JPH07294429A - 濁度計及び濁色度計 - Google Patents

濁度計及び濁色度計

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JPH07294429A
JPH07294429A JP6114478A JP11447894A JPH07294429A JP H07294429 A JPH07294429 A JP H07294429A JP 6114478 A JP6114478 A JP 6114478A JP 11447894 A JP11447894 A JP 11447894A JP H07294429 A JPH07294429 A JP H07294429A
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turbidity
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light
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JP6114478A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yuzuriha
弘昭 杠葉
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ARETSUKU DENSHI KK
Original Assignee
ARETSUKU DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台の装置で、広範囲な濁度を高精度で測定
する。 【構成】 ピンホール2aを通過した発光源1の光線
は、コリメータレンズ3で平行光線になり、更にバンド
パスフィルタ4aで近赤外線領域の成分のみを抽出され
たあと試水容器5内の試水15に入射する。そして、こ
の試水15に入射した近赤外線の平行光線13のうち、
試水15を透過した透過光13aは、スリット6aを介
して光電センサ7に入射する。一方、試水15によって
散乱された前方散乱光13bは、スリット6bと集光レ
ンズ8とスリット9aとを介して光電センサ10に入射
する。そして、試水15の濁りが大きいときは光電セン
サ7の出力から濁度を求め、一方試水15の濁りが小さ
いときは光電センサ10の出力から濁度を求めることが
できる。また、透明窓材5a及び5bに付着した汚れ
は、ワイパ11のブラシ11a及び11bによって除去
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば天然水や上下水
道水や工業用廃水等の水の濁り度、即ち濁度を測定する
濁度計に関する。また、この濁度の測定と共に、水その
ものの呈色度、即ち色度を測定することもできる濁色度
計に関する。
【0002】
【従来の技術】天然水や上下水道水や工業用廃水等の水
質調査において、濁度の測定は非常に重要である。この
濁度を測定する方法としては、一般に、試水に近赤外線
の単色平行光線を入射し、濁りが比較的に大きいときに
はその平行光線の透過光を測定し、また濁りが比較的に
小さいときにはその平行光線の散乱光を測定して濁度を
求めるという測定方法が知られている。この方法で濁度
を求める際の標準としては、カオリン粉末の水中懸濁液
が用いられており、この場合、濁度は、カオリン粉末1
mgが1lの蒸留水中に懸濁しているときの濁りを1度
又は1PPM とする、と定義されている。
【0003】従来、上記測定方法を利用して濁度を測定
する濁度計で、試水の濁りが比較的に大きい場合、例え
ば濁度が100PPM 以上の場合に使用する濁度計として
は、例えば図9に示すようなものが知られている。この
濁度計では、ピンホール板2に穿設されたピンホール2
aを通過する発光源1の光線を、コリメータレンズ3で
平行光線にし、更に近赤外線領域に透過波長帯を有する
バンドパスフィルタ4aで近赤外線領域の光線のみを透
過させたあと試水容器5内の試水15に入射させてい
る。そして、この試水15に入射した近赤外線の平行光
線13のうち、試水15を透過する透過光13aのみを
光電センサ7の受光面7aに入射させるように構成され
ている。なお、同図において、試水容器5の光線の入出
射部分を構成している5a、5bは、透明窓材で形成さ
れている。また、同図における4は、バンドパスフィル
タ4aを保持するホルダである。
【0004】そして、この光電センサ7の出力と、試水
15の濁度との関係は、図10に示すようになる。即
ち、光電センサ7の出力は、濁度が0PPM のとき最大で
あり、濁度の増加に伴い指数曲線的に小さくなっていく
特性を有している。従って、同図に示す特性を基に、処
理部(図示せず)で光電センサ7の出力を処理すること
によって、試水15の濁度を求めることができる。
【0005】一方、試水の濁りが比較的に小さい場合、
例えば濁度が100PPM 以下の場合に使用する低濁度測
定用の濁度計としては、例えば図11に示すようなもの
が知られている。同図に示すように、この濁度計は、近
赤外線の平行光線13を試水容器5内の試水15に入射
させる部分については、上記図9に示す高濁度測定用の
濁度計の構成と同等である。そして、この図11に示す
濁度計では、入射した平行光線のうち、試水15によっ
て散乱された前方散乱光13bのみを光電センサ10の
受光面10aに入射させるように構成されている。即
ち、試水15によって散乱した前方散乱光13bを光電
センサ10の受光面10aに集光させる集光レンズ8が
設けられ、更に試水15を透過する透過光13aが光電
センサ10の受光面10aに入射しないよう遮ると共
に、前方散乱光12のみを通過させるスリット9aを穿
設したスリット板9とが設けられている。なお、集光レ
ンズ8は、レンズ8aと8bとによって構成されてい
る。
【0006】この光電センサ10の出力と、試水15の
濁度との関係を図12に示す。同図に示すように、この
前方散乱光13bを受光する光電センサ10の出力は、
一般に、濁度が比較的に小さい領域(同図においては2
00PPM 以下の領域)においては濁度に略比例し、それ
以上の濁度レベルでは一度飽和したあと、濁度の増加に
伴って減少していくことが知られている。従って、光電
センサ10の出力と試水15の濁度との関係に直線特性
が得られる低濁度の領域において、その特性を基に、処
理部(図示せず)で光電センサ7の出力を処理すること
によって、試水15の濁度を求めることができる。
【0007】また、水質調査において、上記濁度の測定
と同様に、水の色度を測定することも重要である。ここ
で言う色度とは、腐植成分、下水、工業廃水等の混入に
