JPH07301339A - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JPH07301339A
JPH07301339A JP6185114A JP18511494A JPH07301339A JP H07301339 A JPH07301339 A JP H07301339A JP 6185114 A JP6185114 A JP 6185114A JP 18511494 A JP18511494 A JP 18511494A JP H07301339 A JPH07301339 A JP H07301339A
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茂之 小野
Hideyuki Furuyama
秀之 古山
Yuki Sato
祐樹 佐藤
Yoshinori Sato
芳則 佐藤
Hironori Minagawa
皆川  浩範
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用初期における圧力分布を安定させること
が可能であり、微小な粗さを均一に形成することが可能
であり、滓の付着による成形不良の発生を防止すること
が可能であり、もって優れた密封性能を発揮するオイル
シールを提供する。 【構成】 シールリップ1先端の密封流体側斜面2と反
密封流体側斜面3の間に、反密封流体側に角度γを備え
た第三の斜面6を設け、この第三の斜面6の角度γを反
密封流体側斜面3の角度βより小さくし、密封流体側斜
面2と第三の斜面6の間にエッヂ4を設け、第三の斜面
6と反密封流体側斜面3の間に副エッヂ7を設けること
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密封装置の一種である
オイルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】公知のオイルシールにおいては、図14
に示すように、シールリップ1の先端が、密封流体側
(以下、油側とも称する)斜面2と反密封流体側(以
下、大気側とも称する)斜面3の二面から構成されてお
り、この両斜面2,3の間に、シャープなエッヂ4が形
成されている。したがって、このオイルシールの使用初
期においては、シールリップ1の先端と摺動の相手方で
ある軸(図示せず)との接触幅(摺動幅)が、小さい
(狭い)ものである。また密封流体側斜面2の角度(中
心軸線0に対する斜面の傾斜角度、以下同じ)αについ
ては、従来、40〜50度という数字が知られており、
また反密封流体側斜面3の角度βについては、同じく従
来、20〜30度という数字が知られている。
【0003】オイルシールの密封性能は、その構成部品
の一つであるバネ5によってシールリップ1に付与され
る軸への緊迫力と、斜面2,3の角度α,βの差と、シ
ールリップ1の摺動面に充填剤によって形成された微小
な表面粗さとによって、流体力学的に与えられる。した
がってオイルシールを設計するに際しては、これらを適
切な大きさに設定することが行なわれており、更に場合
によっては、密封性能を一層、高めるために、反密封流
体側斜面3にネジ溝(図示せず)を形成することが行な
われている。またシールリップ1の摺動面における圧力
分布(軸方向の接触圧分布)については、圧力が密封流
体側で大きいことが、密封性能を高める上で必要条件と
なる。しかしながら上記オイルシールの使用初期におい
ては、上記したように接触幅が狭く、この狭い幅に圧力
が集中するために、圧力が必ずしも密封流体側で大きく
ならないことがあり、これを原因として、使用初期にお
いて、密封性能が低いことが見受けられる。
【0004】一方、近年、製造コストの低減および型に
よる形状保証の要求から、オイルシールの製造方法に
は、射出成形によるモールドリップ方式が望まれてい
る。しかしながら、この方式による製造過程において
は、射出時、生地が型のキャビティに充填される際に、
シールリップ1の先端が丁度、生地の流れが滞溜する部
分に当たる。したがって密封性能の一因子である摺動面
上の微小な粗さが、生地の流れが不均一であることによ
って、不均一に形成されてしまうことがあり、これを原
因として、密封性能が低いことが見受けられる。
