JPH07295323A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH07295323A
JPH07295323A JP6081862A JP8186294A JPH07295323A JP H07295323 A JPH07295323 A JP H07295323A JP 6081862 A JP6081862 A JP 6081862A JP 8186294 A JP8186294 A JP 8186294A JP H07295323 A JPH07295323 A JP H07295323A
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JP
Japan
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belt
image
color
image carrier
cycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6081862A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kido
衛 城戸
Naotoshi Fujita
尚寿 藤田
Susumu Kobayashi
進 木林
Tsutomu Matsuzaki
勉 松崎
Kunimasa Aoshima
邦昌 青島
Junichi Murakami
村上  順一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1色目に対応する画像がベルト状像担持体上
に書き込まれた後に該ベルト状像担持体の回転が変化し
ても、色ずれの少ないカラー画像を形成できるカラー画
像形成装置を提供することにある。 【構成】 画像書き込み信号に基づいて画像形成手段に
よって形成される各色に対応したトナー像を順次重ね合
わせた状態で担持するベルト状像担持体を備え、このベ
ルト状像担持体上に形成された複数色のトナー像を一括
して転写媒体上に転写することによりカラー画像の形成
を行うカラー画像形成装置において、上記ベルト状像担
持体に複数の基準位置マーカーを設け、ベルト状像担持
体の進行方向下流側の基準位置マーカーの検出信号に基
づいて計測されたベルト状像担持体の周期に応じて、当
該ベルト状像担持体の周期と画像書き込み周期とを同期
させ、上流側の基準位置マーカーの検出信号に基づき画
像の書き込みを開始するカラー画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタや複写機等の
カラー画像を形成するカラー画像形成装置に係り、詳し
くは、ベルト状像担持体を有し、当該ベルト状像担持体
の上で各色に対応した画像を重ね合わせてカラー画像を
形成するカラー画像形成装置におけるカラー画像の色ず
れを低減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このベルト状像担持体の上で各色
に対応した画像を重ね合わせてカラー画像を形成するカ
ラー画像形成装置は、上記ベルト状像担持体に対向して
配設され、該ベルト状像担持体に画像を書き込む画像形
成手段を有する。そして、画像書き込み信号に基づいて
画像形成手段が1色目に対応する画像を上記ベルト状像
担持体に書き込んだ後、ベルト状像担持体が回転して、
その1色目に対応する画像がベルト状像担持体と画像形
成手段とが対向する位置に来る度に他の色に対応する画
像を書き込むことで、1色目に対応する画像の上に他の
色に対応する画像に重ね合わせに書き込み、所定の色数
に対応する画像が重ね合わせて書き込まれたらそのカラ
ー画像を一括して転写媒体上に転写してカラー画像を形
成する。
【0003】それ故、この種のカラー画像形成装置にお
いては、各色に対応した画像がベルト状像担持体上に適
切に重ね合わされるように、ベルト状像担持体の1色目
に対応する画像が書き込まれた部位がベルト状像担持体
と画像形成手段とが対向する位置に来るタイミングと画
像形成手段による画像書き込みタイミングとの同期をと
って、色ずれを防止する必要がある。
【0004】そこで、特開平4−107479号公報で
は、ベルト状像担持体の周長を画像形成手段のポリゴン
ミラーの1走査の間に移動する該ベルト状像担持体の移
動量の整数倍となるように形成することで、ベルト状像
担持体の1色目に対応する画像が書き込まれた部位がベ
ルト状像担持体と画像形成手段とが対向する位置に来る
