JPH07300662A - 表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼 - Google Patents
表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼Info
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- JPH07300662A JPH07300662A JP9177094A JP9177094A JPH07300662A JP H07300662 A JPH07300662 A JP H07300662A JP 9177094 A JP9177094 A JP 9177094A JP 9177094 A JP9177094 A JP 9177094A JP H07300662 A JPH07300662 A JP H07300662A
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Abstract
鋼を提供する。 【構成】表面層が化合物層と拡散層とからなる炭窒化処
理鋼であって、化合物層の最表層部は炭素(C)固溶型
ε相〔Fex (N,C) 、但し、x = 2.1〜2.7 〕主体のも
の、化合物層の残部はC固溶型ε相〔Fem (N,C) 、但
し、x ≦m ≦ y〕主体のもの、化合物層と拡散層との境
界部はγ′相(Fez N 、但し、z ≒4)を体積率で20%
以下で含むC固溶型ε相〔Fey (N,C) 、但し、y = 2.8
〜3.0 〕、又はこのC固溶型ε相とマトリックス相主体
のものからそれぞれなり、C固溶型ε相の格子定数が深
さ方向で連続的に減少している表面の耐剥離特性に優れ
た炭窒化処理鋼。 【効果】本発明鋼は、化合物層中のε相が炭素固溶型で
あると共に、この相中のFe成分比率とその表面層の深さ
方向での変化の度合いが適正であるため、高耐食性と高
耐剥離特性とを有する。
Description
材等として用いられ、高い疲労強度が要求される表面処
理鋼に関し、特に処理組織が優れた耐剥離特性を示す炭
窒化物層を有する炭素鋼、低合金鋼等の表面改質鋼に関
する。
等に対する表面改質法として、機械加工後の浸炭焼入れ
または素材調質後の機械加工などの方法が、要求特性に
応じて適用されてきた。しかし、浸炭焼入れでは熱処理
歪が大きく、この方法は高い寸法精度を要求する部品に
は不向きである。素材調質では疲労強度が一般に低くな
りすぎ、この方法も必ずしも満足できるものではない。
このため、近年、窒化処理による表面改質の手法が注目
されるようになった。
理温度が低いため歪が小さく、寸法精度向上が期待でき
るという利点がある〔例えば、日本金属学会会報、第31
巻、第4号(1992)、p. 339〜341 参照〕。
いる窒化法、タフトライド法に代表される塩浴窒化法、
アンモニアガスと吸熱性ガスの混合ガスを用いるガス軟
窒化法、減圧下でのイオン窒化法(プラズマ窒化法)等
があり、それぞれの方法によって、また処理条件によっ
て、鋼の表面層に生成する窒化物の組織(結晶相の種
類)が異なる。図2に基づいてこの例を説明する。
式的に示す断面図である。一般には図示するように、最
表層に化合物層1(深さ方向にポーラス層2と緻密層3
からなる)が存在し、その次の層がマトリックスに窒素
が固溶した拡散層4と呼ばれるものとなる。緻密層3と
拡散層4との境界の拡散層4側には、図示するようにマ
トリックスの結晶粒界部5が存在し、結晶粒界部5の組
織は緻密層3と同様である。
層2は、通常、酸化物を含有しているといわれている。
耐剥離特性を維持する観点から、ポーラス層2の厚さは
化合物層1の厚さの1/3 以下であることが望ましいとさ
れ、これが現場的な良品判定基準となっている。
γ′相(Fez N 、ただし、z ≒4。以下、これをγ′−
Fez N 相と記す)とε相( Fen N 、n =2〜3)からな
る。このγ′−Fez N 相は、例えばイオン窒化反応にお
いて窒素ガスの混合比率が低いときに生成しやすいが、
炭素をほとんど固溶せず耐食性が悪い。これに対してε
相は炭素固溶型化合物であり、ε相に炭素を固溶させた
化合物相(以下、これを炭素固溶型ε相または炭素固溶
型ε−Fen (N,C) 相と記す。ただし、n はx 、mまたは
y)にすると、γ′−Fez N 相に比べて耐食性が優れる
