JPH0729422A - 密結合ケーブル - Google Patents

密結合ケーブル

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Publication number
JPH0729422A
JPH0729422A JP5174225A JP17422593A JPH0729422A JP H0729422 A JPH0729422 A JP H0729422A JP 5174225 A JP5174225 A JP 5174225A JP 17422593 A JP17422593 A JP 17422593A JP H0729422 A JPH0729422 A JP H0729422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
antenna
distance
transmission loss
coupled cable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5174225A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Watari
達 亘理
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP5174225A priority Critical patent/JPH0729422A/ja
Publication of JPH0729422A publication Critical patent/JPH0729422A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分やゴミ等が付着しても伝送損失の増大が
少ない密結合ケーブルを提供する。 【構成】 2本の導体2,2の周囲を被覆する絶縁体4
の外面のうち、アンテナ10に向き合う部分を平坦面4
aとして編平形状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号の非接触伝送に用い
る密結合ケーブルに関し、特に高耐環境性を有する密結
合ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】信号の非接触伝送の一つである密結合無
線伝送において用いられる密結合ケーブルは、図4に示
すように2本の導体101が絶縁体102で覆われた絶
縁線となっており、これら2本の導体101が一定のピ
ッチで撚り合わされ、更にこの外側が絶縁体103で被
覆されて1本のケーブル100を構成し、このケーブル
100は固定具104を介してレール105に固定され
ている。
【0003】一方レール105に沿って走行する台車1
09等の移動体に絶縁体103と一定の距離Gを置いて
アンテナ108が取り付けられ、移動体がレール105
にガイドされて移動するときに、アンテナ108も一定
距離Gを保って移動する。そして、この移動体の動作制
御を行うための信号で変調されたVHF帯の電流が、導
体101,101間に流され、これによって発生する磁
界をアンテナ108で受信する。
【0004】このような結合系において伝送品質を保つ
ためには、磁界を高く安定したレベルで受信する必要が
あり、このためには距離Gは極力短くしなければならな
いし、導体101,101とアンテナ108との距離も
所定の距離に保たなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな密結合ケーブルにあっては、2本の導体間にかかる
電圧によって発生する電界と同じ方向に、ケーブルの表
面に水分やゴミ(特に塩分)のように誘電正接が大きい
絶縁体或いは損失の大きい導電体が付着すると、2本の
導体内を流れる電流の伝送損失が増大する。
【0006】そこで、密結合ケーブルをレールの下側に
取り付けるようにしても、特に屋外で使用される場合に
は、空中の水蒸気や浮遊するゴミ等が付着するために、
やはり2本の導体内を流れる電流の伝送損失が増大し
て、伝送品質が低下し、データ伝送におけるエラーの発
生を招来する。
【0007】このようにケーブル表面に水分やゴミ等が
付着した場合でも、電流の伝送損失を少なくするために
は、絶縁体の被覆層を厚くして導体と水分やゴミ等が付
着する絶縁体の最外面との距離を長くすればよい。しか
し、上述した従来の密結合ケーブルにあっては、絶縁体
が断面円形をなしているので、絶縁体の被覆層を厚くす
ると、導体とアンテナとの距離が離れてしまい所定の範
囲の距離を保つことができない。
【0008】本発明の目的は、上記した課題を解決し、
水分やゴミ等の付着による伝送損失を抑えるとともに、
安定したレベルでアンテナとの密結合伝送を行い得る高
信頼性の密結合ケーブルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本願の第1発明にあっては、2本の導体の周囲を被覆
する絶縁体の外面のうち、密結合ケーブルと非接触信号
伝送を行うためのアンテナに向き合う部分を扁平形状に
形成した。また、本願の第2発明にあっては、前記絶縁
体の外側に、非接触信号伝送を行うためのアンテナに向
き合う部分が開口した絶縁体からなる外側絶縁体を設け
た。
【0010】
【作用】密結合ケーブルと非接触信号伝送を行うための
アンテナに向き合う絶縁体の外面が扁平形状をなし、或
いはアンテナに向き合う部分が開口した外側絶縁体を設
けているので、導体とアンテナとの距離を短く保ったま
ま、アンテナと向き合う部分以外では導体と絶縁体或い
は外側絶縁体の最外面との間隔を大きくすることがで
き、水分やゴミの付着による電界密度が低くなって伝送
損失が増加しにくくなる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る密結合ケーブル
を使用した結合系の断面図、図2は本発明に係る別の密
結合ケーブルの断面図、図3は本発明に係る密結合ケー
ブルの他の使用例の断面図である。
【0012】先ず、図1に示す密結合ケーブル1は、2
本の導体2,2の外周を絶縁材3,3で被覆した絶縁線
