JPH0729810Y2 - 結束装置における動力伝達構造 - Google Patents

結束装置における動力伝達構造

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JPH0729810Y2
JPH0729810Y2 JP11133990U JP11133990U JPH0729810Y2 JP H0729810 Y2 JPH0729810 Y2 JP H0729810Y2 JP 11133990 U JP11133990 U JP 11133990U JP 11133990 U JP11133990 U JP 11133990U JP H0729810 Y2 JPH0729810 Y2 JP H0729810Y2
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一郎 谷
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、圃場に植立する穀稈を刈取りながら結束する
結束装置における動力伝達構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、刈取られた穀稈を結束装置にて一定量づつ結束
し、機体の横側方へ放出する刈取結束機は、例えば実公
昭61-45778号公報に示す如く、結束装置を駆動するため
の入力軸が結束装置の一側に片寄って設けられているも
のが存在する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記刈取結束機の結束装置は、同結束装置を
駆動するための入力軸が結束装置の一側に片寄って設け
られているために結束装置内の動力伝達構造が複雑であ
ると共に、結束装置の前後幅が長くなり、したがって、
機体の全長が長くなるという問題点を有していた。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、結束用ニードル及び結節部などを有する結
束装置において、同結束装置の後部位置に、機体横方向
に左放出通路と右放出通路を一体的に設けて、同左右両
放出通路の間に設ける中央空間位置に、結束装置駆動用
入力軸を配設すると共に、左右両放出通路の下側位置に
結束装置を駆動するための動力伝動手段を設けたことを
特徴とする結束装置における動力伝達構造を提供せんと
するものである。
(ホ)作用 エンジンの動力が結束装置駆動用入力軸に伝達される
と、同入力軸により、左右両放出通路の下側位置に設け
る動力伝達手段が駆動され、同時に結束装置が駆動され
る。
そして、刈取装置により刈取られた穀稈は、結束装置側
へ掻き込まれ、穀稈の量が一定量に達すると結束用ニー
ドル及び結節部が作動して結束される。
結束された穀稈束は左放出通路、又は右放出通路のどち
らかに選択的に送り出されて機体の横側方へ放出される
ものである。
(ヘ)効果 本考案によれば、結束用ニードル及び結節部などを有す
る結束装置において、同結束装置の後部位置に、機体横
方向に左放出通路と右放出通路を一体的に設けて、同左
右両放出通路の間に設ける中央空間位置に、結束装置駆
動用入力軸を配設すると共に、左右両放出通路の下側位
置に結束装置を駆動するための動力伝動手段を設けた結
束装置における動力伝達構造であるから、結束装置全体
の前後幅が短くなり、機体全長を短くできるので圃場で
の刈取結束作業が容易である。
また、結束装置を駆動するための動力伝動手段を結束通
路の下側に配設しているから、同動力伝動手段が簡単で
あると共に、穀稈束を放出する際に、動力伝動手段が穀
稈束に接触するようなことがなく、したがって、穀稈束
の放出が円滑に行われるものである。
また、従来の結束装置は、同結束装置駆動用入力軸を穀
稈引起しケース側より動力を伝達するものであったか
ら、穀稈引起しケース側が高く構成されて機体全体が高
く構成されていたが、本考案は結束装置を駆動する動力
伝動手段が結束通路の下側位置に配設されているから、
機体全体を低く構成できるものである。
(ト)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、(A)は
刈取結束機で、同刈取結束機(A)は前部に刈取フレー
ム(1)を突出せしめると共に、後方にはエンジン
(2)を搭載している。
(3)は刈取フレーム(1)の右側前方に傾斜状に設け
た穀稈引起しケース、(4)は引起用タイン、(5)は
刈取フレーム(1)の左側前方に傾斜状に固着した穀稈
分草板である。(6)はバリカン型刈取装置、(7)は
同刈取装置(6)の後部に設ける結束装置で、同結束装
置(7)は結束通路(8)を機体前後方向に配設してい
る。
そして、結束通路(8)を挾んで一方の左側には、クラ
ンク運動をしながら穀稈を集束する穀稈集束杆(9)
と、穀稈を受止める穀稈受止ドア(10)、及び間歇的に
回動して結束紐を供給する結束用ニードル(11)、並び
に、穀稈を左側方に放出する左側穀稈放出アーム(12)
