JPH07291136A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JPH07291136A
JPH07291136A JP6086854A JP8685494A JPH07291136A JP H07291136 A JPH07291136 A JP H07291136A JP 6086854 A JP6086854 A JP 6086854A JP 8685494 A JP8685494 A JP 8685494A JP H07291136 A JPH07291136 A JP H07291136A
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horn
plate
steering wheel
pad
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Kazuyuki Inomata
和幸 猪股
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイール本体にパッド体を組み
付ける作業の作業性を向上する。ホーンスイッチの操作
性を向上する。 【構成】 ステアリングホイール本体1に、両側一対の
ホーンプレート21を弾性的に進退自在に取り付け、ホー
ンスイッチ機構を構成する。ホーンプレート21に形成し
た支持片25に、パッド体5のベースプレート55に形成し
た取付片63をボルト72にて締め付け固定する。パッド体
5を押圧すると、ホーンプレート21の前後の端部に設け
た可動接点26と、ステアリングホイール本体1側に設け
た固定接点とが接触してホーンが鳴る。ホーンプレート
21の各可動接点26の近傍に、プレート側係合部28,29を
形成する。パッド体5のベースプレート55に、これらプ
レート側係合部28,29に係合するパッド側係合部67,68
を形成する。 【効果】 パッド体5を仮保持できる。ボルト72を締め
付けてもパッド体5が傾かない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
本体にホーンプレートを介してパッド体を取り付けたス
テアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平3−118852
号公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。この構成では、ステアリングホイール本体のボス部
に左右一対のホーンプレートが進退自在に取り付けら
れ、これらのホーンプレートを介して、エアバッグ装置
を備えたパッド体が取り付けられている。そして、各ホ
ーンプレートには、ボスプレートに設けた固定接点に接
離する前後一対の可動接点が設けられており、前後一対
のスプリング体により付勢されて、これら固定接点と可
動接点との間隔が保持されている。また、各ホーンプレ
ートの長手方向の中央部からは、それぞれ上側に向かっ
て支持片が折曲して形成され、これら支持片にナットが
固着されているとともに、係合部が切り欠き形成されて
いる。そして、パッド体からは、下方に向かって左右一
対の取付片が突設され、ホーンプレートの支持片のナッ
トに連通する通孔と、この支持片の係合部に係合する係
合部とが形成されている。そして、このステアリングホ
イールでは、パッド体の各取付片をホーンプレートの支
持片の外側に嵌合し、取付片の係合部と支持片の係合部
とを互いに係合した状態で、それぞれ支持片の通孔に外
側から挿入されるボルトをホーンプレートの支持片のナ
ットに螺合して締め付けることにより、ボスプレート上
にパッド体が固定されている。そこで、このステアリン
グホイールでは、パッド体を下方に押圧すると、このパ
ッド体を介してホーンプレートが下方に押動され、可動
接点が固定接点に接触して、ホーンスイッチが閉成され
るようになっている。
【0003】そして、このステアリングホイールでは、
2本のボルトによりパッド体が固定されるため、取り付
け作業の工数を少なくでき、製造コストを低減すること
ができるとともに、ホーンプレートの支持片の係合部と
パッド体の取付片の係合部とが係合しているため、ボル
トを螺合する際の締め付け力によりパッド体が傾くこと
