JPH07298739A - 苗植付装置 - Google Patents
苗植付装置Info
- Publication number
- JPH07298739A JPH07298739A JP9661894A JP9661894A JPH07298739A JP H07298739 A JPH07298739 A JP H07298739A JP 9661894 A JP9661894 A JP 9661894A JP 9661894 A JP9661894 A JP 9661894A JP H07298739 A JPH07298739 A JP H07298739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- planting
- seedling
- guide
- cam groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 カムフォロア部や案内面などの摩耗を軽減し
て、安定した植付爪による苗載台からの好適な苗の取り
出し量、及び、圃場に対する良好な苗の植え付け姿勢を
長期に亘って維持できる苗植付装置を提供する。 【構成】 第二横軸芯P2周りで植付爪支持ケース18
と一体回転する操作アーム25と、植付伝動ケース3に
固定支持された固定部17の第一横軸芯P1から所定距
離偏芯した位置に設けた固定支点20とを伸縮自在な支
持機構32を介して枢支連結し、固定部17に環状の案
内カム溝21を形成し、支持機構32に、回転ケース1
6の回転駆動に伴って案内カム溝21の案内面21aに
案内される第一回転体29と、第二回転体30とからな
るカムフォロア部36を設け、第二回転体30を接当押
圧することで第一回転体29を案内面21aへ向けて押
圧付勢する付勢機構33を固定部17に備えた。
て、安定した植付爪による苗載台からの好適な苗の取り
出し量、及び、圃場に対する良好な苗の植え付け姿勢を
長期に亘って維持できる苗植付装置を提供する。 【構成】 第二横軸芯P2周りで植付爪支持ケース18
と一体回転する操作アーム25と、植付伝動ケース3に
固定支持された固定部17の第一横軸芯P1から所定距
離偏芯した位置に設けた固定支点20とを伸縮自在な支
持機構32を介して枢支連結し、固定部17に環状の案
内カム溝21を形成し、支持機構32に、回転ケース1
6の回転駆動に伴って案内カム溝21の案内面21aに
案内される第一回転体29と、第二回転体30とからな
るカムフォロア部36を設け、第二回転体30を接当押
圧することで第一回転体29を案内面21aへ向けて押
圧付勢する付勢機構33を固定部17に備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付伝動ケースに対し
て第一横軸芯周りで回転自在に回転ケースを支持すると
ともに、該回転ケースに対して第二横軸芯周りで回転自
在に植付爪支持ケースを枢支し、前記回転ケースの回転
駆動に伴って、該回転ケースと前記植付爪支持ケースと
が相対回転し、植付爪の先端部が所定の苗取り出し軌跡
を描くように構成してある苗植付装置に関する。
て第一横軸芯周りで回転自在に回転ケースを支持すると
ともに、該回転ケースに対して第二横軸芯周りで回転自
在に植付爪支持ケースを枢支し、前記回転ケースの回転
駆動に伴って、該回転ケースと前記植付爪支持ケースと
が相対回転し、植付爪の先端部が所定の苗取り出し軌跡
を描くように構成してある苗植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような苗植付装置において
は、図5に示すように、第二横軸芯P2周りで植付爪支
持ケース18と一体回転する操作アーム25と、植付伝
動ケース3に固定支持された固定部17の第一横軸芯P
1から所定距離偏芯した位置に設けた固定支点20と
を、伸縮自在な支持機構40を介して枢支連結するとと
もに、固定部17に環状の案内カム溝41を形成し、か
つ、支持機構40にピン状のカムフォロア部42を設け
ることによって、回転ケース16の回転駆動に伴ってカ
ムフォロア部42が案内カム溝41に摺接案内されて、
植付爪19の先端部が所定の苗取り出し軌跡を描くよう
に植付爪支持ケース18を相対回転させるように構成
し、更に、案内カム溝41における植付爪19が苗載台
4から苗を取り出す位置、及び、植付爪19が圃場に苗
を植え付ける位置の夫々に相当する箇所に付勢機構43
を設けることによって、植付爪19の苗取り出し時、及
び、苗植え付け時においては、カムフォロア部42を案
内カム溝41の案内面41aに向けて押圧付勢するよう
