JPH0729402Y2 - ガスライター用ノズル - Google Patents

ガスライター用ノズル

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JPH0729402Y2
JPH0729402Y2 JP9214792U JP9214792U JPH0729402Y2 JP H0729402 Y2 JPH0729402 Y2 JP H0729402Y2 JP 9214792 U JP9214792 U JP 9214792U JP 9214792 U JP9214792 U JP 9214792U JP H0729402 Y2 JPH0729402 Y2 JP H0729402Y2
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fuel
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武 水谷
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武 水谷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、燃料ガスの流れによっ
て生じる負圧で外部から空気を吸引・混合して点火・燃
焼させるようにしたブンゼンバーナー式のガスライター
用ノズルに係り、詳しくは、燃料ガスの流出を音響的に
判断できるようにしたノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料タンクから供給された燃料ガスを細
孔から噴出させて高速のガス流を発生させ、このガス流
によって誘起される負圧で外部から空気を吸引して前記
ガス流を形成している燃料ガスに混合させた後に、この
混合気を拡散させて燃焼室内で点火するようにしたブン
ゼンバーナー式のガスライターノズルとしては、例えば
米国特許第3,844,707号明細書、実開昭61−
69660号公報、特開昭63−91431号公報など
に見られるようなものがある。
【0003】このような従来のブンゼンバーナー式のガ
スライターのノズルは、燃焼炎の形成によって燃料ガス
の流出を知ることができるのみであったために、点火し
ないまま多量の燃料ガスを流出させて浪費する可能性が
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実情に鑑
みてなされたものであり、燃料ガスの流出を音響的に判
断できるノズルを提供することにより、燃料ガスの浪費
を予防するとともに、ガスライターの安全性を改善する
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、細孔から噴出する燃料ガスの流れにより生
ずる負圧で外部から空気を吸引して前記燃料ガスに混合
させる混合筒を設け、前記混合気が衝突する上壁および
該混合気が流出する側孔を備えた拡散筒を前記混合筒の
上部に配設している。また、前記上壁の上面に共鳴空間
を形成する蓋板を設けるとともに、前記細孔に対向する
小孔を前記上壁および蓋板にそれぞれ設けたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】燃料タンクから供給された燃料ガスが細孔から
混合筒の内部に噴出すると、これによって負圧が誘起さ
れるために、混合筒内に空気が流入して前記燃料ガスと
混合する。燃料ガスと空気の混合気は拡散筒の上壁に衝
突して充分に拡散・混合される。このようにして充分に
拡散・混合された混合気は、拡散筒に設けた側孔から燃
焼筒に流入して例えば電子火花で着火され、拡散筒の上
壁に設けた小孔から共鳴室および蓋板に設けた小孔を経
て燃焼筒に流入した混合気とともに燃焼する。
【0007】上記のように拡散筒から共鳴室を経て燃焼
筒に流入するに際して、混合気は音響を発する。すなわ
ち、拡散筒の上壁に衝突した混合気は、その衝突エネル
ギで該上壁に設けた小孔から共鳴室に流入し、共鳴室か
ら蓋板に設けた小孔を経て燃焼筒に流入する。
【0008】そして、各小孔を通過する際に見られる気
柱の振動によって共鳴室の空気(混合気)が共鳴するため
に、燃料ガスが噴出している間は例えばピーという音が
発せられる。このために、燃料ガスが噴出しているか否
かを音響的に確認することができることになり、点火し
ないまま多量の燃料ガスを流出させてしまうという無駄
を排除して燃料ガスの浪費を予防できるとともに、ガス
ライターの安全性を改善できる。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本考案に係るガスライター用ノズルの
