JPH07300674A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH07300674A
JPH07300674A JP11411494A JP11411494A JPH07300674A JP H07300674 A JPH07300674 A JP H07300674A JP 11411494 A JP11411494 A JP 11411494A JP 11411494 A JP11411494 A JP 11411494A JP H07300674 A JPH07300674 A JP H07300674A
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JP
Japan
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substrate
thin film
electrode
roll
film forming
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JP11411494A
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English (en)
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Azusa Iwai
梓 岩井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基体が真空槽とともにアースに接続されてい
るロール・ツー・ロール型スパッタリング装置において
も、プラズマエッチングと薄膜形成を連続して行うこと
が可能な薄膜形成装置を提供する。 【構成】 真空槽内の配置が、真空槽と同電位にある基
体と、基体に対向して配置されたターゲットを支持する
電極と、基体とターゲットを支持する電極間に高電圧を
印加する手段とを有する薄膜形成装置において、基体に
対向して配置されたエッチング用電極と、エッチング用
電極とターゲットを支持する電極間に配置された隔壁
と、基体に対してエッチング用電極を陽極にする高電圧
印加手段と、高電圧印加手段により発生する電界に対し
て直交する磁界を、基体上に発生する磁気発生手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体、磁気記録媒
体、太陽電池、液晶ディスプレイ等の製造における成膜
工程で使用される薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の利用分野における薄膜形成
装置としては、図5に示されるようなロール・ツー・ロ
ール型スパッタリング装置が知られている。本装置の概
略について、図5を参照して以下に説明する。真空槽5
05の内部には、基体であるところのロール基板504
と、これと対向した位置に薄膜形成用電極503が配置
されており、薄膜形成用電極503は、ターゲット50
3aと、これを支持するバッキングプレート503bか
ら構成されている。薄膜形成用電極503には、電源5
03sが接続されており、アース505eが接続された
ロール基板504および真空槽505とは、絶縁体50
5nで電気的に絶縁されている。ロール基板504は、
送り出しロール504aより引き出されて、薄膜形成用
電極503上を通過し、巻き取りロール504bへ引き
込まれる。
【0003】ロール・ツー・ロール型スパッタリング装
置の特徴は、ロール基板504を用いることで、ターゲ
ット503aの面積より大きい基板に薄膜を形成するこ
とが可能な点と、ロール基板搬送方向にターゲットを並
べることで、多重膜の連続形成が簡単に実現できる点で
ある。本装置の成膜手順について、図5を参照して以下
に説明する。まず真空槽505内を排気した後、真空槽
505に不活性ガスを導入して所定の圧力とする。その
後、薄膜形成用電極503が、ロール基板504に対し
て陰極になるように、電源503sにて直流電圧もしく
は高周波電圧を印加すると、ロール基板504とターゲ
ット503aの間に放電が起こり、不活性ガスがイオン
化してプラズマが発生する。そして、プラズマ中の陽イ
オンがターゲット503aに加速衝突することで、ター
ゲット503aから原子あるいは分子が放出され、これ
がロール基板504の表面上に付着して薄膜が形成され
る。
【0004】薄膜形成時には、薄膜中への不純物混入に
細心の注意をはらう必要がある。特に、微小量の元素注
入を行うことで、電気的特性を制御する半導体薄膜形成
においては、不純物の混入が、電気的特性を不安定化さ