より、それに含まれる溶解性又はコロイド性物質によっ
て着色した水そのものの呈色度を示す量のことである。
この色度を測定する方法としては、一般に、試水に近紫
外線の単色の平行光線を入射し、その平行光線の透過光
を測定して色度を求めるという方法が知られている。こ
の方法で色度を求める際の標準としては、白金コバルト
色度標準液が用いられており、この場合、色度は、塩化
白金酸カリウム2.4902gと結晶塩化コバルト(I
I)2.0024gとを濃塩酸200mlに溶かし、更
に蒸留水で薄めて1lとしたものの呈色を1000とす
る、と定義されている。
【0008】上記測定方法を利用して色度を測定する装
置の構造は、基本的に図9に示す濁度計の構造と同様で
ある。そして、同図におけるバンドパスフィルタ4aを
近紫外線領域に透過波長帯を有するものにし、また光電
センサ7として近紫外線領域に検出感度を有するものを
使用し、更に場合によっては試水容器5内の光軸20方
向における長さLを変更(一般には長く)することによ
って、色度計を構成できることが知られている。この光
電センサ7の出力と、試水15の濁度との関係は、図1
3に示すようになる。即ち、光電センサ7の出力は、上
記図10に示す濁度計の場合と同様に、色度が0のとき
最大であり、色度の増加に伴い指数曲線的に小さくなっ
ていく特性を有している。従って、図13に示す特性を
基に、処理部(図示せず)で光電センサ7の出力を処理
することによって、試水15の色度を求めることができ
る。また、一般に、図9におけるLを長くすることによ
って、この色度計の感度が高くなることが知られてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、比較的に濁りの大きい試水の濁度を測定す
るときは図9に示す高濁度測定用の濁度計を用い、また
比較的に濁りの小さい試水の濁度を測定するときは図1
1に示す低濁度測定用の濁度計を用いるという具合に、
試水の濁りの程度に合わせて各々の装置を使い分けなけ
ればならず、非常に面倒であるという問題がある。特
に、現場での測定等においては、数多くの試水を測定す
る場合や、試水の濁度が全く未知である場合等が多いた
め、測定を実施する際には、常に図9と図11の両方の
濁度計を用意する必要があり、装置の移動や管理が大変
であるという問題がある。
【0010】また、上記のように、高濁度測定時と低濁
度測定時とでは、夫々別の装置を使用するため、各測定
時における測定条件が異なってしまい、これによって各
測定時における測定データ間に高い均一性を得ることが
できないという問題がある。
【0011】更に、図10のグラフに示すように、図9
に示す従来の高濁度測定用の濁度計においては、光電セ
ンサ7の出力が濁度の増加に伴い指数曲線的に小さくな
っていくため、それに従って装置の測定分解能も低下し
てしまう。そして、濁度が大きくなり過ぎると、例えば
図10において濁度が3000PPM 以上になると、グラ
フが略平坦になるため測定分解能が極端に低下し、これ
によって装置の測定精度が悪くなる。従って、非常に濁
度の大きい場合は、例えば図10においては濁度が30
00PPM 以上の場合は、濁度を測定することは無理であ
る。つまり、ある程度の濁度レベル、例えば上記の場合
では3000PPM の濁度までしか測定することができな
いという問題がある。
【0012】一方、水質調査においては、濁度を測定し
た試水の色度についても同時に測定する場合があり、こ
のような場合は上記従来の色度計によって色度測定が成
されるが、この場合も、測定装置として濁度計と色度計
という2つの異なる装置を用意する必要がある。従っ
て、濁度測定及び色度測定の装置が異なるので、測定の
手間が掛かると共に、装置の移動や管理が大変であると
いう問題がある。
【0013】更に、濁度を測定する装置と、色度を測定
する装置とが異なるため、基本的に全く同一の試水を測
定対象とすることができないという問題もある。
【0014】本発明は、低濁度から高濁度まで従来より
も広い範囲の濁度を1台の装置で測定することができる
濁度計を提供すると共に、試水の濁度と色度とを1台の
装置で測定することができる濁色度計を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の濁度計は、
一直線の光軸上に、試水を入れるための試水容器部を介
在させた状態で、上記試水容器部内の試水に単色の平行
光線を入射する光源部と、上記平行光線のうち上記試水
容器部内の試水を透過する透過光を検出する透過光検出
手段とを設けた濁度計において、上記透過光検出手段の
上記平行光線を入射する側とは反対側の上記光軸上に設
けた散乱光検出手段と、上記平行光線のうち上記試水容
器部内の試水によって散乱する散乱光と上記透過光とを
分離する分離手段を有し、上記散乱光が上記散乱光検出
手段に入射する状態に、上記試水容器部の上記平行光線
を入射する側とは反対側の上記光軸上に設けた散乱光光
学系と、上記透過光検出手段及び上記散乱光検出手段の
うちどちらか一方の出力を選択する出力切換手段と、上
記散乱光検出手段の出力が所定の値未満のとき上記散乱
光検出手段の出力が選択される状態に、また上記散乱光
検出手段の出力が上記所定の値以上のとき上記透過光検
出手段の出力が選択される状態に、上記出力切換手段を
切換える切換信号を出力する切換信号出力手段と、上記
出力切換手段が選択した出力を処理して試水の濁度を算
出する処理部と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0016】第2の発明の濁度計は、第1の発明の濁度
計において、上記透過光検出手段が、上記試水容器部内
の試水を透過する上記平行光線の強度に応じた電気信号
を出力する光電変換部と、該光電変換部から出力される
上記電気信号のレベルを制御信号に応じたレベルに制御
して出力するレベル制御手段と、該レベル制御手段の出
力レベルが予め定めた下限レベル以下になったとき上記
レベル制御手段の出力レベルを所定のレベルまで上昇さ
せる状態に上記レベル制御手段を制御する上記制御信号
を生成する制御信号生成手段と、によって構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0017】第3の発明の濁色度計は、一直線の光軸上
に、試水を入れるための試水容器部を介在させた状態
で、上記試水容器部内の試水に平行光線を入射する光源
部と、上記平行光線のうち上記試水容器部内の試水を透
過する平行光線を検出する透過光検出手段とを設け、上
記透過光検出手段の上記平行光線を入射する側とは反対
側の上記光軸上に設けた散乱光検出手段と、上記平行光
線のうち上記試水容器部内の試水によって散乱する散乱
