JPH0729366A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0729366A
JPH0729366A JP5170671A JP17067193A JPH0729366A JP H0729366 A JPH0729366 A JP H0729366A JP 5170671 A JP5170671 A JP 5170671A JP 17067193 A JP17067193 A JP 17067193A JP H0729366 A JPH0729366 A JP H0729366A
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JP
Japan
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output
control signal
circuit
level
signal
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JP5170671A
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Inventor
Akira Sugiura
朗 杉浦
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はEDO仕様の×1品と×4品のDRA
Mの双方に対し使用して、規格を満足させ得る出力制御
回路を提供することを目的とする。 【構成】出力制御回路20は、データ入力ピンとデータ
出力ピンとが独立して形成されるDRAM25と、デー
タ入力ピンとデータ出力ピンとが共通のピンで構成され
るDRAM26とに使用される。読み出し動作時には出
力バッファ回路12から出力信号Dout を出力させる信
号SG1が出力制御回路20から出力される。書き込み
動作時には信号SG1と、出力信号Dout をハイインピ
ーダンス化させる信号SG2とのいずれかが出力制御回
路20から出力される。出力制御回路20がDRAM2
5,26のいずれに使用されるかを設定する信号MLT
Hが入力され、DRAM25に使用したとき、書き込み
動作の開始を制御する制御信号WEによる信号SG2の
出力を無効化する無効化回路27が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、EDO(Extended D
ata Out )仕様と呼ばれる拡張出力モードを備えた半導
体記憶装置に関するものである。
【0002】近年のマイコンシステムにおける中央処理
装置(CPU)の動作速度は益々高速化されているた
め、このようなマイコンシステムで使用される半導体記
憶装置においてもその動作を高速化する必要がある。こ
のような半導体記憶装置では、その動作速度を向上させ
た高速ページ仕様と、動作の高速化を図りながら読み出
しデータの有効出力時間を拡張して、確実な読み出し動
作を行うようにしたEDO仕様とが実用化されている。
そして、このような高速ページ仕様の半導体記憶装置
と、EDO仕様の半導体記憶装置とを互いに代替可能と
するために、各半導体記憶装置を制御するための制御信
号の仕様を共通化することが必要となっている。
【0003】
【従来の技術】図6に4本の入出力ピンを備えたDRA
M(以下、×4品という)の基本的構成を示す。すなわ
ち、外部回路から入力されるアドレス信号A0〜Anは
ロウアドレスバッファ1及びコラムアドレスバッファ2
に入力される。
【0004】外部回路から入力される制御信号RASは
RAS入力バッファ回路3に入力され、同じく外部回路
から入力される制御信号CASはCAS入力バッファ回
路4に入力される。
【0005】外部回路から入力される制御信号WEはW
E入力バッファ回路5に入力され、同じく外部回路から
入力される制御信号OEはOE入力バッファ回路6に入
力される。
【0006】前記ロウアドレスバッファ1は前記RAS
入力バッファ回路3から出力される制御信号RASXに
基づいて動作し、前記アドレス信号A0〜Anをラッチ
してロウデコーダ7に出力する。
【0007】前記コラムアドレスバッファ2は前記CA
S入力バッファ回路4から出力される制御信号CSSX
に基づいて動作し、前記アドレス信号A0〜Anをラッ
チしてコラムデコーダ8に出力する。そして、ロウデコ
ーダ7及びコラムデコーダ8に入力されたアドレス信号
A0〜Anに基づいて、メモリセル9内の特定の記憶セ
ルが選択される。
【0008】前記メモリセル9の各コラムにはセンスア
ンプ及びI/Oゲート10が接続され、セル情報の読み
出し動作時には選択された記憶セルから読みだされたセ
ル情報がセンスアンプ及びI/Oゲート10を介してデ
ータ出力バッファ回路12に出力される。
【0009】前記データ出力バッファ回路12の動作を
制御する出力制御回路11には前記OE入力バッファ回
路6から出力される制御信号OENXと、前記WE入力
バッファ回路5から出力される制御信号WEDXと、前
記制御信号RASX,CSSXが入力される。そして、
前記出力制御回路11は各制御信号に基づいて動作して
前記データ出力バッファ回路12を制御し、同データ出
力バッファ回路12はその制御信号に基づいて、読み出
されたセル情報をデータ出力バッファ回路12を介して
出力データDout として出力する。
【0010】前記WE入力バッファ回路5から出力され
る制御信号WEDXは入力制御回路12aにも出力され
る。前記入力制御回路12aは同制御信号WEDXに基
づいて動作してデータ入力バッファ回路13を制御し、
同データ入力バッファ回路13はその制御に基づいて、
外部回路から入力される入力データDinを前記センスア
ンプ及びI/Oゲート10に出力する。そして、前記セ
ンスアンプ及びI/Oゲート10は選択された記憶セル
に対し書き込み動作を行う。
【0011】前記×4品のDRAMを構成するチップ1
4のピン配置の一例を図8に従って説明する。前記チッ
プ14には24本の入出力ピンが設けられ、電源Vccを
供給するための2本のピンと、電源Vssを供給するため
の2本のピンと、前記制御信号RAS,CAS,WE,
OEを入力するための各1本ずつのピンと、アドレス信
号A0〜A11を入力するための12本のピンと、前記
