JPH07304123A - ラベル付き多層プラスチック容器 - Google Patents

ラベル付き多層プラスチック容器

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JPH07304123A
JPH07304123A JP6099463A JP9946394A JPH07304123A JP H07304123 A JPH07304123 A JP H07304123A JP 6099463 A JP6099463 A JP 6099463A JP 9946394 A JP9946394 A JP 9946394A JP H07304123 A JPH07304123 A JP H07304123A
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】衛生的特性、耐湿性、優れた耐薬品性等の耐内
容物性、落下等による容器の衝撃強度を保ちつつ優れた
表面光沢、表面性を有するインモールド方式によるラベ
ル付きプラスチック容器を提供することにある。 【構成】最外層に用いるポリプロピレンランダム共重合
体樹脂が0.5乃至2.0重量%のエチレン分を含有
し、密度が0.94g/cm3 以下のポリエチレン樹脂
を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500〜300
0ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂また
はプロピレン/α−オレフィン共重合体樹脂を2.0乃
至30.0重量%添加したメルトフローレートが40.
0以下の樹脂である多層プラスチック容器であり、か
つ、前記ラベルが光沢感があり、前記多層プラスチック
容器の樹脂面との光沢度の差が30%以内であるラベル
付きプラスチック容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性プラスチック
容器に関するものであり、さらに詳しくは、優れた光
沢、表面性を有するインモールド方式によるラベル付き
多層プラスチック容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂単体の容器は、衛生的特性、耐湿性、優れた耐薬
品性等の耐内容物性、価格面等の見地から幅広く用いら
れていた。しかしながら、これらの容器は外観面におい
て光沢、表面性が乏しいという問題点が従来より指摘さ
れていた。また、ラベル付きプラスチック容器もすでに
存在するが、ラベルと容器本体との光沢レベルが大きく
異なるものしか存在せず、高光沢の容器として真に一体
感のあるラベル付き光沢容器は開発されていない。
【0003】この対策として容器を多層にし、外層に光
沢、表面性の良好な樹脂、例えばポリプロピレンホモポ
リマー、エチレン−プロピレンランダム共重合体等を用
いる方法がある。エチレン−プロピレンランダム共重合
体を用いる場合、1つには、エチレンを3乃至8重量%
含有し、MFRが2.5程度のエチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体を外層に配置した容器が従来より存在し
ているが、この様な容器においても、インモルド方式に
よるラベル付き容器とした場合には、特に、低温におけ
る落下等の衝撃強度、表面光沢度の面で充分なものでは
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
り、衛生的特性、耐湿性、優れた耐薬品性等の耐内容物
性、落下等による容器の衝撃強度を保ちつつ優れた表面
光沢、表面性を有するインモールド方式によるラベル付
きプラスチック容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、予め金型内にラベルを挿入した後、成形
によりラベルと容器を一体とするインモールド方式によ
るラベル付き多層プラスチック容器において、最外層に
ポリプロピレンランダム共重合体樹脂を用い、その内側
にポリオレフィン樹脂層を1層以上設けた多層プラスチ
ック容器であって、最外層に用いるポリプロピレンラン
ダム共重合体樹脂が0.5乃至2.0重量%のエチレン
分を含有し、密度が0.94g/cm3 以下のポリエチ
レン樹脂を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500
〜3000ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体
樹脂を2.0乃至30.0重量%添加したメルトフロー
レート(JIS−K6758、以下MFRと称す、単位
g/10分)が40.0以下の樹脂である多層プラスチ
ック容器であり、かつ、前記ラベルが光沢感があり、前
記多層プラスチック容器の樹脂面との光沢度の差が30
%以内であるラベル付きプラスチック容器である。ま
た、予め金型内にラベルを挿入した後、成形によりラベ
ルと容器を一体とするインモールド方式によるラベル付
き多層プラスチック容器において、最外層にポリプロピ
レンランダム共重合体樹脂を用い、その内側にポリオレ
