JPH07302864A - Icソケット - Google Patents
IcソケットInfo
- Publication number
- JPH07302864A JPH07302864A JP11606294A JP11606294A JPH07302864A JP H07302864 A JPH07302864 A JP H07302864A JP 11606294 A JP11606294 A JP 11606294A JP 11606294 A JP11606294 A JP 11606294A JP H07302864 A JPH07302864 A JP H07302864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- inspection
- bypass capacitor
- substrate
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アダプタソケットを省略したり、アダプタソ
ケット無しでもICの自動的な着脱を可能とする等の余
計な改造をする必要なく、アダプタソケット内の引出ラ
インのインダクタンスの影響を排除してICの適正な検
査が常に行われるようにする。 【構成】 検査用ICの電源用ピン端子とアース間に挿
入されるバイパスコンデンサCが取り付けられた基板1
0を、ICソケット2の下面部側に形成された凹状のス
ペース部分(窪み部2b,2b,2c)の開口部に対し
て装着し、この際、バイパスコンデンサCは窪み部2
b,2b内に納まるように構成する。
ケット無しでもICの自動的な着脱を可能とする等の余
計な改造をする必要なく、アダプタソケット内の引出ラ
インのインダクタンスの影響を排除してICの適正な検
査が常に行われるようにする。 【構成】 検査用ICの電源用ピン端子とアース間に挿
入されるバイパスコンデンサCが取り付けられた基板1
0を、ICソケット2の下面部側に形成された凹状のス
ペース部分(窪み部2b,2b,2c)の開口部に対し
て装着し、この際、バイパスコンデンサCは窪み部2
b,2b内に納まるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICソケットに関わり、
例えばICの生産測定をテスター等により行うような場
合にICを装着するために設けられるICソケットに適
用して好適なものとされる。
例えばICの生産測定をテスター等により行うような場
合にICを装着するために設けられるICソケットに適
用して好適なものとされる。
【0002】
【従来の技術】例えば、ICの製造工程においては最終
的にその品質をチェックするためのいわゆる生産測定が
行われる。また、このような生産測定を行うテスター等
の装置においては、ICの検査位置への着脱を自動的に
行うことのできるものが知られている。図5は、生産測
定をするにあたり、検査用のICの着脱を自動的に行う
ようにされたテスター装置の構成を正面図として概念的
に示すものであり、この図において1は検査すべき検査
用ICを示している。この検査用IC1に対して設けら
れる1a,1aはピン端子を示しており、例えばこの場
合にはDIPタイプのICとされて左右一対に所定数の
ピン端子1a,1aが設けられている。
的にその品質をチェックするためのいわゆる生産測定が
行われる。また、このような生産測定を行うテスター等
の装置においては、ICの検査位置への着脱を自動的に
行うことのできるものが知られている。図5は、生産測
定をするにあたり、検査用のICの着脱を自動的に行う
ようにされたテスター装置の構成を正面図として概念的
に示すものであり、この図において1は検査すべき検査
用ICを示している。この検査用IC1に対して設けら
れる1a,1aはピン端子を示しており、例えばこの場
合にはDIPタイプのICとされて左右一対に所定数の
ピン端子1a,1aが設けられている。
【0003】2は上記検査用IC1が装着されるICソ
ケットを示す。このICソケット2において2a,2a
は、検査用IC1のピン端子1a,1aの数及び位置に
対応するように設けられている電極を示す。この電極2
a,2aは、例えば実際には次に説明するアダプタソケ
ット3の内部を介して、テストボード4に対して接続さ
れている。3はアダプタソケットを示している。このア
ダプタソケット3はICソケット2に対して図示しない
インサートマシン等により自動的に検査用IC1の着脱
