JPH0655043U - ガスライター用ノズル - Google Patents

ガスライター用ノズル

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JPH0655043U
JPH0655043U JP9214792U JP9214792U JPH0655043U JP H0655043 U JPH0655043 U JP H0655043U JP 9214792 U JP9214792 U JP 9214792U JP 9214792 U JP9214792 U JP 9214792U JP H0655043 U JPH0655043 U JP H0655043U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ガスの流出を音響的に確認できるノズル
を提供することにより、燃料ガスの浪費を予防するとと
もに、ガスライターの安全性を改善する。 【構成】 細孔(16)から噴出する燃料ガスの流れにより
生ずる負圧で外部から空気を吸引して前記燃料ガスに混
合させる混合筒(12)を設け、前記混合気が衝突する上壁
(19)および該混合気が流出する側孔(20)を備えた拡散筒
(18)を前記混合筒(12)の上部に配設する。前記上壁(19)
の上面に共鳴室(22)を形成する蓋板(21)を設けるととも
に、前記細孔(16)に対向する小孔(23)(24)を前記上壁(1
9)および蓋板(21)にそれぞれ設けたことにより、燃料ガ
スの流出にともなって音響を発するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料ガスの流れによって生じる負圧で外部から空気を吸引・混合し て点火・燃焼させるようにしたブンゼンバーナー式のガスライター用ノズルに係 り、詳しくは、燃料ガスの流出を音響的に判断できるようにしたノズルに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料タンクから供給された燃料ガスを細孔から噴出させて高速のガス流を発生 させ、このガス流によって誘起される負圧で外部から空気を吸引して前記ガス流 を形成している燃料ガスに混合させた後に、この混合気を拡散させて燃焼室内で 点火するようにしたブンゼンバーナー式のガスライターノズルとしては、例えば 米国特許第3,844,707号明細書、実開昭61−69660号公報、特開 昭63−91431号公報などに見られるようなものがある。
【0003】 このような従来のブンゼンバーナー式のガスライターのノズルは、燃焼炎の形 成によって燃料ガスの流出を知ることができるのみであったために、点火しない まま多量の燃料ガスを流出させて浪費する可能性があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、燃料ガスの流出を音響的に判 断できるノズルを提供することにより、燃料ガスの浪費を予防するとともに、ガ スライターの安全性を改善することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、細孔から噴出する燃料ガスの流れにより 生ずる負圧で外部から空気を吸引して前記燃料ガスに混合させる混合筒を設け、 前記混合気が衝突する上壁および該混合気が流出する側孔を備えた拡散筒を前記 混合筒の上部に配設している。また、前記上壁の上面に共鳴空間を形成する蓋板 を設けるとともに、前記細孔に対向する小孔を前記上壁および蓋板にそれぞれ設 けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
燃料タンクから供給された燃料ガスが細孔から混合筒の内部に噴出すると、こ れによって負圧が誘起されるために、混合筒内に空気が流入して前記燃料ガスと 混合する。燃料ガスと空気の混合気は拡散筒の上壁に衝突して充分に拡散・混合 される。このようにして充分に拡散・混合された混合気は、拡散筒に設けた側孔 から燃焼筒に流入して例えば電子火花で着火され、拡散筒の上壁に設けた小孔か ら共鳴室および蓋板に設けた小孔を経て燃焼筒に流入した混合気とともに燃焼す る。
【0007】 上記のように拡散筒から共鳴室を経て燃焼筒に流入するに際して、混合気は音 響を発する。すなわち、拡散筒の上壁に衝突した混合気は、その衝突エネルギで 該上壁に設けた小孔から共鳴室に流入し、共鳴室から蓋板に設けた小孔を経て燃 焼筒に流入する。
