JPH07294755A - テープ型マルチコアファイバの製造方法 - Google Patents

テープ型マルチコアファイバの製造方法

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JPH07294755A
JPH07294755A JP6106248A JP10624894A JPH07294755A JP H07294755 A JPH07294755 A JP H07294755A JP 6106248 A JP6106248 A JP 6106248A JP 10624894 A JP10624894 A JP 10624894A JP H07294755 A JPH07294755 A JP H07294755A
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JP
Japan
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base material
quartz glass
glass plate
tape
optical fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP6106248A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kaneda
恵司 金田
Naoki Shamoto
尚樹 社本
Kouji Tsumanuma
孝司 妻沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 断線が少なく、細径で、かつ条長の長いテー
プ型マルチコアファイバを簡単に得る製造方法を提供す
る。 【構成】 幅広い溝を有するガラス板を用意し、この溝
に多数の光ファイバ素線を列状に配列して、その上をガ
ラス板で覆って一体化して母材とする。この母材の一端
に母材と同サイズの石英ガラス板を溶着、密封するとと
もに母材の他端には石英ガラス管を溶着する。そして、
石英ガラス管側から吸引しつつ、母材に溶着した石英ガ
ラス板側から溶融線引きしてテープ型マルチコアファイ
バとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラインセンサ、ライ
トガイド等に用いられるテープ型マルチコアファイバの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバのコアを一列に整列させた光
ファイバアレイを製造する場合、できるだけ細径に線引
きした光ファイバ素線を円筒ドラム上に整列巻きさせた
後、光ファイバ素線同志を接着剤で固め、円筒ドラムの
軸方向に切断して円筒ドラムから取出してテープ型マル
チコアファイババンドルとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、光ファ
イバ素線の外径の細径化を図るとしても断線しないよう
にするためには10μm程度までが限界であり、またそ
の整列も困難であった。さらに、光ファイバ素線を巻き
つける円筒ドラムの大きさにも自ずと限界があるため製
造可能な条長も3m程度とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の観点
から多心でかつコア径が小さく、またその配列の乱がな
く、そして条長も長いテープ型マルチコアファイバを簡
単に得る方法を提供しようとするもので、その特徴とす
る請求項1記載の発明は、幅広い溝を有する石英系ガラ
ス板を用意し、この溝に多数の石英系光ファイバ素線を
列状に配列させ、その上を石英系ガラス板で覆って一体
化して母材となし、この母材の一端を加熱溶融して線引
きすることにある。また、その特徴とする請求項2記載
の発明は、所定間隔をおいて列状に多数の溝が形成され
た石英系ガラス板を用意し、この多数の溝にそれぞれ石
英系光ファイバ素線を配置させ、その上を石英系ガラス
板で覆って一体化して母材となし、この母材の一端に加
熱溶融して線引きすることにある。更にまた、その特徴
とする請求項3記載の発明は、母材の一端に石英ガラス
板を取付けて母材の一端を密封するとともに、母材の他
端に石英ガラス管を取付けて、この石英ガラス管側から
吸引しつつ石英ガラス板の先端を加熱溶融して線引きす
ることにある。なお、線引きに際して、母材の他端から
吸引するのは内部に空気が残存するのを阻止するためで
ある。
【0005】
【作用】予め、得られるテープ型マルチコアファイバと
相似型の母材を用意し、これを線引きしてファイバ化す
る方法であるので長尺のものが得られ、必要とあればこ
れを適宜長さに切断しても良く任意の長さのものとする
ことができる。また、母材の元となるものとして、列状