を行う際に、その着脱動作が適正かつ円滑に行われるの
に充分な程度のテスター本体5からICソケット2まで
の高さを得るために設けられ、例えばアダプタソケット
3自体の高さとしては20mm〜30mm程度のものが
用いられている。4はテストボードを示し、このボード
面に対してICソケット2の電極2a,2aから引出さ
れた配線が接続されている。5はテスター本体部を示
し、上部に取付けられたテストボード4側と接続されて
いる。これにより、ICソケット2に検査用IC1が装
着されれば、その各ピン端子1a,1aがテスター本体
部5側と接続された状態となって、検査用IC1の生産
測定を行うことができる。
ケットを示す。このICソケット2において2a,2a
は、検査用IC1のピン端子1a,1aの数及び位置に
対応するように設けられている電極を示す。この電極2
a,2aは、例えば実際には次に説明するアダプタソケ
ット3の内部を介して、テストボード4に対して接続さ
れている。3はアダプタソケットを示している。このア
ダプタソケット3はICソケット2に対して図示しない
インサートマシン等により自動的に検査用IC1の着脱
を行う際に、その着脱動作が適正かつ円滑に行われるの
に充分な程度のテスター本体5からICソケット2まで
の高さを得るために設けられ、例えばアダプタソケット
3自体の高さとしては20mm〜30mm程度のものが
用いられている。4はテストボードを示し、このボード
面に対してICソケット2の電極2a,2aから引出さ
れた配線が接続されている。5はテスター本体部を示
し、上部に取付けられたテストボード4側と接続されて
いる。これにより、ICソケット2に検査用IC1が装
着されれば、その各ピン端子1a,1aがテスター本体
部5側と接続された状態となって、検査用IC1の生産
測定を行うことができる。
【0004】また、C,Cは、検査用IC1を検査する
にあたり、電源ライン等に対して設けられるバイパスコ
ンデンサを示している。このバイパスコンデンサCは、
図のようにテストボードに対して取り付けられて、実際
には検査用IC1の電源端子のピン端子と接続された引
き出しライン6とアース間に設けられている。このよう
にバイパスコンデンサCを設けることで、検査用ICの
回路内の電源に重畳されるノイズを除去して、適正な測
定結果が得られるようにしている。
にあたり、電源ライン等に対して設けられるバイパスコ
ンデンサを示している。このバイパスコンデンサCは、
図のようにテストボードに対して取り付けられて、実際
には検査用IC1の電源端子のピン端子と接続された引
き出しライン6とアース間に設けられている。このよう
にバイパスコンデンサCを設けることで、検査用ICの
回路内の電源に重畳されるノイズを除去して、適正な測
定結果が得られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが実際には、バ
イパスコンデンサCと検査用IC1の電源のピン端子間
は、アダプタソケット3内の引出しライン6を介して接
続されている。前述のようにアダプタソケット3は20
mm〜30mm程度の高さを有することから、引出しラ
イン6も同程度の長さを有することになり、この引出し
ライン6に生じるインダクタンスLが無視できなくなっ
て測定に影響を与える場合も生じてくる。特に、例えば
上記検査用IC1がA/DコンバータあるいはD/Aコ
ンバータ等のように20MHz 〜30MHz 程度の高周波を
扱う、いわゆる高周波デバイスのようなものである場合
には、例え上記のようにバイパスコンデンサCを設けた
としても、アダプタソケット3を設けることで生じる前
記引出しライン6のインダクタンスLの作用により、高
周波ノイズが検査用ICの電源ラインに重畳されること
になるため、検査用ICが本来の性能を発揮することが
できなかったり、あるいは誤動作が発生したりして、適
正な測定がなされないという問題があった。
イパスコンデンサCと検査用IC1の電源のピン端子間
は、アダプタソケット3内の引出しライン6を介して接
続されている。前述のようにアダプタソケット3は20
mm〜30mm程度の高さを有することから、引出しラ
イン6も同程度の長さを有することになり、この引出し
ライン6に生じるインダクタンスLが無視できなくなっ
て測定に影響を与える場合も生じてくる。特に、例えば
上記検査用IC1がA/DコンバータあるいはD/Aコ
ンバータ等のように20MHz 〜30MHz 程度の高周波を
扱う、いわゆる高周波デバイスのようなものである場合
