JPH0729763A - 保安機構付コンデンサ - Google Patents

保安機構付コンデンサ

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Publication number
JPH0729763A
JPH0729763A JP19780793A JP19780793A JPH0729763A JP H0729763 A JPH0729763 A JP H0729763A JP 19780793 A JP19780793 A JP 19780793A JP 19780793 A JP19780793 A JP 19780793A JP H0729763 A JPH0729763 A JP H0729763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor element
electrode side
plate lead
terminal
inner terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP19780793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Tokunaga
京一 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP19780793A priority Critical patent/JPH0729763A/ja
Publication of JPH0729763A publication Critical patent/JPH0729763A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リプル電流値をコンデンサ素子自身で決定可
能とし、コンデンサ素子の発熱による焼損事故を防止す
る。 【構成】 封口部9は通常、正極側リベット導体5及び
負極側リベット導体6を夫々コンデンサ素子2の正極側
板リード内側端子3及び負極側板リード内側端子4に当
接するように凹形状となっている。コンデンサ素子2が
発熱してアルミケース1内の温度が予め設定した温度に
達すると、封口部9は正極側リベット導体5及び負極側
リベット導体6と正極側板リード内側端子3及び負極側
板リード内側端子4との当接状態を解除するように凸形
状に変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保安機構付コンデンサに
関し、特に電気・電子機器の電源回路などに使用する有
極性アルミ電解コンデンサの保安機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保安機構付アルミ電解コ
ンデンサにおいては、図3に示すように、コンデンサ素
子21が内側用ケース23及び外側用ケース28に収納
されている。
【0003】これら内側用ケース23及び外側用ケース
28との間に取付けた温度ヒューズ29はコンデンサ素
子21の発熱を感知したときに内側用ケース23の内側
用端子25と外側用ケース28の外側用端子31との間
の電気的接続を開放することで、コンデンサ素子21の
発熱による焼損事故を防止している。
【0004】コンデンサ素子21は内側用ケース23内
に収容され、内側用ケース23は蓋27で密閉されてい
る。コンデンサ素子21の端子は蓋27に取付けられた
内側用端子25,26に電気的に接続されている。
【0005】内側用ケース23は外側用ケース28内に
収容され、内側用ケース23と外側用ケース28との間
には熱硬化性樹脂剤24が充填されている。外側用ケー
ス28は蓋30で密閉され、蓋30に取付けた外側用端
子31,32は蓋27の内側用端子25,26に電気的
に接続されている。ここで、温度ヒューズ29は内側用
端子25と外側用端子31との間に接続され、蓋27,
30には夫々防爆孔22,33が設けられている。
【0006】上記の保安機構付アルミ電解コンデンサの
寿命末期における静電容量値の減少や誘電正接の増大で
コンデンサ素子21が発熱すると、温度ヒューズ29は
コンデンサ素子21の発熱を感知して内側用端子25と
外側用端子31との間の電気的接続を開放する。
【0007】このとき、内側用ケース23と外側用ケー
ス28との間に充填された熱硬化性樹脂剤24は温度ヒ
ューズ29の動作温度よりも低い温度で硬化するので、
内側用ケース23を外側用ケース28に固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の保安機
構付アルミ電解コンデンサでは、コンデンサ素子の発熱
による焼損事故を防止するために、コンデンサ素子を収
納する内側用ケース自身を外側用ケースに収納し、内側
用端子と外側用端子との間に温度ヒューズを取付けると
ともに、内側用ケースと外側用ケースとの間に熱硬化性
樹脂剤を充填するという二重構造をとっている。したが
って、保安機構付アルミ電解コンデンサの構造が大変複
雑になるという問題がある。
【0009】また、保安機構付アルミ電解コンデンサに
流せるリプル電流値は当該コンデンサ自身では決まら
ず、内側用端子と外側用端子との間に取付けた温度ヒュ
ーズに流せる電流値で決定されるという問題がある。
【0010】そこで、本発明の目的は上記問題点を解消
し、リプル電流値をコンデンサ素子自身で決定すること
ができ、コンデンサ素子の発熱による焼損事故を防止す
ることができる保安機構付コンデンサを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による保安機構付
コンデンサは、ケース内に収納されかつ板リード内側端
子を有するコンデンサ素子と、ケース外に突出しかつ前
記板リード内側端子に当接されて電気的に接続される外
側端子と、前記ケース内の温度が所定温度となったとき
に前記板リード内側端子と前記外側端子との当接状態を
解除する解除手段とを含んでいる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の断面図であり、
図2は本発明の一実施例の動作を示す図である。これら
の図において、アルミケース1内に収納されたコンデン
サ素子2から引き出される正極側板リード内側端子3及
び負極側板リード内側端子4は夫々台形状に成形されて
いる。
【0014】アルミケース1の開口部には形状記憶合金
からなる封口部9が取付けられており、封口部9には絶
縁体11を介して正極側リベット導体5及び負極側リベ
ット導体6が設置されている。正極側リベット導体5及
び負極側リベット導体6には夫々正極側外側端子7及び
負極側外側端子8が接続されており、絶縁体11には防
爆孔10が設けられている。
【0015】封口部9は通常、正極側リベット導体5及
び負極側リベット導体6を夫々コンデンサ素子2の正極
側板リード内側端子3及び負極側板リード内側端子4に
当接するように凹形状となっている。
