JPH07294018A - 屋外燃焼型暖房機 - Google Patents

屋外燃焼型暖房機

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JPH07294018A
JPH07294018A JP6084894A JP8489494A JPH07294018A JP H07294018 A JPH07294018 A JP H07294018A JP 6084894 A JP6084894 A JP 6084894A JP 8489494 A JP8489494 A JP 8489494A JP H07294018 A JPH07294018 A JP H07294018A
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JP
Japan
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exhaust gas
air
opening
indoor air
indoor
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Application number
JP6084894A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nakamura
三男 中村
Yasunori Kurahashi
安則 倉橋
Takao Morizaki
隆雄 森崎
Toshihiko Makino
寿彦 牧野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外に設置され、室内暖房をする屋外燃焼型
暖房機において、簡単な構造で排気ガスが室内へ流入す
ることのない安全性の高い機能を得る。 【構成】 下部に室内24と直結された給気口27と燃
焼器44用の燃焼空気取入口31、上部に室内24と直
結された吹出口32と排気ガス排出口35を設けた屋外
燃焼型暖房機26の外筐25内を室内空気風路37と排
気ガス風路38とを設ける。そして、この2つの風路3
7、38に跨るように仕切板40と一体に成形され受熱
フィン42と放熱フィン43とからなる熱交換器39を
設置する。また、給気口27には送風用の送風機46を
設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の外壁に装着さ
れ、室内へ温風を送る屋外燃焼型暖房機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開昭61−202046
号公報に示された従来の屋外燃焼型暖房機を示す断面図
であり、図において1は屋外燃焼型暖房機2の本体、3
はこの本体の下部に設けられた燃焼室で、側壁に空気穴
4を有し、ガスを燃焼させる燃焼器5が設けられてい
る。6はこの燃焼室の上方に設けられた熱交換器、7,
8は家屋9の外壁10に穿設された室内空気吸込口と室
内空気吐出口、11はこの室内空気吸入口7より室内空
気吐出口8へと連通される室内空気風路であり、上記本
体1内に略コ字形に設けられ、上記熱交換器6がこの風
路11内に位置する。
【0003】12は送風機で、上記室内空気風路11内
に設けられ、室内空気吸入口7より室内空気吐出口8へ
の送風を行う。13は排気ガス風路で、熱交換器6上方
より本体1外壁に設けられた排ガス吐出口14及び上記
空気穴4と連通され、吸引作用は上記送風機12に連設
された排ガス送風羽根15でなされるものである。
【0004】従来の屋外燃焼型暖房機は上記のように構
成され、送風機12を運転させることで排ガス送風羽根
15が回転、空気穴4より取入れられた屋外空気と燃料
が燃焼器5で燃焼し、排ガスは熱交換器6を通り、排気
ガス風路13を経て排ガス吐出口14より排出される。
一方、送風機12の運転で、室内空気が室内空気吸入口
7から取入れられ室内空気風路11を通り、熱交換器6
で排気ガスと熱交換される。そして、熱交換により発生
した温風は室内空気風路11を経て室内空気吐出口8よ
