JPH07292750A - 水洗式組立トイレのベースタンク - Google Patents

水洗式組立トイレのベースタンク

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JPH07292750A
JPH07292750A JP11026794A JP11026794A JPH07292750A JP H07292750 A JPH07292750 A JP H07292750A JP 11026794 A JP11026794 A JP 11026794A JP 11026794 A JP11026794 A JP 11026794A JP H07292750 A JPH07292750 A JP H07292750A
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JP
Japan
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wall
tank
toilet
base tank
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP11026794A
Other languages
English (en)
Inventor
Naonari Fukuhara
直成 福原
Kenichi Akamatsu
健一 赤松
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Minoru Kasei Co Ltd
Original Assignee
Minoru Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minoru Kasei Co Ltd filed Critical Minoru Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックのブロー成形により成形された
簡易水洗式組立トイレの便槽(ベースタンク)の上下方
向の剛性を、便槽内の洗浄性を損なうことなく高める。
便槽が空のときのトイレのバランスを改善する。 【構成】 ベースタンクの天井壁7と底壁を略垂直につ
なぎ該ベースタンクを2つに区分する仕切り壁14を設
け、仕切り壁14で区分されたベースタンクの一方を便
槽15とし、他方を簡易水洗用の水を供給する水タンク
16とする。仕切り壁14がベースタンクの上下方向の
剛性を高める。地面に接する位置にある水タンク16を
満水とすれば、便槽15が空でもトイレの安定性がよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易水洗式組立トイレ
のベースタンクの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築現場や公園、イベントの開催場
所等には組立トイレが仮設置されることが多くなってい
る。組立トイレが設置される場所は水道設備のないとこ
ろも多く、従来は非水洗の組立トイレが主流であった
が、衛生観念の高まり等から、最近では水道設備のない
場所でも使用できる簡易水洗式組立トイレに対する需要
が多くなってきた。
【0003】簡易水洗式組立トイレは、便槽(ベースタ
ンク)の上に踏台と便器を置き、周囲を側壁及び天井壁
で囲った従来構造の組立トイレの適当箇所に水洗用の水
タンクを設置し、使用の度に便器に水を流し洗浄できる
ようにしたもので、これまで例えば別途成形した水タン
クを側壁に固定したもの、水タンクを側壁と一体的に成
形したもの等があった。
【0004】上記簡易水洗式組立トイレの便槽の材料と
しては従来はFRP(繊維強化プラスチック)等が使用
されていたが、現在ではプラスチックのブロー成形によ
る一体構造のものが主として使用されている。しかし、
ブロー成形によるものでは成形法からくる制約のため素
材自体の剛性が不足し、人が乗ったとき床がたわみ、ま
たトイレ全体がぐらつくことなどが問題となっている。
一方、便槽の剛性を上げるため便槽内部(特に天井壁中
央の穴の近傍)に補強用のリブや支持柱を形成すると、
これが槽内の洗浄の妨げになるという問題がある。
【0005】また、上記簡易水洗式組立トイレでは、便
槽が空のとき全体の重心の位置が高くなり、特に水タン
クを満水としたときには重心が水タンク側に移動してバ
ランスが一層悪く、場合によってはトイレが傾いたり倒
れたりすることがあった。また、水タンクを室内に設置
する場合は、水タンクの容量を大きくすると室内の空間
が狭くなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
簡易水洗式組立トイレの問題点に鑑みてなされたもの
で、洗浄性を損なうことなく便槽(ベースタンク)の剛
性、特に上下方向の剛性を高めること、また、便槽が空