には、例え上記のようにバイパスコンデンサCを設けた
としても、アダプタソケット3を設けることで生じる前
記引出しライン6のインダクタンスLの作用により、高
周波ノイズが検査用ICの電源ラインに重畳されること
になるため、検査用ICが本来の性能を発揮することが
できなかったり、あるいは誤動作が発生したりして、適
正な測定がなされないという問題があった。
【0006】そこで、仮にテスター装置本体からアダプ
タソケット3を省略すれば、インダクタンスLの影響は
解消されるが、この場合は、自動的にインサートマシン
等により検査用IC1をICソケット2に対して着脱す
ることは非常に困難になる。そして、アダプタソケット
3を省略した上で自動的に検査用IC1を着脱可能にし
ようとすれば、検査システム全体の改造が要求されるこ
とになり、大変なコスト高となってしまう。
タソケット3を省略すれば、インダクタンスLの影響は
解消されるが、この場合は、自動的にインサートマシン
等により検査用IC1をICソケット2に対して着脱す
ることは非常に困難になる。そして、アダプタソケット
3を省略した上で自動的に検査用IC1を着脱可能にし
ようとすれば、検査システム全体の改造が要求されるこ
とになり、大変なコスト高となってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た問題点を解決するため、上面部側の所定の装着位置に
対して検査用のICが装着されるICソケットにおい
て、ICソケットの下面部に形成されている凹部に対し
て、検査用のICのためのバイパスコンデンサが取り付
けられた基板が装着され、この際、バイパスコンデンサ
は凹部の内部に納まるようにさ構成することとした。ま
た、このICソケットは、アダプタソケットを介して検
査装置本体に取り付けられると共に、装着位置に検査用
ICが自動的に装着されるように構成することとした。
た問題点を解決するため、上面部側の所定の装着位置に
対して検査用のICが装着されるICソケットにおい
て、ICソケットの下面部に形成されている凹部に対し
て、検査用のICのためのバイパスコンデンサが取り付
けられた基板が装着され、この際、バイパスコンデンサ
は凹部の内部に納まるようにさ構成することとした。ま
た、このICソケットは、アダプタソケットを介して検
査装置本体に取り付けられると共に、装着位置に検査用
ICが自動的に装着されるように構成することとした。
【0008】
【作用】上記構成によれば、バイパスコンデンサと、こ
のバイパスコンデンサが接続される検査用ICのピン端
子との物理的な距離が非常に短いものとなる。
のバイパスコンデンサが接続される検査用ICのピン端
子との物理的な距離が非常に短いものとなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例としてのICソケット
2の本体の形状例を示す斜視図であり、この場合にはI
Cソケット2の底面部が上側に向いた状態で示されてい
る。また、図2は本実施例におけるICソケット2及
び、このICソケット2に対して装着される基板10を
概念的に示す平面図である。これらの図から分かるよう
に、先ず本実施例のICソケット2としては、底面部側
に窪み部2b,2b,及び2cからなる凹状のスペース
を有するものが用いられる。また、それぞれの窪み部2
b,2bに沿って設けられている2dは、電極2aから
引出されるリードピンを示している。なお図2に示すよ
うに、この場合のリードピン2dは各窪み部2b,2b
にそれぞれ8本ずつの計16本設けられている、つま
り、この場合の検査用ICは16ピンのDIPタイプと
されるが、これは一例であり、実際には検査すべきIC
のタイプに応じて変更されればよい。なお、本実施例の
ようなICソケットは、新たに図のようなスペース部分
を形成したものを利用してもよいが、元から底面部にス
ペース部分が形成されたICソケットがあることからこ
れらを用いてもよく、この場合には新たにICソケット
を作るためのコスト等が削減されることになる。
2の本体の形状例を示す斜視図であり、この場合にはI
Cソケット2の底面部が上側に向いた状態で示されてい
る。また、図2は本実施例におけるICソケット2及
び、このICソケット2に対して装着される基板10を
概念的に示す平面図である。これらの図から分かるよう
に、先ず本実施例のICソケット2としては、底面部側
に窪み部2b,2b,及び2cからなる凹状のスペース
を有するものが用いられる。また、それぞれの窪み部2
