JPH0730388U - ポンプ吸込部空気抜き装置 - Google Patents

ポンプ吸込部空気抜き装置

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JPH0730388U
JPH0730388U JP6551893U JP6551893U JPH0730388U JP H0730388 U JPH0730388 U JP H0730388U JP 6551893 U JP6551893 U JP 6551893U JP 6551893 U JP6551893 U JP 6551893U JP H0730388 U JPH0730388 U JP H0730388U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surge tank
valve
pump
oil
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP6551893U
Other languages
English (en)
Inventor
泰造 木村
Original Assignee
東芝エンジニアリング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東芝エンジニアリング株式会社 filed Critical 東芝エンジニアリング株式会社
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サクションフィルターの空気溜りを除去し、
圧力変動や振動なしに所定のポンプ吐出圧力が得られる
ポンプ吸込部空気抜き装置を提供する。 【構成】 液体中に挿入された吸込管を有するポンプ吸
込部の上部に接続された排気管の先に接続されたサージ
タンクと、このサージタンクの上部に設けられたベント
弁と、前記サージタンクに液体を供給する給液弁と、前
記サージタンクから液体を排出する隔離弁とを備えた構
成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧や水圧を発生するためのポンプ装置の吸込部の空気抜き装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
火力や原子力の発電設備においては、高圧油によって蒸気弁を制御する。この 高圧油を供給するポンプ装置は図2のようになっている。
【0003】 モータ1によって駆動される高圧油ポンプ2の吸込み側には、サクションフィ ルター3を介して吸込管4が接続され、この吸込管4は、油槽に収容された油溜 り5に挿入されている。高圧油ポンプ2の吐出側には高圧油吐出管6が接続され ている。吸込管4から吸込まれた油はサクションフィルター3においてゴミを濾 過され、高圧油ポンプ2において10MPa 程度に加圧され、高圧油吐出管6から 蒸気弁などを駆動する機器に供給される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のポンプ装置においては、サクションフィルター3は負圧に なっているために、油中の空気が徐々に分離して空気溜り7を生じる。そして、 何か月かの休止の後に高圧油ポンプ2を起動するときに、吐出圧力が変動して振 動を生じ、所定の吐出圧力が得られないという不具合が起こる。この不具合は高 圧油ポンプ2の運転中にも発生することがある。
【0005】 そこで本考案は、サクションフィルターの空気溜りを除去し、圧力変動や振動 なしに所定のポンプ吐出圧力が得られるポンプ吸込部空気抜き装置を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案のポンプ吸込部空気抜き装置は、液体中に挿入された吸込管を有するポ ンプ吸込部の上部に接続された排気管の先に接続されたサージタンクと、このサ ージタンクの上部に設けられたベント弁と、前記サージタンクに液体を供給する 給液弁と、前記サージタンクから液体を排出する隔離弁とを備えた構成とする。
【0007】
【作用】
このような構成のポンプ吸込部空気抜き装置によれば、給液弁とベント弁と隔 離弁を操作してサージタンクの液量を増減することにより、ポンプ吸込部に溜っ た空気を排気管を通して排出することができる。
【0008】
【実施例】
以下に図1を参照して本考案の実施例を説明する。
【0009】 サクションフィルター3の上部に排気管11を接続し、その先にサージタンク 12を設ける。サージタンク12の下部には油溜り5に達する排油管13を接続 し、その途中に隔離弁14を設ける。排気管11の上部に、折り返して先端が油 溜り5に入るベント管15を接続し、その途中にベント弁16を設ける。また、 サージタンク12の上部には給油管17を接続し、その途中に給油弁18を設け る。給油管17の先は、清浄化用ポンプ19とフィルター20が形成する閉ルー プに接続する。さらに、排気管11上にはフロート弁21と逆止弁22を設け、 サージタンク12には油面計23を附設する。
【0010】 このように構成したポンプ吸込部空気抜き装置において、清浄化用ポンプ19 は常時運転され、フィルター20に油を通して油中のゴミ等を除去している。そ して、高圧油ポンプ2を起動するときは、まづ、隔離弁14を閉、ベント弁16 を開、給油弁18を開とし、清浄化用ポンプ19の給油力を借りて、サージタン ク12に油を満たす。次に、給油弁18を閉、ベント弁16を閉、隔離弁14を 開として、サージタンク12内の油を油溜り5に落とす。そうすると、サクショ ンフィルター3内の空気は、フロート弁21と逆止弁22を経て吸引されてサー ジタンク12の上部へ移る。空気が吸引されている間は、フロート弁21はその 浮子が落下していて流通するが、空気が終り油になると、浮子が浮き上がり閉塞 される。そうするとサージタンク12の油面低下が止まるので、油面計23によ って空気抜き取り終了と認識する。このようにした後で高圧油ポンプ2を起動す る。このとき、サージタンク12内の空気は、逆止弁22によって阻止されて、 サクションフィルター3に戻ることはない。このように本実施例によれば、サク ションフィルター3内に空気溜りの存在しない状態で高圧油ポンプ2を起動する ことができる。
【0011】 以上に説明した実施例においては、排気管11上にフロート弁21と逆止弁2 2を設けたが、これら二つのものは本考案において必須ではない。すなわち、フ ロート弁21がない場合、サクションフィルター3内の空気が吸引され尽くし、 サクションフィルター3からサージタンク12に油が移行するようになると、油 面計23が低下しないようになるので、その状態を知ることができる。また、サ ージタンク12の上部に溜められた空気を、隔離弁14閉、ベント弁16開、給 油弁18開としてパージし、サージタンク12内に油を満たし、ベント弁16と 給油弁18も閉としたのちに、高圧油ポンプ2を起動すれば、逆止弁22が無く ても、高圧油ポンプ2は空気を吸い込むことがない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案のポンプ吸込部空気抜き装置によれば、ポンプ吸込部の空 気溜りを除去し、圧力変動や振動なしに所定のポンプ吐出圧力を得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のポンプ吸込部空気抜き装置を
示す図
【図2】従来のポンプ装置を示す図
【符号の説明】 1・・モータ 2・・高圧油ポ
ンプ 3・・サクションフィルター 4・・吸込管 5・・油溜り 6・・高圧油吐
出管 7・・空気溜り 11・・排気管 12・・サージタンク 13・・排油管 14・・隔離弁 15・・ベント
管 16・・ベント弁 17・・給油管 18・・給油弁 19・・清浄化
用ポンプ 20・・フィルター 21・・フロー
ト弁 22・・逆止弁 23・・油面計

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体中に挿入された吸込管を有するポン
    プ吸込部の上部に接続された排気管の先に接続されたサ
    ージタンクと、このサージタンクの上部に設けられたベ
    ント弁と、前記サージタンクに液体を供給する給液弁
    と、前記サージタンクから液体を排出する隔離弁とを備
    えたことを特徴とするポンプ吸込部空気抜き装置。
  2. 【請求項2】 排気管上にフロート弁と逆止弁を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のポンプ吸込部空気抜き
    装置。
JP6551893U 1993-11-12 1993-11-12 ポンプ吸込部空気抜き装置 Pending JPH0730388U (ja)

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JP6551893U JPH0730388U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ポンプ吸込部空気抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6551893U JPH0730388U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ポンプ吸込部空気抜き装置

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JPH0730388U true JPH0730388U (ja) 1995-06-06

Family

ID=13289337

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JP6551893U Pending JPH0730388U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ポンプ吸込部空気抜き装置

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JP (1) JPH0730388U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299525A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Toshiba Corp 油圧発生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299525A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Toshiba Corp 油圧発生装置

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