入力データDinの入力と、前記出力データDout の出力
とを行うための4本の入出力ピンDQ1〜DQ4とから
構成される。
【0012】次に、各1本の入出力ピンを備えたDRA
M(以下、×1品という)の基本的構成を図7に示す。
このDRAMの構成は前記×4品のDRAMから前記制
御信号OEを入力するためのOE入力バッファ回路6を
除いた構成である。そして、その他の構成は同一である
ので、その同一構成部分は前記×4品と同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0013】前記×1品のDRAMを構成するチップ1
5のピン配置の一例を図9に従って説明する。このチッ
プ15は前記×4品のDRAMのチップ14と同一のパ
ッケージで構成されて、24本の入出力ピンが設けられ
ている。
【0014】その入出力ピンは、電源Vccを供給するた
めの2本のピンと、電源Vssを供給するための2本のピ
ンと、前記制御信号RAS,CAS,WEを入力するた
めの各1本ずつのピンと、アドレス信号A0〜A11を
入力するための12本のピンと、前記入力データDinを
入力するための1本のピンと、前記出力データDoutを
出力するための1本のピンと、3本の空きピンNCとか
ら構成される。
【0015】前記RAS入力バッファ回路3は図10に
示すように2段のインバータ回路16a,16bが直列
に接続され、同インバータ回路16aに前記制御信号R
ASが入力され、前記インバータ回路16bから前記制
御信号RASXが出力される。
【0016】前記CAS入力バッファ回路4は図11に
示すように2段のインバータ回路16c,16dが直列
に接続され、同インバータ回路16cに前記制御信号C
ASが入力され、前記インバータ回路16dから前記制
御信号CSSXが出力される。
【0017】前記OE入力バッファ回路6は図12に示
すように2段のインバータ回路16e,16fが直列に
接続され、同インバータ回路16eに前記制御信号OE
が入力され、前記インバータ回路16fから前記制御信
号OENXが出力される。
【0018】前記WE入力バッファ回路5は図13に示
すように前記制御信号WEがNAND回路17aの一方
の入力端子に入力され、前記CAS入力バッファ回路4
から出力される制御信号CSSXがインバータ回路16
qを介してNAND回路17bの一方の入力端子に入力
されている。
【0019】前記NAND回路17aの出力信号は前記
NAND回路17bの他方の入力端子に入力され、前記
NAND回路17bの出力信号WLATは前記NAND
回路17aの他方の入力端子に入力されている。
【0020】そして、前記NAND回路17aの出力信
号がインバータ回路16hで反転されて制御信号WED
Xとして出力される。このような構成により、制御信号
WEがLレベルとなると、NAND回路17aの出力信
号はHレベルとなり、インバータ回路16hから出力さ
れる制御信号WEDXはLレベルとなる。
【0021】このとき、前記制御信号CSSXがLレベ
ルであれば、インバータ回路16gの出力信号がHレベ
ルとなり、NAND回路17bの出力信号WLATがL
レベルとなる。
【0022】すると、制御信号WEDXは制御信号WE
がHレベルとなってもLレベルにラッチされ、前記制御
信号CSSXがHレベルに復帰するまで、この状態が維
持される。
【0023】なお、前記RAS入力バッファ回路3、C
AS入力バッファ回路4、WE入力バッファ回路5及び
OE入力バッファ回路6は高速ページ仕様及びEDO仕
様において共通である。
【0024】前記×4品のEDO仕様の出力制御回路1
1の具体的構成を図14に従って説明する。前記制御信
号RASX、CSSXはNAND回路17cに入力さ
れ、同NAND回路17cの出力信号はNAND回路1
7dに入力されている。
【0025】前記制御信号OENXはインバータ回路1
6iを介して前記NAND回路17dに入力されてい
る。前記制御信号WEDXは2段のインバータ回路16
j,16kを介して前記NAND回路17dに入力され
ている。
【0026】前記NAND回路17dの出力信号はイン
バータ回路16mに出力され、同インバータ回路16m
の出力信号はインバータ回路16n,16pを介して制
御信号ODEZとして出力される。
【0027】前記インバータ回路16mの出力信号はN
AND回路17eの一方の入力端子に入力され、同NA
ND回路17eの他方の入力端子には前記制御信号CS
SXがインバータ回路16qを介して入力されている。
【0028】前記NAND回路17eの出力信号はイン
バータ回路16rを介して制御信号ODTZとして出力
される。このように構成された出力制御回路11は、制
御信号OENXがHレベルとなるか、制御信号CSS
X,RASXがともにHレベルとなるか、あるいは制御
信号WEDXがLレベルとなると、前記NAND回路1
7dの出力信号がHレベルとなる。
【0029】前記NAND回路17dの出力信号がHレ
ベルとなると、インバータ回路16pから出力される制
御信号ODEZはLレベルとなる。また、インバータ回
路16mの出力信号はLレベルとなることから、NAN
D回路17eの出力信号はHレベルとなり、インバータ
回路16rから出力される制御信号ODTZはLレベル
となる。
【0030】また、制御信号OENXがLレベルとな
り、制御信号CSSX,RASXのすくなくともいずれ
かがLレベルとなり、かつ制御信号WEDXがHレベル
となると、前記NAND回路17dの出力信号がLレベ
ルとなる。
【0031】すると、インバータ回路16pから出力さ
れる制御信号ODEZはHレベルとなる。また、インバ
ータ回路16mの出力信号がHレベルとなるため、前記
制御信号CSSXがHレベルであれば、インバータ回路
16rから出力される制御信号ODTZはLレベルとな
り、前記制御信号CSSXがLレベルであれば、インバ
ータ回路16rから出力される制御信号ODTZはHレ
ベルとなる。
【0032】前記データ出力バッファ回路12の具体的
構成を図15に従って説明する。前記センスアンプ及び
I/Oゲート10から出力される読み出しデータRDは
インバータ回路16sに入力され、同インバータ回路1
6sの出力信号はNチャネルMOSトランジスタTr1を
