JPH07298125A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH07298125A
JPH07298125A JP6091686A JP9168694A JPH07298125A JP H07298125 A JPH07298125 A JP H07298125A JP 6091686 A JP6091686 A JP 6091686A JP 9168694 A JP9168694 A JP 9168694A JP H07298125 A JPH07298125 A JP H07298125A
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JP
Japan
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data
signal
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control register
microcomputer
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JP6091686A
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English (en)
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Kunihiko Yamada
邦彦 山田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像素子からの映像信号をデジタル化して演
算処理するビデオカメラにおいて、簡易な構成で、論理
演算部と信号処理部間のインターフェース部の制御レジ
スタのデータが長時間転送されないままになることを防
止する。 【構成】 撮像素子2からの映像信号をA/D変換器3
でデジタル化した後、信号処理部4で処理してビデオ信
号を生成し、D/A変換器7でアナログ信号に戻して出
力する。また、信号処理部4内のデータレジスタと論理
演算部であるマイクロコンピュータ6との間のインター
フェース部5に、データを保持する制御レジスタと、こ
の制御レジスタに格納されているデータ数をカウントす
るカウンタ54と、そのカウント値を検出する比較器5
6を設ける。そして、制御レジスタに格納されているデ
ータが1あるいは所定値以上のときは、マイクロコンピ
ュータ6からデータ読み出し命令があってもその実行を
一時的に待機させ、制御レジスタのデータが信号処理部
4へ転送された後にその命令を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子からの映像信
号をデジタル化して演算処理するビデオカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は映像信号をデジタル化して演算処
理する従来のビデオカメラの構成を示すブロック図であ
る。また、図4,図5はマイクロコンピュータ等から成
る論理演算部とインターフェース部間の通信の状態を示
すタイミング図、図6はそのインターフェース部から信
号処理部へデータの書き込みをする場合のタイミングを
示す図であり、論理演算部と信号処理部との間でインタ
ーフェース部を通してデータ通信が行われるようになっ
ている。
【0003】図3において、1は撮像用のレンズ、2は
レンズ1により投影された被写体像(撮像光)を電気信
号に光電変換する撮像素子、3は撮像素子2よりのアナ
ログ映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、
4はA/D変換されたデジタル信号を処理してビデオ信
号を生成する信号処理部、5は信号処理部4の内部のデ
ータレジスタからデータを読み出したりあるいは書き込
んだりするインターフェース部、6はインターフェース
部5が読み出したデータを受け取ったりあるいはインタ
ーフェース部5に書き込みデータを送る論理演算部であ
るマイクロコンピュータ(以下マイコンという)で、複
数ビットのデジタル信号を1ワードのデータとして処理
する。7はデジタル信号処理されたビデオ信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器である。
【0004】上記信号処理部4において、411〜41
nはマイコン6からのデータを書き込むn個の書き込み
レジスタ(データレジスタ)、421〜42nは信号処
