JPH02169904A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液体燃料燃焼装置の改良に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は従来の液体燃料の燃焼装置の要部断面図で、図
中１は気化器、２は気化室、３はスロート、４はヒータ
、５は給油管、６はノズル、６ａはノズル孔、７は連通
バイブ、８はニードルバイブ、９はニードル、１０は電
磁弁、１１は弁、１２はサーミスタ、１３は空気取入れ
孔、１４は送油管、１５は給油ポンプ、１６は浦タンク
、１７は炎孔板、１８は送風機、１９は燃焼筒、２０は
２次空気孔、２１は燃焼室、２２は機体ケーシング、２
３は底板、２４は火炎、２５は空気、２６は燃焼ガス、
２７は温風混合室である。

図にみるように、気化器１は内部に円環状の気化室２と
気化室２を加熱するためのヒータ４を備え、気化室２の
内側に筒状のスロート３を擁してなるものである。スロ
ート３の下部にはノズル孔６ａを備えたノズル６が固着
され、ノズル６内には電磁弁１０及び弁１１により上下
に移動するニードル９が装むされている。またノズル６
と気化室２とを連通する連通バイブ７が配置され、気化
器１の温度を検出するためのサーミスタ１２が取り付け
られている。さらに給油管５は送油管１４及び送油ポン
プ１５を介し油タンク１６に接続されている。スロート
３を囲繞して炎孔板１７が、また炎孔板１７の外側には
燃焼筒１９が配設されており、さらにその外側に送風機
１８が配置されている。従来の液体燃料燃焼装置は上記
のように構成されている。

次に動作について述べる。油タンク１６より送油ポンプ
１５により送油管１４、給油管５を介して気化室２に送
られた液体燃料は、ヒータ４により２００〜３００℃に
加熱された気化室壁により気化し燃料ガスとなる。同時
に電磁弁１ｏが停止し弁１１が閉じ、ニードル９が下方
に移動するので、ノズル孔６ａが開き、気化室２内の燃
料ガスは連通バイブ７を介してノズル孔６ａよりスロー
ト３内に噴出する。この時ノズル孔６ａより噴出する燃
料ガスの運動量により周囲の空気が空気取入れ孔１３よ
り流入し、燃料ガスと混合して燃焼し、炎孔板１７上に
火炎２４を形成する。一方送風機１８により供給される
空気２５は、２次空気孔２０より燃焼室２１内に流入し
、火炎２４中の未燃分と燃焼し燃焼ガス２６となり、温
風混合室２７を経て機体外へ排出する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記液体燃料燃焼装置において、燃料を完全燃焼させて
一酸化炭素の含有量を最小とした排ガス特性を得るため
には、燃料と空気との混合比、特に火炎と２次空気との
混合比を適切な値にすることが必要である。しかし従来
装置にあっては、燃焼筒１９の上部に、送風機１８から
供給される空気を流入させるための空気取入れ口がなく
、燃焼室２１への２次空気の流入は燃焼筒下部の２次空
気孔２０のみに頼っているため、２次空気孔２０が埃な
どによって閉塞された場合、２次空気２５が不足して不
完全燃焼を起こし、人体に有害な一酸化炭素ガスの排出
をみるなどの問題点を有していた。

本発明は従来装置の上記問題点を解消するためになされ
たもので、火炎を乱すことなく火炎に十分な２次空気を
供給することの可能な、排ガス特性の優れた液体燃料燃
焼装置を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る液体燃料燃焼装
置は、燃焼筒の上部で燃焼筒前方の温風吹き出し口より
低い位置に、空気流入口を形成し、送風機から供給され
る２次空気を、燃焼筒前方の壁に沿って燃焼室内へ流入
させるよう構成した。

［作用］ 液体燃料燃焼装置を上記のように構成したので、送風機
から供給される２次空気が燃焼室内に充分量流入し、２
次空気と火炎との接触混合が適切に行われることとなり
、排ガス特性も優れたものとなった。

［発明の実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す液体燃料燃焼装置の断
面図、第２図は燃焼筒のａは平面図、ｂは背面図、Ｃは
側面図で、図中１〜２７は従来装置と同一部品、２８は
空気流入口である。

第２図に示すように、燃焼筒１９の両方の側板の上部に
空気流入口２８を形成した。この結果送風機１８の供給
する空気２５は、第１図に示すように、空気流入口２８
より燃焼筒１９内に流入し、燃焼筒の前方の壁１９ａに
沿って降下し火炎２４と接触混合する。２次空気２５は
燃焼筒側部の上部から流入し、前方の壁１９ａに沿って
降下するので、燃焼室内の火炎２４を乱さない。２次空
気孔２０から流入する２次空気に加えて燃焼筒上部から
も送風機の２次空気が燃焼筒１９内に流入するので、火
炎と２次空気との混合比が適切な値をとることとなり、
完全燃焼が行われる。その結果排ガス特性は一酸化炭素
の含有量を最小とした優れたものとなる。

なお燃焼筒に形成した空気流入口２８の形状は本実施例
の切欠きに限定するものでなく、その位置も多少の変更
は差し支えない。

［発明の効果］ 本発明に係る液体燃料燃焼装置は、その燃焼筒の上部に
送風機の二次空気を燃焼室内に流入させるための空気流
入口を備えたので、燃焼室内の火炎に対する二次空気の
供給量を適切かつ安定なものとし、火炎を乱すことなく
完全燃焼を可能ならしめた。その結果排出ガス中の一酸
化炭素はいかなる条件の下でも極小に押さえられるとい
う優れた効果を挙げることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である液体燃料の燃焼装置の
断面図、第２図（ａ）はその燃焼筒の平面図、同（ｂ）
は背面図、（ｃ）は側面図、第３図は従来の液体燃料の
燃焼装置の断面図である。 図中１は気化器、２は気化室、３はスロート、４はヒー
タ、５は給油管、６はノズル、６ａはノズル孔、７は連
通バイブ、８はニードルバイブ、９はニードル、１０は
電磁弁、１１は弁、１２はサーミスタ、１３は空気取入
れ孔、１４は送油管、１５は給油ポンプ、１６は油タン
ク、１７は炎孔板、１８は送風機、１９は燃焼筒、２０
は２次空気孔、２１は燃焼室、２２は機体ケーシング、
２３は底板、２４は火炎、２５は空気、２６は燃焼ガス
、２７は温風混合室、２８は空気流入口である。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 液体燃料の供給装置と、液体燃料を気化し燃焼させる燃
   焼器とを備え、該燃焼器を囲繞する燃焼筒と、さらに該
   燃焼筒を囲繞しその外面に送風機を配した温風混合室に
   より構成される液体燃料燃焼装置において、 上記燃焼室の上端の少なくとも一部を燃焼ガスの吹出口
   より下方まで切り欠くまたは孔をあけることにより、上
   記送風機からの送風の一部を上記燃焼筒の上方から流入
   させた ことを特徴とする液体燃料燃焼装置。