JPH07299891A - アラミド−ポリエステル積層体、その中間素材及びそれらの製造方法 - Google Patents

アラミド−ポリエステル積層体、その中間素材及びそれらの製造方法

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JPH07299891A
JPH07299891A JP6094339A JP9433994A JPH07299891A JP H07299891 A JPH07299891 A JP H07299891A JP 6094339 A JP6094339 A JP 6094339A JP 9433994 A JP9433994 A JP 9433994A JP H07299891 A JPH07299891 A JP H07299891A
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透 佐脇
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紀幸 大沼
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【目的】可とう性、機械的特性、電気絶縁性などにすぐ
れたアラミド−ポリエステル積層体を提供する。 【構成】アラミドパルプとアラミド繊維からなるアラミ
ド紙とポリエステルフィルムとを貼り合せたアラミド−
ポリエステル積層体を製造する際、該アラミド紙の少な
くとも表面に予めポリエステルを溶融含浸せしめ、この
含浸層に接するようポリエステルフィルムを重ね合せて
特定の条件で加熱加圧することより、接着剤なしでアラ
ミド紙層とポリエステルフィルム層が強固に接合した積
層体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械特性、電気特性、
耐熱性、耐薬品性、ワニス、絶縁油等の含浸性に優れ、
回転機分野の電気絶縁材料として特に好適に用いられる
新規なアラミド−ポリエステル積層体、その中間体及び
それらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱性、電気絶縁性に優れた電気
絶縁用シート(紙)としてアラミド(全芳香族ポリアミ
ド)を素材とするものが幾種類か開発され、用いられて
いる。この中には、ポリ(m−フェニレンイソフタルア
ミド)のパルプ及びアラミド繊維からなる紙状物、ポリ
(m−フェニレンイソフタルアミド)パルプ及びポリエ
チレンテレフタレート繊維よりなる紙状物などがある。
このようなアラミドパルプを使用したアラミド紙が電気
絶縁用に使用されるのは、パルプのフィルム様形態によ
るものである。
【0003】アラミド紙は、通常の湿式抄造の方法によ
って製造され、必要に応じて加熱加圧(カレンダー)加
工される。これらのアラミド紙は、内部に多くの空隙を
持つものが普通であるから、厚みあたりの絶縁破壊電圧
(B.D.V;単位KV/mm)は、同じ厚みを有する
同質のフィルムよりも必然的に小さくなる反面、ワニ
ス、絶縁油等の含浸性には優れたものとなる。
【0004】一方、耐熱性や含浸性はアラミド紙よりも
劣るが、安価であること、B.D.V.が大きいこと、
機械特性が優れていること等の理由から、ポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリエチレン−2,6−ナ
フタレート(PEN)のフィルムも電気絶縁材料として
用いられている。
【0005】更に、アラミド紙の耐熱性、耐酸化性、含
浸性とポリエステルフィルムの優れた電気絶縁性、機械
特性とを兼ね備えた絶縁材料を指向して、ポリエステル
フィルムとアラミド紙とを接着剤で貼り合わせた多層構
造シートも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この多層構造シートを
製造するには、接着剤を塗布し積層するか、接着テープ
を介在させて積層する工程を必要とするため、工業的に
は必ずしも有利な方法とはいえない。しかも接着剤を用
いているため元のアラミド紙やポリエステルフィルムの
優れた可とう性を損なうという欠点がある。さらに、こ
のような多層構造シートは使用に当たりワニスを含浸さ
せる場合がほとんどであるが、その際、接着剤がワニス
にしばしば侵されるため、ボイド、クラックが発生する
