JPH01207525A - 既設杭を除去すると共に新設杭用の杭孔を掘削する杭孔掘削法及びその装置 - Google Patents

既設杭を除去すると共に新設杭用の杭孔を掘削する杭孔掘削法及びその装置

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JPH01207525A
JPH01207525A JP63030081A JP3008188A JPH01207525A JP H01207525 A JPH01207525 A JP H01207525A JP 63030081 A JP63030081 A JP 63030081A JP 3008188 A JP3008188 A JP 3008188A JP H01207525 A JPH01207525 A JP H01207525A
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SEISAN GIJUTSU CENTER KK
Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は地中に埋設されて不要になった既設の杭を除去
すると共に、新設する杭の杭孔を掘削する杭孔掘削法及
びその装置に関する。
〈従来の技術〉 周知のように、建築物の基礎を構成するため、若しくは
地盤改良のため等の目的で地中に多数の杭が形成されて
いる。
しかし、古い建築物を解体してその場所に新しい建築物
を施工しようとする場合、若くは新たに地中を改善する
場合、古い既設杭が邪魔になって除去する必要が多々有
る。
そして、一般的に建築物は古いものより新しいものが大
型化し、高層化するのが通例であるから、古い既設の杭
では新しい建築物を十分に支持することができず、しか
も仮に古い杭をそのまま新しい建築物の支持杭として利
用しても、コンクリートや鉄筋が長期間経過しているこ
とにより強度劣化を生じ、利用価値がほとんどないし、
危険である。
〈発明が解決しようとする課題〉 従来では、比較的小規模の既設杭であれば土木機械によ
り既設杭の周囲を掘削したり引き抜いて除去し、新たに
杭孔を掘削している。しかし、大規模な既設杭では除去
できなかったり、または極めて大規模な土木機械を利用
して長期間を要しなから徐々に除去しているのが実状で
ある。
そして、古い既設杭をどうしても除去できなければ、こ
れらの杭を避けた場所に新しい杭孔を掘削することにな
り、建築物全体の設計を変更しなければならず、極めて
経済的に損失となる。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明は、地中に埋設状に形成されている既設杭
の上部に、チャック機構により止着可能な八ツケトを被
着し、上記バケットから噴射するジェット水により既設
杭を径方向に破断し、既設杭の破断部分上方をチャック
機構によりバケットに止着し、バケットを回転させてそ
の反力を既設杭の下方部分で受け止めることにより破断
部分から上方を切断すると共に、バケットの下縁部分に
設けた掘削手段により既設杭周囲の地盤を掘削し、上記
破断した既設杭の上部をバケットと共に上昇させて既設
杭を除去すると共に、上記掘削手段により杭孔を拡径す
ることを特徴とする杭孔掘削法、及び既設杭の上方に被
着する下面が開放したバケットを有し、該バケットは円
盤状の上面部と該上面部から垂下する周壁部とからなり
、上記上面部にはバケット内に垂下して下方向と横方向
にジェット水を噴射する第1のジェット水噴射機構を設
けると共に、周壁部の下縁に少なくとも横方向にジェッ
ト水を噴射する第2のジェット水噴射機構を設けると共
に、既設杭の周囲を掘削する掘削手段を設け、また周壁
部にはチャック機構を設けて既設杭に止着可能とし、上
記第1のジェット水噴射機構と第2のジェット水噴射機
構により既設杭を径方向にほぼ破断すると共に、上記掘
削手段により既設杭の周囲を掘削して新設杭用の杭孔を
開設することを特徴とする杭孔掘削装置を提供するもの
である。
〈実 施 例) 以下に本発明を図面の実施例について詳細に説明する。
