JPH07301057A - 換気・乾燥機ユニットを有する窓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】換気・乾燥機をユニット化して窓枠１内に取り
付けることによって、必要に応じて簡単に設置すること
ができること。 【構成】方形の窓枠１内に、換気機能及び乾燥機能を有
する換気・乾燥機ユニット３を組み込むとともに、上記
換気・乾燥機ユニット３の屋外側には通風部を有するフ
ード１４を設け、このフード１４内に換気・乾燥機ユニ
ット３の機器主体部分を納めた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は窓枠に換気・乾燥機ユニ
ットを組み込んだ窓に関する。

【０００２】

【従来技術】一般に、入浴中や入浴後に浴室の窓を閉鎖
しておくことにより、内部には湿気がたまりやすいの
で、これを屋外に放出する手段として換気装置を壁開口
部に設置することが行なわれていた。また、最近は浴室
で洗い物を乾燥させるために、バスユニットに乾燥機を
取り付けたものも販売されている。

【０００３】しかしながら、これらの換気装置や乾燥機
はそれぞれ比較的大型で、取り付け方式も異なるから、
必要に応じて簡単に設置することはできなかった。

【０００４】

【発明の目的】本発明は前記問題点を解消し、換気・乾
燥機をユニット化して窓枠内に取り付けることによっ
て、必要に応じて簡単に設置することができる換気・乾
燥機ユニットを組み込んだ窓を提供することをその要旨
とする。

【０００５】

【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る換気・乾燥機ユニットを有する窓は、
方形の窓枠内に、換気機能及び乾燥機能を有する換気・
乾燥機ユニットを組み込み、上記換気・乾燥機ユニット
の屋外側には通風部を有するフードを設け、上記換気・
乾燥機ユニットの機器主体部分を上記フード内に納めた
構成としたものである。

【０００６】

【発明の作用、効果】前記構成によれば、換気・乾燥機
ユニットを操作して換気と乾燥をコントロールする。換
気・乾燥機はユニット化されているので、窓枠に対する
取付けが容易であり、必要に応じて簡単に設置すること
ができる。

【０００７】また、換気・乾燥機ユニットの機器主体部
分はフードに覆われ、室内外に露出することがないの
で、上記機器主体部分を風雨等から保護することができ
るとともに、外観を良好にすることができる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明に係る換気・乾燥機ユニットを
有する窓を浴室に適用した場合の内観図、図２はその外
観図であり、図３、図４は図１のＸーＸ線、ＹーＹ線上
の要部の拡大断面図である。

【０００９】上記各図において符号１は窓枠を示す。こ
の窓枠１は上枠１ａと下枠１ｂと左右の縦枠１ｃとを方
形に枠組みするとともに、横中枠２によって上下部を仕
切り、上部枠ａ内には換気・乾燥機ユニット３を配置
し、下部枠ｂにルーバー４（可動ガラリ、パネル又はガ
ラスでもよい）を配置して成るものである。

【００１０】上部枠ａは上枠１ａと横中枠２と縦枠１ｃ
とから構成されている。そして、上枠１ａの下面と縦枠
１ｃの内側面と横中枠２の上面には、それぞれ突縁５と
押縁６とにより嵌合溝７が内側に開口形成されている。

【００１１】横中枠２は互いに上下に重合した２つの上
下枠部材２ａ、２ｂを連結枠８によって連結して成るも
ので、上部枠部材２ａと下部枠部材２ｂの中間部に形成
された垂直縁９には、それぞれ屋内側に突出する突部１
０が形成されている。また、上部枠部材２ａと下部枠部
材２ｂの屋内側の端部にはそれぞれ取付縁１１が突出形
成されている。連結枠８は水平部８ａと垂直部８ｂとか
ら断面略Ｔ字形に形成され、垂直部８ｂの先端から屋外
側にネジ受け縁１２が屈曲形成され、水平部８ａの中間
部にはＬ字形の係止部１３が形成されている。そして、
横中枠２は、連結枠８の水平部８ａを上下枠部材２ａ、
２ｂの間に挿入してその係止部１３を上下枠部材２ａ、
２ｂの突部１０に係止させ、さらに垂直部８ｂの両端の
ネジ受け縁１２を上下枠部材２ａ、２ｂの取付縁１１に
重合させてネジ１６で止着連結することにより構成され
ている。