介してラッチ回路18aに入力されている。
【0033】また、前記読み出しデータRDはNチャネ
ルMOSトランジスタTr2を介してラッチ回路18bに
入力されている。そして、前記トランジスタTr1,Tr2
のゲートに前記制御信号ODTZが入力されている。
【0034】前記ラッチ回路18aの入力端子にはPチ
ャネルMOSトランジスタTr3のドレインが接続され、
同トランジスタTr3のソースは電源Vccに接続されてい
る。前記ラッチ回路18bの入力端子にはPチャネルM
OSトランジスタTr4のドレインが接続され、同トラン
ジスタTr4のソースは電源Vccに接続されている。
【0035】前記トランジスタTr3,Tr4のゲートには
前記制御信号ODEZが入力されている。前記ラッチ回
路18aの出力信号はNチャネルMOSトランジスタT
r5のゲートに出力され、前記ラッチ回路18bの出力信
号はNチャネルMOSトランジスタTr6のゲートに出力
されている。
【0036】前記トランジスタTr5のドレインは電源V
ccに接続され、ソースは前記トランジスタTr6のドレイ
ンに接続され、同トランジスタTr6のソースは電源Vss
に接続されている。そして、前記トランジスタTr5のソ
ースと前記トランジスタTr6のドレインとの接続点から
出力信号Dout が出力される。
【0037】このように構成されたデータ出力バッファ
回路12では、前記制御信号ODEZがLレベルとなる
と、トランジスタTr3,Tr4がオンされてラッチ回路1
8a,18bの入力信号がHレベルとなる。
【0038】すると、ラッチ回路18a,18bの出力
信号はLレベルにラッチされ、トランジスタTr5,Tr6
がオフされて、出力信号Dout はハイインピーダンス状
態となる。
【0039】一方、制御信号ODEZがHレベルとなる
と、トランジスタTr3,Tr4がオフされ、制御信号OD
TZがHレベルとなると、トランジスタTr1,Tr2がオ
ンされる。
【0040】この状態で、Hレベルの読み出しデータR
Dが入力されると、ラッチ回路18aの出力信号はHレ
ベルとなり、ラッチ回路18bの出力信号はLレベルと
なる。従って、トランジスタTr5がオンされるととも
に、トランジスタTr6がオフされて、出力信号Dout が
Hレベルとなる。
【0041】また、Lレベルの読み出しデータRDが入
力されると、ラッチ回路18aの出力信号はLレベルと
なり、ラッチ回路18bの出力信号はHレベルとなる。
従って、トランジスタTr5がオフされるとともに、トラ
ンジスタTr6がオンされて、出力信号Dout がLレベル
となる。
【0042】次に、上記のように構成された×4品及び
×1品のDRAMの動作を説明する。図16は×4品の
高速ページ仕様のDRAMの読み出し動作を示す。読み
出し動作時には外部回路からHレベルの制御信号WEが
WEバッファ回路5に入力され、Lレベルの制御信号O
EがOE入力バッファ回路6に入力される。すると、前
記データ出力バッファ回路12では読み出しデータRD
を出力信号Dout として出力し得る状態となる。
【0043】この状態で、制御信号RASがLレベルに
立ち下がり、かつ制御信号CASがLレベルに立ち下が
ると、前記アドレス信号A0〜Anで構成されるアドレ
ス信号ADDがロウアドレスバッファ1及びコラムアド
レスバッファ2にラッチされ、同アドレス信号ADDに
対応する特定の記憶セルが選択される。
【0044】従って、制御信号CASの立ち下がりに基
づいて選択された記憶セルからセル情報の読み出し動作
が行われ、データ出力バッファ12から読み出しデータ
RDが出力信号Dout として出力される。
【0045】このとき、制御信号CASの立ち下がりか
ら所定のアクセス時間tAA後に、選択された記憶セルか
ら読み出されたセル情報が有効データDaとして出力さ
れ、アクセス時間tAA中に出力されるデータは無効デー
タDbである。
【0046】次いで、制御信号CASがLレベルからH
レベルに立ち上がると、出力バッファ回路12の出力信
号Dout はハイインピーダンス状態となる。そして、こ
のような動作が繰り返されて、読み出し動作が行われ
る。
【0047】図17は×4品の高速ページ仕様のDRA
MにおけるEarly Write Cycle による書き込み動作を示
す。前記読み出し動作と同様に、Lレベルの制御信号O
Eが入力され、Hレベルの制御信号WEが入力されてい
る状態で制御信号RAS,CASがLレベルに立ち下が
ると、制御信号CASの立ち下がりに基づいてアドレス
信号ADDがラッチされる。
【0048】すると、選択された記憶セルから読み出さ
れたセル情報が出力信号Dout として出力され、無効デ
ータDbに続いて有効データDaが出力され、制御信号
CASがHレベルに立ち上がると、出力信号Dout はハ
イインピーダンス化される。
【0049】次いで、制御信号WEがLレベルに立ち下
がると、データ出力バッファ回路12の出力信号Dout
はハイインピーダンス状態に維持され、データ入力バッ
ファ回路13が活性化される。
【0050】そして、制御信号CASが立ち下がると、
外部回路から入力される入力データDinがアドレス信号
ADDに基づいて新たに選択された記憶セルに書き込ま
れる。制御信号CASの立ち下がりに基づいてこのよう
な書き込み動作が繰り返される。
【0051】従って、上記書き込み動作は読み出し動作
に続く制御信号CASの立ち下がりに基づいて書き込み
動作が開始されるので、Early Write Cycle と呼ばれ
る。図18は×4品の高速ページ仕様のDRAMにおけ
るRead Modify Write Cycle による読み出し及び書き込
み動作を示す。
【0052】Lレベルの制御信号OEが入力され、Hレ
ベルの制御信号WEが入力されている状態で制御信号R
AS,CASがLレベルに立ち下がると、制御信号CA
Sの立ち下がりに基づいてアドレス信号ADDがラッチ
される。
【0053】すると、選択された記憶セルから読み出さ
れたセル情報が出力信号Dout として出力され、無効デ
ータDbに続いて有効データDaが出力され、制御信号
OEがHレベルに立ち上がると、出力信号Dout はハイ
インピーダンス状態となる。
【0054】次いで、制御信号WEがLレベルに立ち下
がると、データ入力バッファ回路13が活性化されて、
