JPH0730095Y2 - 多重円筒▲ろ▼過機 - Google Patents

多重円筒▲ろ▼過機

Info

Publication number
JPH0730095Y2
JPH0730095Y2 JP1989036385U JP3638589U JPH0730095Y2 JP H0730095 Y2 JPH0730095 Y2 JP H0730095Y2 JP 1989036385 U JP1989036385 U JP 1989036385U JP 3638589 U JP3638589 U JP 3638589U JP H0730095 Y2 JPH0730095 Y2 JP H0730095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
excess
cylindrical member
cylindrical
rotary shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989036385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02129215U (ja
Inventor
説哉 九里
Original Assignee
説哉 九里
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 説哉 九里 filed Critical 説哉 九里
Priority to JP1989036385U priority Critical patent/JPH0730095Y2/ja
Publication of JPH02129215U publication Critical patent/JPH02129215U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730095Y2 publication Critical patent/JPH0730095Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業状の利用分野) 本考案は、スラリーの過、過ケーキの剥離、及び
過ケーキの絞り排出を連続して行なう密閉加圧式の過
機に関する。
(従来技術及びその問題点) 実質的に円筒形の過室と、該過室の下方に位置し且
つ該過室と連通している円錐形状の絞り室とから成
り、これら過室及び絞り室内を軸方向に延びている攪
拌軸を備えている過機は従来公知である(例えば特開
昭63-154297号公報)。
この過機は、スラリーの過及び過ケーキの絞り排
出を連続して行なうことが可能であるが、大容量のスラ
リーを迅速に処理するには未だ十分満足し得るものでな
い。
(問題点を解決するための手段) 従って本考案は、大容量のスラリーを迅速且つ有効に
過及び過ケーキの絞り排出を行ない得る過機を提供
するものである。
本考案によれば、実質的に円筒形の過室と、該過室
の下方に位置し且つ該過室と連通している円錐形状の
絞り室とから成り、これら過室及び絞り室内を軸方向
に延びている内部回転軸を備えている過機において、 前記過室においては、上部に過すべきスラリーの供
給口が形成されているとともに、前記回転軸と同軸に第
1の円筒状材が設けられ且つ過室内壁上に第2の円
筒状材が設けられており、 前記第1の円筒状材は、該材によって区画された前
記回転軸を含む空間を液捕集空間とし、且つ前記回転
軸と一体に回転するものであり、 前記回転軸の軸心には液排出用通路が形成され、該通
路は第1の円筒状材の液捕集空間と連通しており、 前記絞り室においては、その下部に過ケーキの排出口
が形成されているとともに、前記回転軸に過ケーキの
絞りを行うためのスパイラル状等の羽根を備えているこ
とを特徴とする多重円筒状過機が提供される。
(実施例) 本考案を以下添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説
明する。
本考案の多重円筒過機を示す第1図において、この装
置は大まかに言って、円筒形の過室1と円錐形の絞り
室2とから成っており、過室1は垂直に配置されてい
るとともに、その下に絞り室2が接続されている。
絞り室2の下方にはケーキ排出弁3が設けられ、また
過室1の上部にはスラリー供給口4及び下部には液排
出口5が設けられている。
更に過室1の上方には駆動部支持体6が設けられ、回
転軸7が該支持体6から過室1を通って絞り室2にま
で延びている。
駆動部支持体6には、回転軸7を駆動するための駆動モ
ータ8及び減速機9が設けられている。
また回転軸7には、図示する通り外側中空シャフト10が
設けられており、該シャフト10を駆動回転するための駆
動モータ11及び減速機12が設けられている。
即ち該シャフト10は、回転軸7とは別個独立に別個の回
転数で回転し得る様になっている。
本考案において、過室1内では、前記回転軸7に第1
の円筒状材15が設けられており、該材15は回転軸7
と共に回転し得る様になっている。
また過室1の内壁には、小間隔をおいて第2の円筒状
材16が位置固定されている。
更に、第1の円筒状材15と第2の円筒状材16との間
の空間には、ドーナツ状の筒状材17が位置固定するこ
とができる。このドーナツ状の筒状材17は、添付図面
においては1個だけ設けられているが、材15と16との
間の空間の大きさに応じて複数個設けてもよい。
即ち、前記各材15,16,17において、第1の円筒状材
15内空間15a、第2の円筒状材16と過室1の内壁と
の間の空間16a及びドーナツ状材17内空間17aは、それ
ぞれ液捕集空間となっている。
この場合、前記空間16aと17aとは連通孔18を介して互い
に連通しており、第2の円筒状材16及びドーナツ状
材17によって捕集された液は、液排出口5から排出
される。
