JPH0729451B2 - プラテンローラの製造装置 - Google Patents

プラテンローラの製造装置

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JPH0729451B2
JPH0729451B2 JP60252731A JP25273185A JPH0729451B2 JP H0729451 B2 JPH0729451 B2 JP H0729451B2 JP 60252731 A JP60252731 A JP 60252731A JP 25273185 A JP25273185 A JP 25273185A JP H0729451 B2 JPH0729451 B2 JP H0729451B2
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molding
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研一 藁谷
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愛三 金田
重晴 角田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/02Platens
    • B41J11/04Roller platens
    • B41J11/057Structure of the surface

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はプリンタ用プラテンローラの製造装置に係り、
特に外表面に気泡がなく、ローラ面に研削仕上げ加工の
必要がなく、摩擦係数及び曲げ弾性率等の特性を後述す
るように広範囲に保有するプラテンローラの製造装置に
関する。
〔発明の背景〕
一般にプリンタ用プラテンローラの多くはゴム製であ
り、製造には混練・注型・加硫・離型・研削などの工程
を要し、コスト高となるのみならず重量が大となるた
め、プラテンローラの駆動に要するトルクが大となるな
どの欠点があった。
このため特開昭58−5821号発明に示されるように、発泡
樹脂製の低慣性モーメントプラテンがある。このプラテ
ンローラは比重約0.5g/cm3と小さいため、プラテンロー
ラの駆動に要するトルクを小さくすることが可能であっ
た。
しかし、発泡樹脂製プラテンは、プラテンローラ面の強
度が小さいため、インパクト型プリンタ用プラテンとし
て使用する場合には、プラテンローラ面に打痕が発生し
易い。また前記発明には、製造法に関しては記載がない
が、プラテンローラ成形時に発生するガス又は空気が樹
脂内に侵入し、樹脂が硬化する際プラテンローラの表面
に多数の気泡を生成する。このようなプラテンローラ表
面の気泡は、プリンタの印字品質の低下の原因となり易
い。
さらに、分割成形型を用いてプラテンローラを成形する
場合には、成形型の合せ面にバリが生じ、これを除去す
るために、成形後に研削加工をする必要がある。
従って、低慣性モーメント特性を有し、ローラ表面に気
泡がなく、高品質のプリンタ用プラテンローラを安価に
提供できる製造方法及び装置が要求されていた。
〔発明の目的〕
本発明は上記の通り従来技術における問題点を解決する
ためになされたもので、ローラ表面に気泡がない、硬質
ないし軟質の高品質のプリンタ用プラテンローラの製造
装置を提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明は、上記の目的を達成するためになされたもの
で、プリンタ用プラテンローラの成形型を有する製造装
置において、継目なしの円筒状の本体と、該本体の中心
に芯金を装着する手段と、上記成形型の上部にダミーキ
ャビティを有する上型と、該成形型の下部に半円形の射
出口を有する下型とから構成されたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下第1〜6図に例示するところに従って、本発明のプ
ラテンローラの製造装置について説明する。
第1図は本発明の装置で製造されたプリンタ用プラテン
ローラの外観を示す側面図で本体1と芯金2から成る。
第2、3図は縦断面で示すプラテンローラの2例であっ
て、第2図は本体1の表皮は無発泡層1a、内部は発泡層
1bの二重構造から成るもの(以下有皮発泡構造と呼称す
る)を示し、第3図は表皮、内部とも無発泡層から成る
もの(以下エラストマ構造と呼称する)を示すが何れも
ローラ表面には気泡がない点に特徴を有する。
上記の構造を有するプラテンローラの本体1は、反応射
出成形法により成形される。
成形材料としてポリオールを主成分とする組成物とイソ