光と上記透過光とを分離する分離手段を有し、上記散乱
光が上記散乱光検出手段に入射する状態に、上記試水容
器部の上記平行光線を入射する側とは反対側の上記光軸
上に設けた散乱光光学系と、上記散乱光検出手段及び上
記透過光検出手段のうち所望の出力を選択する出力切換
手段と、上記出力切換手段が上記散乱光検出手段の出力
を選択しているとき上記散乱光検出手段が予め定めた第
1の波長領域の光線を検出する状態に、また上記出力切
換手段が上記透過光検出手段の出力を選択しているとき
上記透過光検出手段が予め定めた第2の波長領域の光線
を検出する状態に、上記散乱光検出手段及び上記透過光
検出手段の検出波長領域を切り換える検出波長切換手段
と、上記出力切換手段が上記散乱光検出手段の出力を選
択しているとき試水の濁度を算出し、また上記透過光検
出手段の出力を選択しているとき試水の色度を算出する
ように、上記出力切換手段が選択した出力を処理する処
理部と、を具備することを特徴とするものである。
【0018】
【作用】第1の発明によれば、一直線の光軸上に、光源
部、試水容器部、透過光検出手段、散乱光検出手段、散
乱光光学系が各々配置されている。まず、光源部から発
射された単色の平行光線が試水容器部内の試水に入射す
る。そして、散乱光光学系の有する分離手段が、この試
水に入射した平行光線のうち試水を透過する透過光と、
試水によって散乱する散乱光とを分離する。更に、透過
光は透過光検出手段に検出され、また散乱光は散乱光光
学系を介して散乱光検出手段に検出される。そして、こ
の透過光検出手段及び散乱光検出手段のうちどちらか一
方の出力が、出力切換手段によって選択される。なお、
この出力切換手段は、切換信号出力手段から出力される
切換信号に基づいて、散乱光検出手段の出力が所定の値
未満のとき散乱光検出手段の出力を選択し、また散乱光
検出手段の出力が所定の値以上のとき透過光検出手段の
出力を選択するように切り換わる。そして、処理部が、
この出力切換手段によって選択された出力を処理して試
水の濁度を算出する。つまり、散乱光検出手段の出力の
大きさによって、散乱光検出手段の出力から濁度を算出
するのか、または透過光検出手段の出力から濁度を算出
するのかが、自動的に選択される。
【0019】第2の発明によれば、光電変換部が、試水
容器部内の試水を透過する平行光線の強度に応じた電気
信号を出力する。そして、レベル制御手段が、この光電
変換部から出力される電気信号のレベルを、制御信号に
応じたレベルに制御して出力する。この制御信号は、制
御信号生成手段で生成され、レベル制御手段の出力レベ
ルが予め定めた下限レベル以下になったときレベル制御
手段の出力レベルを所定のレベルまで上昇させるように
レベル制御手段を制御する。なお、この予め定めた下限
レベルとは、透過光検出手段の出力を処理部で処理する
際に、十分な測定分解能を得るために必要な最低限の出
力レベルを示す。また、所定のレベルとは、透過光検出
手段の出力を処理部で処理する際に、十分な測定分解能
を得ることができる大きさの出力レベルを示す。従っ
て、透過光検出手段の出力レベルは、常に十分な測定分
解能が得られる程度のレベルになる。
【0020】第3の発明によれば、一直線の光軸上に、
光源部、試水容器部、透過光検出手段、散乱光検出手
段、散乱光光学系が各々配置されている。まず、光源部
から発射された平行光線が試水容器部内の試水に入射す
る。そして、散乱光光学系の有する分離手段が、この試
水に入射した平行光線のうち試水を透過する透過光と、
試水によって散乱する散乱光とを分離する。更に、透過
光は透過光検出手段に検出され、また散乱光は散乱光光
学系を介して散乱光検出手段に検出される。そして、こ
の透過光検出手段及び散乱光検出手段のうち所望の出力
が出力切換手段によって選択される。ここで、散乱光検
出手段の出力が選択されたとき、散乱光検出手段は予め
定めた第1の波長領域の光線を検出するように検出波長
切換手段によってその検出波長領域を切り換えられると
共に、処理部でこの散乱光検出手段の出力を処理するこ
とによって濁度を算出する。また、透過光検出手段の出
力が選択されたとき、透過光検出手段は予め定めた第2
の波長領域の光線を検出するように検出波長切換手段に
よってその検出波長領域を切り換えられると共に、処理
部でこの散乱光検出手段の出力を処理することによって
濁度を算出する。
【0021】
【実施例】本発明に係る濁度計の第1実施例を図1から
図6を参照して説明する。図1は、濁度計の光学系部分
を示す構成図である。同図に示すように、この濁度計
は、図9に示す従来の高濁度測定用の濁度計と、図11
に示す従来の低濁度測定用の濁度計とを合体させたよう
な構造を有している。即ち、図9に示す濁度計におい
て、光電センサ7の受光面7a側とは反対側に図11に
おける集光レンズ8とスリット板9と光電センサ10と
を設け、更に透明窓材5bと光電センサ7との間にスリ
ット板6を設けた構造になっている。このスリット板6
には、試水15を透過する透過光11のみを通過させる
スリット6aと、試水15によって散乱した前方散乱光
13bのみを通過させるスリット6bとが穿設されてい
る。そして、図1に示すように、発光源1、ピンホール
2a、コリメータレンズ3、バンドパスフィルタ4a、
試水容器5、スリット板6、光電センサ7、集光レンズ
8、スリット板9、光電センサ10は、それぞれ一直線
の光軸20上に配置されている。なお、図1における1
1はワイパで、このワイパ11は、試水容器5の透明窓
材5a及び5bに付着した汚れを除去するためのブラシ
11a及び11bを有している。
【0022】この濁度計は、上記のように構成されてい
るので、まず、ピンホール2aを通過した発光源1の光
線は、コリメータレンズ3で平行光線になり、更にバン
ドパスフィルタ4aで例えば波長が940nm程度の近赤
外線領域の成分のみを抽出されたあと試水容器5内の試
水15に入射する。そして、この試水15に入射した近
赤外線の平行光線13のうち、試水15を透過した透過
光13aは、スリット板6のスリット6aを介して光電
センサ7の受光面7aに入射する。一方、試水15によ
って散乱された前方散乱光13bは、スリット板6のス
リット6bと、集光レンズ8を構成するレンズ8a及び
8bと、スリット板9のスリット9aとを介して光電セ
ンサ10の受光面10aに集光する。なお、本実施例で
は、発光源1として、ハロゲンランプを使用している。
また、光電センサ7及び10として、近赤外線領域に高
い検出感度を有する素子、例えばGaAsP等で形成さ
れた素子を使用している。
【0023】なお、本実施例の発光源1とピンホール2
a(ピンホール板2)とコリメータレンズ3とバンドパ
スフィルタ4a(ホルダ4)とによって構成されている
