027】このように、上記プリンタによれば、装置
本体20に設けられたヘッドUP用爪28およびヘッド
DOWN用爪29を用い、キャリッジ25の移動に伴っ
てキャリッジ25内の第2のアーム36を揺動させるこ
とにより、サーマルヘッド31の進退操作をし、かつキ
ャリッジ25の直線方向移動を、ラック27およびピニ
オン40により回転方向の駆動力に変換し、これにより
キャリッジ25内のインクリボンの巻取ユニット44を
回転駆動しているので、キャリッジ25内にサーマルヘ
ッド31の進退および巻取ユニット44を駆動するため
のモータを必要とせず、この結果従来のものよりも1の
モータを削減することができる。
【0028】また、上記コイルばね38により、サーマ
ルヘッド31の進退方向への移動を円滑に行うことがで
きるとともに、他の動力を必要とすることなく上記サー
マルヘッド31の後退状態および突出状態を保持してお
くことができる。さらに、放熱板30に形成した溝部3
2により、第1のアーム34の揺動に対して、サーマル
ヘッド31の進退運動を遅延させることができるため
に、上記第1および第2のアーム34、36の動作と、
サーマルヘッド31の動作との間に時間差がある場合
に、このような動作の時間差を上記溝部32によって吸
収することが可能となる。
【0029】しかも、上記サーマルヘッド31の駆動
と、インクリボンの巻取ユニット44の駆動とを、各々
第1および第2のアーム34、36およびラック27と
ピニオン40等により行うことができるため、構造が簡
単で部品点数の削減を図ることができるため、プリンタ
の製造コストの低減化が可能となる。
【0030】なお、上記実施例の説明においては、本発
明の印刷装置を熱転写式のプリンタに適用した例につい
て説明したが、これに限るものではなく、例えば宛名印
刷などが可能なカラーシリアルサーマルプリンタ等の他
のインクリボンを有する各種のプリンタにも同様に適用
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷装置
によれば、従来のものよりも必要とされるモータを少な
くすることができ、かつ構造が簡単で部品点数の削減を
図ることができるため、当該印刷装置の製造コストおよ
び低消費電流による運転コストの低減化を図ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を熱転写式のプリンタに適用
した一実施例を示す要部の構成図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】従来の印刷装置を示す要部の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
20 装置本体 22 プラテン 23 キャリッジ移動用モータ 24 タイミングベルト 25 キャリッジ 26 インクリボンカートリッジ 27 ラック 28 ヘッドUP用爪(第1の爪部材) 29 ヘッドDOWN用爪(第2の爪部材) 31 サーマルヘッド(印字ヘッド) 32 溝部 34 第1のアーム(リンク機構) 36 第2のアーム(リンク機構) 38 コイルばね(付勢手段) 39 リブ 40 ピニオン 41 ギア 42 アーム 43 小ギア 44 インクリボンの巻取ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンが設けられた装置本体に、キャ
    リッジがキャリッジ駆動手段により上記プラテンに沿っ
    て走行自在に設けられた印刷装置であって、上記キャリ
    ッジに、上記プラテンに向けて進退自在に設けられた印
    字ヘッドと、この印字ヘッドを進退させるリンク機構
    と、インクリボンの巻取機構とを設け、他方上記装置本
    体に、上記キャリッジの走行方向一端部において上記リ
    ンク機構と係合し、上記キャリッジの移動に伴い上記リ
    ンク機構を揺動させて上記印字ヘッドを後退方向に移動
    させる第1の爪部材と、上記キャリッジの走行方向他端
    部において上記リンク機構と係合し、上記キャリッジの
    移動に伴い上記リンク機構を揺動させて上記印字ヘッド
    を突出方向に移動させる第2の爪部材とを設けたことを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリッジに、上記リンク機構が上
    記印字ヘッドを進退させる両方向に揺動する際に、上記
    リンク機構を介して上記印字ヘッドを上記両方向に付勢
    し、かつこれら両方向に中間部において自らの付勢力が
    最大になるとともに上記印字ヘッドに対する付勢力が0
    になる付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記印字ヘッドに、上記リンク機構の端
    部を相対的に摺動自在に連結し、上記リンク機構の揺動
    に対する上記印字ヘッドの進退運動を遅延させるように
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 上記インクリボンの巻取機構は、上記装
    置本体に上記キャリッジの走行方向に沿って設けられた
    ラックと、上記キャリッジ内に設けられて上記ラックと
    歯合するピニオンと、インクリボンを巻取る巻取ユニッ
    トと、これらピニオンとインクリボンの巻取ユニットと
    の間に設けられて、上記ピニオンの一方への回転を上記
    巻取ユニットに伝達して当該インクリボン巻取ユニット
    を回転駆動するギアとを有してなることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置。
JP12325294A 1994-05-13 1994-05-13 印刷装置 Pending JPH07304228A (ja)

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