JPH07300843A - マンホールの撤去改修工法 - Google Patents

マンホールの撤去改修工法

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JPH07300843A
JPH07300843A JP6131855A JP13185594A JPH07300843A JP H07300843 A JPH07300843 A JP H07300843A JP 6131855 A JP6131855 A JP 6131855A JP 13185594 A JP13185594 A JP 13185594A JP H07300843 A JPH07300843 A JP H07300843A
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manhole
ring
shaped
pavement
plate portion
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満 清水
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MATSUDO KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転圧が充分にできるマンホールの撤去改修工
法の提供。 【構成】 穿孔装置によりマンホールAの外周に、直径
の異なった2つの内周溝Dと外周溝Eとが形成され、マ
ンホールAに内周縁が付着したリング状舗装版部Fと、
内周溝Dと外周溝Eとで内外周縁が画成された第2リン
グ状舗装版部Gとが設けられる。内周溝Dに楔状部材6
0が打ち込まれ、その上端にワイヤーを係止し、ワイヤ
ーの上端側に集合リング70を介在させて、ワイヤーを
引き上げて、リング状舗装版部Fの破砕除去が行なわれ
る。その後、第2リング状舗装版部Gの破砕除去を行
い、マンホールAを撤去して、新たなマンホールを据え
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンホールの撤去改
修工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンホールの取替えや改修の際に、マン
ホールの周辺の舗装版を円形に切断する装置として、例
えば、特公昭61−52283号公報に開示されている
路面切断装置が知られている。この公報に示されている
切断装置は、マンホールの蓋上に垂設するシャフトと、
このシャフトに軸線方向に摺動移動可能に嵌挿された回
転自在な円筒状ビットと、この円筒状ビットを回転駆動
する原動機と、この原動機と円筒状ビットとの間に設け
られた動力伝動機構と、前記円筒状ビットの切断深さを
調節する垂直送り機構とを備えている。
【0003】このような切断装置を使用してマンホール
を撤去改修する際には、マンホールの外周に円形切断溝
を形成し、内周側がマンホールと一体に付着したリング
状舗装版部を隔成し、このリング状舗装版部を、例え
ば、ブレーカーなどによって破砕除去し、この後に、マ
ンホールを撤去して、新たなマンホールを設置し、しか
る後に、新たなマンホールの外周新たなリング状舗装版
部を施工することによって行なわれる。
【0004】ところが、このようにマンホールの撤去改
修工法で、リング状舗装版部を全てブレーカーによって
破砕すると、時間がかかるとともに、破砕除去する際の
振動や騒音が問題になる。そこで、特公昭61−339
38号公報には、切断溝により分離されたリング状舗装
版部を、破砕することなく、マンホールとともに一体と
して除去する工法が開示されている。
【0005】この公報に開示されているマンホールの撤
去改修工法によると、リング状舗装版部を工事現場で破
砕除去しないので、振動や騒音の問題が低減される。し
かしながら、この公報に開示されているマンホールの撤
去改修工法には、以下に説明する技術的課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、この種の撤
去改修工法においては、マンホールの外周に新たに施工
されるリング状舗装版部を、充分に圧縮して高密度化し
ておかないと、車両の走行などによりこのリング状舗装
版部が沈下し、再度の補修工事が必要になる。このた
め、上記公報に示されている工法でもリング状舗装版部
に振動転圧板により圧力を加えるようにしていた。
【0007】ところが、リング状舗装版部をマンホール
と一体に除去する工法では、リング状舗装版部の幅を大
きくすると、撤去する部分の全体重量が増し、また、マ
ンホールの内部からリング状舗装版部を地盤から分離す
る工具のストロークが限られているため、これらを一体
として除去することが困難になる。このため、上記工法
に開示されている工法では、リング状舗装版部の幅が充
分に確保されず、新たに施工するリング状舗装版部の幅
が狭いと、大型の転圧機が使用できないので、新たに施
工したリング状舗装版部の締め固めが不十分になるとい
う問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その第一の目的は、騒音や振
動の発生が少なく、新たに施工したリング状舗装版部の
締め固めが十分に行なえるマンホールの撤去改修工法を