タイミングと画像形成手段による画像書き込みタイミン
グとの同期をとる技術を開示している。
【0005】しかしながら、ベルト状像担持体はその周
長自体が環境条件や使用時間等に応じて微妙に変化し易
く、また、ベルト状像担持体とそれを駆動するベルト駆
動ローラとの間にずれがあれば、ベルト状像担持体とポ
リゴンミラーとを上記整数倍の回転が成立するように回
転させることはできず、実際にベルト状像担持体に書き
込まれた1色目に対応する画像がベルト状像担持体と画
像形成手段とが対向する位置に来るタイミングが上記整
数倍の条件の下に想定されたタイミングとずれてしま
う。それ故、上記整数倍の条件の下に設定されたタイミ
ングで画像の書き始めると、その画像は1色目に対応す
る画像とは異なるベルト状像担持体上の部位にずれて書
き込まれ、完成したカラー画像にはその書き始めの部位
はもとよりその全体に上記ベルト状像担持体の回転周期
の変動によるタイミングのずれがそのまま色ずれとなっ
て現れてしまう。
【0006】また、特開平4−340562号公報で
は、感光体べルト上に1つの基準位置マーカーを設け、
このマーカーの検出信号を基に、該感光体ベルトの回転
周期がポリゴンミラーの走査周期の整数倍になるように
上記感光体ベルトを駆動するベルト駆動ローラの回転を
調整することで、ベルト状像担持体の1色目に対応する
画像が書き込まれた部位がベルト状像担持体と画像形成
手段とが対向する位置に来るタイミングと画像形成手段
による画像書き込みタイミングとの同期をとる技術を開
示している。
【0007】しかしながら、1色目に対応した画像を感
光体ベルト上に書き込んだ後に該感光体ベルトの回転周
期が変化すると、単に感光体ベルトの回転周期をポリゴ
ンミラーの走査周期の整数倍になるように調整するだけ
では、ベルト状像担持体の1色目に対応する画像が書き
込まれた部位がベルト状像担持体と画像形成手段とが対
向する位置に来るタイミングを補正することができな
い。それ故、ポリゴンミラーによるSOS(Start
of Scan)信号の位相と感光体ベルトの位相と
がずれてしまうので、1色目に対応する画像とその他の
色に対応する画像とはベルト状像担持体上の異なる部位
にずれて書き込まれ、完成したカラー画像にはその書き
始めの部位はもとよりその全体に上記ベルト状像担持体
の回転周期の変動による位相のずれがそのまま色ずれと
なって現れてしまう。
【0008】このずれ発生のメカニズムを図6を使って
詳しく説明する。この図においては、SOS信号は一定
の周期で発生するものである。また、1色目の黒色に対
応した画像はSOS信号とマーカー検出信号とが同期し
た状態で書き込まれているものとする。まず、感光体ベ
ルトにずれ等が発生せず、該感光体ベルトの回転周期が
変化しない場合には、基準位置マーカー検出信号の周期
は安定するので、図6(a)に示すように、ITk,I
y,ITm,ITcは一定周期になり、SOS信号の
周期と完全に同期をとることができる。その為、例え
ば、1色目の黒色に対応した画像を感光体ベルト上に書
き込んだ後、基準位置マーカーの検出信号に基づき2色
目の黄色に対応した画像を書き込む場合、その2色目の
画像は、上記検出信号に同期したSOS信号S1を基に
画像の書き込みが行われるので、1色目の画像に完全に
重なって形成される。従って、各色トナー像は色ずれを
生じることなく完全に重なって上記感光体ベルト上に形
成される。
【0009】次に、図6(b)に示すように、1色目に
対応した画像を感光体ベルト上に書き込んだ後、該感光
体ベルトの回転周期ITk1が適切な回転周期ITkより
もt1だけ長くなった場合には、基準位置マーカーの検
出信号に同期したSOS信号が無いので、2色目の画像
は図内にS2と付したSOS信号を基に画像の書き込み
を行うことになる。その為、1色目の画像はSOS信号
が同期しているのでマーカー検出信号の検出時を基に書
き込まれることになるが、上記2色目の画像はマーカー
検出信号の検出時以降に最初にくるSOS信号を基に書
き込まれることになるので、1色目の画像が書き込まれ
た感光体ベルト上の位置と2色目の画像が書き込まれた
感光体ベルト上の位置とはずれることになる。そして、
上記t1が限りなく0に近くなる程、マーカー検出信号
からその検出時以降に最初にくるSOS信号までの時間
間隔がSOS信号の1周期時間に近くなるので、感光体
ベルト上におけるずれ量は1dpiに近ずくことにな
る。
【0010】また、図6(c)に示すように、1色目に
対応した画像を感光体ベルト上に書き込んだ後、該感光
