JPH07296615A - 拡散光照射装置 - Google Patents

拡散光照射装置

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JPH07296615A
JPH07296615A JP6112238A JP11223894A JPH07296615A JP H07296615 A JPH07296615 A JP H07296615A JP 6112238 A JP6112238 A JP 6112238A JP 11223894 A JP11223894 A JP 11223894A JP H07296615 A JPH07296615 A JP H07296615A
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JP
Japan
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light
light guide
diffused
light source
front plate
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Application number
JP6112238A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukui
浩 福井
Junichi Takagi
潤一 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光部に十分な光量の拡散光を均一に照射で
きるようにする。 【構成】 操作釦スイッチは、前面板11を備えた操作
釦12とスライダ7と透明な導光体10とから成り、前
記導光体10の端面には拡散面15が形成されている。
光源3を発した光は、スライダ7の入射窓21から拡散
面15に入射して拡散された後、拡散光は導光体10の
内部を全反射しながら操作釦12の導かれて前面板11
を背後から照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、拡散光を受光部へ導
いて照射する拡散光照射装置に関連し、特にこの発明
は、自動車などに設けられたコントロールパネルに背後
より拡散光を照射して照明を施す拡散光照射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図26は、自動車の運転席近傍に設けら
れた空調用のコントロールパネルの外観を示すもので、
このコントロールパネル上に、空調設定のための複数個
の設定スイッチ71〜77と、送風位置および方向を選
択するための送風状態選択部80とが設けてある。
【0003】前記送風状態選択部80は、図27に示す
ように、整列配置された複数個の操作釦スイッチ81〜
85により構成され、各操作釦の前面板11には、送風
位置や方向を表す図柄が施されると共に、後述するLE
D70の点灯の有無を表示するための表示窓14が設け
られている。前記前面板11は透光性を有する合成樹脂
成形体であり、図柄を施した部分では光が遮られる。
【0004】図28には、各操作釦スイッチ81〜85
の構造が断面で示してある。各操作釦の前面板11には
スライダ7が連繋され、このスライダ7の背後には、基
板2上に支持されたスイッチ4およびその隣接位置に光
源3が位置させてある。
【0005】前記スライダ7は、中空筒体であり、支持
フレーム71に往復動自由に支持される。スライダ7の
一側壁は後方へ延長されてL字型に屈曲され、その屈曲
部78を前記スイッチ4に対向位置させている。前記ス
ライダ7の中空内部には、前記光源3を発した光を操作
釦の前面板11へ導くための透明の導光体10が嵌め込
んである。スライダ7の外側であって前面板11の内側
にはLED70が前記表示窓14に対向させて位置させ
てある。
【0006】上記構成のコントロールパネルにおいて、
前記光源3を点灯させると、光源3を発した光は各操作
釦スイッチ81〜85の導光体10へ入射し、導光体1
0内部の境界面で全反射されつつ前面板11へ導かれ
る。この場合、前記前面板11は受光部を構成してお
り、背後から光を受けてその全体が明るく光る。いずれ
かの操作釦の前面板11が指先で押操作されると、スラ
イダ7が変位して前記屈曲部78がスイッチ4を押す。
これによりスイッチ4がオンしてLED70が点灯し、
その光が前面板11の表示窓14から外部へ導出され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図29には上記した光
源3と導光体10と操作釦の前面板11との位置関係
が、また図30には前面板11の位置(横軸)と光強度
(縦軸)との関係が、それぞれ示してある。前記光源3
を発した光は導光体10の内部を境界面で全反射されつ
つ前面板11へ到達するため、光の漏れ量は少ないが、
光強度は前面板11の中央のO点では小さく、周辺のP