を一定のピッチで撚り合わせ、更にこれらの絶縁材3,
3の外側を略円形の絶縁体4にて被覆している。
【0013】この密結合ケーブル1は絶縁体4と一体に
形成された係止部5が固定具6に固定されて、この固定
具6を介してレール7に固定され、このレール7に沿っ
て走行する車輪8を有する移動体である台車9が設けら
れ、この台車9内面にはケーブル1と一定の距離Gを置
いて向き合うアンテナ10が設けられる。
【0014】そこで、密結合ケーブル1は、絶縁体4の
外面のうちアンテナ10と向い合う部分を切り落として
平坦面4aとした扁平形状とし、その余の部分を断面円
形に形成し、この平坦面4aとアンテナ10との間を距
離Gに設定している。
【0015】以上のように構成したので、導体2,2と
絶縁体4の平坦面4aとの最短距離は所定の短い距離に
しなければならないが、その他の部分は導体2と絶縁体
4外周面との距離を大きくすることができる。
【0016】したがって、導体2,2と絶縁体4外面と
の距離が短い平坦面4aは水分やゴミ等の付着によって
伝送損失が若干増加する傾向にあるが、その他の導体2
との距離が大きい絶縁体4外周面の部分は水分やゴミ等
が付着しても、導体2,2から遠いために水分等の影響
を受けやすい電界密度が低くなり、伝送損失は増加しに
くくなる。
【0017】次に、図2に示す密結合ケーブル11は、
2本の導体2,2の外周を絶縁材3,3で被覆した絶縁
線を一定のピッチで撚り合わせ、更にこれらの絶縁材
3,3の外側を断面円形の絶縁体14(この絶縁体14
外周面とアンテナ10との間を距離Gに設定する。)に
て被覆している。
【0018】そして、この絶縁体14の外側にこの絶縁
体14を埋め込む外側絶縁体15を設けて、この外側絶
縁体15にはアンテナ10に向き合う部分に開口部15
aを形成し、また固定具6に固定するための係止部5を
一体に形成している。
【0019】このように形成しても外側絶縁体15で被
覆している部分は導体2,2からの距離が大きくなるの
で、水分やゴミ等が付着しても、導体2,2から遠いた
めに水分等の影響を受けやすい電界密度が低くなり、伝
送損失は増加しにくくなる。
【0020】尚、図4に示すようにアンテナ10とレー
ル7とを直角に配設するようにした場合は、密結合ケー
ブル1の絶縁体4のアンテナ10と向き合う部分を平坦
面4aとすればよい。又、絶縁体4を平坦面とする代り
に、図2に示したように外側絶縁体15を用いて開口部
15aを形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
2本の導体の周囲を被覆する絶縁体の外面のうちアンテ
ナに向き合う部分を扁平形状に形成し、或いは絶縁体の
外側にアンテナに向き合う部分が開口した絶縁体からな
る外側絶縁体を設けたので、アンテナと向き合う部分以
外では水分やゴミ等が付着しても伝送損失が増加しにく
くなり、伝送品質が向上してエラー発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密結合ケーブルを使用した結合系
の断面図
【図2】本発明に係る別の密結合ケーブルの断面図
【図3】本発明に係る密結合ケーブルの他の使用例の断
面図
【図4】従来の密結合ケーブルの断面図
【符号の説明】
1,11…密結合ケーブル、2…導体、3…絶縁材、
4,14…絶縁体、10…アンテナ、15…外側絶縁
体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔を保った2本の導体の周囲を
    絶縁体で被覆してなる密結合ケーブルにおいて、前記絶
    縁体の外面のうち、この密結合ケーブルと非接触信号伝
    送を行うためのアンテナに向き合う部分が扁平形状をな
    していることを特徴とする密結合ケーブル。
  2. 【請求項2】 一定の間隔を保った2本の導体の周囲を
    絶縁体で被覆してなる密結合ケーブルにおいて、前記絶
    縁体の外側に、この密結合ケーブルと非接触信号伝送を
    行うためのアンテナに向き合う部分が開口した絶縁体か
    らなる外側絶縁体を設けたことを特徴とする密結合ケー
    ブル。
JP5174225A 1993-07-14 1993-07-14 密結合ケーブル Withdrawn JPH0729422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174225A JPH0729422A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 密結合ケーブル

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JP5174225A JPH0729422A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 密結合ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729422A true JPH0729422A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15974917

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5174225A Withdrawn JPH0729422A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 密結合ケーブル

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JP (1) JPH0729422A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037557A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Nagoya Doro Engineer Kk 橋梁点検設備

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003