JPH07291282A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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Publication number
JPH07291282A
JPH07291282A JP6088738A JP8873894A JPH07291282A JP H07291282 A JPH07291282 A JP H07291282A JP 6088738 A JP6088738 A JP 6088738A JP 8873894 A JP8873894 A JP 8873894A JP H07291282 A JPH07291282 A JP H07291282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
lid
tongue piece
tongue
packaging container
Prior art date
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Pending
Application number
JP6088738A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ECHO KK filed Critical TOYO ECHO KK
Priority to JP6088738A priority Critical patent/JPH07291282A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開封が容易で開封部の過剰収縮や硬化がほと
んどなく、確実に開封できる熱収縮性蓋を有する包装容
器を提供することである。 【構成】 蓋10の周縁に、舌片14を区画するスリッ
ト15を設け、容器本体20のフランジ部に前記舌片1
4に対応し、舌片14を押し上げる突起24を設けたの
である。前記舌片14には、その引張り方向にリブを設
けることができ、スリット15の周辺には、エンボスを
設けることができる。またスリット15の両端から引裂
き方向に延びる平行な二条のリブを設けることもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱収縮性蓋(以下シ
ュリンク蓋と言う)によって密閉した包装容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シュリンク蓋を容器本体の開口部周辺に
被せ、加熱収縮させて嵌合させる包装容器は、密閉性が
良好で蓋が容易に外れず、耐衝撃性が大きいため、食品
等の包装に多用されている。
【0003】しかしながら、シュリンク蓋が収縮して容
器本体の開口部周辺にしっかりと密着するため、そのま
までは蓋を外すのが非常に困難であって、刃物や鋏など
を用いても簡単には外すことができない。
【0004】そのため、様々な工夫がこらされている。
例えば、シュリンク蓋の周縁から突出するタブを形成し
ておき、このタブを引張って開封するようにしたものが
ある。
【0005】また、蓋の周縁から下方に垂下する周縁部
分即ちスカート部に、ほぼ平行なスリットを予め設けて
おく方法もある。
【0006】上記いずれの方法も、タブやスリットに区
画された部分が蓋から突出したり切り離されているた
め、特に収縮、硬化が激しく、開封時に指で引き起して
引張ると破損してしまい、結局開封不能になることが度
々生じている。また、破損時に破片が飛散して容器内の
内容物に混入することもあり、破断面で指を傷つける場
合もある。
【0007】さらに、過剰収縮の結果、タブやスリット
が指でつまんで力を加えることができない程小さくな
り、引裂きの手掛りとして役立たなくなることもある。
【0008】
【発明の課題】上記のような欠点を解消するため、図8
及び図9に示すように、蓋1の隅角部に、舌片2を形成
するV字形又はU字形のスリット3を設け、容器本体4
には、前記舌片2に対応する部分に、スリット3を引き
起こすために指を挿入できる凹所5を設けたものがあ
る。この凹所5が無いと、スリット3の部分が容器本体
4のフランジ部に密着して、図9の鎖線で示すように、
舌片2を引き起こすことができないからである。
【0009】このような容器の場合、スリット3と凹所
5を設けるために、形状が複雑になり、容器本体4の物
品収納部6の容積も制限を受ける。また、冷蔵中に凹所
5に水などが留り、内容物に混入して不良品となること
もある。
【0010】さらに、図10及び図11に示すように、
蓋1aの頂壁1bにV字形又はU字形の舌片2aを区画
するスリット3aを設け、このスリット3aを被うラベ
ル7を貼り付けたものもある。この場合、ラベル7が加
熱収縮の際に、ある程度断熱材として働くため、舌片2
aの過剰収縮を防止することができる。しかしながら、
別途ラベル7を用意し、かつそれを貼り付ける工程が増
えるため、コスト的に不利である。
【0011】そこで、この発明の課題は、包装容器の蓋
にタブのような突出部を設けることなく、容易に開封可
能にすることである。
【0012】さらに、この発明の課題は、開封の手掛り
となる部分の過剰収縮及び硬化を防止して、手掛りを指
で充分把持でき、かつ破損や破片の飛散などを無くすこ
とである。
【0013】この発明のさらに他の課題は、開封時に引
裂き線ができるだけ真直ぐに延び、途中で収斂して開封
不能になるようなことを無くすことである。
【0014】
【課題の解決手段】上記第1の課題を解決するために、
この発明においては、容器本体のフランジ部に突起を設
け、このフランジ部に嵌合するシュリンク蓋の前記突起
に対応する個所に、舌片を区画するスリットを設け、前
記突起によって前記舌片が押し上げられるようにしたの
である。
【0015】第2の課題を解決するために、前記舌片に
その引張り方向のリブを設け、前記スリットの外側周辺
に、エンボスを設けたのである。
【0016】第3の課題を解決するために、前記舌片を
区画するスリットの両端から、舌片の引裂き方向にほぼ
平行に延びるリブを設けたのである。
【0017】
【作用】容器本体に設けた突起が蓋の舌片を押し上げる
ため、舌片が蓋から浮き上り、指で容易につまむことが
できる。
【0018】また、舌片を引張る方向にリブが設ける
と、舌片は引張る方向に熱収縮することが少なく、収縮
による舌片の短縮や収縮硬化による破損も発生しない。
スリットの周辺にエンボスを設けると、スリット周辺の
熱収縮を抑制して、スリットが変形するのを防止する。
【0019】さらに、舌片を区画するスリットの両端か
ら真直ぐにリブが延びているので、その外側に沿って引
裂き線が直線的に延びる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、シュリンク蓋
10は、熱収縮性合成樹脂フィルム又はシートを成形し
たものであって、頂壁11と、その周辺に設けられたカ
