JPH07296634A - 複合電解質膜 - Google Patents

複合電解質膜

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JPH07296634A
JPH07296634A JP6084457A JP8445794A JPH07296634A JP H07296634 A JPH07296634 A JP H07296634A JP 6084457 A JP6084457 A JP 6084457A JP 8445794 A JP8445794 A JP 8445794A JP H07296634 A JPH07296634 A JP H07296634A
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JP
Japan
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ion exchange
exchange resin
functional group
sulfonic acid
meq
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Withdrawn
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JP6084457A
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English (en)
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Kazuo Okuyama
和雄 奥山
Yoshio Suzuki
良雄 鈴木
Hideo Ai
英夫 愛
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗値が小さい高性能な電解質膜を提供す
る。 【構成】 全領域に交換容量が1〜15ミリ当量/g以
上のプロトン導伝性官能基を有するポリオレフィン成分
芯材と交換容量が0.9〜15ミリ当量/gであるイオ
ン交換樹脂成分からなる複合電解質膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体の複合電解質膜に
関するものであり、燃料電池、一次電池、二次電池、エ
レクトロクロミックデバイス、センサーなどの分野に広
く利用される。
【0002】
【従来の技術】電解質膜としては、スルホン酸基を持つ
パーフルオロカーボン系の膜(例えば商品名:ナフィオ
ン(登録商標))やスチレンジビニルベンゼンスルホン
酸等のハイドロカーボン系の膜が実用化されている。固
体高分子電解質を用いる系では電気エネルギーへの変換
効率が膜の電気抵抗のために低下するという問題があ
り、この問題を解決するためには薄膜化が一つの解決策
であるが、薄膜にすると主として物理的強度の低下が著
しく、これを解決するために表面親水性化多孔性ポリエ
チレン等の芯材を用いる電解質膜が報告されている。超
高分子量ポリエチレンの表面のぬれ性を改善する目的で
親水性有機炭化水素単量体をグラフト重合させて(特開
昭61−100640号公報)得られた表面親水性化多
孔性ポリエチレン(グラフト率が20重量%以下、好ま
しくは1〜15重量%であり、斉藤等の、グラフト率が
36重量%でもスルホン酸基が内部まで均一に導入でき
ないという報告(Reactive Polymer,
21 P.187(1993))もあることから、表面
のみグラフト重合されている。)の孔中にイオン交換樹
脂を充填している電解質膜(特開昭64−22932号
公報)、多孔性膜の表面を界面活性剤で処理して親水化
しその後イオン交換樹脂溶液を含ませる方法(特開平4
−204522号公報)によって作られる電解質膜があ
る。
【0003】また、パーフルオロカーボンスルホン酸膜
