JPH07298420A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH07298420A
JPH07298420A JP6085157A JP8515794A JPH07298420A JP H07298420 A JPH07298420 A JP H07298420A JP 6085157 A JP6085157 A JP 6085157A JP 8515794 A JP8515794 A JP 8515794A JP H07298420 A JPH07298420 A JP H07298420A
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JP
Japan
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frame
side plate
distribution board
members
lid body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6085157A
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English (en)
Inventor
Yuji Hirai
雄二 平井
Atsushi Nakamoto
篤志 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人がぶつかっても怪我をしにくい分電盤の提
供。 【構成】 配電用電気機器6 を配設したフレーム枠1
と、このフレーム枠の左右両方に対向した状態で取着さ
れる略円弧状の2つの側面板材2,2 と、フレーム枠の上
部及び側面板材の上部を覆う略円弧状の屋根部材3 と、
側面板材間に配設されフレーム枠の前方を覆う蓋体4
と、から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外に設置される屋外
用の分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、公園や駅の広場等の照明用の電
源は、配線作業を容易とするために、屋外に設置された
分電盤から供給されている。
【0003】この分電盤は、底板及びこの底板の四周か
ら立設した側板にて一面開口の凹状をなした箱体と、こ
の箱体内に配設される主幹ブレーカ及び分岐ブレーカ等
の配電用電気機器と、箱体の開口を塞ぐ蓋体と、から構
成され、短手方向の側板を地面に当接させて設置されて
いる。なお、蓋体は一般の人が開閉操作できないように
施錠されており、点検等で必要なときにその都度施錠を
解くようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述した分
電盤にあっては、箱体を、底板及びこの底板の四周から
垂直方向へ立設した側板にて一面開口の凹状に形成して
いるので、人が箱体の角にぶつかったときに怪我をする
恐れがあった。
【0005】本発明は、かかる事由に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、人がぶつかっても
怪我をしにくい分電盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の分電盤は、主幹ブレーカや分岐ブ
レーカ等の配電用電気機器を配設したフレーム枠と、こ
のフレーム枠の左右両方に対向した状態で取着される略
円弧状の2つの側面板材と、フレーム枠の上方に配設さ
れフレーム枠の上部及び側面板材の上部を覆う略円弧状
の屋根部材と、側面板材間に配設されフレーム枠の前方
を覆う蓋体と、を備えた構成としてある。
【0007】請求項2記載の分電盤は、請求項1のもの
の側面板材又はフレーム枠に、屋根部材を側面板材の上
端に対して所定隙間を介して配設する固定部材を設けた
構成としてある。
【0008】請求項3記載の分電盤は、請求項1のもの
のフレーム枠に切欠部を設けるとともに前記側面板材に
引掛部を設け、引掛部を切欠部に引っ掛けて側面板材を
フレーム枠に取着した構成としてある。
【0009】請求項4記載の分電盤は、請求項1のもの
のフレーム枠は、四隅から上下方向へ延びる少なくとも
4つの上下フレーム材と左右方向に対向する上下フレー
ム材間の端同士を結ぶ少なくとも4つの左右フレーム材
と前後方向に対向する上下フレーム材間の端同士を結ぶ