が抑制され、ステアリングホイールの外観を向上できる
とともに、ホーンストロークを一定にすることができる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、互いにボルトにより固定されるホーンプ
レートの支持片とパッド体の取付片とに係合部が設けら
れているため、ボルトを螺合する際の締め付け力に抗し
てパッド体の傾きを抑制するためには、各部品のばらつ
きを抑えて成形精度を高める必要があり、製造コストが
上昇するとの問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ステアリングホイール本体にホーンプレートを介
してパッド体を取り付けた構成において、ホーンスイッ
チの操作性が良好であるとともに、製造の際の組立て性
が良好なステアリングホイールを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、ステアリングホイール本体と、このス
テアリングホイール本体に弾性的に進退可能に支持され
た一対のホーンプレートと、これらのホーンプレートに
取り付けられたパッド体とを備え、このパッド体を押圧
することにより、前記ホーンプレートに設けられた可動
接点と前記ステアリングホイール本体側に設けられた固
定接点とが接触するホーンスイッチ機構が構成されたス
テアリングホイールであって、前記各ホーンプレートに
は、プレート側固定部を設けた支持部と、この支持部と
端部との中央部よりも端部側に位置して設けられたプレ
ート側係合部とが形成され、前記パッド体には、前記プ
レート側固定部にボルトを用いて締め付け固定されるパ
ッド側固定部を設けた取付部と、前記プレート側係合部
に係合されるパッド側係合部とが形成されたものであ
る。
【0007】請求項2記載のステアリングホイールは、
ステアリングホイール本体と、このステアリングホイー
ル本体に弾性的に進退可能に支持された一対のホーンプ
レートと、これらのホーンプレートに取り付けられたパ
ッド体とを備え、このパッド体を押圧することにより、
前記ホーンプレートに設けられた可動接点と前記ステア
リングホイール本体側に設けられた固定接点とが接触す
るホーンスイッチ機構が構成されたステアリングホイー
ルであって、前記各ホーンプレートには、プレート側固
定部を設けた支持部と、この支持部と前記可動接点との
中央部よりもこの可動接点側に設けられたプレート側係
合部とが形成され、前記パッド体には、前記プレート側
固定部にボルトを用いて締め付け固定されるパッド側固
定部を設けた取付部と、前記プレート側係合部に係合さ
れるパッド側係合部とが形成されたものである。
【0008】請求項3記載のステアリングホイールは、
請求項1または2記載のステアリングホイールにおい
て、プレート側係合部とパッド側係合部との係合により
パッド体が位置決めして保持されるものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のステアリングホイールでは、ス
テアリングホイール本体に弾性的に進退可能に支持され
た両側一対のホーンプレートにパッド体が取り付けられ
ており、このパッド体を押圧することにより、ホーンプ
レートに設けられた可動接点とステアリングホイール本
体側に設けられた固定接点とが接触してホーンスイッチ
機構のホーンスイッチが閉成される。そして、パッド体
は、各取付部に設けたパッド側固定部が、各ホーンプレ
ートの支持部に設けたプレート側固定部にボルトを用い
て締め付け固定されるので、2本のボルトによりパッド
体の支持が可能になる。また、ホーンプレートには、支
持部と端部との中央部よりも端部側に位置してプレート
側係合部が設けられ、このプレート側係合部にパッド体
のパッド側係合部が係合するので、パッド体がホーンプ
レートに安定して支持され、ボルトを締め付ける力が加
わっても、パッド体がホーンプレートに傾斜して取り付
けられることがない。
【0010】請求項2記載のステアリングホイールで
は、ステアリングホイール本体に弾性的に進退可能に支
持された両側一対のホーンプレートにパッド体が取り付
けられており、このパッド体を押圧することにより、ホ
ーンプレートに設けられた可動接点とステアリングホイ