提供することにある。また、第二の目的は、舗装版に切
断溝を形成する際に、水や切削粉の飛散を防止すること
ができるマンホールの撤去改修工法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、舗装版中に埋設した円形のマンホールを
撤去する際に、前記マンホールの外周に略同心円状の切
断溝を形成し、内周縁が前記マンホールに付着し、外周
縁が前記切断溝により前記舗装版から分離したリング状
舗装版部を隔成し、このリング状舗装版部と前記マンホ
ールとを撤去した後に、当該撤去部分に新たなマンホー
ルを据え付けて、その外周に新たなリング状舗装版部を
施工するマンホールの撤去改修工法において、前記切断
溝を形成する際に、前記マンホールの外周に直径の異な
る2重の切断溝を形成して前記リング状舗装版部と第2
リング状舗装版部とを隔成し、内周側の切断溝に楔状部
材を打ち込んで吊り上げることにより前記リング状舗装
版部を破砕除去し、しかる後に、このリング状舗装版部
の外周側の第2リング状舗装版部を破砕除去することを
特徴とする。
【0010】また、別の発明として、舗装版中に埋設し
た円形のマンホールを撤去する際に、前記マンホールの
外周に略同心円状の切断溝を形成し、内周縁が前記マン
ホールに付着し、外周縁が前記切断溝により前記舗装版
から分離したリング状舗装版部隔成し、このリング状舗
装版部と前記マンホールとを撤去した後に、当該撤去部
分にマンホールを据え付けて、その外周に新たなリング
状舗装版部を施工するマンホールの撤去改修工法におい
て、前記切断溝を形成する際に、前記マンホールの外周
に直径の異なる2重の切断溝を形成して前記リング状舗
装版部と第2リング状舗装版部とを隔成し、前記リング
状舗装版部の外周側の第2リング状舗装版部の一部を剥
離し、この剥離部分から前記リング状舗装版部と地盤と
の間に楔状部材を打ち込んで、前記リング状舗装版部を
破砕除去した後に、前記第2リング状舗装版部の残りの
部分を破砕除去することを特徴とする。
【0011】上記発明では、2重の切断溝は、2重円筒
状の切削ビットにより形成され、この切削ビットにより
切断溝を形成する際に、前記切削ビットの外周に注水さ
れた水を集水排除する環状のビットカバーを設けること
ができる。さらに別の発明として、舗装版中に埋設した
円形のマンホールを撤去する際に、前記マンホールの外
周に略同心円状の切断溝を形成し、この切削溝で分離さ
れたリング状舗装版部と前記マンホールとを撤去した後
に、当該撤去部分に新たなマンホールを据え付けて、そ
の外周に新たなリング状舗装版部を施工するマンホール
の撤去改修工法において、前記切断溝を形成する際に、
前記マンホールの外周縁に隣接した内周溝と、この内周
溝から所定の間隔を隔てた外周溝とを形成し、前記マン
ホールを撤去した後に、前記リング状舗装版部を破砕除
去することを特徴とする。
【0012】前記リング状舗装版部の破砕除去は、当該
リング状舗装版部と地盤との間に楔状部材をその内周縁
側から打ち込むことにより行なうことかできる。前記内
周および外周溝は、2重円筒状の切削ビットにより形成
され、この切削ビットの内筒部の内周面に内方に突出す
る補助ビットを設けることができる。
【0013】
【作用】上記構成のマンホールの撤去改修工法によれ
ば、マンホールの外周に直径の異なる2重の切断溝を形
成して、リング状舗装版部と第2リング状舗装版部とを
隔成し、内周側の切断溝に楔状部材を打ち込んで吊り上
げることによりリング状舗装版部を破砕除去し、しかる
後に、このリング状舗装版部の外周側の第2リング状舗
装版部を破砕除去ので、設置したマンホールの外周に幅
が広い新たなリング状舗装版部を施工することができ
る。
【0014】また、請求項2の構成によると、マンホー
ルの外周に直径の異なる2重の切断溝を形成して、リン
グ状舗装版部と第2リング状舗装版部とを隔成し、リン
グ状舗装版部の外周側の第2リング状舗装版部の一部を
除去し、この除去部分からリング状舗装版部と地盤との
間に楔状部材を打ち込んで、リング状舗装版部を破砕除
去した後に、第2リング状舗装版部の残りの部分を破砕
除去するので、設置したマンホールの外周に幅が広い新
たなリング状舗装版部を施工することができる。
【0015】さらに、請求項3の構成によると、2重の
切断溝は、2重円筒状の切削ビットにより形成され、こ
の切削ビットにより切断溝を形成する際に、切削ビット
の外周に注水された水を集水排除する環状のビットカバ
ーを設けるので、水や切削粉の飛散が防止される。また
さらに、請求項4の構成によると、マンホールの外周縁
に隣接した内周溝を形成するので、この溝を形成する際
に、マンホールの外周縁に付着している舗装版部を除去
することができる。この場合、請求項5の構成による
と、リング状舗装版部の破砕除去は、当該リング状舗装
版部と地盤との間に楔状部材をその内周縁側から打ち込
むことにより行なうので、新たなリング状舗装版部の外
周形状の変形を防止することができる。
【0016】また、請求項6の構成によると、内周およ
び外周溝は、2重円筒状の切削ビットにより形成され、
この切削ビットの内筒部の内周面に内方に突出する補助
ビットを設けているので、溝を形成する際に、マンホー
ルの外周縁に付着している舗装版部をより一層確実に除
去することができるとともに、例えば、段状に形成され
