JPH0730362Y2 - ベアラワイパ - Google Patents

ベアラワイパ

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JPH0730362Y2
JPH0730362Y2 JP1989023079U JP2307989U JPH0730362Y2 JP H0730362 Y2 JPH0730362 Y2 JP H0730362Y2 JP 1989023079 U JP1989023079 U JP 1989023079U JP 2307989 U JP2307989 U JP 2307989U JP H0730362 Y2 JPH0730362 Y2 JP H0730362Y2
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JP
Japan
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felt
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spring
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JP1989023079U
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JPH02115442U (ja
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一徳 斉藤
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Komori Corp
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Komori Corp
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、印刷機の各種胴のベアラを清掃し、かつ給油
するベアラワイパに関する。
〈従来の技術〉 印刷機における版胴,ゴム胴,圧胴の両側には基準面と
なるベアラが設けられている。印刷機におけるゴム胴,
版胴の一例を示す第4図において、1がゴム胴、2が版
胴で、1a,2aが各胴1,2の両側部に設けられたベアラであ
る。
印刷機の運転中、ベアラ1a,2a同士は常に接触して回転
する。したがって、胴1,2の中心距離を適正に保ち、か
つ円滑な回転を確保するため、ベアラ1a,2a表面を清掃
し、かつベアラ1a,2a表面に給油するベアラワイパが設
けられる。
従来のベアラワイパは、第5図に示すように、油のしみ
たフェルト3をケース4で保持し、ケース4と一体の支
持板5をガイド棒6に通し、支持板5の背面とガイド棒
6後端のナット7との間にばね8を介設した構造となっ
ている。
支持板5背面にかかるばね8のばね力によりフェルト3
の先端はベアラ1a(2a)の表面に押し当てられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記のような構成の従来のベアラワイパ
では、支持板5を直線動させるばね8のばね力の作用点
と、フェルト3,ベアラ表面の接触点とが同一直接上にな
いため、支持板5がガイド棒6上でつっかかって、フェ
ルト3の先端がベアラ表面にスムーズに追従しないこと
がある。このような事態は、胴の着脱時に起きやすい。
そして、このような場合には、フェルト3が変形し、つ
ぶれ、ベアラ表面に十分に接触しなくなってしまう。つ
まり、ベアラワイパとしての機能が十分に果たし得なく
なってしまうのである。
また、フェルト3を交換する際には、ケース4をガイド
棒6に沿って充分に後退させるか、ナット7を外してガ
イド棒6からケース4を外さなければならず、作業が面
倒であった。
本考案は、以上のような技術的事情にかんがみてなされ
たもので、その目的とするところは、ベアラワイパにお
いて、フェルトのベアラ表面への追従性を良くすると共
に、フェルトの交換性を向上させることにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するため、本考案では、フェルトを保持
するケースを印刷機フレーム側に回動自在に枢支して、
前記フェルトの先端がベアラ表面に対し接近離反し得る
ようにすると共に、前記ケースに一端を係止させ、かつ
前記印刷機フレーム側に他端を係止させてねじりばねを
設けて、前記フェルト先端をベアラ表面に押し付ける向
きのばね力を前記ケースに付与するようにして、ベアラ
ワイパを構成したのである。
〈作用〉 上記構成のベアラワイパにおいては、フェルトをベアラ
表面に押し付ける機構に、直線摺動部分がないので、フ
ェルト先端のベアラ表面への押し付けは常にスムーズに
なされる。また、ケースにかかっているばね力に抗して
ケースを回動させることにより、フェルトの交換が容易
に行ない得る状態となる。
〈実施例〉 第1図には本考案の一実施例に係るベアラワイパを各胴
に対し装着した状態の側面が示してあり、第2図にはそ
の最上部に位置するベアラワイパの背面に沿う断面が示
してあり、第3図には第2図中のIII−III矢視断面が示
してある。
11は印刷機のフレームの内側に取付けられている板状の
カバーで、上下のゴム胴1,1′、上下の版胴2,2′の胴中
部分を覆っている。つまり、各胴のベアラ1a,1a′,2a,
2′はカバー11より外側に位置しているのである。
各胴のベアラ1a,1a′,2a,2a′に対するベアラワイパ12
はカバー11の外側面に装着されている。ベアラワイパ12
は、上側の胴1,2に対するものと、下側の胴1′,2′に
対するものとで上下の向きが逆となっているが、構造は
同じである。以下には、第1図における最上部のベアラ
ワイパ12(版胴2のベアラ2aに対するベアラワイパ)に
ついて説明する。
カバー11の外側面において版胴2のベアラ2aの近くに
は、当該ベアラワイパ12の基部をなす、横断形状が略U
字状のブラケット13がねじ14により取付けられている。
ブラケット13の立ち上がり部13a,13b間には胴の軸線と
平行な軸15が取付けられている。
前面が開口した箱状のケース16の底面(もしくは上面)
には二本のアーム17が取付けてあり、これらのアーム17
の基端部が前記軸15に回転自在に嵌め込まれている。つ
まり、アーム17及びケース16が軸15を中心に回動して、
ベアラ2a表面に対し接近離反し得るようになっているの
である。ケース16にはフェルト18が収納され保持され
る。フェルト18に給油するため、ケース16には給油口、
さらには油溜めタンクなどが設けられる。
一方、軸15の中央部には巻きスプリング(ねじりコイル
