JPH0729266U - 折 戸 - Google Patents

折 戸

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JPH0729266U
JPH0729266U JP6430493U JP6430493U JPH0729266U JP H0729266 U JPH0729266 U JP H0729266U JP 6430493 U JP6430493 U JP 6430493U JP 6430493 U JP6430493 U JP 6430493U JP H0729266 U JPH0729266 U JP H0729266U
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door body
rail
door
movable
fixed
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JP6430493U
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Inventor
二郎 梅田
Original Assignee
株式会社梅田金属
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造によって円滑に完全な開状態とす
ることができる折戸を提供する。 【構成】 固定側の扉体23とこれに折曲げ可能に連結
された可動側の扉体21とを備え、固定側の扉体23を
その固定軸23aを中心に回転させると共に、可動側の
扉体21をレールに沿って移動させ、扉体21、23が
レールに沿って並ぶ閉塞位置と、扉体21、23がレー
ルの基部側に折り重なる開放位置との間で開閉される折
戸において、可動側の扉体21とレールとを連結する連
結部材21a、21bを備え、その一方の端部21a
が、レールに対し摺動自在かつ回動自在に構成され、そ
の他方の端部21bが、可動側の扉体21の幅方向に対
して伸縮自在に構成されていることを特徴とするもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、窓用の雨戸等として用いられている折戸に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の折戸型の雨戸を備える窓の一部を示す部分拡大横断面図である 。この窓210には、左右に開く一対の折戸型の雨戸220が取り付けられてい る(図面では、一方のみを示す)。この雨戸220は、2枚の扉体221、22 2から構成され、各扉体221、222は、それらの間に取り付けられた蝶番2 24によって互いに折り畳み可能に連結されている。2枚の扉体221、222 を連結した雨戸220の一端は、その上下に設けられた一対のスライダ221a によって、窓の外側の雨戸レール225に沿って移動可能に案内されている。ま た、この雨戸220の他端は、その上下に設けられた軸223aによって、雨戸 レール225の端部(壁際位置)を中心として回動自在に支持されている。
【0003】 雨戸220が開位置にあるとき、この雨戸220は折り畳まれて窓210の側 方に張り出す。折り畳まれた雨戸220のうち、先端側の扉体221は正面に位 置し、固定側の扉体222は裏面に位置する。この場合、雨戸レール225の端 部に逃げ溝部225aが設けられているので、雨戸220を窓210の側方の壁 に平行となる完全な開状態とすることができる。雨戸220を開位置で固定する 場合には、あおり止め226をロックする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この種の雨戸220では、雨戸220を完全な開状態とするために、 雨戸レール225の端に逃げ溝部材225aを別設しているので、雨戸レール2 25を単一の押し出し形材のみで構成することができず、部品数が増加する、強 度が低下する、施工性が悪くなるといった問題があった。