部分が、請求項1に記載の光源部に対応する。また、試
水容器5が、同請求項に記載の試水容器部に対応する。
そして、スリット板6が、同請求項に記載の分離手段に
対応し、また、このスリット板6と集光レンズ8とスリ
ット板9aとによって構成されている部分が散乱光光学
系に対応する。更に、光電センサ7及び10が、同請求
項に記載の透過光検出手段及び散乱光検出手段に対応す
る。
【0024】これらの光電センサ7及び10の出力は、
図9及び図11に示す従来の濁度計のものと同様に、各
々図10及び図12に示すようになる。つまり、この濁
度計は、高濁度測定及び低濁度測定の両方に適した測定
手段を有する構造、即ち高濁度測定用の濁度計及び低濁
度測定用の濁度計の2台の濁度計を有する構造になって
いる。
【0025】この図1に示す濁度計の光電センサ7及び
10の出力から、濁度を算出するための電気回路のブロ
ック図を図2に示す。同図に示すように、透過光13a
受光用の光電センサ7の出力は、各々増幅率の異なる増
幅器31a、31b、31c、31dに供給されてい
る。これらの増幅器31a、31b、31c、31d
は、その増幅率A1 、A2 、A3 、A4 が〔A1 <A2
<A3 <A4 〕の関係にあり、試水15の濁度に対して
各々図3のグラフA1 、A2 、A3 、A4 に示すような
出力特性が得られるように、光電センサ7の出力を各々
増幅している。つまり、濁度の増加に伴い減少していく
光電センサ7の出力を、より大きく増幅することによっ
て、その出力レベルの減少分を補償している。そして、
これらの増幅器31a、31b、31c、31dの出力
は、スイッチ33に供給され、このスイッチ33で各増
幅器の出力のうちのいずれかが選択されたあと、更にス
イッチ32に供給される。一方、前方散乱光13b受光
用の光電センサ10の出力は、増幅器30によって増幅
されたあと、スイッチ32に供給される。なお、この増
幅器30は、その出力が試水15の濁度に対して図3の
グラフA0 に示すような特性が得られるように、光電セ
ンサ10の出力を増幅している。
【0026】そして、スイッチ32は、透過光13a受
光用の光電センサ7を増幅した信号と、前方散乱光13
b受光用の光電センサ10を増幅した信号とのうち、ど
ちらか一方を選択してA/D変換器34に供給する。こ
のA/D変換器34は、供給された信号をデジタル化し
て演算処理部36に供給する。そして、演算処理部36
は、供給された信号を記憶部35に記憶されている処理
手順に従って処理し、これによって試水15の濁度を算
出する。なお、この演算処理部36は、例えばマイクロ
コンピュータ等によって構成されており、記憶部35に
記憶されている図4の動作手順を示すフローチャートに
従って動作する。また、スイッチ32及び33の切換動
作についても、この演算処理部36によって制御されて
いる。そして、記憶部35は、ROMやRAM等によっ
て構成されている。
【0027】次に、この濁度計の動作について、図1か
ら3を参照すると共に、図4に示すフローチャートに従
って説明する。まず、測定開始の命令を与えることによ
って、スイッチ32が、前方散乱光13b受光用の光電
センサ10の出力を増幅した信号、即ち増幅器30の出
力をA/D変換器34に供給するように端子32a側に
切り換わる(ステップS2)。この増幅器30の出力
は、図3のグラフA0 に示すように、少なくとも濁度τ
0 (図3においては約100PPM )までは濁度に略比例
するので、この濁度τ0 までの領域については増幅器3
0の出力から濁度を求めることができる。従って、増幅
器30の出力レベルが濁度τ0 に相当するレベルV0
上であるか否かを比較し(ステップS4)、増幅器30
の出力レベルがV0 未満であればグラフA0 の関係に基
づいて濁度を算出する(ステップS6)。もし、増幅器
30の出力レベルがV0 以上、即ち濁度がτ0 以上の場
合は、透過光13a受光用の光電センサ7の出力を増幅
した信号、即ち増幅器33a、33b、33c、33d
のうちいずれかの出力をA/D変換器34に供給するよ
うにスイッチ32を端子32b側に切り換える(ステッ
プS8)。なお、このスイッチ32が、請求項1に記載
の出力切換手段に対応する。
【0028】そして、スイッチ33についても、増幅器
31aの出力(端子33a)を選択するように切り換わ
る(ステップS10)。この増幅器31aの出力と濁度
とは、図3のグラフA1 に示すような関係になるので、
少なくとも濁度τ1 までの領域については、このグラフ
1 の関係を基に増幅器31aの出力から比較的に高い
分解能、即ち高精度で濁度を求めることができる。従っ
て、増幅器31aの出力レベルが濁度τ1 に相当するレ
ベルVL 以上であるか否かを比較し(ステップS1
2)、増幅器31aの出力レベルがVL 以上であれば、
グラフA1 の関係に基づいて濁度を算出する(ステップ
S14)。もし、増幅器31aの出力レベルがVL
満、即ち濁度がτ1 よりも大きい場合は、スイッチ33
を増幅器31bの出力を選択するように端子33b側に
切り換える(ステップS16)。なお、請求項1に記載
の切換信号出力手段については、記憶部35と、記憶部
35に記憶されている図4のフローチャートに示す動作
手順と、演算処理部36とによって構成されており、図
4のステップS2、S4、S8及びS10の部分が切換
信号出力手段に対応する。また、同請求項に記載の処理
部については、A/D変換器34と、記憶部35と、記
憶部35に記憶されている図4のフローチャートに示す
動作手順と、演算処理部36とによって構成されてお
り、図4のステップS6及びS14の部分が処理部に対
応する。
【0029】この増幅器31bの出力と濁度とは、図3
のグラフA2 に示すような関係になるので、少なくとも
濁度τ2 までの領域については、このグラフA2 の関係
を基に増幅器31bの出力から比較的に高い分解能、即
ち高精度で濁度を求めることができる。従って、増幅器
31bの出力レベルが濁度τ2 に相当するレベルVL
上であるか否かを比較し(ステップS18)、増幅器3
1bの出力レベルがVL 以上であれば、グラフA2 の関
係に基づいて濁度を算出する(ステップS20)。も
し、増幅器31bの出力レベルがVL 未満、即ち濁度が
τ2 よりも大きい場合は、スイッチ33を増幅器31c
の出力を選択するように端子33c側に切り換える(ス
テップS22)。
【0030】そして、この増幅器31cの出力について
も、上記増幅器31bの出力を選択した場合と同様に、
そのレベルがVL 以上であるか否かを比較し(ステップ
S24)、増幅器31cの出力レベルがVL 以上であれ
ば、グラフA3 の関係に基づいて濁度を算出する(ステ
ップS26)。もし、増幅器31cの出力レベルがVL