という問題点もある。そのため、あらかじめ接着剤とワ
ニスの相溶性を確認するという煩雑な手続きが必要であ
り、かつ、使用できるワニスの制約も生じ、使用上の障
害となっている。
【0007】このため、接着剤を用いずにアラミド紙と
ポリエステルフィルムを貼り合わせる試みもなされてお
り、例えば特願平5−175311号には、接着剤を用
いずアラミド紙とポリエステルフィルムとを直接熱的に
貼り合わせる方法が提案されている。しかしながら、ア
ラミド紙とポリエステルフィルムは耐熱性に大きな隔た
りがあるため、このような方法で直接貼り合わせが可能
な範囲は、品質安定性を勘案すると厚み25μm未満の
薄手のポリエステルフィルムに限定されており、実用上
多用される25μm以上の厚手のポリエステルフィルム
との貼り合わせにおいては、依然として接着剤を用いる
方法が主流を占めているのが現状である。
【0008】したがって、本発明の目的は、接着剤を用
いずにアラミド紙層とポリエステルフィルム層とを一体
に接合した積層物とその製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、鋭意研究した結果、アラミド紙の貼
り合わせ表面に、あらかじめポリエステル溶融含浸層を
形成せしめた後、特定の条件でポリエステルフィルムを
加圧、熱接着することにより任意の厚みのポリエステル
フィルムとの貼り合わせにおいても、可とう性、機械的
特性、耐熱性、電気絶縁性、含浸性、耐薬品性を兼ね備
えた良好な積層体が得られることを見いだし、本発明に
到達した。
【0010】すなわち、本発明は、アラミド繊維とアラ
ミドパルプからなるアラミド紙層(A層)を、該層の表
層部にポリエステルを溶融含浸せしめた層(B層)を介
してポリエステルフィルム層(C層)と強固に接合せし
めたアラミド−ポリエステル積層体に係わるものであ
る。
【0011】本発明におけるA層として使用されるアラ
ミド紙は、アラミドパルプを少なくとも構成要素の一つ
とする合成紙である。
【0012】アラミドパルプは、ポリ(m−フェニレン
イソフタルアミド)等で代表されるm−アラミドからな
る「フイブリッド」とも称される抄造性を有するパルプ
状粒子であり、m−アラミドを含有する溶液を例えば特
公昭35−11851号に記載の湿式沈澱法によって製
造できる。
【0013】上記アラミドとしては、耐熱性に優れ酸化
され難いポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)を主
とするものが好ましい。このアラミドは、工業的に生産
されるアラミドの中で熱溶着性を備えた物質である。ア
ラミドパルプは湿式抄造に先だって濾水度を調節して使
用される。パルプの濾水度の範囲はカナディアン濾水度
で80〜200mlが好ましく選択される。
【0014】本発明の積層体のA層(アラミド紙層)に
おいて、アラミドパルプと混合抄造されるアラミド繊維
は、繊維長3〜10mm、繊度0.5〜5deのものが
適当である。繊維の素材は、パルプと同質であってもよ
いし異なっていても良い。しかし、耐熱性はパルプと同
程度の水準にあることが好ましく、従って、ポリ(m−
フェニレンイソフタルアミド)で代表されるm−アラミ
ド繊維が最も好ましい。もちろん、他のアラミド(例え
ばP−アラミド)でもよい。また、他の耐熱性ポリマ
ー、例えば、芳香族ポリエーテルケトン(例、PEE
K)、全芳香族ポリエステル(アリレート)の繊維をア
ラミド繊維と併用してもよく、また用途によってはポリ
エチレンテレフタレート繊維やレーヨン繊維、フェノー
ル繊維、ポリベンツイミダゾール(PBI)繊維等も併
用することが出来る。
【0015】本発明の積層体におけるA層において、上
記のアラミドパルプとアラミド繊維との重量比率は、1
0/90〜90/10の範囲が適当であり、30/70
〜70/30が特に好ましい。紙中におけるアラミドパ
ルプの含有量が10%重量未満であるとアラミド紙の強
度が著しく低下する。また紙中のアラミドパルプの含有
率が90重量%を上回ると紙のワニス含浸性が低下する
ので好ましくない。
【0016】上記のアラミドパルプとアラミド繊維とを
抄紙する場合は、通常の湿式抄造法を採用し得る。すな
わち、パルプと繊維の所定量を、水性溶液中に分散した
希薄スラリーとし、これを抄紙機により抄造してウエブ
とする。この際のスラリー濃度はウエブの均一性と生産
