JPH07293388A - 高圧燃料噴射管 - Google Patents
高圧燃料噴射管Info
- Publication number
- JPH07293388A JPH07293388A JP6105943A JP10594394A JPH07293388A JP H07293388 A JPH07293388 A JP H07293388A JP 6105943 A JP6105943 A JP 6105943A JP 10594394 A JP10594394 A JP 10594394A JP H07293388 A JPH07293388 A JP H07293388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collar
- hole
- injection pipe
- fuel injection
- pipe
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/004—Joints; Sealings
- F02M55/005—Joints; Sealings for high pressure conduits, e.g. connected to pump outlet or to injector inlet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流通孔の孔周面のみならず、押圧面において
もキャビテーション・エロージョン・コロージョンの発
生や化学的腐食を防止し、同時に孔周縁と内管先端周縁
との合せ面からの燃料の内部浸透の憂いをなくして頭部
先端附近の内部での化学腐食を防止し、また、帽状カラ
ーの被着によって押圧面での直接の片当り傷の生ずる憂
いをなくして取外し後の再度の配設使用を支障なく可能
となし、安定且つ確実となして長期耐用することができ
るようにする。 【構成】 接続端部に相手座部への押圧面となす截頭円
錐状、もしくは円弧状或いは算盤珠状の接続頭部を有
し、且つ軸芯内部の流通孔の孔周面の全長に亘って薄肉
からなる高強度、高耐食性の内管を密嵌状に内装して形
成してなる噴射管において、前記接続頭部のなす押圧面
部に、頂面に連通孔を貫設した高強度、高耐食性からな
る金属帽状カラーを被着すると共に、該カラーの連通孔
の孔周縁と、前記内管の先端周縁とを、その全周に亘っ
て相互に溶着して構成する。
もキャビテーション・エロージョン・コロージョンの発
生や化学的腐食を防止し、同時に孔周縁と内管先端周縁
との合せ面からの燃料の内部浸透の憂いをなくして頭部
先端附近の内部での化学腐食を防止し、また、帽状カラ
ーの被着によって押圧面での直接の片当り傷の生ずる憂
いをなくして取外し後の再度の配設使用を支障なく可能
となし、安定且つ確実となして長期耐用することができ
るようにする。 【構成】 接続端部に相手座部への押圧面となす截頭円
錐状、もしくは円弧状或いは算盤珠状の接続頭部を有
し、且つ軸芯内部の流通孔の孔周面の全長に亘って薄肉
からなる高強度、高耐食性の内管を密嵌状に内装して形
成してなる噴射管において、前記接続頭部のなす押圧面
部に、頂面に連通孔を貫設した高強度、高耐食性からな
る金属帽状カラーを被着すると共に、該カラーの連通孔
の孔周縁と、前記内管の先端周縁とを、その全周に亘っ
て相互に溶着して構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル内燃機関にお
けるポンプとノズルホルダ間の配管、及び該配管に蓄圧
部を介在した高圧燃料配管等に用いるディーゼル噴射用
の高圧燃料管（以下「高圧燃料噴射管」と云う）に関す
るものであって、管径２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径
厚肉からなるものであり、特にアルコール燃料や水エマ
ルジョン燃料を使用する内燃機関に適した高圧燃料噴射
管に関するものである。
けるポンプとノズルホルダ間の配管、及び該配管に蓄圧
部を介在した高圧燃料配管等に用いるディーゼル噴射用
の高圧燃料管（以下「高圧燃料噴射管」と云う）に関す
