JPH07291089A - エアバッグ制御装置 - Google Patents

エアバッグ制御装置

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JPH07291089A
JPH07291089A JP6113482A JP11348294A JPH07291089A JP H07291089 A JPH07291089 A JP H07291089A JP 6113482 A JP6113482 A JP 6113482A JP 11348294 A JP11348294 A JP 11348294A JP H07291089 A JPH07291089 A JP H07291089A
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JP
Japan
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deceleration
collision
value
case
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP6113482A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Takahashi
利典 高橋
Jun Ito
潤 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速斜衝突と低速衝突とを区別して検出できる
ようにすること。 【構成】減速度の時間積分である第1速度変化値を演算
し(102) 、減速度の時間変化量ΔGが正の場合に、減速
度時間変化量ΔGを積分して修正減速度Mを求める(114
-118) 。そして、修正減速度Mが第2所定値aを越え、
第1速度変化値V1が第1所定値bを越えた場合に(120
-126) 、インフレータを起動する(128) 。修正減速度M
の大きさにより高速斜衝突と低速衝突とを判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員を衝突から保護す
るためのエアバッグ制御装置において、適正なタイミン
グで起動させるようにした装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、エアバッグ装置の起動タイミング
は、衝突時の車両の減速度の所定の閾値に対する偏差を
積分して得られる速度変化値が所定値以上となった時と
している。この方法は、減速度に一種の不感帯を設けた
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
では、高速の斜め衝突の場合には減速度の波形が振動波
形となるため、減速度の所定の閾値に対する偏差の時間
積分値だけでは、斜衝突の検出が難しく、斜衝突を検出
するには加速度センサの配置位置を工夫したり、斜衝突
を検出するための加速度センサを余分に配置する必要が
ある。
【0004】この結果、エアバッグの製造コストが高く
なり、又、複数の加速度センサを配設することから、組
付が困難となるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、加速度センサにより車両の減速度を検
出し、その減速度を積分した速度変化値と予め設定され
た所定の閾値とを比較し、速度変化値が所定の閾値に達
した時に、ガスを噴出するインフレータを作動させて、
それらのインフレータからのガスによりエアバッグを膨
張させるエアバッグ制御装置において、減速度の時間積
分である速度変化値を演算する速度変化値演算手段と、
減速度の時間微分において所定値以下の領域を0とした
変化特性の時間積分である修正減速度を演算する修正減
速度演算手段と、速度変化値が第1所定値以上となり、
修正減速度が第2所定値以上となった時に、インフレー
タを起動する起動手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】又、望ましくは、修正減速度演算手段は、
減速度の閾値に対する偏差の時間積分値が正の期間にお
いてのみ演算を実行するものである。
【0007】
【作用及び発明の効果】高速斜衝突の場合には、図6の
(a)に示すように、減速度は初期の期間において振動
波形となる。一方、高速衝突時の減速度は図4の
(a)、低速衝突時の減速度は図5の(a)となる。よ
って、高速斜衝突時における減速度の積分値である速度
変化値の増加率は小さくなり、高速斜衝突を検出するた
めには、衝突検出のための第1所定値を下げる必要があ
る。この第1所定値を下げることで、低速衝突時におい
ても、速度変化値は第1所定値を越える。
【0008】そこで、減速度の微分特性において、所定
値以下の部分を0とした特性の時間積分によって得られ
る修正減速度Mを導入する。すると、修正減速度Mの特
性は、高速衝突の場合が図4の(c)、高速斜衝突の場
合が図6の(c)、低速衝突の場合が図5の(c)に示
す特性となる。図から明らかなように、低速衝突の場合
には、修正減速度Mは第2所定値aを越えない。
【0009】よって、減速度が第1所定値bを越える第
1条件と、修正減速度Mが第2所定値aを越える第2条
件とを、同時に満たした時に、初めてエアバッグを起動
することで、衝突モードに対応したエアバッグの起動が
可能となる。又、加速度センサの出力する信号の処理に
よって上記のことを達成しているため、製造コストが安
価になり、且つ、組付けが容易となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。第1実施例 制御装置9は、図1に示すように、加速度センサ15の
検出する加速度信号を入力して、衝突判定演算を実行し
た後、衝突と判定された場合には、インフレータを起動
する信号をインフレータの点火装置4に、それぞれ、直
列接続されたトランジスタ31に出力する。このトラン
ジスタ31がオンすることにより、点火装置4に通電さ
れてインフレータが作動する。
【0011】制御装置9の詳細は、図2に示すように、
CPU91と制御プログラム及び衝突判定プログラムを
記憶したROM92と外部から書き込み可能なEEPR
OM93と各種データ等を記憶するRAM94とA/D
変換器95及びIF(インタフェース)96とから成
る。RAM94には加速度センサ15からの減速度信号
に基づく車両の物理的な変移量に対応しインフレータの
点火を判定するための閾値を記憶する閾値メモリ領域9
41が形成されている。即ち、速度変化値に対する第1
所定値、修正減速度に対する第2所定値が記憶されてい
る。加速度センサ15からの減速度信号はIF96及び
A/D変換器95を介してCPU91に入力されてい
る。
【0012】次に、本実施例装置で使用されている制御