未満、即ち濁度がτ3 よりも大きい場合は、スイッチ3
3を増幅器31dの出力を選択するように端子33d側
に切り換える(ステップS28)。濁度がτ4以下、例
えば図3においては10000PPM 以下であれば、この
増幅器31dの出力から、グラフA4 の関係に基づいて
高い精度で濁度を算出することができる(ステップS3
0)。
【0031】なお、請求項2における透過光検出手段
は、光電センサ7と、増幅器31a、31b、31c、
31dと、スイッチ33と、記憶部35と、記憶部35
に記憶されている図4のフローチャートに示す動作手順
と、演算処理部36とによって構成されている。ここ
で、光電センサ7が、同請求項に記載の光電変換部に対
応し、増幅器31a、31b、31c、31dとスイッ
チ33とが、レベル制御手段に対応する。そして、記憶
部35と、記憶部35に記憶されている図4のフローチ
ャートに示す動作手順と、演算処理部36とによって制
御信号生成手段が構成され、図4のステップS10、S
12、S16、S18、S22、S24、S28の部分
がこの制御信号生成手段に対応する。また、請求項2に
おいて、処理部は、ステップS6、S14、S20、S
26、S30に対応する。
【0032】上記のように、この濁度計は、比較的に小
さい濁度、例えば図3における濁度τ0 (約100PPM
)以下の濁度の測定には、前方散乱光13bの強度を
測定することによって濁度を求めるという低濁度測定に
適した測定方法を用い、それ以上の濁度の測定には、透
過光13aの強度を測定することによって濁度を求める
という高濁度測定に適した測定方法を用いている。従っ
て、低濁度から高濁度までの広い濁度範囲において、こ
の1台の濁度計で高精度な濁度測定を実現することがで
きる。
【0033】更に、この濁度計では、透過光13a検出
用の光電センサ7の出力を、増幅器31a、31b、3
1c、31dで数段階に増幅している。従って、図9に
示す従来の濁度計では3000PPM までしか測定できな
かったのに対して、この濁度計では例えば10000PP
M という非常に大きい濁度まで精度良く測定することが
できる。
【0034】また、増幅器30、31a、31b、31
c、31dのうち、いずれの増幅器の出力から濁度を算
出するのかについては、濁度のレベルに最も適した増幅
器の出力が自動的に選択されるように構成されている。
従って、この濁度計では、常に高精度な測定データを得
ることができる。
【0035】そして、この濁度計は、図9に示す従来の
高濁度測定用の濁度計に対して、1枚のスリット板6
と、図11に示す従来の低濁度測定用の濁度計の集光レ
ンズ8とスリット板9と光電センサ10とを付加するこ
とによって、高濁度測定用と低濁度測定用との2台の濁
度計を1台の装置にまとめた構造になっている。従っ
て、図9に示す高濁度測定用の濁度計と、図11に示す
低濁度測定用の濁度計とを単に1台の装置にまとめる場
合よりも、発光源1とピンホール板2とコリメータレン
ズ3とホルダ4と試水容器5との分だけ小型化すること
ができる。また、スリット板6を設けているので、各構
成品を一直線の光軸20上に配置することができ、この
光軸20の周囲方向の寸法は、図9及び図11に示す従
来の濁度計と変わらない。
【0036】また、上記のように、高濁度測定時及び低
濁度測定時において、発光源1、ピンホール2a、コリ
メータレンズ3、バンドパスフィルタ4a、試水容器5
については、各々同一のものを使用している。従って、
各測定時における測定条件は、少なくともこれらの構成
品に関する部分については同一であるので、各測定時に
おける測定データ間に従来よりも高い均一性を得ること
ができる。
【0037】なお、図1に示す濁度計では、透過光13
a受光用の光電センサ7を、集光レンズ8よりも発光源
1側(図1の左側)に配置したが、例えば図5に示すよ
うに、この光電センサ7を集光レンズ8を構成するレン
ズ8aと8bとの間に配置してもよい。但し、この場
合、透過光13aがレンズ8aによる屈折作用を受けた
状態で光電センサ7の受光面7aに入射しないようにす
るために、レンズ8aに透過光13aを通過させるため
の貫通孔8cを穿設している。また、光電センサ7の配
置を図1の状態から変えたことに伴い、透過光13aと
前方散乱光13bとを分離するためのスリット板16の
配置についても、図1に示すスリット板6の位置から変
更している。なお、16aは透過光13aを通過させる
ためのスリット、16bは前方散乱光13bを通過させ
るためのスリットである。
【0038】また、図6に示すように、集光レンズ8
と、前方散乱光13b受光用の光電センサ10との間
に、光電センサ7を配置してもよい。但し、この場合
は、図5におけるレンズ8aに貫通孔8cを穿設したの
と同様に、レンズ8bにも透過光13aを通過させるた
めの貫通孔8dを穿設している。また、光電センサ7の
配置を図1の状態から変えたことに伴い、透過光13a
と前方散乱光13bとを分離するためのスリット板26
の配置についても、図1に示すスリット板6の位置から
変更している。なお、26aは透過光13aを通過させ
るためのスリット、26bは前方散乱光13bを通過さ
せるためのスリットである。
【0039】更に、光電センサ10の受光面10aに前
方散乱光13aを集光させる手段として、図7に示すよ
うに、反射系の光学部品を使用することもできる。即
ち、図1に示す濁度計では、前方散乱光13bを集光レ
ンズ8によって光電センサ10の受光面10aに集光さ
せていたが、この図7に示す濁度計では、前方散乱光1
3bを凹面鏡12によって光電センサ10の受光面10
aに集光させている。従って、この濁度計では、図7に
示すように、図1におけるレンズ8bとスリット板9と
を外し、受光面10aを反対側(図1の右側)に向けた
状態で光電センサ10をレンズ8aに近接させている。
そして、レンズ8aの前方散乱光13bの出射側に、こ
の前方散乱光13bのみを通過させるためのスリット1
9aを穿設したスリット板19を設け、また光電センサ
10の受光面10a側に凹面鏡12を設けた構造になっ
ている。なお、この凹面鏡12は、光電センサ10の受
光面10aにその反射面12aを向けた状態で配置され
ている。上記のように構成されているので、試水15に
よって散乱した前方散乱光13bは、レンズ8aとスリ
ット19aと凹面鏡12の反射面12aとを介して光電
センサ10の受光面10aに入射する。
【0040】なお、本実施例では、バンドパスフィルタ
4aを、コリメータレンズ3と透明窓材5aとの間に配
置したが、光電センサ7及び10の各受光面7a及び1
0aに光線が入射する前であれば、他の場所に配置して
もよい。また、発光源1として、例えば波長が940nm