点やQ点では大きくなる。その結果、前面板11の中央
部は明るく、周辺部は暗くなり、明るさにむらが生ず
る。
【0008】この明るさのむらを小さくする方法とし
て、図31に示すように、透光性の拡散板50を光源3
と操作釦の前面板11との間に介在させるという方法が
ある。この方法によれば、光源3を発した光は拡散板5
0で拡散されるため、前記の透明体10を用いる方法と
比べて、前面板11での光強度は全面にわたって均一化
される。拡散板50と前面板11との間の距離dを大き
くすれば、光強度分布は一層均一化される。
【0009】図32は、拡散板50を用いたときの前面
板11の位置(横軸)と光強度(縦軸)との関係を示
す。前記光源3を発した光は拡散板50で拡散されるた
め、光強度は前面板11の中央のO点では大きく、この
O点から離れるにつれて除々に小さくなる。その結果、
光強度分布は前面板11の全面にわたりほぼ均一化され
る。
【0010】しかしながら前面板11の光強度を均一化
するには、拡散板50と前面板11との間の距離dを大
きくする必要があるため、光学系が大きくなるばかりで
なく、光の漏れや分散により、前面板11への光の到達
量が少なくなるため、前面板11の明るさは全体的に暗
くなる。
【0011】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、光源と受光部との間に拡散面と反射面とを有す
る導光部を介在させることにより、小さな光学系をもっ
て十分な光量の拡散光を受光部に均一に照射し得る拡散
光照射装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の拡散光照射装
置では、光源と受光部との間に導光部を介在させ、前記
導光部には、前記光源に対向して位置させた透光性の拡
散面と、前記拡散面と受光部との間の光通路を囲むよう
にして位置させた反射面とを具備させている。
【0013】請求項2の拡散光照射装置では、前記光源
と導光部との間に、透明の導光体を介在させている。
【0014】請求項3の拡散光照射装置では、前記導光
部は、周囲の境界面を反射面となしこの反射面と直交し
て拡散面が形成された透明の導光体で構成される。
【0015】請求項4の拡散光照射装置では、前記導光
部は、透光性の拡散板と、内周面に反射面を有する中空
筒体とで構成されると共に、前記中空筒体の開口面は前
記拡散板に対向配置させている。
【0016】請求項5の拡散光照射装置では、前記導光
部は、透光性の拡散板と、周囲の境界面を反射面となす
透明の導光体とで構成されると共に、前記導光体の端面
は前記拡散板に対向位置させている。
【0017】請求項6の拡散光照射装置では、前記受光
部は、透光性の操作釦であり、前記導光部は前記操作釦
に連繋される往復動可能なスライダにより構成されてい
る。
【0018】
【作用】光源を発した光は導光部の拡散面で拡散された
後、反射面で反射されつつ光通路内を受光部へ導かれる
ので、光の漏れや分散が少なく、光は受光部に均一に照
射される。
【0019】請求項2の拡散光照射装置では、光源から
の光は導光体を介して導光部へ入射される。
【0020】請求項3の拡散光照射装置では、光源より
導光部へ入射した光は、導光体の拡散面で拡散されると
共に、導光体内部の境界面で全反射されつつ光通路を受
光部へ導かれる。
【0021】請求項4の拡散光照射装置では、光源より
導光部へ入射した光は、拡散板で拡散されて開口面より
中空筒体へ入射し、この入射光は中空筒体の内周面の反
射面で反射されつつ光通路を受光部へ導かれる。
【0022】請求項5の拡散光照射装置では、光源より
導光部へ入射した光は、拡散板で拡散されて導光体へ入
射し、この入射光は導光体内部の境界面で全反射されつ
つ光通路を受光部へ導かれる。
【0023】請求項6の拡散光照射装置では、光源を発
した光は導光部としてのスライダに入射し、導光部の拡
散面で拡散されかつ反射面で反射されつつ光通路を受光
部としての操作釦へ導かれる。これにより操作釦の前面
板には拡散光が照射され、この背後照明により前面板は
明るく光る。
【0024】
【実施例】図1は、この発明の拡散光照射装置を自動車
における空調用のコントロールパネル1に実施した例を
示すが、この発明はこれに限らず、音響機器その他のコ
ントロールパネルなどにも実施できることは勿論であ
る。図示例のコントロールパネル1は、基板2上に支持
フレーム6を、支持フレーム6上に前面パネル26を、
順次被せた構造のものであり、前記支持フレーム6に5
個の操作釦スイッチ12A〜12Eが取り付けられてい
る。
【0025】前記基板2の上面には、各操作釦スイッチ
12A〜12Eの位置に対応してスイッチ4が設けてあ
り、このうち2個の操作釦スイッチ12A,12Dの位
置にはそれぞれ光源3がスイッチ4と隣接して取り付け
てある。前記支持フレーム6には各操作釦スイッチ12
A〜12Eを往復動自由に支持する取付孔8が、また前