るものであって、管径２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径
厚肉からなるものであり、特にアルコール燃料や水エマ
ルジョン燃料を使用する内燃機関に適した高圧燃料噴射
管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の燃料噴射管としては、シ
ームレスのＳＴＳからなる単層の噴射管が使用されてい
たが、近年アルコール（メタノール系）燃料や水エマル
ジョン燃料の使用および燃料噴射圧の高圧化に対処する
ため、軸芯内部の流通孔でのキャビテーション・エロー
ジョン・コロージョンや化学腐食防止に関連して、該流
通孔の孔周面にその全長に亘ってステンレス、チタン、
ニッケル基合金、或いはインコネル等からなる高強度、
高耐食性の内管を密嵌状に内装した重合噴射管が開発、
試供されている。
ームレスのＳＴＳからなる単層の噴射管が使用されてい
たが、近年アルコール（メタノール系）燃料や水エマル
ジョン燃料の使用および燃料噴射圧の高圧化に対処する
ため、軸芯内部の流通孔でのキャビテーション・エロー
ジョン・コロージョンや化学腐食防止に関連して、該流
通孔の孔周面にその全長に亘ってステンレス、チタン、
ニッケル基合金、或いはインコネル等からなる高強度、
高耐食性の内管を密嵌状に内装した重合噴射管が開発、
試供されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、孔周面の前記内管によって
その周面でのキャビテーション・エロージョン・コロー
ジョンや化学腐食の防止については目的を達成し得るこ
とができるが、沸点が低く腐食性の高いアルコール燃料
や水エマルジョン燃料にあっては、アルコール自体及び
高流圧、加振或いは絶えず繰返される流圧変動による配
設使用条件下に起因して、接続頭部側での単に圧力配管
炭素鋼々管のなす鋼肌状態によって、その押圧面にキャ
ビテーション・エロージョン・コロージョンや水分等に
よる化学腐食を生ぜしめ、また孔周先端縁と内管の先端
周縁との合せ面から燃料の内部への浸透を招いて頭部先
端附近の内部に化学腐食を生ぜしめることとなり、この
腐食生成物が振動等により脱落してスプール弁のスプー
ル部のロックやノズル孔の閉塞等を発生し、噴射不良や
噴射方向の異常等により内燃機関制御の精度低下を引き
起し、更に、接続時の接続頭部の相手座部への芯ずれ状
態での無理な締付けにより、押圧面にしばしば片当りに
よる傷を招いて取外し後の再度の配設使用時に洩れを誘
発する等の問題を有するものであった。
うな従来の技術においては、孔周面の前記内管によって
その周面でのキャビテーション・エロージョン・コロー
ジョンや化学腐食の防止については目的を達成し得るこ
とができるが、沸点が低く腐食性の高いアルコール燃料
や水エマルジョン燃料にあっては、アルコール自体及び
高流圧、加振或いは絶えず繰返される流圧変動による配
設使用条件下に起因して、接続頭部側での単に圧力配管
炭素鋼々管のなす鋼肌状態によって、その押圧面にキャ
ビテーション・エロージョン・コロージョンや水分等に
よる化学腐食を生ぜしめ、また孔周先端縁と内管の先端
周縁との合せ面から燃料の内部への浸透を招いて頭部先
端附近の内部に化学腐食を生ぜしめることとなり、この
腐食生成物が振動等により脱落してスプール弁のスプー
ル部のロックやノズル孔の閉塞等を発生し、噴射不良や
噴射方向の異常等により内燃機関制御の精度低下を引き
起し、更に、接続時の接続頭部の相手座部への芯ずれ状
態での無理な締付けにより、押圧面にしばしば片当りに
よる傷を招いて取外し後の再度の配設使用時に洩れを誘
発する等の問題を有するものであった。
【０００４】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、流通孔の孔周面のみならず、押
圧面でのキャビテーション・エロージョン・コロージョ
ンの発生や化学腐食を防止し、同時に孔周縁と内管の先
端周縁との合せ面から燃料の内部浸透の憂いをなくして
頭部先端附近の内部での化学腐食を防止し、更に、前記
帽状カラーの被着によって直接押圧面での片当り傷の生
ずる憂いをなくして、取外し後の再度の配設使用を支障