本発明に係る杭孔掘削装置lは、lA略すると既設杭a
の上部に被着して回転可能な下面開放形のバケット2を
有し、このバケット2は円盤状の上面部3と該上面部3
から垂下する周壁部4とからなる。上記上面部3にはバ
ケット2内に垂下して下方向と横方向にジェット水を噴
射する第1のジェット水噴射機構5を設けると共に、周
壁部4の下縁に少なくとも横方向にジェット水を噴射す
る第2のシェツト水噴射機構6を設ける。また周壁部4
にはチャック機構7を設けて既設杭aに止着a(能とす
ると共に、周壁部4の下縁には既設杭aの周囲の地盤を
掘削する掘削手段8を設ける。
上記した掘削装置1の更に具体的な構成を説明すると、
上面部3は円盤状で周縁からやや内側から円筒状の周壁
部4が下方に垂下して下面が開放している。
周壁部4の内径は既設杭aの外径dにほぼ等しく、上面
部3の直径は、新設する杭の杭孔の径りにほぼ等しい、
但し、ケーシング9を使用する場合には該ケーシング9
の肉厚分を杭孔の径から減じる。
上記周壁部4には既設杭aを固定状に止着可能にするチ
ャック機構7を設ける。該チャック機構7は、図示の実
施例によれば、円周を4分割した90度間隔で放射状に
配設してあり、油圧等で作動するシリンダ機構lOによ
り、バケット2の内側に第1押圧部材11が突出し、該
第1押圧部材11が既設杭aの外周面を押圧して既設杭
aとバケット2とを固定状に止着可能である。この第1
抑圧部材11はシリンダ機構10が作動してないときに
周壁部4内に収納されており、既設杭aに被着した場合
にバケット2の回転を妨げない、また、図示の実施例で
は周壁部4の外側に第2押圧部材12が突出して、既設
杭aの周縁部に挿着するケーシング9の内面に該第2押
圧部材12が圧接して上記ケーシング9とバケット2と
を固定状に止着可能である。尚、各押圧部材11.12
の内面に滑り止め用の微開な凹凸を形成するとよい。
また、上記した掘削装置1において、バケット2の上面
部3の中心にはスイベルジヨイント13を設け、該スイ
ベルジヨイント13には下向きに第1のジェット水噴射
機構5を設ける。この第1のジェット水噴射機構5はパ
ッヵ(図示せず)を介して下方に垂設する高圧水パイプ
14の下端に下向きの高圧水噴射ノズル15と横向きの
高圧水噴射ノズル16とを設けたものである。また、バ
ケット2の周壁部4には縦方向に通る高圧水流路17と
、該高圧水流路17の下端に下向きの高圧水噴射ノズル
18と内向きの高圧水噴射ノズル19を有する第2のジ
ェット水噴射機構6を設け、この第2のジェット水噴射
機構6の内向きの高圧水噴射ノズル19から噴射する高
圧水をバケット2の中心に向かわせ、上記第1のジェッ
ト水噴射機構5の高圧水噴射ノズル16と第2のジェッ
ト水噴射機構6の高圧水噴射ノズル19とを同一の高さ
に位置させる。
更に、周壁部4の下縁には既設杭aの杭孔の径dを新設
杭の径りに対応するように拡径する掘削手段8を設ける
。この掘削手段8は、例えば第4図ないし第5図に示す
ように、周壁部4の下縁に鍔部20を延設し、該鍔部2
oに適宜角度間隔て通孔21を開設し、該通孔21に鍔
部2oの下面側から揺動自在な掘削部材22を臨ませる
のである。即ち、鍔部20の放射線上に通孔21を開設
し、該通孔21の下側に放射線方向に延びる支軸23を
設け、先端に掘削刃24を有する鉤形ないし山形に形成
した掘削部材22を上記支軸23に回動自在に軸着する
のである。そして、掘削部材22の一辺の長さを通孔2
1の内縁部21’ と支軸23との間の長さよりも長く
形成し、掘削部材22の一辺22a、22bを内縁部2
1′の下面側に係止可能とする。尚1図示の実施例では
掘削部材22を短巾とすると共に、この短巾な掘削部材
22に対応させて通孔21を並設し、各掘削部材22の
間に間隙を設けている。
一方、ケーシング9を既設杭aの周縁部に挿着して杭孔
の壁面を保護する場合には、該ケーシング9にも高圧水
流路(図示せず)を形成すると共に、該高圧水流路の下
端に高圧水噴射ノズルを設けて、この高圧水噴射ノズル
から下方に向けてジェット水を噴出可能とする第3のジ
ェット水噴射機構を設けることもできる。