また、前記回転軸7の軸心には液排出用通路20が形成
されており、該通路20は孔21を介して第1の円筒状材
15内空間15aと連通している。即ち、第1の円筒状材1
5によって捕集された液は、前記通路20を通って外部
に排出される。
更に過室1内においては、回転軸7の外側シャフト10
に過ケーキ掻き取りナイフ22が設けられている。
即ち、該ナイフ22は、駆動モータ11及び減速機12の動作
に従って回転軸7及び第1の円筒状材15とは別個独立
に回転し、各材15,16,17上に堆積した過ケーキを削
り落とす。この場合、ナイフ22と各材表面との間隔は
数m/m乃至30mm程度の範囲に設定しておくことが望まし
い。
本考案において、絞り室2は円錐形壁面のみより構成さ
れ、必要により材を備えることもできる。
この絞り室2においては、回転軸7にスクリュー23を備
えている。
即ち、絞り室2では、過室1からのナイフ22により削
り取られ或いは逆洗剥離された濃縮スラリー乃至湿潤ケ
ーキが、回転軸7に設けられたスクリュー23の作用によ
って、ケーキ排出弁3に向けて圧搾され、絞り出される
液分は過室1に向けて戻される。
即ち本考案の装置では、処理すべきスラリーがスラリー
供給口4から過室1内に供給され、各材15,16,17に
よって過が行われ、液は液排出口5及び回転軸7
内に設けられた液排出用通路20から排出される。
前記材15,16,17上に堆積し、ナイフ22によって掻き取
られたケーキ及び濃縮スラリーは、上述した様に、絞り
室2内に落下し、スクリュー23によって圧搾され、排出
弁3を介して絞りケーキ24が排出される。
この場合、スラリーの供給圧はフィルタープレスの場合
と同様に約1乃至4kg/cm2(ゲージ)の範囲が適当であ
る。
またスラリーの過に伴なって材15,16,17上には次第
に過ケーキが堆積し、最終的には目詰まりを生じる場
合があるが、この場合には逆洗によりこの過ケーキを
絞り室2内に落とす。
逆洗は、液排出用通路20或いは液排出口5から清浄
液を加圧(通常1〜2Kg/cm2)供給し、各材の背後か
ら背圧をかけて過室1内の液圧を加圧圧力に上昇せし
めるとともに、過室1に設けられている排液弁30を瞬
時開放する。
排出弁30は、電磁弁等を開いて自動的に開閉することが
のぞましく、その開放時間は普通1秒位で充分である。
また、弁30の大きさが、小さい程排出液量が少くてす
む。
この場合加圧水はポンプ等によって連続に送られている
ので直に1内は加圧される。このポンプの容量および排
出弁30の大きさによって、加圧時間は変るが、普通数秒
程度である。
この逆洗フラッシュを普通は数回、ケーキが粘度のある
もの、又粒子の細いケーキについては20回程度で充分に
ケーキを剥離し、材の洗浄が完結する。
逆洗フラッシュに要する時間は、数分乃至10分程度であ
り、直に4よりスラリーを導入して過工程に入る。
スラリーによって異なるが、過は数時間から数日間続
けられるので、逆洗フラッシュの時間は甚だ少く殆んど
連続過に近い運転となる。
また過工程は、過助剤を用いて行なうことも可能で
ある。例えば、最初に供給するスラリー中に過助剤を
添加し、各材上に過助剤の一定量の厚みの薄層を形
成させておけば、スラリー中の微少粒子を濾過すること
ができ、良好な過性が維持されるものである。
また本考案においては、ケーキ排出弁3を自動調節弁と
し、回転軸駆動モーター8にかかるトルクを検出し、或
いは圧搾ケーキ残留液分を検出する等の制御機構の検出
信号によりケーキ排出弁の開閉制御を行う機構3を設け
ることが好適である。
例えば、攪拌軸の駆動機構と連続された制御機構(トル
クコントローラー)31により自動調節弁3の開放度を調
節することにより、固形分濃度(液体含有量)が所定値
初手位置に設定された過ケーキを安定に取り出すこと
ができる。自動調節弁3の開放度の調節は、開閉のON−
OFF操作によってもできるし、弁の絞り調節によっても
できるし、又これらの組合せによってもできる。単純に
は、モータートルクが予め設定された量に達した時、コ
ントローラー31により調節弁3を開放し、予め設定され
たトルク量に低下した時、調節弁3を閉じる。
かくしてほぼ一定の液体分量の圧縮ケーキを排出させる
ことが可能となる。
かかる本考案の過装置は、過面積が極めて大きいた
め、大容量のスラリーを迅速且つ有効に処理することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の過装置全体の側断面図を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/94 33/44 33/58 B01D 29/38 550 D 29/42 520 33/36

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に円筒形の過室と、該過室の下
    方に位置し且つ該過室と連通している円錐形状の絞り
    室とから成り、これら過室及び絞り室内を軸方向に延
    びている内部回転軸を備えている過機において、 前記過室においては、上部に過すべきスラリーの供
    給口が形成されているとともに、前記回転軸と同軸に第
    1の円筒状材が設けられ且つ過室内壁上に第2の円
    筒状材が設けられており、 前記第1の円筒状材は、該材によって区画された前
    記回転軸を含む空間を液捕集空間とし、且つ前記回転
    軸と一体に回転するものであり、 前記回転軸の軸心には液排出用通路が形成され、該通
    路は第1の円筒状材の液捕集空間と連通しており、 前記絞り室においては、その下部に過ケーキの排出口
    が形成されているとともに、前記回転軸に過ケーキの
    絞りを行うためのスパイラル状等の羽根を備えているこ
    とを特徴とする多重円筒状過機。
  2. 【請求項2】前記第2の円筒状材は、過室の内壁面