【0005】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造によって円 滑に完全な開状態とすることができる折戸を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案に係る折戸は、固定側の扉体とこれに折曲げ可能 に連結された可動側の扉体とを備え、固定側の扉体をその固定軸を中心に回転さ せると共に、可動側の扉体をレールに沿って移動させ、扉体がレールに沿って並 ぶ閉塞位置と、扉体がレールの基部側に折り重なる開放位置との間で開閉される 折戸において、可動側の扉体とレールとを連結する連結部材を備え、連結部材が 、可動側の扉体の幅方向に対して伸縮自在に構成されているとともに、その端部 がレールに対し摺動自在かつ回動自在に案内されていることを特徴とするもので ある。
【0007】 上記折戸において、連結部材が、可動側の扉体に対しさらに回動自在に構成さ れていることが好ましい。
【0008】 また、上記折戸において、連結部材が、弧状の平面形状を有することが好まし い。
【0009】 また、上記折戸において、連結部材が、レールに摺動自在に係合されるスライ ダと、スライダに回動自在に取り付けられた連結プレートと、連結プレートを可 動側の扉体の上端面および下端面の少なくとも一方に係止する係止部とを有し、 連結プレートおよび係止部のいずれか一方にガイドピンが固定され、その他方に ガイドピンが係合するガイド溝が形成され、ガイドピンがガイド溝に移動を許容 されていることが好ましい。
【0010】
【作用】
本考案に係る折戸によれば、可動側の扉体とレールとを連結する連結部材を備 え、連結部材が、可動側の扉体の幅方向に対して伸縮自在に構成されているとと もに、その端部がレールに対し摺動自在かつ回動自在に案内されている。したが って、扉体がレールの基部側に折り重なる開放側の位置にあるとき、可動側の扉 体がその幅方向に移動可能な状態となっており、可動側の扉体に連結されている 固定側の扉体を、レールの延設方向に対して90度から180度の範囲に亘って も回転させることができる。すなわち、レールの基部側に折り重なる固定側の扉 体と移動側の扉体とを、連結部材を用いた施工性の高い簡易な構造によって、折 戸の周囲の壁に平行な、完全な開放位置まで移動させることができる。
【0011】 上記折戸において、連結部材が可動側の扉体に対しさらに回動自在に構成され ている場合、各扉体を開放位置まで移動させるときに、可動側の扉体と連結部材 との屈曲部に固定側の扉体の回転軸を収容することができ、連結部材と固定側の 扉体の回転軸との干渉を防止することができ、各扉体をレールの延設方向に対し て180度前後の位置まで滑らかに移動させることができる。したがって、折戸 の周囲の壁に対するレールの延設角が小さい場合にも、折戸を円滑かつ完全に開 放動作させることができる。
【0012】 また、上記折戸において、連結部材が弧状の平面形状を有する場合、各扉体を 開放位置まで移動させるときに、連結部材の弧の内側に固定側の扉体の回転軸を 収容することができるので、各扉体をレールの延設方向に対して180度前後の 位置まで滑らかに移動させることができる。したがって、折戸の周囲の壁に対す るレールの延設角が小さい場合にも、折戸を円滑かつ完全に開放動作させること ができる。
【0013】 また、上記折戸において、連結部材が、レールに摺動自在に係合されるスライ ダと、スライダに回動自在に取り付けられた連結プレートと、連結プレートを可 動側の扉体の上端面および下端面の少なくとも一方に係止する係止部とを有し、 連結プレートおよび係止部のいずれか一方にガイドピンが固定され、その他方に ガイドピンが係合するガイド溝が形成され、ガイドピンがガイド溝に移動を許容 されている場合には、簡易かつ軽量な構造によって、折戸を円滑かつ完全に開放 動作させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案に係る折戸を出窓の雨戸に適用した実施例 について説明する。
【0015】 図1に、実施例の雨戸付き出窓の構造を示す。図1(a)は雨戸付き出窓の平 面図であり、図1(b)はその正面図である。図示のように、出窓は屋内側を下 底とする台形の横断面形状を有し、その上底に対し側辺が2対1の寸法で形成さ れている。このため、正面と側面とのなす角が比較的小さくなり、出窓の外観が 柔らかなものとなっている。この出窓の屋外側には、左右に開く一対の雨戸20 、120が、枠体25内に組み込まれて取り付けられている。左の雨戸20は、 移動側の正面扉体21と固定側の側面扉体23とを連結したタイプの折戸になっ ており、右の雨戸120も、移動側の正面扉体121と固定側の側面扉体123 とを連結したタイプの折戸になっている。