本発明における掘削装置lの具体的構成の一実施例は上
記のようであって、この掘削装置i!lを利用して地中
に埋設されている古い不要な既設杭aを除去すると共に
新しい杭孔を開設するのは次の方法による。
即ち、まず、既設杭aの周縁部にケーシング9をチュー
ビング装置25により押込む。チュービング装置25の
概要は第6図ないし第7図に示ように、基台26に縮径
可能なチャック部27と該チャック部27を上下動可能
に支持するジヤツキ部28と、ジヤツキ部28を揺動さ
せる揺動部29とを有している。このチュービング装置
25のチャック部27にケーシング9を止着してジヤツ
キ部28と揺動部29を用いて揺動させながらケーシン
グ9を既設杭aの周縁部に押込むのである。このとき第
3のジェット水噴射機構を設けたケーシング9を使用す
る場合には高圧水噴射ノズルからジェット水を下向きに
噴射して周壁部4の地盤を掘削しながら行なうことがで
きる。
そして、バケット2の上面部3の上面中心にアースドリ
ル機のケリーバやリバース機のドリリングパイプ等であ
る土木機械の柱材30を接続すると共に、ワイヤーによ
りバケット2をクレーンで吊持する。そして、スイベル
ジヨイント13には各ジェット水噴射機構5.6の高圧
水バイブ14、高圧水流路17の高圧水ホース(図示せ
ず)を個々に接続し、高圧水ホースの後端には各ジェッ
ト水噴射機構5,6の各高圧水噴射ノズル15.16.
18゜19毎に噴射水を制御できる超高圧ウォータジェ
ット装置(図示せず)を連結する。また、チャック機構
7のシリンダ機構IOには油圧機構(図示せず)から延
在する油圧ホースを接続する。
尚、上記した超高圧ウォータジェット装置は、最高38
00Kg/ am2の圧力で最大86リツトル/分の量
で水を吐出できる程度の能力を有し、各ジェット水噴射
機構5.6の各高圧水噴射ノズル15.16.18、1
9から噴射する水が著しく高圧となり、コンクリートや
鉄筋を十分に切断することができる。 ゛そして、ケー
シング9を押し込んで既設杭aの上方の土砂を除去し、
空中に吊持したバケット2を柱材30により例えば18
0度毎に正逆回転させながら下降し、同時に第1のジェ
ット水噴射機構5の高圧水噴射ノズル15から下向きに
微細な粒状研磨剤を含有する高圧水を噴射させる。
、<ケント2を正逆回転させると共に低速で下降させな
がら高圧水噴射ノズル15から高圧水を噴射すると、高
圧水の圧力で既設杭aの中心に次第に縦孔すが形成され
る。
一方、バケット2の下縁の鍔部20に掘削手段8が設け
であるので、バケット2が回転すると、掘削手段8が既
設杭aの周囲の地盤を掘削して杭孔を拡径する。掘削手
段8による掘削は、バケット2が回転すると、回転方向
に対して前側の掘削刃24aが土砂に押圧されて後向き
に回動し、回転方向に対して後方の掘削刃24bの上面
が通孔21の内縁部21′ に下方から当接する。この
状態でバケット2を更に回転させると、掘削部材22が
これ以上回動できないので、前側の掘削刃24aが地盤
に食い込む。掘削刃24aが食い込むと土砂を掘削刃2
4aの上面に沿って押し上げ、土砂を通孔2】の前半部
分を通して、バケット2の上面に排出する。このとき後
方の掘削部材の一辺22bが通孔21の後老部分を閉1
トシているので、掘削した土砂が再ひ杭孔に戻ることは
ない、そして、バケット2を逆転させると上記とは逆の
掘削刃24bが地盤を掘削し、他の掘削部材の一辺22
aが通孔21の後半部分を閉止して土砂を保持する。
上記作業を繰り返すと、バケット2は既設杭aの上方に
次第に被着される状態になり、パッカが既設杭aの上面
に載置したらそれ以上下降できなくなると共に、鍔部2
0の上部に土砂が溜る。
鍔部20に溜った土砂はケーシング9と側壁部4の間を
上方に揚送されて上面部3に開設して排出口3′からバ
ケット2の上方にも溜る。
そこで、第1のジェット水噴射機構5の高圧水噴射ノズ
ル15からの下向きの高圧水の噴射を停止させ、バケッ
ト2を90度毎若しくは180度毎に正逆回転させなが
ら、第1のジェット水噴射機構5の横向きの各高圧水噴