が、厚さが15〜20μm以上存在しないと耐食性改善の効
果はないとされる。
六方晶であり、混相になると組織の境界において応力が
発生することからマイクロクラックが生じて脆化する。
このため、化合物層1がγ′−Fez N 相またはε相のい
ずれかの単相でなければ、機械的特性は良くならないと
いわれている〔鉄と鋼、第66年(1980)、第9号、p.1423
〜1434参照〕。
的特性を共に満足させるためには、炭素固溶型ε相が単
独で15μm以上の厚さの化合層1を形成していることが
望ましいと考えられる。
範囲が広く、どの程度Fe成分を含む場合に上記の性能を
共に満足させ得るかに問題が残る。CrやAlを含む低合金
鋼などを対象とする炭窒化処理の場合には、それらの窒
化物や炭化物を含む化合物層も生成することになるが、
これらの許容度は不明である。さらに、ポーラス層2と
緻密層3の間で生じやすい剥離現象を低減させるのに必
要な化合物層1の形態に関しては、未だ明確になってい
ない。
の課題を解決し、高い機械的特性、特に耐剥離特性に優
れ、かつ高い耐食性を有する炭窒化物層で表面改質され
た鋼を提供することにある。
剥離特性に優れた炭窒化処理鋼をその要旨とする。
ス層及び緻密層)と拡散層とからなる炭窒化処理表面改
質鋼であって、化合物層の最表層部は下記の炭素固溶
型ε相を、化合物層の残部は下記の炭素固溶型ε相
を、化合物層と拡散層との境界部は下記の相を、それ
ぞれ主体とするものからなり、炭素固溶型ε相の格子定
数が深さ方向で連続的に減少していることを特徴とする
表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼。
下で含む炭素固溶型ε相〔Fey (N,C) 、ただし、y =
2.8〜3.0 〕、またはこの炭素固溶型ε相とマトリック
ス相 ここでいう「主体とする」とは、他元素の窒化物および
炭化物の合計が体積率で10%以下で存在してもよいこ
と、またポーラス層中には従来の場合と同程度の酸化物
が存在してもよいこと、を意味する。
範囲を意味する。「連続的」とは、X線回折による結晶
相同定の際の回折X線強度ピークが、表面層の深さ方向
で回折角2θの高角度側に連続的にシフトして行く状態
を基準とする連続である。
に定めた理由を説明する。
は、炭素固溶型ε−Fex(N,C) 相を主体とするものから
なる層であり、x の範囲は 2.1〜2.7 でなければならな
い。
型ε相は高い耐食性を有する。炭窒化処理鋼の表面層の
耐食性を向上させるため、ポーラス層は炭素固溶型ε相
主体のものとした。
囲は広く、すべての場合に良好な耐食性および耐剥離特
性を示すものではない。耐食性および耐剥離特性をさら
に向上させるには、Fe成分比率、すなわちε−Fex (N,
C) 相中のx の範囲を明確に定める必要がある。
らは、ポーラス層でのFe成分比率は低いことが必要であ
る。x が2.1 未満ではこれらの特性の向上効果が少な
い。一方、x が2.7 を超えると耐食性が劣化する。x の
範囲 2.1〜2.7 は、炭素固溶型ε相中において、Feが原
子比率で67.7%から73.0%の範囲で存在することを意味
する。
は、鋼の成分や処理時の汚染などによって不可避的に含
有される場合も含め、この結晶相の安定性の面から、原
子比率でC/(C+N)が0.5 以下であることが望まし
い。なお、ポーラス層中には従来の窒化処理鋼の場合と
同程度の酸化物は存在してもよい。
密層との境界部 表面層の剥離はポーラス層と緻密層との境界部で最も発
生しやすい。ここで急激にFe成分比率が増加方向に変化
すると、境界部でマイクロクラックの発生が助長される
ため、耐剥離特性が劣化する。このため、化合物層の残
部およびポーラス層と緻密層との境界部(層境界±5μ
mの範囲)におけるFe成分比率の増加(炭素固溶型ε相
の格子定数の減少)変化は、ポーラス層の表層部から緻
密層へと連続的に続くものでなければならない。さら
に、緻密層中のFe成分比率は、緻密層と拡散層との境界
部に向かって深さ方向に増加させ、高い耐剥離特性を維
持させる必要がある。
ε相〔Fem (N,C) 、ただし、x ≦m≦ y〕を主体とする
ものからなるとした。x は前述の数値であり、y は後述
する化合物層と拡散層との境界部の場合の数値である。
化合物層中のFe成分比率が連続的に増加し、化合物層中