左右の雨戸20、120は、天井裏に 収納された作動装置であるねじ機構30、130と、移動側の正面扉体21、1 21に連結された移動部材である回動アーム40、140とからなる開閉装置を 備える。ねじ機構30、130を屋内側から操作することにより、回動アーム4 0、140を回転動作させ、さらに雨戸20、120を開閉動作させることがで きる。この際、移動側の正面扉体21、121の端部に、枠体25に形成された レールにスライダとして案内されるローラ21a、21aと、これを伸縮自在に 支持する伸縮部21b、21bとからなる連結機構を設けているので、雨戸20 、120を円滑に壁際まで開放動作させることができる。
【0016】 続いて、図1の雨戸付き出窓の詳細について説明する。
【0017】 一対の雨戸20、120を取り付ける枠体25は、出窓と共通のもので、中空 の押出し型材(アルミニウム製)を枠組みして成り、出窓用の開口の周囲の壁に 適宜ビス止めされている。この枠体25の上枠25aの下面の屋外側と、その下 枠25bの上面の屋外側とには、それぞれ長手方向に延びる雨戸用のガイドレー ル(図示せず)が形成されている。
【0018】 左右の各雨戸20、120は、それぞれ同一形状の正面扉体21、121と側 面扉体23、123とから構成されている。左の雨戸20を構成する正面扉体2 1と側面扉体23は、蝶番を介して突き合わせた状態で折曲げ自在に連結されて おり、右の雨戸120を構成する正面扉体121と側面扉体123も、蝶番を介 して突き合わせた状態で折曲げ自在に連結されている。図示のように、雨戸20 、120が閉位置にあるとき、正面扉体21、121は、出窓の正面を構成する 引き違い障子(図示せず)を覆い、側面扉体23、123は、出窓の側面を構成 する嵌め殺し障子(図示せず)を覆う。各扉体21、23、121、123は、 上框および下框に、縦框および召合せ框とを框組みし、これにパネル体を嵌め込 んで構成されている。上框、下框、縦框および召合せ框は、パネル体の取付溝を 形成した中空の押出し型材で構成されている。
【0019】 左側の雨戸20の側面扉体23は、その固定端となるべき縦框の上下に形成さ れた一対の軸23a、23aを介して、上下枠25a、25bの左端部に形成さ れた一対の軸受に回動自在に支持されている。また、右の雨戸120の側面扉体 123も、その固定端となるべき縦框の上下に形成された軸123a、123a を介して、上下枠25a、25bの右端部に形成された一対の軸受に回動自在に 支持されている。
【0020】 左側の雨戸20の正面扉体21には、その縦框の上下に一対の連結機構が取り 付けられている。各連結機構は、ローラ21a、21aと伸縮部21b、21b とから構成される。ローラ21a、21aは、上下枠25a、25bのそれぞれ に形成されているガイドレールに摺動かつ回動自在に案内されている。また、伸 縮部21b、21bは、ローラ21a、21aを正面扉体21の左右方向に伸縮 自在に支持する構造となっている。なお、右側の雨戸120の正面扉体121に も、ローラ121a、121aと伸縮部121b、121bとから構成される上 記と同様の連結機構が取り付けられている。
【0021】 このような連結機構によって、雨戸20、120の先端となっている正面扉体 21、121の各縦框は、上下枠25a、25b間をこれに沿って左右に移動す る。したがって、ねじ機構30、130および回動アーム40、140を介して 正面扉体21、121を左右に離間させてゆくと、雨戸20、120は、正面扉 体21、121と側面扉体23、123との間に設けられた蝶番を中心に折り曲 げられ、図示のような閉状態から折り畳まれた開状態に変化する。雨戸20、1 20が開状態にあるとき、折り畳まれた雨戸20、120が出窓の左右の側方に 張り出す。このとき、正面扉体21、121は前面に位置し、側面扉体23、1 23は裏面に位置する。
【0022】 図2に、図1の正面扉体121に取り付けられている連結機構の拡大図を示す 。図2(a)は平面図であり、図2(b)は正面図である。図示のように、ロー ラ121aは、伸縮部121bを構成する連結プレート121cの先端(図面左 側)に取り付けられている。この連結プレート121cに固定された一対のガイ ドピン121d、121dは、伸縮部121bの係止プレート121eに形成さ れた一対のガイド溝121f、121fにそれぞれ嵌め込まれている。係止プレ ート121eは、一対のビス121g、121gによって正面扉体121の上框 上に固定されている。したがって、ローラ121aは、正面扉体121の端面に 納まった図示の収納位置と正面扉体121の端面から左方に突出した突出位置と の間を往復動可能になっている。