射ノズル16と第2のジェット水噴射機構6の中心向き
の各高圧水噴射ノズル19とから微細な粒状研磨剤を含
有する高圧水を噴射させる(第2図)。第1のジェット
水噴射機構5の高圧水噴射ノズル16から噴射する高圧
水は既設杭aを中心から外周に向って水平に破断し、第
2のジェット水噴射機構6の高圧水噴射ノズル19から
噴射する高圧水は既設杭aを外周から中心に向って水平
に破断すると共に既設杭aの外周に近い鉄筋Cを切断す
る。
この状jEでは既設杭aを横方向に十分に切断できない
場合が有るので、既設杭aの中心に第1のジェット水噴
射機構5により形成された縦孔すの開放上端をパッカで
密に閉塞し、高圧水噴射ノズル15.16から高圧水を
噴射させて既設杭aの切削部内の圧力を水で高めること
により破断しなかったコンクリート部分を切断する。こ
のようにして第1のジェット水噴射機構5の高圧水噴射
ノズル16及び第2のジェット水噴射機構6の高圧水噴
射ノズル19で既設杭aを径方向に十分に破断すると共
に切削部内を高圧にしたら各ノズル16.19がらの高
圧水の噴射を停止し、シリンダ機構1oを作動させて、
既設杭aの破断部分の外周面を第1の抑圧部材11で強
く止着すると共に、第2の抑圧部材12でバケット2を
強くケーシング9に止着する。
この状態でチュービング装置25を作動させてケーシン
グ9を揺動させると、ケーシング9と共にバケット2が
揺動するが、既設杭aは揺動しないので、ケーシング9
の揺動により生じる歪力が既設杭aの上端部分に作用し
て、上記破断部分がねじ切られて既設杭aの上端部分が
切断する。この場合、特に第2のジェット水噴射機構6
の高圧水噴射ノズル19で切断できなかった一部の鉄筋
Cを既設杭aのねじ切りと共に切断するものである。
従って、高圧水噴射ノズル16.19により既設杭aの
コンクリート部分や鉄筋Cをほとんど切断するのである
が、既設杭aの切削部内を水で高圧にすることによりコ
ンクリート部分を水圧により破壊させると共に、既設杭
aの上端部分を回動することにより鉄筋Cまでも十分に
切断するものである。
上記した作動により既設杭aは破断部分が径方向に全面
切断されるので、チュービング装置25の揺動を停止し
、シリンダ機構10を作動させて第2抑圧部材12を後
退させることによりバケット2の外周からケーシング9
を外すと共に、第1抑圧部材11を切断した既設杭aの
上方部分を止着した状態でバケット2を上昇させると、
該へケント2の上面に溜った土砂を地上に排除すると共
に、既設杭aの破断部分の上方を地上にまで除去するこ
とができる。
そして、既設杭aの上方を除去したら、ケーシング9を
再度チュービング装置25により下降させると共に、上
記と同様にバケット2を下降させて既設杭aの上部に被
着し、上記と同様の操作で既設杭aの上方の一部分を切
断除去すると共に、既設杭aの周囲の地盤を掘削して杭
孔を拡径することができ、この作業を順に繰り返すこと
により、既設杭aの全長を地中から除去すると共に新設
杭用の大径な杭孔を開設するこJができる。
この実施例によれば、バケット2の構造が簡単になると
共に、ケーシング9を用いているので、孔壁の保護が充
分に行なえる。
第8図ないし第11図はチュービング装置25を使用し
ない場合の掘削装置lの実施例を示し、この実施例にお
ける掘削装置lが上記した実施例と相違する点は、自ら
バケット2を回転させる自転手段を31を有している点
にある。
この掘削装置lの具体的な構成を説明すると、バケット
2の上面部3の上面には、自転手段31を構成する2基
の減速機付きの油圧モータ32.32を径方向に対向設
置し、各油圧モータ32から延在する下向きの回転軸3
3を上面部3に通してバケット2の内部に位置させ、該
回転軸33の先端には揺動歯車34の内面歯車に噛合す
る駆動歯車35を設ける。そして、バケット2の内部上
方に設けた筒状の回動枠36と該回動枠36の内部に回
動可能に第1のチャック機構7aを設ける。上記回動枠
36と第1のチャック機構7aとは周壁部4の内面の途
中に棚設した棚板材37で回転可能に支えて。
周壁部4に対して回動枠36と第1のチャック機構7a