面パネル26には各操作釦12を突出させる取付窓13
が、それぞれ開設してある。なお図中、5は各操作釦ス
イッチ12A〜12Eの操作の有無を点灯表示するため
のLEDの取付位置を示し、前記支持フレーム6には各
LEDの取付孔9が、また前面パネル26には各LED
からの光を導出させる表示窓14が、それぞれ開設して
ある。
【0026】各操作釦スイッチ12A〜12Eは、透光
性の前面板11を備えた操作釦12と、直方形状をなす
スライダ7と、直方体である透明の導光体10とから成
り、前記操作釦12の前面板11が受光部を、スライダ
7と導光体10とが導光部を、それぞれ構成している。
【0027】前記スライダ7は、図2に示すように、中
空筒体20の光源3に近い側の開口を入射窓21とし、
この入射窓21に、入射光量を規制するための左右一対
の端壁22が設けてある。中空筒体20の一側壁23は
光源4の側に延長され、その延長部の先端を直角に屈曲
してスイッチ操作部24が形成される。このスイッチ操
作部24はスイッチ4に対向位置する。
【0028】前記導光体10は、前記中空筒体2の内部
に嵌入され、内部の外周の境界面を反射面となし、入射
窓21の側の端面に拡散面15が形成してある。導光体
10の他方の端面は、図3に示すように、スライダ7の
開口より所定長さだけ突出し、この突出部に操作釦12
が嵌着される。この操作釦12の前面板11には遮光塗
料を用いて送風位置や方向を表す図柄が描いてあり、こ
の前面板11に背後より光が照射されると、明るい背景
の中に図柄の部分が暗く現れる。
【0029】前記スライダ7の端壁22とスイッチ操作
部24との間は開放されており、光源3を発した光はこ
の開放部を経て導光体10の拡散面15へ斜めに入射す
る。なおこの実施例では、前記光源3は、各操作釦スイ
ッチ12A〜12Eにおける入射面、すなわち導光体1
0の拡散面15に対し斜め方向に位置する。
【0030】光源3を発した光は、スライダ7の入射窓
21に斜めに入射し、導光体10の拡散面15で拡散さ
れた後、この拡散光は導光体10の内部の境界面で全反
射されつつ導光体10の内部を進む。導光体10の出射
端面を出た拡散光は操作釦12の前面板11に照射さ
れ、前面板11を明るく光らせる。この場合に導光体1
0内を進む光は、拡散面15であらかじめ拡散されてい
るので、操作釦12の前面板11に対し均一に照射され
て明るさのむらは小さい。また入射光は導光体10の内
部の境界面で全反射されるため、光の漏れが抑えられ、
操作釦12に十分な光量の拡散光が照射される。
【0031】図4は、上記実施例における光源3と導光
体10と操作釦12の前面板11との位置関係を示す。
この実施例では、光源3は、導光体10の入射端面、す
なわち拡散面15に対し斜め方向に適当な距離だけ離れ
て位置するが、図中、一点鎖線で示すように、真正面に
適当な距離を離して位置させてもよい。前記拡散面15
は、図5に示すように、導光体10の端面にシボ加工を
施すことにより形成される。このシボ加工は量産性に優
れており、製造コストも安価である。
【0032】図6は、上記実施例における前面板11の
位置と光強度との関係を示す。この実施例によれば、拡
散面15での拡散光は導光体10の内部の境界面で全反
射されつつ、ほとんど外部に漏れることなく前面板11
に到達するため、従来例における光強度の分布(図中、
破線で示す)と比較して、十分な光量の拡散光が前面板
11にほぼ均一に照射される。
【0033】図7〜図19は、導光部の他の実施例を示
す。なお、以下の実施例では、拡散光が照射される受光
部は操作釦12の前面板11であるが、この発明の拡散
光照射装置は、受光部として光電管やCCDなどの受光
素子を用いたような用途にも適用できる。図7は、透光
性の拡散板50と直方体である透明の導光体10とを組
み合わせて導光部を構成した実施例である。光源3は拡
散板50に対し真正面に適当な距離だけ離れて対向位置
し、導光体10は一方の端面が拡散板50に対向位置す
る。導光体10の両端面は滑らかな平坦面であり、他方
の端面には操作釦12の前面板11が接合してある。
【0034】光源3を発した光は、拡散板50で拡散さ
れた後、導光体10の一方の端面へ入射される。導光体
10の内部では、拡散光は境界面を全反射されつつ操作
釦12の前面板11に到達する。なお拡散板50は1枚
に限らず、複数枚を光源3と導光体10との間に平行に
挿入してもよい。
【0035】図8は、導光体10の内部に光通路と直交
する向きに拡散板50を埋め込んだ実施例である。この
実施例では、光源3は導光体10の一方の滑らかな端面
に対して真正面に対向位置しており、光源3を発した光
は導光体10の端面より入射して境界面を全反射しつつ
拡散板50へ到達して拡散された後、さらに導光体10
の内部を全反射されつつ操作釦12の前面板11に到達
する。なお光源3と拡散板50とは適当な距離だけ離れ
ているので、光の利用効率を高めるために、光源3を導
光体10の入射端面に接近位置させてもよい。拡散板5