体ベルトの回転周期ITk1が適切な回転周期ITkより
もt2だけ短くなった場合には、基準位置マーカーの検
出信号に同期したSOS信号が無いので、2色目の画像
は図内にS1と付したSOS信号を基に画像の書き込み
を行うことになる。その為、1色目の画像はSOS信号
が同期しているのでマーカー検出信号の検出時を基に書
き込まれることになるが、上記2色目の画像はマーカー
検出信号の検出時以降に最初にくるSOS信号を基に書
き込まれることになるので、1色目の画像が書き込まれ
た感光体ベルト上の位置と2色目の画像が書き込まれた
感光体ベルト上の位置とはずれることになる。そして、
上記t2が限りなく0に近くなる程、マーカー検出信号
からその検出時以降に最初にくるSOS信号までの時間
間隔が短くなるので、感光体ベルト上におけるずれ量は
減少する。
【0011】それ故、ベルトの回転周期を整数倍になる
ように上記感光体ベルトを駆動するベルト駆動ローラの
回転を調整しても、上述したように、基準位置マーカー
の検出タイミングとSOS信号のタイミングとの時間差
により最大1dpiの色ずれを防止することはできな
い。
【0012】なお、ベルト状像担持体にラダーパターン
を形成し、検出された信号からベルト状像担持体の進行
速度を測定し、それを基にベルト状像担持体の進行速度
を高精度に安定させることで、ベルト状像担持体の1色
目に対応する画像が書き込まれた部位がベルト状像担持
体と画像形成手段とが対向する位置に来るタイミングと
画像形成手段による画像書き込みタイミングとの同期を
とる技術も従来において開示されているが、速度制御に
十分な精度にラダーパターンを形成することは難しく、
また、それ故にベルト状像担持体が高価格になるという
問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者らは、
ベルト状像担持体の周長自体が環境条件や使用時間等に
応じて微妙に変化しても、ベルト状像担持体とそれを駆
動するベルト駆動ローラとの間にずれが生じても、ベル
ト状像担持体の1色目に対応する画像が書き込まれた部
位がベルト状像担持体と画像形成手段とが対向する位置
にくるタイミングと画像形成手段による画像書き込みタ
イミングとの同期をとることができるカラー画像形成装
置を開発するため、ベルト状像担持体に複数の基準位置
マーカーを設け、下流側の基準位置マーカーの検出信号
に基づきベルト状像担持体の周期と画像書き込み周期と
を同期させ、上流側の基準位置マーカーの検出信号に基
づき画像の書き込みを開始することで問題の解決を図っ
た。
【0014】従って、本発明の目的は、ベルト状像担持
体の周長自体が環境条件や使用時間等に応じて微妙に変
化しても、ベルト状像担持体とそれを駆動するベルト駆
動ローラとの間にずれが生じても、色ずれの少ないカラ
ー画像を形成できるカラー画像形成装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、画
像書き込み信号に基づいて画像形成手段によって形成さ
れる各色に対応したトナー像を順次重ね合わせた状態で
担持するベルト状像担持体を備え、このベルト状像担持
体上に形成された複数色のトナー像を一括して転写媒体
上に転写することによりカラー画像の形成を行うカラー
画像形成装置において、上記ベルト状像担持体に互いに
隣接して設けられる複数の基準位置マーカーと、上記基
準位置マーカーを検出するマーカー検出手段と、上記マ
ーカー検出手段によるベルト状像担持体の進行方向下流
側に位置する任意の基準位置マーカーの検出信号に基づ
き、ベルト状像担持体の周期を計測する周期計測手段
と、上記周期計測手段によって計測されたベルト状像担
持体の周期に基づいて、当該ベルト状像担持体の周期と
画像書き込み周期とを同期させる同期化手段と、上記ベ
ルト状像担持体の進行方向上流側に位置する任意の基準
位置マーカーの検出信号に基づき画像の書き込みを開始
させるように制御する制御手段とを備えているカラー画
像形成装置である。
【0016】本発明のカラー画像形成装置は、黒色の外
にもう一色を重ねて複写できるいわゆるプラス1カラー
の画像を形成するものでも、ブラック、イエロー、マジ
ェンタ、シアンの色を重ね合わせるフルカラーの画像を
形成するものでもよい。
【0017】ベルト状像担持体は、重ね合わせる色の数
だけ回転して、その1回転毎に各色に対応した画像を書
き込まれ、各色に対応したトナー像を順次重ね合わせた
状態で担持できるものであればよく、画像形成手段によ
り静電潜像を書き込まれる感光体ベルトでも、画像形成