とが自由に回転できるように支持する。
上記した第1のチャック機構7aは、円筒材を縦方向に
2分割した半円弧状のチャック枠38からなり、各チャ
ック枠38の内面に滑り止め用の微細な凹凸を形成し、
回動枠36の内面に複数の縦条39を形成すると共に、
各チャック枠38の外面に上記康条39に対応させて縦
条39を嵌入させる縦溝40を形成し、第1のチャック
機構7aが縮径状態でも拡径状態でもチャック枠38と
縦条39とにより回動枠3Sと共に第1のチャック機構
7aが回転できる構成にする。そして、第1のチャック
機構7aの上縁には各チャック枠38が接近して内部空
間を縮径させたり、離隔して拡径させる第1シリンダ機
構10aを設ける。
また、前記した第2のチャック機構7bも上記した第1
のチャック機構7aとほぼ同様の構成で、第10図ない
し第11図に示すように1円筒材を縦方向に2分割した
半円弧状のチャック枠41からなり、各チャック枠41
の内面に滑り止め用の微細な凹凸を形成し1周壁部4の
内面に複数の縦条42を形成すると共に、各チャック枠
41の外面に上記縦条42に対応させて縦条42を嵌入
させる縦11弯43を形成し、第2のチャック機構7b
が縮径状jムでも拡径状態でもチャック枠41と縦条4
2とにょり周壁部4と共に第2のチャック機構7bが回
転できる構成にする。そして、第2のチャック機構7b
の上縁には各チャック枠41が接近して内部空間を縮径
させたり、離隔して拡径させる第2シリンダ機構10b
を設け、周壁部4の下端に形成した円環状の受材44で
第2のチャック機構7bの下縁を受け止める。
また、バケット2の下縁には鍔部20を設け、該鍔部2
0には通孔21を放射線状に開設し、各通孔21には回
動自在な掘削手段8を臨ませる。
更に上面部3の中心に第1のジェット水噴射機構5を垂
下させると共に、側壁部4の第1チャック機構7aと第
2チャック機構7bとの間に横向きの高圧水噴射ノズル
19を、側壁部4の下端に下向きの高圧水噴射ノズル1
8を設ける。
尚、第8図ないし第11図の実施例において説明してい
ない符号は第1図ないし第5図の実施例の同一符号と同
一構成なので説明を省略する。
この実施例の掘削装置1を利用して地中に埋設されてい
る古い不要な既設杭aを除去すると共に、その場に新設
杭用の杭孔を開設するのは次の方法による。
即ち、バケット2の上面部3の上面中心にアースドリル
機のケリーバやリバース機のドリリングパイプ等である
土木機械の柱材30を接続すると共に、ワイヤー45に
よりバケット2をクレーン(図示せず)で吊持する。そ
して、スイベルジせインド13には各ジェット水噴射機
構5.6の高圧水バイブ、高圧水流路毎の高圧水ホース
を個々に接続し、高圧水ホースの後端には各ジェット水
噴射機構5.6の各高圧水噴射ノズル15.16.18
、!9毎に噴射水を制御できる超高圧ウォータジェット
装置(図示せず)を連結する。また1両油圧モータ32
、32及び第1のチャック機構7aのシリンダ機構10
a、第2のチャック機構7bのシリンダ機構10bには
油圧機構(図示せず)から延在する油圧ホース46を接
続する。
上記のようなI9i備作業が終了したら、空中に吊持し
たバケット2を柱材30により例えば180度毎に正逆
回転させながら下降し、同時に第1のジェット水噴射機
構5の高圧水噴射ノズル15から微細な粒状研磨剤を含
有する高圧水を噴射させる。このようにバケット2を正
逆回転させると共に低速で下降させながら高圧水噴射ノ
ズル15から高圧水を噴射すると、高圧水の圧力で既設
杭aの中心に次第に縦孔すが形成されて第1のジェット
水噴射機構5が次第に挿入すると共に、鍔部20に設け
た掘削手段8が既設杭aの周縁部の地盤を掘削して杭孔
が拡径され、バケット2が次第に地中に沈下する。尚、
バケット2の下端に設けた高圧水噴射ノズル18から高
圧水を下向きに噴射して既設杭aの外周の地盤を掘削手
段8と併せて掘削するようにしてもよい、そして、バケ
ット2が既設杭aの上方に次第に被着される状態になり
、パッカ47が既設杭aの上面に載置したらそれ以上下
降できない。そこで、高圧水噴射ノズル15と高圧水噴