0の表面は凹凸を有するため、汚れや塵埃が付着し易い
が、この実施例によれば、拡散板50は導光体10の内
部にあるので、その表面に汚れや塵埃が付着せず、拡散
板50での照射光量の減衰がなく、また保守も容易であ
る。
【0036】図9は、光源3と導光部をなす導光体10
との間に第2の透明な導光体31を介在させた実施例で
ある。第2の導光体31は一方の端面が光源3に、他方
の端面が導光体10の拡散面15に、それぞれ対向位置
する。この実施例は、光源3と導光体10との間の距離
が特に長いとき、光の漏れを少なくするのに有効であ
る。
【0037】図10は、光源3と3個の導光体10との
間に、3個の出射端面が分岐形成された第2の透明な導
光体32を介在させた実施例であり、各導光体10の拡
散面15を第2の導光体32の各出射端面に対向位置さ
せている。図9または図10に示す実施例では、光源3
を発した光は、導光体31,32の内部で境界面を全反
射しながら進むので、光の漏れがほとんどなく、十分な
光量の光を拡散面15に照射し得る。また導光体31,
32を用いるので、光源3の位置にかかわらず導光体1
0の拡散面15に光を確実に照射できる。
【0038】図11は、導光体10の外周面に金属蒸着
による反射層33を形成した実施例である。この実施例
によれば、拡散面15での拡散光が導光体10の内部の
境界面で正反射するので、光の漏れを完全に防止し得
る。なお反射層33は、ABS樹脂などの拡散反射材料
により形成してもよく、この場合は、拡散光が導光体1
0の内部の境界面でさらに拡散反射されることになる。
また反射層33に代えて、導光体10の外周面を反射体
で取り囲むようにしても同様の作用が得られる。例えば
前記したスライダ7をABS樹脂などで形成すれば、導
光体10の外周面が拡散反射面により包囲されることに
なり、拡散面15での拡散光は導光体10の内部でさら
に拡散反射される。
【0039】図12は、導光体10の入射端面、すなわ
ち拡散面15を傾斜面に形成した実施例である。この実
施例の光源3は、斜め方向に強い照射特性を有し、導光
体10に対して斜め方向に位置する。このように拡散面
15を傾斜面に形成して光源3に対向させれば、光源3
を発した光は拡散面15の全面に垂直に入射して、光の
利用効率が向上する。
【0040】図13は、導光体10の入射端面に凹面状
の拡散面15を形成した実施例である。光源3はこの拡
散面15に真正面に対向位置しており、光源3を発した
光は拡散面15のどの位置に対しても小さな入射角で入
射する。このため平坦な入射面と比較して入射効率が向
上する。
【0041】図14は、導光体10の入射端面に複数の
傾斜面34より成る拡散面15を形成した実施例であ
る。光源3は導光体10の拡散面15に対して斜め方向
であるが、各傾斜面34に対して真正面に対向位置する
ため、光源3を発した光は各傾斜面34より導光体10
内へ垂直に入射する。
【0042】図15は、導光体10の一方の端面に拡散
フィルム35より成る拡散面が形成された実施例であ
る。なお、前記拡散フィルム35として種々のものを用
いて特殊な照射効果を得ることも可能であり、例えば色
付きの拡散フィルムを用いれば、カラー光照射を簡単に
行うことができる。また図16に示すように、前記拡散
フィルム35の表面に遮光印刷を施すことにより、導光
体10への入射光量を制限するための遮光部36を形成
することも可能である。なお、シボ加工により形成され
た拡散面15に同様の遮光部を形成するには、遮光塗料
を拡散面15に塗布すればよい。
【0043】図17は、導光体10に対して光源3が斜
め方向に位置するときの遮光部36の形成例を示すもの
で、拡散フィルム35による拡散面には、光源3に近い
側では密に、遠い側では疎に、それぞれ遮光部36が形
成されている。このような遮光部36を形成すれば、斜
め方向の光源3より照射される光を一様に制限でき、前
面板11での明るさのむらを抑えることができる。
【0044】図18は、操作釦12の前面板11に遮光
塗料を用いて送風位置や方向を表す図柄を描くと共に、
各図柄表示部37と導光体10の出射端面との間に反射
層38を形成した実施例である。前記反射層38は銀な
どの金属の蒸着や白色塗料の塗布により形成してあり、
図柄表示部37に向かう光は反射層38で前面板11の
内部へ反射されるため、光の利用効率が向上する。
【0045】図19は、導光体10の出射端面に接着層
40を介して操作釦12の前面板11を接合した実施例
である。前記接着層40は、導光体10とほぼ同じ屈折
率を有する透明な材料で形成されるもので、導光体10
の出射端面と前面板11との間に間隙が存在しないた
め、導光体10の出射端面での全反射がなくなり、前面
板11へ効率よく光が導かれる。
【0046】図20は、各操作釦スイッチ12A〜12
Eの他の実施例を示す。各操作釦スイッチ12A〜12
Eは、透光性の前面板11を備えた操作釦12とスライ
ダ7と透光性の拡散板50とから成り、前記操作釦12