を設けている。
また、結束通路(8)の他方の右側には、結節ビル(1
3)及び紐ホルダー(14)を位置させ、かつ、同結節ビ
ル(13)と紐ホルダー(14)をカバーする結節カバー
(15)を位置させていると共に、穀稈を右側方に放出す
る右側穀稈放出アーム(16)を設けている。
そして、上記左側穀稈放出アーム(12)と右側穀稈放出
アーム(16)により穀稈放出手段(12a)(16a)を構成
している。(13a)は、結節ビル(13)と紐ホルダー(1
4)より構成した結節部である。
また、結束装置(7)に設ける上記結束通路(8)の後
部位置(7−2)には、機体横方向に設ける左放出通路
(17)と右放出通路(18)に連設されている。
そして、左放出通路(17)と右放出通路(18)の略中間
部の後部位置(19)には、先端(20)が前記穀稈受止ド
ア(10)位置と、結節カバー(15)位置とに選択的に切
換えることができる切換体(21)を設けており、同切換
体(21)の切換作動により穀稈束の放出方向を左側、又
は、右側に切換自在としている。
また、(22)は左放出通路(17)と、右放出通路(18)
の略中央空間位置(7−3)に垂直状に設ける結束装置
駆動用入力軸であって、同入力軸(22)をカバーする入
力軸パイプ(23)上に前記切換体(21)の基部(21-1)
を嵌装している。また、入力軸(22)は機体の左右方向
の略中心位置(7−1)に位置していると共に、左右放
出アーム(12)(16)の回動軌跡の外側位置に接近して
設けている。
(24)は入力軸パイプ(23)の上部に嵌装する穂先ガイ
ドであって、第3図に示す如く、切換体(21)と連動し
て作動しながら穀稈穂先部を放出方向に向けてガイドす
るものである。
また、第4図及び第5図において、(25)は切換体(2
1)と穂先ガイド(24)を左右に連動状に切換える切換
機構で、上部の嵌合部(25-1)には穂先ガイド(24)側
の突起ピン(24-1)を嵌合している。
また、下部の嵌合部(25-2)には切換体(21)側の突起
ピン(21-2)を嵌合している。(26)は切換機構(25)
の上下位置を各々支持する支持部、(26-1)は支持ピン
であって、上記切換機構(25)を支持している。
また、第3図及び第4図において、(27)は結束装置
(7)の結束伝動ケースであって、後部中央部には、ボ
ス部(28)を高く形成して結束装置駆動用入力軸(22)
の下端を取付けている。
(29)はボス部(28)の左右位置に一体的に連設する通
路壁で、左放出通路(17)及び右放出通路(18)を形成
している。
第2図において、(30)は、上記切換機構(25)を左方
向、又は、右方向に切換える手元レバーで、ハンドル
(31)に設けられている。(32)は手元レバー用取付ボ
ックス、(33)はエンジン(2)に連結するミッション
ケース、(34)は走行用車輪である。
また、第4図から第7図において、(30-1)は引張りワ
イヤ、(30-2)は引張りバネ、(30-3)は戻しバネ、
(30-4)は切換体(21)の基部(21-1)に設ける回動レ
バー、(30-5)は左側穀稈放出アーム(12)と右側穀稈
放出アーム(16)の作動を切換える作動レバーで、両側
に引張りワイヤ(30-6)(30-7)を連結している。
また、(35)は穀稈束を左方向、又は、右方向に放出す
る際に穂先部をもたれさせる穀稈案内板である。(36)
は刈取部変速ケースで、駆動軸(37)を介してミッショ
ンケース(33)と連動している。また、刈取部変速ケー
ス(36)は前記入力軸(22)と連結している。
また、第8図は結束装置(7)の背面断面図、第9図は
結束装置の動力伝達機構であって、図中、(40)は入力
軸(22)の下端に設けるスプロケットで、無端チェン
(41)を介してPTO軸(42)のスプロケット(43)、及
び、クラッチ(44)に遊嵌するスプロケット(45)を駆
動自在としている。(46)はクラッチギヤ、(47)は伝
動ギヤ、(48)はパッカー軸、(49)は刈刃伝動ケー
ス、(50)は刈刃駆動用クランク軸、(51)はクランク
で刈取装置(6)と連動している。(52)は一回転クラ
ッチ機構、(52-1)は結節伝動チェン、(52-2)はニー
ドル駆動用スプロケット、(52-3)はドアー軸駆動用ス
プロケット、(52-4)はドアー軸伝動ギヤ機構、(52-
5)は結節駆動軸用スプロケットである。
そして、結節伝動チェン(52-1)によりニードル駆動用
スプロケット(52-2)及びドアー軸駆動用スプロケット
(52-3)並びに結節駆動軸用スプロケット(52-5)を連
動自在としている。
(42-1)は穀稈掻込み用スターホイル(42-4)を軸支す
るスターホイル取付軸、(42-2)はスプロケット、(42
-3)は無端チェンである。
また、(53)は中間軸、(54)は左側穀稈放出アーム
(12)を駆動する駆動機構、(55)は入切機構、(56)
はドア軸、(57)は結節駆動軸であって、上部に駆動傘
歯車(58)及び右側穀稈放出アーム(16)を連結してい