のときのトイレのバランスを改善することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
のブロー成形により一体的に成形された水洗式組立トイ
レのベースタンクに関し、該ベースタンクの天井壁と底
壁を略垂直につなぎ該ベースタンクを平面上で区分する
仕切り壁を有し、該仕切り壁で区分されたベースタンク
の一方が便槽とされ、他方が水タンクとされることを特
徴とするもので、より具体的には、上記仕切り壁は、天
井壁と底壁の対向位置から互いに対向壁に向かうへこみ
形状をした部分であり、へこみ形状の互いのボトム部分
が天井壁と底壁の間の適所で溶着していることを特徴と
し、また、上記仕切り壁は、ベースタンクの後方壁と前
方側ドアの支点が設けられる側の側壁をつなぐものであ
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、ベースタンクの天井壁と底壁を略
垂直につなぐ仕切り壁がベースタンクを補強し、特にベ
ースタンクの上下方向の剛性を高める作用をなす。そし
て、この仕切り壁は便槽又は水タンクの側壁の一部を構
成するものであり、基本的に便槽又は水タンク内部の洗
浄性を損なうことがない。また、ベースタンクを平面上
で(つまり、上下でなく横に)区分し、ベースタンクの
一部を独立した水タンクとしたことから、トイレを設置
したとき水タンクが地面に接し、便槽が空のときでも水
タンクが満水であれば重心が低くなりトイレの安定性が
良い。便槽と水タンクの相対的な容量は適宜設定すれば
よいことであるが、一般的に従来例に比べ水タンクの容
量を大きくすることができ、また大きいほど便槽が空の
ときのトイレの安定性が増す。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の実施例
を説明する。図1に示すように、この簡易水洗式組立ト
イレは、ベースタンク1、ベースタンク1の上に設置さ
れた踏台2、踏台2の中央に設置された便器3、ベース
タンク1の上に固定され踏台2の周囲を囲む側壁4(左
手の側壁及び前方のドアは省略)、屋根5等からなる。
なお、6は水洗ポンプのレバーであり、レバー6を踏む
ことによりポンプの作用で後述する水タンク内の水が便
器3内に流れこれを洗浄する。
【0010】ベースタンク1の本体は、図2〜図5に示
すように、概略、天井壁7、底壁8、後方壁9、左壁1
0、右壁11、前方壁12と、その前方に一段低いステ
ップ部分13を有し、プラスチックのブロー成形により
一体的に成形された中空体であり、後方壁9の中央位置
からベースタンク1の中心に向い途中折れ曲がって右壁
11のほぼ中間位置につながる(図4参照)仕切り壁1
4が同時成形され、ベースタンク1の内部を2つの槽、
つまり便槽15と水タンク16に区分している。
【0011】仕切り壁14は、外見的には天井壁7と底
壁8の対向位置から互いに対向壁に垂直に向かうへこみ
形状をした部分であり、へこみ形状の互いのボトム部分
が天井壁7と底壁8のほぼ中間位置で溶着している。図
6(a)はその断面を示すもので、へこみ形状をなす仕
切り壁14は、左右の略垂直な縦壁17及び18と、上
記ボトム部分が溶着してできた横壁19から構成され、
縦壁17が水タンク16の一部をなし、縦壁18が便槽
15の一部をなす。なお、横壁19の位置は、右壁11
に近い箇所では中間位置から天井壁7にやや近い位置と
なり(図6(b))、後方壁9に近い部分では底壁8に
やや近い位置となり(図6(c))、その延長線上に補
強用のリブ20、21が形成されている。
【0012】便槽15側には、天井壁7中央部に便器3
につながる穴22が形成され、天井壁7の後方側に汲み
取り口23と臭気抜きのダクト穴24、後方壁9にドレ
ーン抜き口25が形成される。ダクト穴24は中空の側
壁(後方の側壁)4内に形成されたダクトに通じ、これ
により便槽1内の臭気が穴22からトイレ室内に入るの
を防止し、ドレーン抜き口25は内容物の排出及び槽内
の洗浄に使用する。水タンク16側には、天井壁7の後
方側に水の注入口26と注出口27、後方壁9にドレー
ン抜き口28が形成される。レバー6を踏むと、水タン
ク16内の水はポンプの作用により注出口27から出て
便器3に流される。また、このベースタンク1には、補
強のための凹凸やリブが多く形成される。リブ29は側
壁4をベースタンク1に固定する座として利用される。
【0013】上記ベースタンク1では、仕切り壁14の
左右2つの縦壁17、18が天井壁7と底壁8を略垂直
につないでいるので上下方向の剛性が高くなり、人が乗
ったとき床がたわんだりトイレ全体がぐらつくことが抑
えられる。また、従来のベースタンクでは前方側ドアを
開閉するたび、ドアの荷重が支点(ベースタンクの右手
前方)を中心に移動するのを受けてベースタンクがたわ
みトイレがぐらついていたが、上記ベースタンク1では