に多数の光ファイバ素線を並ばせることのできる幅広い
溝を有するガラス板を用意するか、もしくは所定間隔毎
に光ファイバ素線の径に合せた大きさの溝が列状に多数
形成されたガラス板を用意し、これら幅広い溝もしくは
所定間隔毎の溝に光ファイバ素線を入れて母材とするの
で、用意すべきガラス板および光ファイバ素線の大きさ
は比較的に任意にできるため取扱いが簡単で、かつ光フ
ァイバ素線の断線の恐れが軽減できる。
【0006】
【実施例】
実施例1 図1は、この発明方法によって得られるマルチコアファ
イバの断面図,図2〜4はこの発明によるマルチコアフ
ァイバ母材を得る工程説明図である。図1において、1
は所定間隔をおいて一列に並んだコア、2は各コアを覆
うクラッド、3は全体を覆う樹脂被覆層である。図2に
おいて、10はマルチコアファイバ母材の元になる石英
ガラス板で、その長さ方向に幅広い溝12を備えてい
る。この溝の寸法は光ファイバ素線を多数一列に並列し
うる大きさとされている。具体的には、溝の深さ50〜
2000μm、特に100〜200μmが好ましい。そ
の理由は多数の光ファイバ素線を一列に整列させるため
の容易性からである。また、溝の幅は石英ガラス板10
の幅よりも2〜4mm狭くされている。石英ガラス板そ
のものの寸法は、幅100mm、厚さは5mm、長さは
300mm程度とされる。
【0007】この溝12内に図3に示すように光ファイ
バ素線14を整列させる。光ファイバ素線はコア−クラ
ッド型のものである。さらに、コアの組成としてはGe
やTiがドープされたSiO2 、クラッドはSiO2
あげられる。光ファイバ素線14の外径は溝12の深さ
の90〜99%とされ、整列作業に際しては乾燥させた
光ファイバ素線を用いても良いが純水に湿らせると整列
が容易である。次に、図4に示すように石英ガラス板1
6で覆って光ファイバ素線14をサンドイッチ状にす
る。その後、2枚合せた石英ガラス板10、16の側面
をバーナ等によって溶着し母材20とする。
【0008】この母材20を一端から溶融線引きしてテ
ープ型マルチコアファイバとすることも可能であるが、
図5に示す工程を経て線引きした方が好ましい。すなわ
ち、図5において、母材20の一端には石英ガラス板3
0が溶着され、他端には石英ガラス管40が融着されて
いる。石英ガラス板30は、母材20の一端を密封する
とともに、線引きに際してダミーの役割を果たすもの
で、母材20の全長を極力製品として使用できるように
するためのものである。石英ガラス管40は、その母材
20側の断面が母材20と合致するように偏平になされ
ていてそれから次第に拡径されて先端が円形になされた
ロート状部42とこのロート状部42から延びる管状部
44とからなっている。そして、管状部44側は図示し
ない真空ポンプに接続される。この状態で、石英ガラス
管の管状部44側から吸引しつつ石英ガラス板30側先
端部を加熱溶融して線引きし所望のマルチコアファイバ
とする。このように一端から吸引しつつ線引きすること
で泡が内部に残存するのが阻止できる。
【0009】実施例2 図6〜8は、この発明の他の母材を得るための工程図で
ある。50はマルチコアファイバ母材の元になる石英ガ
ラス板で、所定間隔毎にその長さ方向に延びる断面正方
形の溝52を備えている。この溝の形状は線引き時に泡
が発生しにくいという理由から正方形が好ましく、その
寸法は光ファイバ素線の寸法に関連するが深さ、幅とも
に50〜2000μm、特に100〜200μm程度が
好適である。また、石英ガラス板50の寸法は、厚さ5
mm、幅100mm、長さ500mm程度が好適であ
る。この多数の溝32内に、その外径が溝の寸法の90
〜99%程度の光ファイバ素線14を挿入する。光ファ
イバ素線14としてはコアだけのものでも良いしコア−
クラッド型のいづれでも良い。さらにコアの組成として
はGeやTiがドープされたSiO2 があげられる。こ
の母材を得た後は実施例1と同様である。
【0010】具体例1 外形が厚さ2.5mm、幅52mm、長さ500mm、
溝の寸法が幅50mm、高さ210μmの幅広い溝を有
する石英ガラス板を用意した。この溝に外径200μm
のGeO2 −SiO2 (SiO2 との比屈折率差Δ=1
%)、クラッドが純粋石英、コアクラッド径比が1:
1.3のファイバを250本一列に並べた。次に、これ
らの上に厚さ2.5mm、幅52mm、長さ500mm
の石英ガラス板をかぶせて石英ガラス板どおしをバーナ
で加熱して溶着一体化して母材とした。
【0011】この母材の一端に長さ20mmの外形が同
一の石英ガラス板を融着して密封するとともに、母材の
他端には一端が母材を構成する石英ガラス板と同一サイ
ズでそれからロート状に拡径され最後に直径が52mm
の円筒状となる石英ガラス管を融着した。そして、これ
を石英ガラス管側から吸引しつつ石英ガラス板先端を2