ているマンホール構造の場合にも、マンホールの上部側
に付着している舗装版部を除去することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1から図12は、本発明
にかかるマンホールの撤去改修工法の第1実施例を示し
ている。図1から図5は、マンホールAの撤去改修工法
を工程順に示した工程断面図であり、図6から図12
は、同撤去改修工法に使用する穿孔装置の一例をしめし
ている。
【0018】本発明の撤去改修工法に使用する穿孔装置
は、円筒状の切削ビット10と、穿孔機12と、ガイド
支柱14と、油圧駆動のシリンダー(第1アクチュエー
タ)16と、旋回ステージ18と、揺動シリンダー(第
2アクチュエータ)20と、旋回シリンダー22(第3
アクチュエータ)と、フレーム24と、ガイドフレーム
26と、水平シリンダー(第4アクチュエータ)28と
から構成されている。
【0019】円筒状の切削ビット10は、その詳細を図
7に示すように、上端が閉止し、下端が開口した二重円
筒状に形成され、円板状の端板10aと、この端板10
aの下端面に固設された外筒部10bと内筒部10cと
を有していて、これらの各筒部10b,10cの先端に
ダイヤモンドビット10dが固着されている。また、こ
の実施例では、外筒部10bが内筒部10cよりも短く
形成されていて、切断対象面に内筒部10c側のビット
10dが先行して当接するようになっている。
【0020】端板10の中心には、後述する注水器の給
水軸を挿通するための貫通孔10eが穿設されるととも
に、この貫通孔10eの外周に複数の取付孔10fが穿
設されている。この取付孔10fは、端板10aの上面
に載置されるビットフランジ10gを固定するためのも
のであって、円筒状切削ビット10は、このビットフラ
ンジ10gを介して、その上端側が穿孔機12に支持さ
れる。
【0021】なお、円筒状の切削ビット10で路盤面な
どを切削するする際には、ダイヤモンドビット10dの
冷却や磨耗を低減するために、後述する注水器から水が
供給されるが、内筒部10c側から供給された水は、切
削ビット10の回転により遠心力が作用するため、供給
された水が外筒部10b側にも流れて、外筒部10b側
の長さを内筒部10cよりも小さくしても何ら問題はな
い。
【0022】穿孔機12の詳細を図8に示している。同
図に示す穿孔機12は、油圧モータ12aによって円筒
状ビット10を回転駆動するものであって、油圧モータ
12aを支持する中空状のハウジング12bを有してい
る。ハウジング12b内には、中空筒状の回転軸12c
がベアリングを介して上下方向を指向して回転自在に配
置されていて、この回転軸12cの下端にビットフラン
ジ10gが固設されている。
【0023】また、回転軸12cの外周には、大径な從
動ギア12dが固設され、この從動ギア12dには、小
径な原動ギア12eが歯合しており、この原動ギア12
eには、油圧モータ12aの回転軸が連結されている。
以上の構成により、油圧モータ12aを駆動すると、そ
の回転力が原動および從動ギア12e,12dを介して
回転軸12cに伝達され、この結果、円筒状切削ビット
10は、モータ12aの回転方向と逆方向に回転駆動さ
れる。
【0024】なお、図8中に符号30aで示した部材
は、穿孔機12の回転軸12cの中心を挿通するように
配置された注水器30の給水軸であって、この給水軸3
0aの先端には、円筒状切削ビット10の内部にあっ
て、その上部側に配置される散水部30bが設けられて
いる。給水軸30aには、軸方向に貫通する給水孔30
cが設けられ、この給水孔30cは、散水部30bに設
けられた散水孔30dと連通しており、散水孔30dの
開口端には、散水ノズル30eが取り付けられている。
【0025】ガイド支柱14は、ビーム14aと、この
ビーム14aの前面側に所定の間隔をおいて固設された
ガイドレール14bと、このガイドレール14bの前面
側にあって、ガイドレール14bの長手軸方向と直交す
る方向に延長され、相互に対向するようにして設けられ
た固定および可動フレーム14c,14dとを有してい
る。
【0026】固定フレーム14cは、ガイドレール14
bの上端側に固設され、その先端側に給水軸30aの上
端が支持されている。可動フレーム14dは、ガイドレ
ール14dに沿って転動する複数のローラ14eを有し
ていて、ガイドレール14dの長手軸方向に移動自在に
設置されている。また、この可動フレーム14dには、
穿孔機12のハウジング12bがヒンジ板14fを介し
て支持されている。
【0027】また、固定フレーム14cと可動フレーム
14dとの間には、シリンダー16が配置され、シリン
ダー16を伸縮駆動することにより、円筒状切削ビット
10と穿孔機12とがガイドレール14bの長手軸方向
に沿って移動するようになっている。ガイド支柱14の
ビーム14aの背面側には、取付板14gが固設され、
この取付板14gは、旋回ステージ18の上面側に固設
された支持板18aとピン結合されていて、この構成に
よりガイド支柱14は、旋回ステージ18に対して揺動
自在に支持されている。
【0028】なお、図6ないしは図10において符号1
4hで示した部材は、ガイドレール14bの下端に突設
された支持脚である。また、支持板18aとビーム14
aとの間には、揺動シリンダー20が配置されていて、
