JPH0729680A - 電極用ねじ込み具 - Google Patents
電極用ねじ込み具Info
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- JPH0729680A JPH0729680A JP19397593A JP19397593A JPH0729680A JP H0729680 A JPH0729680 A JP H0729680A JP 19397593 A JP19397593 A JP 19397593A JP 19397593 A JP19397593 A JP 19397593A JP H0729680 A JPH0729680 A JP H0729680A
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Abstract
ら取外すことができる電極用ねじ込み具を提供する。 【構成】 フレーム2の下部にプラグ3を下向きに固着
し、このプラグ3の基部外周にすきまをもつて嵌合する
リング10を、プラグ3にねじ込んだボルト12によつ
て、上下方向に所定量上下動自在に支持する。リング1
0の上面の傾斜面21とフレーム2の下面との間に、く
さび形空間23を形成させ、このくさび形空間23にロ
ツク片24a,24bを挿入し、このロツク片を内外方
向に引込突出駆動するロツク片駆動装置25を設ける。
Description
いるねじ込み具に関し、さらに詳しくは電気炉における
ア−ク加熱用あるいは抵抗加熱用の電極の上端部にねじ
込んで、電極の吊上げや接続に用いるねじ込み具に関す
る。
用により消耗するため、使用中の旧電極の上端部に新電
極を継足す接続作業が必要となる。このための電極接続
装置としては、たとえば特公昭56−24358号公報
や実開平3−130196号公報に開示された接続装置
(あるいは継足装置)が提案されている。
の上端部の接続穴にねじ込まれるねじ金具(あるいはニ
ツプル)は、いずれも接続穴のめねじに螺合するおねじ
をそなえた金属製のものであり、このねじ金具をねじ込
んだ新電極を所定のトルクで旧電極にねじ込み接続した
のち、ねじ金具を逆方向に回して取外す際に、上記ねじ
込み接続時のトルクを受けてねじ部が強力に締付けられ
たいわゆるねじが利いた状態から逆転させるため、大き
な回転駆動力を必要とし、このため電極接続装置におけ
るねじ込み駆動装置の駆動機は大形大容量のものとな
り、また電極の接続穴のめねじ部の損傷をひきおこすと
いう問題があつた。
問題点を解決するもので、大きな回転駆動力を必要とせ
ず容易に電極から取外すことができ、電極のめねじ部の
損傷も防止できる電極用ねじ込み具を提供することを目
的とする。
にこの発明の電極用ねじ込み具は、フレームの下部にプ
ラグを下向きに固着し、このプラグの基部外周にすきま
をもつて嵌合するリングを、上下方向に所定量移動自在
に前記プラグまたは前記フレームに支持し、前記リング
の前記プラグに対する上向きの相対移動を阻止するロツ
ク装置を具備したことを特徴とする。
る上向きの相対移動を阻止するロツク装置としては、リ
ングの上面と該リングに対向するフレームの下面の少な
くとも一方の面を傾斜面として前記上面と下面との間に
形成したくさび形空間と、このくさび形空間内に挿入さ
れる複数個のロツク片と、このロツク片を内外方向に引
込突出駆動するロツク片駆動装置とを具備して成るロツ
ク装置を用いるとよい。
接続装置におけるねじ込み装置のねじ運動をおこなう回
転軸に、フレームを連結して使用する。ロツク装置を動
作させてリングのプラグに対する上向きの相対移動を阻
止した状態で、上記回転軸によりねじ込み具を回動さ
せ、プラグを電極上端部の接続穴にねじ込めば、リング
はプラグと一体のつば部として、電極の接続穴外周部の
上面に当接し、この上面とリング下面との圧接反力はプ
ラグのおねじ部のねじ山と電極の接続穴のめねじ部のね
じ山との圧接反力として作用して、おねじ部とめねじ部
が強固に締付けられた状態となる。このねじ込み状態
で、ねじ込み具を上昇させて電極を吊上げ、さらに電極
をねじ込み具と共にねじ運動させて旧電極頂部にねじ込
み接続するのに使用する。
ク装置のロツク動作を解除して、リングをプラグに対し
て上方へ相対移動可能とすれば、電極を下向きに押圧し
ていたリングの圧接力がなくなり、プラグのおねじ部と
電極のめねじ部との間の圧接力がなくなるので、極めて
小さな逆方向回転駆動力により、おねじ部をめねじ部か
