JPH07295675A - Cpuシステムの省電力化方式 - Google Patents

Cpuシステムの省電力化方式

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JPH07295675A
JPH07295675A JP6088326A JP8832694A JPH07295675A JP H07295675 A JPH07295675 A JP H07295675A JP 6088326 A JP6088326 A JP 6088326A JP 8832694 A JP8832694 A JP 8832694A JP H07295675 A JPH07295675 A JP H07295675A
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cpu
power saving
clock
clock signal
external clock
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Yutaka Takahashi
豊 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 システム設計の自由度を維持し、CPUシス
テムの省電力化を効果的に実現できるCPUシステムの
省電力化方式を提供する。 【構成】 入力主クロック信号MCKに同期した複数の
周波数の外部クロック信号OCKを形成するクロック形
成部6を備え、この形成部の各外部クロック信号を各機
能回路部2に分配するように構成する。クロック形成部
6はCPU1からの分周比設定データBSDに対応する
周波数の外部クロック信号OCKを形成するクロック分
周部と、CPU1からの外部クロック選択データCSD
に対応する外部クロック信号OCKを出力する外部クロ
ック選択部とを備える。また、主クロック信号MCKを
生成するクロック生成部5は、発振動作を付勢/消勢可
能な発振回路と、発振信号MCKの出力を付勢/消勢可
能なスイッチ手段とを備え、CPU1からの省電力モー
ド設定データSMDに従って、発振動作消勢/付勢及び
出力消勢の各省電力モードに設定されるものを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCPUシステムの省電力
化方式に関し、更に詳しくはCPUと1又は2以上の機
能回路部とが共動してシステムを構成するCPUシステ
ムの省電力化方式に関する。近年、マイクロコンピュー
タが実現する機能は極めて多様化しており、これに対処
すべくその核となるCPUシステム(マイクロコントロ
ーラユニット)の構成はCPUコアと各種機能を実現す
る1又は2以上の機能回路部(例えばASIC:Applic
ation specific integrated circuit)とを目的に応じて
組み合わせた所謂ビルディングブロック方式のものが多
数を占めている。
【0002】一方、従来専ら電池動作の携帯機器で注目
されていた低消費電力化の技術は米国で導入された省エ
ネルギー基準(Energy Star)を契機として広く商用電源
で動作する機器にも前向きで採用されつつある。かかる
状況の下では、従来通りユーザの様々な要求に応じた各
種CPUシステムを自由に設計できると共に、消費電力
の低下を効果的に実現できる省電力化方式の提供が望ま
れる。
【0003】
【従来の技術】図5は従来の省電力化方式の構成を示す
図で、図において31はCPU、Xは外付けの発振用ク
リスタル、311 はインバータ回路(I)、312 は分
周部(1/M,1/N)、32はDRAM、33は音声
符号/復号部等の機能回路部、331 は分周部(1/
A)、34はビデオ符号/復号部等の機能回路部、34
1は分周部(1/B)、35はCPU31の外部バスで
ある。なお、この例の各種機能回路部33,34はAS
ICで構成される。
【0004】コアとなるCPU31は通常は内部クロッ
ク信号ICK=発振クロック信号MCK(例えば20M
Z )で高速動作する。一方、外部には、周辺回路部3
2〜34の動作安定の目的から、発振クロック信号MC
KをM分周した外部クロック信号OCK(例えば10M
Z )を供給する。各周辺回路部32〜34ではその実
現する機能、回路素材、構造等に応じて動作周波数は様
