JPH0729411U - エンコーダーの取付構造 - Google Patents

エンコーダーの取付構造

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JPH0729411U
JPH0729411U JP5809093U JP5809093U JPH0729411U JP H0729411 U JPH0729411 U JP H0729411U JP 5809093 U JP5809093 U JP 5809093U JP 5809093 U JP5809093 U JP 5809093U JP H0729411 U JPH0729411 U JP H0729411U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoders
mounting structure
spindle
encoder
rotation angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP5809093U
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English (en)
Inventor
英明 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】切削工具機械や工作機械等において主軸の回転
数や回転角度を計測するためのエンコーダー1,11
を、主軸Aの周囲に固定するべく、本体3の外周にフラ
ンジ4を備えてなるエンコーダー1,11の取付構造2
である。 【効果】本考案の取付構造2によって、エンコーダー
1,11はより完全な真円度及び主軸Aとの同軸度を保
つことができ、これにより、エンコーダー1の外周が検
出機と接触したりせず、また、検出機によって主軸Aの
回転数および回転角度が正確に測定され、さらに、主軸
Aの回転にブレが生じることのない精密な加工が可能で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転数あるいは回転角度測定を計測するために用いられる外周にギ ヤを形成したリング状のエンコーダーを主軸の周囲に固定するためのリング体に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
切削工具機械や工作機械等において、主軸の回転数や回転角度を計測するため に、図3に示すように、リング状で外周に1個乃至多数個のギヤGを形成した2 個の金属製エンコーダー1,11を主軸Aの周囲に固定するとともに、エンコー ダー1,11の側周面よりの磁力を検出すべく磁石を搭載した円筒状の検出機M を、上記エンコーダー1,11の周囲に、且つそれらの側周面に対向するように 固定した。
【0003】 この検出機Mは、上記ギヤGからの磁力を検出するようになっていて、例えば 、ギヤGの頂上部分がある検出地点を通過する時は、該頂上部分と検出地点の距 離が小さくなるので大きな磁力が検出され、他方、ギヤGが形成されていない根 本部分が通過する時は、小さな磁力が検出される。そして、上記エンコーダー1 には、全周にギヤGを多数個形成し、エンコーダー11には、回転角度検出のた めの基準とするべく一個のギヤGのみを形成し、主軸の回転数および回転角度を 検出するようになっている。
【0004】 従来より、上記エンコーダー1,11は、直接主軸Aの周囲に装着され、その 装着手段として、所謂焼バメという手法が用いられてきた。
【0005】
【従来技術の課題】
しかしながら上記従来技術では、エンコーダー1,11の真円度及び主軸Aと の同軸度が主軸Aの真円度に左右されてしまう。すなわち、主軸Aの断面形状が 真円ではなく偏った形状であるときには、エンコーダー1,11の断面形状にも 同じような偏りが生じてしまい、さらに、焼バメの影響で主軸A及びエンコーダ ー1,11の断面形状が偏ってしまうことがあり、この形状の偏りによりエンコ ーダー1が検出器と接触してしまったり、また、主軸Aの回転数や回転角度は、 ほぼ完全な真円度および主軸Aとの同軸度を有するエンコーダー1,11を基準 としてデーターが解析されるようになっており、正常なエンコーダー1,11を 用いた場合と比べてデーターの数値に著しい誤差が生じることにより、上記回転 数や回転角度が正しく測定されなかったり、また、主軸Aやエンコーダー1,1 1の断面形状の偏りにより、主軸Aの回転にブレが生じてしまい、機械の加工精 度が低下してしまうなどの不具合があった。
【0006】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、本願考案では、主軸にフランジを取付け、該フラン ジを介して主軸の回転数や回転角度を計測するためのエンコーダーを装着し、微 調整によってエンコーダーの正確な位置設定をすることができるようにした。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図を用いて説明する。
【0008】 図1は、金属製のエンコーダーの取付構造2の側面を示し、この取付構造2は 本体3の周囲にフランジ4を備え、該フランジ4には、円周方向の等間隔おきに 厚み方向を貫通するボルト孔5が形成してある。これらのボルト孔5のうち、円 周方向に1つおきのボルト孔5の周囲は、一方のフランジ面F側がフランジ4の 1/2の厚み分だけ凹んだ凹部6を備えた構成である。
【0009】 図2は、上記取付構造2を用いてエンコーダー1,11を主軸Aの周囲に装着 した状態の側面を示し、取付構造2は主軸Aの周囲に焼バメによって固定され、 次に、まず主軸Aの回転角度を検出するための基準となる1つのギヤGを外周に 形成した小さめのエンコーダー11をボルトBで固定する。この際、ボルトBの ヘッドHは上記凹部6内に位置させ、外方に突出させない。続いて、ギヤGが全 周に形成された大きめのエンコーダー1をボルトBで固定する。この際、ボルト BのヘッドHをエンコーダー11の外側に位置させる。以上のようにして、一方 側から(主軸の後ろ側から)ボルトBを締結したり、緩めたりできる状態で、エ ンコーダー1,11を主軸Aの周囲に装着する。