の炭素固溶型ε相の格子定数は、連続的に減少したもの
となる。このため、化合物層全体の耐剥離特性が向上す
る。
固溶型ε−Fey (N,C)相(ただし、y = 2.8〜3.0 )、
またはこの炭素固溶型ε−Fey (N,C) 相とマトリックス
相とを主体とするものからなる。すなわち、層境界から
5μm拡散層側に入った範囲(層境界+5μm)では、
図2に示すようにマトリックス相の結晶粒界が存在し、
上記の境界部の定義ではマトリックス相の結晶粒部を一
部含む場合もあり得る。ただし、この炭素固溶型ε相
は、γ′−Fez N 相(ただし、z ≒4)を、このε相お
よびマトリックス相の総和に対する体積率で20%以下で
含むものである。
2.8〜3.0 は、Feが原子比率で73.7%から75.0%の範囲
で存在することを意味する。y が2.8 未満では、耐剥離
特性の向上効果が少ない。一方、y が3.0 を超えると、
耐剥離特性の向上効果が飽和する。
るため、通常、γ′−Fez N 相( z≒4) の析出を伴
う。しかし、これが析出した場合でも、化合物層と拡散
層の境界部において、上記の炭素固溶型ε相とマトリッ
クス相の総和に対して体積率で20%以下であれば、耐剥
離特性の悪化に影響しない。
の境界部における前記のいずれの炭素固溶型ε相の場合
も、炭素濃度は前述のポーラス層表層部の場合と同様に
限定するのが望ましい。
元素 (Cr、V、Mo、Ti、Alなど) も窒化または炭化さ
れ、微細な窒化物または炭化物となる。これらの窒化物
または炭化物の生成元素は、化合物層生成時の反応速度
に影響を与えるだけでなく、疲労強度にも影響を与え
る。しかし、耐食性および耐剥離特性の観点からする
と、化合物層中に添加元素による窒化物または炭化物が
体積率で全体の10%以下で存在する場合においても、化
合物層の形態が上記の各条件を満足していれば問題にな
らない。
さは、高耐食性および高耐剥離特性を達成する観点か
ら、10μm以上30μm以下とするのが望ましい。
象として、タフトライド法、ガス軟窒化法、イオン窒化
法のいずれかを適宜使用し、場合によっては再熱処理を
施すことにより実施した。これらの処理条件は次のとお
りである。
0.4:20.4:0.2:19.0:50.0の混合ガス中で、570 ℃×
4〜8時間処理した後、油急冷。
10の混合ガス中、5Torrの減圧下で、400 Vの直流電圧
を印加し、570 ℃×5時間処理した後、炉内放冷。
580 ℃×3〜6時間処理した後、水急冷。ただし、比較
例7では、さらにN2雰囲気下で580 ℃×10分間再加熱し
た後、放冷。
NH3 =15.3:12.0:54.7:18.0 の混合ガス中で、570 ℃
×8〜9時間処理した後、油急冷。
60の混合ガス中、5Torrの減圧下で、400 Vの直流電圧
を印加し、570 ℃×5時間処理した後、炉内放冷。
合物層、ポーラス層の各厚さを表1に示す。厚さは、試
料断面を研磨した後、X線マイクロアナライザー(EP
MA)によって求めた。いずれもポーラス層の厚さが化
合物層の厚さの1/3 以下になっている。
た。
断面を研磨した後、EPMAによって、ポーラス層の最
表層部、化合物層の中央部および緻密層と拡散層との境
界部(化合物層と拡散層との境界部)のFe、C、N濃度
を求めた。このようにして得られたFe、C、N濃度の原
子比の和を100 として、新たに炭素固溶型ε相の原子比
率に換算し直した。
構造変化:試料の深さ方向での結晶構造変化は、処理表
面から1200番のエメリーペーパーで徐々に研磨しては研
磨深さを測定し、その後、X線回折測定を実施するとい
う一連の操作を繰り返すことによって行った。この方法
を図1で説明する。
素固溶型ε相に対する回折X線強度と回折角との関係が
表面層の深さに従って変化する状態を示す図である。
クが研磨深さに伴って連続的に回折角2θの高角度側に
シフトしており、これは深さ方向で上記ε相の格子定数
(aεおよびcε)が連続的に減少(すなわち、Fe成分
比率が連続的に増加)していることを意味している。こ
れに対して、急激な格子定数変化が観察される場合、あ
るいは格子定数の異なる複数の上記ε相が存在している
(回折線ピークに重複が観察される)場合もある。格子
定数が深さ方向で連続的に変化している前者の場合が
「連続」、そうではない後者の場合が「不連続」であ
る。
されているのは、拡散層粒界部に生成したものによる。