せる原因となる。従って、薄膜が形成される基体である
ところのロール基板504には、その表面が十分洗浄さ
れたものを用いる必要がある。一般に、基体の洗浄方法
としては、圧縮空気や圧縮水流を吹きつける方法、有機
溶剤や酸またはアルカリなどの溶剤でエッチングする方
法、プラズマでエッチングする方法などがある。特に、
プラズマでエッチングする方法は、他の方法と比較し
て、次の2点が優位である。第1には、基板の材質に依
存せず表面処理が可能な点があげられる。第2には、他
のエッチング方法と異なり、真空中で表面処理をする方
法である点があげられる。すなわち、薄膜形成と同一の
真空槽内にて表面処理が可能であるため、エッチング後
薄膜形成前には、基体表面が大気に曝されず、基体表面
の汚染をかなり低く抑えることが可能となる。
【0005】従来、プラズマエッチングを行い、その直
後に薄膜形成を行う装置としては、図6に示されるよう
なバッチ型スパッタリング装置が使われてきた。本装置
の概略について、図6を参照して以下に説明する。真空
槽605の内部には、基板電極604と、これと対向し
た位置に薄膜形成用電極603が配置されている。バッ
チ基板604aが取りつけ可能な基板電極604は、ア
ース605eが接続された真空槽605からは絶縁体6
05nで電気的に絶縁されており、プラズマエッチング
用の電源604s、もしくはアース604eが接続でき
るようになっている。一方、薄膜形成用電極603は、
ターゲット603aと、これを支持するバッキングプレ
ート603bから構成されており、アース605eが接
続された真空槽605からは絶縁体605nで電気的に
絶縁されており、薄膜形成用の電源603s、もしくは
アース603eが接続できるようになっている。
【0006】本装置の成膜手順について、図6を参照し
て以下に説明する。まず第1プロセスとして、プラズマ
エッチングを行う。真空槽605内を排気した後、真空
槽605に不活性ガスを導入して所定の圧力とする。基
板電極604は電源604sと接続し、薄膜形成用電極
603はアース603eと接続させる。基板電極604
が、薄膜形成用電極603に対して陰極になるように、
電源604sにて直流電圧もしくは高周波電圧を印加す
ると、バッチ基板604aとターゲット603aの間に
放電が起こり、プラズマ中の陽イオンがバッチ基板60
4aに加速衝突することで、バッチ基板604aの表面
がエッチングされる。
【0007】続いて第2プロセスとして、薄膜形成を行
う。各電極の接続は、第1プロセスの逆とする。すなわ
ち、基板電極604はアース604eと接続し、薄膜形
成用電極603は電源603sと接続させる。薄膜形成
用電極603が、基板電極604に対して陰極になるよ
うに、電源603sにて直流電圧もしくは高周波電圧を
印加する。これにより、バッチ基板604aとターゲッ
ト603aの間に放電が起こり、プラズマ中の陽イオン
がターゲット603aに加速衝突することで、ターゲッ
ト603aの表面がスパッタリングされ、ターゲット6
03aの対抗面に設置してあるバッチ基板604aの表
面に所定の薄膜が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ロール・ツー・ロール
型スパッタリング装置では、送り出しロールおよび巻き
取りロールが、図5のように回転軸504cで支持され
ており、ロール基板の搬送は、回転軸504cをギアボ
ックス504gを通じて、モーター504mで回転する
ことで行う。前述した図6記載のバッチ型スパッタリン
グ装置と同様なプラズマエッチングを行うためには、ロ
ール基板504が陰極となるからロール基板504をア
ース505eと接続された真空槽505より絶縁する必
要がある。これには回転軸504cの一部もしくは全部
に絶縁体を用いなくてはならない。
【0009】しかしながら、回転軸504cに絶縁体を
用いることは、機械的強度および電気的強度に問題が生
じる。例えば、ロール基板504に厚さ0.1mm、幅
50cm、長さ500mのステンレス材料を用いた場
合、その質量は200kgに達する。この場合、中心軸
504cは一体物の金属棒が最も望ましく、一部とはい
え絶縁体を用いることは、機械的強度を弱める。また、
回転軸504cの一部に絶縁体を用いることは、プラズ
マエッチング時のロール基板504への高電圧印加時
に、絶縁体部分が高電圧による絶縁破壊をうけ、回転軸
504cが破壊される危険性もある。
【0010】以上のように、ロール・ツー・ロール型ス
パッタリング装置においては、機械的強度および電気的
強度を鑑みた場合、回転軸504cは金属製にすること
が望ましい。この場合、ロール基板は真空槽と同電位に