【0010】 また、上記エンコーダー1,11の内接円口径は取付構造2の本体部3の外接 円直径よりも幾分大きく、これにより空隙1a,11aが生じるようにしてある 。さらに、取付構造2にあけたボルト孔5をボルトBの外径に比べてやや大きく しておく。これにより、取付構造2を焼バメによって主軸Aに装着する際に、取 付構造2が若干変形して取付られた場合でも、ボルト孔5の可動範囲内にて位置 調整をすることができ、より正確な位置設定をすることができる。
【0011】 以上のような構成の取付構造2を用いることによって、エンコーダー1,11 を焼バメ等の手法で直接主軸Aの周囲に装着しないので、焼バメにおける熱処理 によるエンコーダー1,11の変形がおこらず、さらに、上記各ボルトBの螺着 位置を調整することによって、主軸Aの真円度や、該主軸Aに焼バメで固定され た上記取付構造2の真円度や主軸Aとの同軸度に影響されることなく、より完全 な真円度及び主軸Aとの同軸度を保つことができる。
【0012】 このように、上記取付構造2を用いれば、より完全な真円度及び主軸Aとの同 軸度でもってエンコーダー1,11を装着することができるので、エンコーダー 1,11の外周が検出機Mと接触したりせず、また、検出機Mによって主軸Aの 回転数および回転角度が正確に測定され、さらに、主軸Aの回転にブレが生じる ことのない精密な加工が可能である。
【0013】 また、上記取付構造2には、上記凹部6を設けており、ここにボルトBのヘッ ドHを収納するようにしたことから、ボルトBを一方方向のみから締結したり、 緩めたりできるので、切削工具機械や工作機械のケースの後側を開け、機械内部 に回転自在に固定されている主軸Aの後側より、エンコーダー1,11を容易に 脱着することができる。これにより、一度装着したエンコーダー1,11に何か 不具合がある場合でも、極めて容易に別のエンコーダー1,11に取り替えるこ とができる。
【0014】 上述の構成を有した取付構造2を用いて、エンコーダー1,11を油静圧軸受 装置の主軸Aの周囲に装着したところ、上記同軸度は0.01mm以内であった 。
【0015】 なお、上記取付構造2としては、ボルトBでエンコーダー1,11を固定する ものに限らず、例えば強力接着剤を用いてエンコーダー1,11を固定するもの であって、フランジ4に上記ボルト孔5を具備していないものであっても良い。
【0016】
【考案の効果】
叙上のように、本考案の取付構造を用いることによって、エンコーダーは焼バ メ等の手法で主軸の周囲に装着する必要がなく、焼バメにおける熱処理によるエ ンコーダーの変形がおこらず、さらに、取付構造にあけたボルト孔をボルトの外 径に比べてやや大きくしておき、ボルト孔の可動範囲内にて位置調整をすること ができ、より正確な位置設定をすることができ、主軸の真円度や、該主軸に焼バ メで固定された上記取付構造の真円度や主軸との同軸度に影響されることなく、 より完全な真円度及び主軸との同軸度を保った状態でエンコーダーを装着するこ とができる。
【0017】 これにより、エンコーダーの外周が検出機と接触したりせず、また、検出機に よって主軸の回転数および回転角度が正確に測定され、さらに、主軸の回転にブ レが生じることのない精密な加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の取付構造を示し、(a)は正面
図であり、(b)は(a)のYーY線断面図である。
【図2】主軸に装着した図1の取付構造とエンコーダー
を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)のZー
Z線図である。
【図3】エンコーダーを主軸に直接装着した、従来の態
様を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)のX
方向矢視図である。
【符号の説明】
1,11 エンコーダー 1a,11a 空隙 2 取付構造 3 本体 4 フランジ 5 ボルト孔 6 凹部 A 主軸 B ボルト F フランジ面 G ギヤ H ヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削工具機械や工作機械等における主軸
    にフランジを取付け、該フランジを介して主軸の回転数
    や回転角度を計測するためのエンコーダーを装着してな
    るエンコーダーの取付構造。
JP5809093U 1993-10-27 1993-10-27 エンコーダーの取付構造 Pending JPH0729411U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5809093U JPH0729411U (ja) 1993-10-27 1993-10-27 エンコーダーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5809093U JPH0729411U (ja) 1993-10-27 1993-10-27 エンコーダーの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729411U true JPH0729411U (ja) 1995-06-02

Family

ID=13074252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5809093U Pending JPH0729411U (ja) 1993-10-27 1993-10-27 エンコーダーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729411U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285741A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Tdk Corp 回転検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285741A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Tdk Corp 回転検出装置

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