なく可能となすことのできる高圧燃料噴射管を提供する
ことを目的とするものである。
てなされたものであり、流通孔の孔周面のみならず、押
圧面でのキャビテーション・エロージョン・コロージョ
ンの発生や化学腐食を防止し、同時に孔周縁と内管の先
端周縁との合せ面から燃料の内部浸透の憂いをなくして
頭部先端附近の内部での化学腐食を防止し、更に、前記
帽状カラーの被着によって直接押圧面での片当り傷の生
ずる憂いをなくして、取外し後の再度の配設使用を支障
なく可能となすことのできる高圧燃料噴射管を提供する
ことを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、接続端部に相手座部への押圧面となす截頭円
錐状もしくは円弧状或いは算盤珠状の接続頭部を有し、
且つ軸芯内部の流通孔の孔周面の全長に亘って薄肉から
なる高強度、高耐食性の内管を密嵌状に内装して形成し
てなる燃料噴射管において、前記接続頭部をなす押圧面
部に、頂面に連通孔を貫設した高強度、高耐食性からな
る金属帽状カラーを被着すると共に、該カラーの連通孔
の孔周縁と前記内管の先端周縁とを、その全周に亘って
相互に溶着して構成した高圧燃料噴射管を要旨とするも
のであり、更に前記溶着をＴＩＧ、ＭＩＧ、プラズマ、
レーザー、電子ビーム或いはアーク溶接等により形成す
るものであり、また前記金属帽状カラーはその最大径部
に軸方向に延びる筒状部を更に有してなるものである。
するため、接続端部に相手座部への押圧面となす截頭円
錐状もしくは円弧状或いは算盤珠状の接続頭部を有し、
且つ軸芯内部の流通孔の孔周面の全長に亘って薄肉から
なる高強度、高耐食性の内管を密嵌状に内装して形成し
てなる燃料噴射管において、前記接続頭部をなす押圧面
部に、頂面に連通孔を貫設した高強度、高耐食性からな
る金属帽状カラーを被着すると共に、該カラーの連通孔
の孔周縁と前記内管の先端周縁とを、その全周に亘って
相互に溶着して構成した高圧燃料噴射管を要旨とするも
のであり、更に前記溶着をＴＩＧ、ＭＩＧ、プラズマ、
レーザー、電子ビーム或いはアーク溶接等により形成す
るものであり、また前記金属帽状カラーはその最大径部
に軸方向に延びる筒状部を更に有してなるものである。
【０００６】
【作用】本発明はこのように構成されているため、流通
孔の孔周面に密嵌、内装した高強度、高耐食性の前記内
管に加えて、接続頭部側の押圧面に被着した同様の材質
の前記カラーとの構造並びに該カラーの連通孔の孔周縁
と前記内管の先端周縁とでの溶着構造とによって、流通
孔の孔周面でのキャビテーション・エロージョン・コロ
ージョンの発生や化学的腐食の防止は勿論のこと、頭部
押圧面でのキャビテーション・エロージョン・コロージ
ョンの発生や化学的腐食をも効果的に防止することがで
き、溶着時の表面張力によって丸味を帯びた面取部を形
成して内部流体を流れを整流し、同時に前記溶着により
連通孔の孔周と内管先端周との合せ面から燃料の内部浸
透の憂いを全くなくして頭部先端附近の内部での化学的
腐食を防止することができ、これにより腐食生成物の発
生を防止できると共に、内燃機関制御の精度を向上し、
更に、帽状カラーの被着によってカラーの体積分だけ頭
部成形時の加工率が低くくなりポケットの発生を防止乃
至少なくできると共に、押圧面での直接の片当り傷の生
ずる憂いがなく、取外し後の再度の配設使用を支障なく
可能となすことができることとなる。
孔の孔周面に密嵌、内装した高強度、高耐食性の前記内
管に加えて、接続頭部側の押圧面に被着した同様の材質
の前記カラーとの構造並びに該カラーの連通孔の孔周縁
と前記内管の先端周縁とでの溶着構造とによって、流通
孔の孔周面でのキャビテーション・エロージョン・コロ
ージョンの発生や化学的腐食の防止は勿論のこと、頭部
押圧面でのキャビテーション・エロージョン・コロージ
ョンの発生や化学的腐食をも効果的に防止することがで
き、溶着時の表面張力によって丸味を帯びた面取部を形
成して内部流体を流れを整流し、同時に前記溶着により
連通孔の孔周と内管先端周との合せ面から燃料の内部浸
透の憂いを全くなくして頭部先端附近の内部での化学的
腐食を防止することができ、これにより腐食生成物の発
生を防止できると共に、内燃機関制御の精度を向上し、