ール本体側に設けられた固定接点とが接触してホーンス
イッチ機構のホーンスイッチが閉成される。そして、パ
ッド体は、各取付部に設けたパッド側固定部が、各ホー
ンプレートの支持部に設けたプレート側固定部にボルト
を用いて締め付け固定されるので、2本のボルトにより
パッド体の支持が可能になる。また、ホーンプレートに
は、支持部と可動接点との中央部よりもこの可動接点側
に設けられたプレート側係合部が形成され、このプレー
ト側係合部にパッド体に設けたパッド側係合部が係合す
るので、ホーンプレートの可動接点とパッド体との位置
関係が容易かつ正確に設定され、ボルトを締め付ける力
が加わっても、パッド体がホーンプレートに傾斜して取
り付けられることがない。
【0011】請求項3記載のステアリングホイールで
は、請求項1または2記載の作用に加え、プレート側係
合部とパッド側係合部との係合によりパッド体が位置決
めして保持されるので、パッド側固定部とプレート側固
定部とをボルトにより固定する際に、パッド体を手など
により押さえておく必要がない。
【0012】
【実施例】以下、本発明のステアリングホイールの一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0013】図5において、1はステアリングホイール
本体で、このステアリングホイール本体1は、円環状の
リム部2と、このリム部2の内側に位置するボス部3
と、これらのリム部2とボス部3とを連結する複数のス
ポーク部4とを有している。そして、このボス部3の上
部(乗員側)には、図示しないエアバッグ装置あるいは
衝撃吸収体を内蔵したパッド体5が取付けられている。
【0014】また、図4に示すように、ステアリングホ
イール本体1のボス部3の下部には、略円筒状で金属製
のボス6が設けられ、このボス6が、図示しない自動車
のステアリングシャフトに嵌着して固定されるようにな
っている。また、このボス6の上部には、ボスプレート
7が溶接などによって固着され、このボスプレート7に
スポーク部4の芯金4aが一体あるいは別体をなして接続
されている。
【0015】そして、このボスプレート7の四隅近傍に
位置して、ホーンスイッチ取付部8が一体または別体を
なして設けられている。また、図3に示すように、この
ホーンスイッチ取付部8には、上側に開口したねじ孔11
を形成した取付座部12が形成されているとともに、この
取付座部12に隣接して、固定接点取付部14が上側に向か
って突設され、この固定接点取付部14の上面部に、導電
性を有する固定接点15が埋込などして固定されている。
【0016】また、これらのホーンスイッチ取付部8の
上側に位置して、左右一対のホーンプレート21が上下方
向に弾性的に進退自在に取り付けられ、左右一対のホー
ンスイッチ機構22が構成されている。
【0017】そして、このホーンプレート21は、図1な
いし図4に示すように、前後方向を長手方向とする基板
部24と、この基板部24の外側の長手方向の中央部から下
方に折曲された支持部としての支持片25となどが金属板
を打ち抜き折曲などして一体に形成されている。また、
基板部24の長手方向の前後の端部近傍には、それぞれ導
電性を有する可動接点26が固着され、ホーンプレート21
に電気的に接続されている。そして、これらの可動接点
26とステアリングホイール本体1の固定接点15とが接離
され、ホーンスイッチが形成されている。
【0018】そして、前側の可動接点26の近傍に位置し
て、平板状をなす前部プレート側係合部28が基板部24か
ら外側に向かって一体に突設され、後側の可動接点26の
近傍に位置して、断面略L字状をなす後部プレート側係
合部29が基板部24から外側に向かって一体に突設されて
いる。また、基板部24の内側部に沿って、上側に向かう
内側補強板部31が一体に折曲形成されているとともに、
基板部24の外側部に沿って、下側に向かう外側補強板部
32が一体に折曲形成されている。さらに、この基板部24
の前後の端部近傍には、それぞれ下側に向かうフランジ
部33a を有した取付孔33が形成されているとともに、各
取付孔33に対をなして位置決め孔34が形成されている。
【0019】また、図3および図4に示すように、各ホ
ーンプレート21の基板部24の前後の端部近傍の上面に