手段により現像されたトナー像を転写される中間転写ベ
ルトでもよい。なお、該ベルトを駆動する駆動ロールに
イナーシャを取付け、ベルト変動のAC成分を取り除く
ように構成した方が好ましい。
【0018】画像形成手段は、ベルト状像担持体に対向
して配設され、上流側の基準位置マーカーの検出信号に
基づいてベルト状像担持体上に画像を書き込み始めるも
のであればよいが、上記ベルト状像担持体の種類に応じ
て書き込む画像と構成とが異なる。感光体ベルトの場合
には、例えば、画像情報に応じた書き込みを行うレーザ
と、ポリゴンミラーとで構成し、上記ポリゴンミラーの
各鏡面がレーザの上記発光を一走査毎に分割しそれを周
方向に回転する感光体ベルト上に照射することで、感光
体ベルト上に画像情報に応じた画像を書き込むことがで
きる。中間転写体ベルトの場合には、例えば、画像情報
に応じた書き込みを行うレーザと、ポリゴンミラーと、
感光体ドラムと、現像器とで構成し、上記ポリゴンミラ
ーの各鏡面がレーザの上記発光を一走査毎に分割しそれ
を周方向に回転する感光体ドラム上に各色に対応した潜
像を形成し、それを各色に対応する現像器で現像した
後、その顕像を中間転写体ベルトに1次転写すること
で、中間転写体ベルト上に画像情報に応じた画像を書き
込むことができる。
【0019】転写媒体は、最終的にカラー画像が定着さ
れるもので、ベルト状像担持体の上に形成されたカラー
画像が転写され定着するものであればよく、一般的には
記録用紙やOHPフィルム等が挙げられる。
【0020】本発明においては、上記ベルト状像担持体
の一周全体又はその一部に互いに隣接して設けられる複
数の基準位置マーカーを設ける。そして、その内から少
なくとも任意の(再度、検討した結果問題が無いと考え
られるので、ご指示通り追加しました)2つを選び、ベ
ルト状像担持体の進行方向下流側に位置する方の基準位
置マーカーを該ベルト状像担持体の上流側の基準位置マ
ーカーの回転周期と画像形成手段の画像書き込み周期と
を同期させるために使用し、進行方向上流側に位置する
方の基準位置マーカーを画像形成手段による画像の書き
始めのために使用する。
【0021】また、下流側の基準位置マーカーの検出信
号を基にベルト状像担持体の回転速度やポリゴンミラー
の回転速度等を変化させると、例えば、図5に示すベル
ト駆動モータ16の回転速度を調整する場合のように、
下流側の基準位置マーカーの検出周期を基に駆動モータ
への指令パルスがfs1からfs2に変化した時、IBT
制御部の演算制御サイクル時間t3後に感光体ベルトの
回転速度がV1から変化して過度状態に入り、更に、t4
後に安定該感光体ベルトの回転速度がV2に収束する。
それ故、上記調整後回転が安定してから次の画像書き込
みが行えるように、下流側の基準位置マーカーが検出さ
れるタイミングから上流側の基準位置マーカーが検出さ
れるタイミングまでの時間間隔を設定するようにする必
要があるため、上記2つの基準位置マーカーは、下流側
の基準位置マーカーが検出されてから周期計測手段や同
期化手段が同期制御を掛け、更に、それにベルト状像担
持体或るいはポリゴンミラー等が応答して新しい回転速
度に安定するまでの間にベルト状像担持体が移動する長
さよりも長い間隔になるように選ぶ。逆に、下流側の基
準位置マーカーが検出されてから上流側のそれが検出さ
れるまでに上記制御が終わり回転が安定するように設計
を行う。また、2つの基準位置マーカーの間隔が広くな
るとそれだけその間にベルト状像担持体のずれが大きく
なるので、上記条件を満たす最短の間隔になるように設
計するのがよい。なお、図5において、感光体ベルトが
過度状態にある時間間隔t4はベルト等の時定数に応じ
て決まる。
【0022】そして、ベルト状像担持体に3つ以上の基
準位置マーカーを設ければ、ベルト1回転の間に上記同
期化の制御を複数回行え、それだけ同期をとる間のずれ
量が減るので、安定した同期を取ることができ、各色に
対応した画像間のずれが減ることになる。その場合、任
意の1つの基準位置マーカーに上記2つの役割を担わせ
るようにして使用してもよい。
【0023】マーカー検出手段は、ベルト状像担持体の
周囲に対向して配設され、該ベルト状像担持体上に設け
られた各基準位置マーカーがその対向する位置に来る度
にマーカー検出信号を出力するものであり、例えば、反
射板からなる基準位置マーカーをベルト状像担持体に設
けた場合には、それに光を照射するLEDと、その反射
光を受光できる位置に配置されたフォトカプラとで構成
することができる。
【0024】周期計測手段は、上記マーカー検出信号が
