JPH07293823A - 微粉炭バーナ - Google Patents

微粉炭バーナ

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JPH07293823A
JPH07293823A JP8971194A JP8971194A JPH07293823A JP H07293823 A JPH07293823 A JP H07293823A JP 8971194 A JP8971194 A JP 8971194A JP 8971194 A JP8971194 A JP 8971194A JP H07293823 A JPH07293823 A JP H07293823A
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JP
Japan
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burner
adjusting ring
concentration adjusting
groove
pulverized coal
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Pending
Application number
JP8971194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Watabe
正康 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外周に長手方向へ延びる溝19を有するバー
ナ内筒6と、バーナ内筒6の外周に同心的に配設された
バーナ外筒と、バーナ内筒6に外嵌され且つ溝19にガ
イドされて移動し得る濃度調整リング14と、溝19に
挿通されバーナ外筒の後端に設けられた抜差し金具と濃
度調整リング14とを連結する駆動軸とを有する微粉炭
バーナにおいて、軸心を貫通し且つ濃度調整リング14
の駆動軸連結部25に開口する空気流通孔26を駆動軸
24に設け、該駆動軸24に圧縮空気源27を接続し得
るように形成している。 【効果】 バーナ内筒の外周に設けた溝に堆積する微粉
炭を開口から噴出する空気により吹き飛ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微粉炭バーナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ミルで粉砕した石炭の微粉を一次空気と
混合して微粉炭バーナへ供給し該微粉炭バーナから噴出
させて浮遊燃焼させる微粉炭燃焼は、従来から広く一般
に用いられている石炭の燃焼方式であり、該燃焼方式の
火炉に使用されている微粉炭バーナの一例を図3〜図5
に示す。図中、1は火炉、2は前記の火炉1側壁の所定
位置に形成されているスロート、3は火炉1へ燃焼用の
二次空気4を供給するために前記スロート2付近の火炉
1外部に配置されているウインドボックスであり、微粉
炭バーナ5は、前記のウインドボックス3を貫通してス
ロート2の中心に配置されている。
【0003】前記の微粉炭バーナ5は、微粉炭バーナ5
の中心部に配設されて略円筒状をなし、先端開口部に先
端に向かって直径が急減する絞り部を有するバーナ内筒
6を有し、該バーナ内筒6の軸心位置に挿入されたオイ
ルバーナ7を備え、前記のバーナ内筒6の外周に同心状
に配設され、後端部分が略円筒状で、中間部分が先端へ
向かって直径が漸減する中空円錐状をなすバーナ外筒8
を有し、該バーナ外筒8の先端開口部に先端に向かって
直径が急減するバーナノズル9を備え、該バーナノズル
9内部の先端位置に微粉炭10と一次空気11との濃度
を変化させる分離筒12を有し、前記バーナ外筒8の後
端部に、接線方向へ向けて形成され且つ図示しないミル
から一次空気11とともに供給される微粉炭10をバー
ナ外筒8内へ導く微粉炭入口13が設けられている。
【0004】また、前記バーナ内筒6に濃度調整リング
14が移動自在に外嵌されており、該濃度調整リング1
4を移動させるために、前記のバーナ外筒8の後端部の
上方に設けられたブラケット15上にエアシリンダ16
を設け、長手方向の中間部を前記のブラケット15先端
部により支持された抜差し金具17の基端部を前記のエ
アシリンダ16のロッド先端に連結し、該抜差し金具1
7の先端部を、前記の濃度調整リング14に一方の端部
が連結されている駆動軸18の他方端部に連結してい
る。該駆動軸18は、図4及び図5に示すように前記の
バーナ内筒6の両側対照位置にバーナ内筒6の長手方向
へ設けられた半円形の溝19に嵌め込まれ、該溝19に
沿って延設されている。
【0005】さらに、二次空気4の旋回力を調整するた