装置9内のCPU91の処理手順を図3のフローチャー
トに基づき説明する。図3のプログラムはCPU91の
処理するメインプログラムであり、ステップ100にお
いて、加速度センサ15から減速度Gが読み込まれる。
尚、減速度Gは負の加速度の向きを正にとった値とす
る。ステップ102では、減速度Gの閾値1g(gは重
力加速度)に対する偏差の積分である第1速度変化値V
1が演算される。即ち、減速度Gと閾値1gとの差の時
間周期k倍の累積値が演算される。この第1速度変化値
V1は、減速度Gの原点を1gだけ正方向にオフセット
した特性の時間積分を意味する。即ち、1g以下は不感
帯としている。
【0013】次に、ステップ104において、減速度G
の閾値6gに対する偏差の積分である第2速度変化値V
2が演算される。即ち、減速度Gと閾値6gとの差の時
間周期k倍の累積値が演算される。この第2速度変化値
V2は、減速度Gの原点を6gだけ正方向にオフセット
した特性の時間積分を意味する。
【0014】次に、ステップ106において、第1速度
変化値V1が0以下であれば、ステップ108で初期値
の0に設定する。即ち、衝突状態でない場合には、(G
−1)は負値となり、いづれ速度演算値Vは負となる。
よって、通常状態でこの負値が増加しないように、第1
速度変化値V1を初期値0に拘束して以降の計算は行わ
れない。
【0015】次に、ステップ110、112において、
第2速度変化値V2に関して、通常状態で、第2速度変
化値V2の負値が増加しないように、第2速度変化値V
2を初期値0に拘束する。
【0016】次に、ステップ114において、減速度の
時間変化量ΔGが演算される。次に、ステップ116に
おいて、この減速度時間変化量ΔGが正で且つ第2速度
変化値V1が正か否かが判定される。判定結果がYes の
場合にのみ、ステップ118において、減速度時間変化
量ΔGの積分値M、即ち、減速度時間変化量ΔGを定数
S倍した値の加算値が演算される。この積分値Mは減速
度の次元を有しているので、この積分値Mを修正減速度
と定義する。
【0017】次に、ステップ120において、修正減速
度Mが第2所定値a以上か否かが判定され、判定結果が
Yes の場合には、第2条件が成立と判定して、ステップ
122において、フラグFが1に設定される。又、結果
がNoの場合には、インフレータの起動タイミングでない
と判定し、ステップ124に移行する。次に、ステップ
124において、第1速度変化値V2が第1所定値b以
上に達したか否かが判定され、結果がNoであれば、起動
タイミングでないと判定し、ステップ100に戻り、次
の制御周期での上述した衝突判定の処理が実行される。
【0018】一方、ステップ124において、第2速度
変化値V2が第1所定値b以上であると判定されると、
第1条件が成立したと判定され、ステップ126に移行
する。ステップ126では、フラグFが1に設定されて
いるか否か、即ち、第2条件が成立しているか否かが判
定され、第2条件が成立していると判定されると、ステ
ップ128に移行してインフレータを起動するための信
号がトランジスタ31に出力され、エアバッグは作動す
る。
【0019】上記の処理手順による作用は次のようにな
る。高速衝突、低速衝突、高速斜衝突の場合には、第1
速度変化値V2は、それぞれ、図4の(b)、図5の
(b)、図6の(b)に示すように増加し、いずれも、
第1所定値bを越える。一方、修正減速度Mは、高速衝
突、低速衝突、高速斜衝突の場合に、それぞれ、図4の
(c)、図5の(c)、図6の(c)に示すように増加
する。この場合、高速斜衝突の場合には、図6の(a)
に示すように、減速度Gが振動するために、修正減速度
Mの増加率は非常に大きい。一方、低速衝突の場合に
は、図5の(c)に示すように、修正減速度Mの増加率
は小さい。この結果、修正減速度Mは、高速斜衝突、高
速衝突の場合にのみ第2所定値aを越え、低速衝突の場
合には第2所定値aを越えることができない。
【0020】従って、高速斜衝突及び高速衝突の場合
に、エアバッグを起動し、低速衝突の場合はエアバッグ
を起動しないようにすることができる。
【0021】尚、上記実施例において、ステップ100
は減速度読取手段、ステップ102は速度変化値演算手
段を構成する第1速度変化値演算手段、ステップ104
は第2速度変化値演算手段、ステップ114〜118は
修正減速度演算手段、ステップ120は第1起動条件判
定手段、ステップ124は第2起動条件判定手段、ステ
ップ128はインフレータ起動手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係るエアバッグ制
御装置の全体の構成を示したブロック図。
【図2】制御装置の具体的な構成を示した示したブロッ
ク図。
【図3】実施例装置におけるCPUの処理手順を示した
フローチャート。
【図4】高速衝突の場合の減速度、第1速度変化値、第
2速度変化値、修正減速度の変化特性を示した特性図。
【図5】低速衝突の場合の減速度、第1速度変化値、第
2速度変化値、修正減速度の変化特性を示した特性図。
【図6】高速斜衝突の場合の減速度、第1速度変化値、
第2速度変化値、修正減速度の変化特性を示した特性
図。
【符号の説明】 15…加速度センサ 19…制御装置 31…トランジスタ 4…インフレータの点火装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加速度センサにより車両の減速度を検出
    し、その減速度を積分した速度変化値と予め設定された
    所定の閾値とを比較し、前記速度変化値が前記所定の閾
    値に達した時に、ガスを噴出するインフレータを作動さ
    せて、それらのインフレータからのガスによりエアバッ
    グを膨張させるエアバッグ制御装置において、 前記減速度の時間積分である速度変化値を演算する速度
    変化値演算手段と、 前記減速度の時間微分において所定値以下の領域を0と
    した変化特性の時間積分である修正減速度を演算する修
    正減速度演算手段と、 前記速度変化値が第1所定値以上となり、前記修正減速
    度が第2所定値以上となった時に、前記インフレータを
    起動する起動手段と、 を設けたことを特徴とするエアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】前記修正減速度演算手段は、前記減速度の
    閾値に対する偏差の時間積分値が正の期間においてのみ
    演算を実行することを特徴とする請求項1に記載のエア
    バッグ制御装置。
JP6113482A 1994-04-28 1994-04-28 エアバッグ制御装置 Pending JPH07291089A (ja)

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