仕切り壁14が後方壁9と右壁11をつないでいるの
で、特にベースタンク1の右手が補強され、ドアの開閉
に伴うベースタンクのたわみやトイレ全体のぐらつきが
抑えられる。
【0014】上記ベースタンク1では、上記仕切り壁1
4が後方壁9から右壁11につながっているので、洗浄
用のドレーン抜き口25から見て便槽内にほとんど死角
がなく、また、仕切り壁14を構成する縦壁18に内容
物が引っかかることもないので、便槽15の洗浄性がよ
い。
【0015】上記仕切り壁14は、左右2つの縦壁を備
えるのでベースタンク1の剛性を高める効果が高く、ま
た、天井壁と底壁の間隔が大きくてもブロー成形により
比較的容易に成形できる利点がある。しかし、例えば特
開平6−71738号公報に記載されたような隠しリブ
(その場合、仕切り壁は1枚の縦壁で構成される)な
ど、別の適当な構造の仕切り壁としてもよい。仕切り壁
の位置についても、補強効果、水タンクの容量、洗浄性
等の要件から総合的に判断して設定すればよく、上記実
施例に限られるものではない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄性を損なうことな
くベースタンクの剛性を高め、人が乗ったとき床がたわ
んだり、トイレ全体がぐらついたりするのを抑制するこ
とができる。また、トイレの室内を狭くせずに水タンク
の容量を大きくすることができるほか、便槽が空でも水
タンクを満水にしておけばトイレの安定性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の簡易水洗式組立トイレの一部切欠き斜
視図である。
【図2】実施例のベースタンクの前方側斜視図である。
【図3】同じく後方側斜視図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく右側面図である。
【図6】同じく、A−A断面図(a)、B−B断面図
(b)、C−C断面図(c)である。
【符号の説明】
1 ベースタンク 7 天井壁 8 底壁 9 後方壁 14 仕切り壁 15 便槽 16 水タンク 17、18 縦壁(仕切り壁の一部) 19 横壁(仕切り壁の一部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックのブロー成形により一体的
    に成形された水洗式組立トイレのベースタンクであっ
    て、該ベースタンクの天井壁と底壁を略垂直につなぎ該
    ベースタンクを平面上で区分する仕切り壁を有し、該仕
    切り壁で区分されたベースタンクの一方が便槽とされ、
    他方が水タンクとされることを特徴とする水洗式組立ト
    イレのベースタンク。
  2. 【請求項2】 上記仕切り壁は、天井壁と底壁の対称位
    置から互いに対向壁に向かうへこみ形状をした部分であ
    り、へこみ形状の互いのボトム部分が天井壁と底壁の間
    の適所で溶着していることを特徴とする請求項1に記載
    された水洗式組立トイレのベースタンク。
  3. 【請求項3】 上記仕切り壁は、ベースタンクの後方壁
    と前方側ドアの支点が設けられる側の側壁をつなぐもの
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載された水
    洗式組立トイレのベースタンク。
JP11026794A 1994-04-25 1994-04-25 水洗式組立トイレのベースタンク Pending JPH07292750A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0824160A (ja) * 1994-07-18 1996-01-30 Minoru Kasei Kk 仮設トイレ用便槽
JP2006257794A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Hino Kogyo Kk 仮設トイレ
US20140215702A1 (en) * 2013-02-05 2014-08-07 Bertram Y. ITO Transportable Restroom
JP2017040154A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 クナナンタクル スラサク 移動式水洗便所用洗浄水兼汚物及び廃水貯留タンク
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US9957701B2 (en) 2013-02-05 2018-05-01 Bertram Y. ITO Roof assembly for a transportable restroom

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