JPH07293476A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JPH07293476A
JPH07293476A JP8959094A JP8959094A JPH07293476A JP H07293476 A JPH07293476 A JP H07293476A JP 8959094 A JP8959094 A JP 8959094A JP 8959094 A JP8959094 A JP 8959094A JP H07293476 A JPH07293476 A JP H07293476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pipe
cylinder
oil separation
closed casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8959094A
Other languages
English (en)
Inventor
Junta Kawabata
淳太 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転時に冷却システムへの大量の潤滑油の吐
出を防止し、信頼性の高い圧縮機を供給することを目的
としたものである。 【構成】 密閉ケーシング1と、潤滑油18と、密閉ケ
ーシング1に接続された吐出管19と、一端20aを吐
出管19に連通し他端20bを密閉ケーシング1内に一
端20aより鉛直方向下部に開口しラビリンスチューブ
部20eとオイル溜部20fの2重構造を持つオイル分
離管20と、ラビリンスチューブ部20eの鉛直方向下
部に設けられオイル分離管20のオイル溜部20fに連
通しているオイル穴21と、オイル分離管20のオイル
溜部20fの他端20b側に取り付けられた潤滑油の自
重で開く逆止弁22とを備えた回転式圧縮機

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル等に使用
する回転式圧縮機に関し、特に信頼性の向上に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式圧縮機としては特開昭62
−199990号公報にしめされているものがある。
【0003】以下図面を参照しながら上記従来の回転式
圧縮機の一例について説明する。図3は従来の回転式圧
縮機の縦断面図であり、図4は図3におけるIV−I
V’線の横断面図である。
【0004】図3,図4において、1は密閉ケーシン
グ、1aは冷媒ガス空間、2は電動機部であり、シャフ
ト3を介してシリンダ4,ローラ5,ベーン6,主軸受
7,副軸受8により構成される機械部本体9と連結して
いる。シャフト3は主軸3a,副軸3b,クランク3c
によりなる。
【0005】また、シャフト3の主軸3a,副軸3b,
クランク3cにはそれぞれ油通路3d,3e,3fが設
けられている。10はベーン6の背面とシリンダ4間に
設けられたスプリングである。11a,11bはそれぞ
れシリンダ4内でローラ5,ベーン6,主軸受7,副軸
受8により構成される吸入室と圧縮室である。
【0006】12は副軸3bに固定されるコイルバネ1
2aと副軸受8に固定されるガイド管12bで形成され
る給油機構であり、油通路3e,3f,3dと連通して
いる。14は吸入管であり、副軸受8,シリンダ4の吸
入通路15を介して吸入室11aと連通している。16
は吐出部であり吐出弁(図示せず)を介して密閉ケーシ
ング1内と連通している。17は吐出口であり密閉ケー
シング1内に開放している。
【0007】18は密閉ケーシング1内の潤滑油であ
る。19は吐出管であり密閉ケーシング1と連通してい
る。
【0008】次に回転圧縮機の機構について説明する。
冷却システム(図示せず)から冷媒ガスは、吸入管1
4,吸入通路15より導かれシリンダ4内の吸入室11
aに至る。吸入室11aに至った冷媒ガスは、シャフト
3のクランク3cに回転自在に収納されたローラ5とベ
ーン6により仕切られた圧縮室11bで、電動機部2の
回転に伴うシャフト3の回転運動により漸次圧縮され
る。圧縮された冷媒ガスは、吐出部16、吐出弁(図示
せず)を介して密閉ケーシング1内に一旦吐出された
後、吐出口17を介し冷却システムに吐出される。
【0009】また、密閉ケーシング1内の下部に溜まっ
た潤滑油18は、給油機構12の副軸3bに固定された
コイルバネ12aの回転に伴い、ガイド管12b内のコ
イルバネ12aを介して副軸3bに至り、油通路3e,
3f,3dを通り摺動部を潤滑し、一部は主軸受7の電
動機2側の排油口13より流出し、直接密閉ケーシング
1下部に戻る。また一部は圧縮室11bに入り冷媒ガス
と共に密閉ケーシング1内に吐出され密閉ケーシング1
の下部に戻る。
【0010】また、ベーン6とシリンダー4間について
は、ベーン6が往復運動する際に密閉ケーシング1内に
溜められた潤滑油18に浸ることによりベーン6への給
油がなされ、ベーン6とシリンダー4間の摺動部が潤
滑、シールされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、吐出管19が密閉ケーシング1と連通であ