やパーフルオロカーボンカルボン酸膜は化学的、熱的性
質にすぐれ、正極や負極と一体化したコンパクトなセル
を構成できるので、食塩電解に利用され、さらに燃料電
池や水電解等への応用も検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
芯材を用いても未だに電気抵抗が大きく、例えば燃料電
池に用いた場合、電気エネルギーへの変換効率の充分な
電解質膜は得られていない。また、パーフルオロカーボ
ン系は、官能基の交換容量を大きくできないこと、非常
に高価であること等の問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意研究した結果、上記特開昭64−2
2932号公報、特開平4−204522号公報に記載
の両発明は、芯材表面のぬれ性を改善することを目的と
しており、芯材の表面以外は電解質として機能せず、そ
の分電気抵抗が増大し、電気エネルギーへの変換効率が
充分でないことを見出した。イオン導伝性と物理的強度
を有し、実用性の観点から安価な固体高分子電解質膜と
して、芯成分全体にプロトン導伝性の官能基を持たせる
ことにより芯成分自体にも電解質としての機能を持た
せ、かつ薄いイオン交換樹脂成分と複合させるという新
しい概念を確立し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は全領域にプロトン導伝
性官能基を有しその交換容量が1〜15ミリ当量/gで
あるポリオレフィン成分からなる芯材と、交換容量が
0.9〜15ミリ当量/gであるイオン交換樹脂成分と
から成る複合電解質膜であり、また、イオン交換樹脂成
分が交換容量0.9〜2ミリ当量/gであるフッ素系イ
オン交換樹脂である上記複合電解質膜であり、さらに、
ポリオレフィン成分及びフッ素系イオン交換樹脂成分が
有するプロトン導伝性官能基としてスルフォン酸基を必
須とする上記複合電解質膜である。
【0007】本発明の構成要素のひとつであるポリオレ
フィン成分は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−
メチルペンテン−1、ポリ−3−メチル−1−ブテン、
ポリ−1−ペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアル
コール等の炭化水素系、ポリテトラフルオロエチレン、
ポリトリフルオロモノクロロエチレン、ポリトリフルオ
ロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ−1,1−ジ
フルオロ−2,2−ジクロロエチレン、ポリ−1,1−
ジフルオロ−2−クロロロエチレン、ポリヘキサフルオ
ロエチレン、ポリ−1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロピレン、ポリオクタフルオロイソブチレン等の含
フッ素炭化水素系、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニールエーテル共重合体、テトラフルオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等の含
フッ素炭化水素共重合系、エチレン−テトラフルオロエ
チレン等の炭化水素と含フッ素炭化水素の共重合系等の
ポリオレフィンにプロトン導伝性官能基であるスルホン
酸、カルボン酸、ホスホン酸、リン酸の少なくとも1種
を導入したものである。必要な官能基の種類は電解質膜
の用途によって異なり、例えば、燃料電池用ではスルホ
ン酸基が好ましい。
【0008】これらの官能基はポリオレフィン成分の全
領域に均一に存在している。全領域とは、ポリオレフィ
ン成分の表面方向及び厚み方向の全ての領域を意味し、
また均一に存在とは次の測定方法において官能基量の平
均値の±15%以内に入るものである。官能基の存在量
はスルホン酸基の場合には硫黄原子を、また他の官能基
