JPH06317526A - 多波長測光装置 - Google Patents

多波長測光装置

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JPH06317526A
JPH06317526A JP10463693A JP10463693A JPH06317526A JP H06317526 A JPH06317526 A JP H06317526A JP 10463693 A JP10463693 A JP 10463693A JP 10463693 A JP10463693 A JP 10463693A JP H06317526 A JPH06317526 A JP H06317526A
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JP
Japan
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sensitivity
light
wavelength
photomultiplier
fluorescence
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JP10463693A
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Gunpei Izuno
郡平 伊津野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、フォトマル間の入射蛍光強度
の差がフォトマルのダイナミックレンジから逸脱する場
合にも正確な測定値を得ることのできる多波長測光装置
の提供にある。 【構成】被検査体Sからの分岐する光分岐素子21と、
この光分岐素子21で分岐された光が入射する複数の波
長選択素子22,24と、これら各波長選択素子22,
24により選択された波長の光強度を夫々検出する複数
の光電変換器23,25と、これら各光電変換器23,
25の出力に基づいて前記各光電変換器23,25の感
度を個々に制御する感度制御手段32と、この感度制御
手段32が感度制御した光電変換器23,25の出力を
当該光電変換器23,25の基準感度での測定値に補正
する補正手段32,36とを具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光電変換器を備
えた多波長測光装置に係り、さらに詳しくは光強度に応
じてダイナミックレンジを変更する多波長測光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】被検査体となる細胞に所定の蛍光試薬を
投与して、その細胞に励起光(波長340nm)を照射
すると、その細胞の蛍光像が図6に示す如く変化する蛍
光スペクトルの光を発することが知られている。この蛍
光スペクトルの2波長間の比は細胞内に含まれるカルシ
ウムイオン濃度に応じた値となる。そこで上記蛍光像を
2波長測光して2波長間の測光値の比を求めることによ
り、細胞内のカルシウムイオン濃度を測定することがで
きる。2波長測光機能を備えた蛍光顕微鏡装置が特開平
2−28542号公報に記載されている。
【0003】図5は、特開平2−28542号公報に記
載された蛍光顕微鏡装置の概略的な構成を示している。
この蛍光顕微鏡装置は水銀ランプ1の光をNDフィルタ
ーユニット2,励起フィルタユニット3及びダイクロイ
ックミラー4を介して試料5に照射する。試料5に所定
の蛍光試薬を投与しておき、波長340nmの励起光を
励起フィルタユニット3で選択しておけば、励起された
試料5からカルシウムイオン濃度等に応じて蛍光スペク
トルが図6に示す如く変化する光が発せられる。試料5
からの光はダイクロイックミラー4を通過し吸収フィル
タユニット6を介してTVカメラ7に入射する。
【0004】透過波長が410nm,460nmの2つ
の吸収フィルター6a,6bを吸収フィルタユニット6
に設け、吸収フィルター6a,6bを所定速度で光路上
に交互に挿入することにより波長410nmの蛍光強度
と波長460nmの蛍光強度とに応じた信号がTVカメ
ラ7から出力される。この2信号の比からカルシウムイ
オン濃度を測定できる。
【0005】ところで、互いに異なる2波長の蛍光強度
を測定するため、励起光の強度や試料5の状態によって