なるため、プラズマエッチングをするためには、次のよ
うな電気的接続を行う。前述したバッチ型スパッタリン
グ装置の場合のように、基板側に電源を接続して、基板
側を陰極にする構成ではなく、基板に対向する電極に直
流正電圧を印加して、基板側を陰極にする構成が必要で
ある。
【0011】しかしながら、この構成の場合には、ロー
ル基板および真空槽内部全体が陰極になっているため、
放電は真空槽内の全空間で発生し、基板表面がエッチン
グされると同時に、真空槽内部もスパッタリングされる
という問題点がある。また、ロール・ツー・ロール型薄
膜形成装置の利点を生かし、プラズマエッチング用の陽
極と薄膜形成用の陰極をロール搬送方向に連続して配置
し、プラズマエッチングと薄膜形成を連続して行った場
合、それぞれの電極が形成するプラズマが互いに干渉し
てしまい、正常なプラズマエッチングおよび薄膜形成が
できないという問題点もある。
【0012】本発明は、上記の問題点を鑑みて、基体が
真空槽とともにアースに接続されているロール・ツー・
ロール型スパッタリング装置においても、プラズマエッ
チングと薄膜形成を連続して行うことが可能な薄膜形成
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜形成装置
は、真空槽内の配置が、該真空槽と同電位にある基体
と、該基体に対向して配置されたターゲットを支持する
電極と、該基体と該ターゲットを支持する電極間に高電
圧を印加する手段とを有する薄膜形成装置において、該
基体に対向して配置されたエッチング用電極と、該エッ
チング用電極と該ターゲットを支持する電極間に配置さ
れた隔壁と、該基体に対して該エッチング用電極を陽極
にする高電圧印加手段と、該高電圧印加手段により発生
する電界に対して直交する磁界を、該基体上に発生する
磁気発生手段とを有することを特徴とする。
【0014】特に、前記磁気発生手段は、次の2法のい
ずれであってもよい。第1方法は、前記磁石が、前記エ
ッチング用電極に対する前記基体の背面に位置し、該基
体の表面において、水平方向磁場の最大値を結んだ尾根
線が、閉ループを形成する配置である。第2方法は、前
記磁石が、前記基体の両脇に位置し、該基体の表面にお
いて、水平方向の磁場を形成する配置である。
【0015】
【作用】本発明では、薄膜形成装置において、エッチン
グ用電極とターゲットを支持する電極間に隔壁を設けた
ことにより、それぞれの電極が形成するプラズマは、空
間的に分離することができる。従って、それぞれの電極
が形成するプラズマの干渉問題は解決でき、正常なプラ
ズマエッチングおよび薄膜形成が可能となる。
【0016】また、本発明では、基体に対してエッチン
グ用電極を陽極にする高電圧印加手段を設けたことによ
り、基体とエッチング用電極との間で放電が可能とな
り、基体に電気的絶縁を確保しなくてもよくなる。従っ
て、基体側電極は、基板を支持する部材の一部及び全部
に絶縁体を用いる必要がなく、部材全体を金属で形成で
きることから、基体の重量を増すことが可能となる。
【0017】さらに、本発明では、上記の高電圧印加手
段により発生する電界に対して直交する磁界を、基体上
に発生する磁気発生手段を設けたことにより、プラズマ
を基板近傍の空間に高密度に分布させることができる。
従って、プラズマ中の陽イオンは効率よく基体に加速衝
突することができ、基体表面の高速エッチング処理が実
現できる。
【0018】特に、上記の磁石が、エッチング用電極に
対する基体の背面に位置し、基体の表面において、水平
方向磁場の最大値を結んだ尾根線が、閉ループを形成す
る配置の場合(第1方法)は、基体近傍の各磁石に挟ま
れた部分に対応する空間に、特にプラズマが高密度に分
布し、エッチングが促進される。また、同様の効果は、
磁石が、基体の両脇に位置し、基体の表面において、水
平方向の磁場を形成する配置の場合(第2方法)でも得
られる。特に、基体であるところのロール基板が磁性体
であるとき、第1方法の磁石配置では、磁石がロール基
板を吸い寄せ、ロール基板の搬送に影警を与えるのに対
して、第2方法の磁石配置では、搬送に対する影響が少
ないという利点がある。
【0019】従って、本発明の薄膜形成装置を用いれ
ば、基体を、エッチング用電極上、続いて薄膜形成用電
極直上に搬送することができることから、プラズマエッ
チングの直後に薄膜形成が可能となる。この結果、不純
物の混入が少なく、付着力の強い薄膜が作製できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図4を
参照して説明する。 (実施例1)図1は、実施例1に係る薄膜形成装置の概
略構成図である。本装置は、ロール基板を搬送しつつ、
