JPH0729837Y2 - 加熱殺菌用支持体 - Google Patents
加熱殺菌用支持体Info
- Publication number
- JPH0729837Y2 JPH0729837Y2 JP778889U JP778889U JPH0729837Y2 JP H0729837 Y2 JPH0729837 Y2 JP H0729837Y2 JP 778889 U JP778889 U JP 778889U JP 778889 U JP778889 U JP 778889U JP H0729837 Y2 JPH0729837 Y2 JP H0729837Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- package
- support plate
- heat sterilization
- storage portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、マイクロ波加熱殺菌用支持体に関するもので
あり、マイクロ波加熱中の袋状包装体の外観を良好に保
つことのできる支持体に関するものである。
あり、マイクロ波加熱中の袋状包装体の外観を良好に保
つことのできる支持体に関するものである。
<従来技術> マイクロ波加熱中に包装体が破袋するのを防止するた
め、マイクロ波透過可能な材料からなる加熱殺菌用支持
体を用いることが提案されている。(実開昭62-36696号
公報参照) このような支持体10の包装体を収納する収納部12の形状
は、第2図に示すように包装体の加熱中の破袋を防ぐた
め、包装体自身のシール部のコーナー部分が円弧状であ
るので、収納部12を形成する傾斜部13の交わるコーナー
部14を曲面としていた。
め、マイクロ波透過可能な材料からなる加熱殺菌用支持
体を用いることが提案されている。(実開昭62-36696号
公報参照) このような支持体10の包装体を収納する収納部12の形状
は、第2図に示すように包装体の加熱中の破袋を防ぐた
め、包装体自身のシール部のコーナー部分が円弧状であ
るので、収納部12を形成する傾斜部13の交わるコーナー
部14を曲面としていた。
第2図に示した支持板を2枚合せた支持体を用い、内部
に包装体を収納し、マイクロ波を照射して加熱を行った
場合、第3図に示すように包装体20の各コーナー部分に
シール部21の交った部分に向かったしわ22が発生し、外
観を損ねてしまい、商品価値が低下してしまった。
に包装体を収納し、マイクロ波を照射して加熱を行った
場合、第3図に示すように包装体20の各コーナー部分に
シール部21の交った部分に向かったしわ22が発生し、外
観を損ねてしまい、商品価値が低下してしまった。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は、従来知られていた支持体の上記の如き欠点、
すなわち包装体のコーナー部に加熱後に発生するしわを
解消して外観を良好にし、その商品的価値を保持するよ
うな支持体を提供する目的でなされたものである。
すなわち包装体のコーナー部に加熱後に発生するしわを
解消して外観を良好にし、その商品的価値を保持するよ
うな支持体を提供する目的でなされたものである。
<課題を解決するための手段> 本考案は、内側に袋状の包装体を収納する包装体と略同
形状の収納部を有するマイクロ波透過性材料の2枚の支
持板からなる支持体において、前記支持板の収納部のコ
ーナー部が、収納部を形成する傾斜部同士が、交った形
状としたことを特徴とした加熱殺菌用支持体である。
形状の収納部を有するマイクロ波透過性材料の2枚の支
持板からなる支持体において、前記支持板の収納部のコ
ーナー部が、収納部を形成する傾斜部同士が、交った形
状としたことを特徴とした加熱殺菌用支持体である。
支持板としては、マイクロ波を透過し、耐熱性および耐
圧性(曲げ強度)を有した材料であればよく、例えば、
ガラスフィラー充填ポリフェニレンサルファイド、ガラ
スフィラー充填シリコン樹脂、シリコン含浸ガラスクロ
ス積層品等の強化プラスチックが適当である。
圧性(曲げ強度)を有した材料であればよく、例えば、
ガラスフィラー充填ポリフェニレンサルファイド、ガラ
スフィラー充填シリコン樹脂、シリコン含浸ガラスクロ
ス積層品等の強化プラスチックが適当である。
<作用> 本考案の支持体は、包装体収納部のコーナー部の形状を
収納部を形成する傾斜部同士が交わる構成としたため
に、包装体内の内容物の加熱によって生ずる膨張による
包装体の伸びを、一方向に規定することができるので、
コーナー部でのしわの発生がなくなり、包装体の外観を
良好に保つことができる。
収納部を形成する傾斜部同士が交わる構成としたため
に、包装体内の内容物の加熱によって生ずる膨張による
包装体の伸びを、一方向に規定することができるので、
コーナー部でのしわの発生がなくなり、包装体の外観を
良好に保つことができる。
また、曲面形状でないので支持板の製作が容易に行え
る。
る。
<実施例> シリコン含浸ガラスクロスからなり、第1図に示すよう
に、包装体を収納する収納部12を有し、該収納部12を形
成する傾斜板13同士が直線状に交わるコーナー部16を有
する支持板10を重ねた収納部からなる空間にナイロン
(厚さ25μm)/未延伸ポリプロピレン(厚さ70μm)
の積層フィルムからなる袋に水を180g充填した包装体を
収納し、挟持してマイクロ波加熱殺菌を行った。
に、包装体を収納する収納部12を有し、該収納部12を形
成する傾斜板13同士が直線状に交わるコーナー部16を有