更に、帽状カラーの被着によってカラーの体積分だけ頭
部成形時の加工率が低くくなりポケットの発生を防止乃
至少なくできると共に、押圧面での直接の片当り傷の生
ずる憂いがなく、取外し後の再度の配設使用を支障なく
可能となすことができることとなる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図１は本発明の高圧燃料噴射管の接続端部附近
の一部の切欠きによる縦断面図、図２乃至図５は、それ
ぞれ他の実施例を示す図であって、(1) は圧力配管用炭
素鋼々管からなる噴射管であり、接続端部に軸芯外方へ
の外周面を相手座部（図示せず）への押圧面(1")となす
截頭円錐状（図１）、もしくは円弧状（図５）或いは算
盤珠状（図３）の接続頭部(1')を有してなるもので、該
頭部の首下部に嵌着したスリーブワッシャー(6) と取付
け時の締付けナット(7) とを組込んでなるものである。
そして軸芯内部の流通孔(2) の孔周面にその全長に亘っ
て薄肉のステンレス、チタン、チタン合金、インコネル
或いはハステロイ材等による高強度、高耐食性の内管
(3) を密嵌状に内装して形成する。(4) は金属帽状カラ
ーであり、前記接続頭部(1')のなす押圧面(1")部に頂面
に流通孔(2) 部に合致する連通孔(4')の孔周縁(4'a) を
設けて被着するものであって、前記内管(3) と同様の高
強度、高耐食性の材質からなり、図２(a) 及び図３(a)
のように金属帽状カラー(4) の最大径部に軸方向に延び
る筒状部(4")を設けると、カラーの体積が一層増し接続
頭部成形時の加工率が一層低下しポケットの発生を効果
的に防止できる。
すれば、図１は本発明の高圧燃料噴射管の接続端部附近
の一部の切欠きによる縦断面図、図２乃至図５は、それ
ぞれ他の実施例を示す図であって、(1) は圧力配管用炭
素鋼々管からなる噴射管であり、接続端部に軸芯外方へ
の外周面を相手座部（図示せず）への押圧面(1")となす
截頭円錐状（図１）、もしくは円弧状（図５）或いは算
盤珠状（図３）の接続頭部(1')を有してなるもので、該
頭部の首下部に嵌着したスリーブワッシャー(6) と取付
け時の締付けナット(7) とを組込んでなるものである。
そして軸芯内部の流通孔(2) の孔周面にその全長に亘っ
て薄肉のステンレス、チタン、チタン合金、インコネル
或いはハステロイ材等による高強度、高耐食性の内管
(3) を密嵌状に内装して形成する。(4) は金属帽状カラ
ーであり、前記接続頭部(1')のなす押圧面(1")部に頂面
に流通孔(2) 部に合致する連通孔(4')の孔周縁(4'a) を
設けて被着するものであって、前記内管(3) と同様の高
強度、高耐食性の材質からなり、図２(a) 及び図３(a)
のように金属帽状カラー(4) の最大径部に軸方向に延び
る筒状部(4")を設けると、カラーの体積が一層増し接続
頭部成形時の加工率が一層低下しポケットの発生を効果
的に防止できる。
【０００８】そして該カラーの連通孔(4')の孔周縁(4'
a) を内管(3) の先端周縁(3')の外周に図２(a) のよう
に当接して溶融が内管(3) とカラー(4) の肉厚範囲内に
なるよう図２(b) のように溶着(5) したり、またフィラ
ーを用いて図２(c) のように溶着(5) する。
a) を内管(3) の先端周縁(3')の外周に図２(a) のよう
に当接して溶融が内管(3) とカラー(4) の肉厚範囲内に
なるよう図２(b) のように溶着(5) したり、またフィラ
ーを用いて図２(c) のように溶着(5) する。
【０００９】更に図３(a) のように内管(3) の先端周縁
(3')の端面を孔周縁(4'a) の内側に当接して内管(3) 、
カラー(4) と共に接続頭部(1')の一部まで図３(b) のよ
うに溶着(5) することもできる。
(3')の端面を孔周縁(4'a) の内側に当接して内管(3) 、
カラー(4) と共に接続頭部(1')の一部まで図３(b) のよ
うに溶着(5) することもできる。
【００１０】また、図４(a) のように内管(3) の先端周
縁(3')を外方へ僅かに突出して突出部(3")を形成すると
共に、帽状カラー(4) の孔周縁(4'a) も折曲げて軸方向