理部4の内部の各データを収納し、マイコン6に送り出
すn個の読み出しレジスタ(データレジスタ)、43は
各読み出しレジスタ421〜42nにデータが収納され
たか否かの状態を各レジスタ毎にホールドするステータ
スレジスタ、44は各読み出しレジスタ421〜42n
のロード信号から割り込み信号を得るOR回路、45は
データセレクタ、46は所定のタイミングで各読み出し
レジスタ421〜42nにロード信号を出力するタイミ
ング発生器である。
【0005】また、インターフェース部5において、5
11〜514はアドレス記憶用制御レジスタ、521〜
524はデータ記憶用制御レジスタ、53はアドレス記
憶用制御レジスタ514の出力によりデータを転送すべ
きレジスタのアドレス設定を行い、そのレジスタに対し
転送用のクロック信号を送るデコーダ、54はアドレス
記憶用制御レジスタ511〜514とデータ記憶用制御
レジスタ521〜524に記憶されているワード数をカ
ウントするカウンタ、55はマイコン6に対してデータ
転送用のシリアルクロックを発生するクロック発生器で
ある。
【0006】なお、上記の各レジスタはクロック入力に
よりデータをシリアルに入力、あるいは出力できるシフ
トレジスタにより構成されている。
【0007】上記構成において、レンズ1により投影さ
れた被写体像は、撮像素子2により電気信号に変換さ
れ、A/D変換器3でデジタル信号に変換された後、信
号処理部4へ入力される。
【0008】信号処理部4では、入力されたデジタル信
号を信号処理する過程において必要なデータをマイコン
6からインターフェース部5を介して受け取り、またマ
イコン6ではこのデータを算出するために必要なデータ
をインターフェース部5を介して信号処理部4から受け
取る。
【0009】図4はマイコン6とインターフェース部5
との間のシリアル通信のタイミングを示しており、この
間の通信は図3のクロックライン(CLK),書き込み
データライン(DW),読み出しデータライン(D
R)、更にデータ読み出し・データ書き込み・アドレス
指定の各モード(MODE)を選択するライン(MOD
E)を通じて行われる。
【0010】そして、図4のAに示すように、マイコン
6からインターフェース部5にMODEラインを通して
アドレス指定のモード情報が伝わると、インターフェー
ス部5ではマイコン6にCLKラインを通してクロック
信号を送る。マイコン6では、このクロック信号に同期
してDWラインを通してアドレス信号を送る。
【0011】インターフェース部5では、上記アドレス
信号を受け取り、内部のアドレスレジスタにアドレスを
設定する。その後、例えばマイコン6からMODEライ
ンを通してデータ書き込みのモード情報が伝わると、図
4のBに示すように、インターフェース部5では同様に
マイコン6にCLKラインを通してクロック信号を送
る。マイコン6では、このクロック信号に合わせてDW
ラインを通して書き込みデータ信号を送り、インターフ
ェース部5はその書き込みデータを受け取る。
【0012】またインターフェース部5では、上記の過
程でマイコン6から取り込んだ書き込みデータDa0
Da7 とその書き込み先のアドレスAa0 〜Aa7 を図
5に示すタイミングで、図3のデータ記憶用制御レジス
タ521及びアドレス記憶用制御レジスタ511へ一時
的に転送して記憶しておく。
【0013】上記の各制御レジスタは上述の信号処理部
4内部の書き込みレジスタと同様、シリアル入力・パラ
レル出力のシフトレジスタで構成されており、例えばこ
の状態で更にマイコン6からデータ書き込み命令がある
と、そのデータDa0 〜Da7 及びアドレスAa0 〜A
7 は同様に各制御レジスタ521,511に転送さ
れ、同時に今まで制御レジスタ521,511に記憶さ
れていたデータ及びアドレスは次の制御レジスタ52
2,512にそれぞれシフトして転送される。これらの
データ転送は、図3に示すADR−CLK,DATA−
CLKのクロックにより図5に示すタイミングで行われ
る。
【0014】以上の過程で、マイコン6から送られる書
き込みデータ及び転送先アドレスは、映像信号の有効映
像期間においては上記制御レジスタ521〜524,5
11〜514に記憶させておくだけで、目的とする信号
処理部4へのデータ転送は行わない。またインターフェ
ース部5において、HBLK入力から映像信号の帰線期
間の情報を得たとき、アドレス記憶用制御レジスタ51
1〜514のアドレス情報に基づき転送先のアドレスを
定め、これに対してのみクロックラインWCLK1〜n
を通して転送用のクロック信号を送る。そして、このク
ロック信号に同期させてデータ記憶用制御レジスタ52