程度の光線のみを発光する発光ダイオード等の発光素子
を使用することによって、ホルダ4及びバンドパスフィ
ルタ4aをこの濁度計の構成から外すことができる。そ
して、光電センサ7の出力を増幅する増幅器として、3
1a、31b、31c、31dの4つの増幅器を用いた
が、4つに限らなくても良い。
【0041】図8は、本発明の第2実施例に係る濁色度
計の光学系部分を示す構成図である。同図に示すよう
に、この濁色度計は、図1に示す第1実施例の濁度計に
おいて、1枚であったバンドパスフィルタ4aの部分
を、14a及び14bの2枚のバンドパスフィルタに置
き換えた構成から成るものである。そして、このバンド
パスフィルタ14aとして、図1のバンドパスフィルタ
4aと同様に、例えば約940nmの近赤外線領域に透過
波長帯を有するフィルタを使用し、また、もう一つのバ
ンドパスフィルタ14bとして、例えば波長が約340
nmの近紫外線領域に透過波長帯を有するフィルタを使用
している。また、透過光13a受光用の光電センサ7と
して、図1に示す濁度計では近赤外線領域に高い感度を
有するGaAsP等で形成された素子を使用していた
が、この図8に示す濁色度計では近紫外線領域に高い感
度を有するGaP等で形成された素子を使用している。
これ以外については、図1と同様であるので、同等部分
には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0042】この濁色度計は、上記のように構成されて
いるので、図8に示すように、コリメータレンズ3から
出射する光束に近赤外線領域に透過波長帯を有するバン
ドパスフィルタ14aを挿入することによって、図1に
示す第1実施例の濁度計の低濁度測定時、若しくは図1
1に示す従来の低濁度測定用の濁度計と全く同じ構成を
形成することができる。即ち、コリメータレンズ3から
出射する光束ににバンドパスフィルタ14aを挿入する
ことによって、試水容器5中の試水15に近赤外線の平
行光線13を入射し、この平行光線13のうち試水15
によって散乱する前方散乱光13bの強度を光電センサ
10で測定することによって、試水15の濁度を求める
ことができる。
【0043】一方、図8における矢印14cの方向にホ
ルダ14をスライドさせて、コリメータレンズ3から出
射する光束に近紫外線領域に透過波長帯を有するバンド
パスフィルタ14bを挿入することによって、図9と同
等な構造から成る従来の色度計と全く同じ構成を形成す
ることができる。即ち、コリメータレンズ3から出射す
る光束ににバンドパスフィルタ14bを挿入することに
よって、試水容器5中の試水15に近紫外線の平行光線
13を入射し、この平行光線13のうち試水15を透過
する透過光13aの強度を光電センサ7で測定すること
によって、試水15の色度を求めることができる。
【0044】従って、第1実施例と同様に、光電センサ
10及び7の出力のうちのいずれかを、例えば図2に示
すスイッチ32のような出力切換手段によって選択し、
この選択した出力を処理部(図示せず)で図4に示すス
テップS6、S14のように処理することによって、光
電センサ10の出力を選択したときは濁度を、また光電
センサ7の出力を選択したときは色度を算出することが
できる。
【0045】なお、本実施例の発光源1とピンホール2
a(ピンホール板2)とコリメータレンズ3とによって
構成されている部分が、請求項3に記載の光源部に対応
する。また、試水容器5が、同請求項に記載の試水容器
部に対応する。そして、スリット板6が、同請求項に記
載の分離手段に対応し、また、このスリット板6と集光
レンズ8とスリット板9aとによって構成されている部
分が散乱光光学系に対応する。更に、光電センサ7及び
10が、同請求項に記載の透過光検出手段及び散乱光検
出手段に対応する。そして、バンドパスフィルタ14a
及び14bと、これらのフィルタを保持すると共に、矢
印14cにスライドさせることによって平行光線13の
波長を切り換えるホルダ14とが、同請求項に記載の検
出波長切換手段に対応する。
【0046】上記のように、この濁色度計は、コリメー
タレンズ3から出射する光束にバンドパスフィルタ14
aを挿入したときの光電センサ10の出力から試水15
の濁度を求めることができ、またバンドパスフィルタ1
4bを挿入したときの光電センサ7の出力から試水15
の色度を求めることができる。従って、試水15の濁度
及び色度を、この1台の濁色度計で測定することができ
る。
【0047】そして、この濁色度計は、図9と同等な構
造から成る従来の色度計に対して、1枚のスリット板6
と、図11に示す従来の低濁度測定用の濁度計の集光レ
ンズ8とスリット板9と光電センサ10とを付加するこ
とによって、濁度計と色度計との2台の装置を1台にま
とめた構造になっている。従って、図11に示す従来の
濁度計と、図9と同等な構造から成る従来の色度計とを
単に1台の装置にまとめる場合よりも、1台分の発光源
1とピンホール板2とコリメータレンズ3とホルダ4と
試水容器5との分だけ小型化することができる。また、
各構成品を一直線の光軸20上に配置しているので、こ
の光軸20の周囲方向の寸法は、上記従来の濁度計及び
色度計と変わらない。
【0048】また、この濁度計では、上記のように、濁
度測定時及び色度測定時のいずれにおいても、発光源1
とピンホール2aとコリメータレンズ3と試水容器5は
同一のものを使用している。従って、各測定時における
測定条件は、少なくともこれらの構成品に関する部分に
ついては同一であるので、各測定時における測定データ
間に従来よりも高い均一性を得ることができる。また、
濁度測定時及び色度測定時のいずれにおいても同一の試
水容器5を使用するということによって、全く同一の試
水を濁度及び色度の測定対象とすることができる。
【0049】なお、本実施例では、バンドパスフィルタ
14b及び14aを、コリメータレンズ3と透明窓材5
aとの間に配置したが、各々光電センサ7及び10の各
受光面7a及び10aに光線が入射する前であれば、他
の場所に配置してもよい。また、このバンドパスフィル
タ14b及び14aを、各々光電センサ7及び10の各
受光面7a及び10aに設けることによって、図8のよ
うにほホルダ14をスライドさせる必要がなくなる。そ
して、光電センサ7及び10として、例えば波長が34
0nm程度の近紫外線領域及び波長が940nm程度の近赤
外線領域のみにより高い検出感度を有する素子を使用す
ることによって、ホルダ14とバンドパスフィルタ14
b及び14aとを図8に示す構成から外すことができ
る。更に、発光源1として、上記近紫外線領域の光線の
みを発光する発光ダイオード等の発光素子と、上記近赤
外線領域の光線のみを発光する発光ダイオード等の発光