の外方へ突出して筒状突出部(4"') を形成し、図４(b)
のように両突出部(3")、(4"') を重合せて溶着(5) して
もよく、図５のように内管(3) のみに突出部(3")を設け
て孔周縁(4'a) と溶着してもよい。
縁(3')を外方へ僅かに突出して突出部(3")を形成すると
共に、帽状カラー(4) の孔周縁(4'a) も折曲げて軸方向
の外方へ突出して筒状突出部(4"') を形成し、図４(b)
のように両突出部(3")、(4"') を重合せて溶着(5) して
もよく、図５のように内管(3) のみに突出部(3")を設け
て孔周縁(4'a) と溶着してもよい。
【００１１】なお、上記溶着(5) にはＴＩＧ、ＭＩＧ、
プラズマ、レーザー、電子ビーム或いはアーク溶接等を
用いることができる。
プラズマ、レーザー、電子ビーム或いはアーク溶接等を
用いることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明による高圧燃
料噴射管は、密嵌状に内装した内管(3) に加えて、押圧
面(1")に被着した高強度、高耐食性の金属帽状カラー
(4) と内管(3) を溶着(5) して構成するため、例えアル
コール燃料や水エマルジョン燃料の使用にあっても流通
孔(2) の孔周面では勿論のこと、押圧面(1")でのキャビ
テーション・エロージョン・コロージョンの発生や化学
的腐食を効果的に防止することができ、溶着(5) 部を丸
味を帯びた面取部に形成して流通抵抗を減少し、同時に
連通孔(4')の孔縁(4'a) と内管(3) の先端縁(3')との合
せ面からの燃料の内部浸透の憂いがなく、従って頭部先
端附近の内部での化学的腐食を防止することができ、更
に、帽状カラー(4) 、特に軸方向に延びる筒状部(4")を
有するカラーの被着によってカラー分の体積が増し接続
頭部成形時の加工率が低下するためポケットの発生を防
止乃至少なくでき、且つ押圧面(1")での直接の片当り傷
の生ずる憂いをなくし取外し後の再度の配設使用を支障
なく可能となすことができ、接続を安定且つ確実となし
て長期耐用することができ、また腐食生成物の発生を防
止できるため、該生成物の脱落による内燃機関制御の精
度低下を防止することができる等、極めて有用な高圧燃
料噴射管である。
料噴射管は、密嵌状に内装した内管(3) に加えて、押圧
面(1")に被着した高強度、高耐食性の金属帽状カラー
(4) と内管(3) を溶着(5) して構成するため、例えアル
コール燃料や水エマルジョン燃料の使用にあっても流通
孔(2) の孔周面では勿論のこと、押圧面(1")でのキャビ
テーション・エロージョン・コロージョンの発生や化学
的腐食を効果的に防止することができ、溶着(5) 部を丸
味を帯びた面取部に形成して流通抵抗を減少し、同時に
連通孔(4')の孔縁(4'a) と内管(3) の先端縁(3')との合
せ面からの燃料の内部浸透の憂いがなく、従って頭部先
端附近の内部での化学的腐食を防止することができ、更
に、帽状カラー(4) 、特に軸方向に延びる筒状部(4")を
有するカラーの被着によってカラー分の体積が増し接続
頭部成形時の加工率が低下するためポケットの発生を防
止乃至少なくでき、且つ押圧面(1")での直接の片当り傷
の生ずる憂いをなくし取外し後の再度の配設使用を支障
なく可能となすことができ、接続を安定且つ確実となし
て長期耐用することができ、また腐食生成物の発生を防
止できるため、該生成物の脱落による内燃機関制御の精
度低下を防止することができる等、極めて有用な高圧燃
料噴射管である。
【図１】本発明の実施例に係る高圧燃料噴射管の接続頭
部附近での一部の切欠きによる縦断面図である。
部附近での一部の切欠きによる縦断面図である。
【図２】図１の本発明の要部(A) を示す図で、(a) は溶
着前の一部切欠き断面図で、(b) 及び(c) はそれぞれ溶
着後の部分拡大断面図である。
着前の一部切欠き断面図で、(b) 及び(c) はそれぞれ溶
着後の部分拡大断面図である。
【図３】他の実施例を示す図で、(a) は溶着前の一部切
欠き断面図、(b) は溶着後の部分拡大断面図である。
欠き断面図、(b) は溶着後の部分拡大断面図である。