外部回路から入力される入力データDinがデータ入力バ
ッファ回路13に入力され、前記読み出し動作において
セル情報が読みだされた記憶セルに対し書き込み動作が
行われる。
【0055】このような動作により、同一アドレスに対
しセル情報を読み出した後に、新たなセル情報の書き込
みを行うRead Modify Write Cycle による読み出し及び
書き込み動作が行われる。
【0056】図19は×1品の高速ページ仕様のDRA
Mにおける読み出し動作を示す。この動作は制御信号O
Eが入力されない点を除いて、図16に示す前記×4品
の高速ページ仕様のDRAMの読み出し動作と同様であ
る。
【0057】すなわち、Hレベルの制御信号WEが入力
されてデータ入力バッファ回路13が不活性化され、入
力信号Dinはハイインピーダンス状態となる。また、制
御信号RAS,CASがLレベルに立ち下がると、前記
アドレス信号ADDがラッチされ、同アドレス信号AD
Dに対応する特定の記憶セルが選択される。
【0058】従って、制御信号CASの立ち下がりに基
づいて選択された記憶セルからセル情報の読み出し動作
が行われ、出力信号Dout として無効データDb及び有
効データDaが出力される。
【0059】次いで、制御信号CASがLレベルからH
レベルに立ち上がると、出力信号Dout はハイインピー
ダンス状態となる。そして、このような動作が繰り返さ
れて、読み出し動作が行われる。
【0060】図20は×1品の高速ページ仕様のDRA
Mにおける書き込み動作を示す。この動作は制御信号O
Eが入力されない点を除いて、図17に示す前記×4品
の高速ページ仕様のDRAMのEarly Write Cycle によ
る書き込み動作と同様である。
【0061】すなわち、Hレベルの制御信号WEが入力
されている状態で制御信号RAS,CASがLレベルに
立ち下がると、制御信号CASの立ち下がりに基づいて
アドレス信号ADDがラッチされる。
【0062】すると、選択された記憶セルから読み出さ
れたセル情報が出力信号Dout として出力され、無効デ
ータDbに続いて有効データDaが出力され、制御信号
CASがHレベルに立ち上がると、出力信号Dout はハ
イインピーダンス状態となる。
【0063】次いで、制御信号WEがLレベルに立ち下
がると、データ出力バッファ回路12の出力信号Dout
はハイインピーダンス状態に維持され、データ入力バッ
ファ回路13が活性化される。
【0064】そして、制御信号CASが立ち下がると、
入力データDinが入力されて、アドレス信号ADDに基
づいて新たに選択された記憶セルに書き込まれる。制御
信号CASの立ち下がりに基づいてこのような書き込み
動作が繰り返される。
【0065】図21は×1品の高速ページ仕様のDRA
MにおけるRead Modify Write Cycle による読み出し及
び書き込み動作を示す。Hレベルの制御信号WEが入力
されている状態で制御信号RAS,CASがLレベルに
立ち下がると、制御信号CASの立ち下がりに基づいて
アドレス信号ADDがラッチされる。
【0066】すると、選択された記憶セルから読み出さ
れたセル情報が出力信号Dout として出力され、無効デ
ータDbに続いて有効データDaがデータ出力バッファ
回路12でラッチされて出力される。
【0067】次いで、制御信号WEがLレベルに立ち下
がると、データ入力バッファ回路13が活性化されて、
外部回路から入力される入力データDinがデータ入力バ
ッファ回路13に入力され、前記読み出し動作において
セル情報が読みだされた記憶セルに対し書き込み動作が
行われる。
【0068】このような動作により、同一アドレスに対
しセル情報を読み出した後に、新たなセル情報の書き込
みを行うRead Modify Write Cycle による読み出し及び
書き込み動作が行われる。
【0069】このとき、×1品のDRAMでは出力ピン
と入力ピンとがそれぞれ独立して設けられているので、
出力信号Dout の出力と、入力信号Dinの入力とを並行
に行うことが可能となる。
【0070】図22は前記×4品及び×1品のDRAM
において、最短サイクルで読み出し動作を行った場合の
動作を示す。高速ページ仕様では制御信号CASの立ち
下がりに基づいてアドレス信号ADDをラッチして読み
出し動作を開始し、アクセス時間tAA後に有効データD
aを出力信号Dout として出力する。
【0071】次いで、制御信号CASの立ち上がりに基
づいて出力信号Dout はハイインピーダンス状態とな
る。従って、制御信号CASの立ち下がりから立ち上が
りまでの時間を短縮して、読み出しサイクルを短縮すれ
ばするほど、出力信号Dout として有効データDaを出
力する有効データ出力時間t1が短くなる。有効データ
出力時間t1が短いと、CPUでのデータ取り込みタイ
ミングに余裕が無くなり、DRAMとCPUとの動作タ
イミングを整合させることが困難となる。
【0072】そこで、制御信号CASがHレベルに立ち
上がった後にも、出力信号Dout として出力される有効
データDaを保持するようにした拡張出力モードを備え
たEDO仕様のDRAMが提案されている。
【0073】すなわち、EDO仕様は前記図14に示す
出力制御回路11を使用することにより実現される。図
23はEDO仕様の×4品のDRAMの読み出し動作を
示す。この動作では、Hレベルの制御信号WEと、Lレ
ベルの制御信号OE及び制御信号RAS,CASの立ち
下がりに基づき、出力信号Dout として無効データDb
に続いて有効データDaが出力されるまでは、前記図1
6に示す高速ページ仕様と同様である。
【0074】そして、制御信号CASがHレベルに立ち
上がると、図14に示す出力制御回路11では制御信号
ODTZがLレベルとなるが、制御信号ODEZはHレ
ベルに維持される。
【0075】すると、前記データ出力バッファ回路12
では、トランジスタTr1,Tr2がオフされて読み出しデ
ータRDの入力が遮断されるが、トランジスタTr3,T
r4もオフされている。従って、ラッチ回路18a,18
bの動作により、出力信号Dout として有効データDa
が出力され続ける。
【0076】次いで、制御信号CASが立ち下がると、
アドレス信号ADDに基づいて新たな記憶セルが選択さ
れ、無効データDbに続いて有効データDaが出力され
