JPH07300273A - 巻取紙の先端部処理装置 - Google Patents

巻取紙の先端部処理装置

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JPH07300273A
JPH07300273A JP9451594A JP9451594A JPH07300273A JP H07300273 A JPH07300273 A JP H07300273A JP 9451594 A JP9451594 A JP 9451594A JP 9451594 A JP9451594 A JP 9451594A JP H07300273 A JPH07300273 A JP H07300273A
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tab holder
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Masanobu Fukuya
正信 福家
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武美 渡邊
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価なT字形タブを使用し、タブから保護紙
を確実に剥離できてタブの貼着ミス等を防止すると共に
紙継ぎを確実に行えるようにする。 【構成】 テープ供給装置7とタブ貼着装置8とを具備
し、テープ供給装置7を、リール状の両面粘着テープt
と、該テープtを一定量引き出すテープ引出し機構13
と、該テープtを切断するカッター機構14とから構成
し、又、タブ貼着装置8を、両面に保護紙T′,T″を
有するタブTを載置するタブ載置機構26と、両面粘着
テープtを巻取紙P先端表面に貼着すると共にタブTを
一枚宛吸着保持する上タブホルダー28と、上タブホル
ダー28を三次元方向へ駆動する駆動機構27と、表面
保護紙T′が剥離されたタブTを巻取紙P先端裏面に貼
着すると共に裏面保護紙T″を剥離する下タブホルダー
30と、下タブホルダー30を二次元方向へ駆動する駆
動機構29と、タブTの表面保護紙T′を剥離する表面
保護紙剥離機構31とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞印刷用巻取紙に紙
継ぎ用の前処理を施す為の巻取紙の自動紙継ぎ用前処理
装置に用いられるものであり、巻取紙の略V字形の先端
表面に両面粘着テープを貼着して紙継ぎ用の粘着層を形
成すると共に、先端裏面にT字形のタブを貼着するよう
にした巻取紙の先端部処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷用輪転機の給紙部に搬入さ
れて来る新聞印刷用巻取紙には、輪転機の給紙部に於い
て巻取紙の自動紙継ぎを行えるように、予め紙継ぎ用前
処理が施されている。この紙継ぎ用前処理は、図22に
示す如く、巻取紙Pの先端部を略V字形に切断加工し、
先端部表面に両面粘着テープを貼着して紙継ぎ用粘着層
aを形成すると共に、該先端部をタブTにより巻取紙P
の外表面へ貼着するようにしている。
【0003】近年、新聞印刷用巻取紙の紙継ぎ用前処理
は、人件費の削減や作業能率の向上等を図る為に殆どが
自動化されて居り、特開昭63−295354号公報や
実開昭62−38268号公報に開示された自動紙継ぎ
用前処理装置を用いて行われている。即ち、前記自動紙
継ぎ用前処理装置は、巻取紙の先端部を載置するテーブ
ルと、巻取紙先端部を略V字形に切断加工すると共に該
先端部表面に両面粘着テープを貼着して紙継ぎ用粘着層
を形成する主処理器と、巻取紙の略V字形先端部へタブ
の基端部を貼着するタブ貼着装置等を具備して居り、テ
ーブル上への巻取紙先端部の繰り出し、巻取紙先端部の
切断加工、巻取紙先端部への紙継ぎ用粘着層の形成、巻
取紙先端へのタブの貼着等の各処理工程を順次自動的に
行えるように構成されている。又、タブTには図23
(A)及び(B)に示すようにT字形のタブTや略長方
形状のタブTが使用されて居り、これらは何れも芯紙T
aの表裏面に粘着層Tbを有し、その表裏面には保護紙
T′が貼り合わされている。
【0004】而して、印刷用輪転機に於いては、図24
に示す如く、紙継ぎ用前処理が施された新しい巻取紙P
を三叉アーム100に装着し、これを輪転機101へ一
定速度で繰り出されている使用中の巻取紙P′と等周速
度で回転せしめ、残両が少なくなった使用中の巻取紙
P′の終端部を押圧装置102により新しい巻取紙Pの
始端部に押圧すると、使用中の巻取紙P′の終端部と新
しい巻取紙Pの始端部とが紙継ぎ用粘着層aにより貼着
接続されると共に、タブTが切断されて新しい巻取紙P
の始端部が輪転機101へ連続的に供給されて行くよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記自動紙
継ぎ用前処理装置に用いられているタブ貼着装置は、タ
ブを巻取紙の略V字形先端に貼着する際に、保護紙をス
クレーパやローラで剥離してから該タブを巻取紙先端に