る。(59)は入切機構である。
また,入力軸(22)に取付けたスプロケット(40)、無
端チェン(41)、クラッチ(44)に設けるスプロケット
(45)などにより動力伝動手段(7−5)を構成して、
同動力伝動手段(7−5)を、左右両放出通路(17)
(18)の下側位置(7−4)に設けている。
本考案の実施例は上記のように構成されており、上記刈
取結束機を前進させて穀稈の刈取作業を行う場合は、エ
ンジン(2)を回動させてその動力をミッションケース
(33)に導き、さらに刈取部変速ケース(36)を介して
入力軸(22)を回動させる。
そして、入力軸(22)の下端に位置するスプロケット
(40)及び無端チェン(41)を介してPTO軸(42)やパ
ッカー軸(48)を常時回転状態に駆動する。
また、PTO軸(42)側では、穀稈の掻込み装置及び穀稈
引起ケース(3)を駆動する。
そして、パッカー軸(48)側では穀稈集束杆(9)及び
刈取装置(6)を駆動するものである。
また、穀稈受止ドア(10)側に一定量の穀稈が集束され
ると、結束用一回転クラッチ機構(52)がONされてニー
ドル(11)を駆動するクラッチ軸(44)が一回転のみ回
転する。
したがって、ニードル駆動用スプロケット(52-2)、及
びドアー軸駆動用スプロケット(52-3)、並びに結節駆
動用スプロケット(52-5)を結節伝動チェン(52-1)に
より連動させて穀稈の結束を行うものである。
また、結束作業と同時に左側穀稈放出アーム(12)、又
は右側穀稈放出アーム(16)のいずれか一方が作動して
結束された穀稈束を機体の側方に放出するものである。
以上の如く、上記実施例によれば、結束用ニードル(1
1)及び結節部(13a)などを有する結束装置(7)にお
いて、同結束装置(7)の後部位置(7−2)に、機体
横方向に左放出通路(17)と右放出通路(18)を一体的
に設けて、同左右両放出通路(17)(18)の間に設ける
中央空間位置(7−3)に結束装置駆動用入力軸(22)
を配設すると共に、左右両放出通路(17)(18)の下側
位置(7−4)に結束装置(7)を駆動するための動力
伝動手段(7−5)を設けた結束装置における動力伝達
構造であるから、結束装置(7)全体の前後幅が短くな
り、また、結束装置(7)を駆動するための動力伝動手
段(7−5)を左右放出通路(17)(18)の下側に配設
しているから、同動力伝動手段(7−5)が簡単である
と共に、穀稈束を放出する際に、動力伝動手段(7−
5)が穀稈束に接触するようなことがなく、したがっ
て、穀稈束の放出が円滑に行われるものである。
また、従来の結束装置は、同結束装置駆動用入力軸を穀
稈引起しケース側より動力を伝達するものであったか
ら、穀稈引起しケース側が高く構成されて機体全体が高
く構成されていたが、本考案は結束装置(7)を駆動す
る動力伝動手段(7−5)が結束通路(17)(18)の下
側位置に配設されているから、機体全体を低く構成でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
本考案を装備する刈取結束機の斜視図、第2図は同全体
側面図、第3図は本考案の要部である結束装置の平面
図、第4図は同側断面図、第5図は切換機構部の背面
図、第6図は切換体の取付状態を示す概略平断面図、第
7図は穂先ガイドの取付状態を示す概略平断面図、第8
図は結束装置の背面断面図、第9図は結束装置の動力伝
動機構図である。 (7):結束装置 (7−2):後部位置 (7−3):中央空間位置 (7−4):下側位置 (7−5):動力伝動手段 (11):結束用ニードル (13a):結節部 (17):左放出通路 (18):右放出通路 (22):入力軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】結束用ニードル(11)及び結節部(13a)
    などを有する結束装置(7)において、同結束装置
    (7)の後部位置(7−2)に、機体横方向に左放出通
    路(17)と右放出通路(18)を一体的に設けて、同左右
    両放出通路(17)(18)の間に設ける中央空間位置(7
    −3)に、結束装置駆動用入力軸(22)を配設すると共
    に、左右両放出通路(17)(18)の下側位置(7−4)
    に結束装置(7)を駆動するための動力伝動手段(7−
    5)を設けたことを特徴とする結束装置における動力伝
    達構造。
JP11133990U 1990-10-23 1990-10-23 結束装置における動力伝達構造 Expired - Lifetime JPH0729810Y2 (ja)

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JPH0468633U JPH0468633U (ja) 1992-06-17
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