【図４】更に他の実施例を示す図で、(a) は溶着前の一
部切欠き断面図、(b) は溶着後の部分拡大断面図であ
る。
部切欠き断面図、(b) は溶着後の部分拡大断面図であ
る。
【図５】また更に他の実施例の溶着前の図２(a) 相当図
である。
である。
１ 噴射管 １′ 接続頭部 １″ 押圧面 ３ 内管 ３′ 先端周縁 ４ 帽状カラー ４′ 連通孔 ４′ａ 孔周縁 ５ 溶着
Claims (3)
- 【請求項１】 接続端部に相手座部への押圧面となす截
頭円錐状、もしくは円弧状或いは算盤珠状の接続頭部を
有し、且つ軸芯内部の流通孔の孔周面の全長に亘って薄
肉からなる高強度、高耐食性の内管を密嵌状に内装して
形成してなる燃料噴射管において、前記接続頭部(1')を
なす押圧面(1")部に、頂面に連通孔(4')を貫設した高強
度、高耐食性からなる金属帽状カラー(4) を被着すると
共に、該カラーの連通孔(4')の孔周縁(4'a) と前記内管
(3) の先端周縁(3')とを、その全周に亘って相互に溶着
(5) して構成したことを特徴とする高圧燃料噴射管。 - 【請求項２】 前記溶着(5) を、ＴＩＧ、ＭＩＧ、プラ
ズマ、レーザー、電子ビーム或いはアーク溶接により形
成してなることを特徴とする請求項１記載の高圧燃料噴
射管。 - 【請求項３】 前記金属帽状カラー(4) はその最大径部
に軸方向に延びる筒状部(4")を更に有することを特徴と
する請求項１記載の高圧燃料噴射管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6105943A JPH07293388A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 高圧燃料噴射管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6105943A JPH07293388A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 高圧燃料噴射管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293388A true JPH07293388A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14420937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6105943A Pending JPH07293388A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 高圧燃料噴射管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07293388A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007077807A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | 直噴用燃料配管接続構造における燃料配管の接続頭部およびその頭部成形方法 |
| KR100715711B1 (ko) * | 2004-06-17 | 2007-05-08 | 우수이 고쿠사이 산교 가부시키가이샤 | 내연 기관용 연료 레일에 있어서의 분기 지관의 조인트구조와 분기 지관 및 그 분기 지관의 제조 방법 |
| KR20180086231A (ko) * | 2015-12-04 | 2018-07-30 | 우수이 고쿠사이 산교 가부시키가이샤 | 접속 헤드부를 갖는 고압 연료 분사관 및 그 헤드부 성형 방법 |
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1994
- 1994-04-21 JP JP6105943A patent/JPH07293388A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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