は、一方の波長の光強度がTVカメラ7のダイナミック
レンジに入らなくなる場合もある。
【0006】そこで上述した蛍光顕微鏡装置では、TV
カメラ7のダイナミックレンジを有効に使用するため、
NDフィルタユニット2で励起光強度を調整している。
また、2つの光電子増倍管(以下、フォトマルと呼称す
る)を使って2波長測定を行う蛍光顕微鏡装置が特開昭
55−74448号公報に記載されている。この公開公
報に記載された蛍光顕微鏡装置は、図7に示すように構
成され、光源10からの光を励起フィルター11,ダイ
クロイックミラー12を介して試料13に入射し、その
試料13からの蛍光をダイクロイックミラー12,ハー
フミラー14を介して光分割プレート15に入射してい
る。光分割プレート15で分割された一方の光を吸収フ
ィルター16を介してフォトマル17で検出し、もう一
方の光を吸収フィルター16と異なる透過波長域を持つ
吸収フィルター18を介してフォトマル19で検出して
いる。
【0007】2つのフォトマル17,19の各々で検出
された各波長の蛍光強度を成分関係決定装置20に入力
して互いの強度比をCRT画面上にプロットし、そのプ
ロット位置(強度比)を検出して標本が目的のものであ
るか否か判断している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す蛍光顕微鏡装置は、2波長の双方の蛍光強度をTV
カメラ7のダイナミックレンジ内に収めるために励起光
強度をNDフィルターを使って調整しているので、光量
損失が大きく、励起光強度が不十分となって良好な蛍光
像が得られなくなる可能性がある。
【0009】また図7に示す蛍光顕微鏡装置は、励起光
の光量損失はほとんど問題とならないが、各フォトマル
17,19の感度が固定となっているため、蛍光強度が
大きすぎてフォトマル17,19のダイナミックレンジ
を越えてしまうような場合、又は蛍光強度が小さすぎて
十分な検出精度を得られなくなるような場合には対処で
きないので、そのような時は測定精度が著しく低下する
という問題がある。
【0010】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、励起光の光量損失が小さく常に良好な蛍光像
を得ることができると共に、蛍光強度がTVカメラやフ
ォトマルのダイナミックレンジから逸脱しているような
場合であっても高い測定精度を実現できる多波長測光装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多波長測光装置は、被検査体からの光を複数
に分岐する光分岐素子と、この光分岐素子で分岐された
光の各光路上に配置され各々異なる波長選択特性を持つ
複数の波長選択素子と、これら各波長選択素子により選
択された波長の光強度を夫々検出する複数の光電変換器
と、これら各光電変換器の出力に基づいて前記各光電変
換器の感度を個々に制御する感度制御手段と、この感度
制御手段により感度制御された光電変換器の出力を当該
光電変換器の基準感度での測定値に補正する補正手段と
を具備する構成とした。
【0012】
【作用】本発明の多波長測光装置では、被検査体からの
光が光分岐素子により複数に分岐され、その分岐された
それぞれの光が対応する各波長選択素子に入射して特定
波長が選択される。そして各波長選択素子で選択された
各波長の光強度が各々対応する光電変換器で検出され
る。各光電変換器の感度は感度制御手段により光電変換
器の出力に基づいて制御される。すなわち、感度制御手
段は光電変換器の出力から入射光強度がダイナミックレ
ンジを越えるほど大きいのか、又は入射光強度が十分な
測定精度が得られないほど小さいのかを判断することが
できる。入射光強度が大きすぎる場合には該当する光電
変換器の感度を下げる。また、入射光強度が小さすぎる
場合には該当する光電変換器の感度を上げる。このよう
な感度制御により入射光強度が光電変換器のダイナミッ
クレンジから逸脱するのを防止することができる。感度
制御手段により感度制御が行われた光電変換器の出力は
補正手段により当該光電変換器の基準感度での測定値に
補正される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に係る多波長測光装置の全体構成
を示している。本実施例の多波長測光装置は、被検査体
としての発光体Sからの光をダイクロイックミラー21