の場合には官能基にバリウムイオンを吸着させそのバリ
ウムイオンをプローブアナリシス法により測定する。ス
ルホン酸基以外の場合まず、ポリオレフィン成分を0.
1mol/l濃度の塩化バリウム水溶液中に10時間室
温で保持し、その後過剰の純水にて液更新しながらよく
洗浄する。これを乾燥し測定試料とする。スルホン酸基
の場合はそのまま乾燥し測定試料とする。電子線プロー
ブマイクロアナライザーJCXA−733(日本電子
(株)製)を用い、加速電圧15kV、試料電流0.5
μA、分析線BaLα線、分光結晶ペンタエリスリトー
ルの条件にて測定を行なう。表面における官能基の分布
は表面スキャンにより、また、厚さ方向の分布は、試料
を例えば凍結割断して生じた断面をスキャンすることに
より測定する。
【0009】これらの官能基の導入法には特に限定はな
い。モノマーに官能基を導入し、その後重合することに
より、官能基を有するポリオレフィン成分を合成しても
良い。また、重合物に官能基を導入する方法もある。例
えば、放射線グラフト重合法がある。これはポリオレフ
ィン膜に放射線例えば電子線を照射し、その後該官能基
を有するビニル化合物を単独あるいは混合状態で接触さ
せる方法である。この方法は例えば特開昭55−106
232号公報に開示されている。官能基として例えばス
ルホン酸基を有するモノマーの例としては、エチレンス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、メタリルスルホン酸、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等
があり、また、例えばスチレンやグリシジルメタクリレ
ートを反応させた後、スルホン化反応によりスルホン酸
基を導入しても良い。
【0010】ポリオレフィン成分の交換容量は、1〜1
5ミリ当量/gであり、好ましくは、2〜15ミリ当量
/g、より好ましくは4〜15ミリ当量/gである。例
えばスルホン酸基とカルボン酸基が存在する場合では、
両者の官能基の合計が1〜15ミリ当量/g、好ましく
は2〜15ミリ当量/g、より好ましくは4〜15ミリ
当量/gである。用途によって必要な官能基量が異な
り、例えば燃料電池用ではスルホン酸基が0.7ミリ当
量/g以上が好ましく、スルホン酸基が0.7ミリ当量
/g以上、カルボン酸基が0.3ミリ当量/g以上がよ
り好ましい。1ミリ当量/gより小さいとプロトン導伝
性が小さく、電解質として用いた時に抵抗が大きくな
る。
【0011】ポリオレフィン成分の形状は膜状である。
多孔性でも良く、無孔性でも良い。ここで孔とは、水銀
圧入法ポロミメーター(ポアサイザー9320 (株)
島津製作所製)の測定限界である直径60Å以上の孔を
いう。多孔性膜の場合、その孔構造に特に限定はない
が、好ましくは空孔率は95%以下であり、平均孔直径
は1mm以下である。空孔率が95%より大きいと複合
電解質膜として実用的な強度を保てなくなる。また、平
均孔直径が1mmより大きいと、フッ素系イオン交換樹
脂成分が均一に多孔内に入らない場合も生じうる。ポリ
オレフィン成分の厚さは特に限定しないが、好ましくは
1〜190μm、より好ましくは10〜100μmであ
る。1μmより薄いと複合電解質膜として実用的な強度
ではなくなるし、190μmより厚いと複合電解質膜と
して用いた時に抵抗が大きくなり実用的ではない。
【0012】本発明で用いるイオン交換樹脂成分として
は炭化水素系およびフッ素系の陽イオン交換能を有する
樹脂を用いることができる。炭化水素系イオン交換樹脂
はフェノールスルホン酸やフェノールとホルマリンの縮
合物や、ポリスチレンまたはスチレン−ジビニルベンゼ
ン、スチレン−ブタジエン、スチレン−ジビニルベンゼ
ン−塩化ビニル等の共重合体をスルホン化したものや、
スチレンスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルスル
ホン酸、それらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩とスチレン等の共重合体等がある。炭化水素系イオ
ン交換樹脂の交換容量は0.9〜15ミリ当量であり、
好ましくは1.5〜15ミリ当量、より好ましくは2〜
15ミリ当量である。0.9ミリ当量より小さいとプロ
トン導伝性が低下し、電解質として実用的でなくなる。
【0013】フッ素系イオン交換樹脂成分としては、例
えば含フッ素高分子を骨格とし、官能基としてスルホン
酸基、カルボン酸基、リン酸基およびホスホン酸基のい
ずれか一つまたは複数を有するものが挙げられる。好ま
しくはスルホン酸基を有するものである。このような官
能基を有する成分としては、例えば、下記(1)式で表
されるモノマーの一種以上を必須成分とし、これに後述
のモノマー群から選ばれた一種類以上のモノマーとの共
重合体がある。
【0014】
【化1】
【0015】(式中、−Yは、−SO3 H、−SO
2 F、−SO2 NH2 、−SO3 NH4、−COOH、
−CN、−COF、−COOR(Rは炭素数1〜10の
アルキル基)、−PO3 2 または−PO3 Hである。
aは0〜6の整数、bは0〜6の整数、cは0または1
で、且つa+b+c≠0であり、nは0〜6の整数であ
る。Xは、n≧1のときCl、BrまたはFのいずれか
一種または複数種の組合せである。Rt およびRt ′は
独立に、F、Cl、1〜10個の炭素原子を有するパー
フルオロアルキル基および1〜10個の炭素原子を有す
るフルオロクロロアルキル基から選択されるものであ
る。) そして、これに共重合させるモノマー群としては、テト
ラフルオロエチレン、トリフルオロモノクロロエチレ
ン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、1,1
−ジフルオロー2,2−ジクロロエチレン、1,1−ジ
フルオロー2−クロロエチレン、ヘキサフルオロプロピ
レン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロピレ
ン、オクタフルオロイソブチレン、エチレン、塩化ビニ
ルおよびアルキルビニルエステル等が挙げられる。
【0016】共重合後、必要であれば例えば加水分解等
の後処理にてプロトン移動性の官能基へと変換させる。
官能基を有する成分の交換容量は、1g当たりの官能基
のモル数で定義され、通常、滴定法により測定される。
フッ素系イオン交換樹脂成分の交換容量は0.9〜2ミ
リ当量/gであり、好ましくは1〜2ミリ当量/gであ
る。交換容量が0.9ミリ当量より小さいとプロトン導
伝性が低下し電解質として実用的ではなくなる。また、
2ミリ当量より大きい場合には均一な共重合物を得るこ
とが困難であることに加え、ゲル状物となりやすくポリ
オレフィン成分と複合化するときに必要な膜状とならな
い。イオン交換樹脂成分としてフッ素系を用いること
は、耐酸化性、耐久性の点で好ましい。
【0017】イオン交換樹脂成分の電解質薄膜での形状
は無孔性の膜である。その厚さは一番薄い部分で0.1
〜50μmであり、好ましくは1〜20μmである。
0.1μmより薄いと均一な膜状とならずピンホールが
生じやすい。また、50μmより厚いと電解質としての
抵抗が大きくなる。フッ素系イオン交換樹脂は高価であ
るため、できるだけ少量用いることが好ましい。
【0018】ポリオレフィン成分とイオン交換樹脂成分
との複合化方法には、例えば、ポリオレフィン成分の膜
とイオン交換樹脂成分の膜とを重ねホットプレスする方
法や、イオン交換樹脂成分をメタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等のアルコール類、N,N′
−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、スル
ホラン等の極性溶媒、テトラヒドロフラン等の環状エー