b,2bに沿って設けられている2dは、電極2aから
引出されるリードピンを示している。なお図2に示すよ
うに、この場合のリードピン2dは各窪み部2b,2b
にそれぞれ8本ずつの計16本設けられている、つま
り、この場合の検査用ICは16ピンのDIPタイプと
されるが、これは一例であり、実際には検査すべきIC
のタイプに応じて変更されればよい。なお、本実施例の
ようなICソケットは、新たに図のようなスペース部分
を形成したものを利用してもよいが、元から底面部にス
ペース部分が形成されたICソケットがあることからこ
れらを用いてもよく、この場合には新たにICソケット
を作るためのコスト等が削減されることになる。
【0010】そして、図2に示す10は基板を示してい
る。この基板10は、実際には上記凹状のスペースの開
口部内に納まる程度のサイズに形成されている。そし
て、この基板10に対しては図のようにバイパスコンデ
ンサC,CがICソケット2の窪み部2b,2bに対応
する位置に、後述するような方法により取り付けられて
いる。また、10aは基板10に対して形成され、IC
ソケット2のリードピン2dが貫通するためのリードピ
ン貫通穴とされる。なお、この基板10は通常の板状の
ものでもよいが、シート状のいわゆるフレキシブル基板
等により構成すれば非常に薄型とすることができるた
め、例えば窪み部2cのようにスペースに余裕のあまり
ない部分においても、基板10が容易に納まるようにす
ることができる。また、10bは基板10の下面側に形
成されるアースのプリントパターンであるが、これにつ
いては後述する。
る。この基板10は、実際には上記凹状のスペースの開
口部内に納まる程度のサイズに形成されている。そし
て、この基板10に対しては図のようにバイパスコンデ
ンサC,CがICソケット2の窪み部2b,2bに対応
する位置に、後述するような方法により取り付けられて
いる。また、10aは基板10に対して形成され、IC
ソケット2のリードピン2dが貫通するためのリードピ
ン貫通穴とされる。なお、この基板10は通常の板状の
ものでもよいが、シート状のいわゆるフレキシブル基板
等により構成すれば非常に薄型とすることができるた
め、例えば窪み部2cのようにスペースに余裕のあまり
ない部分においても、基板10が容易に納まるようにす
ることができる。また、10bは基板10の下面側に形
成されるアースのプリントパターンであるが、これにつ
いては後述する。
【0011】図3は、上記図2に示したようなICソケ
ット2に対する基板10の装着方法の一例を拡大して示
す斜視図であり、この場合には便宜上、底面部側が上側
に向いた状態で示している。先ず、例えば基板10の底
面側(図においては上側)の中央部分には図のようにア
ースのプリントパターン10bが形成されている。ま
た、プリントパターン10bの両側にはICソケット2
dのリードピンが貫通するリードピン貫通穴10aが設
けられている。なお、図の左端に位置するリードピン貫
通穴10aはアースのプリントパターン10bと繋って
いるが、これはこの位置に対応する検査用IC1のピン
端子がGND端子とされていることによる。また、特に
10a1で示されるリードピン貫通穴は、検査用IC1
の電源ラインのピン端子に対応して接触するリードピン
が貫通するものとされる。また、10c及び10dはバ
イパスコンデンサのリードが挿入される挿入穴で、挿入
穴10cの周囲部分はアースのプリントパターン10b
が繋って形成されており、挿入穴10dはリードピン貫
通穴10a1 と繋るようにパターンが形成されている。
ット2に対する基板10の装着方法の一例を拡大して示
す斜視図であり、この場合には便宜上、底面部側が上側
に向いた状態で示している。先ず、例えば基板10の底
面側(図においては上側)の中央部分には図のようにア
ースのプリントパターン10bが形成されている。ま
た、プリントパターン10bの両側にはICソケット2
dのリードピンが貫通するリードピン貫通穴10aが設
けられている。なお、図の左端に位置するリードピン貫
通穴10aはアースのプリントパターン10bと繋って
いるが、これはこの位置に対応する検査用IC1のピン
端子がGND端子とされていることによる。また、特に
10a1で示されるリードピン貫通穴は、検査用IC1
の電源ラインのピン端子に対応して接触するリードピン
が貫通するものとされる。また、10c及び10dはバ
イパスコンデンサのリードが挿入される挿入穴で、挿入