する支持板10を重ねた収納部からなる空間にナイロン
(厚さ25μm)/未延伸ポリプロピレン(厚さ70μm)
の積層フィルムからなる袋に水を180g充填した包装体を
収納し、挟持してマイクロ波加熱殺菌を行った。
殺菌は出力1.3KWのマイクロ波加熱装置(三洋電機
(株)製SMG-130)から導波管を介して照射口がコンベ
アの下方に近接に位置する第1加熱室を2つ備え、かつ
前記と同じマイクロ波発信装置から導波管の照射口が上
壁面に位置する第2加熱室を2つ備え、これら加熱室を
横切るコンベアにより連続的に搬送する装置で行った。
マイクロ波照射条件は1袋あたり出力600W、総加熱時間
4分とし、2分30秒で前記装置内を通過し、殺菌した後
に一度反転を行い、次に前記装置内を1分30秒で通過さ
せるものとした。その結果包装体のコーナー部分にはし
わの発生が見られなかった。
(株)製SMG-130)から導波管を介して照射口がコンベ
アの下方に近接に位置する第1加熱室を2つ備え、かつ
前記と同じマイクロ波発信装置から導波管の照射口が上
壁面に位置する第2加熱室を2つ備え、これら加熱室を
横切るコンベアにより連続的に搬送する装置で行った。
マイクロ波照射条件は1袋あたり出力600W、総加熱時間
4分とし、2分30秒で前記装置内を通過し、殺菌した後
に一度反転を行い、次に前記装置内を1分30秒で通過さ
せるものとした。その結果包装体のコーナー部分にはし
わの発生が見られなかった。
これと同時に、第2図に示したようにコーナー部を曲面
状とした支持板を用いたほかはは、実施例と同じく包装
体を収納して加熱殺菌を行なった。その結果、やはり第
3図に示すように包装体のコーナー部にしわの発生が見
られた。
状とした支持板を用いたほかはは、実施例と同じく包装
体を収納して加熱殺菌を行なった。その結果、やはり第
3図に示すように包装体のコーナー部にしわの発生が見
られた。
<考案の効果> 本考案は以上のように収納部を形成する傾斜部が交わる
位置に曲面を有せず、直線状に交わるので、支持板の製
造が容易となった。
位置に曲面を有せず、直線状に交わるので、支持板の製
造が容易となった。
また、この支持板を重ね合せ、収納部に包装たいを収納
して加熱殺菌を行っても、コーナー部にしわの発生がな
く、外観を良好に保つことができ、商品価値の高い加熱
殺菌済包装体が得られる。
して加熱殺菌を行っても、コーナー部にしわの発生がな
く、外観を良好に保つことができ、商品価値の高い加熱
殺菌済包装体が得られる。
第1図は、本考案の支持体に用いる支持板の平面図、第
2図は、従来の支持体を構成する支持板の平面図、第3
図は第2図の支持板からなる支持体を用いて加熱殺菌を
行った包装体の説明図である。 10……支持板、12……収納部 13……傾斜部、16……コーナー部
2図は、従来の支持体を構成する支持板の平面図、第3
図は第2図の支持板からなる支持体を用いて加熱殺菌を
行った包装体の説明図である。 10……支持板、12……収納部 13……傾斜部、16……コーナー部
Claims (1)
- 【請求項1】内側に袋状の包装体を収納する包装体と略
同形状の収納部を有するマイクロ液透過性材料の2枚の
支持板からなる支持体において、前記支持板の収納部の
コーナー部が、収納部を形成する傾斜部同士が交った形
状としたことを特徴とした加熱殺菌用支持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP778889U JPH0729837Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 加熱殺菌用支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP778889U JPH0729837Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 加熱殺菌用支持体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02100492U JPH02100492U (ja) | 1990-08-09 |
JPH0729837Y2 true JPH0729837Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31213100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP778889U Expired - Lifetime JPH0729837Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 加熱殺菌用支持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729837Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5358419B2 (ja) * | 2009-12-10 | 2013-12-04 | 藤森工業株式会社 | 加熱処理用トレイ |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP778889U patent/JPH0729837Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02100492U (ja) | 1990-08-09 |
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