る。従って、このEDO仕様では、制御信号CASがH
レベルにある時間、前記有効データ出力時間t1が長く
なる。
【0077】図24はEDO仕様の×4品のDRAMの
Early Write Cycle による書き込み動作を示す。前記読
み出し動作と同様に、Lレベルの制御信号OEが入力さ
れ、Hレベルの制御信号WEが入力されている状態で制
御信号RAS,CASがLレベルに立ち下がると、制御
信号CASの立ち下がりに基づいてアドレス信号ADD
がラッチされる。
【0078】すると、選択された記憶セルから読み出さ
れたセル情報が出力信号Dout として出力され、無効デ
ータDbに続いて有効データDaが出力され、制御信号
CASがHレベルに立ち上がっても、出力信号Dout は
有効データDaが出力される。
【0079】次いで、制御信号WEがLレベルに立ち下
がると、出力信号Dout はハイインピーダンス状態とな
り、データ入力バッファ回路13が活性化される。そし
て、制御信号CASが立ち下がると、入力データDinが
アドレス信号ADDに基づいて新たに選択された記憶セ
ルに書き込まれる。制御信号CASの立ち下がりに基づ
いてこのような書き込み動作が繰り返される。
【0080】このEDO仕様では、制御信号CASの立
ち下がりにより出力信号Dout がハイインピーダンス状
態とはならないので、図17に示す高速ページ仕様に比
べて、制御信号WEの立ち下がりのタイミングを速くし
て、書き込み動作に先立って制御信号WEにより出力信
号Dout をハイインピーダンス状態としている。 ED
O仕様の×4品のDRAMにおけるRead Modify Write
Cycle による読み出し及び書き込み動作は、前記高速ペ
ージ仕様と同様に制御信号OEで出力信号Dout をハイ
インピーダンス状態とした後に、書き込み動作を行うた
め、図18に示す高速ページ仕様の動作と同様である。
【0081】ここで、図14に示すEDO仕様の前記出
力制御回路11の動作を説明する。まず、図13に示す
前記WE入力バッファ回路5の動作を図25に従って説
明する。
【0082】読み出し動作時において、制御信号WEが
Hレベルに維持された状態で、制御信号CASがHレベ
ルであれば、制御信号CSSXはHレベルとなり、イン
バータ回路16hから出力される制御信号WEDXはH
レベルとなる。
【0083】次いで、制御信号CASの立ち下がりにと
もなって制御信号CSSXが立ち下がると、インバータ
回路16gの出力信号はHレベルとなり、制御信号WE
DXはHレベルに維持される。従って、読み出し動作時
には制御信号WEDXはHレベルに維持される。
【0084】次いで、書き込み動作に移行して、制御信
号WEがLレベルとなると、制御信号WEDXはLレベ
ルとなり、NAND回路17bの出力信号WLATはL
レベルとなる。そして、NAND回路17a,17bの
動作により制御信号WEがHレベルに復帰しても、制御
信号WEDXはLレベルにラッチされる。
【0085】次いで、制御信号CASの立ち上がりに基
づいて制御信号CSSXが立ち上がると、NAND回路
17bの出力信号WLATはHレベルとなり、NAND
回路17aの入力信号がともにHレベルとなる。
【0086】すると、制御信号WEDXはHレベルとな
る。このとき、制御信号CSSXがHレベルに立ち上が
ってから、制御信号WEDXがHレベルに立ち上がるま
でに遅延時間t2が生じる。
【0087】×4品のDRAMにおける読み出し動作時
での前記出力制御回路11の動作を、図26に従って説
明する。制御信号RASX,CSSXは制御信号RA
S,CASの立ち下がりにともなって立ち下がり、立ち
上がりにともなって立ち上がる。制御信号OENXはL
レベルの制御信号OEにより、Lレベルに維持される。
【0088】制御信号WEDXは前記WE入力バッファ
回路5の動作によりHレベルに維持される。すると、制
御信号RASXの立ち下がりに基づいて出力制御回路1
1から出力される制御信号ODEZはHレベルとなり、
制御信号RASXの立ち上がりに基づいて制御信号OD
EZはLレベルとなる。
【0089】また、制御信号RASXがLレベルに維持
されている状態で、制御信号CSSXがLレベルに立ち
下がると、出力制御回路11から出力される制御信号O
DTZはHレベルとなり、制御信号CSSXがHレベル
に立ち上がると、制御信号ODTZはLレベルとなる。
【0090】従って、制御信号ODEZがHレベルの状
態で、制御信号ODTZがHレベルとなると、前記デー
タ出力バッファ回路12では読み出しデータRDを出力
信号Dout として出力する。
【0091】×4品のDRAMにおける書き込み動作時
での前記出力制御回路11の動作を、図27に従って説
明する。制御信号RASX,CSSXは制御信号RA
S,CASの立ち下がりにともなって立ち下がり、立ち
上がりにともなって立ち上がる。制御信号OENXはL
レベルの制御信号OEにより、Lレベルに維持される。
【0092】制御信号WEDXは前記WE入力バッファ
回路5の動作により制御信号WEの立ち下がりにともな
って立ち下がる。すると、制御信号RASXの立ち下が
りに基づいて出力制御回路11から出力される制御信号
ODEZはHレベルとなり、制御信号RASXの立ち上
がりに基づいて制御信号ODEZはLレベルとなる。
【0093】また、制御信号RASXがLレベルに維持
されている状態で、制御信号CSSXがLレベルに立ち
下がると、出力制御回路11から出力される制御信号O
DTZはHレベルとなり、制御信号CSSXがHレベル
に立ち上がると、制御信号ODTZはLレベルとなる。
【0094】従って、制御信号ODEZ,ODTZがH
レベルとなると、読み出しデータRDが出力信号Dout
として出力される。次いで、制御信号CSSXがHレベ
ルとなって制御信号ODTZがLレベルとなった後、制
御信号WEDXがLレベルとなって制御信号ODEZが
Lレベルとなると、出力信号Dout はハイインピーダン
ス状態となる。
【0095】そして、Lレベルの制御信号WEDXに基
づいて入力信号Dinがデータ入力バッファ回路13を介
して入力され、書き込み動作が行われる。×4品のDR
AMにおけるRead Modify Write Cycle による読み出し
及び書き込み動作での前記出力制御回路11の動作を、