穴10cの周囲部分はアースのプリントパターン10b
が繋って形成されており、挿入穴10dはリードピン貫
通穴10a1 と繋るようにパターンが形成されている。
【0012】そして、この基板10の上面側(図では下
側)から図のようにバイパスコンデンサCのリードを挿
入穴10c,10dに挿入した後、例えばこの挿入穴1
0c,10d部分で半田付けを行ってバイパスコンデン
サCを基板10に対して取り付ける。そしてこの後、基
板10の各リードピン貫通穴10a及び10a1 に対し
ICソケット2側の各リードピン2dが貫通するように
して、基板10をICソケット2に装着する。例えばこ
の場合には、ICソケット2の底面部側の凹状のスペー
ス部分の開口部分に基板10が納まり、更にこの際、基
板10に取り付けられていたバイパスコンデンサCはI
Cソケット2の窪み部2bの中に位置していることにな
る。なお、本実施例の場合には、各リードピン貫通穴1
0aにおいて少なくともアースのプリントパターン10
bと繋ってパターンが形成されたものについては、この
部分でリードピン2dと半田付けが行われるものとされ
る。また、本実施例のバイパスコンデンサCとしては例
えば小型のタンタルコンデンサ等を利用することができ
る。
側)から図のようにバイパスコンデンサCのリードを挿
入穴10c,10dに挿入した後、例えばこの挿入穴1
0c,10d部分で半田付けを行ってバイパスコンデン
サCを基板10に対して取り付ける。そしてこの後、基
板10の各リードピン貫通穴10a及び10a1 に対し
ICソケット2側の各リードピン2dが貫通するように
して、基板10をICソケット2に装着する。例えばこ
の場合には、ICソケット2の底面部側の凹状のスペー
ス部分の開口部分に基板10が納まり、更にこの際、基
板10に取り付けられていたバイパスコンデンサCはI
Cソケット2の窪み部2bの中に位置していることにな
る。なお、本実施例の場合には、各リードピン貫通穴1
0aにおいて少なくともアースのプリントパターン10
bと繋ってパターンが形成されたものについては、この
部分でリードピン2dと半田付けが行われるものとされ
る。また、本実施例のバイパスコンデンサCとしては例
えば小型のタンタルコンデンサ等を利用することができ
る。
【0013】図4は、本実施例のICソケット2が用い
られるテスター装置を概念的に示す正面図であり、図5
と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施
例の場合は、この図のように基板10がICソケット2
の凹状のスペース部分に納まるように取り付けられた状
態で、ICソケット2がアダプタソケット3に取り付け
られてテスター装置が構成される。この際、ICソケッ
ト2の各リードピン2dは、図示しない接続機構等によ
りアダプタソケット3側の引出しラインと接触するよう
にされる結果、図5により説明したようにテストボード
4を介してテスター本体5側と接続されることになる。
また、バイパスコンデンサCは図3により説明したよう
に基板10に接続された状態で取り付けられて、この図
に示すように窪み部2b内に位置している。なお、この
図においてはバイパスコンデンサCは記号により示して
いる。
られるテスター装置を概念的に示す正面図であり、図5
と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施
例の場合は、この図のように基板10がICソケット2
の凹状のスペース部分に納まるように取り付けられた状
態で、ICソケット2がアダプタソケット3に取り付け
られてテスター装置が構成される。この際、ICソケッ
ト2の各リードピン2dは、図示しない接続機構等によ
りアダプタソケット3側の引出しラインと接触するよう
にされる結果、図5により説明したようにテストボード
4を介してテスター本体5側と接続されることになる。
また、バイパスコンデンサCは図3により説明したよう
に基板10に接続された状態で取り付けられて、この図
に示すように窪み部2b内に位置している。なお、この
図においてはバイパスコンデンサCは記号により示して
いる。
【0014】そこで、例えば測定を行うために、検査用
IC1をICソケット2の装着位置に装着した場合に
は、図3にて説明したように、バイパスコンデンサCが
取り付けられていることから、検査用IC1の所定の電
源用ピン端子とアース間にバイパスコンデンサCが接続
されることになる。そしてこの際、バイパスコンデンサ
Cと検査用IC1の電源用ピン端子との間にはICソケ