このロール基板上に薄膜を形成するロール・ツー・ロー
ル型スパッタリング装置であり、以下にその構成を説明
する。
【0021】真空槽105の内部には、送り出しロール
104aおよび巻き取りロール104bが、それぞれ矢
印方向に回転できるよう回転軸104cで支持されてい
る。送り出しロール104aには、ロール基板104と
して厚み0.1mm、幅50cm、長さ500mのステ
ンレスが巻かれ、ロール基板104の一端は巻き取りロ
ール104bに結合されている。ロール基板104の搬
送は、送り出しロール104aおよび巻き取りロール1
04bを、それぞれ矢印方向に回転させることで、図中
右方向へ行われる。このロール基板104に用いられる
ステンレス板には、例えば有機溶剤あるいはアルカリ溶
剤で、表面の油脂が除去されたものが使用される。
【0022】また、真空槽105内部の、ロール基板1
04に対向する部位には、エッチング電極101として
アルミ製の板が配置されており、ロール基板104とエ
ッチング電極101の間隔は60mmとなっている。エ
ッチング電極101には、真空槽105内部にプラズマ
を発生させるための高電圧印加手段としての電源101
sが接続されている。この電源101sはエッチング電
極101にロール基板104に対して正の電圧をかける
ためのものであり、最大4kWの電力を供給できるもの
である。
【0023】ロール基板のエッチング用電極101に対
する背面には、磁石ユニット102が配置されている。
磁石ユニット102は、高電圧印加手段により発生する
電界に対して直交する磁界を発生するものであり、図1
に示すように、エッチング電極101側から見た場合、
中心の磁石と、これを取り囲む磁石から構成されてい
る。図中に示すような磁力線を形成するため、中心の磁
石と周囲の磁石のエッチング電極101側の磁極は、互
いに逆になるよう配置されている。ロール基板104表
面で、ロール基板に水平な方向の磁場強度を測定したと
ころ、最大200gaussであった。
【0024】このエッチング用電極101と隔壁106
を挟み、基板搬送方向に薄膜形成用電極103が配置さ
れる。隔壁は厚さ5mmのアルミ製の板であり、ロール
基板104を接触しないように搬送するため、約2cm
の隙間を設けてある。薄膜形成用電極103もエッチン
グ電極101と同様に、ロール基板104に対向する部
位に配置され、ロール基板104と薄膜形成用電極10
3の間隔は60mmとなっている。薄膜形成用電極10
3は、アルミ製のバッキングプレート103bと、この
上に導電性を保ち支持されたターゲット103aが配置
されており、ターゲット103aには、後述される表1
に従って、純度99.99%の銀および純度99.99
%のアルミを用いた。バッキングプレート103bのタ
ーゲット103aに対する背面は、冷却水が循環してお
り、スパッタリング時における薄膜形成用電極103の
異常加熱を避ける構造になっている。薄膜形成用電極1
03には、真空槽105内部にプラズマを発生させるた
めの高電圧印加手段としての電源103sが接続されて
いる。この電源103sは薄膜形成用電極l03にロー
ル基板104に対して負の電圧をかけるためのものであ
り、最大4kWの電力を供給できるものである。
【0025】次に、本実施例の成膜手順について説明す
る。真空槽105内部を、圧力が10-4Paになるまで
排気した後、真空槽105内部にArガスを150cm
3/minの流量で供給して、その圧力が0.5Paに
なるように調整する。次に、エッチング用電極101が
ロール基板104に対して陽極になるように接続して、
電源101sから4kWの電力を供給する。これによっ
て、ロール基板104とエッチング用電極101との間
に放電が起こり、プラズマが発生する。このときプラズ
マは、基板のエッチング用電極101に対する背面に配
置された各磁石による磁界によって、基板近傍の各磁石
に挟まれた部分に対応する空間に高密度に分布している
ので、プラズマ中の陽イオンは基板に効率よく加速衝突
し、基板表面のエッチングは高速で処理できる。本実施
例のエッチングの深さは、ロール基板l04表面での水
平磁場が200gaussの場所に対向する図中右方向
に50cm/minで一様に搬送されるロール基板10
4上で1000Åであった。
【0026】これと同時に、基板搬送用電極103がロ
ール基板104に対して陰極になるように接続して、電
源103sから1kWの電力を供給する。これによっ
て、ロール基板104と薄膜形成用電極103との間に
放電が起こり、プラズマが発生する。この時、プラズマ
中の陽イオンは、ターゲットに加速衝突することで、タ
ーゲットからはそのターゲットを構成する原子あるいは