テル類などの親水性溶媒から選ばれた一種以上の溶媒ま
たはこれらの溶媒と水との混合溶媒に溶解したものを、
ポリオレフィン成分に含浸させた後乾燥する方法などが
ある。
【0019】ポリオレフィン成分の膜とイオン交換樹脂
成分の膜とを重ねて積層状態にする場合、例えば、ポリ
オレフィン成分1層に対してイオン交換樹脂成分が1層
でも良いし、あるいはポリオレフィン成分をはさむよう
に2層とし合計3層積層でも良い。フッ素系イオン交換
樹脂は化学的、熱的安定性を有しておりこの特性を発現
させるためには、フッ素系イオン交換樹脂成分を複合し
た電解質薄膜の外表に位置することが好ましい。含浸す
る方法は、例えば上述の溶液にポリオレフィン成分の膜
を浸漬した後引き上げたり、また、ポリオレフィン成分
の膜に上述の溶液を塗布あるいはスプレーする方法など
がある。
【0020】複合した電解質薄膜の厚さは1.1〜20
0μmが好ましく、更に好ましくは10〜100μmで
ある。厚さが1.1μmより小さいと電解質膜としての
実用的強度が保持できなくなる。一方、200μmより
大きいと電解質膜として用いた時の抵抗が大きくなり実
用的でなくなる。本発明ではポリオレフィン成分の表面
にも官能基を有していることにより、イオン交換樹脂成
分、特にフッ素系イオン交換樹脂成分との親和性が増加
し、両者が強固に結合する。本発明では、さらにポリオ
レフィン成分の内部にも均一に官能基を持たせているた
めに、ポリオレフィン成分から成る芯材も電解質として
機能する。これによりプロトン導伝性が大巾に向上する
ものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0022】
【実施例1】多孔性ポリエチレン膜(ハオポアー(登録
商標)2100 旭化成工業(株)製 重量平均分子量
200000)厚さ100μm、空孔率65%を110
℃で2軸延伸して、厚さ40μm、空孔率78%の多孔
性ポリエチレン膜とした。この膜に窒素雰囲気下で10
0kGyのγ線を照射した(ラジエ工業(株))。一
方、0.9mol/lのスチレンスルフォン酸ソーダ
(東京化成(株)製)と0.7mol/1のアクリル酸
(和光純薬(株)製、特級)の水溶液を調合し、窒素バ
ブリングを10分間行った。γ線を照射した多孔性ポリ
エチレン膜をガラス製の反応器に入れ、真空ポンプを用
いて減圧にした。この容器に空気が入らないように注意
しながら、調合した上記水溶液を導入し、密閉状態で水
浴中50℃10時間保持した。その後反応器からこの膜
を取り出し、過剰の純水中50℃1時間の洗浄を3回行
なった。その後、0.1N硫酸中80℃1時間、さらに
過剰の純水中80℃1時間の処理を行い芯材を得た。グ
ラフト率を次式で定義する。
【0023】
【数1】
【0024】これより、この多孔性ポリエチレン膜のグ
ラフト率は245%である。得られた反応物を乾燥し重
量を精秤したのち、5重量%塩化ナトリウム水溶液15
0ml中に浸漬し、室温で2時間攪拌した。その後膜を
取り出し、純水でよく洗浄し、その洗浄水を上記塩化ナ
トリウム水溶液中に加え、1/50N水酸化ナトリウム
水溶液にて滴定した。これによりスルフォン酸基の量を
決定した。一方、滴定に使用した反応物を0.1N硫酸
水溶液中に入れ、室温20時間攪拌保持した後、純水で
よく洗浄して芯材を得た。70℃減圧下で乾燥し重量を
測定した。この値と、グラフト率とスルフォン酸基量を
用いてカルボン酸基量を決定した。芯材のスルフォン酸
基の交換容量は2.5ミリ当量/g、カルボン酸基の交
換容量は3.5ミリ当量/gであった。
【0025】得られた芯材の一部を乾燥し、0.1mo
l/l塩化バリウム水溶液中に入れ室温で2時間攪拌し
た。その後芯材を取り出し、過剰の純水で洗浄した。芯
材を乾燥し、厚さ方向のバリウム存在量をプローブアナ
リシス法で測定したところ、空孔を除いた全領域のバリ
ウムカウント数が平均値±10%であった。一方、芯材