ット2の電極2aとリードピン2dが介するのみで、従
来のようにアダプタソケット3の引出しライン6は介さ
なくて済むこととなり、この間の物理的距離は図5の場
合と比べて著しく短縮されることになる。これにより、
バイパスコンデンサCと検査用IC1の電源用ピン端子
との間のインダクタンスLは無視することができ、それ
だけ検査用IC1の電源ラインに重畳されるノイズも著
しく減少することになる。
IC1をICソケット2の装着位置に装着した場合に
は、図3にて説明したように、バイパスコンデンサCが
取り付けられていることから、検査用IC1の所定の電
源用ピン端子とアース間にバイパスコンデンサCが接続
されることになる。そしてこの際、バイパスコンデンサ
Cと検査用IC1の電源用ピン端子との間にはICソケ
ット2の電極2aとリードピン2dが介するのみで、従
来のようにアダプタソケット3の引出しライン6は介さ
なくて済むこととなり、この間の物理的距離は図5の場
合と比べて著しく短縮されることになる。これにより、
バイパスコンデンサCと検査用IC1の電源用ピン端子
との間のインダクタンスLは無視することができ、それ
だけ検査用IC1の電源ラインに重畳されるノイズも著
しく減少することになる。
【0015】なお、本発明のICソケット2の底面部の
スペース部分は図1にて示したような形状に限定される
ものではなく、他の形状とされていても構わなく、実際
にバイパスコンデンサCが内部に位置することのできる
形状であればよい。また、バイパスコンデンサCの取付
方法や、ICソケット2に対する基板10の装着方法及
びその形状等も上記実施例に限定されるものでなく、結
果としてICソケット2の底面部側のスペース部分にバ
イパスコンデンサCが納まった状態で、このバイパスコ
ンデンサCがアース−ICの電源ピン間に電気的に挿入
された状態となっていればよく、本発明の要旨の範囲内
において各種変更が可能とされる。
スペース部分は図1にて示したような形状に限定される
ものではなく、他の形状とされていても構わなく、実際
にバイパスコンデンサCが内部に位置することのできる
形状であればよい。また、バイパスコンデンサCの取付
方法や、ICソケット2に対する基板10の装着方法及
びその形状等も上記実施例に限定されるものでなく、結
果としてICソケット2の底面部側のスペース部分にバ
イパスコンデンサCが納まった状態で、このバイパスコ
ンデンサCがアース−ICの電源ピン間に電気的に挿入
された状態となっていればよく、本発明の要旨の範囲内
において各種変更が可能とされる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のICソケッ
トはバイパスコンデンサの実装位置がICソケット本体
のスペース内にあるようにされて、バイパスコンデンサ
Cと検査用IC1の電源用ピン端子との間の距離を短縮
して電源ラインに重畳するノイズの増幅を解消するよう
にされているため、ICの適正な検査が常に行われるよ
うにすることができ、検査されたICの品質の信頼性も
向上するという効果を有している。特に、本発明のIC
ソケットは、検査用のICを自動的に着脱するようにさ
れた検査システムに適用にすることで、アダプタソケッ
トを省略したり、アダプタソケット無しでもICの自動
的な着脱を可能とする等の余計な改造をする必要がなく
なるため、上記効果を得るためのコストも低くて済むと
いう効果も有しており、更にICソケットについて、元
から底面部に凹部が形成されているものを用いればその
分コストが低減されることにもなる。
トはバイパスコンデンサの実装位置がICソケット本体
のスペース内にあるようにされて、バイパスコンデンサ
Cと検査用IC1の電源用ピン端子との間の距離を短縮
して電源ラインに重畳するノイズの増幅を解消するよう
にされているため、ICの適正な検査が常に行われるよ
うにすることができ、検査されたICの品質の信頼性も
向上するという効果を有している。特に、本発明のIC
ソケットは、検査用のICを自動的に着脱するようにさ
れた検査システムに適用にすることで、アダプタソケッ
トを省略したり、アダプタソケット無しでもICの自動
的な着脱を可能とする等の余計な改造をする必要がなく
なるため、上記効果を得るためのコストも低くて済むと
いう効果も有しており、更にICソケットについて、元
から底面部に凹部が形成されているものを用いればその
分コストが低減されることにもなる。