フィン樹脂層を1層以上設けた多層プラスチック容器で
あって、最外層に用いるポリプロピレンランダム共重合
体樹脂が0.5乃至2.0重量%のエチレン分を含有
し、密度が0.94g/cm3 以下のポリエチレン樹脂
を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500〜300
0ppm、プロピレン/α−オレフィン共重合体樹脂を
2.0乃至30.0重量%添加したMFRが40.0以
下の樹脂である多層プラスチック容器であり、かつ、前
記ラベルが光沢感があり、前記多層プラスチック容器の
樹脂面との光沢度の差が30%以内であるラベル付きプ
ラスチック容器である。
【0006】実施態様としては、上記のいずれかに記載
の多層プラスチック容器において、本多層プラスチック
容器より成る再生材料を最内層に添加した少なくとも2
層以上の層構成を有するラベル付き多層プラスチック容
器、また、上記のいずれかに記載の多層プラスチック容
器において、本多層プラスチック容器より成る再生材料
を最内層より第2層目に添加した少なくとも3層以上の
層構成を有するラベル付き多層プラスチック容器が挙げ
られる。
【0007】本発明の多層プラスチック容器は、パリソ
ンを積層押し出しにより形成し、これに圧縮空気を吹き
込んで製造した多層ブロー成形容器、多層射出成形容
器、多層シート状物よりなるカップ及びその他の容器類
または包装材料であってよい。
【0008】本発明の多層プラスチック容器を加飾する
ために、プラスチック容器本体部分と比べて光沢度の差
が30%以内のラベルを、予め金型に挿入した後に成形
を行うことで、光沢感の統一性を有し、かつ、ラベルと
プラスチック部分との段差がないため、両者の一体感を
有するラベル付きプラスチック容器が得られる。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。最外層に
用いる造核剤としては、脂肪酸金属塩、ベンジリデンソ
ルビトール系化合物、有機リン酸金属塩等を用いること
ができる。
【0010】内層に用いるポリオレフィン樹脂として
は、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー等のポリ
プロピレン樹脂、0.85〜0.97程度の密度領域に
属するポリエチレン樹脂、例えば、超低密度、低密度、
直鎖状低密度、高密度等のポリエチレン樹脂を単体、こ
れらの樹脂の混合物、あるいはこれらの樹脂と他のポリ
オレフィン樹脂との混合物を用いることが出来る。
【0011】本プラスチック容器の成形時に発生するト
ップフラッシュ及びボトムフラッシュを粉砕して成るリ
サイクル材料を本プラスチック容器に還元する方法とし
ては、最内層、あるいは、その外側の層にリサイクル材
料単体、あるいは、ブロックコポリマー、ランダムコポ
リマー等のポリプロピレン樹脂、0.85〜0.97程
度の密度領域に属するポリエチレン樹脂と混合し用いる
ことが出来る。
【0012】
【作用】本発明の多層プラスチック容器は、衛生的特
性、耐湿性、優れた耐薬品性等の耐内容物性を保ちつつ
その多層構造中の最外層に、ポリプロピレンランダム共
重合体が0.5乃至2.0重量%のエチレン分を含有
し、密度が0.94g/cm 3 以下のポリエチレン樹脂
を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500〜300
0ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を
2.0乃至30.0重量%添加したメルトフローレート
(JIS−K6758、以下MFRと称す、単位g/1
0分)が40.0以下の樹脂、或いは前記のエチレン/
α−オレフィン共重合体樹脂の代わりに、プロピレン/
α−オレフィン共重合体樹脂を添加した樹脂組成物を用
いることにより、インモールド方式による容器の落下等
による衝撃強度を保ちつつ優れた表面光沢、表面性を有
するラベル付きプラスチック容器を得ることを可能にす
る。また、光沢感を備えたラベルと一体成形する事で、
一層光沢性を強調したプラスチック容器が得られる。更
に、容器本体とラベルとの差を30%以内とすること
で、光沢性の統一観を醸し出すことができる。
【0013】
【実施例】
<実施例1>下記の様な2本のスクリュウ押出機を有す
る多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を押し出し機で
可塑化押し出しし、ブローヘッドを介して、積層パリソ
ンを形成し、該パリソンを予め光沢感のあるラベルを挿
入機によって正位置に挿入し吸引によって保持した、8
00ml容量で偏平ボトル形状のキャビティを有するブ
ロー金型中にはさみ、パリソン上部を切断後、圧縮空気
を用いてブロー成形を行った。
【0014】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 90% ダイヘッド ─ 210℃
【0015】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を5.