そのものを乾燥した試料の硫黄存在量を同様に測定した
ところ、カウント数が平均値の±12%であった。
【0026】パーフルオロカーボンスルホン酸膜(アシ
プレックス(登録商標)旭化成工業(株)製 交換容量
1.00ミリ当量/g)をエタノールと水の重量で50
対50混合溶媒に溶解し、5重量%の溶液とした。芯材
である多孔性ポリエチレン膜を内径100mmφのポリ
スチレン製の円形ワクに固定し、これを上記溶液に浸漬
し、室温中で2時間放置した。その後、液中より芯材を
引き上げ、過剰な溶液を除き、風乾した。この操作を1
0回繰り返すことにより、イオン交換樹脂成分と芯材と
の複合物を得た。この複合物を円形ワクより取り外し、
テトラフルオロエチレンテープ(ナフロン(登録商標)
ニチアス(株)製)にはさみ、400kg/cm2 11
0℃で5分間プレスした。ナフロンより取り出した複合
物膜の厚さは35μmであった。
【0027】
【実施例2】多孔性ポリエチレン膜(ハイポアー(登録
商標)2100 旭化成工業(株)製)重量平均分子量
200000、厚さ100μm、空孔率65%を110
℃で2軸延伸して、厚さ33μm、空孔率86%の多孔
性ポリエチレン膜とした。この膜に窒素雰囲気下で10
0kGrのγ線を照射した(ラジエ工業(株))。一
方、0.7mol/1のグリシジルメタクリレート(東
京化成(株)製、特級)のエタノール(東京化成(株)
製、特級)溶液を調合し、窒素バブリングを10分間行
った。γ線を照射した多孔性ポリエチレン膜をガラス製
の容器に入れ、真空ポンプを用いて減圧にした。この容
器に空気が入らないように注意しながら、調合した溶液
を導入し、密閉状態で水溶中40℃10時間保持した。
その後反応器から膜を取り出し、過剰のエタノール中3
0℃1時間の洗浄を3回行った。膜の重量を測定し
(2)式よりグラフト率を算出したところ195%であ
った。一方、2−プロパノール(東京化成(株)製、特
級)75重量%、純水15重量%、無水亜硫酸ソーダ
(関東化学(株)製、特級)10重量%の溶液を調合し
た。この溶液の中に膜を入れ、水浴中80℃、24時間
反応した。その後過剰のエタノールで1回、純水で2回
洗浄し、芯材を得た。実施例1と同様に滴定したとこ
ろ、スルフォン酸基の交換容量が3.0ミリ当量/gで
あった。この芯材の一部を用いて、実施例1と同じくプ
ローブアナリシス法で厚さ方向における硫黄量を測定し
た。空孔を除いた全領域の硫黄カウント数は平均値±8
%であった。
【0028】この芯材をパーフルオロカーボンスルフォ
ン酸膜(アシプレックス(登録商標)旭化成工業(株)
製 交換容量1.0ミリ当量/g)をエタノールと水の
重量で50対50混合溶媒に溶解した5重量%溶液に3
0分間浸漬した後、芯材を引き上げ、過剰の液を除き、
風乾した。この操作を5回繰り返し、イオン交換樹脂成
分と芯材との複合電解質膜を得た。この複合物をテトラ
フルオロエチレンテープ(ナフロン(登録商標))には
さみ、400kg/cm2 、110℃で5分間プレスし
た。ナフロンより取り出した複合物膜の厚さは42μm
であった。
【0029】
【実施例3】多孔性ポリテトラフルオロエチレンフィル
ム(MICRO−TEX(登録商標)NTF1033
日東電工(株)製)を、窒素雰囲気下で100kGyの
γ線を照射した(ラジエ工業(株))。一方、0.9m
ol/lのスチレンスルホン酸ソーダ(東京化成(株)
製)と0.7mol/lのアクリル酸(和光純薬(株)
製、特級)の水溶液を調合し、窒素バブリングを10分
間行った。γ線を照射したMICRO−TEX NTF
1033をガラス製の反応器に入れ、真空ポンプを用い
て減圧にした。この容器に空気が入らないように注意し
ながら、調合した水溶液を導入し、密閉状態でウォータ
バス中50℃10時間保持した。その後、反応器からM
ICRO−TEX NTF1033を取り出し、過剰の
純水中50℃1時間の洗浄を3回行った。その後、0.