らねじ運動により離脱させることができるのである。
を説明する。図1はねじ込み具1を電極接続装置の昇降
枠30に取付けた状態を示し、ねじ込み具1の詳細は図
2乃至図4に示す通りである。図2において、2はフレ
ームで、つば付き短円筒状の下部フレーム2aに、頂板
付き円筒状の上部フレーム2bを接続して成る。
部6にねじ込まれるおねじ部7をそなえた下向きのプラ
グで、図4に示すように、上部のつば部3aをボルト締
めすることにより、下部フレーム2aに連結固着されて
いる。10はプラグ3の基部3bの外周にすきまをもつ
て嵌合するリングである。このリング10に放射状に設
けた穴11を貫通してボルト12をプラグ3の基部3b
にねじ込むことにより、リング10は、穴11とボルト
12のガタに相当する小距離分だけ上下に移動自在に、
プラグ3に支持されている。
グ10の上方への移動を阻止するロツク装置で、リング
10の上面を中心側が低い凹面状のゆるやかな傾斜面2
1として、この傾斜面21と下部フレーム2aの下面2
2との間にくさび形空間23を形成し、このくさび形空
間23内に内外方向(プラグ3の直径方向)に移動自在
な複数個(この実施例では2個)のロツク片24a,2
4bを挿入し、このロツク片24(ロツク片24a,2
4bの総称)を内外方向に引込突出駆動するロツク片駆
動装置25を設けて成る。
エアシリンダ、27はこのエアシリンダ26のピストン
ロツドに取付けたナツクル、28aおよび28bはこの
ナツクル27とロツク片24aおよび24bをピン連結
するリンクで、これらによつてロツク片駆動装置25が
構成されている。
レーム2aは軸受31を介して、電極接続装置の昇降枠
30の下部に回転自在に支持され、また上部フレーム2
bの頂板8には回転駆動軸32が取付けられ、この回転
駆動軸32は軸受33を介して昇降枠30の中間部に回
転自在に支持されている。回転駆動軸32の上部に固設
した歯車34には、昇降枠30に取付けたモータ35の
出力軸に固着した駆動歯車36が噛合つている。なお回
転駆動軸32の中心部を貫通する穴内には、エアシリン
ダ26への給排気用のロータリージヨイントをそなえた
空気配管が装着されるが、その図示は省略してある。
つて昇降自在にガイドされ、吊手37を介して接続した
図示しない昇降駆動装置により昇降駆動されるものであ
り、この昇降駆動速度と同期させてモータ35によりね
じ込み具1全体を回転駆動することにより、プラグ3部
にねじ運動をさせて、接続穴5へのねじ込みおよびねじ
戻しをおこなうようになつている。
ラグ3の電極4へのねじ込みをおこなうには、エアシリ
ンダ26のピストンロツドを突出させてナツクル27を
プラグ3の凹部3cの底面に当接させ、図2に示すよう
にロツク片24を外方へ突出させたロツク状態とする。
そして前述のねじ運動をおこなつてプラグ3を電極4の
接続穴5にねじ込めば、ねじ込み終期にリング10の下
面が電極4の頂面4aに当接して、ロツク片24により
リング10の上方への移動が阻止される。
ーム2aとロツク片24間、ロツク片24とリング10
間、リング10と電極4間には、それぞれ互いに押合う
圧接力が発生し、この圧接力に相当する大きな押圧力に
よつてプラグ3のおねじ部7のねじ山と接続穴5のめね
じ部6のねじ山とが強力に押合つて、ねじが利いた締付
状態となる。
極4を吊上げ、前記と同様なねじ運動により該電極4の
下端部にねじ込んだニツプルを旧電極の上部の接続穴に
ねじ込む電極接続などをおこなうことができる。
は、ロツク装置のエアシリンダ36のピストンロツドを
引込駆動すれば、ロツク片24はリンク28a,28b
を介して内方へ引込駆動され、図6に示すように下部フ
レーム2aとロツク片24間、および/またはロツク片
24とリング10間にはすきまができて、図5における
各部の圧接力はなくなり、プラグ3のおねじ部7と接続
穴5のめねじ部6との間の大きな押圧力もなくなるの
で、小さな回転力でねじ込み具1を逆回転させて、接続
穴5からプラグ3をねじ戻し抜取ることができるのであ
る。
ツク動作状態で、プラグ3のねじ込みをおこなつたが、
このロツク動作の前に小トルクでプラグ3を接続穴5に
ねじ込み、その後ロツク装置20によりロツク片24を
突出させて締付状態を得るようにしてもよい。なおこの
場合も、ねじ戻し時の動作は、上記実施例と同様にして
おこなう。
はなく、たとえばリング10は、図7に示すように、プ
ラグ3の基部3bとリング10の内径部に削設した溝に