【0005】またシールリップ1先端のエッヂ4がシャ
ープな形状であることに伴って、このエッヂ4を成形す
る型のキャビティ内壁がシャープな形状の凹みとして形
成されている。このため、この凹みに、成形による滓が
付着し易く、この滓がシールリップ1先端の正確な賦形
を阻害することがあり、これを原因として、成形不良が
発生し、密封性能が低いことが見受けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、使用初期における圧力分布を安定させることが可能
であり、微小な粗さを均一に形成することが可能であ
り、滓の付着による成形不良の発生を防止することが可
能であり、もって優れた密封性能を発揮するオイルシー
ルを提供することを目的とする。またこれに加えて、ネ
ジ溝によるポンピング作用を奏し、もって更に優れた密
封性能を発揮するオイルシールを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるオイルシールは、シールリ
ップ先端の密封流体側斜面と反密封流体側斜面の間に、
反密封流体側に角度を備えた第三の斜面を設け、前記第
三の斜面の角度を前記反密封流体側斜面の角度より小さ
くし、前記密封流体側斜面と前記第三の斜面の間にエッ
ヂを設け、前記第三の斜面と前記反密封流体側斜面の間
に副エッヂを設けることにした。本願発明者らが行なっ
た試験の結果からして、密封流体側斜面の角度は40〜
60度、反密封流体側斜面の角度は15〜30度、第三
の斜面の角度は5〜15度、第三の斜面の長さは0.1
〜1.0mmがそれぞれ、好適である。
【0008】また本発明の請求項2によるオイルシール
は、シールリップ先端の密封流体側斜面と反密封流体側
斜面の間に、反密封流体側に角度を備えた第三の斜面を
設け、前記第三の斜面の角度を前記反密封流体側斜面の
角度より小さくし、前記密封流体側斜面と前記第三の斜
面の間にエッヂを設け、前記第三の斜面と前記反密封流
体側斜面の間にアールを設けることにした。本願発明者
らが行なった試験の結果からして、密封流体側斜面の角
度は40〜60度、反密封流体側斜面の角度は15〜3
0度、第三の斜面の角度は5〜15度、エッヂと、第三
の斜面の延長線と反密封流体側斜面の延長線の交点との
距離は0.1〜1.0mmがそれぞれ、好適である。ア
ールの大きさ(曲率)は特に限定されない。
【0009】また本発明の請求項3によるオイルシール
は、シールリップ先端の密封流体側斜面と反密封流体側
斜面の間にエッヂを設け、前記反密封流体側斜面に凸状
の曲面を設定し、前記エッヂにおける前記曲面の接線の
角度を5〜15度とすることにした。本願発明者らが行
なった試験の結果からして、密封流体側斜面の角度は4
0〜60度、反密封流体側斜面の角度は15〜30度が
それぞれ、好適である。また本発明の請求項4によるオ
イルシールは、請求項1、2または3を引用して、シー
ルリップの先端にネジ溝を設けることにした。
【0010】
【作用】請求項1ないし3によるオイルシールにおいて
は、そのシールリップ先端の形状から、使用初期におけ
る圧力分布が、最大圧力が広めの接触幅における最も密
封流体側(すなわち、エッヂ)にある適正な分布状態と
なる。また射出時における生地の流れが均一になるため
に、微小な粗さを均一に形成することが可能となるとと
もに、型の凹みに滓が付着しにくくなるために、成形不
良の発生を防止することが可能となる。また請求項4に
よるオイルシールにおいては、ネジ溝が、シールリップ
の摺動時に、ポンピング作用を発揮する。
【0011】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0012】第一実施例・・・図1に示すように、シー
ルリップ1先端の密封流体側斜面2と反密封流体側斜面
3の間に、反密封流体側に所定の角度γを備えた第三の
斜面6が設けられ、この新たに設けられた第三の斜面6
の角度γが、密封流体側斜面2の角度αおよび反密封流
体側斜面3の角度βより小さく設定されており、具体的
には、密封流体側斜面2の角度αが約50度、反密封流
体側斜面3の角度βが約20度、第三の斜面6の角度γ
が約10度にそれぞれ、設定されている。また密封流体
側斜面2と第三の斜面6の間にエッヂ4が設けられ、第