にしたものが本出願人によって先に出願されている〔特
願平5‐299208号参照〕。
は、図5に示すように、第二横軸芯P2周りで植付爪支
持ケース18と一体回転する操作アーム25と、植付伝
動ケース3に固定支持された固定部17の第一横軸芯P
1から所定距離偏芯した位置に設けた固定支点20と
を、伸縮自在な支持機構40を介して枢支連結するとと
もに、固定部17に環状の案内カム溝41を形成し、か
つ、支持機構40にピン状のカムフォロア部42を設け
ることによって、回転ケース16の回転駆動に伴ってカ
ムフォロア部42が案内カム溝41に摺接案内されて、
植付爪19の先端部が所定の苗取り出し軌跡を描くよう
に植付爪支持ケース18を相対回転させるように構成
し、更に、案内カム溝41における植付爪19が苗載台
4から苗を取り出す位置、及び、植付爪19が圃場に苗
を植え付ける位置の夫々に相当する箇所に付勢機構43
を設けることによって、植付爪19の苗取り出し時、及
び、苗植え付け時においては、カムフォロア部42を案
内カム溝41の案内面41aに向けて押圧付勢するよう
にしたものが本出願人によって先に出願されている〔特
願平5‐299208号参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
ものは、比較的に簡単な構造でありながら、回転駆動さ
れる回転ケースに対して植付爪の先端部が所定の苗取り
出し軌跡を描くように植付爪支持ケースを相対回転させ
ることができるとともに、植付爪による苗の取り出し時
及び苗の植え付け時においては、カムフォロア部を案内
カム溝の案内面に密接させてカムフォロア部と案内面と
の間に生じる隙間に起因する植付爪支持ケースのガタツ
キを防止することによって、苗載台からの苗の取り出し
量、及び、圃場に対する苗の植え付け姿勢を安定させる
ようにしているのである。
ものは、比較的に簡単な構造でありながら、回転駆動さ
れる回転ケースに対して植付爪の先端部が所定の苗取り
出し軌跡を描くように植付爪支持ケースを相対回転させ
ることができるとともに、植付爪による苗の取り出し時
及び苗の植え付け時においては、カムフォロア部を案内
カム溝の案内面に密接させてカムフォロア部と案内面と
の間に生じる隙間に起因する植付爪支持ケースのガタツ
キを防止することによって、苗載台からの苗の取り出し
量、及び、圃場に対する苗の植え付け姿勢を安定させる
ようにしているのである。
【0004】しかしながら、上記の従来技術によると、
回転ケースの回転駆動に伴って案内カム溝の案内面によ
りピン状のカムフォロア部を摺接案内させるようにして
いるため、カムフォロア部と案内面との間での摩耗が大
きくなる不都合が生じるようになっており、耐久性の向
上を図る上において改善の余地があった。特に、案内カ
ム溝における植付爪の苗載台から苗を取り出す位置、及
び、植付爪の圃場に対して苗を植え付ける位置の夫々に
相当する箇所においては、カムフォロア部が案内カム溝
の案内面と付勢機構によって挾持された状態で摺接案内
されるため、カムフォロア部や案内カム溝の案内面など
の発熱や摩耗が激しく、長期に亘る使用においては苗取
り出し軌跡に変化が生じて、苗載台からの苗の取り出し
量、並びに、圃場に対する苗の植え付け姿勢が不安定に
なる不都合が生じるようになっていた。
回転ケースの回転駆動に伴って案内カム溝の案内面によ
りピン状のカムフォロア部を摺接案内させるようにして
いるため、カムフォロア部と案内面との間での摩耗が大
きくなる不都合が生じるようになっており、耐久性の向
上を図る上において改善の余地があった。特に、案内カ
ム溝における植付爪の苗載台から苗を取り出す位置、及
び、植付爪の圃場に対して苗を植え付ける位置の夫々に
相当する箇所においては、カムフォロア部が案内カム溝
の案内面と付勢機構によって挾持された状態で摺接案内
されるため、カムフォロア部や案内カム溝の案内面など
の発熱や摩耗が激しく、長期に亘る使用においては苗取
り出し軌跡に変化が生じて、苗載台からの苗の取り出し
量、並びに、圃場に対する苗の植え付け姿勢が不安定に
なる不都合が生じるようになっていた。
【0005】本発明の目的は、カムフォロア部や案内面
などの摩耗を軽減して、安定した植付爪による苗載台か
らの好適な苗の取り出し量、及び、圃場に対する良好な
苗の植え付け姿勢を長期に亘って維持できる苗植付装置
を提供することにある。
などの摩耗を軽減して、安定した植付爪による苗載台か
らの好適な苗の取り出し量、及び、圃場に対する良好な
苗の植え付け姿勢を長期に亘って維持できる苗植付装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、植付伝動ケースに対して第一横軸芯周