で透過成分と反射成分の2成分に分岐する。ダイクロイ
ックミラー21の透過光を、その透過光の光路上に配置
された第1の吸収フィルター22を通して第1のフォト
マル23に入射する。またダイクロイックミラー21の
反射光を、その反射光の光路上に配置された第2の吸収
フィルター24を通して第2のフォトマル25に入射す
る。第1の吸収フィルター22は透過成分の有する波長
域のうち特定波長域の光のみを透過する波長選択特性を
有している。第2の吸収フィルター24は反射成分の有
する波長域のうち第1の吸収フィルター22と異なる特
定波長域の光のみを透過する波長選択特性を有してい
る。
【0014】第1のフォトマル23は電圧制御回路26
から動作に必要な電圧が印加される。電圧制御回路26
は後述するCPUから受信する感度指令信号に基づいて
第1のフォトマル23への印加電圧を制御する。なお第
1のフォトマル23は、入射光を受光する蛍光面と、そ
の蛍光面から発せられる光電子を増倍する電極群とから
構成されており、電極群両端間の電圧勾配を変化させる
ことにより、光電子増倍率すなわち感度が変化する。同
様に、第2のフォトマル25は電圧制御回路27から動
作電圧が印加されており、その印加電圧はCPUからの
感度指令信号に基づいて変化される。
【0015】第1のフォトマル23で検出した測光値は
電流/電圧変換回路28で電圧信号に変換され、その電
圧信号が比較回路29に入力する。比較回路29は第1
のフォトマル23のダイナミックレンジの最大値近傍に
定められたしきい値Vrefが設定されており、入力す
る電圧信号の電圧値がしきい値Vrefを越えるまでは
電圧信号を出力し、電圧信号の電圧値がしきい値Vre
fを越えると電圧信号の出力を停止する。この比較回路
29から出力される電圧信号はA/D変換器31を介し
てCPU32に入力している。
【0016】また第2のフォトマル25で検出した測光
値は、電流/電圧変換回路33で電圧信号に変換され、
その電圧信号が比較回路34に入力する。比較回路34
は第2のフォトマル25のダイナミックレンジの最大値
近傍に定められたしきい値Vrefが設定されており、
入力する電圧信号に対して上記比較回路35と同様に動
作する。この比較回路35から出力される電圧信号はA
/D変換器35を介してCPU32に入力している。
【0017】CPU32は図2及び図3に示すフローチ
ャートに基づいて第1,第2のフォトマル23,25の
感度補正を行うと共に、各フォトマル23,25で検出
した蛍光強度と感度特性テーブル36に格納された感度
特性データとを用いて後述する演算を実施する。
【0018】感度特性テーブル36には図4に示すよう
な第1,第2のフォトマル23,25の感度特性が格納
されている。図4(a)の下段のグラフは第1のフォト
マル23の感度特性を示している。横軸の印加電圧と縦
軸の蛍光強度との比がフォトマル感度となる。図4
(b)の下段のグラフが第2のフォトマル25の感度特
性を示している。
【0019】次に、細胞に所定の蛍光試薬を投与し該細
胞に所定波長の励起光を照射し、図6に示すような蛍光
スペクトルの蛍光像を細胞から発光させ、その蛍光像を
2波長測光して細胞内のカルシウムイオン濃度を測定す
る場合の動作について説明する。
【0020】先ず、第1のフォトマル23と第2のフォ
トマル25を同一感度に設定する。そのため、感度特性
テーブル36に格納された第1のフォトマル23の感度
特性と第2のフォトマル25の感度特性とから双方の感
度が同じになる基準電圧HV1,HV2を決定する。本
明細書では、この感度を基準感度と呼ぶ。例えば、基準
電圧HV1,HV2に応じた基準感度に、第1のフォト
マル23のダイナミックレンジの中間値と第2のフォト
マル25のダイナミックレンジの中間値との中間の値を
用いる。
【0021】第1のフォトマル23は電圧制御回路26
により第1の基準電圧HV1が印加され、第2のフォト
マル25は電圧制御回路27により基準電圧HV2が印
加される。
【0022】第1,第2のフォトマル23,25に基準
電圧HV1,HV2が印加されると、各フォトマルへの
入射光の蛍光強度が電圧信号に変換され、その電圧信号
が各比較回路29,34に入力する。電圧信号の信号値
で表された各蛍光強度が各々のフォトマルのダイナミッ
クレンジ内であれば、CPU32により各フォトマルの
測光値の比が演算される。
【0023】ここで、蛍光像の蛍光スペクトルが図6に