めに、前記のスロート2とウインドボックス3の間に形
成された空間にスロート2の回りを円形に囲うようにエ
アレジスタ20を配設し、前記の二次空気4を内・外側
に分離するために、前記エアレジスタ20の内側の周方
向に複数のインナベーン21を配設し、三次空気22を
バーナ内筒6へ導くために、ウインドボックス3とバー
ナ内筒6の後端部を三次空気管23によって連通してい
る。
【0006】図示しないミルの高負荷時には、エアシリ
ンダ16をロッドが短縮する方向へ作動し抜差し金具1
7及び駆動軸18を介して濃度調整リング14をバーナ
内筒6の後端側(図3中の二点鎖線により示す位置)へ
移動させる。微粉炭入口13からバーナ外筒8の内部へ
一次空気11とともに供給される微粉炭10は、バーナ
外筒8の後端部において周回して周方向に均等化された
のちバーナ外筒8の先端側へ流動し、濃度調整リング1
4を乗り越える。その際、該濃度調整リング14の外周
面に沿ってバーナ外筒8内部の外側へ導かれるが、円錐
状をなしているバーナ外筒8の径の大きな後端側に濃度
調整リング14が位置しており、バーナ外筒8内面と濃
度調整リング14の外周との間隔が比較的に広く保たれ
且つバーナ外筒8の先端と濃度調整リング14との距離
が大きく保たれているため、一次空気11と微粉炭10
は濃度調整リング14の位置する部分を通過したあと、
再びバーナ外筒8の内部全体に拡散し一次空気11中に
微粉炭10が均等に分散した状態で分離筒12の内外両
側を通ってバーナ外筒8の先端から噴出され、主として
ウインドボックス3から供給される二次空気4と混合し
て燃焼する。
【0007】また、ミルの低負荷時には、エアシリンダ
16をロッドが伸張する方向へ作動し抜差し金具17及
び駆動軸18を介して濃度調整リング14をバーナ内筒
6の先端側(図3中の実線により示す位置)へ移動させ
る。微粉炭入口13からバーナ外筒8の内部へ一次空気
11とともに供給される微粉炭10は、バーナ外筒8の
後端部において周回して周方向に均等化されたのちバー
ナ外筒8の先端側へ流動し、濃度調整リング14を乗り
越える。その際、該濃度調整リング14の外周面に沿っ
てバーナ外筒8内部の外側へ導かれるが、円錐状をなし
ているバーナ外筒8の径の小さな先端側に濃度調整リン
グ14が位置しており、バーナ外筒8内面と濃度調整リ
ング14の外周との間隔が比較的に狭く且つバーナ外筒
8の先端と濃度調整リング14との距離が短いため、一
次空気11と微粉炭10は流速が高められ濃度調整リン
グ14の位置する部分を通過した直後、一次空気11は
再びバーナ外筒8の内部全体に拡散し、空気に比べて比
重の大きな微粉炭10は慣性力によってそのままバーナ
外筒8の外周側を流動し一次空気11中で部分的に高濃
度化された状態で、微粉炭10の大部分は分離筒12の
外側を通り一次空気11は分離筒12の内外両側を通っ
てバーナ外筒8の先端から噴出され、主としてウインド
ボックス3から供給される二次空気4と混合して安定的
に燃焼する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
微粉炭バーナでは、バーナ内筒6の両側に設けられ濃度
調整リング14の駆動軸18が嵌め込まれている溝19
にバーナ外筒8の内部に一次空気11とともに供給され
る微粉炭10の一部が常時堆積するため、濃度調整リン
グ14の円滑な作動が不可能になるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、前述の実情に鑑み、駆動軸の先
端部からパージ空気を噴出させることにより溝に堆積す
る微粉炭を排除し得る微粉炭バーナを提供することを目
的としてなしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心部に配設
されて略円筒状をなし外周に長手方向へ延びる溝を有す
るバーナ内筒と、該バーナ内筒の外周に同心的に配設さ
れバーナ内筒との間で微粉炭通路を形成するバーナ外筒
と、前記のバーナ内筒に外嵌され且つ前記の溝にガイド
されて移動し得る濃度調整リングと、前記の溝に挿通さ
れバーナ外筒の後端外部に設けられた濃度調整リング駆
動装置と前記の濃度調整リングとを連結する駆動軸とを
有する微粉炭バーナにおいて、軸心を貫通し且つ濃度調
整リングの前記溝に嵌合する部分に開口する空気流通孔
を設けた軸を駆動軸として備え、該駆動軸の濃度調整リ
ング駆動装置側端部に圧縮空気源を接続し得るように構
成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】従って、本発明では、圧縮空気源から駆動軸に
設けた空気流通孔を介して濃度調整リングへ送給される