三の斜面6と反密封流体側斜面3の間に副エッヂ7が設
けられている。
【0013】密封流体側斜面2、反密封流体側斜面3お
よび第三の斜面6はそれぞれ、中心軸線0を含む平面で
裁断した断面形状を直線状とされている。第三の斜面6
の長さLは、実寸で0.1〜1.0mmに設定されてい
る。シールリップ1は、ゴムと充填剤の複合材料によっ
て成形されている。第三の斜面6はモールドリップによ
り成形されるが、これをメスカットによって成形しても
良い。エッヂ4は、図14に示した従来例におけるエッ
ヂ4より角度が大きくなっている。エッヂ4および副エ
ッヂ7はそれぞれ、出来る限り尖っていることが望まし
いが、成形上の都合から、半径0.1mm程度までのア
ールは許容されなければならない。5はバネ(スプリン
グまたはガータスプリングとも称する)、8は取付環
(外周環とも称する)である。
【0014】上記構成を備えたオイルシールにおいて
は、第三の斜面6がその略全面において、摺動の相手方
である軸(図示せず)に接触し、これにより接触幅が従
来より広くなり、圧力分布が、最大圧力が最も密封流体
側(すなわち、エッヂ4)にある適正な分布状態とな
る。したがってこの結果、図14に示した従来品と比較
して、図2および図3に示すように、吸込み能力が高
く、製品間のバラツキが小さくなり、密封性能が向上せ
しめられる。またエッヂ4の角度が従来より大きくなっ
たことに伴って、型のキャビティ内壁の凹みが従来より
角度的に大きくなるために、射出時における生地の流れ
が均一になるとともに、凹みに滓が付着しにくくなる。
したがって、これらにより微小な粗さが均一に形成され
るとともに、滓の付着による成形不良の発生が防止さ
れ、密封性能が向上せしめられる。
【0015】図2および図3は、吸込み能力試験の手順
と結果を示している。すなわち、オイルシールの大気側
に故意に油を塗布して軸を回転させると、この油が大気
側から油側に吸い込まれていくことが一般に知られてい
る。そこで、図2に示すように、オイルシールを軸方向
に反対に取り付けて軸9を回転させ、油10の単位時間
当りの掃出し量Qをもってオイルシールの吸込み力を評
価したものであり、図3のグラフ図に示すように、実施
例品の方が従来品より、吸込み能力が高く、製品間のバ
ラツキa,bが小さくなっている(a<b)。
【0016】第二実施例・・・図4および図5に示すよ
うに、シールリップ1先端の密封流体側斜面2と反密封
流体側斜面3の間に、反密封流体側に所定の角度γを備
えた第三の斜面6が設けられ、この新たに設けられた第
三の斜面6の角度γが、密封流体側斜面2の角度αおよ
び反密封流体側斜面3の角度βより小さく設定されてお
り、具体的には、密封流体側斜面2の角度αが約50
度、反密封流体側斜面3の角度βが約20度、第三の斜
面6の角度γが約10度にそれぞれ、設定されている。
また密封流体側斜面2と第三の斜面6の間にエッヂ4が
設けられ、第三の斜面6と反密封流体側斜面3の間にア
ール11が設けられている。
【0017】密封流体側斜面2、反密封流体側斜面3お
よび第三の斜面6はそれぞれ、中心軸線0を含む平面で
裁断した断面形状を直線状とされている。アール11
は、中心軸線0を含む平面で裁断した断面形状を凸状の
円弧面とされているが、その大きさ(曲率)は特に限定
されないものである。エッヂ4と、第三の斜面6の延長
線と反密封流体側斜面3の延長線の交点との距離Mは、
実寸で0.1〜1.0mmに設定されている。シールリ
ップ1は、ゴムと充填剤の複合材料によって成形されて
いる。第三の斜面6およびアール11はモールドリップ
により成形されるが、これをメスカットによって成形し
ても良い。エッヂ4は、図14に示した従来例における
エッヂ4より角度が大きくなっている。またエッヂ4は
出来る限り尖っていることが望ましいが、成形上の都合
から、半径0.1mm程度までのアールは許容されなけ
ればならない。5はバネ、8は取付環である。
【0018】上記構成を備えたオイルシールにおいて
は、第三の斜面6の略全面およびアール11の一部が、
摺動の相手方である軸(図示せず)に接触し、これによ
り接触幅が従来より広くなり、圧力分布が、最大圧力が
最も密封流体側(すなわち、エッヂ4)にある適正な分
布状態となる。したがってこの結果、図14に示した従