1〜524のデータをWRラインを通して転送先の書き
込みレジスタ411〜41nに転送する。
【0015】次に、上述のデータ通信の過程を図6によ
り詳細に説明する。図3に示すデコーダ53は、上記の
過程において図6のアドレス設定に示すタイミングで制
御レジスタ514のパラレル出力よりアドレス情報を取
込み、アドレス設定を行う。更にデコーダ53は、この
設定されたアドレスの書き込みレジスタ411〜41n
に対してのみ、クロックラインWCLK1〜nのうち何
れかを選択して通信のためのクロックを図6のWCLK
1〜nに示すタイミングで出力する。同時に、制御レジ
スタ521〜524に対して図6のDATA−CLKに
示すタイミングでクロックを送り、制御レジスタ524
はこのクロックに同期して図6に示すパラレル出力を行
う。
【0016】そして、これらのクロック及びデータ出力
により、データDa0 〜Da7 及びDb0 〜Db7 はそ
れぞれのアドレスAa0 〜Aa7 ,Ab0 〜Ab7 の書
き込みレジスタに取り込まれる。
【0017】この場合、有効映像期間内にマイコン6か
ら送られたデータ及びアドレスはそれぞれ2ワードずつ
なので、帰線期間開始時は図3に示す制御レジスタ51
1〜514,521〜524のうち511,512及び
521,522にそれぞれアドレス及びデータが記憶さ
れていて、残りの513,514及び523,524の
制御レジスタは空の状態になっている。したがって図6
に示すデータ転送のタイミングで、最初の2ワード分の
転送タイミングではデータ・アドレス共“0”が出力さ
れている。
【0018】ここで図3の回路では、制御レジスタはデ
ータ記憶用,アドレス記憶用ともにそれぞれ4ワード分
ずつ備えているが、上記有効映像期間においてマイコン
6が5つ以上のデータ書き込み命令をインターフェース
部5へ与えた場合、カウンタ54が有効映像期間内のマ
イコン6から制御レジスタ間の転送回数をADRCLK
信号で数えており、このカウント数が4以上になると図
3のクロック発生器55に禁止命令を与える。
【0019】そしてクロック発生器55は、上記の禁止
命令より、マイコン6が書き込みあるいはアドレス指定
の命令をインターフェース部5へ送っても通信のための
クロックは出力しない。このときマイコン6は、次の帰
線期間において制御レジスタ511〜514,521〜
524のデータ及びアドレスが信号処理部4へ転送され
るまで待機状態になる。
【0020】また図3の信号処理部4の内部において、
読み出しレジスタ421〜42nの何れかにタイミング
発生器46からロード信号が送られた場合、その読み出
しレジスタは所定のデータをロードするとともに、その
ロード信号はOR回路44を通してマイコン6の割り込
み信号となり、更にその読み出しレジスタに対応したス
テータスレジスタ43のビットが立ち上がる。このビッ
トは、その読み出しレジスタにロードされたデータが読
み出されるまでホールドされる。
【0021】上記OR回路44を通ったロード信号は、
マイコン6に割り込みをかけ、このときマイコン6はど
の読み出しレジスタがロードされたかの情報を得るため
の通信を開始する。このとき、まずステータスレジスタ
43のアドレスを設定するため、図4のAに示すタイミ
ングでステータスレジスタアドレスをDWラインを通し
てインターフェース部5へ送る。その後、マイコン6は
図4のCに示すようにインターフェース部5へMODE
ラインを通してデータ読み出しモードの情報を送り、イ
ンターフェース部5ではこのモードの情報を受け取る
と、先に送られたアドレスに基づき、データセレクタ4
5をステータスレジスタ43の出力が得られるように設
定し、更にステータスレジスタ43に対してのみ図3の
クロックラインRCLK1〜nを通してクロックを送
り、ステータスレジスタ43はこのクロックに同期して
データをDWラインを通してインターフェース部5へ転
送する。インターフェース部5でこのデータを受け取る
と、図4のCに示すタイミングで、CLKラインを通し
てマイコン6にクロック信号を送り、これと同期してD
Rラインを通してステータスレジスタ43から得られた
データを送る。
【0022】マイコン6は、上記ステータスレジスタ4
3のデータを受け取ると、そのデータにより信号処理部
4のどの読み出しレジスタがロードされたかを判別し、
そのレジスタのアドレスを図4のAに示すタイミングに
従ってインターフェース部5へ送り、インターフェース
部5の内部のアドレスを設定する。その後、マイコン6
からMODEラインを通してインターフェース部5にデ
ータ読み出しの情報を送り、インターフェース部5では
