JPH0955289A - 電極接続装置 - Google Patents
電極接続装置Info
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- JPH0955289A JPH0955289A JP7227070A JP22707095A JPH0955289A JP H0955289 A JPH0955289 A JP H0955289A JP 7227070 A JP7227070 A JP 7227070A JP 22707095 A JP22707095 A JP 22707095A JP H0955289 A JPH0955289 A JP H0955289A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 アーク炉等の電気式溶融炉において、新電極
と旧電極の軸心を簡単かつ確実に一致させて接続作業を
容易ならしめる電極接続装置を提案する。 【解決手段】 クレーンにより吊下される吊フレーム6
内に雌ねじ体9を設け接続ねじ5と同一ピッチのねじ軸
11を該雌ねじ体に螺合して円筒形の新電極ホルダを垂
設し、該新電極ホルダには新電極4を把持する上部クラ
ンプ21と共に新電極ホルダを軸心回りに回転させる回
転駆動部19を設け、吊フレームより垂下した環状フレ
ーム30に新電極の下端部外周縁に係合する複数のスト
ッパ32を設け、更に該環状フレームの下に旧電極2の
外周を把持する下部クランプを備えた旧電極ホルダ41
を吊下し、該旧電極ホルダと環状フレーム30との対向
面には相対的に接近し嵌合することにより吊フレーム6
の軸心を旧電極ホルダ41の軸心に一致させる雌雄ガイ
ド48を設けた。
と旧電極の軸心を簡単かつ確実に一致させて接続作業を
容易ならしめる電極接続装置を提案する。 【解決手段】 クレーンにより吊下される吊フレーム6
内に雌ねじ体9を設け接続ねじ5と同一ピッチのねじ軸
11を該雌ねじ体に螺合して円筒形の新電極ホルダを垂
設し、該新電極ホルダには新電極4を把持する上部クラ
ンプ21と共に新電極ホルダを軸心回りに回転させる回
転駆動部19を設け、吊フレームより垂下した環状フレ
ーム30に新電極の下端部外周縁に係合する複数のスト
ッパ32を設け、更に該環状フレームの下に旧電極2の
外周を把持する下部クランプを備えた旧電極ホルダ41
を吊下し、該旧電極ホルダと環状フレーム30との対向
面には相対的に接近し嵌合することにより吊フレーム6
の軸心を旧電極ホルダ41の軸心に一致させる雌雄ガイ
ド48を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク炉の電気式
溶融炉において、電極把持装置により垂直に保持された
電極が操業によって消耗するに従いその旧電極の上端に
新電極をねじ込むことにより継足する電極接続装置に関
する。
溶融炉において、電極把持装置により垂直に保持された
電極が操業によって消耗するに従いその旧電極の上端に
新電極をねじ込むことにより継足する電極接続装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】アーク炉にて使用される人造黒鉛製の電
極は使用により消耗するため、使用中の電極の上端部に
新電極を継足す作業が必要であり、そのための電極接続
装置としては、例えば特公昭56−24358号公報,
実開平3−130196号公報等により知られている。
極は使用により消耗するため、使用中の電極の上端部に
新電極を継足す作業が必要であり、そのための電極接続
装置としては、例えば特公昭56−24358号公報,
実開平3−130196号公報等により知られている。
【0003】ところで、一般に電極を接続するに当たっ
ては、旧電極の軸芯に新電極の軸芯を完全に一致させて
新電極をねじ込むようにしないと、ねじ山がつぶれ接続
不良を起こすおそれがある。このため従来の電極接続装
置ではクレーンに吊下した新電極の下端を旧電極の上端
にぴつたりと一致させ新電極を下降せねばならず、その
ためにクレーン操縦者とは別にアーク炉上に作業員がい
て新電極をガイドしなければならず、危険を伴う状況で
あった。
ては、旧電極の軸芯に新電極の軸芯を完全に一致させて
新電極をねじ込むようにしないと、ねじ山がつぶれ接続
不良を起こすおそれがある。このため従来の電極接続装
置ではクレーンに吊下した新電極の下端を旧電極の上端