【0023】 このような伸縮部121bの存在によって、雨戸120を出窓の側方の壁に平 行になるまで開いた開状態とすることができる。すなわち、正面扉体121と側 面扉体123とは同一形状であることから、ローラ121aの位置が固定的な場 合には、出窓の側面を構成する嵌め殺し障子にほぼ垂直な位置以上に雨戸120 が開かなくなるといった問題が生ずるので、伸縮部121bによってローラ12 1aを突出位置に移動させることにより、雨戸120を出窓の側方の壁に平行と なる完全な開状態とすることができる。これにより、雨戸の外観と強度を優れた ものとすることができる。
【0024】 図3に、天井裏に収納されているねじ機構130の拡大図を示す。図3(a) は平面図であり、図3(b)は正面図である。ねじ機構130は、直線運動機構 部分131とクランク機構部分132とから成り立っている。屋内側に通じる室 内起動軸131aの回転は、これにねじ止めされた傘歯車131bとこれに噛み 合う傘歯車131cとを介して直角方向に伝達され、傘歯車131cに連結され たねじ棒131dに伝達される。ねじ棒131dが回転すると、これに螺合する 摺動ナット131eが図面左右方向に移動し、この摺動ナット131eに取り付 けられたリンク132aを図面左右方向に移動させ、さらにクランク132bを 回転させる。クランク132bの回転は、コ字状部材132cに支持された一対 の平歯車132d、132eによって減速され、さらに平歯車132eに連結さ れている回動アーム140の回転軸132fに伝達される。
【0025】 室内起動軸131aを屋内側から適当に操作して回転させると、摺動ナット1 31eが実線の位置から二点鎖線の位置まで移動する。これにより、クランク1 32bも実線の位置から二点鎖線の位置まで回転し、回動アーム140も実線の 位置から二点鎖線の位置まで回転する。結果的には、屋内側に通じる室内起動軸 131aの回転が大きく減速されて回動アーム140に伝達される。回動アーム 140の回転は、正面扉体121に伝達され、雨戸120が開閉される。
【0026】 図4に、雨戸120を開閉するための回動アーム140の拡大平面図を示す。 回動アーム140は、ねじ機構130に連結された第1の部材140aと、正面 扉体121に連結された第2の部材140bとからなる。これらの部材140a 、140bには、一対の摺動溝と一対の摺動ピンとからなる伸縮機構140cが 設けられており、回動アーム140の長手方向の伸縮を可能にする。回動アーム 140を伸縮可能とすることで、回動アーム140の回転軸140dの位置と正 面扉体121に取り付けられる係止ピン140eの位置とを任意に設定すること ができるようになる。
【0027】 ねじ機構130を屋内側から操作して回動アーム140を時計方向に最大に回 転させたとき、正面扉体121が出窓の中央方向(図面右側)に移動し、雨戸1 20は出窓を覆う閉状態となる。このとき、回動アーム140の形状が側面扉体 123と上枠25aとの間に収納されるようなものとなっているので、外観がす っきりしたものとなる。また、回動アーム140がねじ機構130によってロッ クされていることになるので、雨戸120は、屋内側からねじ機構130を操作 しない限り閉状態に固定されたままとなる。
【0028】 回動アーム140を反時計方向に回転させていくと、正面扉体121が出窓の 側方(図面左側)に移動し、雨戸120が折り畳まれていく。回動アーム140 を反時計方向に最大に回転させたとき、連結機構の伸縮部121bが伸びて正面 扉体121の端面から突出した状態となり、雨戸120は出窓の側方の壁に平行 に張り出した開状態となる。このとき、回動アーム140は、折り畳まれた雨戸 120上に位置するので、外観上の問題は生じない。また、回動アーム140が ねじ機構130によってロックされており、雨戸120は開状態に固定される。 しかも、回動アーム140の先端が正面扉体121と側面扉体123との連結部 で正面扉体121側に固定されているので、各扉体121、123のがたつきを 有効に防止することができる。