り室内に放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋外燃焼型暖房
機は以上のように構成されているので、熱交換器6の熱
交換能力を確保するには熱交換表面積を広く取り熱伝達
率を上げなければならなく、気流の流れを乱流にする構
造が必要となり、その為排気ガス風路13が細分化さ
れ、複雑な構造となり、さらに排気ガス風路13の圧力
損失が大きくなるという課題があった。
【0006】また、排気ガス風路13に専用の送風部分
を有しており、製品コストが高価になるという課題があ
った。
【0007】また、排気ガス風路13が細分化されるこ
とで構造的に接合部分が多くなり、この接合部分より排
気ガス漏れが発生しやすく、室内空気風路11との遮断
性が困難となり、室内空気の汚染及び中毒事故が発生す
る危険性が有る課題があった。
【0008】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、熱交換器の熱交換能力を確保するのに排気
ガス風路を細分化することなく、さらに排気ガス風路に
専用の送風部分を有することがなく、構造が簡単で、安
全、且つ安価な屋外燃焼型暖房機を得ることを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る屋外燃焼
型暖房機は、下部に室内と連通された給気口と燃焼空気
取入口、上部に室内と連通された吹出口と排気ガス排出
口とを備えた外筐と、この外筐内で仕切板を介して上記
給気口から上記吹出口と連通され形成された室内空気風
路及び上記燃焼空気取入口から上記排気ガス排出口と連
通され形成された排気ガス風路と、この排気ガス風路と
上記室内空気風路とを跨るように配設された熱交換器
と、上記排気ガス風路で上記熱交換器の下部に配設され
た燃焼器とからなるものである。
【0010】また、室内空気風路内の圧力を排気ガス風
路内の圧力より高くしたものである。
【0011】また、外筐内を室内空気風路と排気ガス風
路とに仕切る仕切板を熱交換器と一体に設けたものであ
る。
【0012】また、熱交換器を複数のフィンより形成す
るとともに、フィンを室内空気風路及び排気ガス風路内
で送風方向に対し傾斜を付けたものである。
【0013】また、熱交換器を形成するフィンを鋼板で
形成したものである。
【0014】また、室内空気風路に給気口から吹出口へ
と送風を行う送風機を設けたものである。
【0015】また、室内空気風路の入口側に第1の開口
を設けるとともに、この第1の開口を任意に開閉する過
熱防止ダンパーを設けたものである。
【0016】また、室内空気風路の出口側に第2の開口
を設けるとともに、この第2の開口を任意に開閉する過
熱防止ダンパーを設けたものである。
【0017】また、室内空気風路の入口側に第1の開
口、出口側に第2の開口を設けるとともに、この第1の
開口、第2の開口を任意に開閉する過熱防止ダンパーを
設けたものである。
【0018】
【作用】上記のように構成された屋外燃焼型暖房機にお
いては、外筐内を室内空気風路と排気ガス風路とに仕切
り、この2つの風路に跨るように熱交換器を配設し、燃
焼器により排気ガス風路側から室内空気風路側へ熱伝導
させることで、下部の給気口より上部の吹出口へと温風
がドラフト作用で流れ、さらに排気ガス風路側において
もドラフト作用で排気ガスが排気ガス排出口へと流れ
る。
【0019】また、室内空気風路内の圧力が排気ガス風
路内の圧力より高いので、排気ガス風路の排気ガスが室
内空気風路に流入することがない。
【0020】また、外筐内を仕切る仕切板を熱交換器と
一体に設けたことで、仕切板と熱交換器との接続部分が
なくなり、室内空気風路と排気ガス風路における気流の
混入がなくなり、熱伝達性がよくなる。
【0021】また、熱交換器をフィンにて形成し、この
フィンを室内空気風路及び排気ガス風路内で送風方向に
対し傾斜を付けたことで、フィンの表面積が大きくなる
とともに、排気ガスの流速が速くなり、熱伝達率を向上
させる。
【0022】また、フィンを鋼板で形成したことで、フ
ィンの耐熱性がよくなり高温状態で使用が可能となる。
【0023】また、室内空気風路内に送風機を設けたこ