−Fez N 相の体積率:上記境界部におけるγ′−Fez N
相の炭素固溶型ε相とマトリックス相とに対する存在率
(体積率)は、上記(2)で得られたX線回折図形にお
ける回折X線ピーク強度比から算出できる。しかし、
γ′−Fez N 相の存在率は深さ方向で変化しているた
め、研磨深さが化合物層と拡散層との境界部(層境界±
5μmの領域)に達したときに得られたX線回折図形か
ら体積率を求め、このときの最大値をγ′−Fez N 相の
存在率とした。
るため、透過電子顕微鏡(TEM)を用いる断面観察も
付加的に実施した。
特性は、ローラーピッチング試験機によって、面圧250k
gf/mm2、回転数50000 回の試験を実施したときの、ピッ
チングが生じた部分の総面積At を接触部総面積A0 で
割った値、すなわちAt /A0 (剥離面積比率)を用い
て評価し、このAt /A0 が 2.5×10-3以下のとき耐剥
離特性に優れる (表3中で○と表示) とした。
価した結果をまとめて示す。
の最表層部は炭化物固溶型ε−Fex(N,C) 相 (ただし、x
= 2.1〜2.7)主体のものからなり、化合物層と拡散層
との境界部はγ′−Fez N 相の体積率が20%以下で、炭
化物固溶型ε−Fey (N,C) 相(ただし、y = 2.8〜3.0)
主体のものからなり、かつ深さ方向で化合物層中のε相
の格子定数が連続的に減少(すなわち、Fe成分比率が連
続的に増加)している場合に表面層の耐剥離特性が優れ
ていることがわかる。
相が炭素固溶型であるとともに、この相中のFe成分比率
とその表面層の深さ方向での増加の度合いが適正である
ため、高い耐食性と高い耐剥離特性とを有するものであ
る。
折X線強度と回折角との関係が表面層の深さに従って変
化する状態を示す図である。
す断面図である。
4:拡散層、5:拡散層中の結晶粒界部
Claims (1)
- 【請求項1】表面層がその深さ方向に化合物層(ポーラ
ス層及び緻密層)と拡散層とからなる炭窒化処理表面改
質鋼であって、化合物層の最表層部は炭素固溶型ε相
〔Fex(N,C) 、ただし、x = 2.1〜2.7 〕を主体とする
ものからなり、化合物層の残部は炭素固溶型ε相〔Fem
(N,C) 、ただし、x ≦m ≦ y〕を主体とするものからな
り、化合物層と拡散層との境界部はγ′相(Fez N 、た
だし、z ≒4)を体積率で20%以下で含む炭素固溶型ε
相〔Fey (N,C) 、ただし、y = 2.8〜3.0 〕、またはこ
の炭素固溶型ε相とマトリックス相とを主体とするもの
からなり、炭素固溶型ε相の格子定数が深さ方向で連続
的に減少していることを特徴とする表面の耐剥離特性に
優れた炭窒化処理鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177094A JP2917810B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002302756A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-10-18 | Tokico Ltd | 表面処理鋼部材およびガス軟窒化方法 |
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1994
- 1994-04-28 JP JP9177094A patent/JP2917810B2/ja not_active Expired - Fee Related
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FR2747398A1 (fr) * | 1996-04-12 | 1997-10-17 | Nitruvid | Procede de traitement de surface d'une piece metallique |
EP0801142A3 (fr) * | 1996-04-12 | 1998-09-16 | Nitruvid | Procédé de traitement de surface d'une pièce métallique, pièce métallique obtenue et ses applications |
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