示すような波長分布を示すので、第1の吸収フィルター
22の選択波長を410nmに設定し、第2の吸収フィ
ルター24の選択波長を460nmに設定すれば、又は
410nmと480nmに設定すれば、2波長間の蛍光
強度比を最も効率良く測定できる。
【0024】CPU32により演算された2波長間の強
度比は、予め用意された2波長間の強度比とカルシウム
イオン濃度との関係(不図示)から、カルシウムイオン
濃度に変換することができる。
【0025】今、第1の吸収フィルター22を透過する
選択波長の蛍光強度が、第1のフォトマル23の検出上
限レベルを越えたとする。この場合、CPU32は図2
に示すフローチャートに基づいて感度補正処理を実施す
る。すなわち、図4(a)の上段に示すように、第1の
フォトマル23に入射する蛍光強度が、第1のフォトマ
ル23の検出上限レベルを越えると、それまで比較回路
29からCPU32へ出力されていた電圧信号の出力が
停止される。
【0026】CPU32では比較回路29からの電圧信
号が入力しなくなったことにより、蛍光強度が第1のフ
ォトマル23の検出上限レベルを越えたことを検知する
(S1)。
【0027】第1のフォトマル23が基準電圧HV1で
光量超過となると、比較回路29から電圧信号が再び出
力されるまで(しきい値Vrefを下回るまで)第1の
フォトマル23の印加電圧を所定の幅で順次下げていく
(S2)。電圧信号が比較回路29からCPU32へ再
び入力開始したところ(印加電圧HV1′)で感度制御
を止め、印加電圧HV1′での電圧信号から蛍光強度I
HV1 ′を測定する(S3)。
【0028】第1のフォトマル23だけ感度が下げられ
ているので、基準感度(基準電圧HV1)での蛍光強度
HV1 を予測する(S4)。この予測演算処理を図4
(a)の感度特性グラフを使って説明する。
【0029】同図において、 IHV1 -STD/HV1:IHV1 -STD′/HV1′ = IHV1 /HV1:IHV1 ′/HV1′ なる関係が成立するので、下式より蛍光強度IHV1 を予
測することができる。
【0030】 IHV1 =IHV1 ′(IHV1 -STD/IHV1 -STD′) この予測した蛍光強度IHV1 と第2のフォトマル25で
検出したIHV2 との比を算出してカルシウムイオン濃度
を求める。
【0031】第2のフォトマル25が基準電圧HV2で
光量超過となった場合には、第2のフォトマル25の印
加電圧を徐々に下げる。そして比較回路34に入力する
電圧信号がしきい値Vrefを下回る印加電圧で蛍光強
度を測光し、その測光値から上述した第1のフォトマル
23と同様の予測演算処理により、基準電圧HV2での
蛍光強度を予測する。
【0032】一方、CPU32はA/D変換器31,3
5の出力から各フォトマルでの蛍光強度が検出下限レベ
ルを下回っていないか否か判断している。A/D変換器
31,35の出力は各フォトマルでの蛍光強度をデジタ
ル値で表しているので、CPU32はA/D変換器3
1,35からのデジタル値と所定値(検出下限レベルの
蛍光強度に対応したデジタル値)とを比較して、フォト
マルでの蛍光強度が検出下限レベルを下回ったことを判
断する。
【0033】例えば、図4(b)の上段に示すように、
第2の吸収フィルター24を透過する選択波長の蛍光強
度が第2のフォトマル25の検出下限レベルを下回る
と、CPU32が図3に示すフローチャートに基づいて
感度補正処理を実施する。すなわち、第2のフォトマル
25が基準電圧HV2で光量不足であると判断すると
(T1)、電圧制御回路27を制御して第2のフォトマ
ル25の印加電圧を徐々に上げていく(T2)。そして
CPU32に入力する蛍光強度のデジタル値が所定値を
越えたならば、その検出下限レベルを越える印加電圧H
V2′での蛍光強度IHV2 ′を測定する(T3)。
【0034】第2のフォトマル25だけ感度が上げられ
ているので、基準感度(基準電圧HV2)での蛍光強度
HV2 を予測する(T4)。この予測演算処理を図4
(b)の感度特性グラフを使って説明する。
【0035】同図において、 IHV2 -STD/HV2:IHV2 -STD′/HV2′ = IHV2 /HV2:IHV2 ′/HV2′ なる関係が成立するので、下式より蛍光強度IHV2 を予
測することができる。
【0036】 IHV2 =IHV2 ′(IHV2 -STD/IHV2 -STD′) この予測した蛍光強度IHV2 と第1のフォトマル23で