性のバランスから0.01〜0.5重量%程度が好まし
い。このようにして得られたウエブは搾水、乾燥を経て
利用できるが、必要に応じてカレンダー加工し所望の機
械特性、厚み、密度に調整した後、利用することもでき
る。このA層の厚み(B層を含む厚さ)は30〜100
μmであり、そのうちのB層(ポリエステル含浸層)の
厚みは5〜40μmである。A層の厚みとB層の厚みの
比は、A/B=2/1〜10/1が好ましい。
【0017】一方、本発明のC層を構成するポリエステ
ルフィルムはポリエチレンテレフタレート及び/又はポ
リエチレン−2,6−ナフタレートのフィルムが好まし
く使用され、上記成分を80モル%以上含有するホモ又
はコポリエステルを溶融製膜して使用する。周知の通
り、上記のポリエステルフィルムは、溶融された状態で
T−ダイから押し出されシート状の形態に成形される。
引き続き、所望の膜厚、機械特性、熱収縮性、寸法安定
性等を付与する目的で一軸又は二軸に延伸し、熱セット
処理等が通常施される。本発明で使用するフィルムは、
延伸フィルムが好ましいが、むろん未延伸フィルムであ
ってもさしつかえない。
【0018】上記ポリエステルフィルムの厚みは、特に
制約はないが、工業的な供給体制、貼り合わせ加工の操
作性から12.5〜350μm、特に25〜300μm
のものが好ましい。
【0019】なお、フィルムの物性を大幅に損なわない
範囲であれば、上記ポリエステルのホモポリマー以外
に、他の共重合成分を少量含んだものも使用可能であ
る。
【0020】上記ポリエステルフィルムには、その特性
を損なわない範囲内で抗酸化剤、帯電防止剤、滑剤等を
適量配合してもかまわない。
【0021】本発明の積層体におけるB層は、A層を構
成するアラミド紙の表面層中にC層(フィルム層)を構
成するポリエステルと同一のポリマーを溶融含浸するこ
とによって形成されるのが好ましい。B層(ポリエステ
ル含浸層)の厚みは5〜40μmでかつ上記A/B=2
/1〜10/1であることが好ましい。これよりもB層
が薄い場合は最終的に得られるアラミド−ポリエステル
積層体の界面の接着強度が低下し、好ましくない。一
方、これよりもB層の厚みが厚い場合は可とう性が低下
したり、含浸性を確保するために過剰な厚みのアラミド
紙層が必要となるため、好ましくない。
【0022】本発明において、B層を形成する方法に特
に制限はないが、例えば、ポリエステルのフィルムとA
層に用いたアラミド紙を重ね合せて加熱加圧し、ポリエ
ステルをアラミド紙中に溶融含浸させる方法、ポリエス
テル抄造物(ウエブ)とA層に用いたアラミド紙とを抄
合せるか、重ね合わせて、加熱加圧し、アラミド紙中に
ポリエステルを溶融含浸させる方法が採用される。
【0023】これらの方法を以下に詳述する。
【0024】本発明の積層体におけるB層を、ポリエス
テルフィルムとアラミド紙とを用いて形成する場合は、
使用するポリエステルフィルムの厚みが、B層の厚みを
維持するために、5μm以上であることが好ましい。
【0025】ポリエステルフィルムとアラミド紙は乾燥
した後、積層状態にて150〜350℃、好ましくは2
00〜300℃加熱して、ポリエステルフィルムを溶融
せしめ、線圧50Kg/cm以上の圧力を掛けてポリエ
ステルをA層に含浸させる。この温度が150℃よりも
低い場合は充分に含浸が行われず好ましくない。また、
350℃よりも高い場合はポリエステル成分の分解が顕
著となり好ましくない。また、含浸性の向上を達成させ
る意味から線圧は50Kg/cm以上必要である。
【0026】ポリエステルフィルムとアラミド紙とは直
接上記条件で含浸処理してもよく、また、予め両者を仮
接着して一体化させた後、上記条件で含浸処理し、B層
を形成させてもよい。後者の場合、仮接着一体化は、例
えば、150〜220℃、線圧50Kg/cmの温度と
圧力の下に加熱加圧して実施することが出来る。また、
含浸処理において、加熱と加圧を同時に実施してもよ
く、逐次的に実施してもよい。
【0027】本発明の積層体におけるB層を、ポリエス
テル抄造物(ウエブ)とアラミド紙とを用いて形成する
場合は、湿式抄造においてアラミドウエブとポリエステ
ルウエブとを片面に抄合わせた原紙を使用するのが好ま
しい。この場合、アラミドウエブは上述の組成を守るべ
きであるが、このようにして得られるアラミドウエブは
充分な強度を持つため、これに抄合わせるポリエステル
