JPH07303659A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JPH07303659A
JPH07303659A JP6098591A JP9859194A JPH07303659A JP H07303659 A JPH07303659 A JP H07303659A JP 6098591 A JP6098591 A JP 6098591A JP 9859194 A JP9859194 A JP 9859194A JP H07303659 A JPH07303659 A JP H07303659A
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ultrasonic wave
projection image
calculus
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JP6098591A
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English (en)
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Yasuyuki Etsu
泰行 鉞
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は焦点を被治療体に迅速かつ簡単に合わ
せることができる超音波治療装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明の超音波治療装置は、超音波の焦点を形
成する超音波発生源1と、超音波発生源1を移動する超
音波発生源移動機構3と、第1、第2の撮影方向から各
々第1、第2のX線投影像を撮影するX線撮影ユニット
と、第1、第2のX線投影像を表示するX線投影画像表
示手段17と、第1、第2のX線投影像の各々上で結石
の像の位置を入力する補助マーク移動手段19と、第
1、第2の撮影方向との相違に伴う第1、第2のX線投
影像の各々上での結石の像の位置の変化に基づいて結石
の実空間上での位置を計算する結石位置計算回路16
と、結石の実空間上での位置に焦点が一致するように超
音波発生源移動機構3を制御する移動機構制御回路14
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、癌組織や結石等の被治
療体を超音波により治療する超音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波治療装置は、連続超音波を病変組
織に照射して温熱効果により病変組織を治癒する連続波
治療装置と、超音波パルスを断続的に結石に照射してそ
の衝撃力(音圧)により結石を破砕する結石破砕装置と
に大別される。超音波治療装置のいて、その開発当初か
ら取り沙汰されている課題の1つに、位置決め精度の向
上、つまり、いかに精度よく焦点を被治療体に一致させ
るかということがある。近年では、この位置決めにX線
撮影ユニットを利用した超音波治療装置が登場してい
る。このX線撮影ユニットは、アイソセンタと呼ばれる
回転中心を固定点として起倒自在に支持されている。こ
のアイソセンタを通るパス上の組織がX線投影像の中央
に画像化されるので、寝台をマニュアル操作により移動
してX線投影像の中央に被治療体の像がくるように患者
を移動させる。この寝台操作を、X線撮影ユニットを起
倒しながら何度も繰り返す。X線撮影ユニットを起倒し
ながら、全ての角度でX線投影像の中央に被治療体の像
が一致した段階で、アイソセンタに焦点を合わせるよう
に超音波発生源を移動する。これにより位置合わせが完
了する。
【0003】このような位置合わせの方法には次のよう
な問題がある。 (a)X線撮影ユニットの起倒操作と寝台操作とを繰り
返す必要があり、位置合わせが完了するまでに長時間を
要する。 (b)患者を移動させるので、患者の姿勢が変化する可
能性があり、患者の姿勢が変化する毎に位置合わせを最
初からやり直さなければならず、位置合わせが完了する
までに長時間を要する。
【0004】(c)位置合わせの長時間化に伴ってX線
の被ばく量が増加する。 (d)寝台の主に昇降ストロークの制約から位置決めに
X線撮影ユニットを活用できない場合が生じることがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みて、焦点を被治療体に迅速かつ簡単に合わせるこ