貼着するようにしている。即ち、タブを真空吸着盤で吸
着保持し、この状態でタブの保護紙裏面にスクレーパを
挿入して保護紙を剥離したり、或いは低速で回転するロ
ーラを保護紙表面に当接させて該保護紙を掻き取るよう
にして剥離し、その後真空吸着盤を巻取紙先端側へ移動
させてタブを巻取紙の略V字形先端に貼着するようにし
ている。ところが、スクレーパやローラで保護紙を剥離
するようにしたタブ貼着装置では、タブの粘着層と保護
紙とが密着状態になっている為に保護紙を確実且つ円滑
に剥離することが極めて困難であり、タブの貼着ミスや
タブそのものにも損傷を与え易いと云う問題があつた。
又、長方形状のタブを使用するタブ貼着装置は、長方形
状のタブがT字形のタブに比較して可なり高価(高いも
のは100円程度する)で、且つ消耗品である為、処理
コストの大幅な高騰を招くと云う問題があった。特に、
新聞印刷工場等では、一日に数百枚のタブを使用してい
る為、処理コストが一年間で数百万円以上高騰すること
になる。更に、T字形のタブを使用して巻取紙に紙継ぎ
用前処理を施した場合、巻取紙の略V字形先端表面(頂
点部分の表面)には紙継ぎ用の粘着層が形成されないこ
とになる。その為、輪転機の給紙部で紙継ぎを行う際
に、巻取紙先端が走行中の巻取紙の終端部に貼着接続さ
れず、タブが切断されないこともあった。その結果、輪
転機の給紙部に於ける紙継ぎを確実且つ良好に行えない
と云う問題も発生した。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的は比較的安価なT字形の
タブを使用し、該タブから保護紙を確実且つ容易に剥離
できてタブの貼着ミスやタブの損傷を防止すると共に、
輪転機の給紙部に於ける紙継ぎを確実且つ良好に行える
ようにした巻取紙の先端部処理装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の巻取紙の先端部処理装置は、表面側に保護
紙を有する一定長さの両面粘着テープを供給するテープ
供給装置と、前記両面粘着テープを受け取ってこれを巻
取紙の略V字形の先端表面に貼着すると共に、巻取紙の
先端裏面にT字形のタブを貼着するタブ貼着装置とを具
備して成り、前記テープ供給装置を、テープリールに回
転自在に支持され、粘着層の表面側に保護紙を貼り合わ
せたリール状の両面粘着テープと、両面粘着テープの先
端を掴んでテープリールから一定長さ引き出すテープ引
出し機構と、引き出された両面粘着テープを一定長さに
切断するカッター機構とから構成し、又、前記タブ貼着
装置を、T字形の芯紙の表面の基端部両側及び裏面の先
端部に夫々粘着層を有し、該芯紙の表裏面にこれと同一
形状の表面保護紙及び裏面保護紙を夫々貼り合わせたタ
ブを、積層状に支持載置するタブ載置機構と、テープ供
給装置から供給された一定長さの両面粘着テープを吸着
保持してこれを巻取紙の略V字形の先端表面に貼着する
と共に、タブ載置機構に載置されたタブの表面保護紙を
吸着して該タブを一枚宛保持する前後動、左右動並びに
昇降動可能な上タブホルダーと、上タブホルダーを前後
動、左右動並びに昇降動させる上タブホルダー用駆動機
構と、上タブホルダーに吸着保持されたタブの裏面保護
紙を吸着保持してタブの芯紙と両保護紙との間に間隙を
形成すると共に、表面保護紙が剥離されたタブの基端部
を巻取紙の先端裏面に貼着し、且つ裏面保護紙を剥離し
てこれを上タブホルダーに引き渡す前後動並びに昇降動
可能な下タブホルダーと、下タブホルダーを前後動並び
に昇降動させる下タブホルダー用駆動機構と、タブの芯
紙と表面保護紙との間に形成された間隙へ挿入されて表
面保護紙を芯紙から剥離する進退移動可能な楔を備えた
表面保護紙剥離機構とから構成したものである。
【0008】
【作用】タブ載置装置に積層状に支持載置されているT
字形のタブは、上タブホルダーによって一枚だけ吸着保
持される。このとき、タブは表面保護紙側が吸着された
状態となっている。上タブホルダーがタブを吸着保持す
ると、下タブホルダーがタブの裏面保護紙を吸着し、こ
の状態で下方へ若干量下降する。これによって、芯紙と
両保護紙との間に間隙が形成されることになる。タブの
芯紙と両保護紙との間に間隙が形成されると、芯紙と表
面保護紙との間隙内へ表面保護紙剥離機構の楔が挿入さ
れて表面保護紙が芯紙から剥離される。これによって、
上タブホルダーには表面保護紙が、下タブホルダーには
芯紙及び裏面保護紙が吸着保持された状態となる。タブ
から表面保護紙が剥離されると、該表面保護紙は保護紙
回収機構に回収される。そして、上タブホルダーは、テ
ープ供給装置から一定長さの両面粘着テープを受け取
り、これをテーブル上の巻取紙の略V字形の先端表面に
貼着すると共に、該先端を吸着して上方へめくり上げ
る。両面粘着テープを貼着した先端がめくり上げられる
と、表面保護紙が剥離されたタブを保持した下タブホル
ダーが巻取紙の先端下方に潜り込むと共に、上タブホル
ダーによって先端が下方へ押圧される。これによって、
巻取紙の先端裏面にタブの基端部が貼着されることにな
る。巻取紙の先端裏面にタブの基端部が貼着されると、
下タブホルダーが裏面保護紙を吸着した状態で移動し、