1N硫酸溶液中室温で1日浸漬し、再度純水中50℃1
時間の洗浄を3回行った。得られた反応物のグラフト率
は48%であり、また、実施例1と同じ滴定によりスル
ホン酸の交換容量が、1.00ミリ当量/g、カルボン
酸の交換容量が1.95ミリ当量/gであった。
【0030】反応したMICRO−TEX NTF10
33を芯材に用い、実施例1と同様に、アシプレックス
(登録商標)の5重量%溶液への浸漬、引き上げ、乾燥
を10回繰り返した。得られた膜を実施例1と同じく、
400kg/cm2 、140℃で5分間プレスし、厚さ
15μmの複合電解質膜を得た。
【0031】
【実施例4】厚さ25μmの高密度ポリエチレン膜(旭
化成工業(株)製 グレードHF21A)に、窒素雰囲
気下で200kGyの電子線を照射し、あらかじめ脱酸
素しておいたスチレンスルホン酸ナトリウム〔和光純薬
製特級〕とアクリル酸〔日本触媒化学製〕の各1モル混
合水溶液中に浸漬し、80℃にて10時間反応した。得
られた反応膜を水にてよく洗浄した後、0.5mol/
lの硫酸液に浸漬しスルホン酸型にした。(2)式によ
りグラフト率を算出したところ、227%であった。実
施例1と同じ滴定法で求めた値とグラフト率からスルホ
ン酸基の交換容量は2.36ミリ当量/gであった。膜
1g中の構成は、ポリエチレン0.30/g、スチレン
スルホン酸0.442g、アクリル酸0.257gであ
った。得られた膜の厚さは60μmであった。実施例1
と同じくプローブアナリシス法により膜厚方向でのバリ
ウムの分布を測定したところ、全領域において、バリウ
ムのカウント数が平均値の±6%であった。同じく硫黄
のカウント数は平均値±10%であった。実施例1と同
じく、パーフルオロカーボンスルホン酸膜(アシプレッ
クス(登録商標)旭化成工業(株)製 交換容量1.0
0ミリ当量/g)をエタノールと水の重量で50対50
混合溶媒に溶解した5重量%溶液に、前記ポリエチレン
膜を8cm角に切断したものを浸漬し、室温で30分間
保持後引き上げ、余分な液を滴下させた後、50℃減圧
下で1時間乾燥した。この浸漬、乾燥操作をもう一度行
った後重量を測定したところ、0.07g重量増加して
いた。パーフルオロカーボンスルホン酸膜成分の比重は
2.15であり、この値を用いてポリエチレン膜表面に
付着しているパーフルオロカーボンスルホン酸成分の厚
さを算出すると2μmであった。得られた膜を実施例1
と同じく400kg/cm2 110℃で5分間プレス
し、複合電解質膜を得た。
【0032】
【比較例1】多孔性ポリエチレン膜(ハイポアー(登録
商標)2100 旭化成工業(株)製 重量平均分子量
200000)厚さ100μm、空孔率65%を110
℃で2軸延伸して、厚さ40μm、空孔率78%の多孔
性ポリエチレン膜とした。パーフルオロカーボンスルホ
ン酸膜(アシプレックス(登録商標) 旭化成工業
(株)製 交換容量1.00m当量/g)をエタノール
と水の重量で50対50混合溶媒に溶解し、5重量%の
溶液とした。芯材であるハイポアーを内径100mmφ
のポリスチレン製の円形ワクに固定し、これを上記溶液
に浸漬し、室温中で2時間放置した。その後、液中より
芯材を引き上げ、過剰な溶液を除き、風乾した。この操
作を10回繰り返すことにより、官能基を有する成分と
芯材との複合物を得た。この複合物を円形ワクより取り
はずし、テトラフルオロエチレンテープ(ナフロン(登
録商標) ニチアス(株)製)にはさみ、400kg/
cm2、110℃で5分間プレスした。ナフロンより取
り出した複合物膜の厚さは39μmであった。
【0033】
【比較例2】芯材のない市販パーフルオロカーボンスル
ホン酸膜(ナフィオン(登録商標)117 米国デュポ
ン社製)厚さ175μm、交換容量0.91ミリ当量/
gを0.1N硫酸中、80℃1時間処理後、過剰の蒸留
水中80℃1時間で洗浄を行い、液が中性であることを
確認した。このように洗浄したナフィオン(登録商標)
117を電解質膜に用いた。
【0034】
【比較例3】パーフルオロカーボンスルホン酸膜(アシ
プレックス(登録商標) 旭化成工業(株)製 交換容
量1.00ミリ当量/g)をエタノールと水の重量で5
0対50混合溶媒に溶解し、5重量%の溶液とした。一
方、芯材として用いた多孔性ポリテトラフルオロエチレ
ンフィルム(MICRO−TEX(登録商標)NTF1