分子が放出され、これが対向面に位置するロール基板1
04の表面上に付着することで薄膜が形成される。
【0027】上記の薄膜形成は、送り出しロール104
aおよび巻き取りロール104bを矢印方向に回転させ
て、ロール基板104を図中右方向に50cm/min
の速度での搬送しながら行う。この搬送の様子をロール
基板104のある一点に注目して見てみると、送り出し
ロール104aより引き出され、エッチング用電極10
1上を通過し、隔壁106を通り抜け、基板搬送用電極
103上を通過して、巻き取りロール104bに引き込
まれる動きをする。このとき、ロール基板104のある
一点は、エッチング用電極101上でエッチングされ、
続いて基板搬送用電極103上で薄膜が形成される。し
たがって、所望の長さに相当するだけ搬送を行えば、所
望の長さのロール基板にプラズマエッチングを施し、そ
の直後に薄膜を形成することができる。
【0028】上記の薄膜形成手順で作製された銀薄膜付
きロール基板およびアルミ薄膜付きロール基板と、上記
手順のうちプラズマエッチング処理を省いた銀薄膜付き
ロール基板およびアルミ薄膜付きロール基板において、
薄膜の付着力を比較した。薄膜の付着力評価は、カッタ
ーナイフで薄膜に縦横に傷をいれて、薄膜を2mm×2
mmの格子に分割し、この上に粘着テープを貼り、引き
剥すことにより行った。その評価結果を表1に示す。プ
ラズマエッチング処理をしなかったステンレス基板上で
は、アルミ薄膜は剥がれず、銀薄膜のみ剥がれた。一
方、プラズマエッチング処理を1000Åしたステンレ
ス基板上(No.7,8)では、銀薄膜もアルミ薄膜と
同等の付着力を得ることができた。
【0029】
【表1】 また、プラズマエッチングを1000Å行い、銀薄膜を
1000Å形成した基板上(No.7,8)では、80
℃80%の温湿度環境下に、1000時間放置し、改め
て上述した剥離試験を行ったが、膜剥れはなかった。
【0030】次に、上記のNo.7,8の条件で作製し
たロール基板から、5cm角の大きさの試料を切り出
し、この上にpin型アモルファスシリコン光起電力素
子をグロー放電分解法にて作製した。その成膜手順を、
以下にしめす。 第1工程:上記の5cm角試料を、市販の容量結合型高
周波CVD装置(アルバック社製CHJ−3030)に
セットした。排気ポンプにて、反応容器の排気管を介し
て、荒引き、高真空引き操作を行った。この時、基板の
表面温度は250℃となるよう、温度制御機構により制
御した。十分に排気が行われた時点で、ガス導入管より
SiH4300sccm、SiF44sccm、PH3
2(1%H2希釈)55sccm、H240sccmを
導入し、スロットルバルブの開度を調整して、反応容器
の内圧を1Torrに保持した。圧力が安定したところ
で、直ちに高周波電源より200Wの電力を投入し、プ
ラズマは5分間持続させた。これにより200Åのn型
アモルファスシリコン層を、1000Åの銀薄膜が付着
済の基板上に作製した。
【0031】第2工程:反応容器内を再び排気をした
後、今度はガス導入管よりSiH4300sccm、S
iF44sccm、H240sccmを導入し、スロット
ルバルブの開度を調整して、反応容器の内圧を1Tor
rに保持し、圧力が安定したところで、直ちに高周波電
源より150Wの電力を投入し、プラズマは40分間持
続させた。これにより4000Åのi型アモルファスシ
リコン層を、n型アモルファスシリコン層上に作製し
た。
【0032】第3工程:反応容器内を再び排気をした
後、今度はガス導入管よりSiH450sccm、BF3
/H2(1%H2希釈)50sccm、H2500scc
mを導入し、スロットルバルブの開度を調整して、反応
容器の内圧を1Torrに保持した。圧力が安定したと
ころで、直ちに高周波電源より300Wの電力を投入
し、プラズマは2分間持続させた。これにより100Å
のp型微結晶(μc)シリコン層を、i型アモルファス
シリコン層上に作製した。
【0033】第4工程:第3工程を完了した試料に、抵
抗加熱真空蒸着装置にて、650ÅのITOを堆積し、
透明電極を作製した。 第5工程:第4工程を完了した試料に、Agペーストを
スクリーン印刷して、幅300μmの集電電極を作製
し、薄膜半導体太陽電池を完成した。この方法で10枚
の試料を作製し、AM1.5(100mW/cm3)光
照射下にて光電変換特性を評価した。その結果、光電変
換効率は平均で9.0±0.2%が得られた。またこれ
らの太陽電池を、温度80℃湿度80%の環境下に10
00時間放置したが、変換効率は平均で8.7±0.5
%とほとんど低下が認められなかった。またステンレス
基板からの膜の剥離も認められなかった。