先に設定されたアドレスに基づき、データセレクタ45
を設定し、そのアドレスに基づいた読み出しレジスタの
みにクロックラインRCLK1〜nを通してクロック信
号を送る。この読み出しレジスタからはクロックと同期
してデータが出力され、インターフェース部5へ転送さ
れる。インターフェース部5では、そのデータを図4の
Cに示すタイミングでCLKラインのクロック信号と同
期させてRDラインを通して送る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなデータ通信を行なう従来のビデオカメラにあって
は、あるデータ書き込み命令がマイコンより送られ、イ
ンターフェース部内の制御レジスタにそのアドレス値と
データ値が設定された後、次の水平帰線期間が到来して
も、それ以前にマイコンと他の通信、例えばデータ読み
出し命令やアドレス設定命令等の通信が開始されてい
て、水平帰線期間になっても終了していない場合は、そ
の水平帰線期間での信号処理部の書き込みレジスタへの
データ転送は行なわれず、次の水平帰線期間に持ち越し
てしまう。
【0024】これは、信号処理部の書き込み及び読み出
しの各レジスタ群をアクセスするデコーダが1つしかな
く、1つの読み出しレジスタをアクセスしているときは
他の読み出しレジスタや書き込みレジスタは同時にアク
セスできないためであるが、水平帰線期間において制御
レジスタから書き込みレジスタへの転送とマイコンから
のデータ読み出し命令による読み出しレジスタの転送と
が時間的に競合した場合、時間的に早い方の命令が優先
され、遅い方の命令はプロテクトされてしまう。
【0025】また、あるデータ書き込み命令を行なった
後、多くのデータ読み出し命令が連続して行なわれるよ
うな場合は、書き込みデータが制御レジスタに収納され
たままなかなか信号処理部へ転送されないといった現象
が起こり得る。
【0026】例えばカメラのオートフォーカスシステム
において、映像画面内の合焦信号を取り込むための領域
を設定するレジスタ、あるいはオートフォーカスシステ
ムに限らずホワイトバランス、自動露出補正等のシステ
ムにも同様に存在する領域設定のためのレジスタに対
し、1つの画面内において1つの領域が終了し、更にま
た同画面において次の領域設定のためのデータをマイコ
ンから転送させるようなときに上記の現象が生じると、
正常な領域設定が行なわれない場合がある。
【0027】これを回避するために、デコーダを書き込
みレジスタ用と読み出しレジスタ用と2つ設け、読み出
しレジスタをアクセスしているときでも同時に書き込み
レジスタもアクセスできるようにすることが考えられる
が、この場合はデコーダの回路規模が非常に大きくな
り、これを2つ備えた上に更にこれに伴う周辺のハード
の追加を考慮すると、かなり大きなハードを追加しなけ
ればならなくなる。
【0028】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易な構成で、制御レジスタのデータ
が長時間転送されないままになることを防止可能なビデ
オカメラを提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ
は、撮像素子により光電変換され更にデジタル化された
映像信号を処理してビデオ信号を生成する信号処理部
と、この信号処理部内のデータレジスタとインターフェ
ース部を通してデータ通信を行う論理演算部とを備え、
前記インターフェース部は、アドレス及びデータを保持
する制御レジスタと、この制御レジスタに格納されてい
るデータの数をカウントするカウンタと、このカウンタ
のカウント値を所定の値と比較する比較器とを有し、前
記レジスタに格納されているデータの数が1以上あるい
は所定の値以上のとき、前記論理演算部よりインターフ
ェース部に対して信号処理部のデータレジスタ内のデー
タを読み出す命令が与えられても一時的にその命令の実
行を待機し、前記制御レジスタに格納されているデータ
が信号処理部へ転送された後に前記データを読み出す命
令を実行するように構成したものである。
【0030】
【作用】本発明によれば、制御レジスタに収納されてい
るデータのワード数等をカウントするカウンタのカウン
ト値によりデータ読み出し命令の実行を一時的に待機さ
せる手段が設けられ、制御レジスタに例えば1ワード以
上のデータが格納されているときは、次の水平帰線期間
でそのデータが信号処理部の書き込みレジスタへ転送さ
れるまでの間、論理演算部からデータ読み出し命令があ
ってもその命令の実行が一時的に待機され、水平帰線期
間に制御レジスタから信号処理部の書き込みレジスタま