図28に従って説明する。
【0096】制御信号RASX,CSSXは制御信号R
AS,CASの立ち下がりにともなって立ち下がり、立
ち上がりにともなって立ち上がる。制御信号OENXは
制御信号OEの立ち下がりにともなって立ち下がり、立
ち上がりにともなって立ち上がる。
【0097】制御信号WEDXは前記WE入力バッファ
回路5の動作により制御信号WEの立ち下がりにともな
って立ち下がる。すると、制御信号RASXの立ち下が
りに基づいて出力制御回路11から出力される制御信号
ODEZはHレベルとなる。
【0098】また、制御信号RASXがLレベルに維持
されている状態で、制御信号CSSXがLレベルに立ち
下がると、出力制御回路11から出力される制御信号O
DTZはHレベルとなる。
【0099】従って、制御信号ODEZ,ODTZがH
レベルとなると、読み出しデータRDが出力信号Dout
として出力される。次いで、制御信号CSSXがLレベ
ルに維持された状態で、制御信号OENXがHレベルに
立ち上がり、制御信号ODEZ,ODTZがLレベルと
なって、出力信号Dout はハイインピーダンス状態とな
る。
【0100】次いで、Lレベルとなる制御信号WEDX
に基づいて入力信号Dinがデータ入力バッファ回路13
を介して入力され、出力信号Dout を読み出した記憶セ
ルに対し書き込み動作が行われる。
【0101】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た出力制御回路11を×4品のDRAMに使用すること
により、EDO仕様の読み出し動作が可能となる。
【0102】ところが、この出力制御回路11を×1品
のDRAMに使用すると、Read Modify Write Cycle の
書き込み動作の開始時に、出力信号Dout をハイインピ
ーダンス化してしまい、入力信号Dinの入力と、出力信
号Dout の出力とを並行に行うことができるという×1
品の利点を失ってしまう。
【0103】すなわち、制御信号OEによる制御を行わ
ない×1品のDRAMでは、図29に示すように書き込
み動作の開始を設定する制御信号WEの立ち下がりに基
づいて、出力制御回路11から出力される制御信号OD
EZ,ODTZがLレベルとなる。
【0104】すると、出力信号Dout は書き込み動作の
開始と同時にハイインピーダンス化される。従って、×
1品のRead Modify Write Cycle の規格に合致しないと
ともに、入力信号Dinの入力と、出力信号Dout の出力
とを並行に行うことができるという×1品の利点を失う
という問題点がある。
【0105】この発明の目的は、EDO仕様の×1品と
×4品のDRAMの双方に対し使用して、規格を満足さ
せ得る出力制御回路を提供することにある。
【0106】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。すなわち、出力制御回路20は、書き込みデ
ータが入力される入力ピンと、読み出しデータが出力さ
れる出力ピンとがそれぞれ独立して形成される第一の半
導体記憶装置25と、書き込みデータが入力される入力
ピンと、読み出しデータが出力される出力ピンとが共通
のピンで構成される第二の半導体記憶装置26とに共通
して使用される。複数の制御信号RAS,CAS,W
E,OEに基づいて読み出し動作時には読み出しデータ
RDをデータ出力バッファ回路12から出力信号Dout
として出力させる活性化信号SG1が前記出力制御回路
20からデータ出力バッファ回路12に出力される。前
記複数の制御信号RAS,CAS,WE,OEに基づい
て書き込み動作時には前記活性化信号SG1と、データ
出力バッファ回路12の出力信号Dout をハイインピー
ダンス化させる不活性化信号SG2とのいずれかが出力
制御回路20から出力される。前記出力制御回路20に
は該出力制御回路20が前記第一及び第二の半導体記憶
装置25,26のいずれに使用されるかを設定する設定
信号MLTHが入力され、前記出力制御回路20を前記
第一の半導体記憶装置25に使用したとき、書き込み動
作の開始を制御する制御信号WEによる前記不活性化信
号SG2の出力を無効化する無効化回路27が備えられ
る。
【0107】
【作用】出力制御回路20が第二の半導体記憶装置26
に使用されて、同出力制御回路20に設定信号MLTH
が入力されると、制御信号WEに基づいて書き込み動作
が開始されても、出力制御回路20はデータ出力バッフ
ァ回路12をハイインピーダンス化させない。従って、
制御信号WEに基づいて書き込み動作が開始されても、
データ出力バッファ回路12から読み出しデータRDが
出力信号Dout として出力される。
【0108】
【実施例】図2は本発明を具体化したDRAMの一実施
例を示す。このDRAMは×1品及び×4品の高速ペー
ジ仕様とEDO仕様について共通であり、出力制御回路
20を除いて前記従来例と同一構成である。また、×1
品については制御信号OEは入力されない。なお、前記
従来例と同一構成部分は同一符号を付してその説明を省
略する。
【0109】図3に前記出力制御回路20の具体的構成
を示す。前記制御信号CSSXは2段のインバータ回路
21a,21bを介してNOR回路22aの一方の入力
端子に入力される。前記インバータ回路21a,21b
は前記制御信号CSSXを遅延させてNOR回路22a
に入力するための遅延回路24として動作する。
【0110】前記NOR回路22aの他方の入力端子に
は制御信号MLTHが入力されている。この制御信号M
LTHは×1品の場合はLレベルに固定され、×4品の
場合はHレベルに固定される。そして、その制御信号M
LTHへの所定電位の供給はこのDRAMの製造過程に
おいて、例えば高電位側電源あるいは低電位電源を制御
信号MLTHとして供給するようにマスクパターンを形
成することにより行われる。
【0111】前記NOR回路22aの出力信号はNOR
回路22bの一方の入力端子に入力され、同NOR回路
22bの他方の入力端子には前記制御信号WEDXが入
力される。
【0112】前記NOR回路22bの出力信号はインバ
ータ回路21cを介してNAND回路23cに入力され
る。前記制御信号OENXと前記制御信号MLTHはN
AND回路23aに入力され、同NAND回路23aの