とで室内空気風路の送風性能が上がり、熱交換効率及び
暖房効率が向上される。
【0024】また、室内空気風路の入口側に任意に開閉
される過熱防止ダンパーに覆われた第1の開口を設けた
ことで、燃焼器への燃料の過入力及び給気口が塞がれる
ことよりの室内空気風路内の空気量減少による外筐内温
度の異常上昇に対して過熱防止ダンパーを開とし、外筐
内温度を下げることができる。
【0025】また、室内空気風路の出口側に任意に開閉
される過熱防止ダンパーに覆われた第2の開口を設けた
ことで、燃焼器への燃料の過入力及び室内空気風路内の
空気量減少による外筐内温度の異常上昇に対して過熱防
止ダンパーを開とし、外筐内温度を下げることができ
る。
【0026】また、室内空気風路の入口側の第1の開
口、出口側に第2の開口を設け、これらの各開口に任意
に開閉できる過熱防止ダンパーを設けたことで、燃料の
過入力及び給気口が塞がれることによりの室内空気風路
の空気量減少による外筐内温度の異常上昇に対して入口
側、出口側の過熱防止ダンパーを開として、外筐内温度
を下げることができる。
【0027】
【実施例】
実施例1.図1〜図3はこの発明の実施例1を示す図で
あり、図において20は家屋21の外壁、22はこの外
壁に穿設された室内吸入口、23はこの室内吸入口の上
方に位置するよう外壁20に穿設された室内吐出口、2
4は家屋21の室内、25は屋外燃焼型暖房機26の外
筐、27はこの外筐の下部28の側壁に設けられた給気
口で、室内24と連通されるよう先端に上記室内吸入口
22と嵌着されるダクトA29が突設され、その先端に
はグリル30が装着されている。
【0028】31は給気口27と逆方向に位置するよう
外筐25の下部28の下端に設けられた燃焼空気取入
口、32は外筐25の上部33側壁に設けられた吹出口
で、ダクトB34が先端に装着され、このダクトB34
が上記室内吐出口23に嵌着されることにて吹出口32
は室内24と連通されている。35は外筐25の上部3
3にて燃焼空気取入口31のほぼ真上に位置するよう設
けられた排気ガス排出口で、その先端には煙突36が連
設されている。37は室内空気風路で、外筐25内にて
給気口27と吹出口32とを連通して形成される。38
は排気ガス風路で、外筐25内にて燃焼空気取入口31
と排気ガス排出口35とを連通して形成される。
【0029】39は熱交換器で、外筐25を中央にて二
分割するよう中央に仕切板40を有し、この仕切板より
上記室内空気通路37と排気ガス風路38とを跨るとと
もに、各通路の送風方向と平行、且つ所定間隔で、複数
のフィン41が一体に突設されてなる。なお、上記フィ
ンは排気ガス風路に位置する受熱フィン42と室内空気
風路37に位置する放熱フィン43より構成され、仕切
板40も含めいずれも熱伝導率の高いアルミニウムで成
形されている。また、仕切板40は外筐25内上・下端
に隙間を発生することのないよう当接されているもので
ある。
【0030】44は燃焼器で、排気ガス風路38の熱交
換器39と燃焼空気取入口31との間に配設され、例え
ばガスが燃焼空気取入口31より取り入れた屋外空気と
混合され、燃焼される。45は圧力調整板で、外筐25
の吹出口32の内側に装着され、吹出口32の内径を小
径に絞るよう吹出口32より小径の穴45aが穿設され
た板よりなる。なお、この圧力調整板により室内空気風
路37の圧力が排気ガス風路38の圧力より高くなり、
排気ガス風路38より室内空気風路37へ排気ガスが流
入することはない。
【0031】46は送風機で、電動機47とこの電動機
の回転軸48に装着されたプロペラファン49よりな
り、上記給気口27内にてベルマウス50を有して配設
され、給気口27から吹出口32への送風作用をするも
のである。
【0032】上記のように構成された実施例1における
屋外燃焼型暖房機においては、燃焼器44で燃料と燃焼
空気取入口31より取り入れられた屋外空気とが混合さ
れ、燃焼作用がなされる。この燃焼作用にての燃焼ガス
の温度と外筐25の外の温度との温度差及び燃焼器44
と排気ガス排出口35の高さの差の位置関係により生ず
る通気力(ドラフト)で燃焼による排気ガスは排気ガス