とができる超音波治療装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波治療
装置は、患者内の被治療体を治療するために超音波を集
束させて焦点を形成する超音波発生手段と、上記焦点を
上記被治療体に対して相対的に移動する焦点移動手段
と、上記被治療体近隣を第1の撮影方向から第1のX線
投影像を撮影し、上記第1の撮影方向と相違する第2の
撮影方向から第2のX線投影像を撮影するX線撮影手段
と、上記第1のX線投影像と上記第2のX線投影像を表
示する表示手段と、上記第1のX線投影像と上記上記第
2のX線投影像の各々上で上記被治療体に関する像の位
置を入力する入力手段と、上記第1の撮影方向と上記第
2の撮影方向との相違に伴う、上記第1のX線投影像と
上記第2のX線投影像の各々上での上記被治療体に関す
る像の位置の変化に基づいて上記被治療体の実空間上で
の位置を計算する計算手段と、上記計算手段で計算され
た上記被治療体の実空間上での位置に上記焦点が一致す
るように上記焦点移動手段を制御する制御手段とを具備
する。
【0007】
【作用】本発明による超音波治療装置によれば、異なる
2つの撮影方向から撮影して、各X線投影像上で結石の
像を指定するだけで、被治療体の実空間上での位置を計
算して、その位置に焦点を合わせることができる。した
がって短時間でしかも簡易な操作で高精度の位置合わせ
を完了させることができる。また2つの撮影方向で撮影
すればよいので、患者が受ける被ばく量が低減する。さ
らに、焦点を移動して位置合わせが行われるので、患者
を治療寝台上で動かすこと必要がない。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の好ましい実
施例を説明する。なお、上述したように超音波治療装置
は連続超音波を病変組織に照射して温熱効果により病変
組織を治癒する連続波治療装置と、超音波パルスを断続
的に結石に照射してその衝撃力(音圧)により結石を破
砕する結石破砕装置とに大別されるが、ここでは結石破
砕装置を例に説明するものとする。図1は本実施例に係
る超音波治療装置の構成図である。衝撃波発生源(超音
波発生源)1は、傘状のフレームの内側に多数の超音波
発生素子(ピエゾ素子)が配列されてなる。駆動回路2
は、衝撃波発生源1の各超音波発生素子にパルス高電圧
(例えば1.5KV)を一斉に印加する。衝撃波発生源
1の各超音波発生素子から発生した超音波は、フレーム
の形状(曲率)により一義的に決まる位置に集束され、
焦点Fを形成する。この焦点Fで被治療体(ここでは結
石)を破砕するに十分な衝撃力(音圧)が発生する。
【0009】また、衝撃波発生源1は次のような構成で
もよい。衝撃波発生源1は、平板状のフレームに多数の
超音波発生素子が配列されてなる。駆動回路2は、衝撃
波発生源1の各超音波発生素子にパルス高電圧を、異な
るタイミングで印加する。いわゆる電子的遅延制御によ
り超音波が集束されることになる。この場合、セクタ走
査と同様の原理で、駆動回路2は各超音波発生素子への
パルス高電圧の印加タイミングを変化させることにより
衝撃波発生源1を患者に対して相対的に固定したままで
焦点Fを移動させることができる。なお、上記電子的遅
延制御は、衝撃波発生源1の各超音波発生素子から発生
した超音波を音響的に屈折させて焦点Fに集束させる音
響レンズが多数の超音波発生素子の前面に配置される構
造に代用される可能性がある。
【0010】ここでは衝撃波発生源1は多数の超音波発
生素子が傘状のフレームの内側に配列される構成で説明
する。衝撃波発生源移動機構3はラックピニオン機構及
び回転機構で構成され、衝撃波発生源1を移動及び回転
自在に支持する。さらに、衝撃波発生源移動機構3はス
テッピングモータ等の駆動源を有しており、この駆動源
の駆動力で衝撃波発生源1を移動及び回転させることが
できる。
【0011】衝撃波焦点位置検出手段4は、例えば移動
軸や回転軸に係合するエンコーダを備え、衝撃波発生源
1の焦点位置を、衝撃波発生源1のフレームの位置に基
づいて検出する。
【0012】X線撮影ユニット5は、焦点FからX線を
ばく射するX線発生手段としてのX線源6、X線発生手
段移動機構7、X線発生手段位置検出手段8、X線検出
手段9、X線検出手段移動機構10、X線検出手段位置