タブから裏面保護紙を剥離する。剥離された裏面保護紙
は、上タブホルダーに受け渡され、保護紙回収機構に回
収される。
【0009】本発明の巻取紙の先端部処理装置は、比較
的安価なT字形のタブを用いて巻取紙の先端処理を行う
ようにしている為、処理コストの大幅な低減を図ること
ができる。更に、先端部処理装置は、タブの表裏面保護
紙を上タブホルダー及び下タブホルダーにより夫々吸着
保持してタブの芯紙と表裏面保護紙との間に間隙を形成
し、該間隙内へ楔を挿入して表面保護紙を剥離し、又、
下タブホルダーで裏面保護紙を吸着保持して下タブホル
ダーを移動させることによって裏面保護紙を剥離するよ
うにしている為、タブの両保護紙の剥離を確実且つ円滑
に行える。その結果、タブの貼着ミスやタブそのものに
も損傷を与えると云うこともない。然も、先端部処理装
置は、巻取紙の略V字形の先端表面(頂点部分の表面)
に両面粘着テープを貼着するようにしている為、紙継ぎ
時に巻取紙先端が走行中の巻取紙の終端部に確実に貼着
されることになる。その結果、巻取紙の紙継ぎ時にはタ
ブが確実に切断されることになり、巻取紙の紙継ぎを確
実且つ良好に行える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2は本発明の巻取紙Pの先端部
処理装置1を設けた自動紙継ぎ用前処理装置であって、
当該自動紙継ぎ用前処理装置は、輪転機への巻取紙Pの
搬入経路に据え付けられて居り、輪転機の給紙部に搬入
される巻取紙Pに紙継ぎ用前処理を施すものである。即
ち、前記自動紙継ぎ用前処理装置は、巻取紙支持装置2
と、解紙装置3と、テーブル4と、一対の主処理器5
と、先端部処理装置1と、損紙処理装置6とを具備して
居り、解紙装置3により巻取紙支持装置2に支持された
巻取紙Pの解紙が行われると、巻取紙Pの先端部をテー
ブル4上へ繰り出し、主処理器5により巻取紙先端部を
略V字形に切断加工すると共に、巻取紙Pの先端部表面
に紙継ぎ用粘着層を形成し、同時に損紙処理装置6によ
り巻取紙Pの汚損部分の廃棄処理を行い、その後先端部
処理装置1により巻取紙Pの略V字形の先端表面に両面
粘着テープtを貼着すると共に、先端裏面にT字形のタ
ブTを貼着し、最後に巻取紙P先端部を巻き戻して該先
端部をタブTにより巻取紙Pの外表面へ止着するように
構成されている。前記各装置(巻取紙支持装置2、解紙
装置3、テーブル4、主処理器5、先端部処理装置1及
び損紙処理装置6等)は、何れもコンピューター等の制
御装置Cからの予め設定された信号に従って自動制御さ
れている。
【0011】尚、本実施例では、巻取紙支持装置2、テ
ーブル4及び主処理器5には特開昭63−295354
号公報に開示された構造のものが、解紙装置3には特開
平4−492号公報に開示された構造のものが、損紙処
理装置6には特公平4−70215号公報に開示された
構造のものが夫々使用されている。
【0012】本発明の巻取紙Pの先端部処理装置1は、
図2及び図4に示す如く、表面側に保護紙を貼り合わせ
た一定長さの両面粘着テープtを順次供給するテープ供
給装置7と、テープ供給装置7から供給された両面粘着
テープtを受け取ってこれをテーブル4上に繰り出され
た巻取紙Pの略V字形の先端表面に貼着すると共に、巻
取紙Pの先端裏面にT字形のタブTを貼着するタブ貼着
装置8とを具備して居り、テーブル4の後端部上方位置
に配置され、テーブル4に立設した支持フレーム9に取
り付けられている。
【0013】前記テープ供給装置7は、支持フレーム9
の後端部側に固定した第1支持部材10に設けられて居
り、図3に示す如く、第1支持部材10に取り付けた第
1基板11と、第1基板11に取り付けた取付けフレー
ム12と、取付けフレーム12に支持された両面粘着テ
ープtと、取付けフレーム12に設けられたテープ引出
し機構13と、取付けフレーム12に設けられたカッタ
ー機構14等から構成されている。
【0014】即ち、前記第1基板11は、図4乃至図6
に示す如く、第1支持部材10に固定したガイドレール
15にテーブル4の幅方向(図2の上下方向)へ移動自
在に支持されて居り、第1支持部材10と第1基板11
との間に介設した流体圧シリンダ16によって、テーブ
ル4の幅方向へ移動できるようになっている。
【0015】前記取付けフレーム12は、図4乃至図6
に示す如く、第1基板11に固定したガイドレール17
にテーブル4の前後方向(図2の左右方向)へ移動自在
に支持されて居り、第1基板11と取付けフレーム12
との間に介設した流体圧シリンダ18によって、テーブ
ル4の前後方向へ移動できるようになっている。又、取
付けフレーム12には、両面粘着テープtを着脱自在且
つ回転自在に支持するテープリール19が設けられてい
る。
【0016】両面粘着テープtは、黒色の粘着層の表面
側に保護紙を貼り合わせたテープをリール状に巻き取る
ことにより形成されて居り、テープリール19に回転自
在且つ着脱自在に支持されている。又、両面粘着テープ
tの先端部は、図6に示す如く、粘着層が下側を向く姿
勢でテープリール19から所定量引き出されて居り、取
付けフレーム12に回転自在に設けた一対の保持ローラ
20間に挾持された状態となっている。尚、両面粘着テ