素子とを設け、濁度測定及び色度測定に応じてこれらの
発光素子を切り換えられるように構成することによって
も、ホルダ14とバンドパスフィルタ14b及び14a
とを図8に示す構成から外すことができる。
【0050】また、図8の点線40及び41に示すよう
に、試水15を挟んだ左右を、例えばケース等に各構成
品を収納して各々ブロック化し、更にブロック41を矢
印41aの方向(図8の左右方向)に移動できるように
構成することによって、試水15の光軸20方向におけ
る長さLを変化させることができ、ひいては色度測定に
おける測定感度を変えることができる。即ち、ブロック
41を図8の右側に移動させてLを大きくすると測定感
度を上げることができ、これによって試水15の色度が
比較的に小さい場合でも色度を測定することができる。
一方、ブロック41を図8の左側に移動させてLを小さ
くすると測定感度を下げることができ、これによって試
水15の色度が比較的に大きい場合でも色度を測定する
ことができる。従って、試水15の色度の大きさに応じ
てLを変えることによって、低色度から高色度までの広
い範囲の色度測定を実現することができる。なお、この
場合、処理部は、Lの大きさに応じた処理手順に従って
色度を算出する。
【0051】
【発明の効果】第1の発明の濁度計は、光源部から発射
した単色の平行光線を試水容器部内の試水に入射し、こ
の試水に入射した平行光線のうち、試水を透過する透過
光を透過光検出手段で検出し、また試水によって散乱す
る散乱光を散乱光検出手段で検出するように構成されて
いる。つまり、濁りが比較的に大きい試水の濁度測定に
適した高濁度測定用の濁度計と、濁りが比較的に小さい
試水の濁度測定に適した低濁度測定用の濁度計との2台
の濁度計を、1台の装置にまとめた構造になっている。
従って、低濁度から高濁度までの広範囲な濁度の測定
を、この1台の装置で実現することができるという効果
がある。また、特に現場での測定においては、従来のよ
うに複数の濁度計を用意する必要がないので、装置の移
動や管理が従来よりも非常に容易になるという効果があ
る。
【0052】また、散乱光検出手段の出力から濁度を算
出するのか、または透過光検出手段の出力から濁度を算
出するのかについては、散乱光検出手段の出力の大きさ
によって自動的に選択されるように構成されている。従
って、本濁度計を使用する際、測定者が透過光検出手段
及び散乱光検出手段のうちいずれの出力から濁度を算出
するのか、即ち高濁度測定用の濁度計及び低濁度測定用
の濁度計のうちいずれの濁度計を使用するのかを考える
ことなく、試水の濁度は自動的にその濁りの程度に適し
た濁度計によって測定されるという効果がある。
【0053】そして、上記のように、本濁度計は、高濁
度測定用と低濁度測定用との2台の濁度計を1台の装置
にまとめた構造になっているが、光源部と試水容器部に
ついては、各々同じものを兼用するように構成されてい
る。従って、図9に示す高濁度測定用の濁度計と、図1
1に示す低濁度測定用の濁度計とを単に1台の装置にま
とめる場合よりも、光源部及び試水容器部の各1台分だ
け小型化することができるという効果がある。また、分
離手段を有する散乱光光学系を設けることによって、透
過光検出手段と散乱光検出手段とを同一の光軸上に配置
し、ひいては光源部と試水容器部と透過光検出手段と散
乱光検出手段と散乱光光学系とを一直線の光軸上に配置
している。従って、上記光軸の周囲方向の寸法を抑える
こともでき、携帯用の濁度計を実現する上で非常に有効
な効果が得られる。
【0054】また、高濁度測定時及び低濁度測定時にお
いて、光源部と試水容器部については各々同一のものを
使用しているので、各測定時においてこれらの構成品に
関する部分の測定条件を同一にすることができる。従っ
て、各測定データ間に従来よりも高い均一性を得ること
ができるという効果がある。
【0055】第2の発明の濁度計は、第1の発明の濁度
計において、透過光検出手段の出力レベルが、予め定め
た下限レベルよりも大きくなるように、即ち常に十分な
測定分解能が得られる程度のレベルになるように構成さ
れている。つまり、本濁度計が高濁度測定用の濁度計と
して機能している場合で、例えば試水の濁度が非常に大
きいために透過光検出手段の出力レベルが非常に小さく
なったとしても、その出力レベルが上記予め定めた下限
レベル以下になると、その出力レベルは十分な測定分解
能が得られるレベルまで上げられる。従って、試水の濁
りの程度に応じて、常に十分な測定分解能、ひいては高
い測定精度が得られるように測定レンジが切り換わるた
め、特に濁度が高くなる方向に対して、従来よりも遙に
測定範囲を拡大することができるという効果がある。
【0056】第3の発明の濁色度計は、光源部から発射
した平行光線を試水容器部内の試水に入射し、この試水
に入射した平行光線のうち、試水によって散乱する第1
の波長領域の散乱光を散乱光検出手段で検出してその出
力から濁度を求め、また試水を透過する第2の波長領域
の透過光を透過光検出手段で検出してその出力から色度
を求めるように構成されている。つまり、試水によって
散乱する散乱光を測定して濁度を求める濁度計と、試水
を透過する透過光を測定して色度を求める色度計との2
台の装置を、1台の装置にまとめた構造になっている。
従って、従来、試水の濁度と色度とを測定する際には、
濁度計と色度計という2台の異なる装置を必要としてい
たが、本発明の濁色度計では、それらを1台の装置で測
定することができるという効果がある。また、特に現場
での測定においては、従来のように濁度計と色度計とい
う2台の装置を用意する必要がないので、従来よりも装
置の移動や管理が非常に容易になるという効果がある。
【0057】そして、上記のように、本濁色度計は、濁
度計と色度計との2台の装置を1台の装置にまとめた構
造になっているが、光源部と試水容器部については、各
々同じものを兼用するように構成されている。従って、
図11に示す濁度計と、図9と同等な構造から成る色度
計とを単に1台の装置にまとめる場合よりも、光源部及
び試水容器部の各1台分だけ小型化することができると
いう効果がある。また、分離手段を有する散乱光光学系
を設けることによって、透過光検出手段と散乱光検出手
段とを同一の光軸上に配置し、ひいては光源部と試水容
器部と透過光検出手段と散乱光検出手段と散乱光光学系
とを一直線の光軸上に配置している。従って、上記光軸
の周囲方向の寸法を抑えることもでき、携帯用の濁色度
計を実現する上で非常に有効な効果が得られる。
【0058】また、上記のように、濁度測定時及び色度
測定時のいずれにおいても、光源部と試水容器部につい
ては各々同一のものを使用しているので、各測定時にお
いてこれらの構成品に関する部分の測定条件を同一にす