入力され、そのマーカー検出信号の中からベルト状像担
持体の回転周期と画像形成手段の画像書き込み周期とを
同期化させるために使用される下流側に位置する基準位
置マーカーの検出周期を測定する。複数の基準位置マー
カーによるマーカー検出信号が例えば1つの信号線に乗
って時系列に並んでいる場合には、そのマーカーの数ご
とに特定のマーカーによる検出信号が来るので、カウン
ター等を使用して特定のマーカーによる検出信号を抜き
出してその周期を測定すればよい。
【0025】そして、その周期の測定は、例えば、安定
した基準発振器を設けたり又はポリゴンミラーが各走査
毎に発生するSOS信号を入力したりして、前の検出信
号から今回の検出信号までの間に上記基準信号が何周期
したかをカウントして行う。なお、SOS信号よりも高
い周波数の基準発振器を設ければ、より高精度の制御が
可能となる。
【0026】同期化手段は、周期計測手段によって計測
されたベルト状像担持体の測定周期に基づいて、当該ベ
ルト状像担持体の周期と前記画像書き込み信号による画
像書き込み周期とを同期させるように、例えば、検出信
号がパルス信号である場合には、上流側の基準位置マー
カーの検出パルス信号間隔の間のポリゴンミラーのSO
S信号の数が一定で、且つ、上流側の基準位置マーカー
の検出パルス信号とその直後に来るSOS信号との時間
差が一定になるように、ベルト状像担持体の回転速度を
変化させたり、ポリゴンミラーの回転速度を変化させた
りする。そして、その調整は、ベルト駆動ローラ又はポ
リゴンを回転させる駆動モータに入力するパルスを生成
するVCO(Voltage Controlled
Oscillation)に対しパルス変調させること
によって行える。
【0027】制御手段は、上記ベルト状像担持体の進行
方向上流側に位置する任意の基準位置マーカーの検出信
号に基づき画像の書き込みを開始できるように制御する
ものであればよい。
【0028】
【作用】本発明によれば、ベルト状像担持体上に設けら
れた下流側の基準位置マーカーの回転周期を周期計測手
段が測定し、その測定された周期を基に、ベルト状像担
持体の上流側の基準位置マーカーの検出周期と画像形成
手段による画像書き込み周期とを同期させるように同期
化手段が制御するので、上流側の基準位置マーカーが検
出手段により検出されるタイミングにおいては、ベルト
状像担持体の所定の部位が画像形成手段に対向してお
り、且つ、画像形成手段はすぐに画像を書き始められる
状態にすることができる。そして、実際にその上流側の
基準位置マーカーが検出手段により検出されるタイミン
グを基に、制御手段が画像書き込みの制御を行い、画像
形成手段がベルト状像担持体上に画像を書き込み始める
ので、ベルト状像担持体上に形成される画像の書き始め
の部位はいつも該ベルト状像担持体上の一定の部位に形
成することができる。更に、3以上の基準位置マーカー
をベルト状像担持体に設けた場合には、上述した制御を
複数回行って、画像の複数の部位をベルト状像担持体上
の一定の部位に形成することができる。
【0029】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例を説明する。
【0030】実施例1 図1及び図2に、4色(ブラック、イエロー、マジェン
タ、シアン)に対応したトナー像を順次重ね合わせた状
態で担持する中間転写ベルト1を有するフルカラー画像
形成装置を示す。
【0031】画像形成手段は、4色のトナー像を時系列
的に順次形成するものであり、感光体ドラム2と、その
表面を一様に帯電する一様帯電器3と、画像情報に応じ
た露光により潜像を形成する露光装置4と、それを各色
に対応したトナーで顕像化する4つの現像器5a〜5d
と、その顕像を中間転写ベルト1に転写する一次転写器
6とからなる。露光装置4は、画像情報に応じた書き込
みを行う半導体レーザ4aと、ポリゴン駆動モータ18
で回転されるポリゴンミラー4bと、それを中間転写ベ
ルト1に反射する最終ミラー4cとからなる。また、4
つの現像器5a〜5dは、シアン用、マジェンタ用、イ
エロー用、ブラック用のトナーをそれぞれ保持し、画像
情報に応じて順次当接することで各色の顕像を行う。
【0032】中間転写ベルト1は、図3に示すように、
ベルト駆動モータ16により駆動され、画像形成手段が
時系列的に順次形成した各色トナー像を4回転して重ね
合わせに担持する。また、中間転写ベルト1の回転周期
を検出するために、その表面に2つの基準位置マーカー
(下流側8、上流側9)を形成し、その周囲にマーカー