ープtを黒色にしているのは、巻取紙Pの外表面へ止着
された巻取紙Pの先端位置を光電管等の検出器で容易に
検出できるようにしている為である。
【0017】テープ引出し機構13は、図4及び図6に
示す如く、取付けフレーム12に固定した流体圧シリン
ダ21と、流体圧シリンダ21のロッドに固定され、両
面粘着テープtの先端を挾持する開閉可能な一対の喰え
爪22aを備えたマニピュレーター構造の掴み機構22
とを具備して居り、保持ローラ間20に挾持されている
両面粘着テープtの先端を掴み機構22の喰え爪22a
で掴み、流体圧シリンダ21を伸長動作させることによ
って、両面粘着テープtを一定長さだけテープリール1
9から引き出すことができるように構成されている。
【0018】カッター機構14は、図4及び図6に示す
如く、取付けフレーム12に固定した流体圧シリンダ2
3と、流体圧シリンダ23のロッドに固定され、テープ
引出し機構13により引き出された両面粘着テープtを
切断するカッター刃24とを具備して居り、テープ引出
し機構13により両面粘着テープtを一定長さだけ引き
出し、この状態で流体圧シリンダ23を伸長動作させて
カッター刃24で切断することによって、両面粘着テー
プtを一定長さに切断できるように構成されている。
【0019】そして、前記テープ供給装置7は、第1基
板11の流体圧シリンダ16及び取付けフレーム12の
流体圧シリンダ18を夫々短縮動作させたときには、両
面粘着テープtがタブ貼着装置8に最も近づいて該両面
粘着テープtをタブ貼着装置8へ供給し得るテープ供給
位置(図6実線位置)を、又、各流体圧シリンダ16,
18を伸長動作させたときには、両面粘着テープtがタ
ブ貼着装置8から最も遠ざかってタブ貼着装置8に干渉
しないテープ待避位置(図6一点鎖線位置)を夫々取り
得るようになっている。
【0020】一方、前記タブ貼着装置8は、支持フレー
ム9の後端部側に固定した第1支持部材10及び第2支
持部材25に夫々設けられて居り、図3に示す如く、第
2支持部材25に設けられたタブ載置機構26と、第2
支持部材25に設けられた上タブホルダー用駆動機構2
7と、上タブホルダー用駆動機構27により前後動、左
右動並びに昇降動する上タブホルダー28と、第2支持
部材25に設けられた下タブホルダー用駆動機構29
と、下タブホルダー用駆動機構29により前後動並びに
昇降動する下タブホルダー30と、下タブホルダー用駆
動機構29に設けられた表面保護紙剥離機構31と、第
1支持部材10に設けられた保護紙回収機構32等から
構成されている。
【0021】前記タブ載置機構26は、図4及び図5に
示す如く、第2支持部材25側にアーム33等を介して
水平揺動自在に支持され、複数枚(120枚)のT字形
のタブTを積層状に収納保持する上方が開放されたタブ
収納ボックス34と、タブ収納ボックス34を水平揺動
させる流体圧シリンダ35とを具備して成る。又、タブ
収納ボックス34は、流体圧シリンダ35によって、後
述する上タブホルダー28の下方に位置するタブ供給位
置(図5の一点鎖線位置)と、上タブホルダー28から
遠ざかるタブ待機位置(図5の実線位置)とを取り得る
ように揺動操作されている。
【0022】前記タブ載置機構26に支持載置されるT
字形のタブTは、図8及び図9に示す如く、T字形の芯
紙Taの表面の基端部両側及び裏面の先端部に夫々粘着
層Tbを形成することによって構成されて居り、その表
面側には先端部及び後端部の中央部分が芯紙Taと非接
着状態になるT字形の表面保護紙T′が、又、その裏面
側には後端部が芯紙Taと非接着状態になるT字形の裏
面保護紙T″が夫々貼り合わされている。更に、タブT
の中間部で且つ表面側の粘着層Tbの近傍位置には、タ
ブTの長手方向に沿うタブT切断用の切目Tcが形成さ
れている。
【0023】前記上タブホルダー用駆動機構27は、図
4、図5及び図7に示す如く、第2支持部材25に固定
したガイドレール36にテーブル4の前後方向(図2の
左右方向)へ移動自在に支持された第2基板37と、第
2支持部材25と第2基板37との間に介設されて第2
基板37を前後動させる流体圧シリンダ38と、第2基
板37に固定したガイドレール39にテーブル4の幅方
向へ移動自在に支持された前部保持フレーム40と、第
2基板37と前部保持フレーム40との間に介設されて
前部保持フレーム40をテーブル4の幅方向(図2の上
下方向)へ左右移動させる流体圧シリンダ41と、前部
保持フレーム40に固定したガイドレール42に昇降自
在に支持された前部昇降フレーム43と、前部保持フレ
ーム40と前部昇降フレーム43との間に介設されて前
部昇降フレーム43を昇降動させる昇降駆動機構44と
から構成されている。又、昇降駆動機構44は、前部保
持フレーム40に縦向きに固定されたラック45と、前
部昇降フレーム43に前記ラック45に対向する状態で
固定されたラック46と、両ラック45,46間に噛合
されたピニオン47と、前部昇降フレーム43に固定さ
れ、ピニオン47を昇降動させる流体圧シリンダ48と
から成り、流体圧シリンダ48を伸縮動作させると、ピ
ニオン47がラック45に沿って転動しながら昇降動
