JPH07294465A - 熱分析装置 - Google Patents

熱分析装置

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JPH07294465A
JPH07294465A JP8870694A JP8870694A JPH07294465A JP H07294465 A JPH07294465 A JP H07294465A JP 8870694 A JP8870694 A JP 8870694A JP 8870694 A JP8870694 A JP 8870694A JP H07294465 A JPH07294465 A JP H07294465A
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radiation shield
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Tetsuzo Harigai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱分析装置内の空気の流れを良くし、加熱炉
の冷却を短時間で行うことができるようにする。 【構成】 ブロア装置6から送り出された冷却用空気
は、通風部5を通り直接加熱炉1の下部に当たって冷却
を行う。加熱炉1の下部に当たった冷却用空気は、加熱
炉1と輻射シールド3の側面との間を通過して空気排出
口8より断熱カバー4の方へ向かって吹き出す。この吹
き出した空気は、次に輻射シールド3の側面と断熱カバ
ー4の側面との間を通過し、空気排気口9より外界に排
出される。このようにして、効率の良い冷却が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、示差熱分析(DT
A)、熱重量測定(TGA)、熱機械的分析(TM
A)、示差走査熱量測定(DSC)などの熱分析装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱分析装置では加熱炉内に設置した試料
を1500℃程度の温度まで加熱させたり、または逆に
高温の状態から冷却を行ったりして試料に生じる熱変化
を分析する。一般にこの種の熱分析装置では加熱炉の外
周に輻射熱を反射する輻射シールドを設け、更に、その
外側に断熱カバーが配置されているのが普通である。
【0003】そして、加熱のエネルギーロスを小さくす
るため輻射シールドや断熱カバーは厚く、重くして熱容
量が大きくなるように作られており、また、保温を良く
するためこれらシールドやカバーは加熱炉と堅固に一体
化して組み上げられており、加熱炉(炉芯管)を冷却す
る場合は、断熱カバーや輻射シールドの外側から行わな
ければならず、室温近くまで温度を下げるには長時間を
要していた。
【0004】そこで、図3のような熱分析装置が提案さ
れている。図3は示差熱分析装置の例であり、試料Sと
参照試料Rが加熱炉31内の中央部に設置され、加熱炉
31に巻き回されたヒータ線32により加熱されて(約
1500℃程度)試料の熱変化による試料Sと参照試料
Rの温度差を検出器Dにより検出する。
【0005】加熱炉31はエネルギーロスを防ぐため、
輻射シールド33及び断熱カバー34で囲われている。
通風筒35とブロア装置との間には隙間38が設けら
れ、これによって試料加熱中に通風筒35を伝って加熱
炉31内の熱がブロア装置36に達っし、同装置36が
加熱されるのを防いでいる。
【0006】加熱炉31を冷却する場合には、ブロア装
置36の駆動により通風筒35を通じて送られる冷却用
空気を、加熱炉31に直接当てて冷却を行う。
【0007】また、加熱炉31に当たった冷却用空気は
加熱炉31と輻射シールド33の隙間を通って上部に開
かれた排出口39を通過し、断熱カバーの排気口40か
ら外界へ排出される。
【0008】一方、ブロア装置36からの冷却用空気の
一部は隙間41から輻射シールド33と断熱カバー34
との間に進入し上部の排気口40から排出される。
【0009】このようにして加熱炉の冷却を行うもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブロア装置3
6から噴き出される冷却用空気のほとんどは直進して、
加熱炉31に当たり、加熱炉31と輻射シールド33の
隙間を通って排出口39、排気口40から外界へ排出さ
れるので加熱炉31と輻射シールド33は冷却される
が、隙間41から輻射シールド33と断熱カバー34と
の間に進入する冷却用空気は非常に少なく、空気の流れ
の方向も定まらないので、加熱された空気が滞留する。
【0011】また、特に通風筒35とは反対方向にある
輻射シールド33と断熱カバー34との間の空気にはほ
とんど動きがないために、加熱された空気のほとんどが
滞留していた。
【0012】したがって、滞留した空気や断熱カバーの
余熱により加熱炉の冷却に非常に時間がかかり、試料温
度を下げていく降温分析等が迅速に行えないという問題
があった。
【0013】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、装置内の空気の流れを良くし、加熱炉の
冷却を短時間で行うことができる熱分析装置を提供する
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱分析装置は、内部に試料が設置される加
熱炉の外側を、例えば下方から冷却用空気を上方へ向か
って流動させ、この空気をシールドの上方に設けた排出
口から断熱カバーとシールドとの間の空間に流出させ、
この間を今度は上方から下方に流動させ断熱カバーの下
方に設けた排気口から排出させるようにしたものであ
る。即ち冷媒をシールドの内外においてU字形に循環さ
せることにより、装置内の空気の滞留をなくし、冷却効
果を促進する構造を提供するものである。
【0015】
【作用】本発明の熱分析装置よれば、上記構造とするこ