にぴつたりと一致させ新電極を下降せねばならず、その
ためにクレーン操縦者とは別にアーク炉上に作業員がい
て新電極をガイドしなければならず、危険を伴う状況で
あった。
【0004】また、従来の電極接続装置には、それ自体
の廻り止めのために装置本体の外周にテレスコープ状に
多段に伸びる伸縮筒を備え、該伸縮筒を下方に伸ばして
その下端を電極把持装置に係合させるか、或いはその伸
縮筒をクレーンに固定することにより該伸縮筒に上記回
転トルクを負荷させるようにしたものもあったが、その
ようなものでは装置本体が大型化し大重量になるので製
作コストが高くなると共に、吊上に大型のクレーンを要
するなどの問題があった。
の廻り止めのために装置本体の外周にテレスコープ状に
多段に伸びる伸縮筒を備え、該伸縮筒を下方に伸ばして
その下端を電極把持装置に係合させるか、或いはその伸
縮筒をクレーンに固定することにより該伸縮筒に上記回
転トルクを負荷させるようにしたものもあったが、その
ようなものでは装置本体が大型化し大重量になるので製
作コストが高くなると共に、吊上に大型のクレーンを要
するなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解決し、新電極を容易,確実,安全に継足し得る
電極接続装置を提供しようとするものである。さらに本
発明は装置全体を小型化でき製作コストを軽減できる電
極接続装置を提供しようとするものである。
題点を解決し、新電極を容易,確実,安全に継足し得る
電極接続装置を提供しようとするものである。さらに本
発明は装置全体を小型化でき製作コストを軽減できる電
極接続装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、電
極把持装置により垂直に保持された旧電極の上端のねじ
孔に新電極の下端の接続ねじをねじ込むための電極接続
装置であって、クレーンにより吊下される吊フレーム内
に雌ねじ体を設け前記接続ねじと同一ピッチのねじ軸を
該雌ねじ体に螺合することにより円筒形の新電極ホルダ
を螺進可能に垂設し、該新電極ホルダには新電極の外周
を把持する上部クランプを設けると共に該新電極ホルダ
を軸心回りに回転させる回転駆動部を設け、吊フレーム
より垂下した環状フレームに新電極の下端部外周縁に係
合する複数のストッパを出没可能に設け、さらに該環状
フレームの下に旧電極の外周を把持する下部クランプを
備えた旧電極ホルダを吊下し、該旧電極ホルダと環状フ
レームとの対向面には相対的に接近し嵌合することによ
り吊フレームの軸心を旧電極ホルダの軸心に一致させる
雌雄ガイドを設けてなることを特徴とする。また本発明
は上記電極接続装置において、旧電極ホルダの内周面に
ボールキャスターおよび環状案内板からなる旧電極挿入
ガイドを設けてなることを特徴とする。さらに本発明は
上記電極接続装置において、複数のストッパをバネによ
って環状フレームの中心に向けて付勢することにより新
電極を該環状フレームの軸心に一致させ支持し得るよう
にしたことを特徴とする。
極把持装置により垂直に保持された旧電極の上端のねじ
孔に新電極の下端の接続ねじをねじ込むための電極接続
装置であって、クレーンにより吊下される吊フレーム内
に雌ねじ体を設け前記接続ねじと同一ピッチのねじ軸を
該雌ねじ体に螺合することにより円筒形の新電極ホルダ
を螺進可能に垂設し、該新電極ホルダには新電極の外周
を把持する上部クランプを設けると共に該新電極ホルダ
を軸心回りに回転させる回転駆動部を設け、吊フレーム
より垂下した環状フレームに新電極の下端部外周縁に係
合する複数のストッパを出没可能に設け、さらに該環状
フレームの下に旧電極の外周を把持する下部クランプを
備えた旧電極ホルダを吊下し、該旧電極ホルダと環状フ
レームとの対向面には相対的に接近し嵌合することによ
り吊フレームの軸心を旧電極ホルダの軸心に一致させる
雌雄ガイドを設けてなることを特徴とする。また本発明
は上記電極接続装置において、旧電極ホルダの内周面に
ボールキャスターおよび環状案内板からなる旧電極挿入
ガイドを設けてなることを特徴とする。さらに本発明は
上記電極接続装置において、複数のストッパをバネによ
って環状フレームの中心に向けて付勢することにより新
電極を該環状フレームの軸心に一致させ支持し得るよう
にしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る電極接続装置の