し、これに伴って前部昇降フレーム43も昇降動するよ
うになっている。
【0024】前記上タブホルダー28は、テープ供給装
置7から供給された一定長さの両面粘着テープtを吸着
保持してこれを巻取紙Pの略V字形の先端表面に貼着す
ると共に、タブ収納ボックス34に収納保持されたタブ
Tの表面保護紙T′を吸着して該タブTを一枚宛保持す
るものであり、上タブホルダー駆動機構27によって、
前後動、左右動並びに昇降動するようになっている。即
ち、上タブホルダー28は、図5及び図7に示す如く、
前部昇降フレーム43に水平姿勢で固定され、下面に多
数の真空吸引用の小孔(図示省略)を形成したボックス
状の先端ホルダー28aと、先端ホルダー28aに隣接
する位置で且つ前部昇降フレーム43に上下方向へ揺動
自在に支持され、下面に多数の真空吸引用の小孔(図示
省略)を形成したボックス状の後端ホルダー28bとか
ら成り、各ホルダー28a,28bはホース及び電磁弁
(図示省略)等を介して真空ポンプ(図示省略)に接続
され、小孔から空気を吸引できるように構成されてい
る。又、後端ホルダー28bは、前部昇降フレーム43
と後端ホルダー28bとの間に介設した流体圧シリンダ
49によって、上下方向へ揺動するようになっている。
【0025】そして、前記上タブホルダー28は、第2
基板37、前部保持フレーム40及び前部昇降フレーム
43を各流体圧シリンダ38,41や昇降駆動機構44
で夫々前後移動、左右移動並びに昇降動させることによ
って、タブ供給位置にあるタブ収納ボックス34の上方
に位置するタブ保持位置(図10の太線位置)と、タブ
収納ボックス34からタブTを一枚吸着するタブ吸着位
置(図10の細線位置)と、テープ供給位置にある両面
粘着テープtの近傍に位置して保護紙の投棄及び両面粘
着テープtの受け取りを行う保護紙投棄・テープ受け取
り位置(図10の太い一点鎖線位置)と、受け取った両
面粘着テープtをテーブル4上の巻取紙Pの先端表面に
貼着するテープ貼着位置(図10の細い一点鎖線位置)
と、テーブル4上の巻取紙の先端を吸着して上方へめく
り上げるめくり位置(図10の太い二点鎖線位置)と、
めくり上げた巻取紙の先端をテーブル4側へ押し付ける
押圧位置(図10の細い二点鎖線位置)とを夫々取り得
るようになっている。又、上タブホルダー28は、保護
紙投棄・テープ受渡し位置のときには、後端ホルダー2
8bが流体圧シリンダ49によって下方へ揺動してテー
プ供給位置にある両面粘着テープtの先端部表面側を吸
着するテープ吸着位置(図6の点線位置)を取り得るよ
うになっている。
【0026】前記下タブホルダー用駆動機構29は、図
4、図5及び図7に示す如く、第2支持部材25に固定
したガイドレールにテーブル4の前後方向(図2の左右
方向)へ移動自在に支持された第2基板37と、第2支
持部材25と第2基板37との間に介設されて第2基板
37を前後動させる流体圧シリンダ38と、第2基板3
7に固定した後部保持フレーム50と、後部保持フレー
ム50に固定したガイドレール51に昇降自在に支持さ
れた後部昇降フレーム52と、後部保持フレーム50と
後部昇降フレーム52との間に介設されて後部昇降フレ
ーム52を昇降動させる流体圧シリンダ53と、後部昇
降フレーム52に固定したガイドレール54にテーブル
4の前後方向へ移動自在に支持された搬送フレーム55
と、後部昇降フレーム52と搬送フレーム55との間に
介設されて搬送フレーム55をテーブル4の前後方向へ
往復移動させる流体圧シリンダ56とから構成されてい
る。
【0027】前記下タブホルダー30は、上タブホルダ
ー28に吸着保持されたタブTの裏面保護紙T″を吸着
保持してタブTの芯紙Taと両保護紙T′,T″との間
に間隙を形成すると共に、表面保護紙T′が剥離された
タブTの基端部を巻取紙Pの先端部裏面に貼着した後、
裏面保護紙T″を剥離してこれを上タブホルダー28に
引き渡すものであり、下タブホルダー駆動機構29によ
って、前後動並びに昇降動するようになっている。即
ち、下タブホルダー30は、上面に多数の真空吸引用の
小孔(図示省略)を形成したボックス形状を呈して居
り、搬送フレーム55に水平姿勢で固定されている。
又、下タブホルダー30は、ホース及び電磁弁(図示省
略)等を介して真空ポンプ(図示省略)に接続されて居
り、小孔から空気を吸引できるように構成されている。
【0028】そして、前記下タブホルダー30は、第2
基板37、後部昇降フレーム52及び搬送フレーム55
を各流体圧シリンダ38,53,56で夫々前後移動並
びに昇降動させることによって、テーブル4面よりも若
干量上方位置で且つタブ保持位置にある上タブホルダー
28よりも後方に位置する待機位置(図10の太線位
置)と、タブ保持位置にある上タブホルダー28に保持
されているタブTの裏面保護紙T″を吸着する保護紙吸
着位置(図10の細線位置)と、裏面保護紙T″を吸着
した状態で保護紙吸着位置よりも若干量下方に下降して
芯紙Taと両保護紙T′,T″との間に間隙を形成する
間隙形成位置(図10の太い一点鎖線位置)と、上タブ
ホルダー28によってめくり上げられた巻取紙Pの先端
裏面に潜り込んで表面保護紙T′が剥離されたタブTを