ウエブは強度に制約がなく、ポリエステル短繊維100
%で形成されてもよく、ポリエステルパルプ(フィブリ
ッド)100%で形成されてもよい。もちろん、ポリエ
ステルの短繊維とパルプの任意の割合の混合物で形成さ
れてもよい。
【0028】かくして得られた抄合わせウエブを搾水、
乾燥した後、150〜350℃、好ましくは200〜3
00℃に加熱して、ポリエステルを溶融せしめ、線圧5
0Kg/cm以上の圧力を掛けてA層に含浸させる。こ
のとき温度が150℃よりも低い場合は充分に含浸が行
われず好ましくない。また、350℃よりも高い場合は
ポリエステル成分の分解が顕著となり好ましくない。ま
た、含浸性の向上を達成させる意味から、線圧は50K
g/cm以上が必要である。
【0029】この含浸操作において加熱と加圧は同時に
行ってもよく、加熱した後、150℃未満のプレスゾー
ンで加圧しても良い。但し、後者の逐次的含浸操作を採
用する場合は、プレスゾーン入り側におけるウエブ温度
は150〜350℃に維持すべきである。また、本発明
の積層体におけるB層の厚みを所定範囲に維持するため
には、抄合わせるポリエステルウエブ層の目付けは5g
/m2 以上にすることが好ましい。
【0030】いずれの場合も溶融含浸操作において加
熱、加圧処理を施した後、100℃/分以上の降温速度
で冷却する。これよりも降温速度が遅い場合はポリエス
テルが結晶化を起こし易く、可とう性が損なわれるので
好ましくない。
【0031】かくして得られたB層付きA層(中間素
材)と、C層となるポリエステルフィルムとを一体に貼
り合わせて、強固に接合し、本発明の積層体を製造す
る。B層の厚みは5〜40μmが好ましく、またB層を
含めたアラミド紙層(A層)の厚みは30〜100μm
が好ましいことは、前述のとおりである。
【0032】本発明の積層体は、上記の如くC層の片側
にA層が配置されたものと、C層の両側にA層が配置さ
れたものを含むが、いずれもB層とC層とが互いに接す
るように所望の積層構造にB層付きA層とC層とを積層
した後、下記の条件で貼り合わせを実施する。
【0033】本発明における最終貼り合わせ温度は15
0〜250℃とする。最終貼り合せ時の温度が250℃
を超えると、予め作成したB層が破壊され、得られる積
層体の界面接着が低下するので好ましくない。一方、1
50℃より低温の場合は、B層とC層の接着性が低下す
るので好ましくない。
【0034】本発明における最終貼り合わせ圧力は線圧
50Kg/cm以上とする。この圧力より低い場合は、
得られる積層体の界面接着性が低下するので好ましくな
い。圧力の上限は特にないが、設備的な観点から通常の
場合上限は線圧400Kg/cmである。
【0035】上述の貼り合わせ操作において加熱、加圧
処理を施した後、100℃/分以上の降温速度で積層体
を冷却する。これよりも降温速度が遅い場合はポリエス
テルが結晶化を起こし易く、可とう性が損なわれるので
好ましくない。
【0036】この含浸及び貼り合わせを行う設備は特に
制限はなく、所定の温度と圧力を付与できるものであれ
ばいかなるものであってもよいが、例えば、加熱と加圧
を同時に行う場合は、一対の加熱ローラーと冷却ローラ
ーを用いて、その間を上記中間素材とポリエステルフィ
ルムとを重ね合せて通すことで容易に実施できる。ま
た、加熱と加圧を逐次的に行う場合は加熱炉と一対の加
圧ローラー及び冷却ローラーを用いることにより容易に
実施することが出来る。
【0037】本発明ではポリエステルとアラミド紙の熱
接着、含浸性を向上させる目的で予めアラミド紙及び/
又はポリエステルフィルムに表面処理を施すこともでき
る。また、必要に応じ、アラミド紙に水分を含ませた
り、溶媒水溶液を含ませた状態で加圧、熱接着を行って
もよい。
【0038】ポリエステル含浸アラミド紙(中間素材)
とポリエステルフィルムとの積層方法は、積層体の用
途、目的に応じて適宜選択できる。例えば、アラミド紙
の含浸性、透気性を生かしつつ、アラミド紙の毛羽の発
生を抑制する目的には上記アラミド紙(中間素材)とポ
リエステルフィルムとの2層貼り合わせが適合する。ま
た、ポリエステルフィルムの電気絶縁性を生かし、フィ
ルム表面の酸化を抑える目的には、該フィルムを上記ア
ラミド紙(中間素材)で挟み込んだ3層構造の積層体が
好適となる。
【0039】
【発明の効果】本発明により、可とう性を備え、機械的