実施の形態を図面と共に説明する。図1にこの電極接続
装置の側面図、図2に縦断面図、図3〜図7に図2のA
ーA断面乃至FーF断面を示した。図において、1はア
ーク炉に設けられた電極把持装置、2は該電極把持装置
1により垂直に保持された旧電極で、該旧電極2の上端
にはテーパ状のねじ孔3が形成されている。4は該ねじ
孔3に下端の接続ねじ5を螺合し接続せんとする新電極
である。
実施の形態を図面と共に説明する。図1にこの電極接続
装置の側面図、図2に縦断面図、図3〜図7に図2のA
ーA断面乃至FーF断面を示した。図において、1はア
ーク炉に設けられた電極把持装置、2は該電極把持装置
1により垂直に保持された旧電極で、該旧電極2の上端
にはテーパ状のねじ孔3が形成されている。4は該ねじ
孔3に下端の接続ねじ5を螺合し接続せんとする新電極
である。
【0008】6はクレーン(図示せず)のロープ7に上
端の係合部8を係留して吊下された筒状の吊フレーム
で、該吊フレーム6内中心に雌ねじ体9がボルト10に
より固設され、該雌ねじ体9の内周には台形ねじが刻設
されこれにねじ軸11が螺合されている。なお該ねじ軸
11と雌ねじ体9を螺合させている台形ねじのピッチは
前記接続ねじ5のピッチと同一ピッチとしている。12
はねじ軸11の下端にボルト13により固着された円筒
形の新電極ホルダ,19は該新電極ホルダ12を軸心回
りに回転させる回転駆動部である。即ち吊フレーム6の
一側部に軸受15,16によりモータ18にて回転動す
るピニオン17を支持すると共に新電極ホルダ12の外
周に設けた大径歯車14に該ピニオン17を噛合させ、
該モータ18の駆動により新電極ホルダ12が軸心回り
に回転動することで該新電極ホルダ12がねじ軸11,
雌ねじ体9の螺子ピッチに従い螺進するように構成され
ている。
端の係合部8を係留して吊下された筒状の吊フレーム
で、該吊フレーム6内中心に雌ねじ体9がボルト10に
より固設され、該雌ねじ体9の内周には台形ねじが刻設
されこれにねじ軸11が螺合されている。なお該ねじ軸
11と雌ねじ体9を螺合させている台形ねじのピッチは
前記接続ねじ5のピッチと同一ピッチとしている。12
はねじ軸11の下端にボルト13により固着された円筒
形の新電極ホルダ,19は該新電極ホルダ12を軸心回
りに回転させる回転駆動部である。即ち吊フレーム6の
一側部に軸受15,16によりモータ18にて回転動す
るピニオン17を支持すると共に新電極ホルダ12の外
周に設けた大径歯車14に該ピニオン17を噛合させ、
該モータ18の駆動により新電極ホルダ12が軸心回り
に回転動することで該新電極ホルダ12がねじ軸11,
雌ねじ体9の螺子ピッチに従い螺進するように構成され
ている。
【0009】20は新電極ホルダ12を吊フレーム6に
対して同心状に保つために図3に示したように吊フレー
ム6に新電極ホルダ12を囲むように複数設けられたロ
ーラである。21は該新電極ホルダ12内に挿入された
新電極4の外周を把持する上部クランプで、該上部クラ
ンプ21は図4に示したように新電極ホルダ12に支持
された一対の支軸22に夫々リンク23が枢支され、該
リンク23の先端部に新電極ホルダ12の内周面に位置
するシュー24を連結すると共に、基端部にシリンダ2
5を設け該シリンダ25が伸長することによりシュー2
4が新電極4の外周面に圧着し該新電極4を把持し得る
ように構成されている。
対して同心状に保つために図3に示したように吊フレー
ム6に新電極ホルダ12を囲むように複数設けられたロ
ーラである。21は該新電極ホルダ12内に挿入された
新電極4の外周を把持する上部クランプで、該上部クラ
ンプ21は図4に示したように新電極ホルダ12に支持
された一対の支軸22に夫々リンク23が枢支され、該
リンク23の先端部に新電極ホルダ12の内周面に位置
するシュー24を連結すると共に、基端部にシリンダ2
5を設け該シリンダ25が伸長することによりシュー2
4が新電極4の外周面に圧着し該新電極4を把持し得る
ように構成されている。
【0010】30は吊フレーム6より垂下された4本の
垂下軸31により支持した環状フレームで、該環状フレ
ーム30には新電極4の抜脱を防止するためと軸心一致
のために対称位置に一対のストッパ32が出没可能に設
けられる。即ち、図6に示したように環状フレーム30
に固植されたピン33にストッパ32を水平面内で旋回