射ノズル18からの高圧水の噴射を停止させ、バケット
2を90度毎若しくは180度毎に正逆回転させながら
、第1のジェット水噴射機構5の各高圧水噴射ノズル1
6と第2のジェット水噴射機構6の各高圧水噴射ノズル
19とから微細な粒状研磨剤を含有する高圧水を噴射さ
せる。各高圧水噴射ノズル16から噴射する高圧水は既
設杭aを中心から外周に向って水平に破断し、各高圧水
噴射ノズル19から噴射する高圧水は既設杭aを外周か
ら中心に向って水平に破断すると共に、既設杭aの外周
に近い鉄筋Cを切断する。
この状態では既設杭aを横方向に十分に切断できない場
合が有るので、既設杭aの中心に第1のジェット水噴射
機構5により形成された縦孔すの開放上端をパッカ47
で密に閉塞し、高圧水噴射ノズル16から高圧水を噴射
させて既設杭aの切削内部の圧力を水で高めることによ
り破断しなかったコンクリート部分を切断する。このよ
うにして高圧水噴射ノズル16及び高圧水噴射ノズル1
9で既設杭aを径方向に十分に破断すると共に切削内部
を高圧にしたら各ノズルI6.19からの高圧水の噴射
を停止し、gSfのチャック機構7aのシリンダ機構1
0aと第2のチャック機構7bのシリンダ機構10bに
オイルを圧送して第1のチャック機構7a、第2のチャ
ック機構7bを縮径させ、既設杭aの破断部分の上方の
外周面を第1のチャック機構7aで強く止着し、既設杭
aの破断部分の下方の外周面を第2のチャック機構7b
で強く止着する。
この状態で両油圧モータ32.32を駆動してg;A動
歯車35により揺動歯車34を回転すると、揺動歯車3
4により回動枠36を介して第1のチャック機構7aが
回転するが第2のチャック機構7bが回転しないので、
第1のチャック機構7aの回転により生じる歪力が既設
杭aの上端部分に作用して第2のチャック機構7bで受
け止められ、上記破断部分がねじ切られて既設杭aの上
端部分が切断する。この場合、特に第2のジェット水噴
射機構6の高圧水噴射ノズル19で切断できなかった一
部の鉄筋Cを既設杭aのねじ切りと共に切断するもので
ある。
上記した作動により既設杭aは破断部分が径方向に全面
切断されるので、揺動歯車34の回転を停止し、第2の
シリンダ機構10bにオイルを供給して第2のチャック
機構7bを拡径ぎせることにより既設杭aの外周から外
すと共に、第1のチャンク機構7aを縮径したまま既設
杭aの外周に止着し、この状態でバケット2を上昇する
と、鍔部20及び上面部3に掘削した土砂を載せたまま
既設杭aの破断部分の上方がバケット2と共に上昇し、
土砂を地上に排出すると共に既設杭aの上方を分を地上
にまで除去することができる。
そして、既設杭aの上方を除去したら、バケット2を再
度下降して既設杭aの上部に被着し、上記と同様の操作
で既設杭aの上方の一部分を切断除去すると共に、杭孔
の径を拡径することができ、この作業を順に繰り返すこ
とにより、既設杭aの全長を地中から除去すると共に、
新設杭用の拡径した杭孔をその場に開設することができ
る。
この実施例によれば、ケーシング9を挿入する必要がな
いので施工が簡単になる。また、従来のケリー八等の建
設機械を利用し、チュービング装置25を用いないので
工事設備が簡略になる。
第12図は本発明の更に他の実施例を示す。この実施例
ではバケット2に設けた掘削手段8が地盤を掘削する際
に発生する土砂を上面部3に溜めないで、サンドポンプ
やエアーリフター等(図示せず)を用いて直ちに地上へ
排出するようにしたものである。従って、この実施例に
おいては、上面部3を周壁部4と同径に形成すると共に
、揚泥パイプ48を鍔部20の上方に臨ませている。
この実施例によれば、バケット2上に土砂が溜らないの
で、迅速な施工ができ、工期の短縮が可能になる。また
、バケット2の構造も簡略にすることもできる。
尚、この実施例はケーシング9を使用するベナースエ法
、ベノトエ法等の場合にも、ケー゛シング9使用しない
アースドリル工法、り八−スエ法等の場合にも自由に適
用できる。
以上本発明の装置の構造と方法を図面の実施例に基づい