少なくとも4つの前後フレーム材とから構成され、これ
らのフレーム材を複数のコーナー部材にて連結した構成
としてある。
【0010】請求項5記載の分電盤は、請求項1のもの
の側面板材間に、フレーム枠の後方を覆う第2蓋体を配
設した構成としてある。
【0011】請求項6記載の分電盤は、請求項2のもの
の蓋体の四周にフレーム枠方向へ延びる脚片を、前記側
面板材に蓋体を閉じた状態で蓋体の左右両側に形成され
た脚片により一部が隠蔽される水切溝を、前記屋根部材
又は固定部材に側面板材上方の水切溝表面に係合する係
合部を有し蓋体を閉じた状態で蓋体の上方に形成された
脚片により一部が隠蔽される水切溝を、それぞれ形成す
るとともに、前記フレーム枠に、側面板材下方の水切溝
に係合する係合部を有し蓋体を閉じた状態で蓋体の下方
に形成された脚片により一部が隠蔽される水切溝を備え
た下板材を取着した構成としてある。
【0012】請求項7記載の分電盤は、請求項2のもの
の側面板材の下方に通気孔を形成した構成としてある。
【0013】請求項8記載の分電盤は、請求項2のもの
の屋根部材及びフレーム枠の上部間に、防虫ネットを取
着した構成としてある。
【0014】請求項9記載の分電盤は、請求項3のもの
の切欠部の外方を引掛部が遊挿される広幅に形成すると
ともに、切欠部の内方を外方より下部に位置させ引掛部
が係止される狭幅に形成した構成としてある。
【0015】請求項10記載の分電盤は、請求項3のも
のの引掛部は、切欠部に係止される軸部材からなり、切
欠部に係止させた後に締付部材を螺合させて側面板材を
フレーム枠に取着した構成としてある。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成によれば、屋根部材及び側
面板材を略円弧状に形成したので、角をなくすことがで
きる。
【0017】請求項2記載の構成によれば、屋根部材及
び側面板材間の隙間で通気させることによって、配電用
電気機器による内部の温度上昇を抑えることができる。
【0018】請求項3記載の構成によれば、フレーム枠
の切欠部に引掛部を引っ掛けて側面板材をフレーム枠に
取着することができ、仮止め作業が容易となる。
【0019】請求項4記載の構成によれば、内部に配設
される配電用電気機器のスペース分となる長さのフレー
ム材を適宜設定でき、配電用電気機器を収納するのに適
当なフレーム枠を形成することができる。
【0020】請求項5記載の構成によれば、フレーム枠
の前後両側に配電用電気機器を配設し、この配電用電気
機器の操作を蓋体及び第2蓋体を開閉することによって
行うことができる。
【0021】請求項6記載の構成によれば、蓋体及び側
面板材間の隙間に雨が侵入すると、雨水が側面板材の水
切溝、屋根部材又は固定部材の水切溝、下板材の水切溝
に当たり、屋根部材又は固定部材の水切溝から側面板材
の水切溝を経由して下板材の水切溝から地面に流れ落ち
る。
【0022】請求項7記載の構成によれば、下方に形成
された通気孔から外気を吸入して内部に循環させ屋根部
材及び側面板材の隙間から排気することができ、請求項
2の作用に加え、更に配電用電気機器による内部の温度
上昇を抑えることができる。
【0023】請求項8記載の構成によれば、屋根部材及
び側面板材間の隙間から侵入した虫を防虫ネットにより
内部に侵入させにくくすることができる。
【0024】請求項9記載の構成によれば、側面板材の
引掛部を切欠部に挿入すると内方に向かって転んで引っ
掛かるので、請求項3の作用に加え、更に仮止め作業が
容易となる。
【0025】請求項10記載の構成によれば、軸部材を
切欠部に引っ掛けた仮止め状態から側面板材のフレーム
枠に対する取付位置を設定してから締付部材に軸部材を
螺合させて側面板材をフレーム枠に取着することができ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図9に基
づいて説明する。なお、図2において、紙面側を前方、
紙面の裏側を後方とするとともに、それぞれ左右及び上
下方向として記載する。
【0027】この分電盤は、直方体の骨組でなるフレー
ム枠1 と、外方を略円弧状としてフレーム枠1 の左右両
方に取着される側面板材2,2 と、フレーム枠1 の上方に
配設されフレーム枠1 の上部及び側面板材2,2 の上部を
覆う略円弧状の屋根部材3 と、側面板材2,2 間に配設さ
れフレーム枠1 の前方を覆う蓋体4 と、側面板材2,2間
に配設されフレーム枠1 の後方を覆う第2蓋体5 と、を