風路35を上昇し、熱交換器39の受熱フィン42を加
熱する。そして、排気ガスの熱は受熱フィン42から温
度の低い放熱フィン43へ伝導される。熱交換作用を行
った排気ガスは排気ガス風路38を通過し、排気ガス排
出口35の煙突36より屋外へ排出される。この場合、
排気ガス風路38内の受熱フィン42は排気ガスの流れ
る方向に対して平行である為、排気ガスの流れが乱れる
ことなく圧力損失が極めて小さい。これにより、通気力
のみで排気ガスの排出が可能となり、従来技術のような
排ガス送風羽根等の送風装置が不要となる。
【0033】一方、燃焼器44での燃焼と同時に送風機
46を運転させることで、室内24の空気が室内吸込口
22を経て、給気口27より室内空気風路37へ取り込
まれる。そして、上記空気は室内空気風路37内にて受
熱フィン42からの熱伝導により加熱された放熱フィン
43にて熱交換され加熱される。加熱された空気は圧力
調整板45を経て吹出口32より室内吐出口22に到
り、室内24に放出され、室内暖房がなされる。この場
合、室内空気風路37に設けられた圧力調整板45によ
り暖房機26の運転中は常に排気ガス風路38より室内
空気風路37の方が高い為、排気ガスが室内空気風路3
7に流入することはない。
【0034】実施例2.なお、上記実施例1で受熱フィ
ン42及び放熱フィン43をそれぞれの風路37、38
の送風方向に平行で形成したが、実施例2では図4に示
すように受熱フィン42を排気ガス風路38の送風方向
に対し傾斜を付けたものである。すなわち、外筐25の
下部28である排気ガス風路38の上流側より上部33
である下流側が狭幅とするフィンピッチを形成してい
る。これにより、受熱フィン42間の排気ガスの流速が
上がり受熱フィン42の下流側への熱伝導率で上がり、
この作用で下流側における排気ガス温度降下による熱伝
導量の低下が阻止できる。これより受熱フィン42の下
流側でも上流側と近い熱伝導量が得られ、効率の良い熱
交換器39が得られる。また、本実施例では受熱フィン
42について説明したが、放熱フィン43についても受
熱フィン42と同じ構造にしてもよく、放熱フィン43
の熱伝達率を上げる効果が得られる。
【0035】実施例3.また、上記実施例1では仕切板
40、受熱フィン42及び放熱フィン43をアルミニウ
ムで一体成形にて形成したが、図5に示すように耐熱処
理を施した例えば冷間圧延鋼板で伝熱板60を室内空気
風路37、排気ガス風路38に跨る寸法で形成する。さ
らに、同材料で室内空気風路37及び排気ガス風路38
に外筐25内を仕切る隔壁板61を設け、上記伝熱板6
0を複数枚とこの隔壁板とを櫛状に組み合せ熱交換器3
9を形成してもよい。熱交換器39の製作が成形方法に
て比べ安価になる。また、高温状態で使える鋼板の性質
より耐熱性が良く、熱交換効率も向上される。
【0036】実施例4.図6はこの発明の実施例4を示
す図であり、図において70は外筐25の室内空気通路
37の入口側である下部28に穿設された第1の開口、
71はこの第1の開口を任意に開閉する過熱防止ダンパ
ーで、駆動装置72の上下スライド軸73に連結され、
その上下スライド機構で第1の開口70を開閉する。7
4は上記駆動装置72を支承するカバー、75は温度検
知装置で、上記駆動装置72と接続された例えば温度セ
ンサーよりなり仕切板40の室内空気風路37側に装着
され、室内空気風路37内が設定温度以上になると上記
駆動装置72へ信号を送り、過熱防止ダンパー71を開
とし、さらに設定温度以下になると駆動装置72へ過熱
防止ダンパー71閉の信号を送るものである。
【0037】上記のように構成された実施例4における
屋外燃焼型暖房機においては、運転時燃料の過入力ある
いは室内吸込口22が塞がれた場合等により外筐25内
の温度が異常に上昇した場合、温度検知装置75により
異常温度を検知、この装置75より駆動装置72に信号
が送られ、過熱防止ダンパー71が上下スライド軸73
の下降にて第1の開口70を開状態とする。そして、第
1の開口70へ屋外空気を取り込み、あるいは外筐25
内空気を放出し、外筐25内を冷却する。さらに、冷却