るため、運転時に密閉ケーシング1内から冷媒と潤滑油
18が吐出管19に入りシステム内へ吐出され、密閉ケ
ーシング1内の潤滑油18が減少し、油面レベルが低下
し給油機構12が潤滑油18に浸らなくなり、給油機構
12を介して機械部19へ潤滑油18を供給できず、摩
耗や焼付きの原因になるとの信頼性の低下及び、摺動損
失の増大による効率低下の課題があった。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、信頼性及び体積効率の低下や摺動損失の増大を
防止することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の回転式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケ
ーシングと、前記密閉ケーシング内に納められた電動機
と、前記密閉ケーシングの下部に溜められた潤滑油と、
前記密閉ケーシング内に収納されるシリンダーと、前記
シリンダーの両端に固定される主軸受および副軸受と、
前記シリンダーの溝内を往復運動するベーンと、前記シ
リンダーに挿入された吸入管と、前記密閉ケーシングに
接続された吐出管と、一端を前記吐出管に連通し他端を
前記密閉ケーシング内に一端より鉛直方向下部に開口し
オイル分離機構の絞り片により膨張室を形成するラビリ
ンスチューブ部とオイル溜部の2重構造を持つオイル分
離管と、オイル分離管のオイル分離機構の絞り片により
膨張室を形成するラビリンスチューブ部の鉛直方向下部
に設けられ前記オイル分離管のオイル溜部に連通してい
るオイル穴と、前記オイル分離管のオイル溜部の他端側
に取り付けられた潤滑油の自重で開く逆止弁とから構成
されている。
【0014】
【作用】本発明の回転式圧縮機は上記の構成により、運
転時に密閉ケーシング1内から冷媒と潤滑油が吐出管に
入った場合でもオイル分離管の一部の絞り片により膨張
室を形成するラビリンスチューブ部において、冷媒と潤
滑油が分離され、オイル穴を通りオイル溜部に潤滑油が
溜められシステムへの大量の潤滑油の流出を防止する。
また、オイル分離管の他端が一端より鉛直方向下部に開
口しているためオイル溜部に溜められた潤滑油が逆止弁
側にながれ潤滑油の自重で逆止弁が開き密閉ケーシング
内へ潤滑油を戻すことにより油面レベルの低下を防止す
る。
【0015】したがって、ベーンとシリンダー間や軸・
軸受摺動部への給油不良による摩耗や焼付き及びシール
性の低下、摺動損失の増大を防止することができ、信頼
性が向上すると共に効率の低下を防止できるものであ
る。
【0016】
【実施例】以下本発明による回転式圧縮機の第1の実施
例について図面を参照しながら説明する。なお、従来と
同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0017】図1は本発明の第1実施例による回転式圧
縮機の縦断面図であり、図2は図1におけるオイル分離
管の拡大図である。
【0018】図1において、20は一端20aを前記吐
出管19に連通し、他端20bを前記密閉ケーシング1
内に一端20aより鉛直方向下部に開口しオイル分離機
構の絞り片20cにより膨張室20dを形成するラビリ
ンスチューブ部20eとオイル溜部20fの2重構造を
持つオイル分離管である。
【0019】21は前記オイル分離管20のオイル分離
機構の絞り片20cにより膨張室20dを形成するラビ
リンスチューブ部20dの鉛直方向下部に設けられ前記
オイル分離管20のオイル溜部20eに連通しているオ
イル穴であり、22は、前記オイル分離管のオイル溜部
20eの他端側に取り付けられた潤滑油の自重で開く逆
止弁である。
【0020】以上のように構成された回転式圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。運転時に密閉ケーシン
グ1内から冷媒と潤滑油18が吐出管19に入りオイル
分離管20の一部のラビリンスチューブ部20eの膨張
室20dにおいて、冷媒と潤滑油18が分離され、オイ
ル穴21を通りオイル溜部20fに潤滑油18が溜めら
れシステムへのオイルの流出を防止する。
【0021】また、オイル分離管20の他端20bが一
端20aより鉛直方向下部に開口しているためオイル溜
部20fに溜められた潤滑油18が逆止弁22側になが
れ潤滑油18の自重で逆止弁22が開き密閉ケーシング
1内へ潤滑油18を戻すことにより油面レベルの低下を
防止する。
【0022】したがって、シャフト3の主軸3a、副軸
3b、クランク3cと主軸受7と副軸受8とシリンダー
4とローラー5とベーン6の摺動部を潤滑,シールする
ことができる。
【0023】以上のように本実施例の回転式圧縮機は、
冷媒ガス空間を有する密閉ケーシング1と、前記密閉ケ
ーシング1内に納められた前記密閉ケーシング1の下部
に溜められた潤滑油18と、前記密閉ケーシング1内に
収納されるシリンダー4と、前記シリンダー4の両端に
固定される主軸受7および副軸受8と、前記シリンダー
4の溝内を往復運動するベーン6と、前記密閉ケーシン
グ1に接続された吐出管19と、一端20aを前記吐出