0重量%添加したメルトフローレート(JIS−K67
58、以下MFRと称す、単位g/10分)が10.0
のポリプロピレンランダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂
【0016】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0017】<実施例2>下記の様な2本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを予め光沢感の
あるラベルを挿入機によって正位置に挿入し吸引によっ
て保持した、800ml容量で偏平ボトル形状のキャビ
ティを有するブロー金型中にはさみ、パリソン上部を切
断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0018】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 90% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0019】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、プロピレン/α−オレフィン共重合体樹脂を
5.0重量%添加したMFRが10.0のポリプロピレ
ンランダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂
【0020】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0021】<実施例3>下記の様な2本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを予め光沢感の
あるラベルを挿入機によって正位置に挿入し吸引によっ
て保持した、800ml容量で偏平ボトル形状のキャビ
ティを有するブロー金型中にはさみ、パリソン上部を切
断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0022】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 90% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0023】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を5.
0重量%添加したMFRが10.0のポリプロピレンラ
ンダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂と本成形品のリサイクル材料を
1:1で混合した材料
【0024】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0025】<実施例4>下記の様な3本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを予め光沢感の
あるラベルを挿入機によって正位置に挿入し吸引によっ
て保持した、800ml容量で偏平ボトル形状のキャビ
ティを有するブロー金型中にはさみ、パリソン上部を切
断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0026】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 80% スクリューC 25mmφ 210℃ 10% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0027】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を5.
0重量%添加したMFRが10.0のポリプロピレンラ
ンダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂と本成形品のリサイクル材料を
1:1で混合した材料 スクリューC:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロックコポリマー
【0028】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0029】<実施例5>下記の様な3本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを予め光沢感の
あるラベルを挿入機によって正位置に挿入し吸引によっ
て保持した、800ml容量で偏平ボトル形状のキャビ
ティを有するブロー金型中にはさみ、パリソン上部を切
断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0030】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 200℃ 80% スクリューC 25mmφ 190℃ 10% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0031】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を5.
0重量%添加したMFRが10.0のポリプロピレンラ
ンダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5の密度が0.95の高密
度ポリエチレン樹脂と本成形品のリサイクル材料を1:
1で混合した材料 スクリューC:MFRが0.5の密度が0.95の高密
度ポリエチレン樹脂
【0032】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0033】<比較例1>下記の様な2本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを予め光沢感の
あるラベルを挿入機によって正位置に挿入し吸引によっ
て保持した、800ml容量で偏平ボトル形状のキャビ
ティを有するブロー金型中にはさみ、パリソン上部を切
断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0034】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 90% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0035】使用樹脂 スクリューA:1.9重量%のエチレン分を含有するポ
リプロピレンランダム共重合体樹脂に、密度が0.87
g/cm3 のポリエチレン樹脂を10.0重量%、造核
剤としてベンジリデンソルビトール系化合物を1000
ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹脂を5.