033 日東電工(株)製)膜厚15μm、空孔率90
%を内径100mmφのポリスチレン製の円形ワクに固
定し、これを上記溶液に浸漬し、室温中で2時間放置し
た。その後、液中より芯材を引き上げ、過剰な溶液を除
き、風乾した。この操作を10回繰り返すことにより、
官能基を有する成分と芯材との複合物を得た。この複合
物を円形ワクより取りはずし、テトラフルオロエチレン
テープ(ナフロン ニチアス(株)製)にはさみ、40
0kg/cm2 、140℃で5分間プレスした。ナフロ
ンより取り出した複合電解質膜の厚さは10μmであっ
た。この複合電解質膜を純水中80℃1時間保持した。
【0035】実施例1〜4、比較例1〜3で得た複合電
解質膜を用いて、用途の1例である酸素/水素ガスを用
いた燃料電池にてその特性を明らかにした。ガス拡散電
極(米国E−TEK Inc.社製、白金担持量0.4
0mg/cm2 )を10cm 2 切り出した。パーフルオ
ロカーボンスルホン酸(アシプレックス(登録商標)旭
化成工業(株)製 交換容量1.0ミリ当量/g)をエ
タノールと水の重量で50対50混合溶媒に溶解した5
重量%溶液0.162mlを、切り出したガス拡散電極
の触媒層に含浸させ、減圧下70℃で2時間乾燥した。
作製した2枚の電極に複合電解質膜をはさんで卓上プレ
ス器(テスター産業(株)製)にて140℃、80kg
/cm2 、90秒間接合処理を行い接合体を得た。この
接合体を図2に示した燃料電池評価装置に組込み、圧力
1気圧、セル温度55℃、加湿温度55℃、酸素ガスと
水素ガスの流量は各々200ml/min、400ml
/minの条件で評価した。この時に、カレントパルス
ジェネレーター(北斗電工(株)製 30V50A)を
用いて直流抵抗を測定した。ブランクとして複合電解質
膜以外の抵抗を測定し、全抵抗値より差し引くことによ
り複合電解質膜の抵抗値を得た。
【0036】図1に評価で得られた電流密度対電圧曲線
を示した。また、電流密度1.0A/cm2 での複合電
解質膜の抵抗値を表1に示した。比較例3の場合、抵抗
値は小さいが、図1の出力電圧が一番低い値となってい
る。これは隔膜としての機能が不充分であることに起因
し、不充分な電解質膜である。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の芯材内部まで均一にプロトン導
伝性官能基を導入し、イオン交換樹脂成分と複合化する
ことにより、大幅に抵抗値の低減した実用的な電解質膜
が達成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4、比較例1〜3までの燃料電池評
価における出力電圧結果を示すグラフである。
【図2】実施例および比較例において使用した評価装置
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 実施例1の出力性能 2 実施例2の出力性能 3 実施例3の出力性能 4 実施例4の出力性能 5 比較例1の出力性能 6 比較例2の出力性能 7 比較例3の出力性能 8 燃料電池セル 9 加湿器 10 純水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 8/02 P 9444−4K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全領域にプロトン導伝性官能基を有しそ
    の交換容量が1〜15ミリ当量/gであるポリオレフィ
    ン成分からなる芯材と、交換容量が0.9〜15ミリ当
    量/gであるイオン交換樹脂成分とから成る複合電解質
    膜。
  2. 【請求項2】 イオン交換樹脂成分が、交換容量0.9
    〜2ミリ当量/gであるフッ素系イオン交換樹脂である
    請求項1記載の複合電解質膜。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン成分がプロトン導伝性官
    能基としてスルフォン酸基を必須とし、イオン交換樹脂
    成分が交換容量0.9〜2ミリ当量/gであるフッ素系
    イオン交換樹脂であって、かつプロトン導伝性官能基と
    してスルフォン酸基を必須とする請求項1記載の複合電
    解質膜。
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