備えている。
【0028】フレーム枠1 は、図1に示すように、主幹
ブレーカや分岐ブレーカ等の配電用電気機器6 を配設す
るものであって、四隅から上下方向に延びる4つの上下
フレーム材7 と、この左右方向に対向する上下フレーム
材7 間の端同士を結ぶ4つの左右フレーム材8 と、前後
方向に対向する上下フレーム材7 間の端同士を結ぶ4つ
の前後フレーム材9 と、を4つのコーナー部材10にて連
結して形成される。上下フレーム材7 は、鉄板を折曲し
て略く字状に形成されるものであって、側面板材2 を取
着するための切欠部7aを有し、側面板材2 を引っ掛けて
仮止めした後に取着できるようになっている。更に、こ
の上下フレーム材7 には、等間隔で螺子孔が形成されて
おり、後述する第1固定フレーム材を適宜な位置で取着
することができるようになっている。この上下フレーム
材7 の長さを変えることによって、形成されるボックス
の高さを調整することができるようになっている。
【0029】左右フレーム材8 は、上下フレーム材7 同
様、鉄板を折曲して略く字状に形成されるものであっ
て、上下フレーム材7 と面一となるようコーナー部材10
にて上下フレーム材7 の端間に連結され、下方に設けら
れるチャンネルベース11及び下板材12,12 が螺子止めさ
れる。この左右フレーム材8 の長さを変えることによっ
て、形成されるボックスの幅を調整することができるよ
うになっている。前後フレーム材9 は、上下フレーム材
7 同様、鉄板を折曲して略く字状に形成されるものであ
って、上下フレーム材7 と面一となるようコーナー部材
10にて上下フレーム材7 の端間に連結され、上方に配設
される屋根部材3 及びこの屋根部材3 を側面板材2 の上
端に対して所定隙間x を介して配設する固定部材13がそ
れぞれ螺子止めされる。この前後フレーム材9 の長さを
調整することによって、形成されるボックスの奥行きを
調整することができるようになっている。
【0030】コーナー部材10は、図5に示すように、一
枚の鉄板を切り抜いて形成され、上下フレーム材7 と左
右フレーム材8 と前後フレーム材9 とを螺子止めする螺
子孔14a を含む3つの係合片14と1つの係合片14に連設
された連結片15とを有し、両方の係合片14を中央の係合
片14に対して垂直方向に立設して連結片15を係合片14の
内面に折曲して溶接することによって3次元に組み立て
られる。チャンネルベース11は、フレーム枠1 の下方で
側面板材2,2 間に配設されて、形成されるボックスを地
面に設置するためのものであって、四周を左右フレーム
材8 及び前後フレーム材9 にそれぞれ螺子止めした状態
でフレーム枠1 に取着される。下板材12,12 は、フレー
ム枠1 下方の前後両面に配設され、後述する側面板材2,
2 の水切溝に係合する係合部16a,16a を有した水切溝16
を備えており、左右フレーム材8,8に螺子止めした状態
でチャンネルベース11の前方を覆うように配設される。
【0031】固定部材13は、前述したように、屋根部材
3 を側面板材2,2 の上端に対して所定隙間x を介して配
設するためのものであって、下板材12,12 同様、その前
後両方向に側面板材2,2 上方の水切溝表面に係合する係
合部17a,17a を有した水切溝17,17 を備えており、前後
フレーム材9,9 に屋根部材3 とともに螺子止めされる。
また、この固定部材13は、その上面内に金属製の防虫ネ
ット18が張りめぐらされており、屋根部材3 及び側面板
材2,2 間の隙間から虫が侵入しても配電用電気機器6 を
収納した内部に侵入させにくくすることができ、虫が配
電用電気機器6に接触することによる短絡を少なくする
ことができるようになっている。
【0032】このフレーム枠1 内には配電用電気機器6
が配設される。この配電用電気機器6 を取着する部材と
しては、前後方向に対向した上下フレーム材7 間に配設
される4つの第1固定フレーム材19と、これら第1固定
フレーム材19間に連結される2つの第2固定フレーム材
20と、これらの第2固定フレーム材20間に連結される2
つの第3固定フレーム材21と、この第3固定フレーム材
21間に配設される内器フレーム材22と、から構成されて
おり、内器フレーム材22に配電用電気機器6 を固定する
ことによりフレーム枠1 内に配電用電気機器6 が配設さ
れることとなる。なお、本実施例は、図4に示すよう
に、第2固定フレーム材20の表裏両面に第3固定フレー