ばね)19が嵌め込まれ、その一端19aは、アーム17に設
けられた小孔20に差し込まれ、他端19bは、ブラケット1
3に設けられた小孔21に差し込まれ、アーム17にはベア
ラ2a側に向くばね力が付勢されている。したがって、フ
ェルト18の先端は、巻きスプリング19によってアーム1
7,ケース16がベアラ2a側に回動されることにより、ベア
ラ2aの表面に弾力的に押し付けられる。
上記構造のベアラワイパ12において、フェルト18のベア
ラ2a表面への押し付けは、巻きスプリング19のばね力に
よる、アーム17のつっかかりのないスムーズな回転によ
ってなされるので、常に適正になされる。例えば、胴着
脱時の接触動作、フェルト交換後の接触動作において
も、フェルト18がベアラ2aに対し片当りしたり、不十分
接触となったりすることがないのである。また、フェル
ト18はばね力を付勢されてベアラ2a表面に押し付けら
れ、しかも軸15に対するアーム17の回転につっかかりな
どがないことから、フェルト18の摩耗に随時対応され
る。
ベアラ2aを接触するフェルト18はベアラ2a表面を清浄に
すると共に、ベアラ2a表面に給油する。油はフェルト18
にしみ込ませてあり、不足した場合には後方等から給油
される。ケース16の後部に油溜めタンクを設けて、そこ
から給油されるようにしてもよい。
フェルト18の摩耗等によりフェルトを交換する場合に
は、第3図中二点鎖線で示すように、ケース16を巻きス
プリング19のばね力に抗してベアラ2a表面から離れる方
向に回転させた状態で行なう。この状態では、版胴2も
邪魔とならずフェルト18の交換作業は容易となる。
なお、版胴2の点検や交換作業の際にはベアラワイパ12
を待避させておくことが望ましく、そのため、巻きスプ
リング19のばね力に抗して回転させた状態で、ケース1
6、アーム17を保持できるようにストッパ機構などを設
けることが考えられる。
なお、上記実施例では、ケース16等にばね力を付勢する
手段として巻きスプリング19を採用しているが、他の種
類のばねの採用も勿論可能である。
〈考案の効果〉 本考案に係るベアラワイパは、フェルトを保持するケー
スを印刷機フレーム側に回動自在に枢支して、前記フェ
ルトの先端がベアラ表面に対し接近離反し得るようにす
ると共に、前記ケースに一端を係止させ、かつ前記印刷
機フレーム側に他端を係止させてねじりばねを設けて、
前記フェルト先端をベアラ表面に押し付ける向きのばね
力が前記ケースに付与されるように構成されているの
で、フェルト先端が確実にベアラ表面に追従し、フェル
トの片当り、接触不十分による変形等も生じないことか
ら、ベアラの保護が確実に行なえるようになる。また、
ケースを回転させてベアラ表面から離反させることがで
きるので、フェルトの交換が胴の存在に邪魔されずに容
易に行なえるようになる。勿論、フェルト交換後のベア
ラ表面に対する追従も確実に行なえ、さらに、フェルト
にはばね力が付勢されていることから、フェルトが摩耗
してもその分自動的に送り込まれ、常に安定した接触が
確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベアラワイパを各胴に対し装着し
た状態の側面図、第2図はその最上部に位置するベアラ
ワイパの背面に沿う断面図、第3図は第2図中のIII−I
II矢視断面図、第4図はベアラ同士の接触状態を示す正
面図、第5図は従来のベアラワイパの側面図である。 図面中、 1a,1a′,2a,2a′はベアラ、12はベアラワイパ、13はブ
ラケット、15は軸、16はケース、17はアーム、18はフェ
ルト、19は巻きスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェルトを保持するケースを印刷機フレー
    ム側に回動自在に枢支して、前記フェルトの先端がベア
    ラ表面に対し接近離反し得るようにすると共に、前記ケ
    ースに一端を係止させ、かつ前記印刷機フレーム側に他
    端を係止させてねじりばねを設けて、前記フェルト先端
    をベアラ表面に押し付ける向きのばね力を前記ケースに
    付与してなることを特徴とするベアラワイパ。
JP1989023079U 1989-03-02 1989-03-02 ベアラワイパ Expired - Lifetime JPH0730362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989023079U JPH0730362Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 ベアラワイパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989023079U JPH0730362Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 ベアラワイパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115442U JPH02115442U (ja) 1990-09-14
JPH0730362Y2 true JPH0730362Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31241772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989023079U Expired - Lifetime JPH0730362Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 ベアラワイパ

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JP (1) JPH0730362Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101058A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 Komori Printing Mach Co Ltd 凹版印刷機のワイピング装置
JPS58110438U (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 株式会社小森コーポレーション 輪転印刷機のベアラ清浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115442U (ja) 1990-09-14

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