シアネートとを100〜200Kg/cm3の高圧下で衝突混合させ
た混合液を使用する。
この混合液を、予め芯金を装着した成形型内に射出し、
第2図に示すような有皮発泡構造のプラテンローラの場
合は、発泡倍率1.5〜3倍に発泡させ成形型内におい
て、自己発熱により反応硬化させる。
また第3図に示すように、半硬質エラストマ構造のプラ
テンローラの場合はほとんど発泡せず、成形型のキャビ
ティ容積に対して等量に対して等量の成形用材料を射出
して成形する。
上述のように本製造方法は、ポリオールを主成分とする
組成物とイソシアネートの原料組成を適宜変化させるこ
とにより、硬質及び軟質の有皮発泡構造のプラテンロー
ラおよび半硬質のエラストマ構造のプラテンローラを得
ることが可能である。
すなわち、硬質材料のポリオールを主成分とする組成物
は、脂肪族又は芳香族のアミン又はアルコールにアルキ
レンオキシドを付加して得られるポリエーテルポリオー
ルであり、これに3級アミン類、錫化合物から成る反応
促進剤(触媒)と水及び低沸点ハロゲン化アルミル(以
下フレオンと呼ぶ)等の発泡剤とアルキレンオキシド変
成ポリジメチルシロキサン等の整泡剤とカーボンブラッ
ク等の顔料とを混合する。また前記イソシアネートは
4、4′−ジフェニルメタンジイソシアネート又はポリ
フェニレンポリメチルイソシアネート又はカルボジイミ
ドMDIである。
次に軟質材料のポリオールを主成分とする組成物は、エ
チレングリコールを付加したグリセリン等ポリエーテル
ポリオールであり、これに錫化合物からなる反応促進剤
(触媒)とフレオン等の発泡剤とカーボンブラック等の
顔料を混合し、イソシアネートはエチレングリコールを
鎖延長剤としたMDIである。
半硬質材料には発泡剤のフレオンは含まない。
上記材料の配合選択により、すなわちポリオールを主成
分とする組成物を100%、イソシアネートをおおむね40
〜145%の範囲で配合率を選択することによって、プラ
テンローラの表面硬度はショアーAで50〜100度、曲げ
弾性率100〜17000Kg/cm3、摩擦係数0.1〜0.9と広範囲の
特性を有するプラテンローラが得られる。
第7図は本発明に係るプラテンローラの摩擦係数と曲げ
弾性率の関係を示す特性図である。
次に本発明のプラテンローラの製造装置について説明す
る。
第4図はプラテンローラを成形するための成形型の縦断
面図で、成形型本体3と、ダミーキャビティ8を有する
上型4と、上型押さえ板6と、型締め機上盤17と、下型
5と、型締め機下盤16と、ミキシングヘッド11とを具有
している。型本体3の内部には、継目無しのプラテンロ
ーラ成形用の円筒状キャビティ10が形成されている。ま
た本体3の外側には、図示しないバンドヒータが取り付
けられており、成形型の温度を所定温度に調整が可能の
ようになっている。
下型5には第5図に示すように半円形の射出ゲート13が
備えられている。また下型5と上型押さえ板6にはプラ
テンローラの芯金2の芯出し調整ねじ18を螺合するよう
になっている。
この成形型を使用してプラテンローラを成形するには、
まず型締め前に芯金2を下型5に装着する。次に下型5
は上方へ、上型4と上型押さえ板6は下方へ移動するこ
とにより型締めを行なう。型本体3は図示しない他の装
置によって固定されている。上型4及び上型押さえ板6
と下型5とは、ノックピン19及び20によって型本体3に
対して正しく位置決めされている。
次にミキシングヘッド11がミキシングヘッド台14上を移
動し、射出口12が型本体3と下型5の合せ面において成
形型の中心部に向かうように配設されている。
型本体3は、図示しないバンドヒータにより一定温度に
達する迄保持加熱される。射出の状況については第6図
を用いて説明する。
まずポリオールを主成分とする組成物とイソシアネート
とを、ミキシングヘッド11内で高圧下で衝突混合する。
混合液は射出口12から射出し、射出ゲート13を通過して
キャビティ10内に射出される。
このとき、発泡剤を含有する硬質および軟質の有皮発泡
構造の材料を用いた成形には、キャビティ10の全容積の
1/3〜1/4の流体を充たし、以後発泡作用が進行してギャ
ビティ10の全容積を充満するに至る。さらに自己発熱に
より硬化反応が進行し完全に硬化する。
一方発泡剤をほとんど含有しない半硬質のエラストマ構
造の材料を用いた成形においては、キャビティ10の全容
積を充たすように射出し、自己発熱により硬化させる。
上記の通り、有皮発泡構造及びエラストマ構造の成形材
料の流動はいずれの場合も、キャビティ10内において下
方から上方へ向かい、ギャビティ10内の空気及び硬化反
応時に発生するガスが材料中に巻込まれることが多く、
特に射出作業初期に射出された材料、いわゆる初流には
