JPH07303502A - 耐水性で発散作用のある履物用靴底 - Google Patents
耐水性で発散作用のある履物用靴底Info
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- JPH07303502A JPH07303502A JP6059875A JP5987594A JPH07303502A JP H07303502 A JPH07303502 A JP H07303502A JP 6059875 A JP6059875 A JP 6059875A JP 5987594 A JP5987594 A JP 5987594A JP H07303502 A JPH07303502 A JP H07303502A
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Abstract
は合成材料でできた靴底の不浸透性をも兼ね備えている
耐水性で発散作用のある履物用の靴底を提供する。 【構成】 履物用の耐水性で発散作用のある靴底(10)で
あって、革又はそれと類似の材料でできた底(11)を備
え、該底は上部領域で少なくとも一部分蒸気透過性で耐
水性の材料からなる膜(12)で被覆されている。しかも該
底は少なくともその周縁に沿ってゴム又はそれと同等の
材料でできた少なくとも1つの上部部材(13)と組み合わ
されており、該上部部材は少なくとも該膜の影響を受け
る領域に1以上の貫通孔(14)を備えてなることを特徴と
する靴底。
Description
る履物用靴底に関するものである。
然材料でできた通常の靴底を有する履物を使用する際に
見られる主な問題は、湿気の多い天候である。
やすくなった時、革底の履物を使用することは実際上賢
明でない。なぜなら、革は蒸気透過性であり足の健康上
は好ましいとしても、耐水性がなく逆に水を吸収するか
らである。
浸して使用者の足を湿らせる。
が凹凸模様を備えておらず滑らかであり、またワックス
で磨かれることすらあるという事実と組み合い、かかる
条件下ではグリップが不確かになるため、湿気の多い天
候におけるもう一つの問題となる。
た靴底を使用することは気候条件によって制限され、か
かる理由から、製造者は、一般に、この種の材料ででき
た履物を、乾燥した季節が大半を占める国々における夏
物コレクションとして提供している。
接する面との間にポリウレタン又はポリ塩化ビニル(P
VC)の要素を挿入することにより防止されてきたが、
これは発散作用を阻害し、革の使用を単なる美的効果だ
けに止めていた。
公知の革底の履物における上述の欠点を解消する靴底を
提供することにある。
おいても地面のグリップ特性が良好な靴底を提供するこ
とにある。
を有する靴底を提供することにある。
販されている革底の特性と同じ利点を備えた靴底を提供
することにある。
良さを増大させることにある。
造することが可能で、競争力ある価格で販売することが
できる靴底を提供することにある。
方法で製造することができる靴底を提供することにあ
る。
しうる目的の下に、本発明に従えば、履物用の耐水性で
発散作用のある靴底であって、革又はそれと類似の材料
でできた底を備え、該底は上部領域にて蒸気透過性で耐
水性の材料からなる膜で少なくとも一部分被覆されてお
り、しかも該底は少なくともその周辺に沿ってゴム又は
その同等材料でできた少なくとも1つの上部部材と組み
合わされており、該上部部材は少なくとも該膜の影響を
受ける領域、例えば該膜に対向する領域に1以上の貫通
孔を備えてなることを特徴とする靴底が提供される。
示である添付の図面に示された好ましい具体例に関する
以下の記述から明らかであろう。
用又は蒸気透過性のある履物用靴底の第1の具体例は、
数字10で全体的に示されており、革又はそれに類似の
材料でできた底11を備えている。この底11は上部領
域、即ち実質的に足の裏に対向する領域で膜12によっ
て覆われている。この膜12は不浸透性であるが蒸気を
透過可能であり、好ましくは一般にゴアテックス(Gore-
Tex)と称されている材料やその他の同等材料等の材料で
できている。
て位置し、適当な接着剤を用いて接合されており、底1
1と一体構造体を形成している。かかる接着剤は、例え
ば、膜の周縁に沿って塗り付けられる。
リ塩化ビニル(PVC)又はその他の同等の材料でできた
上部周縁部材13が、例えば射出成形によって組み立て
られ、周縁部材13は膜12の周縁領域を被覆するとと
もに、その先細の内方縁によって中央開口14を規定
し、そこから上記膜を露出させている。
するが、革底11の存在により靴底の蒸気透過性は保た
れている。かくして、底部からの靴底を介した水の通過
は防止される一方で、上部からの靴底を介した蒸気の通
過は可能である。
において、靴底は全体的に数字110で示されており、
革又はそれと類似の材料でできた底111を備えてい
る。該底111は周縁領域に貫通孔112を備えてい
る。
領域で前述の膜12と同様の膜113によって被覆され
ている。該膜113は適当な接着剤によって底111に
接合されている。
R、PVC又はこれらと同等の材料でできた周縁部材1
14が、例えば射出成形によって靴底111に組み立て
られており、膜113の縁を密閉するとともに、中央に
残された広い開口115から上記膜を露出させている。
するスタッド116を備え、該部材114が射出成形に
よって製造される場合、スタッド116はその射出成形
時に直接成形される。
持力を有する材料でできた領域をもたらし、該材料はそ