りで回転自在に回転ケースを支持するとともに、該回転
ケースに対して第二横軸芯周りで回転自在に植付爪支持
ケースを枢支し、前記回転ケースの回転駆動に伴って、
該回転ケースと前記植付爪支持ケースとが相対回転し、
植付爪の先端部が所定の苗取り出し軌跡を描くように構
成してある苗植付装置において、前記第二横軸芯周りで
前記植付爪支持ケースと一体回転する操作アームと、前
記植付伝動ケースに固定支持された固定部の前記第一横
軸芯から所定距離偏芯した位置に設けた固定支点とを、
伸縮自在な支持機構を介して枢支連結するとともに、前
記固定部に環状の案内カム溝を形成し、前記支持機構
に、前記回転ケースの回転駆動に伴って前記案内カム溝
の案内面に案内される第一回転体と、第二回転体とから
なるカムフォロア部を設け、前記第二回転体を接当押圧
することで前記第一回転体を前記案内面へ向けて押圧付
勢する付勢機構を前記固定部に備えた。
め、本発明では、植付伝動ケースに対して第一横軸芯周
りで回転自在に回転ケースを支持するとともに、該回転
ケースに対して第二横軸芯周りで回転自在に植付爪支持
ケースを枢支し、前記回転ケースの回転駆動に伴って、
該回転ケースと前記植付爪支持ケースとが相対回転し、
植付爪の先端部が所定の苗取り出し軌跡を描くように構
成してある苗植付装置において、前記第二横軸芯周りで
前記植付爪支持ケースと一体回転する操作アームと、前
記植付伝動ケースに固定支持された固定部の前記第一横
軸芯から所定距離偏芯した位置に設けた固定支点とを、
伸縮自在な支持機構を介して枢支連結するとともに、前
記固定部に環状の案内カム溝を形成し、前記支持機構
に、前記回転ケースの回転駆動に伴って前記案内カム溝
の案内面に案内される第一回転体と、第二回転体とから
なるカムフォロア部を設け、前記第二回転体を接当押圧
することで前記第一回転体を前記案内面へ向けて押圧付
勢する付勢機構を前記固定部に備えた。
【0007】
【作用】本発明によると、支持機構のカムフォロア部に
は、固定部に形成された案内カム溝の案内面に転動案内
される第一回転体を設けているので、支持機構のカムフ
ォロア部が案内面に摺接案内されるものに比較して、抵
抗少なくカムフォロア部を案内させることができる。
は、固定部に形成された案内カム溝の案内面に転動案内
される第一回転体を設けているので、支持機構のカムフ
ォロア部が案内面に摺接案内されるものに比較して、抵
抗少なくカムフォロア部を案内させることができる。
【0008】又、第一回転体を転動させるために案内カ
ム溝の案内面と第一回転体との間には僅かながら隙間が
形成されており、その隙間によって植付爪支持ケースに
多少のガタツキが生じるのであるが、付勢機構を固定部
の案内カム溝における植付爪の苗載台から苗を取り出す
位置、あるいは、植付爪の圃場に対して苗を植え付ける
位置に相当する箇所に備えておくようにすれば、それら
の箇所において案内面にて転動案内されるカムフォロア
部の第一回転体は、カムフォロア部の第二回転体が固定
部に備えられた付勢機構と接当することにより案内面へ
向けて押圧付勢されるようになるので、苗取り出し時あ
るいは苗植え付け時におけるカムフォロア部と案内面と
の間の隙間に起因する植付爪支持ケースのガタツキが解
消されるようになり、それによって、植付爪支持ケース
の植付爪による苗載台からの苗の取り出し量や、圃場に
対する苗の植え付け姿勢が不安定になるといった不都合
も解消される。
ム溝の案内面と第一回転体との間には僅かながら隙間が
形成されており、その隙間によって植付爪支持ケースに
多少のガタツキが生じるのであるが、付勢機構を固定部
の案内カム溝における植付爪の苗載台から苗を取り出す
位置、あるいは、植付爪の圃場に対して苗を植え付ける
位置に相当する箇所に備えておくようにすれば、それら
の箇所において案内面にて転動案内されるカムフォロア
部の第一回転体は、カムフォロア部の第二回転体が固定
部に備えられた付勢機構と接当することにより案内面へ
向けて押圧付勢されるようになるので、苗取り出し時あ
るいは苗植え付け時におけるカムフォロア部と案内面と
の間の隙間に起因する植付爪支持ケースのガタツキが解
消されるようになり、それによって、植付爪支持ケース
の植付爪による苗載台からの苗の取り出し量や、圃場に
対する苗の植え付け姿勢が不安定になるといった不都合
も解消される。
【0009】しかも、第一回転体に対して付勢機構が直
接的に接当して押圧付勢するように構成すると、第一回
転体が案内面へ向けて押圧付勢された場合には、第一回
転体は案内面と付勢機構とに挾持されて転動が阻止され