ム材21を取着してフレーム枠1 の前後両方向に配電用電
気機器6 を配設しているので、前面だけに配電用電気機
器6 を配設するようなスペースの無駄をなくすことがで
きる。第1固定フレーム材19は、前述したように、上下
フレーム材7 に形成された螺子孔に螺子を螺合させて固
定するのであるが、第1固定フレーム材19を固定する螺
子孔を可変することによって配電用電気機器6 のフレー
ム枠1 内の上下方向の位置を調整することができるよう
になっている。また、第2固定フレーム材20を第1固定
フレーム材19に固定するのにも螺子にて固定するのであ
るが、第1固定フレーム材19に形成された螺子孔を可変
することによって配電用電気機器6 の前後方向の位置を
調整することができるようになっている。
【0033】内器フレーム材22には、配電用電気機器6
が固定されるとともに、中蓋23を閉じた状態で取着する
ための中蓋支持部材24が固定されている。中蓋23は、フ
レーム枠1 と蓋体4 又は第2蓋体5 との間に配設され、
図1及び図4に示すように、主幹ブレーカ及び分岐ブレ
ーカの操作ハンドルを突出させる窓孔23a を有し前述し
た中蓋支持部材24に手で締めつけることができる螺子部
材23b により閉じた状態で螺子止めされる。
【0034】側面板材2,2 は、内部空洞で外方に膨らむ
略円弧状に形成され、内面の前方及び後方に上下方向へ
延びる水切溝30,30 が設けられている。また、この水切
溝30,30 の内方には、前述した上下フレーム材7 の切欠
部7aに引っ掛かる引掛部31(軸部材)を有し、図8(a)
に示すように、引掛部31を外方から切欠部7aに挿入する
と内方に転んで引っ掛かり、これによって仮止め状態と
なる。そして、図8(b)に示すように、締付部材32に引
掛部31を螺合させることによって、側面板材2,2 をフレ
ーム枠1 に取着することができるので、作業者がわざわ
ざ側面板材2,2を持ちながらフレーム枠1 に取着する必
要がなく簡単にできる。更に、この側面板材2 の下方に
は通気孔2aが形成されており、この通気孔2aから外気を
吸入して内部に循環させ屋根部材3 及び側面板材2 間の
隙間x から排気し、配電用電気機器6 による内部の温度
上昇を抑えることができ、結露を防止することができる
ようにしている。
【0035】水切溝30は、内方に向かって立設した内向
片と、この内向片先端に連設され蓋体4 又は第2蓋体5
方向へ立設した立上片と、この立上片先端に連設され内
向片に対向するよう延びた対向片と、から断面略コ字状
に形成されている。この水切溝30の上端及び下端は、連
結片の中間から対向片までを取り除いて前述した固定部
材13の水切溝17及び下板材12の水切溝16が係合できるよ
うに形成している。すなわち、図9及び図10に示すよ
うに、フレーム枠1 に側面板材2 と固定部材13と下板材
12とを取着した状態で、側面板材2 の水切溝30表面に固
定部材13の水切溝17の係合部17a が係合した状態で配設
されるとともに、側面板材2 の水切溝30表面に下板材12
の水切溝16の係合部16a が係合した状態で配設される。
これによって蓋体4 及び第2蓋体5 と側面板材2 間の隙
間に雨が侵入すると、雨水が側面板材2 の水切溝30、固
定部材13の水切溝17、下板材12の水切溝16のどれかに当
たり、固定部材13の水切溝17から側面板材2 の水切溝30
を経由して下板材12の水切溝16から地面に流れ落ちるの
で、雨水の侵入を防ぎ易くすることができる。
【0036】屋根部材3 は、側面板材2 同様、内部空洞
で外方に膨らむ略円弧状に形成され、その内部に前述し
たフレーム枠1 の前後フレーム材9 から固定部材13を介
して螺子止めするための螺子止部3aを有し、螺子35によ
りフレーム枠1 に取着される。この状態では、側面板材
2 の上端から所定間隔x を介して配設されている。
【0037】蓋体4 及び第2蓋体5 は、フレーム枠1 に
蝶着されて開閉自在となっており、その四周からフレー
ム枠1 方向へ延びる脚片40を有しており、閉じた状態で
側面板材2 の水切溝30と固定部材13の水切溝17と下板材
12の水切溝16の一部が隠蔽されるようになっており、雨
水が容易に侵入できないようにしている。
【0038】なお、本実施例によれば、配電用電気機器
をフレーム枠に対して前後方向両側に配設しているが、
大容量の配電用電気機器を配設する場合等のときには、
前方向のみに配設してもよい。この場合には、第2蓋体
が不必要となり、一枚の鉄板をフレーム枠に張りつける