検出手段10を配設する。
【0033】中間転写ベルト1に重ね合わされた画像A
は、BTR(バイアストランスファーロール)11を中
間転写ベルト1に当接させ、且つ、該画像Aがその当接
位置に来るタイミングに合わせてフィードロール12が
用紙Pをそれらの間に供給することで、用紙P上に転写
定着される。また、用紙Pはその後用紙搬送ユニット1
3により図示しない定着手段を通って搬送排出される。
【0034】そして、上記マーカー検出手段10が検出
した下流側の基準位置マーカー8の検出信号を周期計測
手段としてのCPU14が取り込み、その周期を例えば
1MHzのクロックでサンプリングし、その結果を受け
て、IBT(Intermediate Belt T
ransfer)制御部、IBT駆動部、ROS(Ra
ster Output Scanner)制御部及び
ROS駆動部とからなる同期化手段15が、上流側の基
準位置マーカー9の検出パルス信号間隔の間のSOS信
号の数が一定で、且つ、上流側の基準位置マーカー9の
検出パルス信号とその直後に来るSOS信号との時間差
が一定になるようにベルト駆動モータ16の回転速度を
調整することで、中間転写ベルト1の上流側の基準位置
マーカー9の検出周期と受光部材17によるSOS信号
の周期とを同期させた。
【0035】なお、ここではベルト駆動モータ16の回
転速度の調整方法として、ベルト駆動モータ16に入力
するパルスを生成するVCOに対しパルス変調させた。
【0036】そして、以上のような構成に基づいて本実
施例は図4に係るシーケンスでカラー画像を形成した。
図示外のプリントボタンが押されてプリントスタート信
号が発生し、中間転写ベルト1の駆動モータ16等が回
転動作を開始する。
【0037】中間転写ベルト1の回転に伴い、該ベルト
上の進行方向下流側の基準位置マーカー8及び上流側の
基準位置マーカー9が順次マーカー検出手段10により
検出された後、上流側の基準位置マーカーからTk後
に、ブラックに対応する画像書き込み信号(Kデータ)
がポリゴンミラーの回転(SOS信号)に合わせて半導
体レーザー4aから出力される。そして、そのレーザ光
は、ポリゴンミラー4bで1行ごとの情報に分割され、
最終ミラー4cに反射されて感光体ドラム2上に照射さ
れ、該ドラム2上に静電潜像を形成する。その静電潜像
はブラックトナーの入った現像装置5aにより現像され
た後、中間転写ベルト1上に転写器6により一次転写さ
れる(図1内にAと示したもの)。
【0038】そして、中間転写ベルト1が一周して、再
度、K1のタイミングにおいて下流側の基準位置マーカ
ーが検出されると、CPUが、1つ前の下流側の基準位
置マーカーの検出信号との時間間隔ITkを算出し、そ
の時間間隔ITkに近いSOS信号の波数を求め、その
波数とSOS信号の周期とを掛け合わせた時間と前記時
間間隔ITkとの差を算出すると共に、それを基にIB
T制御部が新しいベルト駆動モーターへの指令パルスを
IBT駆動部に出力する。それにより、図5に示すよう
に、ベルト駆動モーターの回転速度制御が行われる。
【0039】その為、上流側の基準位置マーカー9が再
び検出されるタイミングK1’においては、その検出信
号にSOS信号が同期し、それらの位相は完全に一致さ
れる。そして、そのタイミングを基準に2色目のイエロ
ーに対応する画像(Yデータ)の書き込みが行われる。
【0040】そして、同様の制御を3色目のマジェンタ
に対応する画像(Mデータ)の書き込み時、及び、4色
目のシアンに対応する画像(Cデータ)の書き込み時に
も行って、中間転写ベルト上でそれら4色を重ね合わ
せ、400spi(spots per inch)の
カラー画像を形成したところ、各色トナー像の書き初め
部位は重なり、色ずれが生じることはなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成手段によって
ベルト状像担持体上に書き込まれる画像の書き初めの部
位が形成されるベルト状像担持体上の位置を一定の部位
に揃えることができるので、ベルト状像担持体の周長自
体が環境条件や使用時間等に応じて微妙に変化しても、
ベルト状像担持体とそれを駆動するベルト駆動ローラと
の間にずれが生じても、ベルト状像担持体の1色目に対
応する画像が書き込まれた部位がベルト状像担持体と画
像形成手段とが対向する位置に来るタイミングと画像形
成手段による画像書き込みタイミングとの同期をとるこ
とができる。それ故、先に書き込まれた或る色に対応し
た画像の書き初めの部位と後に書き込まれた他の色に対