【0034】(実施例2)図2は、実施例2に係る薄膜
形成装置の概略構成図である。本装置は、ステンレス製
ロール基板を搬送しつつ、このロール基板上に薄膜を形
成するロール・ツー・ロール型スパッタリング装置であ
り、以下にその構成を説明する。図2は、実施例2に係
る薄膜形成装置の概略構成図である。本例では、装置構
成上で、実施例1が1つの薄膜形成用電極のみ有するの
に対し、2つの薄膜形成用電極を同時に有する点が異な
る。すなわち、ターゲット207a、バッキングプレー
ト207b、電源207sから構成される薄膜形成用電
極207が、追加して配置されている。図2において、
図1と同一構成要素には、下一桁とこれに続くアルファ
ベットが同じである番号を記してある。
【0035】次に、本実施例の成膜手順について説明す
る。本実施例では、実施例1がプラズマエッチング(深
さ1000Å)を施したロール基板上に銀(1000
Å)を堆積するのに加えて、さらに酸化亜鉛(1000
Å)を堆積する点が異なる。この目的のために、図2に
おけるターゲット203aに純度99.99%の銀、タ
ーゲット207aに純度99.99%の酸化亜鉛を用
い、実施例1の薄膜作製工程に加え、電源207sに4
kwの電力を供給することで、プラズマエッチング、銀
薄膜堆積、酸化亜鉛薄膜堆積を連続して行った。
【0036】上記の薄膜形成手順で作製された銀及び酸
化亜鉛薄膜付きロール基板について、実施例1と同じ剥
離試験を行ったが、ロール基板からの銀薄膜の剥離は認
められなかった。酸化亜鉛薄膜を積層した場合にも、ロ
ール基板とアルミ薄膜の付着力と同等の付着力が得られ
た。次にこの銀薄膜、酸化亜鉛薄膜の順で堆積したロー
ル基板から、5cm角の大きさの試料を10枚切り出
し、この上に実施例1と同じ工程でpinアモルファス
シリコン薄膜太陽電池を作製した。続いて、AM1.5
(100mW/cm3)光照射下にて光電変換特性を評
価した。その結果、光電変換効率は平均で9.5±0.
2%が得られた。またこれらの太陽電池を、温度80℃
湿度80%の環境下に1000時間放置したが、変換効
率は平均で9.2±0.5%とほとんど低下が認められ
なかった。またステンレス基板からの膜の剥離も認めら
れなかった。
【0037】(実施例3)図3は、実施例3に係る薄膜
形成装置の概略構成図である。本装置は、ロール基板を
搬送しつつ、このロール基板上に薄膜を形成するロール
・ツー・ロール型である点は、実施例1と同じである。
しかし、本例では、実施例1の薄膜形成装置がスパッタ
リングによって薄膜形成したのに対して、気相反応法に
よって薄膜を形成しようとする点が異なる。
【0038】第1の実施例と異なり、形成すべき薄膜材
料がターゲットではなく、反応ガスとして供給されるた
め、薄膜形成用電極303にターゲットおよびバッキン
グプレートがない。また反応ガスの拡散を防ぐため、反
応室はガスゲートで仕切られている。ロール基板はガス
ゲートをくぐり反応室に搬送され、反応室からガスゲー
トをくぐり搬送される。ガスゲートは、常に不活性ガス
で反応室に対して高圧に保たれ、反応ガスがプラズマエ
ッチング室、ロール巻き取り室に流出するのを防ぐ役割
を果たす。
【0039】次に、本実施例の成膜手順について説明す
る。排気ポンプにて、送り出し室、プラズマエッチング
室、反応室n、反応室i、反応室p、巻き取り室を高真
空に保ち、ロール基板304の表面温度が250℃とな
るように、図3の中では明示していない加熱手段にて温
度制御を行う。プラズマエッチング室には、Arガスを
プラズマエッチング室内が2mTorrになるように導
入し、エッチング用電極301がロール基板304に対
して陽極になるように高圧電源301sにて4kwの電
力を印加することによって、実施例1と同じプラズマエ
ッチングをロール基板304に施す。反応室nには、S
iH4300sccm、SiF44sccm、PH3/H2
(1%H2希釈)55sccm、H240sccmを反応
室内が1Torrになるように導入し、薄膜形成用電源
303に高圧電源303sにて200wの電力を印加す
ることで、n型アモルファスシリコン層を堆積する。反
応室iには、SiH4300sccm、SiF44scc
m、H240sccmを反応室内が1Torrになるよ
うに導入し、薄膜形成用電源303に高圧電源303s
にて150wの電力を印加することで、i型アモルファ
スシリコン層を堆積する。反応室pには、SiH450
sccm、BF3/H2(1%H2希釈)50sccm、
2500sccmを反応室内が1Torrになるよう
に導入し、薄膜形成用電源303に高圧電源303sに
て200wの電力を印加することで、p型微結晶(μ