と後方側を塞ぐことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の分電盤によれば、屋根部
材及び側面板材を略円弧状に形成したので、角をなくす
ことができ、人がぶつかっても怪我をしにくいものとな
る。
【0040】請求項2記載の分電盤によれば、屋根部材
及び側面板材間の隙間で通気させることによって、配電
用電気機器による内部の温度上昇を抑えることができ、
請求項1記載の効果に加え、内部に発生する結露を防止
し易くすることができる。
【0041】請求項3記載の分電盤によれば、フレーム
枠の切欠部に引掛部を引っ掛けて側面板材をフレーム枠
に取着することができ、請求項1記載の効果に加え、仮
止め作業が容易となるという効果を奏する。
【0042】請求項4記載の分電盤によれば、内部に配
設される配電用電気機器のスペース分となる長さのフレ
ーム材を適宜設定し、配電用電気機器を収納するのに適
当なフレーム枠を形成することができるので、請求項1
記載の効果に加え、フレーム枠の大きさに合わせて屋根
部材及び側面板材の大きさを変更することができ、小型
化を図ることができるという効果を奏する。
【0043】請求項5記載の分電盤によれば、フレーム
枠の前後両側に配電用電気機器を配設し、この配電用電
気機器の操作を蓋体及び第2蓋体を開閉することによっ
て行えるので、請求項1記載の効果に加え、フレーム枠
のスペースを有効に使用することができ、もって小型化
を図ることができる。
【0044】請求項6記載の分電盤によれば、蓋体及び
側面板材間の隙間に雨が侵入すると、雨水が側面板材の
水切溝、屋根部材又は固定部材の水切溝、下板材の水切
溝に当たり、屋根部材又は固定部材の水切溝から側面板
材の水切溝を経由して下板材の水切溝から地面に流れ落
ちるので、請求項2記載の効果に加え、雨水の侵入を防
ぎ易くすることがでる。
【0045】請求項7記載の分電盤によれば、下方に形
成された通気孔から外気を吸入して内部に循環させ屋根
部材及び側面板材の隙間から排気し、配電用電気機器に
よる内部の温度上昇を抑えることができるので、請求項
2記載の効果に加え、更に結露を防止し易くすることが
できる。
【0046】請求項8記載の分電盤によれば、屋根部材
及び側面板材間の隙間から虫が侵入しても防虫ネットに
より配電用電気機器を収納した内部に侵入させにくくす
ることができ、請求項2記載の効果に加え、虫が配電用
電気機器に接触することによる短絡を少なくすることが
できる。
【0047】請求項9記載の分電盤によれば、側面板材
の引掛部を切欠部に挿入しただけで内方に向かって転ん
で引っ掛かるので、請求項3記載の効果に加え、更に仮
止め作業が容易となる。
【0048】請求項10記載の分電盤によれば、軸部材
を切欠部に引っ掛けた仮止め状態から側面板材のフレー
ム枠に対する取付位置を設定してから締付部材に軸部材
を螺合させて側面板材をフレーム枠に取着することがで
きるので、請求項3記載の効果に加え、作業者がわざわ
ざ側面板材を持ちながらフレーム枠に取着する必要がな
く簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のものを組み立てた状態を示す正面図であ
る。
【図3】図2のものの外蓋(蓋体)を開いた状態を示す
正面図である。
【図4】図2のものの側面断面図である。
【図5】図1のもののコーナー部材を示す展開図であ
る。
【図6】図1のもののフレーム枠を示す斜視図である。
【図7】図1のものの中蓋及び配電用電気機器を取り除
いた状態を示す分解斜視図である。
【図8】図1のものの引掛片を切欠部に引っ掛けた状態
を示す説明図である。
【図9】図1のものの屋根部材の水切溝を側面板材の水
切溝に係合させた状態を示す部分斜視図である。
【図10】図1のものの側面板材の水切溝を下板材の水
切溝に係合させた状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム枠 2 側面板材 3 屋根部材 4 蓋体 5 第2蓋体 6 配電用電気機器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹ブレーカや分岐ブレーカ等の配電用
    電気機器を配設したフレーム枠と、このフレーム枠の左
    右両方に対向した状態で取着される略円弧状の2つの側
    面板材と、フレーム枠の上方に配設されフレーム枠の上