ることができる。従って、各測定データ間に従来よりも
高い均一性を得ることができるという効果がある。ま
た、濁度測定時及び色度測定時のいずれにおいても同一
の試水容器部を使用するということによって、全く同一
の試水を濁度及び色度の測定対象とすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る濁度計の光学系部分
を示す構成図である。
【図2】同実施例の濁度計の電気回路を示すブロック図
である。
【図3】同実施例の濁度計の濁度に対する増幅器の出力
特性を示すグラフである。
【図4】同実施例の濁度計の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】同実施例の図1を一部変更した濁度計の光学系
部分を示す構成図である。
【図6】同実施例の図1を一部変更した濁度計の光学系
部分を示す構成図である。
【図7】同実施例の図1を一部変更した濁度計の光学系
部分を示す構成図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る濁色度計の光学系部
分を示す構成図である。
【図9】従来の高濁度測定用の濁度計の光学系部分を示
す構成図である。
【図10】従来の高濁度測定用の濁度計の濁度に対する
光電センサの出力特性を示すグラフである。
【図11】従来の低濁度測定用の濁度計の光学系部分を
示す構成図である。
【図12】従来の低濁度測定用の濁度計の濁度に対する
光電センサの出力特性を示すグラフである。
【図13】従来の色度計の色度に対する光電センサの出
力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 発光源 2a ピンホール 3 コリメータレンズ 4a バンドパスフィルタ 5 試水容器 6 スリット板 6a 透過光用スリット 6b 散乱光用スリット 7 光電センサ 8 集光レンズ 9 スリット板 9a 散乱光用スリット 10 光電センサ 15 試水 S2 散乱光受光用の光電センサの出力選択 S4 散乱光受光用の光電センサ(増幅器A0 )の出力
レベル判定 S6 増幅器A0 の出力に基づいて濁度を算出 S8 透過光受光用の光電センサの出力選択 S10 増幅器A1 の出力選択 S12 増幅器A1 の出力レベル判定 S14 増幅器A1 の出力に基づいて濁度を算出 S16 増幅器A2 の出力選択 S18 増幅器A2 の出力レベル判定 S20 増幅器A2 の出力に基づいて濁度を算出 S22 増幅器A3 の出力選択 S24 増幅器A3 の出力レベル判定 S26 増幅器A3 の出力に基づいて濁度を算出 S28 増幅器A4 の出力選択 S30 増幅器A4 の出力に基づいて濁度を算出

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一直線の光軸上に、試水を入れるための
    試水容器部を介在させた状態で、上記試水容器部内の試
    水に単色の平行光線を入射する光源部と、上記平行光線
    のうち上記試水容器部内の試水を透過する透過光を検出
    する透過光検出手段とを設けた濁度計において、 上記透過光検出手段の上記平行光線を入射する側とは反
    対側の上記光軸上に設けた散乱光検出手段と、 上記平行光線のうち上記試水容器部内の試水によって散
    乱する散乱光と上記透過光とを分離する分離手段を有
    し、上記散乱光が上記散乱光検出手段に入射する状態
    に、上記試水容器部の上記平行光線を入射する側とは反
    対側の上記光軸上に設けた散乱光光学系と、 上記透過光検出手段及び上記散乱光検出手段のうちどち
    らか一方の出力を選択する出力切換手段と、 上記散乱光検出手段の出力が所定の値未満のとき上記散
    乱光検出手段の出力が選択される状態に、また上記散乱
    光検出手段の出力が上記所定の値以上のとき上記透過光
    検出手段の出力が選択される状態に、上記出力切換手段
    を切換える切換信号を出力する切換信号出力手段と、 上記出力切換手段が選択した出力を処理して試水の濁度
    を算出する処理部と、を具備することを特徴とする濁度
    計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の濁度計において、上記
    透過光検出手段が、上記試水容器部内の試水を透過する
    上記平行光線の強度に応じた電気信号を出力する光電変
    換部と、該光電変換部から出力される上記電気信号のレ
    ベルを制御信号に応じたレベルに制御して出力するレベ
    ル制御手段と、該レベル制御手段の出力レベルが予め定
    めた下限レベル以下になったとき上記レベル制御手段の
    出力レベルを所定のレベルまで上昇させる状態に上記レ
    ベル制御手段を制御する上記制御信号を生成する制御信
    号生成手段と、によって構成されていることを特徴とす
    る濁度計。
  3. 【請求項3】 一直線の光軸上に、試水を入れるための
    試水容器部を介在させた状態で、上記試水容器部内の試
    水に平行光線を入射する光源部と、上記平行光線のうち
    上記試水容器部内の試水を透過する平行光線を検出する
    透過光検出手段とを設け、 上記透過光検出手段の上記平行光線を入射する側とは反
    対側の上記光軸上に設けた散乱光検出手段と、 上記平行光線のうち上記試水容器部内の試水によって散
    乱する散乱光と上記透過光とを分離する分離手段を有
    し、上記散乱光が上記散乱光検出手段に入射する状態
    に、上記試水容器部の上記平行光線を入射する側とは反
    対側の上記光軸上に設けた散乱光光学系と、 上記散乱光検出手段及び上記透過光検出手段のうち所望
    の出力を選択する出力切換手段と、 上記出力切換手段が上記散乱光検出手段の出力を選択し
    ているとき上記散乱光検出手段が予め定めた第1の波長
    領域の光線を検出する状態に、また上記出力切換手段が
    上記透過光検出手段の出力を選択しているとき上記透過
    光検出手段が予め定めた第2の波長領域の光線を検出す
    る状態に、上記散乱光検出手段及び上記透過光検出手段
    の検出波長領域を切り換える検出波長切換手段と、 上記出力切換手段が上記散乱光検出手段の出力を選択し
    ているとき試水の濁度を算出し、また上記透過光検出手
    段の出力を選択しているとき試水の色度を算出するよう
    に、上記出力切換手段が選択した出力を処理する処理部
    と、を具備することを特徴とする濁色度計。
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