可能に軸支し、バネ34の弾性により該ストッパ32を
該環状フレーム30の中心に向けて付勢している。そし
てシリンダ35のピストンロッド端36を該ストッパ3
2の基端部に対向させて設け、該ピストンロッドが伸長
したときはストッパ32をバネ34の弾性に抗して旋回
させ該ストッパ32が環状フレーム30内から没するよ
うに構成している。なお、ストッパ32の上面には図9
に示したように円弧状片37が一体に突出形成され、該
円弧状片37の内側には斜面状のガイド面38が形成さ
れている。
垂下軸31により支持した環状フレームで、該環状フレ
ーム30には新電極4の抜脱を防止するためと軸心一致
のために対称位置に一対のストッパ32が出没可能に設
けられる。即ち、図6に示したように環状フレーム30
に固植されたピン33にストッパ32を水平面内で旋回
可能に軸支し、バネ34の弾性により該ストッパ32を
該環状フレーム30の中心に向けて付勢している。そし
てシリンダ35のピストンロッド端36を該ストッパ3
2の基端部に対向させて設け、該ピストンロッドが伸長
したときはストッパ32をバネ34の弾性に抗して旋回
させ該ストッパ32が環状フレーム30内から没するよ
うに構成している。なお、ストッパ32の上面には図9
に示したように円弧状片37が一体に突出形成され、該
円弧状片37の内側には斜面状のガイド面38が形成さ
れている。
【0011】また、前記環状フレーム30の外周部より
ワイヤー40を吊下し該環状フレーム30の下に環状の
旧電極ホルダ41を水平に吊下している。なお42は該
ワイヤー40を結び付けるための突片である。そして該
旧電極ホルダ41には図8に示したような下部クランプ
43が設けられる。該下部クランプ43は前記上部クラ
ンプ21と略々同じように、該旧電極ホルダ41に支持
された一対の支軸44に夫々リンク45が枢支され、該
リンク45の先端部にシュー46を連結すると共に、基
端部にシリンダ47を設け該シリンダ47が伸長するこ
とによりシュー46が旧電極2の外周面に圧着し該旧電
極2を把持し得るように構成している。
ワイヤー40を吊下し該環状フレーム30の下に環状の
旧電極ホルダ41を水平に吊下している。なお42は該
ワイヤー40を結び付けるための突片である。そして該
旧電極ホルダ41には図8に示したような下部クランプ
43が設けられる。該下部クランプ43は前記上部クラ
ンプ21と略々同じように、該旧電極ホルダ41に支持
された一対の支軸44に夫々リンク45が枢支され、該
リンク45の先端部にシュー46を連結すると共に、基
端部にシリンダ47を設け該シリンダ47が伸長するこ
とによりシュー46が旧電極2の外周面に圧着し該旧電
極2を把持し得るように構成している。
【0012】また、旧電極ホルダ41と環状フレーム3
0との対向面には雌雄ガイド48が設けられる。即ち、
旧電極ホルダ41の上面に3つの雄形突起49を固設す
ると共に、環状フレーム30の下面に該各雄形突起49
の先端部が少しだけ嵌まっている筒状の雌形ガイド50
を固設する。
0との対向面には雌雄ガイド48が設けられる。即ち、
旧電極ホルダ41の上面に3つの雄形突起49を固設す
ると共に、環状フレーム30の下面に該各雄形突起49
の先端部が少しだけ嵌まっている筒状の雌形ガイド50
を固設する。
【0013】なお、51は旧電極ホルダ41の内周面に
複数個設けられたボールキャスター、52は該ボールキ
ャスター51の上方で旧電極ホルダ41の内周面を延長
する筒状に形成された環状案内板で、これらが旧電極挿
入ガイドとなる。
複数個設けられたボールキャスター、52は該ボールキ
ャスター51の上方で旧電極ホルダ41の内周面を延長
する筒状に形成された環状案内板で、これらが旧電極挿
入ガイドとなる。
【0014】このように構成した電極接続装置では、新
電極ホルダ12内に新電極4を挿入して上部クランプ2
1により把持すると共にストッパ32によりその抜脱を
防ぎ、該新電極4の下端面外周縁が該ストッパ32のガ
イド面38に当接し該ストッパ32がバネ34の弾性に
より内向に付勢されることで該新電極4の軸心を新電極
ホルダ12乃至吊フレーム6の軸心に一致するようにす
る。そして該吊フレーム6をロープ7により垂直に吊下
しクレーンの移動により旧電極2の真上に位置させる。
そして、ボールキャスター51のガイドにより旧電極2
の上端を旧電極ホルダ41内に挿入し環状案内板52の