    部及び側面板材の上部を覆う略円弧状の屋根部材と、側
    面板材間に配設されフレーム枠の前方を覆う蓋体と、を
    備えたことを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 前記側面板材又はフレーム枠間に、屋根
    部材を側面板材の上端に対して所定隙間を介して配設す
    る固定部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の分
    電盤。
  3. 【請求項3】 前記フレーム枠に切欠部を設けるととも
    に前記側面板材に引掛部を設け、引掛部を切欠部に引っ
    掛けて側面板材をフレーム枠に取着したことを特徴とす
    る請求項1記載の分電盤。
  4. 【請求項4】 前記フレーム枠は、四隅から上下方向へ
    延びる少なくとも4つの上下フレーム材と左右方向に対
    向する上下フレーム材間の端同士を結ぶ少なくとも4つ
    の左右フレーム材と前後方向に対向する上下フレーム材
    間の端同士を結ぶ少なくとも4つの前後フレーム材とか
    ら構成され、これらのフレーム材を複数のコーナー部材
    にて連結したことを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  5. 【請求項5】 前記側面板材間に、フレーム枠の後方を
    覆う第2蓋体を配設したことを特徴とする請求項1記載
    の分電盤。
  6. 【請求項6】 前記蓋体の四周にフレーム枠方向へ延び
    る脚片を、前記側面板材に蓋体を閉じた状態で蓋体の左
    右両側に形成された脚片により一部が隠蔽される水切溝
    を、前記屋根部材又は固定部材に側面板材上方の水切溝
    表面に係合する係合部を有し蓋体を閉じた状態で蓋体の
    上方に形成された脚片により一部が隠蔽される水切溝
    を、それぞれ形成するとともに、前記フレーム枠に、側
    面板材下方の水切溝に係合する係合部を有し蓋体を閉じ
    た状態で蓋体の下方に形成された脚片により一部が隠蔽
    される水切溝を備えた下板材を取着したことを特徴とす
    る請求項2記載の分電盤。
  7. 【請求項7】 前記側面板材の下方に通気孔を形成した
    ことを特徴とする請求項2記載の分電盤。
  8. 【請求項8】 前記屋根部材及びフレーム枠の上部間
    に、防虫ネットを取着したことを特徴とする請求項2記
    載の分電盤。
  9. 【請求項9】 前記切欠部の外方を引掛部が遊挿される
    広幅に形成するとともに、切欠部の内方を外方より下部
    に位置させ引掛部が係止される狭幅に形成したことを特
    徴とする請求項3記載の分電盤。
  10. 【請求項10】 前記引掛部は、切欠部に係止される軸
    部材からなり、切欠部に係止させた後に締付部材を螺合
    させて側面板材をフレーム枠に取着したことを特徴とす
    る請求項3記載の分電盤。
JP6085157A 1994-04-22 1994-04-22 分電盤 Pending JPH07298420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6085157A JPH07298420A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 分電盤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179371A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Kawamura Electric Inc ラック扉
KR20160093379A (ko) * 2015-01-29 2016-08-08 주식회사 케이디파워 옥외형 분전반

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JP2003179371A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Kawamura Electric Inc ラック扉
KR20160093379A (ko) * 2015-01-29 2016-08-08 주식회사 케이디파워 옥외형 분전반

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