の前面板11が受光部を、スライダ7と拡散板50とが
導光部を、それぞれ構成する。
【0047】前記スライダ7は、内周面に反射面25が
形成された中空筒体20を備え、この中空筒体20の一
側壁23を光源4の側に延長し、その延長部の先端を直
角に屈曲してスイッチ操作部24が形成してある。前記
中空筒体20の光源3に近い側の開口にはスリガラスな
どより成る拡散板50が取り付けられ、反対側の開口に
は操作釦12が接合される。この操作釦12の前面板1
1には遮光塗料を用いて送風位置や方向を表す図柄が描
いてあり、この前面板11に光が照射されると、明るい
背景の中に図柄の部分が暗く現れる。なお拡散板50と
してスリガラスを用いる場合、目の細かいものの方が光
の透過特性のばらつきを少なくでき、前面板11におけ
る強度分布のばらつきを小さくできる。
【0048】前記拡散板50とスイッチ操作部24との
間は開放されており、光源3を発した光はこの開放部を
経て拡散板50へ斜めに入射する。前記光源3は、各操
作釦スイッチ12A〜12Eにおける入射面、すなわち
拡散板50に対し斜め方向に位置する。
【0049】光源3を発した光は、拡散板50に斜めに
入射して拡散された後、この拡散光は中空筒体20の反
射面25で反射されつつスライダ7の内部を通過する。
スライダ7より出た拡散光は操作釦12の前面板11に
照射され、前面板11を明るく光らせる。なお前記反射
面25は、正反射面または拡散反射面により構成される
が、ABS樹脂などで構成される拡散反射面であるとき
は、拡散板50での拡散光はさらに拡散反射されるの
で、前面板11には一層均一な光が照射される。
【0050】図21は、上記実施例における光源3と拡
散板50と中空筒体20と操作釦12の前面板11との
位置関係を示している。この実施例では、光源3は、拡
散板50に対し斜め方向に位置するが、図中、一点鎖線
で示すように、真正面に位置させてもよい。また斜め方
向に強い照射特性を有する光源3であれば、図22に示
すように、斜め方向に位置する光源3からの光が垂直に
入射するよう拡散板50を中空筒体20に斜めに傾斜さ
せて取り付ける。
【0051】前記拡散板50は、表面が粗面に形成され
たものであるが、図23に示すようなマイクロレンズア
レーや図24に示すようなレンチキュラーレンズを用い
ることもできる。
【0052】図23に示すマイクロレンズアレーは、5
0〜500μmの大きさの球面レンズ51を2次元平面
上に行列状に配列したものであるが、各レンズ51の平
面形状は、矩形、円形、六角形など、種々の形態のもの
を採択できる。各レンズ51として開口数の大きなもの
を用いれば、拡散特性の優れた拡散板50が得られる。
また光源3が拡散板50の斜め上方に位置するときは、
光源3に近い側のレンズ51の開口数を大きく、遠い側
のレンズ51の開口数を小さくすれば、受光部での光強
度がさらに均一になる。なおマイクロレンズアレーは、
LEDや電球などの球状の光源から照射される光を拡散
するのに適する。
【0053】図24に示すレンチキュラーレンズは、複
数の円筒レンズ52を整列配置して構成されたもので、
蛍光灯などの線状の光源から照射される光を拡散するの
に適する。
【0054】なお図2および図20の各実施例におい
て、中空筒体20の一側壁23を延長した延長部の表面
に反射面を形成すれば、拡散面15または拡散板50に
入射される光量が増加して、さらに明るい表示が可能と
なる。
【0055】また図1に示すように、共通の光源3を複
数のスライダ7で共用する場合、図2の示す実施例で
は、光源3に近いスライダ7の入射窓21を小さく、光
源3から遠いスライダ7の入射窓21を大きく設定すれ
ば、光源3からの距離の大小に起因する明るさのばらつ
きをなくすことができる。さらにまた前記スライダ7
は、図25に示すように、全体を導光体で構成して図2
の導光体10とスライダ7とを一体成形することも可能
である。
【0056】
【発明の効果】この発明は上記のごとく、光源と受光部
との間に介在させる導光部に、光源に対向して位置させ
た拡散面と、拡散面と受光部との間の光通路を囲むよう
にして位置させた反射面とを具備させたから、光源を発
した光は導光部の拡散面で拡散された後、反射面で反射
されつつ光通路内を受光部へ導かれるため、小さな光学
系で十分な光量の光を均一に受光部に照射できる。
【0057】また請求項2の発明では、光源と導光部と
の間に透明の導光体を介在させたから、光源を発した光
は導光体の内部を全反射しつつ導光部へ導かれるため、
光の漏れを少なくできる。
【0058】請求項6の発明では、透光性の操作釦を受
光部としたから、操作板をむらなく均一に背後照明でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明が実施されたコントロールパ
ネルの構成を示す分解斜視図である。
【図2】この発明にかかる操作釦スイッチの構成を示す
分解斜視図である。
【図3】スライダに導光体を嵌入した状態を示す操作釦