は、絶縁性の合成樹脂などにて一体に形成された上部絶
縁体36がそれぞれ装着されている。そして、この上部絶
縁体36には、可動接点26の上側を覆う位置に、略円筒状
をなす当接部37が上側に向かって所定寸法だけ突設され
ている。さらに、この上部絶縁体36には、基板部24の取
付孔33に嵌合する筒状部38が形成されているとともに、
基板部24の位置決め孔34に嵌合する位置決め突部39が形
成されており、これらの筒状部38と位置決め突部39とに
より、上部絶縁体36がホーンプレート21に位置決めして
装着されている。
【0020】さらに、各ホーンプレート21の基板部24の
前後の端部近傍の下面には、絶縁性の合成樹脂などにて
一体に形成された下部絶縁体41がそれぞれ装着されてい
る。そして、この下部絶縁体41には、上部絶縁体36の筒
状部38に嵌合する嵌合孔42と、上部絶縁体36の位置決め
突部39に嵌合する位置決め受部43とが形成され、これら
の嵌合によりホーンプレート21に位置決めして装着され
ている。
【0021】そして、各ホーンプレート21は、上部絶縁
体36の筒状部38に嵌合するコイル状のスプリング体44に
より上側に向かって付勢されているとともに、この筒状
部38を挿通するねじ部材46により下方に向かって係止さ
れている。すなわち、ねじ部材46は、ねじ溝が形成され
たねじ部46a と、このねじ部46a より径寸法の大きい頭
部46b との間に、これらのねじ部46a と頭部46b との間
の径寸法を有する円柱状の軸部46c が形成されている。
そして、このねじ部材46の軸部46c を上部絶縁体36の筒
状部38に上側から摺動自在に挿通させ、ねじ部46a をホ
ーンスイッチ取付部8の取付座部12のねじ孔11に螺合し
て固定した状態で、このねじ部材46の軸部46c によりホ
ーンプレート21が上下動自在に案内され、スプリング体
44により上側に向かって付勢されるとともに、ねじ部材
46の頭部46b が上部絶縁体36の上面に接離可能に当接し
て係止し、ホーンプレート21の高さ位置を規制して、可
動接点26と固定接点15との通常時の離間寸法を一定にす
るようになっている。なお、これらのスプリング体44と
ねじ部材46とは、上部絶縁体36および下部絶縁体41によ
り、ホーンプレート21と絶縁されている。また、取付座
部12の上面には、下部プレート48が取り付けられ、この
下部プレート48の上面に、スプリング体44の下端部と、
ねじ部材46の軸部46c の下端部とが当接するようになっ
ている。
【0022】また、図1に示すように、各ホーンプレー
ト21の支持片25には、略六角形状の固着孔51が形成さ
れ、この固着孔51に、プレート側固定部としてのナット
52が圧入あるいは溶接などして固定されている。そし
て、このナット52は、内周面にねじ溝を形成した略円筒
状をなし、支持片25の内側に突出した状態で固定されて
いる。
【0023】一方、パッド体5は、図1ないし図5に示
すように、平面略矩形状をなすベースプレート55を有し
ている。そして、このベースプレート55は鋼板などの金
属板をプレス加工などして略箱状に形成され、このベー
スプレート55の中央部に形成した円孔56に、図示しない
インフレータ(ガス発生器)が固定されるとともに、ベ
ースプレート55の上面には、このインフレータを覆うよ
うにして、図示しない折り畳まれたエアバッグが取り付
けられている。また、このベースプレート55の周縁部か
らは、下方に向かって周壁部57が折曲形成されており、
この周壁部57に、ベースプレート55およびエアバッグな
どを覆うカバー体58の取付壁部59がリベットなどにより
固定されて、エアバッグモジュールが構成されている。
【0024】そして、このパッド体5は、自動車の衝突
の際の衝撃により、インフレータがガスを噴射し、この
ガスによりエアバッグを急激に膨張させて、カバー体58
を所定のティアライン(破断線)にて破断させ、エアバ
ッグを乗員の前側に展開させて、乗員を衝撃から保護す
るようになっている。
【0025】また、このベースプレート55の四隅の角部
は、下方に向かって凹設され、各上部絶縁体36の当接部
37に対向する押動部61が形成されている。
【0026】さらに、図1および図2に示すように、こ
のベースプレート55の左右両側の周壁部57の略中央部か