一実施例を示す断面図、図2は図1の分解斜視図、図3
は図1のノズルを備えたガスライターの具体例を示す断
面図であって、扁平な角筒状のケース(1)の上部に、該
ケース(1)の上面を開閉する蓋体(2)を配設している。
ケース(1)内には燃料タンク(3)と、本考案に係るノズ
ルを含むバーナー弁装置(4)と、圧電気発生装置(5)
と、前記バーナー弁装置(4)および圧電気発生装置(5)
を作動させる操作部材(6)をそれぞれ収容している。
【0010】バーナー弁装置(4)は、燃料タンク(3)に
設けた流量調整手段(7)と、該流量調整手段(7)に連結
されたノズル(8)を備えている。なお、流量調整手段
(7)は、燃料タンク(3)の下部に露出させた調整棒(9)
の回動にともなって図示しない多孔質の流量調整物質の
圧縮度を変化させることにより、てこ棒(10)で開閉操作
される開閉弁(11)に供給される燃料ガスの流量を増減制
御する従来公知の構造となっている。
【0011】ノズル(8)は、混合筒(12)の上部に燃焼筒
(13)を連設して構成されている。混合筒(12)の下部は可
撓性のパイプ(14)を介して前記開閉弁(11)に接続されて
おり、その内部に噴出板(15)を設けている。噴出板(15)
には前記パイプ(14)を経て供給された燃料ガスを噴出さ
せる細孔(16)を穿設することにより、この細孔(16)から
噴出される燃料ガスの流れで負圧を生じさせるようにし
ている。そして、この負圧により空気取入孔(17)から混
合筒(12)内に外部の空気を吸引して燃料ガスに混合させ
るようにしている。
【0012】燃料ガスと空気の混合気は、混合筒(12)の
上部に挿着した拡散筒(18)の上壁(19)に衝突して拡散・
混合される。そして、拡散筒(18)の側壁に設けた側孔(2
0)を経て燃焼筒(13)内に流出する。
【0013】ここに、前記拡散筒(18)の上端に蓋板(21)
を嵌着することにより、この蓋板(21)と拡散筒(18)の上
壁(19)で共鳴室(22)を形成している。そして、前記細孔
(16)に対向する小孔(23)(24)を上壁(19)および蓋板(21)
にそれぞれ形成することにより、上壁(19)に衝突した混
合気の一部を該上壁(19)に設けた小孔(23)から共鳴室(2
2)および小孔(24)を経て燃焼筒(13)内に流出させるよう
にしている。
【0014】一方、前記噴出板(15)の下部にフィルタ(2
5)を配設して燃料ガス中に含まれる異物を除去して細孔
(16)の目詰りを防止している。そして、これら噴出板(1
5)およびフィルタ(25)を混合筒(12)に設けた隔壁(26)の
下面に重合させてニップル(27)を螺挿し、該ニップル(2
7)にパイプ(14)の上端を接続して混合筒(12)を開閉弁(1
1)に連結している。
【0015】混合筒(12)は、アース板を兼ねるクランク
状の支持金具(28)の上辺水平部(29)に上方から挿入係止
されており、混合筒(12)の外周面に形成したフランジ(3
0)を前記上辺水平部(29)の上面に載置して位置決め保持
されている。また、この支持金具(28)の下辺水平部(図
示省略)を前記圧電気発生装置(5)の底部に接触させて
いる。
【0016】燃焼筒(13)は、耐熱性および断熱性に優れ
たセラミックによる円筒体で構成されており、その一側
外周面に凸部(31)を張出形成している。凸部(31)には前
記圧電気発生装置(5)の高圧側から延設したリード線(3
2)を挿入保持させており、このリード線(32)の先端を燃
焼筒(13)の内部において前記蓋板(21)の上端に対向させ
ることにより、高圧側放電電極を構成している。
【0017】また、燃焼筒(13)は混合筒(12)の上部に挿
入保持されている。そして、燃焼筒(13)の上端に口金(3
3)を取り付けることにより、燃焼筒(13)を抜止固定する
とともに、燃焼筒(13)の破損を予防するようにしてい
る。
【0018】なお、前記混合筒(12)、燃焼筒(13)および
口金(33)などを挿入保持する取付ブロック(34)の下端を
ビス(35)で燃料タンク(3)の上面に締付固定している。
(36)は蓋体(2)を取付ブロック(34)に蝶着するピン、(3
7)は蓋体(2)を開放位置および閉鎖位置にそれぞれ付勢
保持するピストン状の蓋制御部材、(38)は注入弁であ
る。
【0019】上記のように構成されたガスライターにお
いて、着火を行なうには、蓋体(2)を図3に二点鎖線で
示したように開放操作した後に操作部材(6)を押し下げ
る。操作部材(6)を押し下げると、圧電気発生装置(5)
が作動されるとともに、てこ棒(10)の左端が押し下げら