検出手段11、起倒機構12、起倒角検出手段13とか
らなる。X線源6とX線検出手段9とは図示しないコ字
形状のアームの異なる端に向かい合わせで支持される。
起倒機構12はアイソセンタと呼ばれる回転中心を固定
点としてアームを回動し、X線源6からX線検出手段9
に至るX線束の中心線(以下「撮影線」という)を垂直
から任意の角度に起倒(傾斜)させる。起倒角検出手段
13は撮影線の起倒角をアームの回転角に基づいて検出
する。撮影線が垂直のとき起倒角0°とする。X線発生
手段移動機構7はアイソセンタに接近するまたは離間す
る方向にX線源6を移動駆動する。X線発生手段位置検
出手段8はX線源6のアーム上の位置を検出する。X線
検出手段9は、X線発生手段6から順にイメージインテ
ンシファイア、光学系、TVカメラが配列されてなり、
患者を通過したX線束を撮像してX線投影像を得る。イ
メージインテンシファイアの入射面には、患者の結石近
隣を通過したX線像が投影される。このX線像はイメー
ジインテンシファイアで光学像に変換される。光学像は
光学系を介してTVカメラの撮像面に結像される。TV
カメラは光学像を撮像する。
【0013】X線検出手段移動機構10はアイソセンタ
に接近するまたは離間する方向にX線検出手段9を移動
駆動する。X線検出手段位置検出手段11はX線検出手
段9のアーム上の位置を検出する。
【0014】移動機構制御回路14は、マニュアルモー
ドと自動モードのいずれかで動作する。移動機構制御回
路14には操作部15が接続される。オペレータにより
操作部15が操作されるとき、移動機構制御回路14は
マニュアルモードに設定される。操作部15には複数の
スイッチが装備され、オペレータによる操作部15の適
当なスイッチの操作により、X線源6がアーム上をスラ
イドし、X線検出手段9がアーム上をスライドし、起倒
したり、また撮影動作が開始される。また、移動機構制
御回路14には結石位置計算回路16が接続される。結
石位置計算回路16が計算した実空間上での結石の位置
(のデータ)が移動機構制御回路14に供給されたと
き、移動機構制御回路14は自動モードに設定される。
自動モードのもとでは、移動機構制御回路14は、結石
位置計算回路16が計算した実空間上での結石の位置に
基づいて、衝撃波発生源1の焦点Fが結石に一致するよ
うに衝撃波発生源移動機構10を制御し、位置合わせを
自動的に完了させる。
【0015】X線検出手段9が撮像したX線投影像(の
データ)は、X線投影画像表示手段17に送られる。X
線投影画像表示手段17はX線投影像を表示する。X線
投影画像表示手段17ではX線投影像上に補助マークが
重ねて表示される。この補助マークの像データは補助マ
ーク表示手段で形成され、X線投影画像表示手段17に
送られる。補助マーク移動手段19は2次元座標入力装
置、例えばタブレット、トラックボールまたはマウスで
あり、補助マーク移動手段19の操作に応じてX線投影
像上の補助マークが移動する。補助マーク位置演算手段
20は、補助マーク移動手段19で移動された補助マー
クのX線投影画像表示手段17の画面上での位置(画面
上のXY座標)を、X線検出手段9の具体的にはイメー
ジインテンシファイアの入射面上における実空間上での
結石像の位置に換算する。補助マーク位置演算手段20
で演算された補助マークの位置は結石位置計算回路16
に供給される。
【0016】結石位置計算回路16は、補助マークの位
置を用いて結石の実空間上での位置を計算する。次に本
実施例の動作を説明する。図2は結石の位置を計算する
原理を説明する図である。結石の位置を計算するために
は、少なくとも異なる2つの撮影方向から撮影を行う必
要がある。撮影方向とは、X線源6からX線検出手段9
に至るX線束の中心線、つまり撮影線により規定される
方向をいう。撮影方向の変更は、操作部15を介してア
ームを任意の起倒角に起倒させることにより行われる。
なお、2枚のX線投影像を撮影しなくても、起倒継続中
に連続的に透視した映像における時間的に離間する2枚
の投影像をフリーズして用いてもよい。
【0017】図2において、SL1 は第1の撮影方向を
規定する第1の撮影線を示し、SL2 は第2の撮影方向
を規定する第2の撮影線を示し、PX1は第1の撮影方向
におけるX線源6の焦点の位置を示し、PX2は第2の撮
影方向におけるX線源6の焦点の位置を示し、IS1 は
第1の撮影方向におけるイメージインテンシファイアの
入射面を示し、IS2 は第2の撮影方向におけるイメー