々である。例えば高速のDRAM32は外部クロック信
号OCKによって内部動作する。また高速を要しない音
声符号/復号部33は外部クロック信号OCKをA分周
した1MHZ のクロック信号OCKA により内部動作す
る。更にまた比較的高速を要するビデオ符号/復号部3
4は外部クロック信号OCKをB分周した5MHZ のク
ロック信号OCKB により内部動作する。
【0005】このよに、従来は、システム設計に自由度
を持たすため、CPU31は外部に共通のクロック信号
OCKを供給すると共に、各周辺回路部32〜34では
これを個別に分周して必要な動作クロック信号を得てい
た。更に係る構成の下で、CPU31は外部クロック信
号OCKの供給を一時的に停止し、又は内部クロック信
号ICKのクロック周波数を下げることで、システムの
省電力モードを実現していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
周辺回路部33,34毎に必要な分周を行う方式である
と、分周部331 ,341 毎に相当の電力を消費するこ
ととなり、システム全体ではかなりの消費電力となる。
またCPU31が共通の外部クロック信号OCKを供給
する方式であると、周辺回路部32〜34が活性化/不
活性化される時期は必ずしも同時とは限らないから、周
辺回路部32〜34毎に最適の省電力化制御を行うこと
ができない。
【0007】本発明の目的は、システム設計の自由度を
維持しつつ、かつCPUシステムの省電力化を効果的に
実現できるCPUシステムの省電力化方式を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のCPUシステムの省
電力化方式は、CPU1と1又は2以上の機能回路部2
とが共動してシステムを構成するCPUシステムの省電
力化方式において、システムの主クロック信号MCKを
入力としてこれに同期した複数の同一及び又は異なる周
波数の外部クロック信号OCKを形成するクロック形成
部6を備え、クロック形成部6の各外部クロック信号を
各機能回路部2に分配するように構成したものである。
【0009】
【作用】図において、クロック形成部6はシステムの主
クロック信号MCKを一箇所で一括分周すると共に、シ
ステムで必要となる各周波数の外部クロック信号OCK
A ,OCKB を形成し、これらを機能回路部21 ,22
に分配する。従って、従来のように機能回路部21 ,2
2 で重複して分周が行われることは無く、システム全体
の消費電力を大幅に低減できる。この消費電力の低減は
機能回路部2の数が増す程大きい。
【0010】好ましくは、クロック形成部6はCPU1
からの分周比設定データBSDに従って対応する周波数
の外部クロック信号OCKを形成するクロック分周部1
1を備える。従って、同一構成のクロック形成部6によ
り、どのような機能回路部2に対しても必要な周波数の
外部クロック信号OCKを提供でき、システム設計の自
由度が増す。
【0011】また、それ自体は省電力化制御機能を備え
ないような通常のCPU1であっても、単にクロック形
成部6に分周比設定データBSDを設定するだけの簡単
な制御により各機能回路部2に様々な周波数レベルの外
部クロック信号OCKを提供でき、もって各レベルの省
電力化モードを容易に実現できる。また好ましくは、ク
ロック形成部6はCPU1からの外部クロック選択デー
タCSDに従って対応する外部クロック信号OCKを選
択して出力する外部クロック選択部12を備える。
【0012】即ち、予めクロック形成部6の内部で複数
種の外部クロック信号OCKを形成しておき、これらを
外部クロック選択部12により選択して各機能回路部2
に分配するようにすれば、ある時点では機能回路部21
に高速のOCKA かつ機能回路部22 に低速のOCKB
を供給し、また他のある時点では逆に機能回路部21
低速のOCKB かつ機能回路部22 に高速のOCKA
供給することが可能となり、もって機能回路部2毎の活
性化/不活性化に応じた最適の省電力化制御を容易に行
える。
【0013】勿論、クロック形成部6は上記のクロック
分周部11及び外部クロック選択部12を兼ね備えてい
ても良く、こうすれば、より多様で高度な省電力化制御
を行える。また好ましくは、システムの主クロック信号
MCKを生成するクロック生成部5であって、発振動作
を付勢/消勢可能な発振回路51 と、該発振回路の発振