により外筐25内の温度が下がると温度検知装置75に
より過熱防止ダンパー71は駆動装置72で上昇され、
第1の開口70を閉じる。これにより、室内24へ異常
温度時の熱風が流入することなく、さらに暖房機26自
体の保護もできるので、より安全な暖房機26が得られ
る。
【0038】実施例5.図7はこの発明の実施例5を示
す図であり、上記実施例4では過熱防止ダンパー71を
室内空気風路37の入口側に設けたが、本実施例では出
口側に設けたものである。すなわち、外筐25の室内空
気風路37の出口側である上部33に第2の開口80を
設ける。この第2の開口に実施例4と同様にカバー7
4、上下スライド軸73を有する駆動装置72を設け、
この駆動装置72に第2の開口80を開閉する過熱防止
ダンパー71を装着する。さらに、実施例4と同様に駆
動装置72は温度検知装置75と連動されている。
【0039】このように構成され、燃料の過入力や室内
吸入口22が塞がれた場合等により外筐25の温度が異
常に上昇した場合、温度検知装置75の信号で過熱防止
ダンパー71が移動し第2の開口80を開状態とする。
これにより、外筐25内の熱が第1の開口80より上方
へ放出されるが、ドラフト効果より室内空気風路37の
入口側に設けた場合に比べ、放熱量は大きく外筐25の
冷却時間は短くなる。
【0040】実施例6.図8はこの発明の実施例6を示
す図であり、実施例4、5では過熱防止ダンパー71を
有する第1の開口70及び第2の開口80をそれぞれ別
々に設けたが、本実施例では上記各開口70、80を同
時に設けたもので、外筐25の異常温度上昇時の冷却作
用を2方向より実施し、熱風を室内24に取り込むこと
なく冷却作用を確実に、且つ短時間に行うことができる
ものである。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、外筐内
を室内空気風路と排気ガス風路とに仕切り、この2つの
風路に跨るように熱交換器を配設し、燃焼器により排気
ガス風路側より室内空気風路側へ熱伝導させることで、
下部の給気口より上部の吹出口へと温風がドラフト作用
で流れ、さらに排気ガス風路側においてもドラフト作用
で排気ガスが排気ガス排出口へと流れ、排気ガス用送風
機を不要とする。簡単な構造で安価な暖房機を得ること
ができる。
【0042】また、室内空気風路内の圧力が排気ガス風
路内の圧力より高いので、排気ガス風路の排気ガスが室
内空気風路に流入することがなく、排気ガスが室内に入
ることのない安全な暖房機を得ることができる。
【0043】また、外筐内を仕切る仕切板を熱交換器と
一体に設けたことで、仕切板と熱交換器との接続部分が
なくなり、室内空気風路と排気ガス風路における気流の
混入がなくなるとともに、熱伝達性が向上され、熱交換
効率がよくなる。
【0044】また、熱交換器をフィンにて形成し、この
フィンを室内空気風路及び排気ガス風路内で送風方向に
対し傾斜を付けたことで、フィンの表面積が大きくなる
とともに、排気ガスの流速が速くなり、熱交換器の出口
側の温度低下が抑制され、熱伝達率を向上させることが
できる。
【0045】また、フィンを鋼板で形成したことより、
高温時での使用が可能となり、熱効率がよいとともに、
熱交換器を低コストで製作することができる。
【0046】また、室内空気風路内に送風機を設けたこ
とで室内空気風路の送風性能が上がり、熱交換効率及び
暖房効率が向上できる。
【0047】また、室内空気風路の入口側に任意に開閉
される過熱防止ダンパーに覆われた第1の開口を設けた
ことで、燃焼器への燃料の過入力及び給気口が塞がれる
ことによりの室内空気風路内の空気量減少による外筐内
温度の異常上昇に対して過熱防止ダンパーを開とし、外
筐内温度を下げ、製品の保護と安全性の向上が図れる。
【0048】また、室内空気風路の出口側に任意に開閉
される過熱防止ダンパーに覆われた第2の開口を設けた
ことで、外筐内温度の異常上昇に対して過熱防止ダンパ
ーを開としての外筐内冷却作用が上方へのドラフト作用
を用いて短時間にできる。
【0049】また、室内空気風路の入口側の第1の開
口、出口側に第2の開口を設け、これらの各開口に任意