空気を巻込むことが多い。また芯金2の周辺に滞留する
ガスは排出しにくく、これらの空気やガスが成形材料硬
化後に気泡として残留し欠陥となり易い。
上記の対策として型本体3と上型4との合せ面に気体を
排出させるエアベント7及び上型4上部にダミーキャビ
ティ8を設けたものである。
また第5図のように、射出口13を半円形とすることによ
り、材料の射出速度を緩慢化することができ、射出と同
時に成形材料が上型4方向に射出されないようにしてい
る。
上記によってプラテンローラには空気又はガスの巻込み
による気泡欠陥が皆無となった。
また型本体3を継目無し形状とし、芯出し用調整ねじ18
によって、型本体3と芯金2との同心度を高めることに
より、プラテンローラの外周面にバリが発生せず、した
がってローラ面の形成後の加工は不用である。
〔発明の効果〕
本発明の実施により、硬質から軟質までの広範囲の特性
値を具備し、少くともローラ表面に気泡を有しない高品
質のプラテンローラの製造装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係るプラテンローラの製造装置に
よるプラテンローラの側面図及び縦断面図、第4図は本
発明のプラテンローラ製造における成形型の縦断面図、
第5図は第4図A部の平面図、第6図は第4図の射出状
況図、第7図は本発明の製造装置によるプラテンローラ
の摩擦係数と曲げ弾性率との関係を示す特性図である。 1……本体、2……芯金、3……成形型本体、 4……上型、5……下型、6……上型押さえ板、 7……エアベント、8……ダミーキャビティ、 9……エアベント、10……キャビティ、 11……ミキシングヘッド、12……射出口、 13……射出ゲート、18……芯出し調整ねじ、 19、20……ノックピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 重晴 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 木村 久美 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 日 立電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−11041(JP,A) 実開 昭58−99055(JP,U) 岩田敬治「プラスチック材料講座(2) ポリウレタン樹脂」第9版、昭和51年11月 20日発行、日刊工業新聞社、第61〜66頁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタ用プラテンローラの成形型を有す
    る製造装置において、 継目なしの円筒状の本体と、 該本体の中心に芯金を装着する手段と、 上記成形型の上部にダミーキャビティを有する上型と、 該成形型の下部に半円形の射出口を有する下型と、 から構成されたことを特徴とするプラテンローラの製造
    装置。
JP60252731A 1985-11-13 1985-11-13 プラテンローラの製造装置 Expired - Lifetime JPH0729451B2 (ja)

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JP60252731A JPH0729451B2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13 プラテンローラの製造装置

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JP60252731A JPH0729451B2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13 プラテンローラの製造装置

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JPS62113572A JPS62113572A (ja) 1987-05-25
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JP2630322B2 (ja) * 1992-10-20 1997-07-16 バンドー化学株式会社 ウレタンローラ

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
岩田敬治「プラスチック材料講座(2)ポリウレタン樹脂」第9版、昭和51年11月20日発行、日刊工業新聞社、第61〜66頁

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