た状態となり、大きな摩擦抵抗が生じるようになるので
あるが、本発明によるものは、カムフォロア部に付勢機
構と接当するための専用の回転体として第二回転体を備
えていることにより、案内面へ向けて押圧付勢されてい
る状態であっても第一回転体は円滑に案内面に転動案内
されるとともに、第二回転体も付勢機構との接当による
押圧力を受けながら付勢機構の押圧面を円滑に転動する
ようになるので、苗取り出し時あるいは苗植え付け時に
おける植付爪支持ケースのガタツキを防止しながらも、
カムフォロア部が案内面と付勢機構によって挾持された
状態で摺動するものに比較して、カムフォロア部と案内
面、及び、カムフォロア部と付勢機構との間に生じる摩
擦抵抗を格段に小さくすることができる。
接的に接当して押圧付勢するように構成すると、第一回
転体が案内面へ向けて押圧付勢された場合には、第一回
転体は案内面と付勢機構とに挾持されて転動が阻止され
た状態となり、大きな摩擦抵抗が生じるようになるので
あるが、本発明によるものは、カムフォロア部に付勢機
構と接当するための専用の回転体として第二回転体を備
えていることにより、案内面へ向けて押圧付勢されてい
る状態であっても第一回転体は円滑に案内面に転動案内
されるとともに、第二回転体も付勢機構との接当による
押圧力を受けながら付勢機構の押圧面を円滑に転動する
ようになるので、苗取り出し時あるいは苗植え付け時に
おける植付爪支持ケースのガタツキを防止しながらも、
カムフォロア部が案内面と付勢機構によって挾持された
状態で摺動するものに比較して、カムフォロア部と案内
面、及び、カムフォロア部と付勢機構との間に生じる摩
擦抵抗を格段に小さくすることができる。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明によれば、案内面に転動
案内される第一回転体と付勢機構と接当する第二回転体
とからカムフォロア部を構成することによって、カムフ
ォロア部や案内面などの摩耗を低減して耐久性の向上を
図ることができるようになり、それによって、比較的に
簡単な構成でありながら、植付爪の先端部が長期に亘り
安定した所定の苗取り出し軌跡を描くことができるよう
になるとともに、長期に亘る使用においても安定した植
付爪による苗載台からの好適な苗の取り出し量、及び、
圃場に対する良好な苗の植え付け姿勢を維持できる苗植
付装置を提供し得るに至った。
案内される第一回転体と付勢機構と接当する第二回転体
とからカムフォロア部を構成することによって、カムフ
ォロア部や案内面などの摩耗を低減して耐久性の向上を
図ることができるようになり、それによって、比較的に
簡単な構成でありながら、植付爪の先端部が長期に亘り
安定した所定の苗取り出し軌跡を描くことができるよう
になるとともに、長期に亘る使用においても安定した植
付爪による苗載台からの好適な苗の取り出し量、及び、
圃場に対する良好な苗の植え付け姿勢を維持できる苗植
付装置を提供し得るに至った。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1には、乗用型田植機の後部に装着され
た苗植付装置が示されており、この苗植付装置は、角パ
イプからなるメインフレーム1、このメインフレーム1
に連結固定されたフィードケース2、及び、複数の植付
伝動ケース3によってフレーム部を構成するとともに、
このフレーム部に対して一定ストロークで往復横移動す
る苗載台4、苗載台4の下端部から苗を一株ずつ取り出
して圃場に植え付ける植付機構5、及び、複数の整地用
の接地フロート6、などを備えている。
た苗植付装置が示されており、この苗植付装置は、角パ
イプからなるメインフレーム1、このメインフレーム1
に連結固定されたフィードケース2、及び、複数の植付
伝動ケース3によってフレーム部を構成するとともに、
このフレーム部に対して一定ストロークで往復横移動す
る苗載台4、苗載台4の下端部から苗を一株ずつ取り出
して圃場に植え付ける植付機構5、及び、複数の整地用
の接地フロート6、などを備えている。
【0013】図2及び図3にも示すように、植付伝動ケ
ース3の後端部には、植付伝動ケース3に連結部材7を
介して左右方向の横向き姿勢で固定支持された固定軸8
が設けられており、この固定軸8の両端部には、植付伝
動ケース3に左右方向への移動が阻止された状態でベア
リングを介して支持される筒状回転軸9が枢支されてい
る。筒状回転軸9の夫々には従動スプロケット10がス
プライン嵌合されており、図2及び図4に示すように、
フィードケース2側からの動力が、植付伝動ケース3に
内装された駆動軸11、各条クラッチ機構12、ギア機
構13、左右一対の駆動スプロケット14、及び、左右