貼着するタブT貼着位置(図10の細い一点鎖線位置)
とを夫々取り得るようになっている。
【0029】前記表面保護紙剥離機構31は、図7に示
す如く、搬送フレーム55に水平姿勢で固定された流体
圧シリンダ57と、流体圧シリンダ57のロッドに固定
された楔58とを具備して成り、流体圧シリンダ57を
伸長動作させ、楔58をタブTの芯紙Taと表面保護紙
T′との間に形成された間隙へ挿入することによって、
表面保護紙T′を芯紙Taから剥離できるように構成さ
れている。
【0030】前記保護紙回収機構32は、図4乃至図6
に示す如く、第1支持部材に固定したガイドレール59
にテーブル4の前後方向(図2の左右方向)へ移動自在
に支持された保護紙回収ボックス60と、第1支持部材
10と保護紙回収ボックス60との間に介設されて保護
紙回収ボックス60を前後移動させる流体圧シリンダ6
1とから成り、流体圧シリンダ61によって、保護紙投
棄・テープ受渡し位置にある上タブホルダー28の下方
に位置する保護紙受け取り位置(図5の一点鎖線位置)
と、上タブホルダー28の下方位置から後退する待機位
置(図5の実線位置)とを取り得るように移動操作され
ている。
【0031】次に、前記先端部処理装置1を用いてテー
ブル4上の巻取紙Pの略V字形の先端に両面粘着テープ
t並びにタブTを貼着する場合について説明する。タブ
収納ボックス34が待機位置からタブ供給位置へ移動す
ると、上タブホルダー28がタブ保持位置からタブ吸着
位置へ下降してタブ収納ボックス34内の最上部のタブ
Tの表面保護紙T′を吸着し、その後吸着位置からタブ
保持位置へ上昇する。その結果、上タブホルダー28に
よってタブ収納ボックス34内のタブTが一枚だけ吸着
保持されることになる(図11参照)。尚、タブ収納ボ
ックス34は、上タブホルダー28がタブTを吸着保持
した後、タブ供給位置から待機位置へ移動する。上タブ
ホルダー28がタブTを吸着保持してタブ保持位置へ上
昇すると、下タブホルダー30が待機位置から前進して
上タブホルダー28の直下で停止し、その後保護紙吸着
位置へ上昇してタブTの裏面保護紙T″を吸着する(図
12参照)。下タブホルダー30が裏面保護紙T″を吸
着すると、この状態で下タブホルダー30が保護紙吸着
位置から間隙形成位置へ若干量下降する。そうすると、
表面保護紙T′が上タブホルダー28で吸着されている
こととも相俟って、タブTの芯紙Taと両保護紙T′,
T″との間に所定量の間隙が形成されることになる(図
13参照)。タブTの芯紙Taと両保護紙T′,T″と
の間に間隙が形成されると、楔58が前進して芯紙Ta
と表面保護紙T′との間隙に挿入されて行き、表面保護
紙T′を芯紙Taから剥離して行く(図13参照)。こ
のとき、下タブホルダー30が間隙形成位置の高さで若
干量後退して行き、表面保護紙T′の剥離を確実且つ円
滑に行えるようになっている。尚、下タブホルダー30
は、表面保護紙T′が剥離された後、タブTを保持した
状態で間隙形成位置の高さからテーブル4の近傍まで下
降する。表面保護紙T′が剥離されると、上タブホルダ
ー28が表面保護紙T′を保持した状態でタブ保持位置
から保護紙投棄・テープ受け取り位置へ水平移動し、待
機位置から保護紙受け取り位置へ移動している保護紙回
収ボックス60の真上で表面保護紙T′の吸着状態を解
除し、保護紙回収ボックス60内へ表面保護紙T′を投
棄する(図14参照)。尚、保護紙収納ボックス60
は、表面保護紙T′を回収した後、保護紙受け取り位置
から待機位置へ移動する。上タブホルダー28が表面保
護紙T′を投棄すると、テープ供給装置7がテープ待避
位置からテープ供給位置へ移動すると共に、テープ引出
し機構13によってテープtがテープリール19から一
定長さだけ引き出され、この状態で保護紙投棄・テープ
受け取り位置にある上タブホルダー28の後端ホルダー
28bがテープ吸着位置へ揺動してテープtの保護紙側
を吸着し、その後カッター機構14が作動して両面粘着
テープtを切断する(図15参照)。これによって、後
端ホルダー28bに一定長さの両面粘着テープtが吸着
保持されることになる。尚、後端ホルダー28bは、両
面粘着テープtを吸着保持した後、上方へ揺動する。
又、テープ供給装置7は、一定長さのテープtを供給し
た後、テープ待避位置へ復帰する。上タブホルダー28
が両面粘着テープtを吸着保持すると、上タブホルダー
28はタブ保持位置の高さでテーブル4上の巻取紙Pの
略V字形先端の真上へ移動し、その後テープ貼着位置へ
下降して巻取紙Pの先端表面へ両面粘着テープtを貼着
する(図16参照)。このとき、両面粘着テープtには
保護紙が付いた状態となっている。巻取紙Pの先端表面
へ両面粘着テープtを貼着すると、上タブホルダー28
は、巻取紙の先端を吸着した状態でめくり位置へ上昇す
る。これによって、巻取紙P先端が上方へめくり上げら
れた格好になる(図17参照)。巻取紙P先端が上方へ
めくり上げられると、この状態でタブTを保持している
下タブホルダー30がテーブル4よりも若干上方位置で
前進して来てめくり上げられた巻取紙P先端の下方へ潜
り込む(図17参照)。下タブホルダー30が巻取紙P