信号MCKの出力を付勢/消勢可能なスイッチ手段53
とを備え、CPU1からの省電力モード設定データSM
Dに従って、発振動作消勢、発振動作付勢及び出力消
勢、の各省電力モードに設定されるもの、を備える。
【0014】かかる構成により、発振回路51 の発振動
作を停止した場合は、全機能回路部2のみならずクロッ
ク生成部5における電力消費も停止し、省電力化の効果
が増す。また発振動作を付勢したままでその出力を停止
した場合は、該省電力モードからの復帰時には、発振動
作の安定化を待つまでもなく、その出力を付勢するだけ
で安定な外部クロック信号OCKを各機能回路部2に直
ちに提供できる。
【0015】また好ましくは、CPU1からの省電力モ
ード設定データSMDにより機能を付勢され、その後の
CPU1に対する割込要求信号IRQの発生を検出する
ことにより予め設定されている省電力モードを消勢する
省電力モード復帰制御部10を備える。従って、システ
ムが省電力モードになって後も急なイベント(IRQ)
の発生に応じて省電力モードから自動的に直ちに復帰で
き、CPU1の制御負担が軽減される。
【0016】また好ましくは、分周比設定データBS
D、外部クロック選択データCSD又は省電力モード設
定データSMDを記憶するメモリ8であって、CPU1
からのデータ書込命令により対応するアドレスに前記デ
ータを書き込み、かつCPU1からのデータ読出命令に
より対応するアドレスから読み出した前記データをクロ
ック分周部11、外部クロック選択部12、クロック生
成部5又は省電力モード復帰制御部10に提供するも
の、を備える。
【0017】かかる構成により、予めメモリ8に制御デ
ータの情報セットを記憶しておけば、後はメモリ8を読
み出す制御だけでシステムを所望の省電力モードにセッ
トでき、CPU1の制御負担が軽減される。なお、メモ
リ8にデータ書込可能の不揮発性メモリ(例えばEEP
ROM)を使用すれば、情報セットの記憶及び更新が容
易に行える上、電源再投入しても情報セットは失われな
い。
【0018】なお、本発明による上記の各特徴的な機能
は、必要な部分をクロック形成部6にまとめて実現する
ことが可能であり、更にCPU1と該クロック形成部6
との間を外部バス4で接続すれば、CPU1は通常のI
/O制御(各種制御データの転送)によってこれらの機
能を有効に働かせることが可能である。従って、このよ
うなクロック形成部6はCPU1の一周辺回路部として
容易にASIC化でき、どのような構成のCPUシステ
ムにおいても本発明を容易に実現できる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の省電力
化方式の構成を示す図で、図において1はCPU、Xは
発振用のクリスタル、21 は割込制御部、10は省電力
モード復帰制御部、22はDRAM、23 は音声符号/
復号部、24 はビデオ符号/復号部、25 はディスクコ
ントローラ(DSKC)、3はディスクユニット(DS
KU)、4はCPU1の外部バス、5はクロック生成
部、51 ,52 は発振回路(OSC)、53はANDゲ
ート回路(A)、6はクロック形成部、71 ,72 はデ
コーダ(DEC)、8は例えば256バイトのEEPR
OM、91 〜96 は各8ビットのレジスタ(REG)、
111 ,112 はクロック分周部、12は外部クロック
選択部(SEL)である。
【0020】本実施例のCPU1は例えば市販の汎用の
もので良く、外付けのクリスタルXで発振した内部クロ
ック信号MCK´により動作する。割込制御部21 は各
周辺回路部22 〜25 からの割込要求信号IRQを調停
してCPU1に割込をかける。省電力モード復帰制御部
10はCPU1からの省電力モード設定データ信号に
よりその機能を付勢され、その後のCPU1に対する割
込要求信号IRQの発生を検出することにより、既に設
定されている省電力モード信号,をリセットするた
めのパルス信号を生成する。この省電力モード復帰制
御部10は割込制御部21 内に設けられているが、クロ
ック形成部6内に設けても良い。更に、各周辺回路部2
3 〜25 はASICにより構成されており、これらがC
PU1と外部バス4で接続するところの所謂ビルディン
グブロック方式により全体で所定の機能を実現するよう
なCPUシステム(マイクロコントローラユニット)を
構成している。