れる。すると、てこ棒(10)の右端が上昇するために、開
閉弁(11)が開弁されて燃料タンク(3)内の燃料ガスが流
出する。
【0020】流出した燃料ガスは、パイプ(14)、ニップ
ル(27)を通ってフィルタ(25)で異物を除去されつつ、噴
出板(15)の細孔(16)から混合筒(12)内に噴出される。細
孔(16)から噴出された燃料ガスの流れにより混合筒(12)
の内部に負圧が発生するために、空気取入口(17)から混
合筒(12)内に空気が吸引されて燃料ガスと混合される。
【0021】燃料ガスと空気の混合気は、拡散筒(18)内
を上昇して該拡散筒(18)の上壁(19)に衝突して充分に拡
散・混合されて側孔(20)から燃焼筒(13)内に流入して電
子火花で着火され、拡散筒(18)の上壁(19)に設けた小孔
(23)から共鳴室(22)および蓋板(21)に設けた小孔(24)を
経て燃焼筒(13)に流入した混合気とともに燃焼する。
【0022】上記のように拡散筒(18)から共鳴室(22)を
経て燃焼筒(13)に流入するに際して、混合気は音響を発
する。すなわち、拡散筒(18)の上壁(19)に衝突した混合
気は、その衝突エネルギで該上壁(19)に設けた小孔(23)
から共鳴室(22)に流入し、共鳴室(22)から蓋板(21)に設
けた小孔(24)を経て燃焼筒(13)に流入する。
【0023】そして、各小孔(23)(24)を通過する際に見
られる気柱の振動によって共鳴室(22)の空気(混合気)
が共鳴するために、燃料ガスが噴出している間は例えば
ピーという音が発せられる。従って、燃料ガスが噴出し
ているか否かを音響的に確認することができることにな
り、点火しないまま多量の燃料ガスを流出させてしまう
という無駄を排除して燃料ガスの浪費を予防できるとと
もに、ガスライターの安全性を改善できる。
【0024】なお、操作部材(6)の押下操作を解除する
と、操作部材(6)が上昇しててこ棒(10)が図示の状態に
戻されるために、開閉弁(11)が閉弁されて燃料ガスの流
出が停止されて消火される。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、燃料ガスの流出にともなって音響が発せられる
ために、この音響によって燃料ガスが流出しているか否
かを的確に判断することができる。よって、燃料ガスの
浪費を予防できるとともに、ガスライターの安全性を改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガスライター用ノズルの一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1のノズルを備えたガスライターの具体例を
示す断面図である。
【符号の説明】
(1) ケース (2) 蓋体 (3) 燃料タンク (4) バーナー弁装置 (5) 圧電気発生装置 (6) 操作部材 (7) 流量調整手段 (8) ノズル (9) 調整棒 (10) てこ棒 (11) 開閉弁 (12) 混合筒 (13) 燃焼筒 (14) パイプ (15) 噴出板 (16) 細孔 (17) 空気取入孔 (18) 拡散筒 (19) 上壁 (20) 側孔 (21) 蓋板 (22) 共鳴室 (23) 小孔 (24) 小孔 (25) フィルタ (26) 隔壁 (27) ニップル (28) 支持板 (29) 上辺水平部 (30) フランジ (31) 凸部 (32) リード線 (33) 口金 (34) 取付ブロック (35) ビス (36) ピン (37) 蓋制御部材 (38) 注入弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細孔から噴出する燃料ガスの流れにより
    生ずる負圧で外部から空気を吸引して前記燃料ガスに混
    合させる混合筒と、該混合筒の上部に配設され前記混合
    気が衝突する上壁および該混合気が流出する側孔を備え
    た拡散筒と、前記上壁の上面に共鳴空間を形成する蓋板
    を備え、前記細孔に対向する小孔を前記上壁および蓋板
    にそれぞれ設けたことを特徴とするガスライター用ノズ
    ル。
JP9214792U 1992-12-21 1992-12-21 ガスライター用ノズル Expired - Lifetime JPH0729402Y2 (ja)

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JPH0655043U JPH0655043U (ja) 1994-07-26
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