ジインテンシファイアの入射面を示し、Pi1は第1の撮
影方向で撮影した第1のX線投影像上で指定した結石の
像の位置に相当するイメージインテンシファイアの入射
面上における実空間上での位置を示し、Pi2は第2の撮
影方向で撮影した第2のX線投影像上で指定した結石の
像の位置に相当するイメージインテンシファイアの入射
面上における実空間上での位置を示している。ここで、
水平軸をx軸とし、x軸に直交する水平軸をy軸とし、
垂直軸をz軸とする。結石の位置を計算する原理は、結
石の実区間上での位置Pobは、PX1とPi1とを結ぶ直線
LL1 と、PX2とPi2とを結ぶ直線LL2 との交点座標
に一致することである。換言すると、結石位置計算回路
16は、第1の撮影方向と第2の撮影方向との相違に伴
う、第1のX線投影像と第2のX線投影像の各々上での
結石に関する像の位置の変化に基づいて結石の実空間上
での位置を計算する。結石位置計算回路16は、第1の
撮影方向におけるX線源6のアーム上の位置と、第1の
撮影方向におけるX線検出手段9のアーム上の位置と、
第1の撮影方向における起倒角θと、第1のX線投影像
上での結石に関する像の位置とから直線LL1 の関数を
求める。結石位置計算回路16は、第2の撮影方向にお
けるX線源6のアーム上の位置と、第2の撮影方向にお
けるX線検出手段9のアーム上の位置と、第2の撮影方
向における起倒角θと、第2のX線投影像上での結石に
関する像の位置とから直線LL2 の関数を求める。結石
位置計算回路16は、直線LL1 と直線LL2 との交点
座標を、結石の実区間上での位置Pobとして計算する。
【0018】次に結石の位置を計算する方法を具体的に
説明する。ここでは説明の便宜上、第1の撮影軸SL1
はz軸に一致し、また第1の撮影軸SL1 を含む垂直面
内でアームが起倒し、この垂直面の水平軸をx軸として
説明する。図3において、第1の撮影方向でのX線源6
とX線検出手段9との位置関係が実線で示され、第2の
撮影方向でのX線源6とX線検出手段9との位置関係が
破線で示されている。起倒角0°の状態で、オペレータ
による操作部15の適当なスイッチの操作により、X線
源6がアーム上をスライドし、停止したX線源6のアー
ム上での位置がX線発生手段位置検出手段8で検出さ
れ、結石位置計算回路16に送られる。また、オペレー
タによる操作部15の適当なスイッチの操作により、X
線検出手段9がアーム上をスライドし、停止したX線検
出手段9のアーム上での位置がX線検出手段位置検出手
段11で検出され、結石位置計算回路16に送られる。
このときのX線源6の焦点FXからアイソセンタまでの
距離はL1 であり、アイソセンタからX線検出手段9の
入射面までの距離はL2 である。この状態で第1の撮影
が行われる。
【0019】第1の撮影終了後、オペレータによる操作
部15の適当なスイッチの操作により、X線源6がアー
ム上をスライドし、停止したX線源6のアーム上での位
置がX線発生手段位置検出手段8で検出され、結石位置
計算回路16に送られる。また、オペレータによる操作
部15の適当なスイッチの操作により、X線検出手段9
がアーム上をスライドし、停止したX線検出手段9のア
ーム上での位置がX線検出手段位置検出手段11で検出
され、結石位置計算回路16に送られる。また、オペレ
ータによる操作部15の適当なスイッチの操作により、
アームが起倒し、停止したアームの起倒角θが起倒角検
出手段13で検出され、結石位置計算回路16に送られ
る。このときのX線源6の焦点FXからアイソセンタま
での距離はL3 であり、アイソセンタからX線検出手段
9の入射面までの距離はL4 である。この状態で第2の
撮影が行われる。
【0020】図4(a)にX線投影画像表示手段17に
表示された第1の撮影で得られた第1のX線投影像を示
し、同図(b)にX線投影画像表示手段17に表示され
た第2の撮影で得られた第2のX線投影像を示してい
る。第1、第2の各X線投影像上を、オペレータによる
補助マーク移動手段19の操作に連動して、補助マーカ
が移動し、斜線で示す結石の像中心に一致される。これ
ら第1、第2の各X線投影像上での補助マーカの位置が
補助マーク位置演算手段20を介して、X線検出手段9
の具体的にはイメージインテンシファイアの入射面上に
おける実空間上での結石像の位置に換算されて結石位置
計算回路16に送られる。
【0021】図5は結石位置の計算方法を説明するため