特性、耐熱性、電気絶縁性、絶縁ワニス等の含浸性、耐
薬品性等に優れたシート状アラミド−ポリエステル積層
体が、任意の厚みで、接着剤を用いることなく、工業的
に有利な方法で提供される。
【0040】このようなアラミド−ポリエステル積層体
は、変圧器、モーター、発電機等の電気絶縁材として好
適に用いられる。
【0041】
【実施例】以下、実施例及び比較例をあげて本発明を詳
細に説明する。これらは本発明の具体例を示すものであ
り、本発明を何等制約するものでない。
【0042】なお、本発明における評価方法は以下の通
りである。 (a)絶縁破壊電圧(BDV):JIS−C2111に
準拠し、交流電圧で測定した(単位:KV/mm)。 (b)ラミネート紙の接着性:熱圧後の表面のしわ、接
着の様子を目視で判定した。表中、○:良好、△:やや
良好、×:不良、で表示した。 (c)引っ張り強度:JIS−P8113に準拠した。
【0043】[実施例1〜5、比較例1〜3] (1)アラミド紙の製造 特公昭47−10863号に記載の界面重合法によって
ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)のポリマーを
製造した。これをN−メチル−2−ピロリドンに溶解し
て測定した固有粘度(IV)は1.35であり、無機塩
類を含まないものである。
【0044】このポリマーを特公昭48−17551号
公報に記載の湿式紡糸方法に基づいて繊維とした。沸水
中で延伸し、熱板上で更に延伸した繊維の引っ張り強度
は4.5g/de、伸度は18%であった。これを長さ
6mmに切断した。
【0045】同様に上記のポリマーを特公昭52−15
1621号公報に記載の沈澱装置(直径150mm)を
用いてパルプ(フィブリッド)とした。これをディスク
リファイナーで叩解した。濾水度はカナディアン濾水度
で110mlであった。
【0046】これらのパルプと繊維とを60/40の重
量比で混合して、フォードリニア抄紙機(長網抄紙機)
を用いて抄紙し、幅100cmの湿紙とした。この湿紙
は搾水して乾燥した。得られた乾燥紙の目付けは37g
/m2 であった。
【0047】(2)アラミド−ポリエステル抄合わせ紙
の製造 上記(1)に従って長網抄紙機を用いてアラミド湿紙を
製造し、次いで該湿紙の上に円網抄紙機を用いて製造し
た、長さ6mmのポリエチレンテレフタレート繊維から
なる乾燥目付け換算で18g/m2 の湿紙を貼り合わ
せ、しかる後、乾燥した。得られた乾燥抄合わせ紙の目
付けは55g/m2 であった。
【0048】(3)アラミド紙−ポリエステルフィルム
仮接着物の製造 B層形成条件をアラミド−ポリエステル抄合わせ紙と対
比させる目的で、ポリエステルフィルムを用いてB層を
作成する場合、下記の方法であらかじめ、アラミド紙と
ポリエステルフィルムとの仮接着物を作成した。
【0049】すなわち、上記(1)に従って作成した目
付け37g/m2 のアラミド紙と、幅90cm,厚み2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを各1枚
重ね合わせて200℃で乾燥した後、200℃に加熱し
た1対のローラーの間を200Kg/cmの線圧を掛け
て25m/分の速度で通過させた後、直ちに冷却ローラ
ーで冷却して巻き取り仮接着物を得た。この時の冷却速
度は3400℃/分に相当した。
【0050】(4)アラミド紙−ポリエステル含浸層
(B層)の作成 上記(2)及び(3)で準備したポリエステルを片側に
有するアラミド紙を表1,表2に示す温度の加熱炉に通
して加熱した後、紙温を保ったまま130℃に加熱した
1対のローラーの間を200Kg/cmの線圧を掛けて
25m/分の速度で通過させた後、3000℃/分の冷
却速度で冷却し、巻き取った。
【0051】(5)アラミド−ポリエステル積層体の製
造 上記(4)で準備した片面にポリエステルを含浸させた
アラミド紙と250μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムとを含浸ポリエステル層がフィルムに接するよ
うに、該ポリエステル含浸アラミド紙2枚でポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを挟むように3層に積層し、
表1,表2に示す温度の1対のローラーの間を200K