らは、それぞれ下方に向かって取付部としての取付片63
が一体に延設されており、これらの取付片63がホーンプ
レート21の支持片25の外側に嵌合するようになってい
る。そして、これらの取付片63の下端部近傍に円孔状を
なすパッド側固定部としての取付孔64が開口形成されて
おり、これらの取付孔64が、支持片25に固定したナット
52のねじ孔に連通するようになっている。
【0027】また、このベースプレート55の左右両側の
周壁部57の前後側の端部近傍からは、それぞれ下方に向
かって断面略L字状をなす支持片部65,66が延設されて
いるとともに、これらの支持片部65,66に連続して、前
後のパッド側係合部67,68が一体に形成されている。そ
して、各パッド側係合部67,68は、後側に向かって開口
した係止溝70を有し、側面視略コの字状に形成されてい
る。
【0028】そして、このパッド体5をステアリングホ
イール本体1に組み付ける際には、パッド体5を所定の
取付位置よりも若干前側にずらしてステアリングホイー
ル本体1のボス部3に押し込み、次いで、このパッド体
5を後側にスライドさせる。すると、パッド体5のベー
スプレート55の前後左右のパッド側係合部67,68が、そ
れぞれ左右のホーンプレート21の前後のプレート側係合
部28,29に係合し、ベースプレート55とホーンプレート
21との高さ位置、左右位置、および前後位置などの位置
関係が正確に設定される。すなわち、これらのホーンプ
レート21のナット52とベースプレート55の取付片63の取
付孔64とが位置合わせされるとともに、ホーンプレート
21の各上部絶縁体36に形成した当接部37とベースプレー
ト55に形成した押動部61とが当接した状態で、パッド体
5が位置決めして仮保持される。
【0029】この状態で、パッド体5の両外側方から、
ベースプレート55の取付片63の取付孔64にそれぞれボル
ト72のねじ部73を挿入し、このねじ部73をホーンプレー
ト21の支持片25に固定したナット52に螺合して締め付け
る。すると、ボルト72の拡径部74と、支持片25との間に
ベースプレート55の取付片63が挾持して締め付けられ、
ステアリングホイール本体1にパッド体5が強固に固定
されるようになっている。
【0030】そして、この状態で、パッド体5を下方に
押動することにより、パッド体5の全体が下降し、この
パッド体5のベースプレート55の取付片63がボルト72を
介してホーンプレート21の支持片25を押動するととも
に、ベースプレート55に形成した押動部61がホーンプレ
ート21の各上部絶縁体36に形成した当接部37を押動する
ことにより、ホーンプレート21がスプリング体44の付勢
力に抗して下方に押し下げられ、このホーンプレート21
に形成した可動接点26とボスプレート7に設けた固定接
点15とが接触して、ホーンスイッチが閉成され、図示し
ないホーン機構が作動するようになっている。
【0031】このように、本実施例のステアリングホイ
ールによれば、パッド体5は、各取付片63に設けた取付
孔64を挿通するボルト72を各ホーンプレート21の支持片
25に設けたナット52に螺合して締め付け固定されるた
め、左右2本のボルト72によりパッド体5を支持でき、
製造の際の組立て性を良好にすることができる。
【0032】また、パッド体5には、各取付片63から離
間した位置にパッド側係合部67,68が設けられ、これら
のパッド側係合部67,68が、ホーンプレート21の支持片
25から離間した位置で、かつ、可動接点26の近傍に設け
られたプレート側係合部28,29にそれぞれ係合されるた
め、パッド体5をホーンプレート21に正確な位置に安定
して支持することができる。そこで、ボルト72を締め付
ける力(トルク)が加わっても、このパッド体5がホー
ンプレート21に傾斜して取り付けられることがなく、ス
テアリングホイール本体1の外観を良好にできるととも
に、ホーンプレート21の可動接点26とパッド体5の押動
部61などとの位置関係を容易かつ正確に設定でき、ホー
ンストロークを一定にしてホーンスイッチの操作性を良
好にすることができる。
【0033】そして、これらのパッド側係合部67,68と
プレート側係合部28,29との係合により、パッド体5を