で転送された後、データ読み出し命令が実行される。
【0031】これにより、制御レジスタに収納されてい
るデータが、データ読み出し命令の実行によりプロテク
トされることなしに、次の水平帰線期間において信号処
理部の書き込みレジスタへ転送される。
【0032】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるビデオカメラ
の回路構成を示すブロック図である。図において、1〜
7の各要素及び信号処理部4の内部の各要素、インター
フェース部5の内部の511〜514,521〜52
4,53〜55の各要素は、図3に示す回路のものと同
一の構成要素であるので説明は省略する。
【0033】56はカウンタ54のカウント値を所定の
値と比較して検出する比較器で、カウンタ54はインタ
ーフェース部5内の制御レジスタに格納されているデー
タの数をカウントする。
【0034】そして、上記制御レジスタに格納されてい
るデータの数が1以上あるいは所定の値以上のとき、論
理演算部であるマイコン6よりインターフェース部5に
対して信号処理部4のデータレジスタ内のデータを読み
出す命令が与えられても一時的にその命令の実行を待機
し、その制御レジスタに格納されているデータが信号処
理部4へ転送された後に上記データを読み出す命令を実
行するように構成されている。
【0035】図2はマイコン6からのデータ書き込みが
行なわれてからその後データ読み出しが連続する場合の
図1の各部の通信タイミングを示す図である。
【0036】図1のインターフェース部5に対し、マイ
コン6がMODEラインを通して図2のMODEに示す
タイミングでデータ書き込みの命令を送ると、インター
フェース部5ではマイコン6にCLKラインを通して図
2のCLKに示すタイミングでクロック信号を送る。そ
して、マイコン6ではこのクロックに同期させて、DW
ラインを通して図2のDWに示すタイミングで書き込み
データを送る。
【0037】またインターフェース部5では、上記送ら
れてきた書き込みデータを、このとき設定されているア
ドレス値と共に一時制御レジスタ521,511にそれ
ぞれ記憶させておく。この動作に伴い、カウンタ54は
今までのカウント値“0”から制御レジスタにデータが
1ワード分収納されたため、カウント値を“1”として
増やす。
【0038】その後、マイコン6から新たにデータ書き
込み命令があれば、更にそのデータを制御レジスタにア
ドレス値と共に収納し、カウンタ54のカウント値を更
に“2”に増やし、また図2のMODEに示すアドレス
設定命令があれば、インターフェース部5の内部のアド
レスレジスタにアドレス値を設定する。そして、水平帰
線期間が到来すれば、制御レジスタ521,511に収
納されているデータ及びそのアドレス値を信号処理部4
の内部の書き込みレジスタ411〜41nの所定のレジ
スタへ転送する。
【0039】一方、図2のMODEに示すように水平帰
線期間が到来する前にマイコン6よりデータ読み出し命
令があった場合は、比較器56によりカウンタ54のカ
ウント値が1以上であることを検出し、クロック発生器
55に対しクロック停止信号を送る。これにより、図2
のCLKに示すようにマイコン6に対するクロックの出
力が停止され、データ読み出し命令の実行は一時待機さ
れる。その後、図2のHBLKに示すように水平帰線期
間になり、制御レジスタ521のデータが信号処理部4
へ転送され、カウンタ54のカウント値が“0”に戻る
と、比較器56によりこれを検出し、クロック発生器5
5に対してクロックの出力停止を解除する。これによ
り、マイコン6にクロックが送られ、上記データ読み出
し命令が実行される。
【0040】ここで、比較器56からのクロック停止信
号は、マイコン6よりの転送モードが“データ読み出
し”で、且つ制御レジスタに収納されているデータのワ
ード数が1以上のときに限って出力されるので、水平帰
線期間になる前のマイコン6よりの命令がデータ書き込
みモードであるならば、そのままデータ書き込みの動作
が実行され、水平帰線期間前に終了すれば制御レジスタ
521〜524のデータが信号処理部4へ転送され、水
平帰線期間になっても終了しなければ次の水平帰線期間
に信号処理部4へのデータ転送は持ち越される。そし
て、仮にこの過程が繰り返されたとしても、制御レジス
タ521〜524,511〜514の4ワード分の容量
に全てデータ及びアドレスが収納されてしまえば、必然
的にマイコン6よりのデータ書き込み命令は図3の回路
と同様、次の水平帰線期間に信号処理部4へ転送される
まで一時待機される。