g/cmの線圧を掛けて25m/分の速度で通過させ、
直ちに冷却ローラーで冷却して巻き取った。この時の冷
却速度は3400℃/分に相当した。
【0052】かくして作成した積層体の貼り合わせ状態
を目視及び電子顕微鏡による断面観察で評価した。その
結果を表1、表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】[比較例4]上記(1)で得たアラミド紙
と250μmポリエチレンテレフタレートフィルムと
を、アラミド紙がポリエチレンテレフタレートフィルム
を挟むように3層に積層し、線圧200Kg/cm、通
紙速度25m/分で1対の加熱ロールの間を通して熱接
着を行った。加熱ロールの温度は、150℃、200
℃、250℃、300℃で実施した。その結果150℃
及び200℃では充分な接着が行われず、また、250
℃、300℃ではポリエチレンテレフタレートフィルム
が溶損して良好な積層体は得られなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/06 7148−4F 31/20 7148−4F // B29K 67:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミド繊維とアラミドパルプとからな
    るアラミド紙層(A層)を、該層の表層部にポリエステ
    ルを溶融含浸せしめた層(B層)を介してポリエステル
    フィルム層(C層)と強固に接合せしめたアラミド−ポ
    リエステル積層体。
  2. 【請求項2】 アラミド繊維及びアラミドパルプがポリ
    (m−フェニレンイソフタルアミド)からなり、かつA
    層がアラミド繊維10〜90重量%、アラミドパルプ9
    0〜10重量%より構成される密度0.4〜1.0g/
    cm3 の湿式抄造物である請求項1記載のアラミド−ポ
    リエステル積層体。
  3. 【請求項3】 B層及びC層のポリエステルがポリエチ
    レンテレフタレート又はポリエチレンナフタレートであ
    り、かつB層とC層のポリエステルが同一である請求項
    1又は請求項2記載のアラミド−ポリエステル積層体。
  4. 【請求項4】 B層の厚みが5〜40μmであり、かつ
    B層を含むアラミド紙層の厚みが30〜100μmであ
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアラミド−ポ
    リエステル積層体。
  5. 【請求項5】 アラミド繊維とアラミドパルプとからな
    るアラミド紙層(A層)の表層部にポリエステルを溶融
    含浸せしめた層(B層)を形成せしめた請求項1に記載
    のアラミド−ポリエステル積層体を製造するための中間
    素材。
  6. 【請求項6】 (a)アラミドパルプ10〜90重量
    %、アラミド繊維90〜10重量%の混合物を水を媒体
    として湿式抄造を行い、(b)得られたアラミド抄造物
    の片面にポリエステルパルプ及び/又はポリエステル繊
    維からなる目付け5g/m2 以上の湿式抄造物を重ね合
    わせ、水分を乾燥除去した後、150〜350℃の温
    度、50Kg/cm以上の圧力にて加熱加圧して、該ポ
    リエステルをアラミド抄造物に溶融含浸せしめるか、又
    は、得られたアラミド抄造物を乾燥した後、得られた乾
    紙の片面に厚さ10μm以上のポリエステルフィルムを
    配し、150〜350℃の温度、50Kg/cm以上の
    圧力にて加熱加圧して、ポリエステルをアラミド紙に溶
    融含浸せしめた後、(C)100℃/分以上の降温速度
    で冷却することにより、片面にポリエステルを溶融含浸
    させたアラミド紙を作成し、しかる後、(d)該ポリエ
    ステル含浸アラミド紙とポリエステルフィルムとをポリ
    エステル層が相互に接するように重ねて合せ、次いで、
    (e)150〜250℃の温度、50Kg/cm以上の
    圧力にて加熱加圧して、ポリエステルフィルム層を溶着
    せしめた後、(f)100℃/分以上の降温速度で冷却
    する、ことを特徴とするアラミド−ポリエステル積層体
    の製造方法。
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