【0021】発振回路51 はCPU1の内部クロック信
号MCK´に位相同期した主クロック信号MCKを発生
する。発振回路51 の発振動作はCPU1からの省電力
モード設定データ信号により付勢/消勢され、かつ該
発振回路51 の発振クロック信号MCKの出力はAND
ゲート回路53 において同じくCPU1からの省電力モ
ード設定データ信号により付勢/消勢される。主クロ
ック信号MCKの周波数は例えば20MHZ と高いの
で、発振回路51 の発振動作又はその出力を停止するこ
とで一層の省電力化が図れる。
【0022】発振回路52 もCPU1の内部クロック信
号MCK´に位相同期したサブクロック信号SCKを発
生するが、そのクロック周波数は主クロック信号MCK
よりも十分に低い。この発振回路52 は、主クロック信
号MCKを停止させた場合でも、代わりに電力消費の小
さいサブクロック信号SCKをシステムに供給すること
によってシステムの必要最小限の動作を維持するために
設けられている。
【0023】クロック形成部6において、EEPROM
8はシステムの省電力化制御に必要な分周比設定データ
BSD,外部クロック選択データCSD及び省電力モー
ド設定データSMDを記憶する。EEPROM8はCP
U1のメモリ空間の一部に位置しており、CPU1が通
常のメモリ書込命令を実行するとデコーダ72 により付
勢されたEEPROM8の対応するアドレスに前記デー
タBSD,CSD又はSMDが書き込まれる。しかる
後、CPU1が通常のメモリ読出命令を実行するとデコ
ーダ71 ,72 によってレジスタ91 〜96 の何れか一
つが付勢され、同時に発生するリードストローブ信号S
TBによって読出データBSD,CSD又はSMDが対
応するレジスタ9にセットされる。
【0024】一旦制御データの情報セットを記憶させた
EEPROM8に対しては、CPU1は制御データに変
更がある時のみデータの書込を行えば良く、省電力モー
ドの制御時には必要な制御データの読出を行うのみで良
い。そして、レジスタ91 は省電力モード設定データS
MDを保持し、レジスタ92 は分周比設定データBSD
を保持し、またレジスタ93 〜96 は外部クロック選択
データCSDを夫々に保持する。
【0025】図3は実施例のクロック分周部のブロック
図で、図において111 はクロック分周部、20はパル
ススワロー方式の可変分周器、21は高周波の主クロッ
ク信号MCKを前段で分周するためのプリスケーラ(1
/P,P+1)、22はスワローカウンタ(1/A)、
23はプログラムカウンタ(1/N)、24はバイナリ
ーカウンタ(BCTR)である。
【0026】プリスケーラ21は最初は1/(P+1)
のモードで動作し、スワローカウンタ22はプリスケー
ラ21の出力をAカウントするとプリスケーラ21に対
して分周比切替信号CHを出力する。これを受けたプリ
スケーラ21はプログラムカウンタ23が残りの(N−
A)をカウントするまでの間1/Pのモードで動作し、
そしてプログラムカウンタ23が残りの(N−A)をカ
ウントするとクロック信号OCK3 を出力すると共に、
可変分周器20は最初の状態に戻る。従って、この可変
分周器20のトータルの分周数Dは、D=(P+1)A
+P(N−A)=A+PNとなり、ここでAを0〜(P
−1)、かつNをN>Aの範囲の任意整数に選ぶと、ト
ータルの分周数Dは所望の整数になる。バイナリーカウ
ンタ24はクロック信号OCK3 を更に1/2,1/4
等に分周してクロック信号OCK 4 〜OCK7 を形成す
る。
【0027】なお、このクロック分周部111 は省電力
モード設定データ信号又はが付勢(LOWレベル
に)されると全体がリセットされる。また、図示しない
が、クロック分周部112 については入力のサブクロッ
ク信号SCKが低速なのでプログラムカウンタを使用す
ることでクロック信号OCK 1 ,OCK2 を形成する。
この場合にクロック信号OCK1 =サブクロック信号S
CKとなるように構成しても良い。
【0028】図4は実施例の外部クロック選択部の一部
のブロック図で、図において12は外部クロック選択
部、AはANDゲート回路、NOはNORゲート回路、
IBはインバータ・バッファ回路である。外部クロック
選択データCSDA0がHIGHレベルの場合はDCレベ
ル(例えばGNDレベル)が選択・出力される。即ち、
この場合の外部クロック信号OCKA は停止していると