検出したIHV1 との比を算出してカルシウムイオン濃度
を求める。
【0037】また第1のフォトマル23の蛍光強度が検
出下限レベルを下回った場合も同様に処理される。この
ように本実施例によれば、蛍光強度が各フォトマルのダ
イナミックレンジ内に収まらない場合に、フォトマル2
3,25の感度を補正して蛍光強度をダイナミックレン
ジ内に収め、感度特性テーブル36を使って同一感度で
の蛍光強度比を求めるようにしたので、蛍光強度と各フ
ォトマル23,25のダイナミックレンジとの関係に制
限されることなく、幅広い蛍光強度に対して常に高い測
定精度を実現することができる。
【0038】また光路中にNDフィルター等の光量調整
素子を挿入しなくてもダイナミックレンジを適合させる
ことができるので、光量損失が小さくなり、常に良好な
観察を行うことができるものとなる。
【0039】なお、上記実施例では蛍光標本の蛍光像を
2波長測光する場合について説明したが、蛍光標本以外
の被検査体の検査にも適用することができる。例えば、
結晶基板の不純物を分析する不純物分析装置に用いるこ
とができる。
【0040】公知の不純物分析装置では、Arレーザの
所定波長の発振光で被検査体を光励起し、光励起された
被検査体から放出される自由励起子光(FE線)と束縛
励起子光(BE線)とからなるフォトルミネッセンス光
(PL光)を分光器で分光し、その分光スペクトルにお
けるFE線とBE線の比から不純物を特定している。
【0041】このような不純物分析装置に上述した実施
例の多波長測光装置を応用すれば、上述した実施例の効
果を不純物分析装置でも得ることができる。すなわち、
第1の吸収フィルター22及び第1のフォトマル23と
第2の吸収フィルター24及び第2のフォトマル25
で、FE線とBE線の強度をそれぞれ測定し、両者の比
をCPU32で演算するように構成する。
【0042】このように構成した不純物分析装置によれ
ば、分光器を用いることなく不純物分析装置を構成する
ことができる。また本発明は2波長測光に限定されるも
のではなく3波長以上の測光にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、励
起光の光量損失が小さく常に良好な蛍光像を得ることが
できると共に、蛍光強度がTVカメラのダイナミックレ
ンジやフォトマルのダイナミックレンジから逸脱してい
るような場合であっても高い測定精度を実現できる多波
長測光装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多波長測光装置の全体
構成図である。
【図2】図1に示す多波長測光装置における光量超過時
の動作説明図である。
【図3】図1に示す多波長測光装置における光量不足時
の動作説明図である。
【図4】図1に示す多波長測光装置に備えられた感度特
性テーブルに記憶された感度特性を示す図である。
【図5】従来の蛍光顕微鏡の構成図である。
【図6】蛍光標本が発する光の蛍光強度と波長との関係
を示す図である。
【図7】従来の他の蛍光顕微鏡の構成図である。
【符号の説明】
21…ダイクロイックミラー、22…第1の吸収フィル
ター、23…第1のフォトマル、24…第2の吸収フィ
ルター、25…第2のフォトマル、26,27…電圧制
御回路、29,34…比較回路、32…CPU、36…
感度特性テーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体からの光を複数に分岐する光分
    岐素子と、この光分岐素子で分岐された光の各光路上に
    配置され各々異なる波長選択特性を持つ複数の波長選択
    素子と、これら各波長選択素子により選択された波長の
    光強度を夫々検出する複数の光電変換器と、これら各光
    電変換器の出力に基づいて前記各光電変換器の感度を個
    々に制御する感度制御手段と、この感度制御手段が感度
    制御した光電変換器の出力を当該光電変換器の基準感度
    での測定値に補正する補正手段とを具備したことを特徴
    とする多波長測光装置。
JP10463693A 1993-04-30 1993-04-30 多波長測光装置 Withdrawn JPH06317526A (ja)

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