正確な位置に保持できるため、パッド体5とステアリン
グホイール本体1の位置合わせを容易にでき、ボルト72
を螺合する作業などを容易にして、作業性を向上するこ
とができる。
【0034】特に、エアバッグ装置を収納したパッド体
5を車輌に対して約25度傾斜して設けられたステアリ
ングホイール本体1に対して、さらに、可動状態にセッ
トされたホーンプレート21に正確に位置合わせするため
には、従来は、パッド体5の傾斜によるずれおよびホー
ンプレート21の可動による位置ずれを阻止するために、
このパッド体5を手などにより強い力で押し付けながら
ボルト72を螺合する必要があったが、本実施例では、パ
ッド側係合部67,68とプレート側係合部28,29との係合
により、パッド体5の高さ位置が規制されるため、両手
によりボルト72を螺合する作業などが可能になり、組み
付け作業の作業性を向上することができる。
【0035】なお、上記の実施例では、各プレート側係
合部28,29および各パッド側係合部67,68は、それぞれ
ホーンプレート21およびベースプレート55に一体に形成
したが、例えば、図6および図7に示すように、ベース
プレート55とは別体の部品である係合体76,77を用いて
パッド側係合部を構成することもできる。そして、本実
施例の係合体76,77は、板ばね材などを折曲してなり、
上端部がリベット78によりベースプレート55の周壁部57
に固定されているとともに、下端部に略くの字状に屈曲
された係合部79が形成されている。また、前後に位置す
る係合体76,77は、互いに係合部79が相対向して形成さ
れている。そこで、この実施例では、パッド体5をステ
アリングホイール本体1のボス部3の所定の取付位置に
上側から押し込むと、各係合体76,77の係合部79がそれ
ぞれ各プレート側係合部28,29に当接した時点で、これ
らの係合体76,77が互いに離間する方向に弾性変形し、
これらの係合体76,77が各プレート側係合部28,29を通
過した状態で、これらの係合体76,77が内側に復帰変形
して、各係合部79がプレート側係合部28,29に弾性的に
係合して、パッド体5を正確な位置に容易に保持するこ
とができる。
【0036】また、上記の各実施例では、ホーンプレー
ト21の支持片25は基板部24から下方に向かって屈曲した
が、上側に向かって屈曲することもできる。そして、上
記の各実施例では、ホーンプレート21の支持片25にナッ
ト52を固着し、ベースプレート55の取付片63には取付孔
64を形成したが、例えば、支持片25に取付孔を形成し、
取付片63にナットを固着することもできる。
【0037】さらに、上記の実施例では、パッド体5に
エアバッグ装置を内蔵した構造について説明したが、衝
撃吸収体を内蔵したパッド体など、エアバッグ装置を備
えないステアリングホイールに適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、パッド体は、各取付部に設けたパッド側固定部
が、各ホーンプレートの支持部に設けたプレート側固定
部にボルトを用いて締め付け固定されるため、2本のボ
ルトによりパッド体を支持でき、製造の際の組立て性を
良好にできる。また、ホーンプレートには、支持部と端
部との中央部よりも端部側に位置してプレート側係合部
が設けられ、このプレート側係合部にパッド体のパッド
側係合部が係合するため、パッド体がホーンプレートに
安定して支持できる。そこで、ボルトを締め付ける力が
加わっても、パッド体がホーンプレートに傾斜して取り
付けられることがなく、ステアリングホイール本体の外
観を良好にできるとともに、ホーンストロークを一定に
してホーンスイッチの操作性を良好にできる。
【0039】請求項2記載のステアリングホイールによ
れば、パッド体は、各取付部に設けたパッド側固定部
が、各ホーンプレートの支持部に設けたプレート側固定
部にボルトを用いて締め付け固定されるため、2本のボ
ルトによりパッド体を支持でき、製造の際の組立て性を
良好にできる。また、ホーンプレートには、支持部と可
動接点との中央部よりもこの可動接点側に設けられたプ
レート側係合部が形成され、このプレート側係合部にパ
ッド体に設けたパッド側係合部が係合するので、ホーン
プレートの可動接点とパッド体との位置関係が容易かつ