c)シリコン層を堆積する。
【0040】上述の状態を保ったプラズマエッチング
室、反応室n、反応室i、反応室pの各室内を、50c
m/minにてロール基板304を搬送することで、ロ
ール基板304のある一点では、プラズマエッチングを
1000Å施され、n型アモルファスシリコン層200
Å、i型アモルファスシリコン層4000Å、p型微結
晶(μc)シリコン層100Åが堆積される。
【0041】上記薄膜堆積手段にて作製されたpin型
アモルファスシリコン薄膜付きロール基板について、実
施例1と同じ剥離試験を行ったが、ロール基板からのア
モルファスシリコン薄膜の剥離は認められなかった。次
にこのpin型アモルファスシリコン薄膜付きロール基
板に対して、透明電極として抵抗加熱真空蒸着装置にて
650ÅのITO膜を堆積し、Agペーストをスクリー
ン印刷して幅300μmの集電電極を形成して、pin
型アモルファスシリコン薄膜太陽電池とした。ここから
5cm角の大きさの試料を10枚切り出し、AM1.5
(100mW/cm3)光照射下にて光電変換特性を評
価した。その結果、光電変換効率は平均で8.5±0.
3%が得られた。またこれらの太陽電池を、温度80℃
湿度80%の環境下に1000時間放置したが、変換効
率は平均で8.2±0.6%とほとんど低下が認められ
なかった。またステンレス基板からの膜の剥離も認めら
れなかった。
【0042】(実施例4)図4は、実施例4に係る薄膜
形成装置の概略構成図である。本装置は、ロール基板を
搬送しつつ、このロール基板上に薄膜を形成するロール
・ツー・ロール型である点は、実施例1と同じである。
しかし、本例と実施例1では、磁石ユニットの構成が異
なる。本例では、磁石ユニット402は、ロール基板4
04の両脇にN極402aとS極402bが相対し、ロ
ール基板404上に高電圧印加手段により発生する電界
に対して直交する磁界を発生する。ロール基板が磁性体
である場合、実施例1で示した薄膜形成装置の磁石の配
置では、磁石がロール基板を吸い寄せ、ロール基板の搬
送に影響を与える可能性がある。しかし、本例では、、
基板の両脇に磁石が配置されている為、基板搬送に対す
る影響は少ない。なお、図4において、図1と同一構成
要素には、下一桁とこれに続くアルファベットが同じで
ある番号を記してある。
【0043】次に、本実施例の成膜手順について説明す
る。まず、真空槽405内では、基板の両脇に配置され
ている磁石により、ロール基板404表面で、ロール基
板に水平な方向の磁場が発生している。この磁場強度
は、最大150gaussであった。この真空槽405
内をアルゴン圧2.0mTorrで保ち、プラズマを形
成するため、エッチング用電極401がロール基板40
4に対して陽極になるように接続して、電源401sか
ら4kWの電力を供給する。これによって、ロール基板
404とエッチング用電極401との間に放電が起こ
り、プラズマが発生する。このときプラズマは、磁石ユ
ニット402により、基板両脇の磁石に挟まれた空間に
高密度に分布しているので、プラズマ中の陽イオンは基
板に効率よく加速衝突し、基板表面のエッチングは高速
で処理できる。この時のエッチングの深さ速度は、ロー
ル基板404表面での水平磁場が150gaussの場
所に対向する図中右方向に50cm/minで一様に搬
送されるロール基板404上で1000Åであった。ま
た、薄膜形成用電極403にはロール基板404に対し
て陰極になるように電源403sで直流1kWを印加し
た。このとき速度50cm/minでロール基板を搬送
することで、ロール基板上に、1000Åの銀薄膜が作
製できる。
【0044】上記薄膜形成手順で作製された銀薄膜付き
ロール基板について、実施例1と同じ剥離試験を行った
が、ロール基板からの銀薄膜の剥離は認められなかっ
た。次に、1000Åの銀薄膜を作製したロール基板か
ら、5cm角の大きさの試料を切り出し、この上にpi
n型アモルファスシリコン光起電力素子をグロー放電分
解法にて作製した。その後、実施例1と同じ薄膜作製工
程を行い、薄膜半導体太陽電池を完成した。
【0045】この方法で10枚の試料を作製し、AM
1.5(100mW/cm3)光照射下にて光電変換特
性を評価した。その結果、光電変換効率は平均で9.5
±0.2%が得られた。またこれらの太陽電池を、温度
80℃湿度80%の環境下に1000時間放置したが、
変換効率は平均で9.2±0.5%とほとんど低下が認
められなかった。またステンレス基板からの膜の剥離も
認められなかった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、ロール基板に対して陽極であるエッチン