【0008】 そして、各小孔を通過する際に見られる気柱の振動によって共鳴室の空気(混 合気)が共鳴するために、燃料ガスが噴出している間は例えばピーという音が発 せられる。このために、燃料ガスが噴出しているか否かを音響的に確認すること ができることになり、点火しないまま多量の燃料ガスを流出させてしまうという 無駄を排除して燃料ガスの浪費を予防できるとともに、ガスライターの安全性を 改善できる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係るガ スライター用ノズルの一実施例を示す断面図、図2は図1の分解斜視図、図3は 図1のノズルを備えたガスライターの具体例を示す断面図であって、扁平な角筒 状のケース(1)の上部に、該ケース(1)の上面を開閉する蓋体(2)を配設してい る。ケース(1)内には燃料タンク(3)と、本考案に係るノズルを含むバーナー弁 装置(4)と、圧電気発生装置(5)と、前記バーナー弁装置(4)および圧電気発生 装置(5)を作動させる操作部材(6)をそれぞれ収容している。
【0010】 バーナー弁装置(4)は、燃料タンク(3)に設けた流量調整手段(7)と、該流量 調整手段(7)に連結されたノズル(8)を備えている。なお、流量調整手段(7)は 、燃料タンク(3)の下部に露出させた調整棒(9)の回動にともなって図示しない 多孔質の流量調整物質の圧縮度を変化させることにより、てこ棒(10)で開閉操作 される開閉弁(11)に供給される燃料ガスの流量を増減制御する従来公知の構造と なっている。
【0011】 ノズル(8)は、混合筒(12)の上部に燃焼筒(13)を連設して構成されている。混 合筒(12)の下部は可撓性のパイプ(14)を介して前記開閉弁(11)に接続されており 、その内部に噴出板(15)を設けている。噴出板(15)には前記パイプ(14)を経て供 給された燃料ガスを噴出させる細孔(16)を穿設することにより、この細孔(16)か ら噴出される燃料ガスの流れで負圧を生じさせるようにしている。そして、この 負圧により空気取入孔(17)から混合筒(12)内に外部の空気を吸引して燃料ガスに 混合させるようにしている。
【0012】 燃料ガスと空気の混合気は、混合筒(12)の上部に挿着した拡散筒(18)の上壁(1 9)に衝突して拡散・混合される。そして、拡散筒(18)の側壁に設けた側孔(20)を 経て燃焼筒(13)内に流出する。
【0013】 ここに、前記拡散筒(18)の上端に蓋板(21)を嵌着することにより、この蓋板(2 1)と拡散筒(18)の上壁(19)で共鳴室(22)を形成している。そして、前記細孔(16) に対向する小孔(23)(24)を上壁(19)および蓋板(21)にそれぞれ形成することによ り、上壁(19)に衝突した混合気の一部を該上壁(19)に設けた小孔(23)から共鳴室 (22)および小孔(24)を経て燃焼筒(13)内に流出させるようにしている。
【0014】 一方、前記噴出板(15)の下部にフィルタ(25)を配設して燃料ガス中に含まれる 異物を除去して細孔(16)の目詰りを防止している。そして、これら噴出板(15)お よびフィルタ(25)を混合筒(12)に設けた隔壁(26)の下面に重合させてニップル(2 7)を螺挿し、該ニップル(27)にパイプ(14)の上端を接続して混合筒(12)を開閉弁 (11)に連結している。
【0015】 混合筒(12)は、アース板を兼ねるクランク状の支持金具(28)の上辺水平部(29) に上方から挿入係止されており、混合筒(12)の外周面に形成したフランジ(30)を 前記上辺水平部(29)の上面に載置して位置決め保持されている。また、この支持 金具(28)の下辺水平部(図示省略)を前記圧電気発生装置(5)の底部に接触させ ている。
【0016】 燃焼筒(13)は、耐熱性および断熱性に優れたセラミックによる円筒体で構成さ れており、その一側外周面に凸部(31)を張出形成している。凸部(31)には前記圧 電気発生装置(5)の高圧側から延設したリード線(32)を挿入保持させており、こ のリード線(32)の先端を燃焼筒(13)の内部において前記蓋板(21)の上端に対向さ せることにより、高圧側放電電極を構成している。
【0017】 また、燃焼筒(13)は混合筒(12)の上部に挿入保持されている。そして、燃焼筒 (13)の上端に口金(33)を取り付けることにより、燃焼筒(13)を抜止固定するとと もに、燃焼筒(13)の破損を予防するようにしている。
【0018】 なお、前記混合筒(12)、燃焼筒(13)および口金(33)などを挿入保持する取付ブ ロック(34)の下端をビス(35)で燃料タンク(3)の上面に締付固定している。(36) は蓋体(2)を取付ブロック(34)に蝶着するピン、(37)は蓋体(2)を開放位置およ び閉鎖位置にそれぞれ付勢保持するピストン状の蓋制御部材、(38)は注入弁であ る。