先端の下方に潜り込むと、下タブホルダー30がタブ貼
着位置へ下降すると共に、上タブホルダー28がめくり
位置から押圧位置へ下降して巻取紙P先端を下タブホル
ダー30側へ押え付ける。これによって、下タブホルダ
ー30に保持されているタブTの基端部が巻取紙Pの先
端裏面に貼着されることになる(図18参照)。巻取紙
Pの先端裏面にタブTが貼着されると、上タブホルダー
28はタブ保持位置へ復帰すると共に、下タブホルダー
30はテーブル4よりも若干上方へ上昇し、裏面保護紙
T″を吸着した状態で後退して行く。これによって、裏
面保護紙T″が芯紙Taから剥離されて行く(図19参
照)。下タブホルダー30が裏面保護紙T″を剥離する
と、下タブホルダー30はテーブル4よりも若干上方位
置で後退し、タブ保持位置にある上タブホルダー28の
直下で停止した後、保護紙吸着位置へ上昇して上タブホ
ルダー28へ裏面保護紙T″を引き渡す(図20参
照)。尚、下タブホルダー30は、裏面保護紙T″を上
タブホルダー28へ引き渡した後、待機位置へ復帰す
る。裏面保護紙T″を受け取った上タブホルダー28
は、タブ保持位置から保護紙投棄・テープ受け取り位置
へ水平移動し、待機位置から保護紙受け取り位置へ移動
している保護紙回収ボックス60の真上で裏面保護紙
T″の吸着状態を解除し、保護紙回収ボックス60内へ
裏面保護紙T″を投棄する(図21参照)。そして、上
タブホルダー28は、裏面保護紙T″を投棄した後、タ
ブ保持位置へ復帰し、又、保護紙収納ボックスは、裏面
保護紙T″を回収した後、保護紙受け取り位置から待機
位置へ移動する。このようにして、巻取紙Pの略V字形
先端表面への両面粘着テープtの貼着、タブTの保護紙
剥離、保護紙の投棄、巻取紙Pの略V字形先端裏面への
タブTの貼着等が順次行われて行く。
【0032】前記自動紙継ぎ用前処理装置によって紙継
ぎ用前処理が施された巻取紙Pは、先端の両面粘着テー
プtの保護紙が剥離された状態で輪転機の給紙部の三叉
アームに装着される。而して、三叉アームに支持された
巻取紙Pを、輪転機へ供給されている巻取紙Pの給紙速
度と等しい速度で回転させ、使用中の巻取紙Pの終端部
を新しい巻取紙Pの始端部に押圧すると、両紙は紙継ぎ
用粘着層及び両面粘着テープtにより貼着接続されると
共に、タブTが切断用切目Tc部分で切断される。その
結果、新しい巻取紙Pの始端部は輪転機へ連続的に供給
されて行くことになる。特に、前記紙継ぎ用前処理は、
巻取紙Pの先端表面(頂点部分の表面)に両面粘着テー
プtを貼着している為、紙継ぎ時に巻取紙先端が使用中
の巻取紙の終端部に確実に貼着されることになる。その
結果、巻取紙の紙継ぎ時にはタブTが確実に切断される
ことになり、巻取紙の紙継ぎを確実且つ良好に行える。
【0033】
【発明の効果】上述の通り、本発明の巻取紙の先端部処
理装置は、比較的安価なT字形のタブを用いて巻取紙の
先端処理を行うようにしている為、処理コストの大幅な
低減を図ることができる。更に、先端部処理装置は、タ
ブの表裏面保護紙を上タブホルダー及び下タブホルダー
により夫々吸着保持してタブの芯紙Taと表裏面保護紙
との間に間を形成し、該間隙内へ楔を挿入して表面保護
紙を剥離し、又、下タブホルダーで裏面保護紙を吸着保
持して該下タブホルダーを移動させることによって裏面
保護紙を剥離するようにしている為、タブの両保護紙の
剥離を確実且つ円滑に行える。その結果、タブの貼着ミ
スやタブそのものにも損傷を与えると云うこともない。
そのうえ、先端部処理装置は、巻取紙の先端表面に両面
粘着テープを貼着している為、紙継ぎ時に巻取紙先端が
走行中の巻取紙の終端部に確実に貼着されることにな
る。その結果、巻取紙の紙継ぎ時にはタブが確実に切断
されることになり、輪転機の給紙部に於ける巻取紙の紙
継ぎを確実且つ良好に行える。加えて、先端部処理装置
は、剥離された表裏面の保護紙を保護紙回収機構によっ
て回収するようしている為、剥離された保護紙が散らば
って紙継ぎ用前処理の邪魔になると云うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取紙の先端部処理装置を設けた自動
紙継ぎ用前処理装置の概略側面図である。
【図2】自動紙継ぎ用前処理装置の概略平面図である。
【図3】本発明の巻取紙の先端部処理装置の概略斜視図
である。
【図4】巻取紙の先端部処理装置の正面図である。
【図5】巻取紙の先端部処理装置の平面図である。
【図6】テープ供給装置の側面図である。
【図7】タブ貼着装置の側面図である。
【図8】T字形のタブの分解斜視図である。
【図9】T字形のタブの縦断面図である。
【図10】上タブホルダーと、下タブホルダーと、タブ
収納ボックスと、保護紙回収ボックスと、両面粘着テー
プと、巻取紙先端との位置関係を示す概略説明図であ
る。
【図11】上タブホルダーがタブ収納ボックスからタブ
を一枚吸着保持した状態の概略側面図である。
【図12】上タブホルダーと下タブホルダーとでタブの
表裏面の保護紙を吸着した状態の概略側面図である。
【図13】上タブホルダーと下タブホルダーとでタブの
芯紙と保護紙との間に間隙を形成し、ここへ楔を挿入し
た状態の概略側面図である。