一対の伝動チェーン15を介して伝達されるようになっ
ている。つまり、筒状回転軸9は、フィードケース2側
からの動力により一定方向に回転駆動されるようになっ
ている。
ース3の後端部には、植付伝動ケース3に連結部材7を
介して左右方向の横向き姿勢で固定支持された固定軸8
が設けられており、この固定軸8の両端部には、植付伝
動ケース3に左右方向への移動が阻止された状態でベア
リングを介して支持される筒状回転軸9が枢支されてい
る。筒状回転軸9の夫々には従動スプロケット10がス
プライン嵌合されており、図2及び図4に示すように、
フィードケース2側からの動力が、植付伝動ケース3に
内装された駆動軸11、各条クラッチ機構12、ギア機
構13、左右一対の駆動スプロケット14、及び、左右
一対の伝動チェーン15を介して伝達されるようになっ
ている。つまり、筒状回転軸9は、フィードケース2側
からの動力により一定方向に回転駆動されるようになっ
ている。
【0014】図1〜3に示すように、植付機構5は、植
付伝動ケース3に対して第一横軸芯P1周りで回転自在
に支持される回転ケース16、植付伝動ケース3に対し
て第一横軸芯P1上で固定支持される固定部17、及
び、回転ケース16の両端部に第二横軸芯P2周りで回
転自在に支持された植付爪支持ケース18、などによっ
て構成されており、回転ケース16の回転駆動に伴っ
て、回転ケース16と植付爪支持ケース18とが相対回
転して、植付爪支持ケース18に備えられた植付爪19
の先端部が側面視略楕円形状となる所定の苗取り出し軌
跡を描くようになっている。
付伝動ケース3に対して第一横軸芯P1周りで回転自在
に支持される回転ケース16、植付伝動ケース3に対し
て第一横軸芯P1上で固定支持される固定部17、及
び、回転ケース16の両端部に第二横軸芯P2周りで回
転自在に支持された植付爪支持ケース18、などによっ
て構成されており、回転ケース16の回転駆動に伴っ
て、回転ケース16と植付爪支持ケース18とが相対回
転して、植付爪支持ケース18に備えられた植付爪19
の先端部が側面視略楕円形状となる所定の苗取り出し軌
跡を描くようになっている。
【0015】以下、植付機構5の構成について詳述す
る。
る。
【0016】回転ケース16には連結部16Aが設けら
れており、植付伝動ケース3の筒状回転軸9から延設さ
れた連結アーム9Aとボルト連結することによって、筒
状回転軸9と一定方向に一体回転駆動されるようになっ
ている。固定部17には、植付伝動ケース3の固定軸8
に形成された筒状部8aに第一横軸芯P1上で密着内嵌
する軸状の嵌合部17aと、筒状部8aに形成された小
判型の凹部からなる被噛合部8bと噛合する小判型の凸
部からなる噛合部17bとが設けられており、回転ケー
ス16の連結部16Aと筒状回転軸9の連結アーム9A
とのボルト連結に伴って、固定軸8に対して相対回転不
能に固定連結されるようになっている。つまり、植付機
構5は、植付伝動ケース3に対する外側方からの差し込
み連結が行えるように構成されている。
れており、植付伝動ケース3の筒状回転軸9から延設さ
れた連結アーム9Aとボルト連結することによって、筒
状回転軸9と一定方向に一体回転駆動されるようになっ
ている。固定部17には、植付伝動ケース3の固定軸8
に形成された筒状部8aに第一横軸芯P1上で密着内嵌
する軸状の嵌合部17aと、筒状部8aに形成された小
判型の凹部からなる被噛合部8bと噛合する小判型の凸
部からなる噛合部17bとが設けられており、回転ケー
ス16の連結部16Aと筒状回転軸9の連結アーム9A
とのボルト連結に伴って、固定軸8に対して相対回転不
能に固定連結されるようになっている。つまり、植付機
構5は、植付伝動ケース3に対する外側方からの差し込
み連結が行えるように構成されている。
【0017】固定部17には、第一横軸芯P1から所定
距離偏芯した位置に固定支点となる横向きの固定支軸2
0と、この固定支軸20を中心とする所定の形状に形成
された環状の案内カム溝21とが設けられている。固定
支軸20には、一対のロッド22が一直線状に延設され
たボス部23が枢支されている。一方、植付爪支持ケー
ス18は、植付爪支持ケース18と一体回転可能に連結
された横向きの支軸24を介して回転ケース16に枢支
されており、支軸24の回転ケース内方側端部には操作
アーム25が一体回転可能に連結されている。操作アー
ム25の遊端部には、横向きの支軸26を介して支持ア
ーム27が枢支されており、この支持アーム27には、
横向きの支軸28を介して並列に枢支された第一回転体
29と第二回転体30、及び、ロッド22が挿通案内さ