に上述した各位置のxz座標を、x−z空間で示す図で
ある。結石位置Pobの座標を(X,Z)とする。なお、
Pi1は第1の撮影で撮影した第1のX線投影像上で指定
した結石の像の位置に基づいて補助マーク演算手段20
で換算されたイメージインテンシファイアの入射面上に
おける実空間上での位置を示す。Pi2は第2の撮影で撮
影した第2のX線投影像上で指定した結石の像の位置に
基づいて補助マーク演算手段20で換算されたイメージ
インテンシファイアの入射面上における実空間上での位
置を示す。
【0022】Px1とPi1とを結ぶ直線LL1 上に結石が
存在するので、直線LL1 の直線関数を結石位置Pob;
(X,Z)で(1)式の通り表すことができる。 Z=(−(L1 +L2 )/x3 )X+(L1 +L2 ) …(1) また、Px2とPi2とを結ぶ直線LL2 上に結石が存在す
るので、直線LL2 の直線関数を結石位置Pob;(X,
Z)で(2)式の通り表すことができる。
【0023】 Z=−((L2 +L3 ・cos θ)−z4 )/(L3 ・sin θ+x4 ))X+( (x4 ・L2 +(x4 ・cos θ+z4 ・sin θ)・L3 )/(L3 ・sin θ+x 4 )) …(2) 上記(1)式、(2)式を連立方程式として解法するこ
とにより、実空間上での結石位置Pobの(X,Z)が求
められる。こ結石位置計算回路16で求められた結石位
置Pob;(X,Z)は、移動機構制御回路14に送られ
る。結石位置計算回路16が計算した実空間上での結石
の位置Pob;(X,Z)が移動機構制御回路14に供給
されたとき、移動機構制御回路14は自動モードに設定
される。自動モードのもとでは、移動機構制御回路14
は、結石位置計算回路16が計算した実空間上での結石
の位置Pob;(X,Z)に、衝撃波発生源1の焦点Fが
一致するように衝撃波発生源移動機構10を制御する。
これにより焦点Fが結石に一致して、位置合わせが完了
する。
【0024】このように本実施例によると、2方向から
撮影して、各X線投影像上で結石の像を指定するだけ
で、自動的に位置合わせが完了する。したがって短時間
でしかも簡易な操作で高精度の位置合わせを完了させる
ことができる。少なくとも2方向で撮影すればよいの
で、患者が受ける被ばく量が低減する。さらに、衝撃波
発生源1が移動して位置合わせが行われるので、患者を
治療寝台上で動かすこと必要がない。本発明は上記実施
例に限定されず種々変形して実施可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明による超音波治療装置は、患者内
の被治療体を治療するために超音波を集束させて焦点を
形成する超音波発生手段と、上記焦点を上記被治療体に
対して相対的に移動する焦点移動手段と、上記被治療体
近隣を第1の撮影方向から第1のX線投影像を撮影し、
上記第1の撮影方向と相違する第2の撮影方向から第2
のX線投影像を撮影するX線撮影手段と、上記第1のX
線投影像と上記第2のX線投影像を表示する表示手段
と、上記第1のX線投影像と上記上記第2のX線投影像
の各々上で上記被治療体に関する像の位置を入力する入
力手段と、上記第1の撮影方向と上記第2の撮影方向と
の相違に伴う、上記第1のX線投影像と上記第2のX線
投影像の各々上での上記被治療体に関する像の位置の変
化に基づいて上記被治療体の実空間上での位置を計算す
る計算手段と、上記計算手段で計算された上記被治療体
の実空間上での位置に上記焦点が一致するように上記焦
点移動手段を制御する制御手段とを具備する。
【0026】本発明による超音波治療装置によれば、異
なる2つの撮影方向から撮影して、各X線投影像上で被
治療体の像を指定するだけで、被治療体の実空間上での
位置を計算して、その位置に焦点を合わせることができ
る。したがって短時間でしかも簡易な操作で高精度の位
置合わせを完了させることができる。また2つの撮影方
向で撮影すればよいので、患者が受ける被ばく量が低減
する。さらに、焦点を移動して位置合わせが行われるの
で、患者を治療寝台上で動かすこと必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による超音波治療装置の外観
図。
【図2】結石の位置を計算する原理を説明する図。
【図3】撮影方向の相違に伴うX線源とX線検出手段と
の位置関係の変化を示す図。
【図4】X線投影画像表示手段の表示例を示す図。