来品と比較して、図6に示すように、吸込み能力が高
く、製品間のバラツキが小さくなり、密封性能が向上せ
しめられる。またエッヂ4の角度が従来より大きくなっ
たことに伴って、型のキャビティ内壁の凹みが従来より
角度的に大きくなるために、射出時における生地の流れ
が均一になるとともに、凹みに滓が付着しにくくなる。
したがって、これらのことから微小な粗さが均一に形成
されるとともに、滓の付着による成形不良の発生が防止
され、密封性能が向上せしめられる。
【0019】第三実施例・・・図7および図8に示すよ
うに、シールリップ1先端の密封流体側斜面2と反密封
流体側斜面3の間にエッヂ4が設けられ、反密封流体側
斜面3がその略全面に亙って滑らかな凸状の曲面とされ
ている。密封流体側斜面2は、中心軸線0を含む平面で
裁断した断面形状を直線状とされている。反密封流体側
斜面3は、中心軸線0を含む平面で裁断した断面形状を
凸状の円弧面とされているが、その大きさ(曲率)は特
に限定されないものである。またこの円弧面は真円の一
部であるが、高次の曲線であっても良く、曲線と直線の
組み合わせであっても良い。密封流体側斜面2の角度α
は40〜60度、エッヂ7における反密封流体側斜面3
の接線12の角度δは5〜15度に設定され、具体的に
は、密封流体側斜面2の角度αが約50度、接線12の
角度δが約10度に設定されている。シールリップ1
は、ゴムと充填剤の複合材料によって成形されている。
エッヂ4は、図14に示した従来例におけるエッヂ4よ
り角度が大きくなっている。またエッヂ4は出来る限り
尖っていることが望ましいが、成形上の都合から、半径
0.1mm程度までのアールは許容されなければならな
い。5はバネ、8は取付環である。
【0020】上記構成を備えたオイルシールにおいて
は、反密封流体側斜面3がその曲面の一部において、摺
動の相手方である軸(図示せず)に接触し、これにより
接触幅が従来より広くなり、圧力分布が、最大圧力が最
も密封流体側(すなわち、エッヂ4)にある適正な分布
状態となる。したがってこの結果、図14に示した従来
品と比較して、図9に示すように、吸込み能力が高く、
製品間のバラツキが小さくなり、密封性能が向上せしめ
られる。またエッヂ4の角度が従来より大きくなったこ
とに伴って、型のキャビティ内壁の凹みが従来より角度
的に大きくなるために、射出時における生地の流れが均
一になるとともに、凹みに滓が付着しにくくなる。した
がって、これらのことから微小な粗さが均一に形成され
るとともに、滓の付着による成形不良の発生が防止さ
れ、密封性能が向上せしめられる。
【0021】上記各実施例に共通して、シールリップ1
先端の、摺動の相手方である軸と接触する面にネジ溝を
設けると、このネジ溝が摺動時に、ポンピング作用を発
揮するために、密封性能を更に高めることが可能であ
る。ネジ溝を設ける面は、第一実施例においては、第三
の斜面6および反密封流体側斜面3、第二実施例におい
ては、第三の斜面6、アール11および反密封流体側斜
面3、第三実施例においては、反密封流体側斜面3であ
り、このうち、第一実施例に関するものを例として図を
もって説明すると、以下のとおりである。
【0022】すなわち、先ず、図10に示すように、片
回転用シールとして、一方向に傾斜したネジ溝13を設
ける。また、図11に示すように、両回転用シールとし
て、両方向に傾斜したネジ溝13を設ける。また、図1
2に示すように、シールリップ1が摺動により摩耗する
ため、ネジ溝13の寿命を長くすべく、長さを異にした
ネジ溝13を設ける。
【0023】そして、これらのネジ溝13の一部が、角
度γが小さく、使用初期から軸に全面接触する第三の斜
面6に設けられているために、図13に示すように、使
用初期から大きなポンピング作用が発揮せしめられる。
尚、図13の結果を得た試験の条件は、軸9の回転数が
2000rpm、油10の温度が100℃であった。
【0024】また各実施例に共通して、シールリップ1
は、弗素ゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、シリコー
ンゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムを基本とし、TP