とにより装置内で滞留する空気がほとんどなくなり、輻
射シールド、断熱カバー及び加熱炉が効率的に冷却され
る。
【0016】尚上記構成では加熱炉の外側では空気が下
から上へ、シールドの外側では上から下へと流れるよう
に説明したが、これは逆になるように構成してもよい。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。
【0018】図1は本発明を適用した示差熱分析装置の
縦断面概略図、図2はその底面図を示す。なお、図1、
2の同じ部分には同じ番号を付しており、図中の矢印は
冷却用空気の流れを示している。
【0019】1は加熱炉、2は加熱炉1の炉芯部に巻き
回されたヒータ線、3は輻射シールド、4は断熱カバ
ー、5は冷却用空気を導入する通風部、6はブロア装
置、8は輻射シールド3に設けられた空気排出口、9は
断熱カバー4に設けられた排気口、Sは試料、Rは測定
温度範囲で熱的変化を起こさない不活性物質からなる参
照試料、10は熱電対等の検出器Dを保持する支持台で
ある。
【0020】ブロア装置6からの冷却風を導入する通風
部5は冷却風が加熱炉1のなるべく下側に導かれるよう
に設けられ、空気排出口8は輻射シールド3の側面最上
方に、空気排気口9は断熱カバー4の底面または側面最
下方に設けられている。
【0021】また、通風部5はブロア装置6からの冷却
風が特定方向へ無駄なく流れるように、輻射シールド3
と一体化されるとともに、冷却風の取り入れ口よりも先
の部分は内径を小さくしている。
【0022】昇温分析を行う場合にはブロア装置6を停
止させておき、ヒータ線2により加熱炉1を加熱し、試
料Sに生じる熱変化を検出器Dにより試料Sと参照試料
Rの間の温度差として検出する。
【0023】一般には室温から1500℃程度までの範
囲で熱分析が行われる。
【0024】次に、降温分析を行う場合には、ヒータ線
2に流す電流を切りブロア装置6を駆動させる。ブロア
装置6から送り出された冷却用空気(外界の空気)は、
通風部5を通り直接加熱炉1の下部に当たって冷却を行
う。
【0025】加熱炉1の下部に当たった冷却用空気は、
次々とブロア装置6から送り出されてくる空気に押され
て加熱炉1と輻射シールド3の側面との間を上向きに通
過して空気排出口8より断熱カバー4の方へ向かって吹
き出す。
【0026】この吹き出した空気は、次に輻射シールド
3の側面と断熱カバー4の側面との間を下向きに流れ、
空気排気口9より外界に排出される。
【0027】このように、ブロア装置6からの冷却用空
気は加熱炉1、輻射シールド3、断熱カバー4のほぼ上
から下まで全体を触れて流れて行くので、これらすべて
を冷却することができ、空気の滞留もほとんどないので
迅速に降温分析が行える。
【0028】以上の実施例では、通風部5を装置の下方
に設けたが、これを上方に設け、輻射シールドの空気排
出口を最下部に、断熱カバーの空気排気口を最上部に設
けても良い。ただしこの場合には上述の実施例に比べて
ブロア装置の冷却用空気の供給出力を大きくする必要が
ある。
【0029】また、従来例図3はブロア装置からの冷却
用空気の導入部が上記実施例とは異なるものの、この従
来例の断熱カバーの空気排気口を下部に設けるようにし
ても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱分析装
置によれば、装置内の空気の流れが良くなり、滞留する
ことがほとんどなくなるので、加熱炉ばかりでなく、輻
射シールドや断熱カバー等も迅速に冷却することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱分析装置の縦断面概略図
である。
【図2】本発明の一実施例の熱分析装置の底面図であ
る。
【図3】従来の熱分析装置の縦断面概略図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に試料が設置される筒状の加熱炉
    と、その外周を包囲する輻射シールドと、このシールド
    の外周を取り囲む断熱カバーと、この断熱カバー及び輻
    射シールドを貫通して冷却用空気を導入するブロア装置
    とを備えた装置において、 前記輻射シールドの内側から外側への空気排出口と断熱
    カバーの排気口を一方は上部に他方は下部に設けること
    により、冷媒を輻射シールドの内外においてU字形に循
    環させることを特徴とする熱分析装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0778463A1 (en) * 1995-12-08 1997-06-11 The Perkin-Elmer Corporation Calorimeter having rapid cooling of a heating vessel therein
JP2013519888A (ja) * 2010-02-18 2013-05-30 ネッチュ ゲレーテバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 熱分析試験用の温度制御装置

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EP0778463A1 (en) * 1995-12-08 1997-06-11 The Perkin-Elmer Corporation Calorimeter having rapid cooling of a heating vessel therein
US5876118A (en) * 1995-12-08 1999-03-02 The Perkin-Elmer Corporation Calorimeter having rapid cooling of a heating vessel therein
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