同等である。この機能により、システム稼働中における
所望の1又は2以上の周辺回路部2のみに対して部分的
なクロック停止制御が行える。また外部クロック選択デ
ータCSDA1〜CSDA7の何れか一つがHIGHレベル
の場合はクロック信号OCK1 〜OCK7 の対応する一
つが選択・出力される。
【0029】なお、もし上記のDCレベルをHIGHレ
ベルとした場合は、クロック信号OCK1 〜OCK7
選択中に重ねてDCレベルを選択しても良い。これによ
り現在出力中のクロック信号を一時的に停止(HIGH
レベルに固定)できる。この方法によるる停止を解除す
る場合はDCレベルの選択を解除するだけで良いので制
御が簡単になる。また、図には外部クロック信号OCK
A のチャネルのみを示したが、他の外部クロック信号O
CKB 〜OCKD の各チャネルについても同様である。
【0030】かかる構成により、まずCPU1はEEP
ROM8から所定の分周比設定データBSD、外部クロ
ック選択データCSDを読み出すことで各周辺回路部2
1 〜25 に対して夫々に必要な周波数のクロック信号O
CKA 〜OCKD を供給する。そして、その後のシステ
ム稼働中に一部の周辺回路部2が不活性となったような
場合には、分周比設定データBSD及び又は外部クロッ
ク選択データCSDを読み替えることにより、その周辺
回路部2に対して供給するクロック信号OCKの周波数
を下げ、又は一時停止を行い、こうして周辺回路部2毎
の最適の省電力化制御を行う。
【0031】また比較的短時間の間システム全体のデー
タ処理が停止し、システム全体が不活性となったような
場合には、CPU1は省電力モード設定データ信号を
LOWレベルにすることにより主クロック信号MCKの
出力を停止する。同時に、必要なら省電力モード設定デ
ータ信号をHIGHレベルにすることにより省電力モ
ード復帰制御部10の機能を付勢する。
【0032】なお、この期間において、なおクロック信
号の供給が必要となる周辺回路部2に対してはサブクロ
ック信号SCKのルートで外部クロック信号OCKが供
給され、こうしてシステムは必要最小限の電力消費で動
作する。しかる後、何れかの周辺回路部2より割込要求
信号IRQが発生すると省電力モード復帰制御部10は
これを検出してリセット信号を発生し、これにより省
電力モード設定データ信号はHIGHレベルに復帰す
る。そして、これによりシステムには直ちに安定な主ク
ロック信号MCKが供給され、システムは急速に活性化
される。
【0033】更にまた、ユーザが席を離れるなどして、
比較的長時間の間システム全体のデータ処理が停止した
ような場合には、CPU1は省電力モード設定データ信
号をLOWレベルにすることにより発振回路51 の発
振動作を停止させ、一層の電力消費削減を図る。なお、
上記実施例ではEEPROM8を設けたが、代わりにR
AMでも良い。また、このようなメモリを設けずに、C
PU1から各レジスタ9に直接制御データをセットする
ように構成しても良い。
【0034】また、上記実施例ではクロック生成部5を
CPU1の外部に設けたが、該クロック生成部5を設け
ずに、代わりにシステムの主クロック信号MCKとして
CPU1からのクロック信号MCK´を供給するよに構
成しても良い。又は、逆にCPU1には発振用クリスタ
ルXを接続せずに、外部のクロック生成部5から直接
に、又はクロック形成部6を介してCPU1に必要な動
作クロック信号を供給するように構成しても良い。
【0035】また、例えばCPU1のプログラムメモリ
がマスクROMであり、EEPROM8が記憶している
省電力用制御データのプログラムによる変更ができない
ような場合には、予め設けたピンに所定レベルを印加す
ることによりCPU1の外部バス4を一時的にハイイン
ピーダンス状態にし、この状態の外部バス4を利用して
外部より必要な制御データをEEPROM8に書き込む
ように構成しても良い。こうすればマスクリリース後の
仕様変更にも容易に対応できる。
【0036】また、上記本発明に好適なる実施例を述べ
たが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構成及び制御
の様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0037】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、システ