揺動シリンダー20を伸縮駆動することにより、円筒状
ビット10と穿孔機12とを保持したガイド支柱14
が、略水平状態(図6参照)から略垂直状態(図10参
照)の角度範囲内で揺動移動するようになっている。
【0029】旋回ステージ18は、方形に形成された基
台18aと、基台18a状に設けられた円盤部18bと
を有していて、図11に示すように、略コ字形平面に形
成されたフレーム24に、その中心が回転自在に支持さ
れている。フレーム24と旋回ステージ18との間に
は、旋回シリンダー22が配置され、この旋回シリンダ
ー22は、その基部側がフレーム24に固定されるとと
もに、伸縮プランジャ側が旋回ステージ18の基台18
aに固定されており、旋回シリンダー22を伸縮させる
ことにより旋回ステージ24が、図11に仮想線で示す
ように、円盤部18bを中心にして左右方向に回動す
る。
【0030】フレーム24の両端には、複数のガイドロ
ーラ24aが枢着されていて、このガイドローラ24a
は、車両32の荷台34に載置されたガイドフレーム2
6の長手軸方向に沿って移動するようになっている。ガ
イドフレーム26は、荷台34の長手方向に沿って、所
定の間隔をおいて平行に延びる一対の長尺フレーム材2
6aと、この長尺フレーム材26a間に直交するように
固設された短尺フレーム材26bとから構成されてい
て、ガイドローラ24aは、長尺フレーム材26aの延
長方向に転動する。
【0031】フレーム24とガイドフレーム26との間
には、水平シリンダー28が設置されていて、水平シリ
ンダー28を伸縮させることにより、旋回ステージ18
を支持したフレーム24が、ガイドフレーム26の長手
軸方向に沿って水平移動し、水平シリンダー28が最も
伸長した状態でガイド支柱14が荷台34の端部外方に
位置するようになっている。
【0032】車両32は、荷台34の前方に注水器30
の給水軸30aと接続される水タンク36が載置されて
いる。また、荷台34の下方には、各シリンダー16,
20,22,28に油圧を供給し、その伸縮を制御する
油圧制御ユニット38と、後述するビットカバーに吸引
空気を供給するバキュームユニット40とが設置されて
いる。
【0033】なお、図7ないしは図10に示した符号4
2は、車両32に付設され、車両32を所定の場所に固
定するための油圧駆動のアウトリガーである。図9は、
油圧制御ユニット38におけるシリンダー16と穿孔機
12の油圧モータ12aの制御部を抽出して示したもの
である。同図に示す油圧制御ユニット38は、シリンダ
ー16に接続された高速応答制御弁38aと、油圧モー
タ12aに接続された比例流量制御弁38bとを有して
いる。
【0034】高速応答制御弁38aの制御端子には、比
較器38cの出力側が接続されていて、比較器38cに
は、第1入力部38dが接続されていて、この第1入力
部38dから切削ビット10のビット切り込み量,ビッ
ト降下速度,ビット上昇速度,油圧モータ12aの設定
トルク値が初期設定される。また、比較器38cには、
演算手段38eの出力側が接続され、この演算手段38
eには、油圧モータ12aの高圧側と低圧側に設けられ
た圧力センサー38f,38gの検出値(PH1,PH
2)が増幅器38h,38iを介して入力されている。
【0035】この演算手段38eでは、センサー34
f,34gの検出値(PH1,PH2)の差Δpが、油
圧モータ12aのトルクTに比例するので、Δpから油
圧モータ12aの回転トルクTを演算して、比較器38
cに入力する。比較流量制御弁38bの制御端子には、
第2入力部38jが接続され、この入力部38jから
は、油圧モータ12aの回転数が入力される。
【0036】以上のように構成された穿孔装置は、マン
ホールAの撤去改修工事の施工現場までは、図7に示す
ように、シリンダー16を収縮させ、揺動シリンダー2
0を伸長させて、ガイド支柱14がガイドフレーム26
とほぼ平行な水平状態になるようにして搬送される。工
事現場に到着すると、まず、図1に示すように工事対象
となっているマンホールAの外周にビットカバー50が
設置される。このビットカバー50は、円筒状切削ビッ
ト10の外筒部10cの直径よりも大きい内周径を有す
る環状のリング板50aと、このリング板50aの内周
縁と外周縁とにそれぞれ固設した一対の内,外周壁部5
0b,50cとを有していて、その縦断面が略コ形に形
成されている。
【0037】内,外周壁部50b,50cの下端には、
カバー50が設置される舗装版Bの表面形状に倣って変
形する柔軟なスポンジなどで構成されたパッキン材50
dが、その全周に渡って固着されている。内周壁部50
bには、多数の細孔50eが径方向を指向して貫設され
ている。外周壁部50cには、車両32に搭載されたバ
キュームユニット40とホースなどで連結される吸込み
孔50fが適宜箇所に設けられている。
【0038】また、リング板50aの内周側上端には、
リング板50aの内部に挿入される円筒状切削ビット1
0の外筒部10bの外周に沿って摺接する可撓性のシー
ル材50gが固着されている。このように構成されたビ
ットカバー50では、路盤面Bとリング板50aおよび
内外周壁部50b,50cとで画成した空間部50hを
バキュームユニット40により減圧することにより、円
筒状切削ビット10に注水器30から供給される水およ
び切削粉を細孔50eを介して取込み、これらの飛散を