【００１２】上記上部枠ａの屋外側には箱形のフード１
４が固定されている。このフード１４はアルミニウム又
はその合金製の押出し型材によって形成されたもので、
このフード１４の基端には張り出し縁１５が周設され、
該張り出し縁１５は上部枠ａの屋外側端面に当接されて
ネジ止め固定されている。フード１４の先端開口部には
通風部としてガラリ１７が配置されている。側面にもガ
ラリ１７が配置されている。

【００１３】上記上部枠ａの屋内側にはコントロールパ
ネル１８と吹き出し口１９と吸い込み口２０とが開口形
成されている。

【００１４】次に、上記上部枠ａの内部には換気・乾燥
機ユニット３が組み込まれている。この換気・乾燥機ユ
ニット３は換気用送風ファン２１と乾燥用ヒーター２２
とを１つのケーシング２３に取り付けてユニット化した
もので、送風ファン２１とヒーター２２を含む機器主体
部分はケーシング２３に納められている。ケーシング２
３の側面にはフランジ２４が張り出し形成され、フラン
ジ２４には支持パネル２５がネジ２６によって固定され
ている。支持パネル２５は上部枠ａの内周に形成された
嵌合溝７に嵌合固定されている。この場合、ケーシング
２３を屋内側から上部枠ａ内に挿入し、支持パネル２５
の屋外側面を突縁５に当接させた後に押縁６で支持パネ
ル２５の屋内側面を押えればよい。これにより、ケーシ
ング２３はフード１４内に収納された状態で上部枠ａ内
に固定される。

【００１５】ルーバー４は公知の構造のものを利用すれ
ばよい。

【００１６】上記構成によれば、コントロールパネル１
８を操作して換気と乾燥をコントロールする。換気の場
合は送風ファン２１によって浴室内の空気が吸い出し口
から屋外に排気され、乾燥の場合はヒーター２２と送風
ファン２１によって暖気が浴室内に送られる。

【００１７】以上のように、換気・乾燥機がユニット化
されているので、窓枠１に対する取付けが容易であり、
必要に応じて簡単に設置することができる。

【００１８】また、換気・乾燥機ユニット３は支持パネ
ル２５を介して上部枠ａの嵌合溝７に嵌合固定される方
式なので、換気・乾燥機ユニット３の代わりにガラスや
パネルを取り付けることもできる。したがって、互換が
可能となり、無駄な空間が生じるのが防止される。

【００１９】また、換気・乾燥機ユニット３の機器主体
部分は屋外側に設けられたフード１４内に収納されるの
で、換気・乾燥機ユニット３が屋内側に出っ張ることが
ない。したがって、室内空間を広くしておくことができ
る。

【００２０】これに関連し、換気・乾燥機ユニット３の
機器主体部分はフード１４に覆われ、室内外に露出する
ことがないので、上記機器主体部分を風雨等から保護す
ることができるとともに、内観、外観を良好にすること
ができる。

【００２１】なお、換気・乾燥機ユニット３を有する窓
は必ずしも浴室窓に限定されない。他の室の窓に適用し
てもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る換気・乾燥機ユニットを有する窓
の内観図

【図２】上記ユニットの外観図

【図３】図１のＸーＸ線上の要部の拡大断面図

【図４】図１のＹーＹ線上の要部の拡大断面図

【符号の説明】

１ 窓枠 ３ 換気・乾燥機ユニット １４ フード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 以下の要件を備えたことを特徴とする換
   気・乾燥機ユニットを有する窓。 （イ）方形の窓枠内に、換気機能及び乾燥機能を有する
   換気・乾燥ユニットが組み込まれていること （ロ）上記換気・乾燥機ユニットの屋外側には通風部を
   有するフードが設けられていること （ハ）上記換気・乾燥機ユニットの機器主体部分は上記
   フード内に収納されていること