【0029】 以上の説明のように、上記実施例によれば、ねじ機構130および回動アーム 40、140を用い、屋内側からの手動操作によって雨戸20、120を確実に 開閉することができ、屋外側に身体を乗り出す必要がないので、出窓の設置位置 に拘らず、雨戸20、120を簡易かつ安全に開閉動作させることができる。さ らに、雨戸20、120の先端に伸縮自在の連結機構21a、21b、121a 、121bを設けているので、雨戸20、120を壁際で壁に平行な位置まで円 滑に開放することができる。
【0030】 以上、実施例に即して本考案を説明したが、本考案は上記実施例に限定される ものではない。例えば、上記実施例では出窓の正面の横寸法と側面の横寸法とを 2対1としているが、出窓の横断面形状は任意である。この場合、その横断面形 状に応じて雨戸を構成する扉体の枚数、寸法等を決定する。
【0031】 また、上記実施例では折戸である雨戸部分を断面が台形の出窓に適用したが、 断面が方形の出窓の正面のみを上記のような雨戸で覆うこととしてもよい。この 場合、連結機構の伸縮部121bを構成する連結プレート121cが、係止プレ ート121eに対しさらに回動自在に連結されている構造とすることが好ましい 。例えば、図2の連結機構において、図面左側のガイドピン121dを取り除く 。このような構造とすると、正面扉体121および側面扉体123を開放位置ま で移動させるときに、正面扉体121と連結プレート121cとの屈曲部内側に 側面扉体123の回転軸123aを収容することができ、連結プレート121c と回転軸123aとが互いに干渉しなくなるので、折り畳んだ正面扉体121お よび側面扉体123を周囲の壁に対して平行な完全な開放位置まで滑らかに移動 させることができる。またこの場合、連結機構の伸縮部121bを構成する連結 プレート121cが弧状の平面形状を有する構造とすることが好ましい。このよ うな構造とすると、正面扉体121および側面扉体123を開放位置まで移動さ せるときに、連結プレート121cの弧の内側に側面扉体123の回転軸123 aを収容することができ、連結プレート121cと回転軸123aとが互いに干 渉しなくなるので、折り畳んだ正面扉体121および側面扉体123を周囲の壁 に対して平行な完全な開放位置まで滑らかに移動させることができる。
【0032】 さらに、正面扉体121の上側に取り付けられているローラ121aを吊りロ ーラとすることもできる。図5にその概要を示す。正面扉体121に摺動自在に 取り付けられた連結プレート121cには、鉛直軸線のまわりに回転可能な回転 軸121hが取り付けられている。この回転軸121hは、上枠25aのレール に嵌め込まれた一対のローラ121i、121iを回転自在に支持する。このよ うな構造により、正面扉体121の端部を、上枠25aのレールに摺動かつ回動 自在に案内することができる。
【0033】 さらに、ローラ21a、121aのかわりに板状の摺動子を用いて、正面扉体 21、121を上下枠25a、25aのレールに摺動かつ回動自在に係合するこ とができる。
【0034】 さらに、上記実施例で用いたねじ機構130のかわりに、各種減速装置を用い ることができる。ただし、ねじ棒131dと摺動ナット131eを組み合わせた 直線運動機構を用いることで、回動アーム140を簡易かつ効果的に各位置でロ ックすることができる。
【0035】 さらに、上記実施例ではねじ機構130を屋内側から手動で動作させることと しているが、このねじ機構130をモータで動作させることもできる。この場合 、モータの動作スイッチを屋内側に設ければ、屋外側に身体を乗り出す必要がな いのみならず、雨戸の開閉が極めて簡易になる。
【0036】 さらに、ねじ機構130のねじ棒131dを左右の窓に共通するものとするこ ともできる。ねじ棒131dとして長いシャフトの両端に逆方向のねじ切りをす ることで、左右の雨戸20、120を一つの室内起動軸の回転によって開閉する ことができる。
【0037】 さらに、上記実施例では回動アーム140の回転によって雨戸20、120を 開閉移動させているが、ベルトやチェーンを用いて雨戸20、120を開閉移動 させることもできる。
【0038】 さらに、上記実施例では出窓に取り付けられる雨戸の開閉装置としたが、通常 の窓の雨戸の開閉装置としてもよい。さらに、ガレージその他の出入口に備え付 けられる折戸の開閉装置としてもよい。