防止する。
【0039】また、このビットカバー50は、環状に形
成されているので、円筒状切削ビット10をマンホール
Aの外周に位置決めして芯出しをする際の案内用として
も使用される。ビットカバー50がマンホールAの中心
に対して所定の位置にセットされると、車両32を後退
させて、車両32の中心軸とビットカバー50との中心
とが概略一致する位置で停止させる。
【0040】次いで、水平シリンダー28を伸長させ
て、フレーム24をガイドフレーム26のほぼ後端側に
位置させ、揺動シリンダー20を収縮してガイド支柱1
4をほぼ直立状態になるようにする(図10参照)。そ
して、この状態で、切削ビット10の中心とビットカバ
ー50の中心が一致するように車両32を移動する。こ
の作業が終了すると、アウトリガー42を路盤面Bまで
伸ばして着底させ、荷台34を水平レベルに固定する。
【0041】次に、旋回シリンダー22を駆動して、さ
らに正確に切削ビット10の中心とビットカバー50の
中心とを一致させた後(図11参照)、シリンダー16
を伸長させて、切削ビット10の先端がビットカバー5
0の上端近傍に位置するように降下させて、中心の一致
状態を確認する。このような芯出し作業が終了すると、
路盤面Bの切断が開始される。
【0042】切断の開始に当たっては、バキュームユニ
ット40を駆動してビットカバー50の空間部50hが
減圧され、水タンク36からポンプなどを介して注水器
30に水が供給されるとともに、油圧制御ユニット38
の初期設定が行なわれる。この初期設定は、第2入力部
38jからの油圧モータ12aの回転数Nの設定と、第
1入力部38dからの切削ビット10のビット切り込み
量H(図1に示した例では、外筒部10bの先端に設け
られたビット10dが舗装版Bの下方の地盤Cに到達す
る長さ),ビット降下速度V0 ,ビット上昇速度,油圧
モータ12aの設定トルク値T0 である。
【0043】図12には、このように初期設定されたと
きに油圧制御ユニット38で行なわれる制御の一例を示
している。切削ビット10の回転数は、油圧モータ12
aの回転数によって決まり、この回転数は、第2入力部
38jから初期設定され、この設定された回転数Nにな
るように比較流量制御弁38bで油圧モータ12aの回
転数が制御され、回転数は時間の経過とともに上昇し設
定された値Nに維持される(図12(A)参照)。
【0044】一方、切削ビット10は、下降速度が徐々
に上昇し、設定され下降速度V0 で一定に保たれる。こ
の場合、切削ビット10で路盤面Bの切断が開始される
と、油圧モータ12aのトルクTが徐々に上昇し、その
値は、常時演算手段38eを介して比較器38cに入力
されている。比較器38cでは、設定されたトルク値T
0 に対して、現在のトルク値Tがそれ以下の場合には、
高速応答制御弁38aに信号を送出せず、設定された降
下速度V0 を維持させる。
【0045】一方、比較器38cは、例えば、切断舗装
版Bに固い異物などが混入していて、トルク値Tが設定
されたトルク値T0 よりも大きくなると、高速応答制御
弁38aに信号を送出して、設定された降下速度V0
低くなるように制御する。このような制御の状態を図1
2(B),(C)に示している。なお、この場合、ビッ
トの破損などによりトルク値Tが非常に大きくなったと
きには、切削ビット10の降下および回転を停止させ
る。
【0046】そして、切削ビット10が設定されたビッ
ト切り込み量Hに対応する量だけ降下すると、油圧モー
タ12aを停止して、シリンダー16の収縮により切削
ビット10が上昇させられる。なお、このようなビット切
り込み量の制御を行なうためには、例えば、シリンダー
16にストロークセンサを設ければよい。以上のように
して穿孔装置によりマンホールAの外周に、直径の異な
った2つの内周溝Dと外周溝Eとが形成されると、図2
に示すように、マンホールAに内周縁が付着したリング
状舗装版部Fと、内周溝Dと外周溝Eとで内外周縁が隔
成された第2リング状舗装版部Gとが設けられる。この
ようなリング状舗装版部F,Gが形成されると、次に、
リング状舗装版部Fの破砕除去が行なわれる。
【0047】この破砕除去の状態を図3に示している。
リング状舗装版部Fの破砕除去に当たっては、まず、内
周溝Dに楔状部材60が打ち込まれる。楔状部材60を
内周溝Dに打ち込むのは、これを外周溝Eに打ち込む
と、外周溝Eの外周壁側が崩壊して、補修が完了した際
に美観を損なうことになるので、必ず内周溝Dに楔状部
材60を打ち込まなければならない。
【0048】図4には、この時使用する楔状部材60の
一例を示している。同図に示す楔状部材60は、溝D内
に打ち込まれる基板60aと、基板60aの下端側にピ
ン60bで揺動自在に支持された楔片60cと、基板6
0a内に設けられたピストンロッド60dとから構成さ
れている。楔片60cは、上端側に下方に向かって傾斜
した面が形成されていて、基板60aを溝D内に打ち込
む際には、溝Dの側壁に押されて、基板60aの厚み内
に収まっている。
【0049】そして、基板60aが溝Dに打ち込まれ
て、ピストンロッド60dが下方に押し下げられると、
楔片60cが基板60aの表面から外方に突出し、突出
した部分が内周溝Dの内周壁に食い込むようになってい
る。このような楔状部材60は、内周溝Dに対して、例
えば、図3に示すように、等角度間隔で4箇所打ち込ま