【0016】コンデンサ素子2が発熱してアルミケース
1内の温度が予め設定した温度に達すると、封口部9は
正極側リベット導体5及び負極側リベット導体6と正極
側板リード内側端子3及び負極側板リード内側端子4と
の当接状態を解除するように凸形状に変形する。ここ
で、アルミケース1の開口部には封口部9の変形によっ
て力が加わるが、その力に耐えるだけの強度を有するも
のとする。
【0017】これによって、コンデンサ素子2が発熱す
ると、正極側リベット導体5及び負極側リベット導体6
と正極側板リード内側端子3及び負極側板リード内側端
子4との当接状態が瞬間的に解除される。よって、正極
側板リード内側端子3及び負極側板リード内側端子4と
正極側外側端子7及び負極側外側端子8との間の電気的
接続が開放され、コンデンサ素子2の発熱による焼損事
故を防止することができる。
【0018】このように、コンデンサ素子2が発熱によ
ってアルミケース1内の温度が予め設定した温度に達し
たときに正極側リベット導体5及び負極側リベット導体
6と正極側板リード内側端子3及び負極側板リード内側
端子4との当接状態を解除するように変形する形状記憶
合金の封口部9をアルミケース1の開口部に取付けるこ
とによって、設定された温度で正極側板リード内側端子
3及び負極側板リード内側端子4と正極側外側端子7及
び負極側外側端子8との間の電気的接続を瞬間的に開放
することができる。したがって、リプル電流値をコンデ
ンサ素子2自身で決定することができ、コンデンサ素子
2の発熱による焼損事故を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンデンサ素子を収納するケース内の温度が所定温度とな
ったときに、コンデンサ素子の板リード内側端子とケー
ス外に突出した外側端子との当接状態を解除することに
よって、リプル電流値をコンデンサ素子自身で決定する
ことができ、コンデンサ素子の発熱による焼損事故を防
止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示す図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 アルミケース 2 コンデンサ素子 3 正極側板リード内側端子 4 負極側板リード内側端子 5 正極側リベット導体 6 負極側リベット導体 7 正極側外側端子 8 負極側外側端子 9 封口部 11 絶縁体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C22C 19/03 A H01G 9/12 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収納されかつ板リード内側端
    子を有するコンデンサ素子と、ケース外に突出しかつ前
    記板リード内側端子に当接されて電気的に接続される外
    側端子と、前記ケース内の温度が所定温度となったとき
    に前記板リード内側端子と前記外側端子との当接状態を
    解除する解除手段とを含むことを特徴とする保安機構付
    コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記解除手段は、前記ケース内の温度が
    所定温度となるまで前記外側端子を前記板リード内側端
    子に当接するように保持する形状をとりかつ前記ケース
    内の温度が所定温度となると前記外側端子を前記板リー
    ド内側端子から離す形状をとる形状記憶合金から構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の保安機構付コンデ
    ンサ。
JP19780793A 1993-07-14 1993-07-14 保安機構付コンデンサ Pending JPH0729763A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19780793A JPH0729763A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 保安機構付コンデンサ

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JP19780793A JPH0729763A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 保安機構付コンデンサ

Publications (1)

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JPH0729763A true JPH0729763A (ja) 1995-01-31

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ID=16380679

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JP19780793A Pending JPH0729763A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 保安機構付コンデンサ

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JP (1) JPH0729763A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997016837A1 (en) * 1995-10-30 1997-05-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrolytic capacitor with open circuit mode mechanism
US8050588B2 (en) 2007-07-31 2011-11-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with low voltage power supply

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233064A (en) * 1975-09-10 1977-03-12 Tokyo Shibaura Electric Co Pushing device
JPS558045A (en) * 1978-06-30 1980-01-21 Nichicon Capacitor Ltd Capacitor
JPH0262018A (ja) * 1988-08-26 1990-03-01 Shizuki Denki Seisakusho:Kk コンデンサ

Patent Citations (3)

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