管19に連通し他端20bを前記密閉ケーシング1内に
一端20aより鉛直方向下部に開口しオイル分離機構の
絞り片20cにより膨張室20dを形成するラビリンス
チューブ部20eとオイル溜部20fの2重構造を持つ
オイル分離管20と、オイル分離管20のオイル分離機
構の絞り片20cにより膨張室20dを形成するラビリ
ンスチューブ部20eの鉛直方向下部に設けられ前記オ
イル分離管20のオイル溜部20fに連通しているオイ
ル穴21と、前記オイル分離管20のオイル溜部20f
の他端20b側に取り付けられた潤滑油の自重で開く逆
止弁22から構成されるものであり、運転中のシステム
への大量の潤滑油18の流出及び油面レベルの低下を防
止できる。したがってベーン6とシリンダー4間や軸・
軸受摺動部への給油不良による摩耗や焼付き及びシール
性の低下、摺動損失の増大を防止できるため、効率の低
下を防止できるものできると共に、信頼性も向上する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、冷媒ガス
空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内
に納められた電動機と、前記密閉ケーシングの下部に溜
められた潤滑油と、前記密閉ケーシング内に収納される
シリンダーと、前記シリンダーの両端に固定される主軸
受および副軸受と、前記シリンダーの溝内を往復運動す
るベーンと、前記シリンダーに挿入された吸入管と、前
記密閉ケーシングに接続された吐出管と、一端を前記吐
出管に連通し他端を前記密閉ケーシング内に一端より鉛
直方向下部に開口しオイル分離機構の絞り片により膨張
室を形成するラビリンスチューブ部とオイル溜部の2重
構造を持つオイル分離管と、オイル分離管のオイル分離
機構の絞り片により膨張室を形成するラビリンスチュー
ブ部の鉛直方向下部に設けられ前記オイル分離管のオイ
ル溜部に連通しているオイル穴と、前記オイル分離管の
オイル溜部の他端側に取り付けられた潤滑油の自重で開
く逆止弁とを備えたものであるから前記密閉ケーシング
内の油面低下が無くなり、シャフトの主軸、副軸、クラ
ンクと主軸受と副軸受とシリンダーとローラーとベーン
の摺動部を潤滑,シールすることができる。
【0025】したがって前記ベーンと前記シリンダー間
や軸・軸受摺動部への給油不良による摩耗や焼付き及び
シール性の低下、摺動損失の増大を防止できるため、効
率の低下を防止できるものできると共に、信頼性も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転式圧縮機の縦断面図
【図2】図1におけるオイル分離管の拡大図
【図3】従来の回転式圧縮機の縦断面図
【図4】図4におけるIV−IV’線の横断面図
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 3 シャフト 4 シリンダー 6 ベーン 7 主軸受 8 副軸受 9 機械部 18 潤滑油 19 吐出管 20 オイル分離管 20c 絞り片 20d 膨張室 20e ラビリンスチューブ部 20f オイル溜部 21 オイル孔 22 逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガス空間を有する密閉ケーシング
    と、前記密閉ケーシング内に納められた電動機と、前記
    密閉ケーシングの下部に溜められた潤滑油と、前記密閉
    ケーシング内に収納されるシリンダーと、前記シリンダ
    ーの両端に固定される主軸受および副軸受と、前記シリ
    ンダーの溝内を往復運動するベーンと、前記シリンダー
    に挿入された吸入管と、前記密閉ケーシングに接続され
    た吐出管と、一端を前記吐出管に連通し他端を前記密閉
    ケーシング内に一端より鉛直方向下部に開口しオイル分
    離機構の絞り片により膨張室を形成するラビリンスチュ
    ーブ部とオイル溜部の2重構造を持つオイル分離管と、
    オイル分離管のオイル分離機構の絞り片により膨張室を
    形成するラビリンスチューブ部の鉛直方向下部に設けら
    れ前記オイル分離管のオイル溜部に連通しているオイル
    穴と、前記オイル分離管のオイル溜部の他端側に取り付
    けられた潤滑油の自重で開く逆止弁とを備えたことを特
    徴とする回転式圧縮機。
JP8959094A 1994-04-27 1994-04-27 回転式圧縮機 Pending JPH07293476A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375847C (zh) * 2002-12-25 2008-03-19 乐金电子(天津)电器有限公司 减少旋转式压缩机油排出量的装置
CN102454613A (zh) * 2010-10-26 2012-05-16 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 旋转压缩机排气管油帽及其安装方法

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