【図14】上タブホルダーで表面保護紙を保護紙回収ボ
ックスへ投棄する状態の概略平面図である。
【図15】テープ供給装置が一定長さの両面粘着テープ
を上タブホルダーへ供給する状態の概略側面図である。
【図16】上タブホルダーで巻取紙の先端へ両面粘着テ
ープを貼着する状態の概略側面図である。
【図17】上タブホルダーで巻取紙の先端をめくり上
げ、その下方へ下タブホルダーを挿入した状態の概略側
面図である。
【図18】下タブホルダーと上タブホルダーとでタブを
巻取紙の先端へ貼着する状態の概略側面図である。
【図19】下タブホルダーで裏面保護紙を剥離する状態
の概略側面図である。
【図20】下タブホルダーから上タブホルダーへ裏面保
護紙を引き渡す状態の概略側面図である。
【図21】上タブホルダーで裏面保護紙を保護紙回収ボ
ックスへ投棄する状態の概略平面図である。
【図22】従来の装置により巻取紙に紙継ぎ用前処理を
施した状態の斜視図である。
【図23】従来のタブの平面図である。
【図24】輪転機に於ける給紙部の概略説明図である。
【符号の説明】
1は先端部処理装置、7はテープ供給装置、8はタブ貼
着装置、13はテープ引出し装置、14はカッター機
構、19はテープリール、26はタブ載置機構、27は
上タブホルダー用駆動機構、28は上タブホルダー、2
9は下タブホルダー用駆動機構、30は下タブホルダ
ー、31は表面保護紙剥離機構、32は保護紙回収機
構、58は楔、Pは巻取紙、tは両面粘着テープ、Tは
タブ、Taは芯紙、Tbは粘着層、T′は表面保護紙、
T″は裏面保護紙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側に保護紙を有する一定長さの両面
    粘着テープ(t)を供給するテープ供給装置(7)と、
    前記両面粘着テープ(t)を受け取ってこれを巻取紙
    (P)の略V字形の先端表面に貼着すると共に、巻取紙
    (P)の先端裏面にT字形のタブ(T)を貼着するタブ
    貼着装置(8)とを具備して成り、前記テープ供給装置
    (7)を、テープリール(19)に回転自在に支持さ
    れ、粘着層の表面側に保護紙を貼り合わせたリール状の
    両面粘着テープ(t)と、両面粘着テープ(t)の先端
    を掴んでテープリール(19)から一定長さ引き出すテ
    ープ引出し機構(13)と、引き出された両面粘着テー
    プ(t)を一定長さに切断するカッター機構(14)と
    から構成し、又、前記タブ貼着装置(8)を、T字形の
    芯紙(Ta)の表面の基端部両側及び裏面の先端部に夫
    々粘着層(Tb)を有し、該芯紙(Ta)の表裏面にこ
    れと同一形状の表面保護紙(T′)及び裏面保護紙
    (T″)を夫々貼り合わせたタブ(T)を、積層状に支
    持載置するタブ載置機構(26)と、テープ供給装置
    (7)から供給された一定長さの両面粘着テープ(t)
    を吸着保持してこれを巻取紙(P)の略V字形の先端表
    面に貼着すると共に、タブ載置機構(26)に載置され
    たタブ(T)の表面保護紙(T′)を吸着して該タブ
    (T)を一枚宛保持する前後動、左右動並びに昇降動可
    能な上タブホルダー(28)と、上タブホルダー(2
    8)を前後動、左右動並びに昇降動させる上タブホルダ
    ー用駆動機構(27)と、上タブホルダー(28)に吸
    着保持されたタブ(T)の裏面保護紙(T″)を吸着保
    持してタブ(T)の芯紙(Ta)と両保護紙(T′),
    (T″)との間に間隙を形成すると共に、表面保護紙
    (T′)が剥離されたタブ(T)の基端部を巻取紙
    (P)の先端裏面に貼着し、且つ裏面保護紙(T″)を
    剥離してこれを上タブホルダー(28)に引き渡す前後
    動並びに昇降動可能な下タブホルダー(30)と、下タ
    ブホルダー(30)を前後動並びに昇降動させる下タブ
    ホルダー用駆動機構(29)と、タブ(T)の芯紙(T
    a)と表面保護紙(T′)との間に形成された間隙へ挿
    入されて表面保護紙(T′)を芯紙(Ta)から剥離す
    る進退移動可能な楔(58)を備えた表面保護紙剥離機
    構(31)とから構成したことを特徴とする巻取紙の先
    端部処理装置。
  2. 【請求項2】 前記タブ貼着装置(8)が、上タブホル
    ダー(28)に保持された表面保護紙(T′)を回収す
    ると共に、下タブホルダー(30)により剥離されて上
    タブホルダー(28)に受け渡された裏面保護紙
    (T″)を回収する保護紙回収機構(32)を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の巻取紙の先端部処
    理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114771992A (zh) * 2022-05-11 2022-07-22 浙江美格机械股份有限公司 两端自动包装机构及其控制方法
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