出力信号は、前記NAND回路23cに入力される。
【0113】前記制御信号CSSXと前記制御信号RA
SXはNAND回路23bに入力され、同NAND回路
23bの出力信号は、前記NAND回路23cに入力さ
れる。
【0114】前記NAND回路23cの出力信号はイン
バータ回路21dに入力され、同インバータ回路21d
の出力信号はインバータ回路21e,21fを介して前
記制御信号ODEZとして出力される。
【0115】前記インバータ回路21dの出力信号はN
AND回路23dの一方の入力端子に入力され、同NA
ND回路23dの他方の入力端子には前記制御信号CS
SXがインバータ回路21gを介して入力されている。
【0116】前記NAND回路23dの出力信号はイン
バータ回路21hを介して前記制御信号ODTZとして
出力される。次に、上記のように構成された出力制御回
路20を、×1品のEDO仕様における、Read Modify
Write Cycle で使用した場合の動作を図4に従って説明
する。
【0117】この出力制御回路20を×1品に使用する
場合は、制御信号MLTHとしてLレベルの信号が入力
される。すると、NAND回路23aの出力信号は制御
信号OENXに関わらずHレベルとなり、NOR回路2
2aは常に遅延回路24の出力信号を反転させて出力す
る。
【0118】制御信号RASの立ち下がりに基づいて制
御信号RASXがLレベルとなると、NAND回路23
bの出力信号はHレベルとなる。また、Hレベルの制御
信号WEに基づいて制御信号WEDXがHレベルにある
状態では、NOR回路22bの出力信号はLレベルとな
り、インバータ回路21cの出力信号はHレベルとな
る。
【0119】すると、NAND回路23cの入力信号は
全てHレベルとなり、同NAND回路23cの出力信号
はLレベルとなる。NAND回路23cのLレベルの出
力信号に基づいて制御信号ODEZはHレベルとなる。
【0120】次いで、制御信号CASの立ち下がりに基
づいて制御信号CSSXがLレベルに立ち下がると、N
AND回路23dの出力信号はLレベルとなり、制御信
号ODTZはHレベルとなる。すると、前記データ出力
バッファ回路12では、トランジスタTr1,Tr2がオン
されるとともに、トランジスタTr3,Tr4がオフされ
て、読み出しデータRDを出力信号Dout として出力し
得る状態となる。従って、選択された記憶セルのセル情
報である有効データDaが無効データDbに続いて出力
信号Dout として出力される。
【0121】次いで、Read Modify Write Cycle での書
き込み動作により、制御信号WEがLレベルに立ち下が
って制御信号WEDXがLレベルとなると、入力制御回
路12aによりデータ入力バッファ回路13が活性化さ
れ、上記読み出し動作でセル情報が読み出された記憶セ
ルに対し、入力データDinに基づいて書き込み動作が行
われる。
【0122】このとき、制御信号WEDXがLレベルと
なっても、Lレベルの制御信号CSSX及び同MLTH
によりNOR回路22aの出力信号はHレベルに維持さ
れているので、インバータ回路21cの出力信号はHレ
ベルに維持される。
【0123】従って、制御信号ODEZ,ODTZはH
レベルに維持され、書き込み動作が開始されても、デー
タ出力バッファ回路12から有効データDaが出力され
続ける。
【0124】次いで、制御信号CASの立ち上がりに基
づいて制御信号CSSXが立ち上がると、制御信号OD
TZがLレベルに立ち下がり、データ出力バッファ回路
12で読み出しデータRDの入力が遮断される。また、
制御信号CSSXの立ち上がりに基づいて前記制御信号
WEDXがHレベルに立ち上がり、制御信号RASの立
ち上がりに基づいて、制御信号RASXがHレベルに立
ち上がる。
【0125】すると、制御信号CSSX,RASXは共
にHレベルとなって、NAND回路23bの出力信号は
Lレベルとなり、NAND回路23cの出力信号がHレ
ベルとなる。
【0126】NAND回路23cの出力信号がHレベル
となると、制御信号ODEZがLレベルに立ち下がる。
すると、データ出力バッファ回路12ではトランジスタ
Tr3,Tr4がオンされ、トランジスタTr5,Tr6がとも
にオフされて、出力信号Dout はハイインピーダンス化
される。
【0127】以上のようにこの出力制御回路20では、
×1品のRead Modify Write Cycleにおいて、制御信号
WEDXがLレベルに立ち下がって、書き込み動作が開
始されても、出力信号Dout をハイインピーダンス化す
ることなく、その書き込み動作に先立って読み出された
有効データDaを出力することができる。
【0128】従って、×1品のRead Modify Write Cycl
e の規格に合致して、入力信号Dinの入力と、出力信号
Dout の出力とを並行に行うことができる。前記出力制
御回路20では、制御信号CSSXを遅延回路24を介
してNOR回路22aに出力しているが、この遅延回路
24を設けた理由を図5に従って以下に説明する。
【0129】前記DRAMでは制御信号WEがLレベル
となり、同制御信号WEに基づいて制御信号WEDXが
Lレベルとなって、書き込み動作が開始されると、あら
かじめ設定されている規格に基づいて制御信号WEがH
レベルに復帰される。
【0130】制御信号WEがHレベルに復帰された後も
書き込み動作を継続するために、前記WE入力バッファ
回路5では、制御信号WEがHレベルに復帰された後に
も、制御信号CSSXがHレベルに復帰するまで、制御
信号WEDXはLレベルに維持される。従って、図5に
示すように制御信号CSSXがHレベルに立ち上がった
後に、制御信号WEDXがHレベルに立ち上がる。
【0131】前記出力制御回路20に遅延回路24を設
けないとすると、制御信号WEDXがHレベルに立ち上
がる前に、制御信号CSSXがHレベルに立ち上がっ
て、NOR回路22aの出力信号N1がLレベルとな
る。
【0132】すると、制御信号WEDXがHレベルに立
ち上がるまでの間で、インバータ回路21cの出力信号
がLレベルとなり、制御信号ODEZがLレベルとな
る。この結果、出力信号Dout はハイインピーダンス化
され、有効データ出力時間が短縮されてしまう。
【0133】このような不具合を防止するために、制御