れる筒状の案内部31が備えられている。つまり、上述
のロッド22、ボス部23、支持アーム27、第一回転
体29、第二回転体30、及び、案内部31によって、
固定支軸20と操作アーム25と枢支連結する伸縮自在
な支持機構32が構成されている。
距離偏芯した位置に固定支点となる横向きの固定支軸2
0と、この固定支軸20を中心とする所定の形状に形成
された環状の案内カム溝21とが設けられている。固定
支軸20には、一対のロッド22が一直線状に延設され
たボス部23が枢支されている。一方、植付爪支持ケー
ス18は、植付爪支持ケース18と一体回転可能に連結
された横向きの支軸24を介して回転ケース16に枢支
されており、支軸24の回転ケース内方側端部には操作
アーム25が一体回転可能に連結されている。操作アー
ム25の遊端部には、横向きの支軸26を介して支持ア
ーム27が枢支されており、この支持アーム27には、
横向きの支軸28を介して並列に枢支された第一回転体
29と第二回転体30、及び、ロッド22が挿通案内さ
れる筒状の案内部31が備えられている。つまり、上述
のロッド22、ボス部23、支持アーム27、第一回転
体29、第二回転体30、及び、案内部31によって、
固定支軸20と操作アーム25と枢支連結する伸縮自在
な支持機構32が構成されている。
【0018】支持機構32の第一回転体29は、固定部
17の案内カム溝21に内接する位置に配備されてお
り、回転ケース16の回転駆動に伴って案内カム溝21
の案内面21aにて転動案内されるようになっている。
つまり、回転ケース16の回転駆動に伴って支持機構3
2がその伸縮量が案内カム溝21により規定された状態
で固定支軸20を中心として回転するようになってお
り、それによって、植付爪支持ケース18と一体回転す
る操作アーム25が回転ケース16の回転方向とは逆方
向に不等速で回転するように操作され、植付爪19の先
端部が所定の苗取り出し軌跡を描くようになるのであ
る。一方、支持機構32の第二回転体30は、固定部1
7の案内カム溝21から外れた位置に配備されており、
固定部17に備えられた付勢機構33と押圧力を受ける
状態で転動しながら接当するようになっている。付勢機
構33は、第二回転体30と接当する板バネ34と、板
バネ34を案内カム溝21の案内面21a側へ向けて付
勢するコイルバネ35とによって構成されており、固定
部17の案内カム溝21における植付爪19が苗載台4
から苗を取り出す位置に相当する箇所に配備されてい
る。つまり、植付爪19が苗載台4から苗を取り出す位
置においては、第二回転体30が付勢機構33との接当
により押圧力を受けながら転動することによって、第一
回転体29が案内カム溝21の案内面21aへ向けて押
圧付勢された状態で案内面21aに密接しながら転動案
内されるようになっており、これによって、苗取り出し
時における植付爪支持ケース18のガタツキがなくなり
植付爪19は所定量の植え付け苗を的確に苗載台4から
取り出すことができるようになっている。又、第一回転
体29と第二回転体30とによってカムフォロア部36
を構成することによって、案内カム溝21の案内面21
aや付勢機構33との間に生じる摩擦抵抗を小さくし
て、案内カム溝21、付勢機構33、及び、カムフォロ
ア部36の耐久性の向上を図るようにしており、これに
よって、植付爪19は長期に亘り所定量の植え付け苗を
的確に苗載台4から取り出すことができるようになって
いる。
17の案内カム溝21に内接する位置に配備されてお
り、回転ケース16の回転駆動に伴って案内カム溝21
の案内面21aにて転動案内されるようになっている。
つまり、回転ケース16の回転駆動に伴って支持機構3
2がその伸縮量が案内カム溝21により規定された状態
で固定支軸20を中心として回転するようになってお
り、それによって、植付爪支持ケース18と一体回転す
る操作アーム25が回転ケース16の回転方向とは逆方
向に不等速で回転するように操作され、植付爪19の先
端部が所定の苗取り出し軌跡を描くようになるのであ
る。一方、支持機構32の第二回転体30は、固定部1
7の案内カム溝21から外れた位置に配備されており、
固定部17に備えられた付勢機構33と押圧力を受ける
状態で転動しながら接当するようになっている。付勢機
構33は、第二回転体30と接当する板バネ34と、板
バネ34を案内カム溝21の案内面21a側へ向けて付
勢するコイルバネ35とによって構成されており、固定
部17の案内カム溝21における植付爪19が苗載台4
から苗を取り出す位置に相当する箇所に配備されてい
る。つまり、植付爪19が苗載台4から苗を取り出す位
置においては、第二回転体30が付勢機構33との接当