【0041】また、上述の実施例においては、制御レジ
スタに収納されているデータのワード数が0か1以上か
によりデータ読み出し命令を一時待機させるかどうかの
判断を行なっているが、この比較器56の判別値は1以
上でなくてもかまわない。
【0042】例えば、データ書き込み命令とデータ読み
出し命令が交互に行なわれるような場合、データ書き込
みが1度行なわれると次のデータ読み出し命令の実行が
次の水平帰線期間終了後まで待たねばならず、全体とし
てはかえって多くの通信時間を要する場合もある。
【0043】このような場合には、制御レジスタに収納
されているデータのワード数が2以上、あるいは3以上
等の値によりデータ読み出し命令を待機させるための判
断を行なうようにしてもよい。
【0044】このように、制御レジスタに収納されてい
るデータが例えば1ワード以上ならば次の水平帰線期間
になる前にマイコン6よりデータ読み出し命令がきても
その実行を一時待機させ、水平帰線期間に制御レジスタ
のデータを信号処理部4へ転送した後にデータ読み出し
を実行させるようにすることにより、簡易な構成で、制
御レジスタのデータが長時間転送されないままになるこ
とを防止でき、最小限の時間経過の後に信号処理部4へ
転送することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイコン等の論理演算部と信号処理部間のインターフェ
ース部に、制御レジスタと、この制御レジスタに格納さ
れているデータの数をカウントするカウンタと、このカ
ウンタのカウント値を所定の値と比較する比較器を設
け、制御レジスタに格納されているデータの数が1以上
あるいは所定値以上のとき、信号処理部内のデータ読み
出し命令があってもその実行を一時的に待機させ、制御
レジスタのデータが信号処理部へ転送された後にその読
み出し命令を実行させるようにしたので、簡易な構成
で、制御レジスタのデータが長時間転送されないままに
なることを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
【図2】 図1の回路の通信のタイミングを示す図
【図3】 従来例の回路構成を示すブロック図
【図4】 図3の回路の通信のタイミングを示すブロッ
ク図
【図5】 図3の回路の通信のタイミングを示すブロッ
ク図
【図6】 図3の回路の通信のタイミングを示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 レンズ 2 撮像素子 3 A/D変換器 4 信号処理部 5 インターフェース部 6 マイクロコンピュータ(論理演算部) 7 D/A変換器 54 カウンタ 56 比較器 411〜41n 書き込みレジスタ(データレジスタ) 421〜42n 読み出しレジスタ(データレジスタ) 511〜514 アドレス記憶用制御レジスタ 521〜524 データ記憶用制御レジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子により光電変換され更にデジタ
    ル化された映像信号を処理してビデオ信号を生成する信
    号処理部と、この信号処理部内のデータレジスタとイン
    ターフェース部を通してデータ通信を行う論理演算部と
    を備え、前記インターフェース部は、アドレス及びデー
    タを保持する制御レジスタと、この制御レジスタに格納
    されているデータの数をカウントするカウンタと、この
    カウンタのカウント値を所定の値と比較する比較器とを
    有し、前記レジスタに格納されているデータの数が1以
    上あるいは所定の値以上のとき、前記論理演算部よりイ
    ンターフェース部に対して信号処理部のデータレジスタ
    内のデータを読み出す命令が与えられても一時的にその
    命令の実行を待機し、前記制御レジスタに格納されてい
    るデータが信号処理部へ転送された後に前記データを読
    み出す命令を実行するように構成したことを特徴とする
    ビデオカメラ。
JP6091686A 1994-04-28 1994-04-28 ビデオカメラ Withdrawn JPH07298125A (ja)

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JP6091686A JPH07298125A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ビデオカメラ

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