    から一定の間隔をもって設けられた多孔性の支持体上に
    設けられている請求項(1)記載の過機。
  3. 【請求項3】更に、第1の円筒状材と第2の円筒状
    材との間の空間に、1個或いは複数のドーナツ状円筒状
    材が、前記回転軸と同心円状に設けられている請求項
    (1)記載の過機。
  4. 【請求項4】前記過室内において、回転軸には、第1
    及び第2の円筒状材及びドーナツ状円筒状材の各
    材面上に蓄積した過ケーキを削り取るための掻き取り
    ナイフが設けられている請求項(3)記載の過機。
  5. 【請求項5】掻き取りナイフの回転数と、回転軸の回転
    数を変えることができる請求項(3)記載の過機。
  6. 【請求項6】絞りケーキ排出は、ケーキ含液率測定によ
    る制御器により自動的に、一定絞り率で自律排出する機
    構が設けられている請求項(1)記載の過機。
JP1989036385U 1989-03-31 1989-03-31 多重円筒▲ろ▼過機 Expired - Lifetime JPH0730095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989036385U JPH0730095Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 多重円筒▲ろ▼過機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989036385U JPH0730095Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 多重円筒▲ろ▼過機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02129215U JPH02129215U (ja) 1990-10-24
JPH0730095Y2 true JPH0730095Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31542570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989036385U Expired - Lifetime JPH0730095Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 多重円筒▲ろ▼過機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730095Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034885B2 (ja) * 1982-07-02 1985-08-12 博茂 近藤 連続式多面圧縮濾過装置
JPS6217310U (ja) * 1985-07-18 1987-02-02
JPS62174611U (ja) * 1986-04-21 1987-11-06
JPH0683915B2 (ja) * 1986-12-17 1994-10-26 九里化学装置株式会社 圧搾スクリューを備えた連続濾過機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02129215U (ja) 1990-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0121431B1 (ko) 연속 필터 프레스
US3997441A (en) Pressure filter separator
US3695173A (en) Sludge dewatering
US4224821A (en) Apparatus and method for sensing the quality of dewatered sludge
US3957636A (en) Method and apparatus for liquid/solid separation
US4279760A (en) Process and apparatus for continuous cake filteration under pressure
JPH0683915B2 (ja) 圧搾スクリューを備えた連続濾過機
JPH0730095Y2 (ja) 多重円筒▲ろ▼過機
JPS62191013A (ja) 固液分離方法及びその装置
EP0088737A2 (en) Filter
JPH0615117B2 (ja) 汚泥濃縮脱水装置
DE3300394C2 (ja)
JPH0634807Y2 (ja) 絞り機構を有する密閉型多様濾過装置
JP2745453B2 (ja) 固液分離装置
JP2002210308A (ja) フイルタープレス
JPH04251696A (ja) 連続加圧ろ過機
GB2035824A (en) Fibre-suspension screen apparatus
JPH02126908A (ja) 連続式固液分離装置
JPH02268805A (ja) 汚水等の濾過装置及び汚泥等の脱水濾過装置
JPS6147123B2 (ja)
JPS59230613A (ja) 濃縮濾過方法およびその装置
JPS5940485B2 (ja) 濾過乾燥装置
JP2544706B2 (ja) 連続圧搾機
DE10020974A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Filtrierung und Trocknung von Feststoffpartikeln aus Flüssigkeiten
JPH09271612A (ja) 固液分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term