により押圧力を受けながら転動することによって、第一
回転体29が案内カム溝21の案内面21aへ向けて押
圧付勢された状態で案内面21aに密接しながら転動案
内されるようになっており、これによって、苗取り出し
時における植付爪支持ケース18のガタツキがなくなり
植付爪19は所定量の植え付け苗を的確に苗載台4から
取り出すことができるようになっている。又、第一回転
体29と第二回転体30とによってカムフォロア部36
を構成することによって、案内カム溝21の案内面21
aや付勢機構33との間に生じる摩擦抵抗を小さくし
て、案内カム溝21、付勢機構33、及び、カムフォロ
ア部36の耐久性の向上を図るようにしており、これに
よって、植付爪19は長期に亘り所定量の植え付け苗を
的確に苗載台4から取り出すことができるようになって
いる。
【0019】固定部17における固定支軸20の偏芯位
置と案内カム溝21の形状は以下のようにして決定して
いる。先ず、植付爪19の先端部が目標苗取り出し軌跡
を描いた場合における回転ケース16両端の操作アーム
25揺動端の支軸26同士を結ぶ直線を順次求め、これ
らの直線の交点の集合体略中央を固定支軸20の中心位
置として決定する。そして、このように決定された固定
支軸20の中心位置を基点とし、各植付爪19の先端部
が目標苗取り出し軌跡を描いて行く状態でカムフォロア
部36が案内される周方向に連なる形状を案内カム溝2
1の形状として決定するのである。
置と案内カム溝21の形状は以下のようにして決定して
いる。先ず、植付爪19の先端部が目標苗取り出し軌跡
を描いた場合における回転ケース16両端の操作アーム
25揺動端の支軸26同士を結ぶ直線を順次求め、これ
らの直線の交点の集合体略中央を固定支軸20の中心位
置として決定する。そして、このように決定された固定
支軸20の中心位置を基点とし、各植付爪19の先端部
が目標苗取り出し軌跡を描いて行く状態でカムフォロア
部36が案内される周方向に連なる形状を案内カム溝2
1の形状として決定するのである。
【0020】植付爪支持ケース18には、苗載台4から
取り出して植付爪19により保持された苗を押し出して
圃場へ植え付ける苗押し出し具37が備えられている。
この苗押し出し具37は、植付爪支持ケース18と相対
回転するように回転ケース16両端の夫々の植付爪支持
ケース18に亘る連結具38にて連結された夫々のカム
軸39のカム案内作用によって、出退操作されるように
なっている。
取り出して植付爪19により保持された苗を押し出して
圃場へ植え付ける苗押し出し具37が備えられている。
この苗押し出し具37は、植付爪支持ケース18と相対
回転するように回転ケース16両端の夫々の植付爪支持
ケース18に亘る連結具38にて連結された夫々のカム
軸39のカム案内作用によって、出退操作されるように
なっている。
【0021】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 カムフォロア部36を構成する第一回転体29と第
二回転体30とを夫々個別の支軸28で枢支するように
してもよい。 付勢機構33を、固定部17の案内カム溝21にお
ける植付爪19が圃場に対して苗を取り出す位置に相当
する箇所に備えるようにして、苗植え付け時における植
付爪支持ケース18のガタツキを防止するようにしても
よい。 付勢機構33を板バネ34のみによって構成するよ
うにしてもよい。
記する。 カムフォロア部36を構成する第一回転体29と第
二回転体30とを夫々個別の支軸28で枢支するように
してもよい。 付勢機構33を、固定部17の案内カム溝21にお
ける植付爪19が圃場に対して苗を取り出す位置に相当
する箇所に備えるようにして、苗植え付け時における植
付爪支持ケース18のガタツキを防止するようにしても
よい。 付勢機構33を板バネ34のみによって構成するよ
うにしてもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】植付機構の横断平面図
【図3】植付機構の縦断側面図
【図4】植付伝動ケースの横断平面図
【図5】従来技術における植付機構の縦断側面図
3 植付伝動ケース 16 回転ケース 17 固定部 18 植付爪支持ケース 19 植付爪 20 固定支点 21 案内カム溝 21a 案内面 25 操作アーム 29 第一回転体 30 第二回転体 32 支持機構 33 付勢機構 36 カムフォロア部 P1 第一横軸芯 P2 第二横軸芯
Claims (1)
- 【請求項1】 植付伝動ケース(3)に対して第一横軸
芯(P1)周りで回転自在に回転ケース(16)を支持