応した画像の書き初めの部位とを重ねてベルト状像担持
体上にカラー画像を形成することができ、該カラー画像
の書き始めの部位における色ずれを低減することができ
る。
【0042】更に、3以上の基準位置マーカーをベルト
状像担持体に設けた場合には、上述した制御を複数回行
うことができるので、画像の書き初めの部位以外におい
ても色ずれを低減することができ、その回数を増やせば
増やすほど画像全体での色ずれを低減する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るカラー画像形成装置の
主要構成部と制御プロックダイアログとの結合を示す図
である。
【図2】 図1のカラー画像形成装置の全体構成図であ
る。
【図3】 図1の要部構成図である。
【図4】 本発明の実施例に係るカラー画像形成装置の
シーケンスタイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施例に係るカラー画像形成装置の
制御応答特性図である。
【図6】 従来のカラー画像形成装置におけるSOS信
号とベルトH.P信号とのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1:中間転写ベルト(ベルト状像担持体)、2〜6:画
像形成手段、8:下流側の基準位置マーカー、9:上流
側の基準位置マーカー、10:マーカー検出手段、1
4:周期計測手段、15:同期化手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 11/42 D 21/16 G03G 15/04 111 15/16 21/14 (72)発明者 松崎 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 青島 邦昌 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像書き込み信号に基づいて画像形成手
    段によって形成される各色に対応したトナー像を順次重
    ね合わせた状態で担持するベルト状像担持体を備え、こ
    のベルト状像担持体上に形成された複数色のトナー像を
    一括して転写媒体上に転写することによりカラー画像の
    形成を行うカラー画像形成装置において、上記ベルト状
    像担持体に互いに隣接して設けられる複数の基準位置マ
    ーカーと、上記基準位置マーカーを検出するマーカー検
    出手段と、上記マーカー検出手段によるベルト状像担持
    体の進行方向下流側に位置する任意の基準位置マーカー
    の検出信号に基づき、ベルト状像担持体の周期を計測す
    る周期計測手段と、上記周期計測手段によって計測され
    たベルト状像担持体の周期に基づいて、当該ベルト状像
    担持体の周期と画像書き込み周期とを同期させる同期化
    手段と、上記ベルト状像担持体の進行方向上流側に位置
    する任意の基準位置マーカーの検出信号に基づき画像の
    書き込みを開始させるように制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とするカラー画像形成装置。
JP6081862A 1994-04-20 1994-04-20 カラー画像形成装置 Pending JPH07295323A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148992A (ja) * 1996-09-20 1998-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US9465341B2 (en) 2013-04-24 2016-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that detects variation in rotation period of rotating member and performs misregistration correction

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JPH10148992A (ja) * 1996-09-20 1998-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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