の把持特性が乾燥した天候及び湿った天候のいずれにお
けるいかなる使用条件下でも十分なように選定される。
図4に示されるように、該スタッド116の下方端は底
111の下面と同一平面を成している。
らず、あらかじめ成形した要素を接着剤で接合すること
によって底111上に組み立てることもできるし、型内
で膜113が施された底111の上に該部材14を注ぐ
ことによっても組み立てられるし、また、単にスナップ
式止め金や耐水化された縫合材で連結することもでき
る。
において、靴底は数字210によって示されており、革
又はこれと類似の材料でできた底211を備えている。
該底211上部の非周縁領域は膜212によって覆われ
ている。該膜212は、例えばその周縁領域に塗り付け
られた接着剤によって底211に接合されている。
A)又はこれらと同等製品等の軟質材料でできた衝撃吸
収機能を有する中底213が底211の上部領域に組み
立てられている。
必要があるため、膜212の領域でさえも底211を完
全に覆っているが、その中央域に貫通孔214を備えて
いる。この貫通孔214は内側から外側への発散作用を
許容するのに適している。
た底の上に、該貫通孔に収容されるゴムスタッドを備え
た部材と衝撃吸収部材との両者を組み合わせることも可
能である。例えば、図3及び図4に示される靴底110
の上部部材114を図6及び図7に示される衝撃吸収性
の中底213で被覆することも可能である。
実際上確認されている。
特に蒸気透過性を備えるとともに、ゴム又は合成材料で
できた靴底の品質特性、特に不浸透性をも兼ね備えてい
る。
リップ性と衝撃吸収性をも備えている。
って特別の困難を伴わずに製造することができる。
思想の範囲内において多数の改変や修正を行うことが可
能である。さらに、本発明のすべての構成要素は他の技
術的に均等な要素と置換することも可能である。本発明
の実施に際して、材質及び寸法はその企図する用途に適
合する限りにおいて何らの制約も受けるものではない。
斜視図である。
視図である。
斜視図である。
視図である。
斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 履物用の耐水性で発散作用のある靴底(1
0; 110; 210)であって、革又はそれと類似の材料ででき
た底(11; 111; 211)を備え、該底は上部領域にて蒸気透
過性で耐水性の材料からなる膜(12; 113; 212)で少なく
とも一部分被覆されており、しかも該底は少なくともそ
の周縁に沿ってゴム又はそれと同等の材料でできた少な
くとも1つの上部部材(13; 114; 213)と組み合わされて
おり、該上部部材は少なくとも該膜の影響を受ける領域
に1以上の貫通孔(14; 115; 214)を備えてなることを特
徴とする靴底。 - 【請求項2】 ゴム又はそれと同等の材料でできた上記
上部部材(114)はスタッド(116)を備え、該スタッド(11
6)は上記底をその貫通孔(112)から貫通し、実質的に地
面に接する位置を終端としていることを特徴とする請求
項1記載の靴底。 - 【請求項3】 上記上部部材(13; 114; 213)はポリウレ
タン、エチレン酢酸ビニル(EVA)又はこれらと同等の
材料等の軟質衝撃吸収材料でできていることを特徴とす
る請求項2記載の靴底。 - 【請求項4】 ゴム又はそれと同等の材料でできた上記
上部部材(13; 114; 213)は、上記膜(12; 113; 212)の処
で貫通孔を有するポリウレタン、エチレン酢酸ビニル
(EVA)又はこれらと同等の材料等の軟質衝撃吸収材料
でできた部材で被覆されていることを特徴とする請求項
2記載の靴底。 - 【請求項5】 上記膜(12; 113; 212)は実質的に足裏に
対応する領域を覆い、その周縁は上記底(11; 111; 211)
の縁から間隔をおいて位置することを特徴とする請求項
1乃至4の何れか1項記載の靴底。 - 【請求項6】 上記膜(12; 113; 212)は発散作用を妨害
しないように塗布された接着剤によって上記底(11; 11
1; 211)に接合されていることを特徴とする請求項1乃
至5の何れか1項記載の靴底。 - 【請求項7】 蒸気透過性で耐水性の材料からなる上記
膜(12; 113; 212)は一般にゴアテックス(Gore-Tex)と称
されている材料又はそれと同等の材料から構成されてい
ることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の
靴底。 - 【請求項8】 ゴム又はそれと同等の材料でできた上記
上部部材(13; 114; 213)は上記底(11; 111; 211)の周縁
と同様の形状を備えるとともに、上記膜の縁を被覆する
ことを特徴とする上記請求項1乃至7の何れか1項記載
の靴底。 - 【請求項9】 ゴム又はそれと同等の材料でできた上記
上部部材(13; 114; 213)は上記底(11; 111; 211)の上に
射出成形によって組み立てられるか、型に注ぐことによ
って組み立てられるか、縫合により組み立てられるか、
接着によって組み立てられるか、又はこれらと同等の技
術によって組み立てられていることを特徴とする請求項
8記載の靴底。 - 【請求項10】 ゴム又はそれと同等の材料でできた上
記上部部材(13; 114;213)の1以上の貫通孔(14; 115; 2
14)は先細りの縁を備えていることを特徴とする請求項
1乃至9の何れか1項記載の靴底。
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