れる。
【0050】楔状部材60の打ち込みが完了すると、基
板60aの上端にワイヤーを係止し、ワイヤーの上端側
に集合リング70を介在させて、ワイヤーを引き上げ
て、リング状舗装版部Fの破砕除去が行なわれる。この
とき、ワイヤーの引上げは、上述した穿孔装置の円筒状
ビット10を穿孔機12から取外し、シリンダー16を
使用することができる。
【0051】リング状舗装版部Fの破砕除去が終了する
と、その外周側の第2リング状舗装版部Gが破砕除去さ
れる。第2リング状舗装版部Gが破砕除去は、リング状
舗装版部Fが既に除去されているので、その内側の部分
から舗装版と地盤Cとの間にブレーカの先端を打ち込む
ことなどにより簡単に行なえる。第2リング状舗装版部
Gが除去されると、図5に示すように、マンホールAを
撤去し、新たなマンホールA’の蓋部A1 ’と枠体
2 ’とを据えつけて、マンホールA’の外周に新たな
リング状舗装版部Hを施工すると撤去改修工事が完了す
る。
【0052】さて、以上のように手順で行なわれる撤去
改修工法によれば、マンホールAの外周に二重の溝D,
Eを形成して、内周側の溝Dに楔状部材60を打ち込ん
で、リング状舗装版部Fを破砕撤去した後に、第2リン
グ状舗装版部Gを破砕撤去するので、全体をブレーカで
破砕撤去する場合よりも、騒音や振動の発生が少なくな
るとともに、新たに施工したリング状舗装版部Hの締め
固めが十分に行なえる。
【0053】また、本実施例の場合には、二重に形成さ
れた切断溝D,Eの内周側に楔状部材60を打ち込むの
で、外周側の切断溝Eの外周壁に損傷を及ぼさないの
で、新たに施工したリング状舗装版部Hと既設の部分と
の間の境目の美観が損なわれることがない。さらに、以
上のような構成の穿孔装置使用すると、切削ビット10
とマンホールAとの芯出し作業が簡単になるとともに、
芯出しまでの段取りも容易に行なえる。この場合、環状
のビットカバー50を用いると、切削ビット10を下降
させる際の目印となるので、より一層芯出し作業が容易
になる。
【0054】さらにまた、シリンダー16の移動速度を
制御する高速応答制御弁38aと、油圧モータ12aの
回転トルクを演算する演算手段38eとを有し、演算手
段38eで求めた回転トルクが設定値よりも高いとき
に、高速応答制御38aでシリンダー16の移動速度を
低下させるので、必要な初期設定を行なえば、自動的に
舗装版Bをほぼ一定のトルクで切断することができる。
【0055】またさらに、本実施例の場合には、給水さ
れた水を集水排除するビットカバー50を当該切削ビッ
ト10の外周に設置するので、水や切削粉の飛散を防止
することができる。図13から図15は、本発明にかか
るマンホールの撤去改修工法の第2実施例を示してお
り、上記第1実施例と同一若しくは相当する部分には、
同符号を付してその詳細な説明を省略するとともに、以
下にその特徴点についてのみ説明する。同図に示す実施
例では、マンホールAの外周に二重の内周および外周溝
D,Eを形成し、リング状舗装版部Fと第2リング状舗
装版部Gとを隔成する工程までは、上記第1実施例と同
様に行なわれる。
【0056】そして、リング状舗装版部Fを破砕除去す
る際には、まず、図13に示すように、第2リング状舗
装版部Gの一部が除去される。この除去手段は、例え
ば、ブレーカを使用して行なわれ、図13に示した例で
は、第2リング状舗装版部Gの対向する4箇所に舗装版
剥離部Iが設けられる。舗装版剥離部Iが設けられる
と、図14に示すように、各舗装版剥離部Iからリング
状舗装版部Fの下面と地盤Cとの境界部に楔状部材60
aが打ち込まれる。図15は、楔状部材60aの打ち込
み方法の一例を示している。楔状部材60aは、略L字
形に折り曲げられたものであって、その背面側からジッ
ャキ72を伸長させることにより打ち込まれ、楔状部材
60aの打ち込みが完了すると、第1実施例の図3に示
した工程と同様に楔状部材60aをワイヤーにより引き
上げて、リング状舗装版部Fの破砕撤去が行なわれ、こ
れ以後の工程は、第1実施例と同様な工程で行なわれ
る。
【0057】以上のような工程によりマンホールAを撤
去して、新たなマンホールA’を据え付ける場合にも上
記実施例と同等の作用効果が得られる。図16から図1
8は、本発明にかかるマンホールの撤去改修工法の第3
実施例を示しており、以下にその特徴点についてのみ説
明する。同図に示す撤去改修工法では、路盤面Bに切削
溝を形成する切削ビット10が以下のように構成されて
いる。切削ビット10の外筒部10bの直径は、前記第
1および第2実施例のものと同様であるが、内筒部10
cの内周直径がマンホールAの枠体A1 の外周直径より
も僅かに大きくなるように設定されている。このような
構成の切削ビット10を使用して、路盤面Bに内周およ
び外周溝D,Eを形成すると、図17に示すように、内
周溝Dは、マンホールAの枠体A1 の外周縁に隣接した
状態に形成される。
【0058】この場合、マンホールAに対する切削ビッ
ト10の心合わせは、上記実施例と同様にビットカバー
50を用いることもできるが、例えば、マンホールAの
蓋部A1 を取外し、枠体A2 に形成されている円形孔を
利用して切削ビット10の位置決めをすることもでき
る。以上のような状態で内周溝Dが形成されると、この
内周溝Dを形成する過程で、マンホールAの外周縁に付