に開閉できる過熱防止ダンパーを設けたことで、外筐内
温度の異常上昇に対して入口側、出口側の過熱防止ダン
パーを開とした外筐内冷却作用が製品の上・下部にて同
時にでき、より確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す取付断面図である。
【図2】この発明の実施例1を示す取付上面断面図であ
る。
【図3】この発明の実施例1を示す取付斜視図である。
【図4】この発明の実施例2を示す部分断面図である。
【図5】この発明の実施例3を示す上面断面図である。
【図6】この発明の実施例4を示す取付断面図である。
【図7】この発明の実施例5を示す取付断面図である。
【図8】この発明の実施例6を示す取付断面図である。
【図9】従来の屋外燃焼型暖房機の取付断面図である。
【符号の説明】
24 室内 25 外筐 27 給気口 28 下部 31 燃焼空気取入口 32 吹出口 33 上部 35 排気ガス排出口 37 室内空気風路 38 排気ガス風路 39 熱交換器 40 仕切板 41 フィン 44 燃焼器 46 送風機 70 第1の開口 71 過熱防止ダンパー 80 第2の開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 寿彦 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式会 社中津川製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に室内と連通された給気口と燃焼空
    気取入口、上部に室内と連通された吹出口と排気ガス排
    出口とを備えた外筐と、この外筐内で仕切板を介して上
    記給気口から上記吹出口と連通され形成された室内空気
    風路及び上記燃焼空気取入口から上記排気ガス排出口と
    連通され形成された排気ガス風路と、この排気ガス風路
    と上記室内空気風路とを跨るように配設された熱交換器
    と、上記排気ガス風路で上記熱交換器の下部に配設され
    た燃焼器とからなることを特徴とする屋外燃焼型暖房
    機。
  2. 【請求項2】 室内空気風路内の圧力を排気ガス風路内
    の圧力より高くしたことを特徴とする請求項1記載の屋
    外燃焼型暖房機。
  3. 【請求項3】 外筐内を室内空気風路と排気ガス風路と
    に仕切る仕切板を熱交換器と一体に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の屋外燃焼型暖房機。
  4. 【請求項4】 熱交換器を複数のフィンより形成すると
    ともに、フィンを室内空気風路及び排気ガス風路内で送
    風方向に対し傾斜を付けたことを特徴とする請求項1記
    載の屋外燃焼型暖房機。
  5. 【請求項5】 熱交換器を形成するフィンを鋼板で形成
    したことを特徴とする請求項4記載の屋外燃焼型暖房
    機。
  6. 【請求項6】 室内空気風路に給気口から吹出口へと送
    風を行う送風機を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の屋外燃焼型暖房機。
  7. 【請求項7】 室内空気風路の入口側に第1の開口を設
    けるとともに、この第1の開口を任意に開閉する過熱防
    止ダンパーを設けたことを特徴とする請求項1記載の屋
    外燃焼型暖房機。
  8. 【請求項8】 室内空気風路の出口側に第2の開口を設
    けるとともに、この第2の開口を任意に開閉する過熱防
    止ダンパーを設けたことを特徴とする請求項1記載の屋
    外燃焼型暖房機。
  9. 【請求項9】 室内空気風路の入口側に第1の開口、出
    口側に第2の開口を設けるとともに、この第1の開口、
    第2の開口を任意に開閉する過熱防止ダンパーを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の屋外燃焼型暖房機。
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