内周に該旧電極2の外周面を当接させると共に、下部ク
ランプ43を作動させシュー46により該旧電極2の外
周面を把持する。そしてその状態で吊フレーム6をさら
に少し(10センチ程)だけ下降させ、図10に示した
ように旧電極ホルダ41と環状フレーム30とを相対的
に接近させ雌形ガイド50中に雄形突起49を嵌合させ
る。この嵌合により旧電極ホルダ41と吊フレーム6と
は相対的回転が不能なるように連結されると同時に旧電
極2の軸心に吊フレーム6乃至新電極ホルダ12,新電
極4の軸心を一致させることができる。そしてシリンダ
35を作動させストッパ32を離脱させた後、回転駆動
部19を作動させ新電極ホルダ12を回転することによ
り新電極4をねじ軸11のピッチに従い下方に螺進させ
る。これにより接続ねじ5がねじ孔3にねじ込まれ旧電
極2に新電極4を接合することができる。こうして接合
ができたら上部クランプ21,下部クランプ43を解除
しロープ7により装置全体を上方に引き上げることによ
り接合が完了できる。
電極ホルダ12内に新電極4を挿入して上部クランプ2
1により把持すると共にストッパ32によりその抜脱を
防ぎ、該新電極4の下端面外周縁が該ストッパ32のガ
イド面38に当接し該ストッパ32がバネ34の弾性に
より内向に付勢されることで該新電極4の軸心を新電極
ホルダ12乃至吊フレーム6の軸心に一致するようにす
る。そして該吊フレーム6をロープ7により垂直に吊下
しクレーンの移動により旧電極2の真上に位置させる。
そして、ボールキャスター51のガイドにより旧電極2
の上端を旧電極ホルダ41内に挿入し環状案内板52の
内周に該旧電極2の外周面を当接させると共に、下部ク
ランプ43を作動させシュー46により該旧電極2の外
周面を把持する。そしてその状態で吊フレーム6をさら
に少し(10センチ程)だけ下降させ、図10に示した
ように旧電極ホルダ41と環状フレーム30とを相対的
に接近させ雌形ガイド50中に雄形突起49を嵌合させ
る。この嵌合により旧電極ホルダ41と吊フレーム6と
は相対的回転が不能なるように連結されると同時に旧電
極2の軸心に吊フレーム6乃至新電極ホルダ12,新電
極4の軸心を一致させることができる。そしてシリンダ
35を作動させストッパ32を離脱させた後、回転駆動
部19を作動させ新電極ホルダ12を回転することによ
り新電極4をねじ軸11のピッチに従い下方に螺進させ
る。これにより接続ねじ5がねじ孔3にねじ込まれ旧電
極2に新電極4を接合することができる。こうして接合
ができたら上部クランプ21,下部クランプ43を解除
しロープ7により装置全体を上方に引き上げることによ
り接合が完了できる。
【0015】
【発明の効果】このように本発明の電極接続装置では、
旧電極に旧電極ホルダをクランプし該旧電極ホルダに雌
雄ガイドを嵌合させることにより吊フレームの軸心が旧
電極ホルダ即ち旧電極の軸心と一致するようにしたの
で、旧電極ホルダの下部クランプにより旧電極を把持さ
せるだけで容易に軸心を一致させることができる。この
ためクレーン操縦者だけでも容易に作業でき軸心不一致
により電極のねじ山がつぶれるような接続不良を起こす
おそれはなく常に確実な接合ができるようになる。しか
も装置全体を小型に構成できる利点がある。また、旧電
極ホルダにボールキャスター,環状案内板等の旧電極挿
入ガイドを設けることで該旧電極ホルダの挿入をさらに
容易にできると共に、ストッパをバネにより付勢するこ
とで新電極を常に新電極ホルダの中心に位置させること
を容易ならしめ接合精度を一層向上することができる。
旧電極に旧電極ホルダをクランプし該旧電極ホルダに雌
雄ガイドを嵌合させることにより吊フレームの軸心が旧
電極ホルダ即ち旧電極の軸心と一致するようにしたの
で、旧電極ホルダの下部クランプにより旧電極を把持さ
せるだけで容易に軸心を一致させることができる。この
ためクレーン操縦者だけでも容易に作業でき軸心不一致
により電極のねじ山がつぶれるような接続不良を起こす
おそれはなく常に確実な接合ができるようになる。しか
も装置全体を小型に構成できる利点がある。また、旧電
極ホルダにボールキャスター,環状案内板等の旧電極挿
入ガイドを設けることで該旧電極ホルダの挿入をさらに
容易にできると共に、ストッパをバネにより付勢するこ
とで新電極を常に新電極ホルダの中心に位置させること
を容易ならしめ接合精度を一層向上することができる。