E、およびゴム−プラスチックから構成される材料も使
用可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0026】すなわち、請求項1ないし3においては、
シールリップの接触幅が広くなり、圧力分布が、最大圧
力が広い接触幅のうちでも最も密封流体側(すなわち、
エッヂ)にある適正な分布状態となる。したがって吸込
み能力が高く、製品間のバラツキが小さくなり、密封性
能が向上せしめられる。またエッヂの角度が従来より大
きくなったことに伴って、型のキャビティ内壁の凹みが
従来より角度的に大きくなるために、射出時における生
地の流れが均一になるとともに、凹みに滓が付着しにく
くなる。したがって、これらのことから微小な粗さが均
一に形成されるとともに、滓の付着による成形不良の発
生が防止され、密封性能が向上せしめられる。また請求
項4においては、これに加えて、ネジ溝によるポンピン
グ作用によって、更に優れた密封性能を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るオイルシールの半裁
断面図
【図2】吸込み能力試験の手順を示す説明図
【図3】吸込み能力試験の結果を示すグラフ図
【図4】本発明の第二実施例に係るオイルシールの半裁
断面図
【図5】同オイルシールの要部拡大断面図
【図6】吸込み能力試験の結果を示すグラフ図
【図7】本発明の第三実施例に係るオイルシールの半裁
断面図
【図8】同オイルシールの要部拡大断面図
【図9】吸込み能力試験の結果を示すグラフ図
【図10】ネジ溝の一例を示す、シールリップを径方向
内側から見た図
【図11】ネジ溝の他の例を示す、シールリップを径方
向内側から見た図
【図12】ネジ溝の他の例を示す、シールリップを径方
向内側から見た図
【図13】吸込み能力試験の結果を示すグラフ図
【図14】従来例に係るオイルシールの半裁断面図
【符号の説明】
1 シールリップ 2 密封流体側斜面 3 反密封流体側斜面 4 エッヂ 5 バネ 6 第三の斜面 7 副エッヂ 8 取付環 9 軸 10 油 11 アール 12 接線 13 ネジ溝 0 中心軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 芳則 茨城県つくば市和台25番地 エヌオーケー 株式会社内 (72)発明者 皆川 浩範 茨城県つくば市和台25番地 エヌオーケー 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールリップ(1)先端の密封流体側斜
    面(2)と反密封流体側斜面(3)の間に、反密封流体
    側に角度(γ)を備えた第三の斜面(6)を設け、前記
    第三の斜面(6)の角度(γ)を前記反密封流体側斜面
    (3)の角度(β)より小さくし、前記密封流体側斜面
    (2)と前記第三の斜面(6)の間にエッヂ(4)を設
    け、前記第三の斜面(6)と前記反密封流体側斜面
    (3)の間に副エッヂ(7)を設けたオイルシール。
  2. 【請求項2】 シールリップ(1)先端の密封流体側斜
    面(2)と反密封流体側斜面(3)の間に、反密封流体
    側に角度(γ)を備えた第三の斜面(6)を設け、前記
    第三の斜面(6)の角度(γ)を前記反密封流体側斜面
    (3)の角度(β)より小さくし、前記密封流体側斜面
    (2)と前記第三の斜面(6)の間にエッヂ(4)を設
    け、前記第三の斜面(6)と前記反密封流体側斜面
    (3)の間にアール(11)を設けたオイルシール。
  3. 【請求項3】 シールリップ(1)先端の密封流体側斜
    面(2)と反密封流体側斜面(3)の間にエッヂ(4)
    を設け、前記反密封流体側斜面(3)に凸状の曲面を設
    定し、前記エッヂ(4)における前記曲面の接線(1
    2)の角度(δ)を5〜15度としたオイルシール。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のオイルシールに
    おいて、シールリップ(1)の先端にネジ溝(13)を
    設けたことを特徴とするオイルシール。
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