信号CSSXは遅延回路24を介してNOR回路22a
に入力することにより、図4に示すように制御信号WE
DXがHレベルに復帰した後に、NOR回路22aの出
力信号N1がLレベルに立ち下がるようにしている。
【0134】従って、このような構成により出力信号D
out は、制御信号RASの立ち上がりに基づいてハイイ
ンピーダンス化されるので、有効データDaの出力時間
を十分に確保することができる。
【0135】また、前記出力制御回路20を×4品に使
用する場合は、NOR回路22a及びNAND回路23
aにHレベルの制御信号MLTHが入力される。この場
合には、NOR回路22aの出力信号は制御信号CSS
Xに関わらずLレベルに固定されるため、NOR回路2
2bの出力信号は制御信号WEDXを反転させた信号と
なる。
【0136】また、NAND回路23aの出力信号は制
御信号OENXを反転させた信号となる。従って、この
場合には前記従来例の出力制御回路11と実質的に同一
回路となり、前記出力制御回路11と同様に動作する。
【0137】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はEDO
仕様の×1品と×4品のDRAMの双方に対し使用し
て、規格を満足させ得る出力制御回路を提供することが
できる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】一実施例のDRAMを示すブロック図である。
【図3】一実施例の出力制御回路を示す回路図である。
【図4】一実施例の出力制御回路の×1品のEDO仕様
での動作を示す波形図である。
【図5】一実施例のDRAMの動作を示す波形図であ
る。
【図6】従来例の×4品のDRAMを示すブロック図で
ある。
【図7】従来例の×1品のDRAMを示すブロック図で
ある。
【図8】×4品のDRAMのピン配置を示す説明図であ
る。
【図9】×1品のDRAMのピン配置を示す説明図であ
る。
【図10】RAS入力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図11】CAS入力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図12】OE入力バッファ回路を示す回路図である。
【図13】WE入力バッファ回路を示す回路図である。
【図14】従来例の出力制御回路を示す回路図である。
【図15】データ出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図16】×4品の高速ページ仕様の読み出し動作を示
す波形図である。
【図17】×4品の高速ページ仕様の書き込み動作を示
す波形図である。
【図18】×4品の高速ページ仕様のRead Modify Writ
e Cycle 動作を示す波形図である。
【図19】×1品の高速ページ仕様の読み出し動作を示
す波形図である。
【図20】×1品の高速ページ仕様の書き込み動作を示
す波形図である。
【図21】×1品の高速ページ仕様のRead Modify Writ
e Cycle 動作を示す波形図である。
【図22】高速ページ仕様での最短サイクルでの読み出
し動作を示す波形図である。
【図23】×4品のEDO仕様の読み出し動作を示す波
形図である。
【図24】×4品のEDO仕様の書き込み動作を示す波
形図である。
【図25】WE入力バッファ回路の動作を示す波形図で
ある。
【図26】従来例の出力制御回路の×4品での読み出し
動作時の動作を示す波形図である。
【図27】従来例の出力制御回路の×4品での書き込み
動作時の動作を示す波形図である。
【図28】従来例の出力制御回路の×4品でのRead Mod
ify Write Cycle 動作時の動作を示す波形図である。
【図29】従来例の出力制御回路の×1品でのRead Mod
ify Write Cycle 動作時の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
12 データ出力バッファ回路 20 出力制御回路 25 第一の半導体記憶装置 26 第二の半導体記憶装置 27 無効化回路 RAS 制御信号 CAS 制御信号 WE 制御信号 OE 制御信号 RD 読み出しデータ SG1 活性化信号 SG2 不活性化信号 Dout 出力信号 MLTH 設定信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き込みデータが入力される入力ピン
    と、読み出しデータが出力される出力ピンとがそれぞれ
    独立して形成される第一の半導体記憶装置(25)と、
    書き込みデータが入力される入力ピンと、読み出しデー
    タが出力される出力ピンとが共通のピンで構成される第
    二の半導体記憶装置(26)とに共通して使用され、複
    数の制御信号(RAS,CAS,WE,OE)に基づい
    て読み出し動作時には読み出しデータ(RD)をデータ
    出力バッファ回路(12)から出力信号(Dout )とし
    て出力させる活性化信号(SG1)を該データ出力バッ
    ファ回路(12)に出力し、前記複数の制御信号(RA
    S,CAS,WE,OE)に基づいて書き込み動作時に
    は前記活性化信号(SG1)と、データ出力バッファ回
    路(12)の出力信号(Dout )をハイインピーダンス
    化させる不活性化信号(SG2)とのいずれかを出力す
    る出力制御回路(20)を備えた半導体記憶装置であっ
    て、 前記出力制御回路(20)には該出力制御回路(20)
    が前記第一及び第二の半導体記憶装置(25,26)の
    いずれに使用されるかを設定する設定信号(MLTH)
    を入力し、前記出力制御回路(20)を前記第一の半導
    体記憶装置(25)に使用したとき、書き込み動作の開
    始を制御する制御信号(WE)による前記不活性化信号
    (SG2)の出力を無効化する無効化回路(27)を備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
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