0重量%添加したメルトフローレート(JIS−K67
58、以下MFRと称す、単位g/10分)が10.0
のポリプロピレンランダム共重合体樹脂 スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂
【0036】使用ラベル 基材ににユポを使い裏面にヒ−トシ−ル剤を塗布した光
沢度11%を有するラベル。
【0037】<比較例2>下記の様な2本のスクリュウ
押出機を有する多層ブロー成形機を用いて、下記樹脂を
押し出し機で可塑化押し出しし、ブローヘッドを介し
て、積層パリソンを形成し、該パリソンを300ml容
量で円筒ボトル形状のキャビティを有するブロー金型中
にはさみ、パリソン上部を切断後、圧縮空気を用いてブ
ロー成形を行った。
【0038】 スクリュー径 温度 成形品層比率 スクリューA 25mmφ 210℃ 10% スクリューB 50mmφ 210℃ 90% ダイヘッド ─ 210℃ ─
【0039】使用樹脂 スクリューA:MFRが0.5のポリプロピレンホモポ
リマー スクリューB:MFRが0.5のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体樹脂
【0040】使用ラベル 外層面にCPPを使い裏刷り印刷をした面に、アルミ蒸
着を施し更にヒートシール剤を塗布した、光沢度105
%を有する高光沢ラベル。
【0041】各実施例における成形品の外観は良好なも
のであった。
【0042】 <物性表> 外層光沢度(%) 落下強度 樹脂部 ラベル部 光沢度差 (割れ本数) 実施例1 81 105 24 0 実施例2 83 105 22 0 実施例3 82 105 23 0 実施例4 80 105 25 0 実施例5 81 105 24 0 比較例1 81 11 70 0 比較例2 62 105 43 7 注)光沢度はJIS Z8741 60度鏡面光沢によ
る。落下強度はn=10、各サンプル10回、1.2m
落下、5℃。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、外観、表面光沢が良好
で、低温における落下衝撃等の諸物性が良好なインモー
ルド方式のラベル付きプラスチック容器が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 105:26 (72)発明者 福島 英夫 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め金型内にラベルを挿入した後、成形に
    よりラベルと容器を一体とするインモールド方式による
    ラベル付き多層プラスチック容器において、最外層にポ
    リプロピレンランダム共重合体樹脂を用い、その内側に
    ポリオレフィン樹脂層を1層以上設けた多層プラスチッ
    ク容器であって、最外層に用いるポリプロピレンランダ
    ム共重合体樹脂が0.5乃至2.0重量%のエチレン分
    を含有し、密度が0.94g/cm3 以下のポリエチレ
    ン樹脂を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500〜
    3000ppm、エチレン/α−オレフィン共重合体樹
    脂を2.0乃至30.0重量%添加したメルトフローレ
    ート(JIS−K6758、以下MFRと称す、単位g
    /10分)が40.0以下の樹脂である多層プラスチッ
    ク容器であり、かつ、前記ラベルが光沢感があり、前記
    多層プラスチック容器の樹脂面との光沢度の差が30%
    以内である事を特徴とするラベル付きプラスチック容
    器。
  2. 【請求項2】予め金型内にラベルを挿入した後、成形に
    よりラベルと容器を一体とするインモールド方式による
    ラベル付き多層プラスチック容器において、最外層にポ
    リプロピレンランダム共重合体樹脂を用い、その内側に
    ポリオレフィン樹脂層を1層以上設けた多層プラスチッ
    ク容器であって、最外層に用いるポリプロピレンランダ
    ム共重合体樹脂が0.5乃至2.0重量%のエチレン分
    を含有し、密度が0.94g/cm3 以下のポリエチレ
    ン樹脂を2.0乃至15.0重量%、造核剤を500〜
    3000ppm、プロピレン/α−オレフィン共重合体
    樹脂を2.0乃至30.0重量%添加したMFRが4
    0.0以下の樹脂である多層プラスチック容器であり、
    かつ、前記ラベルが光沢感があり、前記多層プラスチッ
    ク容器の樹脂面との光沢度の差が30%以内である事を
    特徴とするラベル付きプラスチック容器。
  3. 【請求項3】請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の
    多層プラスチック容器において、本多層プラスチック容
    器より成る再生材料を最内層に添加した少なくとも2層
    以上の層構成を有するラベル付き多層プラスチック容
    器。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の
    多層プラスチック容器において、本多層プラスチック容
    器より成る再生材料を最内層より第2層目に添加した少
    なくとも3層以上の層構成を有するラベル付き多層プラ
    スチック容器。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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