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されず、特許
請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにで
も実施することができる。
〈発明の効果〉 以」二要するに本発明によれば地中に埋設されている既
設杭の周縁部に回転可能なバケットを被着すると共に、
既設杭の周縁部を掘削して杭孔を拡径し、既設杭の上方
部分を回転させると共に、ジェット水により既設杭を径
方向に破断して既設杭を切断するようにしたので、地上
での操作だけで確実に、効率良く地中の杭を順に除去す
ることができ、しかも同時に杭孔を拡径することができ
る。従って、新設杭用の杭孔を新たに掘削する必要がな
く、施工が簡単になり工期の短縮が可能になる。また、
ジェット水により既設杭を破断できるので騒音や振動に
よる公害がなく、住宅地や都市でも既設杭の除去と新設
杭用の杭孔の開設を同時に行なうことができ、土地を有
効に活用できるし、設計通りの建築物を構築することが
でき、実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は掘削開
始初期の状態を示す縦断面図、第2図は既設杭を径方向
に破断する状態を示す縦断面図、第3図は第2図の■−
■線断面図、第4図は掘削手段の縦断面図、第5図は同
上の底面図、第6図はチュービング装置の平面図、第7
図は同上の正面図、第8図は他の実施例の縦断面図、第
9図は同上の平面図、第10図は第8図のX−X線断面
図、第11図は第8図のxt−xr線断面図、第12図
は更に他の実施例を示す縦断面図である。 1・・・掘削装置、2・・・バケット、3・・・上面部
、4・・・周壁部、5・・・第1のジェット水噴射機構
、6・・・第2のジェット水噴射機構、7・・・チャッ
ク機構、8・・・掘削手段。 特許出願人  株式会社生産技術センター図 面の浄書: 第4図 第5図 図面の浄書 第3図 図面のi4+書 第12図 「i 手続補正書(方側 昭和63年6月22日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地中に埋設状に形成されている既設杭の上部に、
    チャック機構により止着可能なバッケトを被着し、上記
    バケットから噴射するジェット水により既設杭を径方向
    に破断し、既設杭の破断部分上方をチャック機構により
    バケットに止着し、バケットを回転させてその反力を既
    設杭の下方部分で受け止めることにより破断部分から上
    方を切断すると共に、バケットの下縁部分に設けた掘削
    手段により既設杭周囲の地盤を掘削し、上記破断した既
    設杭の上部をバケットと共に上昇させて既設杭を除去す
    ると共に、上記掘削手段により杭孔を拡径することを特
    徴とする杭孔掘削工法。
  2. (2)既設杭の上方に被着する下面が開放したバケット
    を有し、該バケットは円盤状の上面部と該上面部から垂
    下する周壁部とからなり、上記上面部にはバケット内に
    垂下して下方向と横方向にジェット水を噴射する第1の
    ジェット水噴射機構を設けると共に、周壁部の下縁に少
    なくとも横方向にジェット水を噴射する第2のジェット
    水噴射機構を設けると共に、既設杭の周囲を掘削する掘
    削手段を設け、また周壁部にはチャック機構を設けて既
    設杭に止着可能とし、上記第1のジェット水噴射機構と
    第2のジェット水噴射機構により既設杭を径方向にほぼ
    破断すると共に、上記掘削手段により既設杭の周囲を掘
    削して新設杭用の杭孔を開設することを特徴とする杭孔
    掘削装置。
JP3008188A 1987-12-01 1988-02-13 既設杭を除去すると共に新設杭用の杭孔を掘削する杭孔掘削法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0676690B2 (ja)

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