【図1】本発明の実施例におけるICソケットを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本実施例のICソケット及び基板を概念的に示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本実施例の基板に対するバイパスコンデンサの
取り付け、及びICソケットに対する基板の装着方法を
示す拡大図である。
取り付け、及びICソケットに対する基板の装着方法を
示す拡大図である。
【図4】本実施例のテスター装置の構成を概念的に示す
平面図である。
平面図である。
【図5】従来例におけるテスター装置の構成を概念的に
示す平面図である。
示す平面図である。
1 検査用IC 2 ICソケット 2a 電極 2b,2c 窪み部 2d リードピン 3 アダプタソケット 4 テストボード 5 テスター本体 6 引出ライン 10 基板 10b アースのプリントパターン C バイパスコンデンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 上面部側の所定の装着位置に対して検査
用のICが装着されるICソケットにおいて、 凹部が形成されている本体部の下面側に対して、前記検
査用のICのためのバイパスコンデンサが取り付けられ
た基板が装着され、この際、前記バイパスコンデンサは
前記凹部の内部に納まるようにされていることを特徴と
するICソケット。 - 【請求項2】 アダプタソケットを介して検査装置本体
に取り付けられると共に、前記装着位置に検査用ICが
自動的に装着可能とされていることを特徴とする請求項
1に記載のICソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606294A JPH07302864A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | Icソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606294A JPH07302864A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | Icソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302864A true JPH07302864A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14677771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11606294A Pending JPH07302864A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | Icソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106128973A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-11-16 | 太仓海润太阳能有限公司 | 一种测量太阳能组件引出线位置的方法 |
CN109030875A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-12-18 | 芜湖市亿仑电子有限公司 | 一种电容器的综合测试装置 |
-
1994
- 1994-05-06 JP JP11606294A patent/JPH07302864A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106128973A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-11-16 | 太仓海润太阳能有限公司 | 一种测量太阳能组件引出线位置的方法 |
CN109030875A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-12-18 | 芜湖市亿仑电子有限公司 | 一种电容器的综合测试装置 |
CN109030875B (zh) * | 2018-06-01 | 2020-10-20 | 芜湖市亿仑电子有限公司 | 一种电容器的综合测试装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020416 |