【図5】結石位置の具体的計算方法を説明するための
図。
【符号の説明】
1…衝撃波発生源、 2…駆動回路、3
…衝撃波発生源移動機構、 4…衝撃波焦点位置
検出手段、5…X線撮影ユニット、 6…X
線源、7…X線発生手段移動機構、 8…X線発
生手段位置検出手段、9…X線検出手段、
10…X線検出手段移動機構、11…X線検出手段
位置検出手段、 12…起倒機構、13…起倒角検出手
段、 14…移動機構制御回路、15…操作
部、 16…結石位置計算回路、1
7…X線投影画像表示手段、 18…補助マーク表
示手段、19…補助マーク移動手段、 20…補
助マーク位置演算手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者内の被治療体を治療するために超音
    波を集束させて焦点を形成する超音波発生手段と、 前記焦点を前記被治療体に対して相対的に移動する焦点
    移動手段と、 前記被治療体近隣を第1の撮影方向から第1のX線投影
    像を撮影し、前記第1の撮影方向と相違する第2の撮影
    方向から第2のX線投影像を撮影するX線撮影手段と、 前記第1のX線投影像と前記第2のX線投影像を表示す
    る表示手段と、 前記第1のX線投影像と前記前記第2のX線投影像の各
    々上で前記被治療体に関する像の位置を入力する入力手
    段と、 前記第1の撮影方向と前記第2の撮影方向との相違に伴
    う、前記第1のX線投影像と前記第2のX線投影像の各
    々上での前記被治療体に関する像の位置の変化に基づい
    て前記被治療体の実空間上での位置を計算する計算手段
    と、 前記計算手段で計算された前記被治療体の実空間上での
    位置に前記焦点が一致するように前記焦点移動手段を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする超音波治
    療装置。
  2. 【請求項2】 前記焦点移動手段は前記超音波発生手段
    を移動自在に支持することを特徴とする請求項1記載の
    超音波治療装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波発生手段は超音波を発生する
    複数の超音波発生素子が配列されてなる超音波発生源
    と、超音波を発生させるために前記複数の超音波発生素
    子を個々に駆動する駆動手段とからなり、前記焦点移動
    手段は前記駆動手段を制御して前記超音波発生手段の各
    超音波発生素子を駆動するタイミングを個々に遅延させ
    ることにより電子的に前記焦点を移動させることを特徴
    とする請求項1記載の超音波治療装置。
  4. 【請求項4】 前記X線撮影手段は焦点からX線をばく
    射するX線発生手段と、患者を透過したX線像を入射面
    から入射してX線投影像を撮像する撮像手段とが患者を
    挟んでアームに起倒自在に支持されてなり、前記計算手
    段は、前記第1の撮影方向における前記X線発生手段の
    前記焦点の位置から、前記入力手段で入力された前記被
    治療体の像が相当する前記撮像手段の入射面の位置を結
    ぶ第1の直線と、前記第2の撮影方向における前記X線
    発生手段の前記焦点の位置から、前記入力手段で入力さ
    れた前記被治療体の像が相当する前記撮像手段の入射面
    の位置を結ぶ第2の直線との交点を前記被治療体の実空
    間上での位置として計算することを特徴とする請求項1
    記載の超音波治療装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515178A (ja) * 2008-03-28 2011-05-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X線画像の対象ローカライゼーション

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JP2011515178A (ja) * 2008-03-28 2011-05-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X線画像の対象ローカライゼーション

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