正確に設定でき、ボルトを締め付ける力が加わっても、
パッド体がホーンプレートに傾斜して取り付けられるこ
とがなく、ステアリングホイール本体の外観を良好にで
きるとともに、ホーンストロークを一定にしてホーンス
イッチの操作性を良好にできる。
【0040】請求項3記載のステアリングホイールで
は、請求項1または2記載の効果に加え、プレート側係
合部とパッド側係合部との係合によりパッド体が位置決
めして保持されるため、パッド側固定部とプレート側固
定部とをボルトにより固定する際に、パッド体を手など
により押さえておく必要がない。そこで、これらのパッ
ド体とステアリングホイール本体との組み付け作業を容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すステアリングホイール
のホーンプレートおよびベースプレートの分解状態の斜
視図である。
【図2】同上ステアリングホイールのホーンプレートお
よびベースプレートの組み付け状態の斜視図である。
【図3】同上ステアリングホイールの一部の断面図であ
る。
【図4】同上ステアリングホイールのパッド体を外した
状態の平面図である。
【図5】同上ステアリングホイールの平面図である。
【図6】本発明のステアリングホイールの他の実施例を
示すホーンプレートおよびベースプレートの組み付け状
態の斜視図である。
【図7】同上ステアリングホイールの一部の分解状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール本体 5 パッド体 15 固定接点 21 ホーンプレート 22 ホーンスイッチ機構 25 支持部としての支持片 26 可動接点 28,29 プレート側係合部 52 プレート側固定部としてのナット 63 取付部としての取付片 64 パッド側固定部としての取付孔 67 パッド側係合部 72 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、このステ
    アリングホイール本体に弾性的に進退可能に支持された
    一対のホーンプレートと、これらのホーンプレートに取
    り付けられたパッド体とを備え、このパッド体を押圧す
    ることにより、前記ホーンプレートに設けられた可動接
    点と前記ステアリングホイール本体側に設けられた固定
    接点とが接触するホーンスイッチ機構が構成されたステ
    アリングホイールであって、 前記各ホーンプレートには、プレート側固定部を設けた
    支持部と、この支持部と端部との中央部よりも端部側に
    位置して設けられたプレート側係合部とが形成され、 前記パッド体には、前記プレート側固定部にボルトを用
    いて締め付け固定されるパッド側固定部を設けた取付部
    と、前記プレート側係合部に係合されるパッド側係合部
    とが形成されたことを特徴とするステアリングホイー
    ル。
  2. 【請求項2】 ステアリングホイール本体と、このステ
    アリングホイール本体に弾性的に進退可能に支持された
    一対のホーンプレートと、これらのホーンプレートに取
    り付けられたパッド体とを備え、このパッド体を押圧す
    ることにより、前記ホーンプレートに設けられた可動接
    点と前記ステアリングホイール本体側に設けられた固定
    接点とが接触するホーンスイッチ機構が構成されたステ
    アリングホイールであって、 前記各ホーンプレートには、プレート側固定部を設けた
    支持部と、この支持部と前記可動接点との中央部よりも
    この可動接点側に設けられたプレート側係合部とが形成
    され、 前記パッド体には、前記プレート側固定部にボルトを用
    いて締め付け固定されるパッド側固定部を設けた取付部
    と、前記プレート側係合部に係合されるパッド側係合部
    とが形成されたことを特徴とするステアリングホイー
    ル。
  3. 【請求項3】 プレート側係合部とパッド側係合部との
    係合によりパッド体が位置決めして保持されることを特
    徴とする請求項1または2記載のステアリングホイー
    ル。
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