着している舗装版部を除去することができる。この場
合、マンホールAの外周縁に舗装版部が一部残ったとし
ても、残った舗装版部は、ハンマー等の打撃により除去
すればよい。
【0059】内周および外周溝D,Eが形成されると、
これらの溝D,E間にリング状舗装版部F’が隔成さ
れ、その後マンホールAの除去が行なわれる。マンホー
ルAの除去は、蓋部A1 を取外し、枠体A2 の内部か
ら、円筒壁A3 との境目に、油圧ないしは空圧で伸縮す
る楔状部材を打ち込んで、枠体A2 を円筒壁A3 から分
離し、枠体A2 を撤去する方法などで行なわれる(図1
8参照)。
【0060】このようにしてマンホールAが撤去される
と、リング状舗装版部F’の破砕除去が行なわれる。こ
の破砕除去は、リング状舗装版部F’と地盤Cとの間に
楔状部材をその内周縁側から打ち込むことにより行なわ
れ、このような破砕除去方法を採用することにより、外
周溝Eの外壁側に損傷を与えることなく、リング状舗装
版部F’が除去され、新たに施行されるリング状舗装版
部の外周形状の変形を防止することができる。そして、
リング状舗装版部F’の破砕除去が完了すると、その後
は上記実施例と同様な工程が行なわれる。
【0061】図19は、本発明にかかるマンホールの撤
去改修工法の第4実施例を示しており、以下のその特徴
点についてのみ説明する。同図に示す実施例では、第3
実施例で説明した切削ビット10の内筒部10cの内周
面に補助ビット100を設け、このような切削ビット1
0を使用して溝D,Eを形成する。補助ビット100
は、内筒部10cの内周面から内方の斜め下方に向かっ
て突出するように設けられ、周方向に間隔をおいて複数
設けられている。このような切削ビット10を用いる
と、内周溝Dを形成する際に、マンホールAの外周縁に
付着している舗装版部をより一層確実に除去することが
できるとともに、例えば、図19に示すように、枠体A
1 の上面側に段状が設けられているマンホール構造の場
合にも、マンホールAの上部側に付着している舗装版部
を除去することができる。
【0062】なお、このような段部が設けられているマ
ンホールの場合には、段部の幅および深さを考慮して補
助ビット100の位置を設定する。また、上記実施例で
は、二重の切断溝D,Eを形成する装置として図6〜1
2に示した穿孔装置を例示したが、本発明の実施はこれ
に限定されることはなく、他の穿孔装置を用いることも
可能である。
【0063】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるマンホールの撤去改修工法によれば、騒
音や振動の発生を可能な限り抑えつつ、しかも、新たに
施工する舗装版部を充分に転圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる撤去改修工法の第1実施例の工
程の一部を示す断面図と要部拡大断面図である。
【図2】図1に引き続いて行なわれる工程の断面図と平
面図である。
【図3】図2に引き続いて行なわれる工程の断面図と平
面図である。
【図4】図3に示した工程で使用する楔状部材の正面図
と断面図である。
【図5】図3に引き続いて行なわれる工程の断面図であ
る。
【図6】本発明にかかる工法で使用する穿孔装置の一例
を示す側面図である。
【図7】本発明にかかる工法で使用する円筒状切削ビッ
トの詳細図である。
【図8】図6に示した穿孔装置の穿孔機の断面図であ
る。
【図9】図6に示した穿孔装置の油圧制御ユニットの一
部を示す油圧系統図である。
【図10】図6に示した穿孔装置のガイド支柱を垂直に
した状態の側面図である。
【図11】図5の状態で旋回ステージを回動させて芯出
しをする際の説明図である。
【図12】図9に示した油圧制御ユニットでビットを制
御する際の回転数と下降速度および回転トルクの経時変
化を示すグラフである。
【図13】本発明にかかる撤去改修工法の第2実施例の
工程の一部を示す断面図と平面図である。
【図14】図13に引き続いて行なわれる工程の断面図
と平面図である。
【図15】図14の工程で使用する楔状部材の設置方法
の説明図である。
【図16】本発明にかかる撤去改修工法の第3実施例の
工程の断面説明図である。
【図17】図16に引き続いて行なわれる工程の断面説
明図である。
【図18】図17に引き続いて行なわれる工程の断面説
明図である。
【図19】本発明にかかる撤去改修工法の第4実施例の
要部工程を示す断面図である。
【符号の説明】
A マンホール A1 蓋部 A2 枠体 A’ 新設マンホール B 舗装版 C 地盤 D 内周溝 E 外周溝 F リング状舗装版部 G 第2リング状舗装版部 H 新設舗装版部 I 剥離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03F 3/06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装版中に埋設した円形のマンホールを
    撤去する際に、前記マンホールの外周に略同心円状の切
    断溝を形成し、内周縁が前記マンホールに付着し、外周
    縁が前記切断溝により前記舗装版から分離したリング状
    舗装版部を隔成し、このリング状舗装版部と前記マンホ
    ールとを撤去した後に、当該撤去部分に新たなマンホー