するとともに、該回転ケース(16)に対して第二横軸
芯(P2)周りで回転自在に植付爪支持ケース(18)
を枢支し、前記回転ケース(16)の回転駆動に伴っ
て、該回転ケース(16)と前記植付爪支持ケース(1
8)とが相対回転し、植付爪(19)の先端部が所定の
苗取り出し軌跡を描くように構成してある苗植付装置で
あって、 前記第二横軸芯(P2)周りで前記植付爪支持ケース
(18)と一体回転する操作アーム(25)と、前記植
付伝動ケース(3)に固定支持された固定部(17)の
前記第一横軸芯(P1)から所定距離偏芯した位置に設
けた固定支点(20)とを伸縮自在な支持機構(32)
を介して枢支連結するとともに、前記固定部(17)に
環状の案内カム溝(21)を形成し、前記支持機構(3
2)に、前記回転ケース(16)の回転駆動に伴って前
記案内カム溝(21)の案内面(21a)に案内される
第一回転体(29)と、第二回転体(30)とからなる
カムフォロア部(36)を設け、前記第二回転体(3
0)を接当押圧することで前記第一回転体(29)を前
記案内面(21a)へ向けて押圧付勢する付勢機構(3
3)を前記固定部(17)に備えてある苗植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9661894A JPH07298739A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 苗植付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9661894A JPH07298739A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 苗植付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298739A true JPH07298739A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14169843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9661894A Pending JPH07298739A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 苗植付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07298739A (ja) |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP9661894A patent/JPH07298739A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07298739A (ja) | 苗植付装置 | |
JP2007089481A (ja) | 苗植機の苗植付装置 | |
JPH08230804A (ja) | 箱体の蓋部折り曲げ装置 | |
JPH07308109A (ja) | 苗植付装置 | |
JPH099751A (ja) | 苗植付け装置 | |
JP2529765B2 (ja) | 苗植付け装置 | |
JP4510592B2 (ja) | 田植機における苗植付け機構 | |
JP2505760Y2 (ja) | ロ―タリ―植付装置におけるロ―タリ―ケ―ス取付装置 | |
JPH07246579A (ja) | 多関節型ロボット | |
JPS6222740B2 (ja) | ||
JPH0440425Y2 (ja) | ||
JP2003274713A (ja) | 野菜移植機 | |
JPH08334164A (ja) | ロータリーケースのシザーズギヤ | |
JP3294044B2 (ja) | 苗植付機構 | |
KR960002940B1 (ko) | 모이앙장치 | |
JP2635245B2 (ja) | 苗植付装置 | |
JP2589009B2 (ja) | 苗植付装置 | |
JPH078043A (ja) | 田植機の植付機構 | |
JPH07147814A (ja) | 苗植付装置 | |
JP3930190B2 (ja) | 移植機 | |
JP2542459B2 (ja) | 田植機における苗植装置 | |
JPS62198319A (ja) | 田植機 | |
JPH04121105A (ja) | 苗植付け装置 | |
JP4442779B2 (ja) | 苗移植装置 | |
JP2501096B2 (ja) | 田植機における苗植装置 |