ムの主クロック信号MCKを入力としてこれに同期した
複数の同一及び又は異なる周波数の外部クロック信号O
CKを形成するクロック形成部6を備え、該クロック形
成部6の各外部クロック信号を各機能回路部2に分配す
るように構成したので、システム設計の自由度を維持し
つつ、かつCPUシステムの省電力化を効果的に実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施例の省電力化方式の構成を示す図で
ある。
【図3】図3は実施例のクロック分周部のブロック図で
ある。
【図4】図4は実施例の外部クロック選択部の一部のブ
ロック図である。
【図5】図5は従来の省電力化方式の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 機能回路部 4 外部バス 5 クロック生成部 6 クロック形成部 10 省電力モード復帰制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU(1)と1又は2以上の機能回路
    部(2)とが共動してシステムを構成するCPUシステ
    ムの省電力化方式において、 システムの主クロック信号(MCK)を入力としてこれ
    に同期した複数の同一及び又は異なる周波数の外部クロ
    ック信号(OCK)を形成するクロック形成部(6)を
    備え、 クロック形成部(6)の各外部クロック信号を各機能回
    路部(2)に分配するように構成したことを特徴とする
    CPUシステムの省電力化方式。
  2. 【請求項2】 クロック形成部(6)はCPU(1)か
    らの分周比設定データ(BSD)に従って対応する周波
    数の外部クロック信号(OCK)を形成するクロック分
    周部(11)を備えることを特徴とする請求項1のCP
    Uシステムの省電力化方式。
  3. 【請求項3】 クロック形成部(6)はCPU(1)か
    らの外部クロック選択データ(CSD)に従って対応す
    る外部クロック信号(OCK)を選択して出力する外部
    クロック選択部(12)を備えることを特徴とする請求
    項1のCPUシステムの省電力化方式。
  4. 【請求項4】 システムの主クロック信号(MCK)を
    生成するクロック生成部(5)であって、発振動作を付
    勢/消勢可能な発振回路(51 )と、該発振回路の発振
    信号(MCK)の出力を付勢/消勢可能なスイッチ手段
    (53 )とを備え、CPU(1)からの省電力モード設
    定データ(SMD)に従って、発振動作消勢、発振動作
    付勢及び出力消勢、の各省電力モードに設定されるも
    の、を備えることを特徴とする請求項1のCPUシステ
    ムの省電力化方式。
  5. 【請求項5】 CPU(1)からの省電力モード設定デ
    ータ(SMD)により機能を付勢され、その後のCPU
    (1)に対する割込要求信号(IRQ)の発生を検出す
    ることにより予め設定されている省電力モードを消勢す
    る省電力モード復帰制御部(10)を備えることを特徴
    とする請求項4のCPUシステムの省電力化方式。
  6. 【請求項6】 分周比設定データ(BSD)、外部クロ
    ック選択データ(CSD)又は省電力モード設定データ
    (SMD)を記憶するメモリ(8)であって、CPU
    (1)からのデータ書込命令により対応するアドレスに
    前記データを書き込み、かつCPU(1)からのデータ
    読出命令により対応するアドレスから読み出した前記デ
    ータをクロック分周部(11)、外部クロック選択部
    (12)、クロック生成部(5)又は省電力モード復帰
    制御部(10)に提供するもの、を備えることを特徴と
    する請求項2乃至5のCPUシステムの省電力化方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002543486A (ja) * 1999-04-26 2002-12-17 メディアキュー, インコーポレイテッド 集積デバイスを低電力状態からパワーアップする方法および装置

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