ラー部12と、このカラー部12から垂下するスカート
部13より成り、前記カラー部12には、舌片14を区
画するスリット15が設けられている。このスリット1
5の形状は、図示のようなほぼV字形のほか、U字形や
矩形など、指でつまんで引張ることができる形状であれ
ばいずれでもよい。また、スリット15が複数個あって
もよい。
【0022】前記舌片14には、それを引張る方向、即
ち蓋10の中心方向に、多数の直線状リブ16が全巾に
わたって設けられており、前記スリット15の外側周辺
には、細かいエンボス17が設けられている。
【0023】さらに、前記スリット15の両端部付近か
ら、蓋10の中心方向に平行に延びる二条のリブ18が
設けられている。このリブ18の外端(蓋10の周縁
側)18aは、スリット15の端部15aよりも内側に
位置しているのが好ましい。
【0024】図2に示すように、容器本体20は、底壁
21とその周縁から立ち上る周壁22を有し、開口部の
周縁にはフランジ部23が設けられ、このフランジ部2
3には、前記舌片14に対応する個所に突起24が設け
られ、前記舌片14を押し上げることができるようにな
っている。
【0025】前記突起24の形状は、図3に示すような
ほぼ山形、図4に示すようなほぼ半円形、図5に示すよ
うな台形など、種々選択可能である。
【0026】図6及び図7は、前記蓋の舌片14と、容
器本体20の突起24との関係を示す。図6に示すよう
に、舌片14の部分が蓋10のカラー部12(図1)よ
りも上に膨出している場合には、突起24は、膨出して
いる舌片14の部分よりわずかに高く形成しておくと、
スリット15が開くように舌片14を押し上げる。ま
た、図7に示すように、舌片14がカラー部12(図
1)と同一平面にあるときは、突起24をそれほど高く
しなくてもスリット15が開き、舌片14を指で起こす
間隙が生じる。
【0027】上記蓋10を容器本体20に固定するに
は、図2に示すように、容器本体20のフランジ部23
の周囲に蓋10のスカート部13を被せ、加熱して収縮
させると、スカート部13は、図の鎖線のように容器本
体20のフランジ部23を巻き込み、容器本体20にし
っかりと取り付けられる。
【0028】なお、前記蓋10及び容器本体20の形状
は、図示に限らず、楕円形、三角形、四角形など種々選
択可能である。また、蓋10には必ずしも膨出した頂壁
11がなくてもよく、頂壁11がカラー部12と同一平
面になっていてもよい。
【0029】
【効果】この発明によれば、以上のように、蓋の周縁に
舌片を区画するスリットを設け、容器本体のフランジ部
に前記舌片に対応する突起を設けたので、前記舌片をこ
の突起で押し上げて指で起こすことのできる間隙が形成
され、容易に舌片を引張って開封することが可能とな
る。
【0030】また、前記舌片に、その引張り方向のリブ
を設けたので、舌片が加熱処理によっても短縮すること
が少なく、さらに舌片を区画するスリットの周辺にエン
ボスを設けたので、加熱処理によってスリットが不規則
変形し、舌片をつまみ難くすることもない。
【0031】そのほか、スリットの両端から引裂き方向
に平行に延びる二条のリブを設けたので、開封時に引裂
き線がほぼ真直ぐに延びて収斂するようなことが少な
く、確実に開封可能である。
【0032】さらにまた、上記リブやエンボスは、蓋の
成形時に同時に形成することができるので、コストをそ
れほど高めることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装容器の蓋を示す平面図
【図2】この発明の包装容器の断面図
【図3】容器本体に設けた突起を示す断面図
【図4】同上の他の例を示す断面図
【図5】同上のさらに他の例を示す断面図
【図6】蓋に設けた舌片と容器本体の突起との関係を示
す断面図
【図7】同上の他の例を示す断面図
【図8】従来のシュリンク蓋を示す平面図
【図9】同上のシュリンク蓋を有する包装容器の断面図
【図10】従来のシュリンク蓋の他の例を示す平面図
【図11】同上のシュリンク蓋を有する包装容器の断面
【符号の説明】
1、1a シュリンク蓋 1b 頂壁 2、2a 舌片 3、3a スリット 4 容器本体 6 収納部 7 ラベル 10 蓋 11 頂壁 12 カラー部 13 スカート部 14 舌片 15 スリット 15a スリットの端部 16 リブ 17 エンボス 18 リブ 18a リブの外端 20 容器本体 21 底壁 22 周壁 23 フランジ部 24 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 77/30 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性蓋の周縁部に、スリットで区画
    された舌片を設け、容器本体のフランジ部に前記舌片に
    対応する突起を設けて、前記舌片を押し上げるようにし
    た包装容器。
  2. 【請求項2】 前記舌片にその引張り方向のリブを設け
    た請求項1に記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記スリットの外側周辺に細かいエンボ
    スを設けた請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記スリットの両端から舌片による引裂
    き方向に延びる二条のリブをほぼ平行に設けた請求項
    1、2、3のいずれかに記載の包装容器。
JP6088738A 1994-04-26 1994-04-26 包装容器 Pending JPH07291282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6088738A JPH07291282A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6088738A JPH07291282A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 包装容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07291282A true JPH07291282A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13951269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6088738A Pending JPH07291282A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 包装容器

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JP (1) JPH07291282A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615