【図1】本発明の電極接続装置の一実施形態を示した側
面図。
面図。
【図2】図1の電極接続装置の縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面図。
【図6】図2のD−D線断面図。
【図7】図2のE−E線断面図。
【図8】図2のF−F線断面図。
【図9】ストッパの拡大斜視図。
【図10】図2の作動状態図。
1 電極把持装置 2 旧電極 3 ねじ孔 4 新電極 5 接続ねじ 6 吊フレーム 7 ロープ 9 雌ねじ体 11 ねじ軸 12 新電極ホルダ 14 大径歯車 17 ピニオン 18 モータ 19 回転駆動部 20 ローラ 21 上部クランプ 30 環状フレーム 31 垂下軸 32 ストッパ 34 バネ 35 シリンダ 36 ピストンロッド端 37 円弧状片 38 ガイド面 40 ワイヤー 41 旧電極ホルダ 43 下部クランプ 48 雌雄ガイド 49 雄形突起 50 雌形ガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 電極把持装置により垂直に保持された旧
電極の上端のねじ孔に新電極の下端の接続ねじをねじ込
むための電極接続装置であって、クレーンにより吊下さ
れる吊フレーム内に雌ねじ体を設け前記接続ねじと同一
ピッチのねじ軸を該雌ねじ体に螺合することにより円筒
形の新電極ホルダを螺進可能に垂設し、該新電極ホルダ
には新電極の外周を把持する上部クランプを設けると共
に該新電極ホルダを軸心回りに回転させる回転駆動部を
設け、吊フレームより垂下した環状フレームに新電極の
下端部外周縁に係合する複数のストッパを出没可能に設
け、さらに該環状フレームの下に旧電極の外周を把持す
る下部クランプを備えた旧電極ホルダを吊下し、該旧電
極ホルダと環状フレームとの対向面には相対的に接近し
嵌合することにより吊フレームの軸心を旧電極ホルダの
軸心に一致させる雌雄ガイドを設けてなることを特徴と
した電極接続装置。 - 【請求項2】 旧電極ホルダの内周面にボールキャスタ
ーおよび環状案内板からなる旧電極挿入ガイドを設けて
なる請求項1に記載の電極接続装置。 - 【請求項3】 複数のストッパをバネによって環状フレ
ームの中心に向けて付勢することにより新電極を該環状
フレームの軸心に一致させ支持し得るようにした請求項
1または2に記載の電極接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7227070A JPH0955289A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 電極接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7227070A JPH0955289A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 電極接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955289A true JPH0955289A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16855064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7227070A Pending JPH0955289A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 電極接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0955289A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-08-10 JP JP7227070A patent/JPH0955289A/ja active Pending
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CN104654806B (zh) * | 2015-02-14 | 2016-04-13 | 攀枝花攀钢集团设计研究院有限公司 | 冶金电炉的石墨电极接长机构 |
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