    ルを据え付けて、その外周に新たなリング状舗装版部を
    施工するマンホールの撤去改修工法において、 前記切断溝を形成する際に、前記マンホールの外周に直
    径の異なる2重の切断溝を形成して前記リング状舗装版
    部と第2リング状舗装版部とを隔成し、内周側の切断溝
    に楔状部材を打ち込んで吊り上げることにより前記リン
    グ状舗装版部を破砕除去し、しかる後に、このリング状
    舗装版部の外周側の第2リング状舗装版部を破砕除去す
    ることを特徴とするマンホールの撤去改修工法。
  2. 【請求項2】 舗装版中に埋設した円形のマンホールを
    撤去する際に、前記マンホールの外周に略同心円状の切
    断溝を形成し、内周縁が前記マンホールに付着し、外周
    縁が前記切断溝により前記舗装版から分離したリング状
    舗装版部隔成し、このリング状舗装版部と前記マンホー
    ルとを撤去した後に、当該撤去部分にマンホールを据え
    付けて、その外周に新たなリング状舗装版部を施工する
    マンホールの撤去改修工法において、 前記切断溝を形成する際に、前記マンホールの外周に直
    径の異なる2重の切断溝を形成して前記リング状舗装版
    部と第2リング状舗装版部とを隔成し、前記リング状舗
    装版部の外周側の第2リング状舗装版部の一部を剥離
    し、この剥離部分から前記リング状舗装版部と地盤との
    間に楔状部材を打ち込んで、前記リング状舗装版部を破
    砕除去した後に、前記第2リング状舗装版部の残りの部
    分を破砕除去することを特徴とするマンホールの撤去改
    修工法。
  3. 【請求項3】 前記2重の切断溝は、2重円筒状の切削
    ビットにより形成され、この切削ビットにより切断溝を
    形成する際に、前記切削ビットの外周に注水された水を
    集水排除する環状のビットカバーを設けることを特徴と
    する請求項1または2記載のマンホールの撤去改修工
    法。
  4. 【請求項4】 舗装版中に埋設した円形のマンホールを
    撤去する際に、前記マンホールの外周に略同心円状の切
    断溝を形成し、この切削溝で分離されたリング状舗装版
    部と前記マンホールとを撤去した後に、当該撤去部分に
    新たなマンホールを据え付けて、その外周に新たなリン
    グ状舗装版部を施工するマンホールの撤去改修工法にお
    いて、 前記切断溝を形成する際に、前記マンホールの外周縁に
    隣接した内周溝と、この内周溝から所定の間隔を隔てた
    外周溝とを形成し、前記マンホールを撤去した後に、前
    記リング状舗装版部を破砕除去することを特徴とするマ
    ンホールの撤去改修工法。
  5. 【請求項5】 前記リング状舗装版部の破砕除去は、当
    該リング状舗装版部と地盤との間に楔状部材をその内周
    縁側から打ち込むことにより行なうことを特徴とする請
    求項4記載のマンホールの撤去改修工法。
  6. 【請求項6】 前記内周および外周溝は、2重円筒状の
    切削ビットにより形成され、この切削ビットの内筒部の
    内周面に内方に突出する補助ビットを設たことを特徴と
    する請求項5または6記載のマンホールの撤去改修工
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1232878A2 (en) 2001-02-20 2002-08-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for producing support for planographic printing plate, support for planographic printing plate, and planographic printing plate precursor
KR100488401B1 (ko) * 2002-10-15 2005-05-11 황의철 맨홀의 보수 시공법 및 그 시공법에 의해 보수 시공된맨홀구조
JP2009179936A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Csk:Kk マンホール枠の設置工法

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EP1232878A2 (en) 2001-02-20 2002-08-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for producing support for planographic printing plate, support for planographic printing plate, and planographic printing plate precursor
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JP2009179936A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Csk:Kk マンホール枠の設置工法

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