JPH07294324A - レール振動感知装置 - Google Patents

レール振動感知装置

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Publication number
JPH07294324A
JPH07294324A JP10893894A JP10893894A JPH07294324A JP H07294324 A JPH07294324 A JP H07294324A JP 10893894 A JP10893894 A JP 10893894A JP 10893894 A JP10893894 A JP 10893894A JP H07294324 A JPH07294324 A JP H07294324A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
rail
vibration sensors
train
output signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10893894A
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English (en)
Inventor
Hideaki Murata
秀明 村田
Takanari Nabeshima
隆成 鍋▲島▼
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Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
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Publication date
Application filed by Sony Tektronix Corp filed Critical Sony Tektronix Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持部材30に等間隔に取り付けられた複数
の振動センサ22〜28を鉄道レール20に装着し、レ
ールを衝撃して発生した振動波が隣接する振動センサ間
を伝播するに要する時間に遅延時間が等しい遅延素子4
0〜44を隣接する振動センサの出力端子間に接続し、
列車が接近する側と反対側の振動センサから出力信号を
得る。 【効果】 列車の接近する側から伝わる振動波を検知し
た振動センサの出力が加算されるので、1個の振動セン
サを使用する従来の装置の感度に比較して、振動センサ
の個数倍の感度に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車によるレールの振
動を感知するレール振動感知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路、ケーブル等に関し現場で作業
をする場合に、作業現場から数100m離れた所に監視
員が立ち、列車が接近すると、監視員が笛等を使用して
作業員に列車の接近を知らせることより、列車による作
業中の事故の防止が図られている。しかし、緊急の作業
等で監視員が持ち場を離れたために、警告を発すること
ができず、そのために事故が起きる場合もある。
【0003】この様な事故発生の防止を確実にするため
に、図2に示す様なマイクロフォン、圧電素子等の振動
センサ10を使用して列車の接近を監視する装置が考え
られている。振動センサ10は、列車の車輪が接しない
レール12の部分、例えばレール断面の凹部内に磁石を
介して取付られる。通常規格のレールは長さ25mであ
り、25m毎にレール間の継ぎ目がある。振動センサ1
0は、列車がレールの継ぎ目を通過する際の衝撃により
発生してレールを伝播する振動波を感知する。
【0004】振動センサ10で感知された機械的振動
は、振動センサ10内で同一周波数の電気信号に変換さ
れ、レールの振動周波数付近に帯域幅を有する帯域通過
フィルタ(BPF)14に供給される。BPF14は、
列車の通過により生じる振動に基づく信号のみを通過さ
せて、信号レベル検出器16に送る。信号検出器16
は、BPF14の出力信号の存否を検出し、出力信号が
存在する場合に検出信号を発生する。信号検出器16か
らの検出信号は警報音発生器18に供給され、警報音発
生器18は適当な警報音を発生して、作業員に避難を指
示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鉄道線路は、上述の如
く通常のレールを使用すると25m間隔で継ぎ目が存在
する。このため、レールを伝播する振動波は、継ぎ目を
通過する度に減衰された後に振動センサで感知される。
この減衰量は、約8dB程度であると推定されている。
従来の装置において適当な振動センサを使用した実験に
よれば、列車が速度87km/hで走行して接近する場
合、列車の接近を検知してから列車が目前を通過するま
での時間は約13秒、距離にして313mであった。列
車の速度が上昇する程通過までの時間は短くなり、作業
員が避難するために十分な時間前に列車が接近したこと
を検知するためには、高感度の振動センサを必要とす
る。しかし、高感度の振動センサは高価であると共に、
その高感度性には技術的に限界がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、安価な振動
センサを使用して、レールを伝播する振動波を高感度に
感知するレール振動感知装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明のレール
振動感知装置においては、支持部材に等間隔に取り付け
られた複数の振動センサを鉄道レールに装着し、レール
を衝撃して発生した振動波が隣接する振動センサ間を伝
播するに要する時間に遅延時間が等しい遅延素子を隣接
する振動センサの出力端子間に接続し、列車が接近する
側と反対側の振動センサから出力信号を得る。これによ
り、1個の振動センサを使用する従来の装置の感度に比