000℃に加熱溶融して線引きし、厚さ210μm、幅
2100μm、、コアピッチ8±0.1μm、コア本数
250のテープ型マルチコアファイバとし、その上にU
V樹脂を0.15mm厚さにコーティングした。得られ
たものの条長は250mであり、その強度も100kg
/mm2 と十分なものであった。
【0012】具体例2 溝付きの石英ガラス板として、外形が厚さ2.5mm、
幅52mm、長さ500mm、溝の寸法が200μm×
200μm、溝のピッチが300μm、その数が170
個のものを用意した。一方、光ファイバ素線として、外
径が195μm、その組成がGeO2 −SiO2 (Si
2 との比屈折率差Δ=1%)のコアのみのファイバを
用意した。そして、このコアファイバを各溝の中に挿入
し、その上に石英ガラス板を被せて一体化して母材とし
た。この場合、石英ガラス板がクラッドの役目を果た
す。その後は実施例1と同様の工程を経てファイバ化
し、厚さ140μm、幅1400μm、コアのピッチ8
±0.1μmのテープ型マルチコアファイバとし、その
上にUV樹脂を0.1mm厚さにコーティングした。得
られたものの条長は500mであり、その強度も100
kg/mm2 と十分であった。
【0013】
【発明の効果】この発明方法は、以上のように予め幅広
い溝を有するガラス板を用意し、この溝に多数の光ファ
イバ素線を列状に配列して、その上をガラス板で覆って
一体化して母材とするか、もしくは所定間隔毎に所定の
大きさの溝が列状に形成されたガラス板を用意し、これ
ら溝の各々に光ファイバ素線を配置して、その上をガラ
ス板で覆って一体化して母材とし、こうして得られた母
材を線引きしてマルチコアファイバとする方法であるの
で、用意すべきガラス板および光ファイバ素線の大きさ
を比較的に任意にできるため、光ファイバ素線の断線の
恐れが少なく、また条長の長いものを容易に得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法によって得られたマルチコアファ
イバの断面図。
【図2〜4】この発明方法による母材を得る工程図。
【図5】母材の一端にガラス板を、他端にガラス管を取
り付ける様子を示す説明図。
【図6〜8】この発明方法による他の母材を得る工程
図。
【符号の説明】
10 母材の元になる石英ガラス板 12 幅広い溝 14 光ファイバ素線 16 蓋になる石英ガラス板 20 母材 30 石英ガラス板 40 石英ガラス管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広い溝を有する石英系ガラス板を用意
    し、この溝に多数の石英系光ファイバ素線を列状に配列
    させ、その上を石英系ガラス板で覆って一体化して母材
    となし、この母材の一端を加熱溶融して線引きすること
    を特徴とするテープ型マルチコアファイバの製造方法。
  2. 【請求項2】 所定間隔をおいて列状に多数の溝が形成
    された石英系ガラス板を用意し、この多数の溝にそれぞ
    れ石英系光ファイバ素線を配置させ、その上を石英系ガ
    ラス板で覆って一体化して母材となし、この母材の一端
    を加熱溶融して線引きすることを特徴とするテープ型マ
    ルチコアファイバの製造方法。
  3. 【請求項3】 母材の一端に石英ガラス板を取付けて母
    材の一端を密封するとともに、母材の他端に石英ガラス
    管を取付けて、この石英ガラス管側から吸引しつつ石英
    ガラス板の先端を加熱溶融して線引きすることを特徴と
    する請求項1もしくは2記載のテープ型マルチコアファ
    イバの製造方法。
JP6106248A 1994-04-22 1994-04-22 テープ型マルチコアファイバの製造方法 Pending JPH07294755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003530240A (ja) * 2000-04-11 2003-10-14 ブランソン・ウルトラソニックス・コーポレーション レーザ溶着用光ガイド
JP2012520476A (ja) * 2009-03-11 2012-09-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 1つのダイオードレーザと複数の光ファイバを備えた光源

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003530240A (ja) * 2000-04-11 2003-10-14 ブランソン・ウルトラソニックス・コーポレーション レーザ溶着用光ガイド
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