嵌込んだ保持リング41によりプラグ3に小距離上下動
自在に支持してもよいし、図8に示すように、リング1
0に基部を固着したつば付きピン42の上部を、下部フ
レーム2aに突設した吊耳43の穴に嵌合させて、フレ
ーム2に上下動自在に支持するようにしてもよい。
側が高い凸面状に傾斜させてもよいし、下部フレーム2
aの下面を傾斜面としてもよく、さらにロツク片24の
押引駆動機構および駆動機は上記以外のものとしてもよ
い。またロツク装置20としては、くさび形式以外のク
ランプ機構によつてリングをロツクするロツク装置を用
いることもできる。
30に回転自在に支持するとともに、回転駆動軸32を
フレーム2に連結して回転駆動するようにしたが、フレ
ーム2の頂部に吊手を取付けて、この吊手をねじ運動す
る昇降回転軸に連結して用いることもできる。またこの
発明の電極用ねじ込み具は、電極を吊上げて移送する電
極搬送装置の電極吊り具としても使用できるものであ
る。
ねじ込み時にロツク装置によりリングをつば状にプラグ
にロツクし、ねじ戻し時に上記ロツクを解除して締付状
態のおねじ部とめねじ部の間の押圧力をなくする構成と
したので、小さな回転駆動力でプラグを容易に電極の接
続穴から取外すことができ、電極接続装置におけるねじ
込み具駆動用の駆動機は小形小容量のもので済み、電極
のめねじ部の損傷も防止できる。
態の縦断面図である。
である。
す模式縦断面図である。
す模式縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
施態様を示す要部縦断面図である。
2b…上部フレーム、3…プラグ、3b…基部、4…電
極、5…接続穴、6…めねじ部、7…おねじ部、10…
リング、11…穴、12…ボルト、20…ロツク装置、
21…傾斜面、22…下面、23…くさび形空間、24
a…ロツク片、24b…ロツク片、25…ロツク片駆動
装置、26…エアシリンダ、28a,28b…リンク、
30…昇降枠、31…軸受、32…回転駆動軸、33…
軸受、41…保持リング、42…つば付きピン、43…
吊耳。
Claims (2)
- 【請求項1】 フレームの下部にプラグを下向きに固着
し、このプラグの基部外周にすきまをもつて嵌合するリ
ングを、上下方向に所定量移動自在に前記プラグまたは
前記フレームに支持し、前記リングの前記プラグに対す
る上向きの相対移動を阻止するロツク装置を具備したこ
とを特徴とする電極用ねじ込み具。 - 【請求項2】 ロツク装置が、リングの上面と該リング
に対向するフレームの下面の少なくとも一方の面を傾斜
面として前記上面と下面との間に形成したくさび形空間
と、このくさび形空間内に挿入される複数個のロツク片
と、このロツク片を内外方向に引込突出駆動するロツク
片駆動装置とを具備して成る請求項1記載の電極用ねじ
込み具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19397593A JP3409375B2 (ja) | 1993-07-10 | 1993-07-10 | 電極用ねじ込み具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19397593A JP3409375B2 (ja) | 1993-07-10 | 1993-07-10 | 電極用ねじ込み具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729680A true JPH0729680A (ja) | 1995-01-31 |
JP3409375B2 JP3409375B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19397593A Expired - Fee Related JP3409375B2 (ja) | 1993-07-10 | 1993-07-10 | 電極用ねじ込み具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3409375B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-10 JP JP19397593A patent/JP3409375B2/ja not_active Expired - Fee Related
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