【0019】 上記のように構成されたガスライターにおいて、着火を行なうには、蓋体(2) を図3に二点鎖線で示したように開放操作した後に操作部材(6)を押し下げる。 操作部材(6)を押し下げると、圧電気発生装置(5)が作動されるとともに、てこ 棒(10)の左端が押し下げられる。すると、てこ棒(10)の右端が上昇するために、 開閉弁(11)が開弁されて燃料タンク(3)内の燃料ガスが流出する。
【0020】 流出した燃料ガスは、パイプ(14)、ニップル(27)を通ってフィルタ(25)で異物 を除去されつつ、噴出板(15)の細孔(16)から混合筒(12)内に噴出される。細孔(1 6)から噴出された燃料ガスの流れにより混合筒(12)の内部に負圧が発生するため に、空気取入口(17)から混合筒(12)内に空気が吸引されて燃料ガスと混合される 。
【0021】 燃料ガスと空気の混合気は、拡散筒(18)内を上昇して該拡散筒(18)の上壁(19) に衝突して充分に拡散・混合されて側孔(20)から燃焼筒(13)内に流入して電子火 花で着火され、拡散筒(18)の上壁(19)に設けた小孔(23)から共鳴室(22)および蓋 板(21)に設けた小孔(24)を経て燃焼筒(13)に流入した混合気とともに燃焼する。
【0022】 上記のように拡散筒(18)から共鳴室(22)を経て燃焼筒(13)に流入するに際して 、混合気は音響を発する。すなわち、拡散筒(18)の上壁(19)に衝突した混合気は 、その衝突エネルギで該上壁(19)に設けた小孔(23)から共鳴室(22)に流入し、共 鳴室(22)から蓋板(21)に設けた小孔(24)を経て燃焼筒(13)に流入する。
【0023】 そして、各小孔(23)(24)を通過する際に見られる気柱の振動によって共鳴室(2 2)の空気(混合気)が共鳴するために、燃料ガスが噴出している間は例えばピー という音が発せられる。従って、燃料ガスが噴出しているか否かを音響的に確認 することができることになり、点火しないまま多量の燃料ガスを流出させてしま うという無駄を排除して燃料ガスの浪費を予防できるとともに、ガスライターの 安全性を改善できる。
【0024】 なお、操作部材(6)の押下操作を解除すると、操作部材(6)が上昇しててこ棒 (10)が図示の状態に戻されるために、開閉弁(11)が閉弁されて燃料ガスの流出が 停止されて消火される。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、燃料ガスの流出にともなって 音響が発せられるために、この音響によって燃料ガスが流出しているか否かを的 確に判断することができる。よって、燃料ガスの浪費を予防できるとともに、ガ スライターの安全性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガスライター用ノズルの一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1のノズルを備えたガスライターの具体例を
示す断面図である。
【符号の説明】
(1) ケース (2) 蓋体 (3) 燃料タンク (4) バーナー弁装置 (5) 圧電気発生装置 (6) 操作部材 (7) 流量調整手段 (8) ノズル (9) 調整棒 (10) てこ棒 (11) 開閉弁 (12) 混合筒 (13) 燃焼筒 (14) パイプ (15) 噴出板 (16) 細孔 (17) 空気取入孔 (18) 拡散筒 (19) 上壁 (20) 側孔 (21) 蓋板 (22) 共鳴室 (23) 小孔 (24) 小孔 (25) フィルタ (26) 隔壁 (27) ニップル (28) 支持板 (29) 上辺水平部 (30) フランジ (31) 凸部 (32) リード線 (33) 口金 (34) 取付ブロック (35) ビス (36) ピン (37) 蓋制御部材 (38) 注入弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細孔から噴出する燃料ガスの流れにより
    生ずる負圧で外部から空気を吸引して前記燃料ガスに混
    合させる混合筒と、該混合筒の上部に配設され前記混合
    気が衝突する上壁および該混合気が流出する側孔を備え
    た拡散筒と、前記上壁の上面に共鳴空間を形成する蓋板
    を備え、前記細孔に対向する小孔を前記上壁および蓋板
    にそれぞれ設けたことを特徴とするガスライター用ノズ
    ル。
JP9214792U 1992-12-21 1992-12-21 ガスライター用ノズル Expired - Lifetime JPH0729402Y2 (ja)

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JPH0729402Y2 JPH0729402Y2 (ja) 1995-07-05

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