較して、振動センサの個数倍の感度に向上する。
【0008】
【実施例】図1は、レール20に取り付けられた本発明
によるレール振動感知装置を示す。この装置は、振動を
感知するための例えばマイクロフォン、圧電素子である
複数個の振動センサ22、24、26及び28を有す
る。これらの振動センサ22、24、26及び28は支
持部材30に中心間距離sで等間隔且つ1列に取り付け
られる。振動センサ22、24、26及び28の各々の
周囲には磁石32、34、36及び38が取り付けられ
る。振動センサ22、24、26及び28は磁石32、
34、36及び38の磁力により、列車の車輪が接触し
ないレール20の部分に等間隔に1列に装着される。
【0009】振動センサ22の出力信号は遅延素子40
の入力端子に供給され、遅延素子40の出力信号は振動
センサ24の出力信号と共に遅延素子42の入力端子に
供給され、遅延素子42の出力信号は振動素子26の出
力信号と共に遅延素子44の入力端子に供給され、遅延
素子44の出力信号は振動素子28の出力信号と共に出
力端子46からレール振動感知装置装置の出力信号とし
て出力される。この出力信号は、図2に示す様なBPF
に供給され、例えば、警報音の発生のために使用され
る。遅延素子40〜44としては、例えば増幅器を介し
た磁歪遅延素子、ガラス遅延素子、SAW素子等の音響
的遅延素子が好適である。
【0010】一般に振動波の伝播速度は媒質に依存し、
レール20を衝撃して生じる振動波の伝播速度をv(m
/秒)とすると、上述の如く、各振動センサの間隔はs
(m)であるので、隣接する振動センサ間を振動波が伝
播する時間tは、t=s/v(秒)である。したがっ
て、遅延素子40、42及び44の各々の遅延時間をs
/v(秒)に等しくすれば、振動波の同一部分について
各遅延素子40、42及び44で感知して得た信号を順
次加算することができる。即ち、時点t0に振動センサ
22で感知された振動波は、s/v(秒)毎後のt1、
t2及びt3に振動センサ24、26及び28で感知され
る。間隔s間での振動波の減衰が略0であると仮定する
と、時点t0の振動センサ22の出力信号の振幅Aは、
遅延素子40を介して時点t1に振動センサ24の出力
信号の振幅Aと加算されて振幅2Aの信号が生成され
る。振幅2Aは遅延素子42を介して時点t2に振動セ
ンサ26の出力信号の振幅Aと加算されて振幅3Aの信
号が生成される。振幅3Aは遅延素子44を介して時点
t3に振動センサ28の出力信号の振幅Aと加算されて
振幅4Aの信号が出力端子46に生成される。
【0011】この様に、本発明の装置においては、レー
ル20に沿って等間隔に複数の振動センサ22、24、
26及び28を装着し、隣接する振動センサ間を振動波
が伝播するに要する時間に遅延時間が等しい遅延素子を
隣接する振動センサの出力端子間に接続し、列車が接近
する側と反対側の振動センサの出力端子から出力信号を
得る。これにより、1個の振動センサを使用する従来の
装置に比較して、振動センサの個数倍、例えば上述の如
く4個の振動センサを使用した場合は、振動を感知する
感度を4倍に上げることができる。この装置では、出力
端子側から伝播する雑音や工事等で周辺で発生する騒音
に対しては、上述の様な振動波の振幅が加算されて出力
端子に現れる作用は生じないので、接近する列車による
振動に対してのみ感度が向上する。よって、列車の接近
を検知できる距離が伸び、安全性が高い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、1個の振動センサを使
用する場合に比較して、使用する振動センサの個数倍に
感度を上げることができるので、安価な振動センサを使
用して、レールを伝播する振動を高感度に感知すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレール振動感知装置を示すブロッ
ク図。
【図2】従来の列車接近警報装置を示すブロック図。
【符号の説明】
20 レール 22、24、26 振動センサ 40、42、44 遅延素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道レールに沿って等間隔に取り付けら
    れる複数の振動センサと、 上記鉄道レールを衝撃することで発生する振動波が隣接
    する上記振動センサ間を伝播するに要する時間に等しい
    遅延時間を有し、上記振動センサの出力端子間に夫々接
    続された複数の遅延素子とを具え、 列車が接近する側と反対側の振動センサから出力信号を
    得ることを特徴とするレール振動感知装置。
JP10893894A 1994-04-25 1994-04-25 レール振動感知装置 Pending JPH07294324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10893894A JPH07294324A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 レール振動感知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10893894A JPH07294324A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 レール振動感知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07294324A true JPH07294324A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14497463

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10893894A Pending JPH07294324A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 レール振動感知装置

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