【0039】
【考案の効果】
以上の説明のように、本考案に係る折戸によれば、可動側の扉体とレールとを 連結する連結部材を備え、連結部材が、可動側の扉体の幅方向に対して伸縮自在 に構成されているとともに、その端部がレールに対し摺動自在かつ回動自在に案 内されている。したがって、扉体がレールの基部側に折り重なる開放側の位置に あるとき、可動側の扉体がその幅方向に移動可能な状態となっており、可動側の 扉体に連結されている固定側の扉体を、レールの延設方向に対して90度から1 80度の範囲に亘っても回転させることができる。すなわち、レールの基部側に 折り重なる固定側の扉体と移動側の扉体とを、連結部材を用いた施工性の高い簡 易な構造によって、折戸の周囲の壁に平行な、完全な開放位置まで移動させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の雨戸付き出窓を示す図である。
【図2】図1の正面扉体121に取り付けられている連
結機構の拡大図である。
【図3】天井裏に収納されているねじ機構130の拡大
図である。
【図4】雨戸120を開閉するための回動アーム140
の拡大平面図である。
【図5】吊りローラを用いた変形例を示す横断面図であ
る。
【図6】従来の雨戸付き出窓の部分拡大横断面図であ
る。
【符号の説明】
20、120 雨戸 21、121 正面扉体 23、123 側面扉体 21a、121a ローラ 21b、121b 伸縮部 121c 連結プレート 121d ガイドピン 121e 係止プレート 30 回動アーム 40 ねじ機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側の扉体とこれに折曲げ可能に連結
    された可動側の扉体とを備え、固定側の扉体をその固定
    軸を中心に回転させると共に、可動側の扉体をレールに
    沿って移動させ、扉体が当該レールに沿って並ぶ閉塞位
    置と、扉体が当該レールの基部側に折り重なる開放位置
    との間で開閉される折戸において、 前記可動側の扉体と前記レールとを連結する連結部材を
    備え、 当該連結部材は、前記可動側の扉体の幅方向に対して伸
    縮自在に構成されているとともに、その端部が当該レー
    ルに対し摺動自在かつ回動自在に案内されていることを
    特徴とする折戸。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、前記可動側の扉体に対
    しさらに回動自在に構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の折戸。
  3. 【請求項3】 前記連結部材は、弧状の平面形状を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の折戸。
  4. 【請求項4】 前記連結部材は、前記レールに摺動自在
    に係合されるスライダと、当該スライダに回動自在に取
    り付けられた連結プレートと、当該連結プレートを前記
    可動側の扉体の上端面および下端面の少なくとも一方に
    係止する係止部とを有し、 前記連結プレートおよび前記係止部のいずれか一方にガ
    イドピンが固定され、その他方に当該ガイドピンが係合
    するガイド溝が形成され、当該ガイドピンが当該ガイド
    溝に移動を許容されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の折戸。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112545190A (zh) * 2020-12-07 2021-03-26 宁波蓝科电子工程有限公司 一种大屏幕安全播控平台

Cited By (2)

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CN112545190A (zh) * 2020-12-07 2021-03-26 宁波蓝科电子工程有限公司 一种大屏幕安全播控平台
CN112545190B (zh) * 2020-12-07 2023-01-10 宁波蓝科电子工程有限公司 一种大屏幕安全播控平台

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