空気が濃度調整リングの溝に嵌合する部分の開口から噴
出し溝に堆積しようとする微粉炭を吹き飛ばす。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図1は本発明の微粉炭バーナの一実施例の
概略を表す断面図、図2は図1のII−II矢視図であ
る。図中、図3〜図5と同じものには同じ符号を付すこ
とにより説明を省略する。
【0014】本実施例では、駆動軸24の軸心を貫通
し、且つバーナ内筒6外周に設けた溝19に摺動自在に
嵌合する濃度調整リング14の駆動軸連結部25の前面
に開口する空気流通孔26を駆動軸24に設け、該駆動
軸24の抜差し金具17側の端部に圧縮空気源27を接
続している。
【0015】常時又は間欠的に圧縮空気源27の空気を
放出し、駆動軸24に設けた空気流通孔26を介して濃
度調整リング14の駆動軸連結部25の前面開口から噴
出させると、バーナ内筒6の外周に設けられた溝19に
堆積しようとする微粉炭10を吹き飛ばし排除する。
【0016】前記によれば、濃度調整リング14の駆動
軸連結部25の前面から圧縮空気を放出し得るように形
成したので、バーナ内筒6の外周に設けた溝19に堆積
しようとする微粉炭10を排除することが可能となり、
濃度調整リング14の作動を常時円滑に保ち得る。
【0017】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、空気流通孔26の開口を濃
度調整リング14の前面のみでなく後部に設けてもよい
ことなど、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明の微粉炭バーナによれば、バーナ
内筒の外周に設けられた溝に堆積する微粉炭を排除し得
られ、濃度調整リングの作動を常時円滑に保つことが可
能となり、微粉炭バーナによる微粉炭燃焼の安定を図る
ことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微粉炭バーナの一実施例の概略を表す
断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来の微粉炭バーナの一例の概略を表す断面図
である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【符号の説明】
6 バーナ内筒 8 バーナ外筒 14 濃度調整リング 16 エアシリンダ(濃度調整リング駆動装置) 17 抜差し金具(濃度調整リング駆動装置) 18 駆動軸 19 溝 24 駆動軸 25 駆動軸連結部(濃度調整リングの溝に嵌合する
部分) 26 空気流通孔 27 圧縮空気源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に配設されて略円筒状をなし外周
    に長手方向へ延びる溝を有するバーナ内筒と、該バーナ
    内筒の外周に同心的に配設されバーナ内筒との間で微粉
    炭通路を形成するバーナ外筒と、前記のバーナ内筒に外
    嵌され且つ前記の溝にガイドされて移動し得る濃度調整
    リングと、前記の溝に挿通されバーナ外筒の後端外部に
    設けられた濃度調整リング駆動装置と前記の濃度調整リ
    ングとを連結する駆動軸とを有する微粉炭バーナにおい
    て、軸心を貫通し且つ濃度調整リングの前記溝に嵌合す
    る部分に開口する空気流通孔を設けた軸を駆動軸として
    備え、該駆動軸の濃度調整リング駆動装置側端部に圧縮
    空気源を接続し得るように構成したことを特徴とする微
    粉炭バーナ。
JP8971194A 1994-04-27 1994-04-27 微粉炭バーナ Pending JPH07293823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006969A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 株式会社Ihi バーナ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006969A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 株式会社Ihi バーナ
JP2014009922A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ihi Corp バーナ
US9822968B2 (en) 2012-07-02 2017-11-21 Ihi Corporation Burner

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