スイッチの斜視図である。
【図4】光源と導光体と操作釦との位置関係を示す説明
図である。
【図5】導光体の外観を示す斜視図である。
【図6】操作釦の前面板の位置と光強度との関係を示す
説明図である。
【図7】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図8】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図9】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図10】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図11】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図12】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図13】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図14】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図15】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図16】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図17】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図18】前面板の他の構成例を示す説明図である。
【図19】導光体への前面板の接合方法を示す説明図で
ある。
【図20】操作釦スイッチの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図21】光源と拡散板とスライダと操作釦の前面板と
の位置関係を示す説明図である。
【図22】導光部の他の構成例を示す説明図である。
【図23】拡散板の他の実施例を示す斜面図である。
【図24】拡散板の他の実施例を示す斜面図である。
【図25】操作釦スイッチの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図26】空調用のコントロールパネルの外観を示す斜
視図である。
【図27】空調用のコントロールパネルにおける送風状
態選択部の構成を示す正面図である。
【図28】従来の操作釦スイッチの構成を示す断面図で
ある。
【図29】従来例における光源と導光体と操作釦の前面
板との位置関係を示す説明図である。
【図30】操作釦の前面板の位置と光強度との関係を示
す説明図である。
【図31】操作釦の他の構成例における光源と拡散板と
操作釦の前面板との位置関係を示す説明図である。
【図32】図31の構成例における前面板の位置と光強
度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 3 光源 7 スライダ 10 導光体 11 前面板 12 操作釦 12A〜12E 操作釦スイッチ 15 拡散面 25 反射面 31,32 導光体 36 遮光部 50 拡散板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と受光部との間に導光部を介在さ
    せ、前記導光部には、前記光源に対向して位置させた透
    光性の拡散面と、前記拡散面と受光部との間の光通路を
    囲むようにして位置させた反射面とを具備させて成る拡
    散光照射装置。
  2. 【請求項2】 前記光源と導光部との間に、透明の導光
    体を介在させている請求項1に記載された拡散光照射装
    置。
  3. 【請求項3】 前記導光部は、周囲の境界面を反射面と
    なしこの反射面と直交して拡散面が形成された透明の導
    光体で構成される請求項1に記載された拡散光照射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記導光部は、透光性の拡散板と、内周
    面に反射面を有する中空筒体とで構成されると共に、前
    記中空筒体の開口面は前記拡散板に対向位置させている
    請求項1に記載された拡散光照射装置。
  5. 【請求項5】 前記導光部は、透光性の拡散板と、周囲
    の境界面を反射面となす透明の導光体とで構成されると
    共に、前記導光体の端面は前記拡散板に対向位置させて
    いる請求項1に記載された拡散光照射装置。
  6. 【請求項6】 前記受光部は、透光性の操作釦であり、
    前記導光部は前記操作釦に連繋される往復動可能なスラ
    イダにより構成されている請求項1に記載された拡散光
    照射装置。
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