グ用電極を設けることにより、ロール・ツー・ロール型
薄膜形成装置において、薄膜形成と同時に基板表面のプ
ラズマエッチングを行うことができる薄膜形成装置が得
られる。本装置を用いれば、ロール・ツー・ロール型薄
膜形成装置の高生産性を損なわずに、バッチ型薄膜形成
装置と同等の薄膜付着力を高めるプラズマエッチング処
理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1に係る薄膜形成装置の概略構
成図である。
【図2】図2は、実施例2に係る薄膜形成装置の概略構
成図である。
【図3】図3は、実施例3に係る薄膜形成装置の概略構
成図である。
【図4】図4は、実施例4に係る薄膜形成装置の概略構
成図である。
【図5】図5は、従来例に係るロール・ツー・ロール型
薄膜形成装置の概略構成図である。
【図6】図6は、従来例に係るプラズマエッチングが可
能なバッチ型薄膜形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
101,201,301,401
エッチング用電極 101s,201s,301s,401s
直流電源 10Зs,503s,603s,604s,203s,
207s,303s,403s
電源 102,202,302,402
磁石ユニット l02a,202a
磁石(外側) 102b,202b
磁石(中心) 402a,402b
磁石 102n,105n,505n,605n,202n,
205n,305n,402n,405n
絶縁体 103,503,603,203,207,30З,4
03薄膜形成用電極 103a,503a,603a,203a,207a,
403aターゲット 103b,503b,603b,203b,207b,
403bバッキングプレート 104,504,204,304,404
ロール基板 104a,504a,204a,304a,404a
送り出しロール 104b,504b,204b,304b,404b
巻き取りロール 104e,105e,504e,505e,603e,
604e,605e,204e,205e,304e,
305e,404e,405e アース 105,505,605,205,305,405
真空槽 106,206,406
隔壁 604
基板電極 604a
バッチ基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽内の配置が、該真空槽と同電位に
    ある基体と、該基体に対向して配置されたターゲットを
    支持する電極と、該基体と該ターゲットを支持する電極
    間に高電圧を印加する手段とを有する薄膜形成装置にお
    いて、該基体に対向して配置されたエッチング用電極
    と、該エッチング用電極と該ターゲットを支持する電極
    間に配置された隔壁と、該基体に対して該エッチング用
    電極を陽極にする高電圧印加手段と、該高電圧印加手段
    により発生する電界に対して直交する磁界を、該基体上
    に発生する磁気発生手段とを有することを特徴とする薄
    膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気発生手段は、前記エッチング用
    電極に対して前記基体の背面に設けられた磁石からな
    り、該磁石が、該基体の表面において、水平方向磁場の
    最大値を結んだ尾根線が、閉ループを形成するように配
    置されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記磁気発生手段は、前記基体の両脇に
    設けられた磁石からなり、該磁石が、該基体の表面にお
    いて、水平方向の磁場を形成するように配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100905128B1 (ko) * 2008-07-29 2009-06-30 주식회사 나노텍 셀프 플라즈마 챔버의 오염 방지 장치 및 방법
JP2009144192A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Fujifilm Corp 反応性スパッタリング装置および反応性スパッタリングの方法
JP2014109073A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Samsung Corning Precision Materials Co Ltd ロール・ツー・ロールスパッタリング方法

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